JP6783452B2 - 取付ユニット - Google Patents

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Description

本発明は、取付対象物(例えば、壁掛け用ボードや、壁掛け用スノコ等)を壁部に沿う状態に取り付ける取付ユニットに関する。
従来、この種の取付ユニットとしては、壁部に螺着されるネジ付L字形フック部材(第1取付片に相当)と、取付対象物に取り付けられた状態で前記第1取付片に係止可能なネジ付環状フック部材(第2取付片に相当)と、を備えているものがあった(例えば、特許文献1参照)。
ネジ付L字形フック部材は、直線状の軸部の一端部に鍔状部を介したネジ部を備え、軸部の他端部に直角に折れ曲ったフック部を備えて構成してあり、鍔状部が壁部表面に接触するまでネジ部を壁部に螺着することで、軸部が壁部に垂直な姿勢となって設置される。
また、この時には、フック部が軸部から上方に折れ曲がった姿勢となるように取り付けられる。
ネジ付環状フック部材は、直線状の軸部の一端部にネジ部を備え、軸部の他端部に環状の係止部を備えて構成してあり、取付対象物の上縁部に、軸部が縦姿勢となるように螺着し、上端の係止部を、ネジ付L字形フック部材のフック部から軸部に外嵌させて係止させることで、取付対象物を壁部に取り付けることができる。
よって、取付対象物の重量は、ネジ付環状フック部材の係止部の内周部(被載置部に相当)から、ネジ付L字形フック部材の軸部の外周部(載置部に相当)を経由して、壁部で支持される。
実用新案登録第3119735号公報(段落番号〔0019〕、図2)
上述した従来の取付ユニットによれば、ネジ付L字形フック部材は、軸部が壁部に垂直な取付姿勢となるように構成されているから、ネジ付L字形フック部材に係止させたネジ付環状フック部材は、ネジ付L字形フック部材の長手方向に沿って自由に移動することが可能な状態で係止されることになる。
従って、壁部に対して隙間なく沿う状態に取付対象物を設置したとしても、壁部から離間する方向への外力が取付対象物に作用すると、ネジ付L字形フック部材の軸部上を、ネジ付環状フック部材が簡単に移動する虞がある。その結果、取付対象物が、壁部の表面から浮き上がった不安定な設置状態となったり、取付対象物の設置状態の美観性が低下する心配がある。
これを防止するには、常に設置状態を監視しておき、上述のように浮いた状態となったら直ちに取付対象物を壁部側に押し付けて元の状態に戻す必要があることから、従来の取付ユニットによれば、メンテナンスに手間が掛かる問題がある。
従って、本発明の目的は、上記問題点を解消し、取付対象物が壁部に沿う設置状態を、手間を掛けずに維持できる取付ユニットを提供するところにある。
本発明の特徴は、取付対象物を壁部に沿う状態に取り付ける取付ユニットであって、前記壁部に取り付けられる第1取付片と、前記取付対象物に取り付けられた状態で前記第1取付片に係止可能な第2取付片と、を備え、前記第1取付片に載置部を備えると共に、前記第2取付片に、前記載置部に載置される被載置部を備え、前記載置部と前記被載置部との少なくとも一方は、前記取付対象物の重量の作用で前記被載置部を前記壁部側へ誘導する誘導傾斜部を備え、前記第1取付片は、前記壁部に対して縦向き横向きの二つの取付姿勢に取付可能であると共に、前記二つの取付姿勢に対応する二つの載置部を備えており、前記二つの載置部に、前記誘導傾斜部がそれぞれ設けられているところにある。
本発明によれば、取付対象物に取り付けられた第2取付片の被載置部を、壁部に取り付けられた第1取付片の載置部によって受け止めることができ、これら第1取付片と第2取付片との係止によって、取付対象物を壁部に取り付けることができる。
そして、取付対象物の重量が、被載置部から載置部へ作用するに伴って、誘導傾斜部による誘導作用で、被載置部を壁部側へ誘導することができる。
即ち、第1取付片と第2取付片とを係止させるだけの操作で、取付対象物を壁部側へ誘導することができ、取付対象物が壁部に自動的に沿うように設置することが可能となる。
