JP2010281105A - 足場用幅木取付金具 - Google Patents
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Abstract
【課題】幅木が差し込みやすい足場用幅木取付金具を提供すること。
【解決手段】本発明は、仮設足場に幅木21を取り付けるための足場用幅木取付金具1である。足場用幅木取付金具1は、垂直断面が略コの字状で、水平足場支柱23の形状に沿った凹部5a,5bを下部に有する幅木挿入溝2と、幅木挿入溝2の一面に配置されており、かつ垂直足場支柱20に引っ掛けられるように屈曲又は湾曲した第1の引っ掛け部3と、幅木挿入溝2の一面に配置されており、かつ第1の引っ掛け部3とは逆の方向に屈曲又は湾曲した第2の引っ掛け部4とを備える。幅木挿入溝2は、上辺部分が外側に屈曲する屈曲部7を含む。
【選択図】図2
【解決手段】本発明は、仮設足場に幅木21を取り付けるための足場用幅木取付金具1である。足場用幅木取付金具1は、垂直断面が略コの字状で、水平足場支柱23の形状に沿った凹部5a,5bを下部に有する幅木挿入溝2と、幅木挿入溝2の一面に配置されており、かつ垂直足場支柱20に引っ掛けられるように屈曲又は湾曲した第1の引っ掛け部3と、幅木挿入溝2の一面に配置されており、かつ第1の引っ掛け部3とは逆の方向に屈曲又は湾曲した第2の引っ掛け部4とを備える。幅木挿入溝2は、上辺部分が外側に屈曲する屈曲部7を含む。
【選択図】図2
Description
本発明は、仮設足場における足場板の側縁又は周縁開放部に沿ってせき止め用幅木を取り付けるための幅木取付金具に関する。
仮設足場に対する幅木を取り付けるための金具として、特許文献1に記載の金具が存在する。特許文献1に記載の幅木取付金具は、上下一対のU字状保持片(31,31)を垂直足場支柱に引っかけることによって、幅木取付金具が左右に移動するのを防止している。また、中央U字片(51)によって、幅木取付金具が下方に移動するのが防止される。そして、幅木差込溝(41)に幅木(60)が差し込まれる。これにより、幅木(60)が足場に取り付けられる。
特許文献1に記載の幅木取付金具において、幅木差込溝(41)は、上部がまっすぐ垂直になっている。足場での作業スペースは限られている。そのため、このように、幅木差込溝(41)がまっすぐ垂直になっていると、幅木が差込にくい。
それゆえ、本発明の目的は、幅木が差し込みやすい足場用幅木取付金具を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明は、以下のような特徴を有する。本発明は、仮設足場に幅木を取り付けるための足場用幅木取付金具であって、垂直断面が略コの字状で、水平足場支柱の形状に沿った凹部を下部に有する幅木挿入溝と、幅木挿入溝の一面に配置されており、かつ垂直足場支柱に引っ掛けられるように屈曲又は湾曲した第1の引っ掛け部と、幅木挿入溝の一面に配置されており、かつ第1の引っ掛け部とは逆の方向に屈曲又は湾曲した第2の引っ掛け部とを備え、幅木挿入溝は、一面と対向する面の上辺部分が外側に屈曲する屈曲部を含むことを特徴とする。好ましくは、幅木挿入溝は、溝を二つに仕切る仕切部を含むと良い。好ましくは、足場用幅木取付金具は、さらに、幅木挿入溝に対して略垂直に配置された垂直差込溝を備えると良い。好ましくは、幅木挿入溝は、一面に、凹部から伸びる溝部を含むと良い。
本発明によれば、第1及び第2の引っ掛け部を設けることによって、簡単に、垂直足場支柱に足場用幅木取付金具を取り付けることができる。また、凹部によって、足場用幅木取付金具が下方にずれなくなる。さらに、幅木挿入溝が上辺部分に屈曲部を含むこととなるので、幅木を幅木挿入溝に差し込みやすくなる。
幅木の差込方法としては、幅木の中間部分を幅木挿入溝に挿入する方法と、幅木挿入溝に仕切部を設けて、幅木の端部を幅木挿入溝に挿入する方法とがある。適宜、幅木の長さに応じて、仕切部がない足場用幅木取付金具と、仕切部がある足場用幅木取付金具とを使い分けることができる。
また、垂直差込溝を設けることによって、幅木を垂直に足場に取り付けることができる。垂直差込溝を備える足場用幅木取付金具は、たとえば、足場の角部分に使用することができる。さらに、幅木挿入溝に溝部を設けることによって、足場支柱から突出する金具が設けられていたとしても、足場用幅木取付金具を仮設足場に取り付けることができる。このように、本発明の足場用幅木取付金具は、仮設足場に幅木を容易に取り付けるために利用でき、幅木の長さや幅木を取り付ける位置など、様々に取付条件が変わったとしても、適切な足場用幅木取付金具を選択して、幅木を仮設足場に取り付けることができる。
