JP5554266B2 - 受け止め装置および受け止め具 - Google Patents
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Description
受け止め具は、掛け止め体に装着された状態で、掛け止め体から突出して配置される載置片と掛け止め体に面対向して配置される支持片とを備え、垂直方向に屈曲された先端をもつ鉤状からなる一対の掛け止め爪を有して構成されている。
なお、下記の構成において形成される凹部は、有底のいわゆる凹陥部はもちろんのこと、底の無い孔(いわゆる透孔)をも含む概念として用いている。
(3)本発明の受け止め装置は、(2)の構成において、前記凹部として、前記第2掛け止め孔のうち前記第1掛け止め孔側の部分を用いたことを特徴とする。
(6)本発明の受け止め装置は、(5)の構成において、前記凹部は前記支持片に形成された孔であることを特徴とする。
(8)本発明の受け止め装置は、(7)の構成において、前記突起部は、片持ちで支持されていることを特徴とする。
(9)本発明の受け止め装置は、(7)の構成において、前記突起部は、両持ちで支持されていることを特徴とする。
(10)本発明の受け止め装置は、(9)の構成において、前記スリットは前記突起部の両側に一対設けられ、前記一対のスリットの間の領域は、前記突起部の裏面側に形成された凹陥部によって他の領域よりも厚さが薄くなっていることを特徴とする。
(11)本発明の受け止め装置は、(1)、(4)のいずれかの構成において、前記突起部は、前記受け止め具あるいは前記掛け止め体に形成された孔に嵌合される樹脂材からなることを特徴とする。
(12)本発明の受け止め装置は、(11)の構成において、前記樹脂材の突起部側における前記孔の周辺に凹陥部が形成され、前記突出部は、その周辺が前記凹陥部内に位置づけられて該凹陥部から突出して構成されていることを特徴とする。
(13)本発明の受け止め装置は、(1)、(4)のいずれかの構成において、前記第1掛け止め孔および第2掛け止め孔は、前記第1方向と反対側の辺部に一対の切り欠きが形成されることによって、これら切り欠きの間に舌片が設けられていることを特徴とする。
(14)本発明の受け止め装置は、(1)ないし(9)のいずれかの構成において、前記突起部はプレス成形によって形成されていることを特徴とする。
(15)本発明の受け止め装置は、(1)、(4)のいずれかの構成において、前記受け止め具は、その載置片が先端で屈曲された二重構造となっており、前記載置片の先端と反対側の端部に前記第1掛け止め爪が形成され、前記支持片の前記載置片と反対側の端部に前記第2掛け止め爪が形成されていることを特徴とする。
(16)本発明の受け止め装置は、(7)、(8)、(9)、(10)のいずれかの構成において、前記スリットは、舌片のプレスによる膨らみによって、一部に幅の小さい部分を有することを特徴とする。
(18)本発明の受け止め具は、載置片と、この載置片に接続され前記載置片とともに断面がL字状となって配置される支持片と、前記載置片の前記支持片側の端部から延在され前記支持片とほぼ平行になるように屈曲された第1掛け止め爪と、前記支持片の先端から延在され前記第1掛け止め爪とほぼ同方向に屈曲された第2掛け止め爪とを備え、前記支持片は、前記第1掛け止め爪および前記第2掛け止め爪の側の面に凹部が形成されていることを特徴とする。
(19)本発明の受け止め具は、(17)の構成において、前記突起部を弾性変位し易くするためのスリットを設けたことを特徴とする。
(20)本発明の受け止め具は、(19)の構成において、前記突起部は、片持ちで支持されていることを特徴とする。
(21)本発明の受け止め具は、(19)の構成において、前記突起部は、両持ちで支持されていることを特徴とする。
(22)本発明の受け止め具は、(20)の構成において、前記スリットは前記突起部の両側に一対設けられ、前記一対のスリットの間の領域は、前記突起部の裏面側に形成された凹陥部によって他の領域よりも厚さが薄くなっていることを特徴とする。
(23)本発明の受け止め具は、(17)の構成において、前記突起部は、樹脂材からなることを特徴とする。
(24)本発明の受け止め具は、(23)の構成において、前記樹脂材の突起部側における前記孔の周辺に凹陥部が形成され、前記突出部は、その周辺が前記凹陥部内に位置づけられて該凹陥部から突出して構成されていることを特徴とする。