その結果、安定した状態に取付対象物を取り付けることができると共に、従来のように、取付対象物が壁部から浮き上がることによる設置状態での美観性の低下や、メンテナンスに手間が掛かるといった問題点を、未然に防止することができるようになる。
尚、誘導傾斜部は、載置部と被載置部との何れか一方、又は、何れにも備えていてもよい。
また、本発明によれば、第1取付片を、壁部に対して縦向き横向きの二つの取付姿勢に取付可能であるから、壁部に対する取付対象物の取付姿勢に合わせて、良好な係止状態を維持できるように、第1取付片の取付姿勢を選択することができる。
これは、特に、取付対象物が縦横の方向性を備えているような場合に、縦向き横向きの何れの取付形態にも前記第1取付片が対応できるようになり、汎用性が向上する。
本発明においては、前記第1取付片は、前記第2取付片の先端部を挿入自在な挿入部を備え、前記二つの載置部は、前記挿入部の内周面と、前記挿入部における挿入方向の端面にそれぞれ備えられていると好適である。
本構成によれば、第2取付片の先端部を挿入自在な挿入部を利用しながら、その挿入部に二つの載置部を、各別に設けることができ、部材の集約化によって生産性の向上や、コストダウンを図ることができる。また、部品点数の減少化によって、部品管理の簡素化や、取扱性の向上をも図ることができる。
本発明においては、前記第2取付片の先端部は、フック形状であり、前記第1取付片は、前記第2取付片のフック部を挿入自在な挿入部を備え、前記挿入部に挿入された前記フック部の抜け出しを阻止する抜止機構が備えられていると好適である。
本構成によれば、第1取付片と第2取付片との係止操作は、第1取付片の挿入部に、第2取付片のフック部を挿入するだけの簡単な操作によって実現でき、しかも、抜止機構が備えられているから、フック部が不用意に挿入部から抜けるのを防止でき、第1取付片と第2取付片との係止状態の維持を図ることができる。
スノコの表向きの横長配置による取付け状況を示す正面図である。 図1中のII−II矢視図である。 図2中のIII−III矢視図である。 図2中のIV−IV矢視図である。 スノコの表向きの横長配置による第1取付片と第2取付片との係止前の斜視図である。 スノコの表向きの縦長配置による取付け状況を示す正面図である。 図6中のVII−VII矢視図である。 スノコの表向きの縦長配置による第1取付片と第2取付片との係止前の斜視図である。 スノコの裏向きの横長配置による取付け状況を示す正面図である。 図9中のX−X矢視図である。 図10中のXI−XI矢視図である。 スノコの裏向きの横長配置による第1取付片と第2取付片との係止前の斜視図である。 別実施形態のスノコの表向きの縦長配置による取付け状況を示す正面図である。 別実施形態の取付ユニットの取付け状況を示す図13中のXIV−XIV矢視図である。
以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1〜12は、本発明の取付ユニットの一実施形態を使用して、壁部Wに取付対象物の一例である木製のスノコ1を取り付けてある状況を示している。
壁部Wは、例えば、石膏ボードの表面に壁紙を貼付して構成してあり、石膏ボード用釘K等を使用して、当該取付ユニットUの一部の部材を固定することができる(図2、図3、図7、図10、図11参照)。
スノコ1は、長方形形状に形成してあり、図に示すように、スノコ1の幅X方向に隙間sをあけて並設された複数の帯板形状の表面板1Aと、各表面板1Aの裏面にわたってスノコ1の長さY方向に間隔をあけて並設状態に固定された複数の桟1Bと、を備えて構成してある。
取付ユニットUは、当該実施形態においては合成樹脂製のものを例に挙げて説明するものであり、図1、図6、図9に示すように、壁部Wに取り付けられる第1取付片U1と、スノコ1に取り付けられた状態で第1取付片U1に係止可能な第2取付片U2と、を備えて構成されている。
取付ユニットUを使用した壁部Wへのスノコ1の取付形態は、横長配置(図1、図9参照)、縦長配置(図6参照)、更には、それら夫々の配置において表面板1Aを表側とする表向き配置(図1、図6参照)、桟1Bを表側とする裏向き配置(図9参照)等が代表的なものとして挙げられる。勿論、横長配置と縦長配置との間の斜め配置も可能であるが、ここでは、上述の4つの配置について説明する。
