JP4721587B2 - パネル、及び厚み調整部材 - Google Patents

パネル、及び厚み調整部材 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、可動間仕切等としてオフィス等で好適に利用されるパネル、及びそのパネルに利用される厚み調整部材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、オフィス等で空間を仕切るものとして使用される可動間仕切等のパネルがある。この種のパネルとしては、パネル本体の骨格を形成する構造枠体と、この構造枠体の前後両面の略全域を覆う位置に着脱可能に装着されるパネル要素とを具備するものが挙げられる。
【0003】
そして、このパネルをオフィス内で使用する際には、種々の使用態様に合わせて異なる厚み寸法のものを選択して利用するのが一般的である。例えば、パネルの配線機能を利用してオフィス内に配線を張り巡らしたい場合には、構造枠体とパネル要素間に形成される空間を配線空間として利用するべくパネルの厚み寸法が比較的厚いタイプのものを利用し、一方、オフィスの省スペース化を図る場合には、その厚み寸法が比較的薄いタイプのものを使用するなどの使用態様が考えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
一方、従来、異なる厚み寸法のパネルを各種構成する際には、各種厚み寸法が異なる構造枠体を数種類用意し、これら構造枠体にパネル要素のみ共通のものを装着するようにしている。しかしながら、このような構成であると、比較的大型で生産及び保管上の負担が大きい構造枠体において厚みの異なるものが各種必要となり、生産上の負担やコストが増大するだけでなく、常時、工場内に数種類を在庫しておかねばならないため専用の在庫スペースが必要となるなど、種々の負担が製造者側に生じるものであった。また、現場で簡単に使用者の要望に合わせて厚み変更できない等、使用変更や要求に対し柔軟に対応できないという不具合もあった。
【0005】
また、一枚のパネルの中で部分的に厚みを変更させて、様々な使用態様に対応したいという要望もある。
【0006】
そこで、本発明は、上記課題に着目して、構造枠体やパネル要素等に変更を加えることなく、部分的又は全体的にパネルの厚みを変更できるように構成し、様々な使用態様に柔軟に対応し得るようにしたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明は、側枠部材と横枠部材とから構成されパネル本体の骨格を形成する構造枠体と、前記構造枠体の前後少なくとも一方の面に着脱可能に装着されるパネル要素とを具備してなるものにおいて、前記構造枠体又はパネル要素の対向面の何れか一方側に設けた爪部と、この爪部に取り付けられ、前記構造枠体又はパネル要素の対向面の他方側に係り合う爪要素を有する厚み調整部材とを具備し、この厚み調整部材が、前記構造枠体とパネル要素の対向面間に介在して前記対向面間の離間距離を変更し得るものであり、異なる奥行き寸法の厚み調整部材に付け替えることにより前記離間距離を変更することを特徴とする。
【0008】
このような構成のものであると、パネルの厚み寸法を部分的又は全体的に変更したい場合に、構造枠体及びパネル要素に変更を加えずとも、厚み調整部材を取り付けたり、厚み寸法の異なる厚み調整部材を付け替えたりする等して、簡単に構造枠体とパネル要素の対向面間の離間距離を変更してパネルの厚み寸法を変更し、使用者が要望する種々の使用形態に柔軟に応えることが可能となる。
【0009】
厚み調整部材の種類を種々変更する等してパネルの厚み変更に対応する場合に、その変更作業を容易なものとし得るには、厚み調整部材が、前記爪部に対して着脱可能に取り付けられることが望ましい。
【0010】
厚み調整部材が落下すること等を有効に防止するとともに、取付の便を図るには、厚み調整部材が、前記爪部に対してパネル本体の幅方向に沿って略水平方向にスライドさせることにより取り付けられるものであることが望ましい。
【0011】
