JP3115378U - 掛け具及び陳列具 - Google Patents

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Abstract

【課題】アームにあらゆる方向から力が加えられても、台材から脱落する恐れのない安全な掛け具及びその掛け具を台材に固定してなる陳列具を提供する。
【解決手段】硬質プラスチックを一体成形してなる掛け具10を、台材の前面に当接する基部11と、基部11から前方に延びるフック状のアーム12と、基部11下端近辺から後方に延びる第一の爪片13と、前記第一の爪片13と対向して基部11上端近辺から後方に延び、ついで外側に屈曲し、中途に折り曲げ可能な折曲部14aを有し、外端に肉厚部14bを有するL字片14と、L字片14から後方に延び、L字片14を折曲部14aで基部11後方に向けて折り曲げると、第一の爪片13と係合する第二の爪片15とから構成する。第一の爪片13とL字片14を台材の取り付け孔に通し、L字片14を折り曲げて両爪片13,15を係合させる。
【選択図】図1

Description

この考案は、商品を掛ける掛け具及びこの掛け具を用いた陳列具に関する。
図5のように、壁面に吊り下げられた台材20に掛け具100を固定して陳列具を形成し、そのフック状のアーム120に、商品の包装体30に設けられた引っ掛け孔31を通して商品を陳列することがドラッグストア、文房具屋等の店頭でよく行われている。
ところで、図6のように従来の掛け具100は、基部110と、基部110から前方に延びるフック状のアーム120と、台材20の取り付け孔21の縦寸法とほぼ同じ間隔をおいて対向する、基部110下端からほぼ台材20の厚み分後方に延び、先端外側に爪を有する爪片130と、基部上端からほぼ台材20の厚み分後方に延び、外側に屈曲するL字片140とから構成されていた(例えば、特許文献1参照)。
このような掛け具100を台材20に固定するには、以下のような手順を踏む。まず、図7(a)のように、掛け具100を起こしつつ、台材20の取り付け孔21からまずL字片140を挿入し、ついで図7(b)のように掛け具100を寝かせて水平に戻し、さらに図7(c)のように爪片130を押し込むと、基部110が台材20表面に当接し、L字片140が台材20裏面に当接し、爪片130先端の爪が台材20裏面に引っ掛かることで、掛け具100が台材20に固定される。
このような掛け具100において、図8(a)のように、アーム120に下向きの力が加えられた場合には、L字片140の屈曲したところから外端側が台材20に押し付けられる。包装体30の引っ掛け孔31をアーム120に通して商品を吊り下げた際に、常態ではこのようにアーム120に下向きの力しか加わらないため、掛け具100が台材20から抜け落ちる心配はない。
ところが図8(b)のように、包装体30をアーム120から乱暴に抜き取ろうとするなどして、アーム120に上向きの力が加えられた場合には、爪片130が台材20から外れ、掛け具100が台材20から抜け落ちてしまう恐れがある。このように特定の方向からの力の加わりに対して掛け具100が台材20から脱落しやすいと、商品が落下破損する恐れがあり不便であった。
特開平11−18890号公報(第2頁、第12−15図)
そこでこの考案の解決しようとする課題は、あらゆる方向からアームに力が加えられても台材から脱落する恐れのない安全な掛け具及びその掛け具を台材に固定してなる陳列具を提供することにある。
上記した課題を解決するため、この考案にかかる掛け具の係止部を、台材の取り付け孔に通した後に組み立てることにより、台材の裏面の対向する2箇所に基部から張り出して当接するように構成した。
より具体的には、係止部を、基部から後方に延びる第一の爪片と、第一の爪片と対向して基部から後方に延び、ついで外側に屈曲し、中途に折り曲げ可能な折曲部を有するL字片と、L字片から後方に延び、L字片を折曲部で基部後方に向けて折り曲げると第一の爪片と係合する第二の爪片とから構成した。
上記構成において、第一の爪片とL字片とを台材の取り付け孔に通し、L字片を折曲部で基部後方に向けて折り曲げ第一の爪片と第二の爪片を係合させると、L字片の外端部および折曲部近辺が基部から張り出して台材の裏面に当接する。
このように、台材の裏面の対向する2箇所に折り曲げたL字片が基部から張り出して当接するため、爪片を台材の裏面に引っ掛けるだけの従来の掛け具とは異なり、掛け具のアームにあらゆる方向から力が加えられても、掛け具が台材から脱落する心配はない。
L字片から延び、L字片を折曲部で基部後方に向けて折り曲げた際に、L字片の基部から後方に延びる部分の内側に当接するストッパを設けると、折り曲げたL字片、ひいてはL字片上に設けられた第一の爪片がぐらつくのを防止できるため、両爪片の係合が外れることがない。
L字片の外端部に厚肉部を設け、その厚みをL字片の他の部分の2倍とすると、L字片を折曲部で折り曲げれば、折り重ねた肉厚部以外の部分と肉厚部とが同じ厚みになる。そのため、台材裏面に当接するL字片の肉厚部近辺と折曲部近辺との厚みが揃うことで、掛け具ががたつくのを防止することができる。
また、合成樹脂の一体成形によると、適度な剛性及び弾性を持った掛け具を比較的安価に製造することができる。
そして、このような掛け具を台材に固定すると、掛け具と台材とが分離しにくい頑丈な陳列具とすることができる。
台材の取り付け孔に通した後に、L字片を折り曲げて両爪片を係合させることで、台材の裏面の対向する2箇所に折り曲げたL字片が基部から張り出して当接する。そのため、掛け具のアームにあらゆる方向から力が加えられても、掛け具が台材から脱落することがなくなる。
以下、図面を参照しつつこの考案の実施形態について説明する。なお、この考案にかかる掛け具10は、耐久性、製造コスト等を勘案して、硬質プラスチックの一体成形により製造されている。