尚、配置によっては、異なった仕様の取付ユニットUを一部に用いる場合があり、以下に、それぞれの配置毎に、詳しく説明する。
[表向きの横長配置についての説明]
第1取付片U1は、図2〜5に示すように、壁部Wへの取付部となる二つの壁当接部2と、壁当接部2間に前記第2取付片U2の先端部を挿入自在な挿入部Nを確保すると共に両壁当接部2どうしを繋ぐ断面「U」字形状の本体部3と、を一体に備えて構成してある。
当該取付形態においては、第1取付片U1は、スノコ1の上縁側における左右二箇所に対応する壁部Wにそれぞれ取り付けられ(図1参照)、各第1取付片U1は、二つの壁当接部2が壁部Wの壁面上で、左右方向に位置する横向き姿勢に取り付けられる。
壁当接部2には、中央部分に、石膏ボード用釘Kをセット可能な座繰り部2aと、座繰り部2aの中央部に形成された石膏ボード用釘K通過用の貫通孔2bとがそれぞれ設けてある。
因みに、石膏ボード用釘Kは、公知の製品であり、例えば、3本の釘Kaと、それら釘Kaを異なる3方向に向けて打ち込めるように保持する保持体Kbと、釘Kaを打ち込んだ後の保持体Kbを覆うキャップKcとを備えたものがあり、壁部W内で、各釘Kaが3方向に拡がる状態で設置されるから抜け難い状態で固定できる。
本体部3は、両壁当接部2の端部からそれぞれ屈曲して壁部Wから離間する方向に突出する一対の側壁部3Aと、一対の側壁部3Aの突出先端部にわたる前壁部3Bとを備えて構成してある。前記挿入部Nは、前記一対の側壁部3Aと、前壁部3Bとで囲まれた部分に構成され、壁当接部2を壁部Wに取り付けると、挿入部Nの両端部が開口した空間が形成され、この開口を通して前記第2取付片U2の先端部を挿入部Nに挿通させて係止することができる(図4参照)。
一対の側壁部3Aは、前記挿入部Nに対する第2取付片U2の挿入方向Naに沿う長さ寸法L1が、壁当接部2側より前壁部3B側にかけて漸次拡大するように形成してある。
従って、側壁部3Aにおける前記挿入方向Naの両端面3Aa(挿入部Nにおける挿入方向の端面に相当)どうしは、壁部Wから離れるほど、互いが離間する傾斜面として構成されている。
また、一対の側壁部3Aの対向面3Ab(挿入部Nの内周面に相当)どうしは、壁部Wから離れるほど、互いが近接する傾斜面として構成されている。
第2取付片U2は、図4、図5に示すように、スノコ1の桟1Bの側面1Baへの取付部となる桟当接部4と、桟当接部4と平行な位置にあって第1取付片U1の挿入部Nに挿入して係止させる先端挿入部(第2取付片U2の先端部に相当)5と、桟当接部4の中央部と先端挿入部5の中央部とをつなぐ連結部6と、を一体に備えた断面「H」字形状の部材として構成してある。
桟当接部4は、長手方向での両端側に、ビス挿通穴4aを形成してあり、このビス挿通穴4aにビスMを挿通して桟1Bに捻じ込むことでスノコ1へ第2取付片U2を固定することができる(図2参照)。
ビス挿通穴4aは、ビスMの螺進操作の際に先端挿入部5の存在が障害とならないように、図2に示すように、穴軸芯Zが傾斜するように形成してある。
また、それに伴って、桟当接部4における先端挿入部5側を向く表面4bも傾斜面として形成してある。更には、先端挿入部5の横断面幅寸法も、桟当接部4よりも小さく設定されている。
先端挿入部5は、連結部6から屈曲して突出したフック形状のフック部5Aが、連結部6の両側方に配置された形状であり、連結部6との連結箇所からフック部5Aの先端部までの長さ寸法L2が、第1取付片U1の側壁部3Aにおける前記長さ寸法L1より長くなるように寸法設定してある。また、先端挿入部5の端部外周面には、突起(抜止機構の一例)5aが設けてある。この突起5aによれば、第1取付片U1の挿入部Nに挿入した先端挿入部5が、抜け出す方向に移動した場合に、突起5aが前記側壁部3Aの端面3Aaに引っ掛かることで抜け止めを図ることが可能となる。
壁部Wへのスノコ1の取り付けは、壁部Wに取り付けた第1取付片U1の挿入部Nの上部開口に、第2取付片U2の先端挿入部5が位置するようにスノコ1を配置し、そのまま下降させることで実施でき、挿入部N内に先端挿入部5が進入して、取付ユニットUを係止状態にできる。