パネル要素に幅方向の外力が働いた場合に、前記爪部から厚み調整部材が外れることを有効に防止するには、厚み調整部材が、パネル本体の幅方向に沿った位置に複数設けてあり、そのうちの少なくとも対をなすものが、それぞれ逆方向にスライドさせることにより前記爪部に取り付けられるものであることが望ましい加工の容易性等を図るには、爪部が、前記パネル要素側に設けてあるとともに、前記厚み調整部材の爪要素が、前記構造枠体に設けた開口に係り合うことが望ましい。
【0012】
好適な実施の態様としては、爪部が、前記パネル要素の上部側又は下部側に設けた第1、第2の爪部であるとともに、前記厚み調整部材が、前記第1、第2の爪部にそれぞれ取り付けられる第1、第2の厚み調整部材であり、上部側に取り付けられる第1の厚み調整部材の爪要素が上向爪であり、下部側に取り付けられる第2の厚み調整部材の爪要素が下向爪であるものが挙げられる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態について説明する。
【0014】
この実施の形態におけるパネル1は、図1及び図2に示すように、パネル本体8の骨格を形成する構造枠体2と、この構造枠体2の前後両面側に着脱可能に装着されるパネル要素3と、前記構造枠体2の上端部に取り付けられる笠木Kと、前記構造枠体2の下端部に取り付けられる巾木Hとを具備している。なお、図1では、前記笠木K及び巾木Hを想像線で示している。そして、本実施の形態のパネル1は、前記構造枠体2とパネル要素3とによって閉止される位置である内部空間を配線類を収納し得る配線空間Sとしている。
【0015】
以下、各部の構成について説明する。
【0016】
構造枠体2は、図2に示すように、パネル1の側端面を形成する略鉛直方向に沿って配置した左右の側枠部材21と、これら左右の側枠部材21を連結する略水平方向に沿って配置した複数の横枠部材22とを具備し、これら側枠部材21と横枠部材22とを枠体状に連結している。側枠部材21は、略鉛直方向に沿って位置する略角パイプ状のものである。横枠部材22は、略水平方向に沿って位置する横断面略下向きコ字形のものである。そして、その左右側端面を前記左右の側枠部材21の内側面に当接させて、溶接等の適宜の手段で左右の側枠部材21間に取り付けてある。
【0017】
パネル要素3は、図2に示すように板金製の板状部材を折り曲げて構成してある長方形状のもので、面板部31の裏面側に芯材32を充填してある。このパネル要素3は、上下方向に沿って複数枚連設されることにより、前記構造枠体2の略全域を覆う位置に設けてある。
【0018】
このような構成のものにおいて、本実施の形態では、前記パネル要素3の面板部31の裏面側に爪部たる第1、第2の爪部4、5を設けるとともに、これら第1、第2の爪部4、5にそれぞれ取り付けられ、前記構造枠体2側に係り合う第1、第2の厚み調整部材たる第1、第2の取付爪体6、7とを具備している。そして、これら第1、第2の取付爪体6、7を利用して、前記側枠部材21にパネル要素3を着脱可能に装着し得るようにしているとともに、パネル1の厚み寸法を変更し得るようにしている。すなわち、これら第1、第2の取付爪体6、7は、前記構造枠体2とパネル要素3の対向面間に介在するものであり、本実施の形態では、異なる厚み寸法を有する取付爪体を取り付けて前記対向面間の離間距離を変化させることにより、パネルの厚み寸法を変更するようにしている。なお、本実施の形態では、前記構造枠体2とパネル要素3の対向面を、前記横枠部材21の前後面21aと、パネル要素3の裏面3aとしている。また、図2中符号Aで示すものは、パネル要素3の裏面3aに突き当って、そのへこみを防止するへこみ防止部材であり、前記横枠部材22に対する取付姿勢を変更することにより、パネル1の厚み寸法を変更した場合にも良好に対応し得るものである。
【0019】
以下、各部の構成について説明する。
【0020】