(25)本発明の受け止め具は、(17)、(18)のいずれかの構成において、前記載置片は、その先端で屈曲された二重構造となっていることを特徴とする。
(26)本発明の受け止め具は、(19)、(20)、(21)、(22)のいずれかの構成において、前記スリットは、舌片のプレスによる膨らみによって、一部に幅の小さい部分を有することを特徴とする。
まず、本発明の受け止め装置についての説明に先立って、当該受け止め装置が適用されるたとえば書籍箱について説明する。
図2において、受け止め具20は、載置片21と支持片22とを有し、断面逆“L”字状をなして構成されている(図1(a)参照)。この受け止め具20を前記掛け止め体10に装着させた際には、支持片22は掛け止め体に面対向した状態で垂直に配置され、載置片21は掛け止め体10から突出した状態で水平に配置されるようになっている。
実施態様1に示した受け止め装置は、受け止め具20に設けた突起部25が掛け止め体10に形成された第2掛け止め孔13に係合されるようにして、受け止め具20の掛け止め体10からの脱落を防止した構成としたものである。
実施態様1、実施態様2に示した受け止め装置は、受け止め具20に設けた突起部25が掛け止め体10に形成された凹部(透孔あるいは凹陥部)に係合されるようにして、受け止め具20の掛け止め体10からの脱落を防止した構成としたものである。しかし、受け止め具20に設けた突起部25は、掛け止め体10の面に当接されたままの状態とするのみで、上述のように、掛け止め体10に形成された凹部に係合するように構成しなくてもよい。このようにしても実施態様1、実施態様2と同様の効果が得られるからである。
実施態様1ないし実施態様3に示した受け止め装置は、いずれも、受け止め具20に突起部25を形成した構成としたものである。しかし、これに限定されず、掛け止め体10に上述と同様の機能を有する突起部(図中符号15で示す)を設けるようにしてもよい。このような趣旨から、以下、本発明の受け止め装置の実施態様4の構成について説明する。
実施態様4に示した受け止め装置は、掛け止め体10に設けた突起部15が受け止め具20に形成された凹部(透孔27)に係合されるようにして、受け止め具20の掛け止め体10からの脱落を防止した構成としたものである。しかし、掛け止め体10に設けた突起部15は、受け止め具20の面に当接されたままの状態にするのみで、上述のように、掛け止め体10の凹部(透孔27)に係合するように構成しなくてもよい。このようにしても実施態様4と同様の効果が得られるようになるからである。
上述した各実施態様で示した受け止め具20は、その第1掛け止め爪23、第2掛け止め爪24が、いずれも、支持片22を含む平面(仮想平面)とほぼ平行な面内にあるように構成されたものとなっている。
(実施態様7)
図22(a)、(b)、(c)、(d)、(e)は、本発明の実施態様7を示す受け止め具20の構成図で、図2(a)、(b)、(c)、(d)、(e)に対応づけて描いた図となっている。また、図23は、図22(c)のXXIII−
XXIII線における断面図を示している。
図22(a)、(b)、(c)、(d)、(e)において、図2(a)、(b)、(c)、(d)、(e)の場合と異なる点は、突起部25の周辺にスリット30が形成されていることにある。スリット30は、たとえば載置片21側に開放端を有するU字状をなしている。これにより、スリット30の間には舌片32が形成され、この舌片32の先端に突起部25が位置づけられるようになっている。
このように構成された舌片32は、受け止め具20との接続部である基部を中心に支持片22の表裏方向に弾性をもって揺動変形し得るようになる。このため、受け止め具20の掛け止め体10への係合の際に、受け止め具20の突起部25は、掛け止め体10への押圧を前記弾性によって和らげることができるようになる。これにより、受け止め具20の掛け止め体10への係合を滑らかに行うことができるとともに、受け止め具20と掛け止め体10との当接部において傷(あるいは塗布材の剥がれ)の発生を回避させることができる。
また、図24(a)、(b)、(c)は、受け止め具20の掛け止め体10に対する装着の段階を示す説明図で、図4(a)、(b)、(c)に対応づけて描いた図である。本実施態様における受け止め具20の掛け止め体10に対する装着は、図4(a)、(b)、(c)の場合と異なるところはないが、図24(a)、(b)、(c)の各段階において、図4(a)、(b)、(c)の場合よりも、受け止め具20の突起部25の掛け止め体10への押圧が和らげられるようになっている。