本発明のこれらおよび他の目的、特徴、局面、効果は、添付図面と照合して、以下の詳細な説明から一層明らかになるであろう。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る足場用幅木取付金具1の斜視図である。図2は、足場用取付金具1を仮設足場に取り付けて、幅木21を足場用取付金具1に取り付けたときの様子を示す斜視図である。なお、図2において、足場板22を水平足場支柱23に取り付けるための金具は省略されている(以下同様)。図1において、足場用幅木取付金具1は、幅木挿入溝2と、第1の引っ掛け部3と、第2の引っ掛け部4とを備える。幅木挿入溝2は、凹部5a,5bと、溝部6と、屈曲部7とを含む。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る足場用幅木取付金具1の斜視図である。図2は、足場用取付金具1を仮設足場に取り付けて、幅木21を足場用取付金具1に取り付けたときの様子を示す斜視図である。なお、図2において、足場板22を水平足場支柱23に取り付けるための金具は省略されている(以下同様)。図1において、足場用幅木取付金具1は、幅木挿入溝2と、第1の引っ掛け部3と、第2の引っ掛け部4とを備える。幅木挿入溝2は、凹部5a,5bと、溝部6と、屈曲部7とを含む。
幅木挿入溝2は、垂直断面が略コの字状である。凹部5a,5bは、足場用幅木取付金具1の下部に設けられており、水平足場支柱23に沿った形状を有する。溝部6は、凹部5bから伸びるように形成されており、垂直足場支柱20から突出する金具24を入れることができる程度の幅を有する。幅木挿入溝2は、第1及び第2の引っ掛け部3,4を配置する面と対向する面の上辺部分を、外側に屈曲させることによって、屈曲部7を形成している。
第1の引っ掛け部3は、幅木挿入溝2において、屈曲部7が形成されている面と対向する面に配置されており、かつ、垂直足場支柱20に外側から引っ掛けられるようにL字状に屈曲している。なお、第1の引っ掛け部3は、U字状など、L字状以外に屈曲又は湾曲していても良い。
第2の引っ掛け部4は、幅木挿入溝2において、屈曲部7が形成されている面と対向する面に配置されており、かつ、垂直足場支柱20に外側から引っ掛けられるようにL字状に屈曲している。さらに、第2の引っ掛け部4は、第1の引っ掛け部3の屈曲方向とは逆の方向に屈曲している。なお、第2の引っ掛け部4は、U字状など、L字状以外に屈曲又は湾曲していても良い。
これにより、第1及び第2の引っ掛け部3,4が上下一対となって、足場垂直支柱20に引っ掛けられ、足場用幅木取付金具1が左右に動くのを防止する。さらに、凹部5a,5bが垂直足場支柱23に当接することによって、足場用幅木取付金具1が下方に移動するのが防止される。屈曲部7が外側に屈曲しているので、幅木21を入れる間口が広がり、幅木21を簡単に幅木挿入溝2に挿入することができる。よって、幅木21が差し込みやすい足場用幅木取付金具1が提供されることとなる。
なお、第1の実施形態に係る足場用幅木取付金具1を用いた場合、幅木21の中間部分だけでなく、幅木21の端部でも幅木21が仮設足場に取り付けられる。
(第2の実施形態)
図3は、本発明の第2の実施形態に係る足場用幅木取付金具1aの斜視図である。図4は、足場用取付金具1aを仮設足場に取り付けて、幅木21を足場用取付金具1aに取り付けたときの様子を示す斜視図である。図3及び図4において、第1の実施形態と同様の機能を有する部分については、同一の参照符号を付し、第1の実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
図3は、本発明の第2の実施形態に係る足場用幅木取付金具1aの斜視図である。図4は、足場用取付金具1aを仮設足場に取り付けて、幅木21を足場用取付金具1aに取り付けたときの様子を示す斜視図である。図3及び図4において、第1の実施形態と同様の機能を有する部分については、同一の参照符号を付し、第1の実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
第2の実施形態では、幅木挿入溝2の中間部分に、仕切部8が設けられている。図3及び図4に示すように、仕切部8によって形成される挿入溝部9a,9bに、幅木21の端部が挿入される。このようにして、幅木21が仮設足場に取り付けられる。なお、挿入溝部9a又は9bのどちらか一方にだけ、幅木21が挿入されても良い。
