JP2006167362A - 棚板支持具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 後縁が直線形状の一般の棚板はもとより後縁に凹凸が施された変形棚板にも対応して使用できる汎用性を高めた棚板支持具を提供する。
【解決手段】 棚板2を支持して壁面3a等の取付下地3に固定することで棚板2を取付下地3に取付ける棚板支持具1である。棚板支持部4を有すると共に後端面を下地取付面5とした本体ブロック1aと、前端面に本体ブロック1aの下地取付面5と接続する接続面6を形成すると共に後端面を下地取付面7としたスペーサブロック1bとを有する。両ブロック1a,1bに、取付下地3に固定させるための下地固定手段と、本体ブロック1aの下地取付面5にスペーサブロック1bの接続面6を接続したときに両ブロック1a,1bを連結させるための連結手段とをそれぞれ設ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は、棚板を壁面等の取付下地に取付けるための棚板支持具に関するものである。
従来から、壁面等の取付下地に棚板を取付けるには、たとえば棚板を支持した棚板支持具を取付下地に固定することで行われている(たとえば特許文献1参照)。ここで、棚板は物を安定的に載置する目的を有するから、棚板の後縁と取付下地との間には載置物が落下しないように極力隙間がないように施工される。ところで、近年、高意匠を備えたインテリアの人気が高まっており、棚板も例外ではなく、たとえば硝子板で構成した棚板の後縁に照明器具を付設したりと、様々な形状や種類の棚板が発表されている。
ところが、このように棚板の多品種化が進んだ結果、棚板支持具の種類が格段と増えてしまっており、そのため多品種少量生産を強いられる製造サイドにかかる負担が増大しているという問題が生じている。たとえば硝子板で構成した棚板の後縁に照明器具を付設したりして棚板の後縁が直線形状ではなく凹凸などの変形形状に形成された変形棚板を取付下地に固定する場合には、後縁が直線形状を有する一般の棚板と比べて棚板の後端と取付下地との距離が凹凸が施された分だけ異なることから、棚板の後縁と取付下地との間に極力隙間がないように施工するためには、一般の棚板に用いる棚板支持具の使用は不可能であった。
特開平6−233711号公報
本発明は上記の従来の問題点に鑑みて発明したものであって、後縁が直線形状の一般の棚板はもとより後縁に凹凸が施された変形棚板にも対応して使用できる汎用性を高めた棚板支持具を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために本発明の請求項1に係る棚板支持具は、棚板2を支持して壁面3a等の取付下地3に固定することで棚板2を取付下地3に取付ける棚板支持具1であって、棚板支持部4を有すると共に後端面を下地取付面5とした本体ブロック1aと、前端面に本体ブロック1aの下地取付面5と接続する接続面6を形成すると共に後端面を下地取付面7としたスペーサブロック1bとを有し、両ブロック1a,1bに、取付下地3に固定させるための下地固定手段と、本体ブロック1aの下地取付面5にスペーサブロック1bの接続面6を接続したときに両ブロック1a,1bを連結させるための連結手段とをそれぞれ設けたことを特徴とする。これによると、後縁が直線形状を有する一般の棚板2aに対しては、棚板2を本体ブロック1aの棚板支持部4で支持すると共に本体ブロック1aの下地取付面5を取付下地3に接地させて本体ブロック1aの下地固定手段で取付下地3に固定するといったように本体ブロック1aのみを用いればよく、また後縁が非直線形状の変形棚板2bに対しては、棚板2を棚板支持部4で支持した本体ブロック1aの下地取付面5にスペーサブロック1bの接続面6を合わせ、両ブロック1a,1bを連結手段を介して連結させ、一般の棚板2aに比べて変形棚板2bの後方突出寸法分をスペーサブロック1bで埋めるようにしてスペーサブロック1bの下地取付面7を取付下地3に接地させて下地固定手段で取付下地3に固定するといったように本体ブロック1a及びスペーサブロック1bを用いればよいのであり、つまり、一般の棚板2a及び変形棚板2bに対して同一の棚板支持具1を用いることができるのであって、棚板支持具1に一般の棚板2a及び変形棚板2bに対する汎用性を備えることができるのである。