この場合、前記舌片32の長さをスリット30の形状によって任意に設定することにより、受け止め具20の突起部25の掛け止め体10への押圧力を調整することができる効果を奏する。
なお、この実施態様7では、受け止め具20について説明したものである。しかし、掛け止め体10に突起部15を有する場合には、この掛け止め体10にも適用することができることはいうまでもない。
(実施態様8)
図25(a)、(b)、(c)、(d)、(e)は、本発明の実施態様8を示す受け止め具20の構成図で、図2(a)、(b)、(c)、(d)、(e)に対応づけて描いた図となっている。また、図26は、図25(c)のXXVI−
XXVI線における断面図を示している。
図25(a)、(b)、(c)、(d)、(e)において、図2(a)、(b)、(c)、(d)、(e)の場合と異なる点は、突起部25の周辺にスリット40が形成されていることにある。スリット40は、突起部25を間にして、ほぼ平行に配置される一対のスリットから構成されている。また、これらスリット40は、たとえば支持片22の長手方向に延在されて形成されている。これにより、スリット40の間には架橋部42が形成され、架橋部42の一部に突起部25が位置づけられるようになっている。また、受け止め具20の突起部25の周辺の裏面には凹陥部44が形成され、この凹陥部44によって少なくとも前記架橋部42の厚さが、受け止め具20の他の領域よりも厚さが薄く構成されるようになっている。
このように構成された、架橋部42は、支持片22の表裏方向に弾性をもって揺動変形し得るようになる。このため、受け止め具20の掛け止め体10への係合の際に、受け止め具20の突起部25は、掛け止め体10への押圧を前記弾性によって和らげることができるようになる。このため、受け止め具20の掛け止め体10への係合を滑らかに行うことができるとともに、受け止め具20と掛け止め体10との当接部において傷(あるいは塗布材の剥がれ)の発生を回避させることができる。
また、図27(a)、(b)、(c)は、受け止め具20の掛け止め体10に対する装着の段階を示す説明図で、図4(a)、(b)、(c)に対応づけて描いた図である。本実施態様における受け止め具20の掛け止め体10に対する装着は、図4(a)、(b)、(c)の場合と異なるところはないが、図27(a)、(b)、(c)の各段階において、図4(a)、(b)、(c)の場合よりも、受け止め具20の突起部25の掛け止め体10への押圧が和らげるようになっている。
そして、架橋部42の長さをスリット40の長さによって任意に設定し、あるいは架橋部42の厚さを凹陥部44の形成によって任意に設定することにより、受け止め具20の突起部25の掛け止め体10への押圧力を調整することができる効果を奏する。
なお、この実施態様8では、受け止め具20について説明したものである。しかし、掛け止め体10に突起部15を有する場合には、この掛け止め体10にも適用することができることはいうまでもない。
(実施態様9)
図28(a)、(b)、(c)、(d)、(e)は、本発明の実施態様9を示す受け止め具20の構成図で、図2(a)、(b)、(c)、(d)、(e)に対応づけて描いた図となっている。また、図29は、図28(c)のXXIX−
XXIX線における断面図を示している。
図28(a)、(b)、(c)、(d)、(e)において、図2(a)、(b)、(c)、(d)、(e)の場合と異なる点は、突起部25は受け止め具20とは別体の樹脂材によって形成されていることにある。樹脂材からなる突起部25(以下、符号50で示す)は、受け止め具20に形成された孔52に嵌合されて形成されている。すなわち、突起部50は、孔52の一方の側(掛け止め体10と対向する側)に該孔52の径よりも大きな径を有する突起面50Aを有し、他方の側に該孔52の径よりも大きな径を有する基部50Bを有して構成されている。また、受け止め具20において、突起部50の突起面50A側の前記孔52の周辺に凹陥部54(図29参照)が形成され、突起面50Aは、その周辺が凹陥部54内に位置づけられた状態で該凹陥部54から突出するようにして構成されている。凹陥部54は、突起面50Aの周辺を凹陥部54内に位置づけさせることによって、突起面50Aの周辺が他の部材によって引っ掛かって捲れてしまうのを回避させるようになっている。