第1の爪部4は、図3、図5及び図6に示すように、板金製の薄板状部材を折り曲げて形成したもので、前記パネル要素3の面板部31の裏面31a側の上端部近傍に前記芯材32に代えてそれぞれ左右対をなして溶接等の適宜の手段で取り付けてある。具体的には、前記面板部31の裏面31a側に取り付けてある正面視略矩形状の取付板41と、この取付板41の上縁部の略中央位置から一体に延出した頂壁421及び垂下壁422から構成される上保持部42と、前記取付板41の下縁部の略中央位置から一体に延出した底壁431及び起立壁432から構成される下保持部43とを具備している。なお、前記下保持部43の起立壁432には、正面視円形状の貫通孔433が設けてある。
【0021】
第2の爪部5は、図4、図5及び図7に示すように、板金製の薄板状部材を折り曲げて形成したもので、前記パネル要素3の面板部31の裏面31a側の下端部近傍に、前記芯材32に代えてそれぞれ左右対をなして溶接等の適宜の手段で取り付けてある。具体的には、前記面板部31の裏面31a側に取り付けてある正面視略矩形状の取付板51と、この取付板51の上縁部の略中央位置から一体に延出した頂壁521及び傾斜壁522とから構成される下向爪部52とを具備している。
【0022】
第1の取付爪体6は、図3、図5及び図6に示すように、前記左右の第1の爪部4に着脱可能に取り付けてある左右に対をなすものであり、前記第1の爪部4に対してパネル要素3の幅方向に沿って略水平方向にスライドさせることにより取り付けられるものである。本実施の形態では、左右の第1の取付爪体6は、それぞれ逆方向、すなわち互いに離間する方向にスライドさせることにより前記第1の爪部4に取り付けられるように、互いに左右対称な構成を有している。この第1の取付爪体6は、前記第1の爪部4において取付板41及び上下保持部42、43間に形成される挿入空間内に挿入される取付爪体本体61と、前記取付爪体本体61の下端部側に設けてある舌片62と、所定の取付位置で前記第1の爪部4の上下保持部42、43の内側面に突き当たって位置決めを行う当たり部63と、前記取付爪体本体61の左右端部からパネル1の内方に向って突出した左右一対の突出壁64と、これら左右の突出壁64間に設けてある弾性変形可能な爪要素たる上向爪部65とを具備している。
【0023】
取付爪体本体61は、パネル要素3の幅方向に沿って横スライドさせることによって、前記第1の爪部4の挿入空間内に挿入される略直方体状のものである。
【0024】
舌片62は、前記取付爪体本体61の下端部側に設けた開口611内に位置するもので、その外側端側を前記取付爪体本体61の一部から延出し、内側端側を自由端とするものである。そして、この舌片62は、挿入時に前記第1の爪部4の下保持部43の起立壁432に押されて経過的に弾性変形し所定の取付位置で元の形状に復元して前記貫通孔433に係り合う突部621を有している。
【0025】
当たり部63は、前記取付爪体本体61の内側端側に設けた板状のもので、前記取付爪体本体61の上下面よりも上下方向に延出した上下延出端部631を具備し、これら上下延出端部631が、所定の取付位置で前記第1の爪部4の上下保持部42、43の内側面に突き当たって位置決めを行う。
【0026】
突出壁64は、所定の取付位置で前記側枠部材21の開口211内に挿入される挿入部641と、前記側枠部材21の前後面21aとパネル要素3の裏面3a間に介在する介在部642とを具備している。
【0027】
上向爪部65は、前記パネル要素3を構造枠体2に取り付ける際に、前記側枠部材21に設けた開口211に係り合うもので、前記開口211に挿入した時に、当該開口211の上開口縁部211aに押されて経過的に弾性変形し、所定の取付位置で元の形状に復元して前記側枠部材21と係り合うものである。
【0028】
第2の取付爪体7は、図4、図5及び図7に示すように、前記左右の第2の爪部5に対して着脱可能な左右に対をなすものであり、前記パネル要素3の幅方向に沿って略水平方向にスライドさせることにより取り付けられるものである。本実施の形態では、左右の第2の取付爪体7は、それぞれ逆方向、すなわち互いに離間する方向にスライドさせることにより前記第2の爪部5に取り付けられるように互いに左右対称な構成を有している。この第2の取付爪体7は、略直方体状の取付爪体本体71と、前記第2の爪部5の下向爪部52を挿入するための溝部72と、前記取付爪体本体71からパネル1の内方に向って突出した爪要素たる下向爪部73とを具備している。