(第3の実施形態)
図5は、本発明の第3の実施形態に係る足場用幅木取付金具1bの斜視図である。図6は、足場用取付金具1bを仮設足場に取り付けて、幅木21を足場用取付金具1bに取り付けたときの様子を示す斜視図である。図5及び図6において、第1及び第2の実施形態と同様の機能を有する部分については、同一の参照符号を付し、第1及び第2の実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
図5は、本発明の第3の実施形態に係る足場用幅木取付金具1bの斜視図である。図6は、足場用取付金具1bを仮設足場に取り付けて、幅木21を足場用取付金具1bに取り付けたときの様子を示す斜視図である。図5及び図6において、第1及び第2の実施形態と同様の機能を有する部分については、同一の参照符号を付し、第1及び第2の実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
第3の実施形態において、足場用幅木取付金具1bは、さらに、幅木挿入溝2の屈曲部7側の面に、断面略コの字状の垂直差込部10を備える。これにより、挿入溝部9cがさらに形成される。垂直差込部10にも幅木(図示せず)の端部を挿入することができる。これにより、幅木を垂直に仮設足場に取り付けることができる。たとえば、足場用幅木取付金具1bは、仮設足場の角部分に用いられる。なお、角部分だけでなく、足場用幅木取付金具1bは、挿入溝部9a,9bを有するので、仮設足場の中間部分に取り付けられても良い。なお、第3の実施形態において、仕切部8が無くても良い。
(第4の実施形態)
図7は、本発明の第4の実施形態に係る足場用幅木取付金具1cの斜視図である。図7に示すように、幅木差込溝2の端部は、閉口部11によって閉じられていても良い。
図7は、本発明の第4の実施形態に係る足場用幅木取付金具1cの斜視図である。図7に示すように、幅木差込溝2の端部は、閉口部11によって閉じられていても良い。
(第5の実施形態)
図8は、本発明の第5の実施形態に係る足場用幅木取付金具1dの斜視図である。図8に示すように、幅木差込溝2は、一枚の幅木の端部だけが挿入できる大きさであっても良い。当然、足場用幅木取付金具1dは、幅木の中間部分を固定するために用いられても良い。
図8は、本発明の第5の実施形態に係る足場用幅木取付金具1dの斜視図である。図8に示すように、幅木差込溝2は、一枚の幅木の端部だけが挿入できる大きさであっても良い。当然、足場用幅木取付金具1dは、幅木の中間部分を固定するために用いられても良い。
以上、本発明を詳細に説明してきたが、前述の説明はあらゆる点において本発明の例示にすぎず、その範囲を限定しようとするものではない。本発明の範囲を逸脱することなく種々の改良や変形を行うことができることは言うまでもない。
本発明は、建設分野等において利用可能である。
1,1a,1b,1c,1d 足場用幅木取付金具
2 幅木挿入溝
3 第1の引っ掛け部
4 第2の引っ掛け部
5a,5b 凹部
6 溝部
7 屈曲部
8 仕切部
9a,9b,9c 挿入溝部
10 垂直差込部
11 閉口部
20 垂直足場支柱
21 幅木
22 足場板
23 水平足場支柱
24 金具
2 幅木挿入溝
3 第1の引っ掛け部
4 第2の引っ掛け部
5a,5b 凹部
6 溝部
7 屈曲部
8 仕切部
9a,9b,9c 挿入溝部
10 垂直差込部
11 閉口部
20 垂直足場支柱
21 幅木
22 足場板
23 水平足場支柱
24 金具
Claims (4)
- 仮設足場に幅木を取り付けるための足場用幅木取付金具であって、
垂直断面が略コの字状で、水平足場支柱の形状に沿った凹部を下部に有する幅木挿入溝と、
前記幅木挿入溝の一面に配置されており、かつ垂直足場支柱に引っ掛けられるように屈曲又は湾曲した第1の引っ掛け部と、
前記幅木挿入溝の前記一面に配置されており、かつ前記第1の引っ掛け部とは逆の方向に屈曲又は湾曲した第2の引っ掛け部とを備え、
前記幅木挿入溝は、前記一面と対向する面の上辺部分が外側に屈曲する屈曲部を含むことを特徴とする、足場用幅木取付金具。 - 幅木挿入溝は、溝を二つに仕切る仕切部を含むことを特徴とする、請求項1に記載の足場用幅木取付金具。
- さらに、幅木挿入溝に対して略垂直に配置された垂直差込溝を備えることを特徴とする、請求項1又は2に記載の足場用幅木取付金具。