その際、第2取付片U2の連結部(被載置部Cbの一例)6が、第1取付片U1の側壁部3Aにおける上側の端面(載置部Caの一例)3Aaに当接して載置状態となる。
尚、連結部6は、先端挿入部5側よりも基端側となる桟当接部4側の方を、大きな断面積となるように形成されており、先端挿入部5への外力の作用に伴う基端側での曲げモーメントに対する耐力アップが図られている。
当該実施形態においては、第1取付片U1の前記端面3Aaが、壁部W側へ下る傾斜面として構成されているから、スノコ1の重量の作用で連結部6を壁部W側へ自動的に誘導することができ、余分な手間を掛けずに、スノコ1を、壁部Wに沿う状態に安定的に取り付けることができる。
即ち、当該実施形態においては、側壁部3Aにおける上側の前記端面3Aaで誘導傾斜部Dが構成されている。尚、後述する[表向きの縦長配置]の場合には、同じ第1取付片U1の側壁部3Aにおける下側の対向面3Abで誘導傾斜部Dが構成されている。即ち、これら二つの誘導傾斜部Dは、隣り合って直交する面3Aa,3Abにそれぞれ設けられている。
[表向きの縦長配置についての説明]
図6に示すように、前記表向き配置にしたスノコ1を縦長配置で壁部Wに取り付けるもので、スノコ1の表面板1Aは、縦姿勢となり、その裏面側(壁部W側)に位置する桟1Bは、横姿勢となる。
また、使用する取付ユニットUは、第1取付片U1、及び、第2取付片U2の何れも、先の[表向きの横長配置についての説明]で記載したものと同様で、スノコ1の上縁部においてスノコの幅X方向に間隔をあけた2箇所に配置されている。
尚、先の取付形態の場合と共通する構成に関しては、以下の説明を割愛する。
第1取付片U1は、図6〜8に示すように、二つの壁当接部2が壁部の壁面上で、上下方向に位置する縦向き姿勢で取り付けられる。
従って、挿入部Nの開口は、左右にそれぞれ位置しており、挿入方向Naは、壁部Wに対する正面視において横向きに設定されている。
挿入部Nに挿通された第2取付片U2は、前記一対の側壁部3Aのうち、下側に位置する前記対向面3Abの上に載置される。従って、この下側に位置する対向面3Abが、載置部Caとなる。
第2取付片U2は、図7に示すように、スノコ1の桟1Bの下側を向く側面1Baに、桟当接部4がビスMで固定されている。即ち、断面「H」字形状が、90°回転した状態で固定されている。
壁部Wへのスノコ1の取り付けは、壁部Wに取り付けた第1取付片U1の挿入部Nの横開口に、第2取付片U2の先端挿入部5が位置するようにスノコ1を配置し、そのまま挿入方向Naに沿って横移動させることで実施でき、挿入部N内に先端挿入部5が進入して、取付ユニットUを係止状態にできる。
その際、第2取付片U2の先端挿入部(被載置部Cbの一例)5が、第1取付片U1の側壁部3Aにおける下側の前記対向面(載置部Caの一例)3Abに当接して載置状態となる。
当該実施形態においては、第1取付片U1の前記対向面3Abが、壁部W側へ下る傾斜面として構成されているから、スノコ1の重量の作用で先端挿入部5を壁部W側へ自動的に誘導することができ、余分な手間を掛けずに、スノコ1を、壁部Wに沿う状態に安定的に取り付けることができる。
即ち、当該実施形態においては、下側の前記対向面3Abで誘導傾斜部Dが構成されている。
また、挿入部Nからの先端挿入部5の抜け出しに対しては、突起5aが前記側壁部3Aの端面3Aaに引っ掛かることで抜止機能を発揮できる。
[裏向きの横長配置についての説明]
図9に示すように、前記裏向き配置にしたスノコ1を横長配置で壁部Wに取り付けるもので、スノコ1の桟1Bは、縦姿勢となり、その裏面側(壁部W側)に位置する表面板1Aは、横姿勢となる。
また、使用する取付ユニットUに関しては、第1取付片U1は、先に説明したものと同様のもので、第2取付片U2は、図10〜12に示すようなものを使用する。
第2取付片U2は、図11に示すように、スノコ1の表面板1Aの表面1Aaへの取付部となる表板当接部7と、表板当接部7の端部から表面板1Aに離間する斜め下方に屈曲する傾斜屈曲部8と、傾斜屈曲部8の先端部から表面板1Aと平行に下方に延びる先端挿入部(第2取付片U2の先端部に相当)9と、を一体に備えて構成してある。