なお、受け止め具20の孔52への突起部50の嵌合は、たとえば、前記孔52へ樹脂材を注入成形することによって行うことができる。
このように構成した場合、突起部50はそれ自体弾性を有して構成されることになる。このため、受け止め具20の掛け止め体10への係合を滑らかに行うことができるとともに、受け止め具20と掛け止め体10との当接部において傷(あるいは塗布材の剥がれ)の発生を回避させることができる。
また、図30(a)、(b)、(c)は、受け止め具20の掛け止め体10に対する装着の段階を示す説明図で、図4(a)、(b)、(c)に対応づけて描いた図である。本実施態様における受け止め具20の掛け止め体10に対する装着は、図4(a)、(b)、(c)の場合と異なるところはないが、図30(a)、(b)、(c)の各段階において、図4(a)、(b)、(c)の場合よりも、受け止め具20の突起部25の掛け止め体10への押圧が和らげるようになっている。
なお、この実施態様9では、受け止め具20について説明したものである。しかし、掛け止め体10に突起部15を有する場合には、この掛け止め体10にも適用することができることはいうまでもない。
(実施態様10)
図31は、本発明の実施態様10を示す掛け止め体10の構成図で、図1(a)に対応づけて描いた図となっている。
図31において、図1(a)の場合と比較して異なる点は、掛け止め孔13にある。すなわち、掛け止め孔13は、その上側の辺部に、掛け止め体10の長手方向に沿って互いに平行に配置される一対の切り欠き60が形成されることによって、これら切り欠き60の間に舌片62が設けられて構成されている。これにより、掛け止め孔13の舌片62は、掛け止め体10との接続部である基部を中心に支持片22の表裏方向に弾性を有して揺動変形し得るようになる。
このように構成した掛け止め体10は、受け止め具20を該掛け止め体10に対して着脱させる場合、受け止め具20の突起部15が掛け止め孔13に係止される際、あるいは掛け止め孔13の係止から解除される際に、受け止め具20の掛け止め体10への押圧を低減できるようになる。このため、受け止め具20の掛け止め体10への係合を滑らかに行うことができるとともに、受け止め具20と掛け止め体10との当接部において傷(あるいは塗布材の剥がれ)の発生を回避させることができる。図32(a)、(b)、(c)は、受け止め具20の掛け止め体10に対する装着の段階を示す説明図で、図4(a)、(b)、(c)に対応づけて描いた図である。図32(a)、(b)、(c)のうち図32(b)に示す段階において、舌片62は、受け止め具20の突起部15に押圧され、その押圧方向に変形するようになっている。
(実施態様11)
図33(a)、(b)、(c)、(d)、(e)は、本発明の実施態様11を示す受け止め具20の構成図で、図22(a)、(b)、(c)、(d)、(e)に対応づけて描いた図となっている。また、図34は、図33(c)のXXXIV−
XXXIV線における断面図を示している。
図33(a)、(b)、(c)、(d)、(e)に示す受け止め具20は、突起部25の周辺にスリット30が形成され、該スリット30は載置片21側に開放端を有するU字状をなしている点において、図22(a)、(b)、(c)、(d)、(e)に示す受け止め具20と同様となっている。しかし、図33(a)、(b)、(c)、(d)、(e)に示す受け止め具20は、スリット30によって形成される舌片32が、その基部(支持片22との接続部)と先端部(突起部25が設けられている部分)との間の両脇のそれぞれに、スリット30の間隙を若干狭くするような膨らみを有する形状となっている点において、図22(a)、(b)、(c)、(d)、(e)に示す受け止め具20の場合と異なっている。
すなわち、図33(b)、(c)に示すように、舌片32は、その両脇における膨らみ32aによって、その基部から先端部にかけて、幅が徐々に大きくなり最大幅を有した後に徐々に小さくなるように形成され、スリット30は、最大幅を有する舌片32の部分において最小幅を有するように形成されている。