また、請求項2に係る棚板支持具は、請求項1において、スペーサブロック1bの下地固定手段を、取付下地3に打入するビス等の固定具8が横方向に遊挿可能になる横長孔状の挿通孔29で形成したことを特徴とする。これによると、棚板2を取付下地3に取付けるには一対の棚板支持具1を用いて棚板2の長手方向の両端付近を支持して取付下地3に固定することが多く、加えて棚板2が非直線の後縁形状を有した変形棚板2bの場合には、スペーサブロック1bを用いて変形棚板2bの後方突出寸法分を埋めるために棚板2bの後縁の凹部36を本体ブロック1aの棚板支持部4に支持させることで変形棚板2bは棚板支持具1に支持されることになるが、横長孔状の挿通孔29に挿入した固定具8を取付下地3に打入させて取付下地3に固定したスペーサブロック1bは横方向に移動可能な状態にできるのであり、スペーサブロック1bを取付下地3に固定した後に変形棚板2bを棚板支持具1に支持させた際に、変形棚板2bの後縁の凸部35が上記固定状態にある一対のスペーサブロック1bの間に収まりきらなかったり収まっても余分な隙間が生じる場合にも、取付下地3に固定したスペーサブロック1bを横方向にずらして位置調節を行うことで、変形棚板2bの後縁の凸部35を一対のスペーサブロック1b間に隙間無く良好に収めることができるのであり、変形棚板2bを取付下地3にスムーズに取付けることができる。
また、請求項3に係る棚板支持具は、請求項1において、本体ブロック1aに上突出部10と下突出部11とを前方且つ水平に突設してこの上下の突出部10,11で前方に開口する水平溝12を形成し、下突出部11の上面に挟持板13を重ねて配置すると共に下突出部11に下方から螺合した挟持用ネジ14で挟持板13を上下に移動可能にし、水平溝12に挿入した棚板2を挟持板13で上突出部10の下面に押し付けて本体ブロック1aに支持可能にしたことで本体ブロック1aの棚板支持部4を形成し、挟持用ネジ14を隠すように本体ブロック1aに被着するカバー体15を設け、このカバー体15に、挟持板13と下突出部11の上面との間に挿入して挟持板13を下支えする支持片部16を設けたことを特徴とする。これによると、棚板2を本体ブロック1aで支持するのに挟持板13とカバー体15の支持片部16とで分散してその荷重を支えることができ、本体ブロック1aによる棚板2の支持強度を向上できる。
本発明は、棚板支持具に一般の棚板及び変形棚板の取付けにかかる汎用性を備えることができるから、棚板の種類に応じて増加していた棚板支持具の種類を抑制することができ、棚板支持具の種類の増加に伴う製造サイドへの負担を軽減できるといった利点を有しており、また、変形棚板の凸部をスムーズに一対のスペーサブロック間に良好に収めることができるから、棚板の取付下地への付設施工の施工性を向上できるといった利点を有しており、また、挟持板とカバー体の支持片部とで分散して棚板の荷重を支えることができるから、本体ブロックによる棚板の支持強度、ひいては棚板の積載荷重性能の向上を図ることができるといった利点を有している。
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基いて説明する。
本発明は、棚板2を壁面3a等の取付下地3に取付けてなる棚板装置Aにおいて棚板2を壁面3a等の取付下地3に取付けるのに用いる棚板支持具1であり、後縁が直線形状に施された一般の棚板2aはもとより後縁に凹凸があって非直線形状に施された変形棚板2bをも、1つの棚板支持具1を用いて取付下地3に取付けできるよう、棚板支持具1の汎用性を向上させたことに特徴を有したものである。以下、詳述する。
本例の棚板支持具1は、図1のように、互いに着脱可能な本体ブロック1aとスペーサブロック1bとから構成される。本体ブロック1aは、図5及び6のように、棚板2を支持する棚板支持部4を有すると共に垂直面に形成された後端面を取付下地3に接地させる下地取付面5とし、自身を取付下地3に固定させるための下地固定手段と、スペーサブロック1bを連結させるための連結手段とを設けて構成されたダイキャスト製のブロック体である。ここで、棚板支持部4は、上突出部10と下突出部11とを前方且つ水平に突設してこの上下の突出部10,11で前方に開口する水平溝12を形成し、下突出部11の上面に挟持板13を重ねて配置すると共に、下突出部11の下方から螺合した挟持用ネジ14で挟持板13を上下に移動可能にしたことで構成されており、水平溝12に前方から挿入した棚板2を挟持板13で上突出部10の下面に押し付けることで本体ブロック1aに支持可能にしている。