表板当接部7は、中央部分にビス挿通穴7aを形成してあり、このビス挿通穴4aにビスMを挿通して桟1Bに捻じ込むことでスノコ1へ第2取付片U2を固定することができる(図10、図11参照)。
壁部Wへのスノコ1の取り付けは、壁部Wに取り付けた第1取付片U1の挿入部Nの上部開口に、第2取付片U2の先端挿入部9が位置するようにスノコ1を配置し、そのまま加工させることで実施でき、挿入部N内に先端挿入部9が進入して、取付ユニットUを係止状態にできる。
その際、第2取付片U2の傾斜屈曲部(被載置部Cbの一例)8が、第1取付片U1の前壁部3Bにおける上側の端縁部(載置部Caの一例)3Baに当接して載置状態となる。
当該実施形態においては、第2取付片U2の前記傾斜屈曲部8が、壁部W側へ下る傾斜面として構成されているから、スノコ1の重量の作用で先端挿入部9を壁部W側へ自動的に誘導することができ、余分な手間を掛けずに、スノコ1を、壁部Wに沿う状態に安定的に取り付けることができる。
即ち、当該実施形態においては、前記傾斜屈曲部8で誘導傾斜部Dが構成されている。
尚、スノコ1の上縁部と壁部Wとの間には、取付ユニットUが存在していることで隙間が形成されるから、スノコ1の下縁部には、この隙間寸法に相当する高さのスペーサ部材10が設けられ、スノコ1の全体にわたって、壁部Wとの離間寸法が一定となるように構成されている。
[裏向きの縦長配置についての説明]
この取付形態に関しては、先の[裏向きの横長配置についての説明]の場合とスノコ1の配置が替わるだけで、取付ユニットUの構成、及び、取付姿勢等は、同様であるため、説明を割愛する。
以上説明したように、本発明に係る取付ユニットUによれば、スノコ1を壁部Wに取り付ける上で、第1取付片U1に第2取付片U2を係止させるだけの簡単な操作を行うだけで、スノコ1を壁部W側へ自動的に誘導することができ、壁部Wにスノコ1が沿う姿勢に安定的に取り付けることができる。
また、スノコ1の複数の取付形態にも対応することができる。
更には、市販のスノコ1の場合、寸法規格が一定でない場合があり、そのような場合においても、取付ユニットUの取付姿勢や取付位置を対象とするスノコ1の状況に合うように調整するだけで、上述の同様の効果を発揮することが可能となる。
〔別実施形態〕
以下に他の実施の形態を説明する。
〈1〉 取付対象物1は、先の実施形態で説明したスノコに限るものではなく、例えば、表面板1Aや桟1Bの数や形状や寸法等、適宜、変更が可能である。
また、取付対象物1は、スノコ以外にも、例えば、壁掛け用の各種ボードやパネルや額縁等であってもよい。
また、壁部Wは、先の実施形態で説明した石膏ボード製の構成に限るものではなく、他のボード類や、コンクリート製や、塗り壁等であってもよい。
〈2〉 第1取付片U1や第2取付片U2は、先の実施形態で説明した材質や形状に限るものではなく、例えば、素材としては、合成樹脂に替えて金属であってもよく、適宜、変更が可能である。特に、第2取付片U2に関しては、断面「H」字形状に限るものではなく、例えば、断面「C」字形状等の形状であってもよい。
また、第1取付片U1における載置部Caの位置や形状や数、及び、第2取付片U2における被載置部Cbの位置や形状や数は、適宜、変更が可能である。
従って、例えば、第1取付片U1に、縦向き横向きの取付姿勢に対応する二つの載置部Caを備えたもの以外に、一つの載置部Caのみを備えたものであってもよい。
また、一つの第1取付片U1に、縦向き横向きの取付姿勢に対応する二つの載置部Caを備えるにあたって、一つは、先の実施形態で説明した前記端面3Aaに形成し、他の一つは、前記側壁部3Aに、第2取付片U2の先端挿入部5を挿入自在な貫通孔を形成して、その貫通孔の内周面に形成してもよい。この形態の取付ユニットUによれば、壁部Wに横向き(又は縦向き)姿勢で第1取付片U1を取り付けた状態で、取付対象物1を横長配置でも縦長配置でも取り付けることが可能となり、取付手間を軽減することができる。