【0029】
溝部72は、前記取付爪体本体71の外側面711及びパネル要素3と対向する面712側に開口している。なお、この溝部72は、外側面711側近傍の下向面72aから下方に突出した弾性変形可能なリブ721を有している。そして、このリブ721は、前記溝部72に第2の爪部5の下向爪部52を挿入した際に、経過的に弾性変形して前記第2の爪部5の挿入を許容し、所定の取付位置で元の形状に復元して前記第2の爪部5の外側面に突き当って前記第2の取付爪体7の所定の取付位置からの移動を禁止するものである。なお、図中符号74で示すものは、軽量化等を図るために設けた肉抜部である。
【0030】
このような構成のものにおいて、パネル1の厚み変更に対応する場合には、異なる奥行寸法を有する第1、第2の取付爪体を取り付けることにより、前記側枠部材21の前後面21aとパネル要素3の裏面3aとの間の離間距離を変更するようにしている。例えば、本実施の形態において、パネル1の厚み寸法を小さくする場合には、図8に示すように、パネル要素3の上端部側では、前記第1の爪部4に前述した第1の取付爪体6よりも奥行寸法の小さい第1の取付爪体106を取り付けて、上向爪部1065を側枠部材21に設けた開口211に係り合わせるとともに、前記パネル要素3の下端部側では、前記第2の爪部5の下向爪部52を前記側枠部材21の開口211に直接的に係り合わせるようにしている。
【0031】
次に、前記構造枠体2にパネル要素3を取り付ける場合の手順について説明する。
【0032】
先ず、図2に示すように、前記パネル要素3の第1、第2の爪部4、5に、それぞれ第1、第2の取付爪体6、7を取り付ける。なお、この時に、パネル1の厚みに対応させて、取り付ける取付爪体の種類を変更する、又は取付爪体を取り付けないという選択をする。
【0033】
しかして、前記第1の爪部4に第1の取付爪体6を取り付ける際には、図3及び図6に示すように、左右の第1の取付爪体6を前記第1の爪部4の内側面側から互いに離間する方向へパネル要素3の幅方向に沿って横スライドさせることにより、前記取付爪体本体61を第1の爪部4の前記挿入空間内へ挿入する。挿入時、前記舌片62が、前記第1の爪部4の下保持部43の起立壁432に押されて経過的に弾性変形し所定の取付位置で元の形状に復元することにより前記下保持部43の貫通孔433に突部621を係り合わせるとともに、図6中想像線で示すように、前記当たり部63の上下延出端部631が、所定の取付位置で前記第1の爪部4の上下保持部42、43の内側面に突き当たって位置決めされる。
【0034】
一方、第2の爪部5に第2の取付爪体7を取り付ける際には、図4及び図7に示すように、左右の第2の取付爪体7を前記第2の爪部5の内側面側から互いに離間する方向へパネル要素3の幅方向に沿って横スライドさせることにより、前記溝部72内に第2の爪部5を挿入する。挿入時、前記溝部72の下向面72aに設けた前記リブ721は、前記第2の爪部5の頂壁521に押されて経過的に弾性変形することにより、前記第2の爪部5の挿入を許容する。そして、このリブ721は、所定の取付位置で元の形状に復元し、図7に示すように、前記第2の爪部5の外側面に突き当って前記第2の取付爪体7の所定取付位置からの移動を禁止する。
【0035】
次に、前記第1、第2の取付爪体6、7を取り付けたパネル要素3を前記構造枠体2の側枠部材21に取り付ける際の手順について説明する。
【0036】
先ず、図9中想像線に示すように、パネル要素3の下端部側に設けた第2の取付爪体7の下向爪部73を前記側枠部材21の開口211の下開口縁部211bに上方から引っ掛ける。しかる後、パネル要素3の下端部側を支点にして、上端部側を側枠部材21に接近させる方向へ回転させる。このように前記パネル要素3を回転させることにより、図9に示すように、前記第1の取付爪体6の挿入部641を前記開口211内に挿入する。挿入時、前記上向爪部65が、前記開口211の上開口縁部211aに押されて下方に弾性変形し、通過後、図5に示すように、元の形状に復元して前記側枠部材21に係り合って、前記構造枠体2に取り付けられる。