また、本体ブロック1aは重量軽減のための肉抜きが適宜施されており、詳しくは、後端面では後方に開口する肉抜き孔17が複数穿設され、下突出部11ではその下部に前方且つ下方に開口する空所18が穿設されている。ここで、複数の肉抜き孔17の任意の肉抜き孔17は後述するスペーサブロック1bの位置決め突部30を嵌合させる位置決め用孔19を構成している。なお、本例の挟持用ネジ14は、棚板2の支持強度向上のために下突出部11の前後2ヵ所に設けた挟持用ネジ孔20にスプリングワッシャ21を介してそれぞれ空所18から上方に向けて螺合し、上記挟持用ネジ孔20を通って水平溝12内に突出した各挟持用ネジ14の先端面で下突出部11の上面に配置された挟持板13を突き上げるようにしており、つまり、挟持板13は挟持用ネジ14の挟持用ネジ孔20への螺進の程度にて上下移動が可能にされている。
ここで、挟持板13は、図7のように、矩形板状の本体板部13aを有すると共に本体板部13aの両側縁から下方に折り曲げた一対のガイド片部13bを有して形成されている。挟持板13を下突出部11の上に載置したときには、下突出部11の上面から下方に穿設したスリット状のガイド孔22にガイド片部13bが挿入された状態にされるのであり、これにより、挟持用ネジ孔20に螺進する挟持用ネジ14の先端面が挟持板13の本体板部13aの下面に回動しながら当接した際にも、挟持板13が供廻りをしないで所定姿勢を保って上下に移動可能にされる。なお、棚板2を上下に挟持する挟持板13の上面及び上突出部10の下面には、それぞれ棚板2の上下面に圧接させるための弾性パッキン23が貼着されている。棚板支持部4で棚板2を支持したときこの弾性パッキン23は棚板2に対するすべり抵抗を増大させて水平溝12からの棚板2の抜けを有効に防止する。
また、本体ブロック1aでは、前方に面する水平溝12の後面及び空所18の後面にそれぞれ本体ブロック1aを前後に貫通する挿通孔9が穿設されている。なお、便宜上、水平溝12の挿通孔9は本体側上挿通孔9aと、空所18の挿通孔9は本体側下挿通孔9bと称する。詳しくは、本体側上挿通孔9aは水平溝12の後面への開口縁に固定具8や後述の連結具25の頭部を収納するザグリ9a1が形成され、また本体側下挿通孔9bは縦長孔状に形成されると共にその前方開口は空所18の後面に凹設した肉盗み用凹段部24内に形成されており、各挿通孔9の後方開口は本体ブロック1aの後端面に開口している。この各挿通孔9は、前方から挿通孔9を通って取付下地3に打入されるネジ等の固定具8と共に下地固定手段を構成すると同時に、前方から挿通孔9を通って後述するスペーサブロック1bに螺合されるネジ等の連結具25と共に連結手段を構成しており、つまり挿通孔9は下地固定手段と連結手段とを兼用するもので構成の簡略化が図られている。
また、本体ブロック1aには空所18を覆い隠すためのカバー体15が被着される。このカバー体15は、図8のように、空所18を覆い隠すために下突出部11に対して前方且つ下方から被着されるものであり、下突出部11の外形を一回り大きく形成したダイキャスト製の外殻体である。カバー体15の下端面に穿設された貫通孔26に下方からカバー用ネジ27を挿通すると共にこのカバー用ネジ27を下突出部11の下端面に穿設されたカバー用ネジ孔28に螺合させることでカバー体15は下突出部11を覆うように本体ブロック1aに装着される。なお、本体ブロック1aに被着したカバー体15の外面は、図11や図12のように、本体ブロック1aやこれに連結したスペーサブロック1bの外面と略面一になり、またカバー体15の貫通孔26の孔縁にはカバー用ネジ27の頭部を収容するザグリ26aが形成されており、棚板支持具1に一体感のある外観が現出できるようにされている。ここで、カバー体15の上端にある前端部には、挟持板13と下突出部11の上面との間に挿入して挟持板13を下支えする支持片部16が設けられている。