舌片32のこのような形状は、受け止め具20の形成の際のプレスによって圧延させることによって構成することができる。図34は、図33(c)のXXXIV−XXXIV線における断面図であり、舌片32は、プレスによって、基部(支持片22との接続部)から先端部(突起部25が設けられている部分)にかけて厚さが徐々に小さくなっていることを示している。この場合、舌片32の突起部25が形成された側の面は支持片22の同方向側の面と面一となっており、舌片32の突起部25が形成されていない側の面は支持片22の同方向側の面に対して窪みが形成されるように構成されている。舌片32に、このようなプレス加工を施すことにより、前記膨らみ32aを形成することができ、スリット30の一部において幅の狭い部分を形成することができる。
このように、スリット30の一部に幅の狭い部分を形成することによって、このスリット30内に当該受け止め具20以外の他の部材の一部が侵入してしまうのを防止でき、舌片32が屈曲してしまうのを回避できる効果を奏するようにできる。たとえば、受け止め具20を搬送する場合、通常、一つの袋に複数(たとえば100個)の受け止め具20を収納させて行うが、ある受け止め具20のスリット30に他の受け止め具20の第2掛け止め爪24が侵入し、舌片32が屈曲してしまうことによって、当該受け止め具20の掛け止め機能を低下させてしまう場合がある。このことから、本実施態様で示した受け止め具20は、上述した不都合を解消するものとして構成することができる。
また、プレスによって、舌片32の厚さをたとえば支持片22の厚さよりも小さくすることによって、舌片32の弾性力を制御でき、突起部25の掛け止め体10に対する押圧力を調整することが可能となる効果を奏する。
なお、本実施態様で示した発明は、実施態様8(図25)における受け止め具20、また掛け止め体10に形成されるスリットにおいても適用できることはいうまでもない。
Claims (26)
- 第1方向に並設された少なくとも第1掛け止め孔および第2掛け止め孔を有する掛け止め体と、
前記掛け止め体に係合し、この係合の際に、前記掛け止め体から突出して配置される載置片と前記掛け止め体に面対向して配置される支持片とを備え、前記第1方向に屈曲された先端をもつ鉤状の第1掛け止め爪と第2掛け止め爪を有する受け止め具とから構成され、
前記受け止め具の前記掛け止め体に対する係合は、前記第1掛け止め爪と前記第2掛け止め爪を、それぞれ第1掛け止め孔および第2掛け止め孔に挿入後、前記受け止め具を前記第1方向に移動させることによってなされる受け止め装置であって、
前記受け止め具は、前記支持片の前記第1方向と交叉する方向の幅が前記支持片の厚みよりも大きく形成されているとともに、前記支持片の前記掛け止め体と対向する面であって前記第1掛け止め爪と前記第2掛け止め爪の間に突起部を備えることを特徴とする受け止め装置。 - 前記突起部は、前記受け止め具の前記第1方向の移動によって前記掛け止め体に形成された凹部に係合されるようになっていることを特徴とする請求項1に記載の受け止め装置。
- 前記凹部として、前記第2掛け止め孔のうち前記第1掛け止め孔側の部分を用いたことを特徴とする請求項2に記載の受け止め装置。
- 第1方向に並設された少なくとも第1掛け止め孔および第2掛け止め孔を有する掛け止め体と、
前記掛け止め体に係合し、この係合の際に、前記掛け止め体から突出して配置される載置片と前記掛け止め体に面対向して配置される支持片とを備え、前記第1方向に屈曲された先端をもつ鉤状の第1掛け止め爪と第2掛け止め爪を有する受け止め具とから構成され、
前記受け止め具の前記掛け止め体に対する係合は、前記第1掛け止め爪と前記第2掛け止め爪を、それぞれ第1掛け止め孔および第2掛け止め孔に挿入後、前記受け止め具を前記第1方向に移動させることによってなされる受け止め装置であって、
前記受け止め具は、前記支持片の前記第1方向と交叉する方向の幅が前記支持片の厚みよりも大きく形成され、
前記掛け止め体は、前記受け止め具における前記支持片と対向する面であって前記第1掛け止め孔および第2掛け止め孔の間に突起部を備えることを特徴とする受け止め装置。 - 前記突起部は、前記受け止め具の前記第1方向の移動によって前記支持片に形成された凹部に係合されるようになっていることを特徴とする請求項4に記載の受け止め装置。
- 前記凹部は前記支持片に形成された孔であることを特徴とする請求項5に記載の受け止め装置。
- 前記受け止め具または前記掛け止め体のうち前記突起部が設けられる方に前記突起部を弾性変位し易くするためのスリットを設けた請求項1、4のいずれか記載の受け止め装置。