【0037】
このような構成のものであると、パネル1の厚み寸法を部分的又は全体的に変更したい場合に、構造枠体2及びパネル要素3に変更を加えずとも、前記第1、第2の取付爪体6、7を付け替えることにより、簡単に側枠部材21の前後面21aとパネル要素3の裏面3a間の離間距離を変更してパネル1の厚み寸法を変更し、使用者が要望する種々の使用形態に柔軟に応えることが可能となる。
【0038】
第1、第2の取付爪体6、7が、前記第1、第2の爪部4、5に対して着脱可能に取り付けられるものであるので、本実施の形態のように、前記第1、第2の取付爪体の種類を種々変更する等してパネルの厚み変更に対応する場合に、その変更作業を容易なものとし得る。
【0039】
第1、第2の取付爪体6、7が、前記第1、第2の爪部4、5に対してパネル要素3の幅方向に沿って略水平方向にスライドさせることにより取り付け得るものであるので、本実施の形態のように、パネル要素3を側枠部材21に取り付けるための上下向爪部65、73がパネル1の厚み方向に係り合うものなので、取付方向が直交することとなり、簡単な構成で第1、第2の取付爪体6、7が落下すること等を有効に防止するとともに、取付の便を図ることも可能である。
【0040】
第1、第2の取付爪体6、7が、左右に対をなして設けてあり、これら対をなすものが、それぞれ逆方向に向って幅方向に横スライドさせることにより前記第1、第2の爪部4、5に取り付けられるものであるので、パネル要素3に幅方向の外力が働いた場合に、前記第1、第2の爪部4、5から第1、第2の取付爪体6、7が外れることを有効に防止することができる。
【0041】
第1、第2の爪部4、5が、前記パネル要素3側に設けてあるとともに、前記第1、第2の取付爪体6、7の上下向爪部65、73が、前記構造枠体2に設けた開口211に係り合うので、構造枠体2側に爪部を設ける場合に比べて、加工容易性等を図ることが可能である。
【0042】
前記パネル要素3の上下端部側に設けた第1、第2の爪部4、5と、前記第1、第2の爪部4、5にそれぞれ取り付けられる第1、第2の取付爪体6、7とを具備し、上端部側に取り付けられる第1の取付爪体6の爪要素が上向爪部65であり、下端部側に取り付けられる第2の取付爪体7の爪要素が下向爪部73であるので、前記パネル要素3を確実に構造枠体2に取り付けることができる。
【0043】
なお、本発明における構成は、以上説明したものに限定されないのは勿論である。例えば、本実施の形態では、左右の取付爪体を爪部の内側面側から互いに離間する方向へ横スライドさせて取り付けるようにしていたが、前記爪部の外側面側から外側面側から互いに相寄る方向へ横スライドさせて取り付けるようにしてもよい。その他の構成も本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
【0044】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したような構成で実施され以下に記載されるような効果を奏する。
【0045】
すなわち、本発明は、前記構造枠体又はパネル要素の対向面の何れか一方側に設けた爪部と、この爪部に取り付けられ、前記構造枠体又はパネル要素の対向面の他方側に係り合う厚み調整部材とを具備し、この厚み調整部材が、前記構造枠体とパネル要素の対向面間に介在して前記対向面間の離間距離を変更し得るものであるので、構造枠体及びパネル要素に変更を加えずとも、厚み調整部材を利用することにより、簡単に構造枠体とパネル要素の対向面間の離間距離を変更してパネルの厚み寸法を変更し、使用者が要望する種々の使用形態に柔軟に応えることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す全体斜視図。
【図2】同分解斜視図。
【図3】同要部を示す分解斜視図。
【図4】同要部を示す分解斜視図。
【図5】同側断面図。