棚板支持部4に棚板2を支持させるには、図3及び4のように、水平溝12に前方から棚板2の後縁を挿入し、挟持用ネジ14を螺進させて挟持板13を上方移動させ、挟持板13の上面と上突出部10の下面とで棚板2を弾性パッキン23を介して挟持することで基本的には行われるのであるが、カバー体15はその支持片部16が挟持板13を下支えするように本体ブロック1aに被着されるから、棚板2を本体ブロック1aで支持するのに挟持板13とカバー体15の支持片部16とで分散してその荷重を支えることが可能になって、本体ブロック1aによる棚板2の支持強度を向上させ、ひいては棚板2の積載荷重性能の向上を図り得るようにされている。詳しくは、支持片部16は棚板2の水平溝12内にある前端位置で棚板2を支持できるから、比較的小さなモーメントで棚板2の支持強度の向上に資することができるのである。なお、本例では、上突出部10の下面と下突出部11の上面との間である水平溝12の上下寸法が、棚板2、挟持板13及び支持片部16の各厚み寸法の加算寸法と同寸法に設定されているから、挟持板13と下突出部11の上面との間に挿入した支持片部16は下突出部11の上面に載置されており、支持片部16で受けた棚板2の荷重は下突出部11で受けることができてより安定的に棚板2の支持強度の向上が図られている。
スペーサブロック1bは、図9及び10のように、前端面に本体ブロック1aの下地取付面5と接続する接続面6を形成すると共に垂直面である後端面を下地取付面7とし、自身を取付下地3に固定させるための下地固定手段と、本体ブロック1aを連結させるための連結手段とを設けて構成されたダイカスト製の矩形ブロック体である。ここで、スペーサブロック1bには前後に貫通する挿通孔29が穿設されており、この挿通孔29は前方から挿通孔29を通って取付下地3に打入されるネジ等の固定具8と共に下地固定手段を構成している。詳しくは、この挿通孔29は固定具8の頭部を収納するザグリ29cが前側の孔縁に形成されていると共にスペーサブロック1bの上下2ヵ所に設けられており、便宜上、上部の挿通孔29はスペーサ側上挿通孔29aと、下部の挿通孔29はスペーサ側下挿通孔29bと称すると、スペーサ側上挿通孔29aは固定具8が横方向に遊挿可能になる横長孔状に形成されている。なお、取付下地3に打入する固定具8を挿通させる本体ブロック1aの挿通孔9及びスペーサブロック1bの挿通孔29はいずれも上下に一対設けられているが、いずれの上下一対の挿通孔9a,9b(29a,29b)も縦方向に一直線状に並ばずに横方向にずれた位置に穿孔されている。これによると、上下一対の挿通孔9a,9b(29a,29b)を通った一対の固定具8,8は比較的近傍位置の取付下地3の箇所に打入されるのであるが、取付下地3を構成せる木材の同じ木目位置を外すようにして打入させることができるのであり、取付下地3に割れ等の不具合を生じさせる恐れを低減できるのである。これはインテリア性を高めるために棚板支持具1を小型化した場合や、取付下地3が間柱であった場合などに特に有用である。
また、接続面6となるスペーサブロック1bの前端面は垂直面に形成されており、この接続面6には前方に向けて突設される位置決め突部30や後方に向けて穿設された連結用ネジ孔31が形成されている。ここで、連結用ネジ孔31は本体ブロック1aの挿通孔9を通った連結具25が螺合される部位であり、連結手段を構成している。また、位置決め突部30は本例では複数設けられており、その外縁形状は対応する本体ブロック1aの位置決め用孔19の内縁に沿うような形状に施されている。本体ブロック1aにスペーサブロック1bを連結するには、図4のように、本体ブロック1aの後端面である下地取付面5にスペーサブロック1bの前端面である接続面6を合わせるようにし、本体ブロック1aの位置決め用孔19にスペーサブロック1bの位置決め突部30を嵌合させて本体ブロック1aとスペーサブロック1bとの位置合わせをし、前方から本体ブロック1aの挿通孔9を挿通させた連結具25を連結用ネジ孔31に螺合させることで行われる。なお、このスペーサブロック1bも本体ブロック1a同様に後端面に開口する肉抜き孔32が複数穿設されており、重量軽減が図られている。