図1のように、実施形態にかかる掛け具10は、円形の基部11と、基部11から前方に延び先端が起立したフック状のアーム12と、基部11下端近辺から後方に延び先端内側に爪を有する第一の爪片13と、第一の爪片13に対向して基部11上端近辺から後方に延び、ついで外側に屈曲したL字片14と、L字片14から後方に延び先端外側に爪を有する第二の爪片15と、同じくL字片14から後方に延びるストッパ16とからなる。
なお、第一の爪片13とL字片14とは、対向さえしていればよく、上記位置に限定されない。たとえば上記した実施形態と逆に、第一の爪片13を基部11裏面上端近辺に設け、L字片14を基部11裏面下端近辺に設けてもよいし、第一の爪片13とL字片14とをそれぞれ基部11裏面左右端部近辺に設けてもよい。
図示のように、L字片14は、さらに詳しくは、その中途に厚みが薄くやや湾曲した薄肉部14aを有し、その外端部にL字片14の他の部分のほぼ2倍の厚みの肉厚部14bを有する。ここで、掛け具10は硬質プラスチック製であるため、薄肉部14aは適度な柔軟性を持ち折り曲げ可能となっている。
図2(a)の状態から、薄肉部14aでL字片14を基部11後方に向けて折り曲げると図2(b)の状態になる。このとき図示のように、第一の爪片13と第二の爪片15とは向かい合うように形成されており、ストッパ16はL字片14の基部から真後ろに延びる部分の内側に当接するように形成されている。
図2(b)の状態からさらに、第一の爪片13と第二の爪片15の爪同士を係合させると図2(c)の状態になる。このとき、図示のように肉厚部14bを設けておくと、後述する掛け具10のがたつき防止効果に加えて、第一の爪片13を第二の爪片15とL字片14の肉厚部14bとで挟み込むことで、両爪片13、15の係合が強固となる副次的な効果を有する。
このとき上述したように、ストッパ16は、L字片14の基部11から真後ろに延びる部分の内側に当接するため、L字片14、ひいてはL字片14から延びる第二の爪片15のぐらつきを防止し、両爪片13,15の係合が外れるのを防止する。
また、図3のように、台材20には、掛け具10を取り付けるための、方形の取り付け孔21が設けられている。
ここで、掛け具10の円形の基部11は、台材20の方形の取り付け孔21よりも縦横寸法が大きく、第一の爪片13とL字片14間の距離は、取り付け孔21の縦寸法とほぼ同じに形成されており、第一の爪片13の長さおよびL字片14の基部11の後方真後ろに向かい延びる部分の長さは、台材20の厚みとほぼ同じに形成されている。また、L字片14の薄肉部14aから肉厚部14b外端までの長さは、取り付け孔21の縦寸法よりも大きく形成されている。
なお、この実施形態では取り付け孔21を方形としたがこれに限られず、取り付け孔21と掛け具10の寸法関係が上述した関係を満たすならば、例えば円形の取り付け孔21にも掛け具10を取り付けることができる。さらに、基部11は、台材20表面に一部でも当接する部分があれば、台材20への固定に支障がないため、考案の目的は達せられる。このため、この実施形態では基部11を円形としたがこれに限られず、例えば方形や楕円形、長円形でもよい。
つぎに、図3を参照しつつ、掛け具10の台材20への取り付けの方法について説明する。
まず図3(a)のように、掛け具10を起こしつつL字片14を台材20の取りつけ孔21に挿入し、ついで図3(b)のように、掛け具10を寝かせて水平に戻し、第一の爪片13も取り付け孔21に挿入する。その後に、図3(c)のように、薄肉部14aでL字片14を基部11後方に向けて折り曲げ、第一の爪片13と第二の爪片15とを係合させる。
上述したようにL字片14の薄肉部14aから肉厚部14b外端までの長さは、取り付け孔21の縦寸法よりも大きいので、折り曲げたL字片14が基部11の上下に張り出して、台材20裏面上下に当接し、それと同時に基部11が台材20表面に当接するため、掛け具10が台材20に固定される。
同様にして、複数の掛け具10を台材20に順次固定していくことにより、陳列具が完成する。
図4のように、この陳列具においては、アーム12に引っ掛け孔31を通して吊り下げられた包装体30を、乱暴に抜き取るなどして、アーム12に上向きの力が加えられても、台材20裏面下部に当接するL字片14の肉厚部14b近辺が抜け止めとなるため、掛け具10が台材20から脱落することはない。
勿論アーム12に下向きの力が加えられても、台材20裏面上部に当接するL字片14の薄肉部14a近辺が抜け止めとなるため、掛け具10が台材20から脱落することはない。その他左右など任意の方向から、アーム12に力が加えられても、基部11から張り出した薄肉部14aおよび肉厚部14b近辺のいずれか一方または双方が抜け止めとなり脱落が防止される。
なお、L字片14を薄肉部14aで折り曲げると、折り重なった薄肉部14a近辺と、厚肉部14bとが同じ厚みになるため、台材20の裏面上下に当接するL字片14の厚みを揃えることができ、掛け具10のがたつきを防止することができる。また上述したように、第一の爪片13と第二の爪片15とがストッパ16の存在により、上下に離反することがなく、いわゆるはめ殺し状態になっており、両爪片13,15の係合が解けて掛け具10が台材20から脱落することもない。
考案にかかる掛け具の斜視図 掛け具の組み立て平面図 掛け具の台材への取り付け図 掛け具にかかる力の作用図 掛け具の使用状態図 従来の掛け具の斜視図 従来の掛け具の台材への取り付け図 従来の掛け具にかかる力の作用図
符号の説明
10 掛け具
11 基部
12 アーム
13 第一の爪片
14 L字片
14a 薄肉部
14b 肉厚部
15 第二の爪片
16 ストッパ
20 台材
21 取り付け孔
30 商品の包装体
31 引っ掛け孔
100 掛け具
110 基部
120 アーム
130 爪片
140 L字片