また、一つの第1取付片U1に、一つの挿入部Nを備えたもの以外に、挿入方向Naが直交する二つの挿入部Nを各別に備えたものであってもよい。
〈3〉 誘導傾斜部Dは、先の実施形態で説明した載置部Caに備える構成に限るものではなく、被載置部Cbに備えていたり、載置部Caと被載置部Cbとの何れにも備えていてもよい。
〈4〉 壁部Wと取付対象物1とに対する取付ユニットUの取付け状況は、先の実施形態で説明した状況に限らず、例えば、二つの取付ユニットUを使用した形態に限らず、三つ以上の複数の取付ユニットUを使用して取り付けるものであってもよい。
また、取付対象物1の上縁部に取付ユニットUを設置すること以外に、例えば、図13に示すように、下縁部にも取付ユニットUを設置してもよい。
また、第2取付片U2は、桟1Bの一方側、他方側の何れの側面に取り付けるものであってもよく、例えば、図14に示すように、スノコ1の縦長配置の場合においては、桟1Bの上面となる側面1Baに取り付けてあってもよい。勿論、スノコ1の横長配置の場合においても同様で、桟1Bの何れの側面に取り付けてあってもよい。
但し、図7に示すように桟1Bの下面に第2取付片U2を取り付ける場合は、スノコ1の重量が、ビスMの引抜力としては作用しないから、図14のように桟1Bの上面に第2取付片U2を取り付ける場合に比較して、ビスMが抜け難いという効果があり、ビス抜け防止の観点において好ましい。
〈5〉 前記スノコ1の裏向き取付けの形態においては、先の実施形態で説明した第1取付片U1と第2取付片U2との部材を、互いに入れ替えた構成であってもよい。
即ち、先の実施形態で説明した第2取付片U2の上下反転姿勢にしたものを第1取付片U1として壁部Wに取り付け、先の実施形態で説明した第1取付片U1を、第2取付片U2としてスノコ1の表面板1Aに取り付けてあってもよい。
尚、上述のように、図面との対照を便利にするために符号を記したが、該記入により本発明は添付図面の構成に限定されるものではない。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
当該取付ユニットは、板状の取付対象物以外にも、箱状や塊状やフレーム状や、又は、剥製等の立体状の取付対象物を壁部に取り付けるのに利用することができる。
1 スノコ(取付対象物の一例)
3Aa 端面(挿入部Nにおける挿入方向の端面に相当)
3Ab 対向面(挿入部Nの内周面に相当)
5 先端挿入部(第2取付片U2の先端部に相当)
5A フック部
5a 突起(抜止機構の一例)
9 先端挿入部(第2取付片U2の先端部に相当)
Ca 載置部
Cb 被載置部
D 誘導傾斜部
N 挿入部
U1 第1取付片
U2 第2取付片
W 壁部

Claims (3)

  1. 取付対象物を壁部に沿う状態に取り付ける取付ユニットであって、
    前記壁部に取り付けられる第1取付片と、
    前記取付対象物に取り付けられた状態で前記第1取付片に係止可能な第2取付片と、を備え、
    前記第1取付片に載置部を備えると共に、前記第2取付片に、前記載置部に載置される被載置部を備え、
    前記載置部と前記被載置部との少なくとも一方は、前記取付対象物の重量の作用で前記被載置部を前記壁部側へ誘導する誘導傾斜部を備え
    前記第1取付片は、前記壁部に対して縦向き横向きの二つの取付姿勢に取付可能であると共に、前記二つの取付姿勢に対応する二つの載置部を備えており、
    前記二つの載置部に、前記誘導傾斜部がそれぞれ設けられている取付ユニット。
  2. 前記第1取付片は、前記第2取付片の先端部を挿入自在な挿入部を備え、
    前記二つの載置部は、前記挿入部の内周面と、前記挿入部における挿入方向の端面にそれぞれ備えられている請求項に記載の取付ユニット。
  3. 前記第2取付片の先端部は、フック形状であり、
    前記第1取付片は、前記第2取付片のフック部を挿入自在な挿入部を備え、
    前記挿入部に挿入された前記フック部の抜け出しを阻止する抜止機構が備えられている請求項1または2に記載の取付ユニット。
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