上記構成を有する棚板支持具1にあっては、後縁が直線形状に施された一般の棚板2aはもとより、後縁に凹凸があって非直線形状に施された変形棚板2bをも、壁面3a等の取付下地3に取付けることができる汎用性を備えている。ここで、後縁が直線形状に施された一般の棚板2aの例としては図2(a)のように透光性を有する矩形状の硝子板で構成したものを挙げ、後縁に凹凸があって非直線形状に施された変形棚板2bの例としては図2(b)のように上記硝子板で構成された棚板2の後縁にエッジライト34を装着したものを挙げ、以下に説明していく
後縁が直線形状に施された一般の棚板2aを壁面3a等に取付けるには、図2(a)及び図3のように、上記構成の棚板支持具1における本体ブロック1aのみを使用して行う(図11)。まず、棚板支持具1の本体ブロック1aの下地取付面5を裏打ち材33が配設された箇所の壁面3aに接地させて配置し、本体ブロック1aの挿通孔9に前方から固定具8を挿通して壁面3a及び裏打ち材33に打入する。つまり、本体ブロック1aを下地固定手段で取付下地3である壁面3aに取付ける。なお、本例では水平方向に所定間隔をあけて一対の本体ブロック1aを壁面3aに固定している。次に、棚板2を本体ブロック1aの棚板支持部4に取付ける。具体的には、本体ブロック1aの下突出部11の上面に挟持板13を載置した後に水平溝12に前方から棚板2をその後端面が水平溝12の後面に突き当たるまで挿入し、本体ブロック1aの空所18から挟持用ネジ孔20に挟持用ネジ14を上方に向けて螺進させて挟持板13を上昇させ、上昇した挟持板13に載置した棚板2を上突出部10の下面に押付け、挟持板13と上突出部10とで棚板2を挟持することで、棚板2を本体ブロック1aの棚板支持部4に取付ける。最後に、本体ブロック1aにカバー体15を取付ける。具体的には、本体ブロック1aの空所18を覆うようにカバー体15を前方から本体ブロック1aに被せ、カバー体15の支持片部16を挟持板13と下突出部11の上面との間に挿入し、このとき少なくとも支持片部16上に挟持板13を載せるようにし、その上で、カバー体15の貫通孔26に下方からカバー用ネジ27を挿通させて本体ブロック1aのカバー用ネジ孔28に螺合して締結させることで、カバー体15を本体ブロック1aに取付けるのである。なお、一対の本体ブロック1aを壁面3aに固定する際には、一旦、各本体ブロック1aの縦長孔状の本体側下挿通孔9bにのみ固定具8を挿通させて壁面3aに打入し、本体ブロック1aを上下に移動可能な状態で壁面3aに仮固定し、一対の本体ブロック1a間の水平度を合わせるべく壁面3aに仮止めした本体ブロック1aを上下に移動させて位置決めし、その後、本体ブロック1aの本体側上挿通孔9aにも固定具8を挿通させて壁面3aに打入して本体ブロック1aを壁面3aに本固定するのが好ましく、これによると、一対の本体ブロック1a間の水平度の調整が容易にできて壁面3aへの取付け施工の施工性を高めることができる。
上述のようにして図2(a)に示すように、棚板支持具1を用いて後縁が直線形状に施された一般の棚板2aは壁面3a等に取付けられ、棚板装置Aが形成されるのである。このときには、棚板支持具1における本体ブロック1aが棚板2を支持すると共にこの本体ブロック1aの下地取付面5を壁面3aに接地させて固定しているので、棚板2の後縁と壁面3aとの間に極力隙間がないように取付施工することができるのであり、棚板2の載置物Bが上記隙間から落下することが防止されると共に棚板装置Aに良好な外観が確保されているのである。
後縁が非直線形状に施された変形棚板2bを壁面3a等に取付けるには、図2(b)及び図4のように、上記構成の棚板支持具1の全ての構成部品(本体ブロック1a及びスペーサブロック1b)を使用して行う(図12)。ここで、本例の変形棚板2bは、図13のように、矩形状の硝子板で構成された棚板2の後縁の略全長に亙ってエッジライト34を装着したものであり、棚板2の後縁に装着したエッジライト34が棚板2の後方に突出する凸部35を構成し、エッジライト34を装着していない棚板2の後縁における長手方向の両端部が上記凸部35に比べて後方に突出しない凹部36を構成している。棚板支持具1にあっては、本体ブロック1aの棚板支持部4が棚板2の後縁における凹部36を支持し、この本体ブロック1aに連結したスペーサブロック1bの下地取付面7を壁面3aに接地させて固定するように使用される。