【図6】同作用説明図。
【図7】同作用説明図。
【図8】同一変形例を示す側断面図。
【図9】同作用説明図。
【符号の説明】
1…パネル
2…構造枠体
21…側枠部材
21a…対向面(前後面)
211…開口
22…横枠部材
3…パネル要素
3a…対向面(裏面)
4…爪部(第1の爪部)
5…爪部(第2の爪部)
6…第1の厚み調整部材(第1の取付爪体)
65…爪要素(上向爪部)
7…第2の厚み調整部材(第2の取付爪体)
73…爪要素(下向爪部)

Claims (12)

  1. 側枠部材と横枠部材とから構成されパネル本体の骨格を形成する構造枠体と、前記構造枠体の前後少なくとも一方の面に着脱可能に装着されるパネル要素とを具備してなるものにおいて、
    前記構造枠体又はパネル要素の対向面の何れか一方側に設けた爪部と、この爪部に取り付けられ、前記構造枠体又はパネル要素の対向面の他方側に係り合う爪要素を有する厚み調整部材とを具備し、この厚み調整部材が、前記構造枠体とパネル要素の対向面間に介在して前記対向面間の離間距離を変更し得るものであり、異なる奥行き寸法の厚み調整部材に付け替えることにより前記離間距離を変更することを特徴とするパネル。
  2. 厚み調整部材が、前記爪部に対して着脱可能に取り付けられるものであることを特徴とする請求項1記載のパネル。
  3. 厚み調整部材が、前記爪部に対してパネル本体の幅方向に沿って略水平方向にスライドさせることにより取り付けられるものであることを特徴とする請求項1又は2記載のパネル。
  4. 厚み調整部材が、パネル本体の幅方向に沿った位置に複数設けてあり、そのうちの少なくとも対をなすものが、それぞれ逆方向にスライドさせることにより前記爪部に取り付けられるものであることを特徴とする請求項3記載のパネル。
  5. 爪部が、前記パネル要素側に設けてあるとともに、前記厚み調整部材の爪要素が、前記構造枠体に設けた開口に係り合うことを特徴とする請求項1、2、3又は4記載のパネル。
  6. 爪部が、前記パネル要素の上部側又は下部側に設けた第1、第2の爪部であるとともに、前記厚み調整部材が、前記第1、第2の爪部にそれぞれ取り付けられる第1、第2の厚み調整部材であり、上部側に取り付けられる第1の厚み調整部材の爪要素が上向爪であり、下部側に取り付けられる第2の厚み調整部材の爪要素が下向爪であることを特徴とする請求項5記載のパネル。
  7. 側枠部材と横枠部材とから構成されパネル本体の骨格を形成する構造枠体と、前記構造枠体の前後少なくとも一方の面に着脱可能に装着されるパネル要素とを具備してなるパネルにおいて、前記構造枠体又はパネル要素の対向面の何れか一方側に設けた爪部に取り付けられ、前記構造枠体又はパネル要素の対向面の他方側に係り合う爪要素を有するものであるとともに、前記構造枠体とパネル要素の対向面間に介在して前記対向面間の離間距離を変更し得るものであり、異なる奥行き寸法のものに付け替えることにより前記離間距離を変更することを特徴とする厚み調整部材。
  8. 前記爪部に対して着脱可能に取り付けられるものであることを特徴とする請求項7記載の厚み調整部材。
  9. 前記爪部に対してパネル本体の幅方向に沿って略水平方向にスライドさせることにより取り付けられるものであることを特徴とする請求項7又は8記載の厚み調整部材。
  10. パネル本体の幅方向に沿った位置に複数設けてあり、そのうちの少なくとも対をなすものが、それぞれ逆方向にスライドさせることにより前記爪部に取り付けられるものであることを特徴とする請求項9記載の厚み調整部材。
  11. パネル要素側に設けた爪部に取り付けられ、前記爪要素を前記構造枠体に設けた開口に係り合わせることを特徴とする請求項7、8、9又は10記載の厚み調整部材。
  12. 前記パネル要素の上部側又は下部側に設けた第1、第2の爪部にそれぞれ取り付けられるものであり、上部側の爪要素が上向爪であり、下部側の爪要素が下向爪であることを特徴とする請求項11記載の厚み調整部材。
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