Claims (5)

  1. 基部11と、基部11から前方に延びるアーム12と、基部11から後方に延びる係止部とからなり、台材20に設けられた取り付け孔21に係止部を差し込み、基部11を台材20表面に当接させ、係止部を台材20裏面に当接させることで台材20に固定する掛け具10において、
    前記係止部は、基部11から後方に延びる第一の爪片13と、前記第一の爪片13と対向して基部11から後方に延び、ついで外側に屈曲し、中途に折り曲げ可能な折曲部14aを有するL字片14と、L字片14から後方に延び、L字片14を折曲部14aで基部11後方に向けて折り曲げると第一の爪片13と係合する第二の爪片15とからなることを特徴とする掛け具。
  2. 上記L字片14から延び、L字片14を折曲部14aで基部11後方に向けて折り曲げると、L字片14の基部11から後方に延びる部分の内側に当接するストッパ16を設けた請求項1に記載の掛け具。
  3. 上記L字片14の外端部に肉厚部14bを設け、その厚みをL字片14の他の部分の2倍とした請求項1または2に記載の掛け具。
  4. 合成樹脂の一体成形による請求項1から3のいずれかに記載の掛け具。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載の掛け具10を台材20に固定してなる陳列具。


























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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP7162101B1 (ja) * 2021-06-11 2022-10-27 株式会社美工 物品吊り下げ部材

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