- 前記突起部は、片持ちで支持されていることを特徴とする請求項7に記載の受け止め装置。
- 前記突起部は、両持ちで支持されていることを特徴とする請求項7に記載の受け止め装置。
- 前記スリットは前記突起部の両側に一対設けられ、前記一対のスリットの間の領域は、前記突起部の裏面側に形成された凹陥部によって他の領域よりも厚さが薄くなっていることを特徴とする請求項9に記載の受け止め装置。
- 前記突起部は、前記受け止め具あるいは前記掛け止め体に形成された孔に嵌合される樹脂材からなることを特徴とする請求項1、4のいずれか記載の受け止め装置。
- 前記樹脂材の突起部側における前記孔の周辺に凹陥部が形成され、前記突起部は、その周辺が前記凹陥部内に位置づけられて該凹陥部から突出して構成されていることを特徴とする請求項11に記載の受け止め装置。
- 前記第1掛け止め孔および第2掛け止め孔は、前記第1方向と反対側の辺部に一対の切り欠きが形成されることによって、これら切り欠きの間に舌片が設けられていることを特徴とする請求項1、4のいずれか記載の受け止め装置。
- 前記突起部はプレス成形によって形成されていることを特徴とする請求項1ないし9のうちいずれかに記載の受け止め装置。
- 前記受け止め具は、その載置片が先端で屈曲された二重構造となっており、前記載置片の先端と反対側の端部に前記第1掛け止め爪が形成され、前記支持片の前記載置片と反対側の端部に前記第2掛け止め爪が形成されていることを特徴とする請求項1または4に記載の受け止め装置。
- 前記スリットは、舌片のプレスによる膨らみによって、一部に幅の狭い部分を有することを特徴とする請求項7、8、9、10のいずれかに記載の受け止め装置。
- 載置片と、
この載置片に接続され前記載置片とともに断面がL字状となって配置される支持片と、
前記載置片の前記支持片側の端部から延在され前記支持片とほぼ平行に前記載置片から遠のく第1方向へ延在するように屈曲された第1掛け止め爪と、
前記支持片の先端から延在され前記第1掛け止め爪とほぼ同方向に屈曲された第2掛け止め爪とを備え、
前記支持片の前記第1方向と交叉する方向の幅が前記支持片の厚みよりも大きく形成され、
前記支持片は、前記第1掛け止め爪および前記第2掛け止め爪の側の面であって前記第1掛け止め爪および前記第2掛け止め爪の間に突起部が形成されていることを特徴とする受け止め具。 - 載置片と、
この載置片に接続され前記載置片とともに断面がL字状となって配置される支持片と、
前記載置片の前記支持片側の端部から延在され前記支持片とほぼ平行に前記載置片から遠のく第1方向へ延在するように屈曲された第1掛け止め爪と、
前記支持片の先端から延在され前記第1掛け止め爪とほぼ同方向に屈曲された第2掛け止め爪とを備え、
前記支持片の前記第1方向と交叉する方向の幅が前記支持片の厚みよりも大きく形成され、
前記支持片は、前記第1掛け止め爪および前記第2掛け止め爪の側の面であって前記第1掛け止め爪および前記第2掛け止め爪の間に凹部が形成されていることを特徴とする受け止め具。 - 前記突起部を弾性変位し易くするためのスリットを設けた請求項17に記載の受け止め具。
- 前記突起部は、片持ちで支持されていることを特徴とする請求項19に記載の受け止め具。
- 前記突起部は、両持ちで支持されていることを特徴とする請求項19に記載の受け止め具。
- 前記スリットは前記突起部の両側に一対設けられ、前記一対のスリットの間の領域は、前記突起部の裏面側に形成された凹陥部によって他の領域よりも厚さが薄くなっていることを特徴とする請求項20に記載の受け止め具。
- 前記突起部は、前記支持片に形成された孔に嵌合された樹脂材からなることを特徴とする請求項17に記載の受け止め具。
- 前記樹脂材の突起部側における前記孔の周辺に凹陥部が形成され、前記突起部は、その周辺が前記凹陥部内に位置づけられて該凹陥部から突出して構成されていることを特徴とする請求項23に記載の受け止め具。
- 前記載置片は、その先端で屈曲された二重構造となっていることを特徴とする請求項17、18のいずれかに記載の受け止め具。
- 前記スリットは、舌片のプレスによる膨らみによって、一部に幅の狭い部分を有することを特徴とする請求項19、20、21、22のいずれかに記載の受け止め具。
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