- 前記幅木挿入溝は、前記一面に、凹部から伸びる溝部を含むことを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の足場用幅木取付金具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009134915A JP2010281105A (ja) | 2009-06-04 | 2009-06-04 | 足場用幅木取付金具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009134915A JP2010281105A (ja) | 2009-06-04 | 2009-06-04 | 足場用幅木取付金具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2010281105A true JP2010281105A (ja) | 2010-12-16 |
Family
ID=43538067
Family Applications (1)
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JP2009134915A Pending JP2010281105A (ja) | 2009-06-04 | 2009-06-04 | 足場用幅木取付金具 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2010281105A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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GB2486015A (en) * | 2010-12-02 | 2012-06-06 | Turner Access Ltd | Folding platform safety unit |
KR101979700B1 (ko) * | 2018-10-02 | 2019-05-17 | (주)동은에프앤씨 | 토보드시스템 |
GB2599003A (en) * | 2020-08-18 | 2022-03-23 | Three G Metal Fabrications Ltd | Modular platform system components and tools |
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2009
- 2009-06-04 JP JP2009134915A patent/JP2010281105A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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GB2486015A (en) * | 2010-12-02 | 2012-06-06 | Turner Access Ltd | Folding platform safety unit |
GB2491667A (en) * | 2010-12-02 | 2012-12-12 | Turner Access Ltd | Scaffolding stabiliser with circumferential fastening device |
KR101979700B1 (ko) * | 2018-10-02 | 2019-05-17 | (주)동은에프앤씨 | 토보드시스템 |
WO2020071606A1 (ko) * | 2018-10-02 | 2020-04-09 | (주)동은에프앤씨 | 토보드시스템 |
GB2599003A (en) * | 2020-08-18 | 2022-03-23 | Three G Metal Fabrications Ltd | Modular platform system components and tools |
GB2599003B (en) * | 2020-08-18 | 2024-04-03 | Three G Metal Fabrications Ltd | Modular platform system components and tools |
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