変形棚板2bを棚板支持具1を介して壁面3aに取付けるには、まず、スペーサブロック1bの下地取付面7を裏打ち材33が配設された箇所の壁面3aに接地させて配置し、スペーサブロック1bの挿通孔29に前方から固定具8を挿通して壁面3a及び裏打ち材33に打入する。つまり、スペーサブロック1bを下地固定手段で取付下地3である壁面3aに取付ける。本例では、変形棚板2bの凹部36に対応するように水平方向に所定間隔をあけて一対のスペーサブロック1bを壁面3aに固定している。次に、スペーサブロック1bに本体ブロック1aを連結する。具体的には、スペーサブロック1bの前端面である接続面6に本体ブロック1aの後端面である下地取付面5を合わせるように近接させ、スペーサブロック1bの位置決め突部30を本体ブロック1aの位置決め用孔19に嵌合させてスペーサブロック1bと本体ブロック1aとを位置合わせをし、前方から本体ブロック1aの挿通孔9に連結具25を挿通させ、この連結具25をスペーサブロック1bの連結用ネジ孔31に螺合させることで、スペーサブロック1bに本体ブロック1aを連結手段を介して連結する。次に、本体ブロック1aの棚板支持部4に変形棚板2bの凹部36を支持させ、最後に、本体ブロック1aにカバー体15を取付ける。棚板支持部4及びカバー体15の支持片部16を介して行う棚板2の支持は先の説明同様に行う。なお、一対のスペーサブロック1bを壁面3aに固定する際には、一旦、各スペーサブロック1bの横長孔状のスペーサ側上挿通孔29aにのみ固定具8を挿通させて壁面3aに打入し、スペーサブロック1bを横方向に移動可能な状態で壁面3aに仮固定しておき、変形棚板2bを仮当てして一対のスペーサブロック1b間に変形棚板2bの凸部35が収容されることを確認した後に、スペーサブロック1bのスペーサ側下挿通孔29bにも固定具8を挿通させて壁面3aに打入し、スペーサブロック1bを壁面3aに本固定するのが好ましい。このようにすると、スペーサブロック1bを取付下地3に固定した後に変形棚板2bを棚板支持具1に支持させた際に、変形棚板2bの後縁の凸部35が上記固定状態にある一対のスペーサブロック1bの間に収まりきらなかったり収まっても余分な隙間が生じるという事態を回避して、変形棚板2bの後縁の凸部35を一対のスペーサブロック1b間に隙間無く良好に収めることができるのであり、変形棚板2bを取付下地3にスムーズに取付けることができて変形棚板2bの取付下地3への取付け施工の施工性を高めることができるのである。
上述のようにして図2(b)に示すように、棚板支持具1を用いて後縁が非直線形状に施された変形棚板2bは壁面3a等に取付けられ、棚板装置Aが形成されるのである。本例では、変形棚板2bの凸部35の後端位置に比べて変形棚板2bの凹部36に取付けた棚板支持具1の後端位置が略同じ位置か微少に後方に位置するようにされており、棚板2の後縁と壁面3aとの間に極力隙間がないように棚板装置Aが取付け施工されている。また、エッジライト34の外形断面形状が本体ブロック1aとスペーサブロック1bとを連結してなる棚板支持具1の外形断面形状と略同様に形成され、エッジライト34の長手方向の両端部に略隙間無く隣接させるようにして棚板支持具1を棚板2に取付けており、つまりエッジライト34に棚板支持具1が連続するような一体的な外観を現出させている。このように本例の棚板装置Aは、棚板2の後縁と壁面3aとの間に極力隙間がなく、またエッジライト34と棚板支持具1とに連続性を持たせて施工されているので、棚板2の載置物Bが上記隙間から落下することを防止されると共に棚板装置Aに良好な外観が確保されているのである。なお、本例の変形棚板2bは、図13のように、エッジライト34の照明には棚板2の長手方向に所定間隔に配置したLED37が用いられて棚板2の後端面から偏り無く棚板2の内部に照明光を入射可能にされ、透光性を有するたとえば硝子板で構成された棚板2の前端面や側端面や下面には微細な複数の溝などが刻設されて反射面38が形成され、棚板2の内部に入射したエッジライト34の照明光が反射面38で反射されて棚板2の上面39から一様に発光できるようにしたものであり、自身が発光体となる棚板2からの照明光にて棚板2上の載置物Bを浮き上がらせる視覚効果を得ることができて、高い美観を得ることができたものである。
このように、本例の棚板支持具1にあっては、後縁が直線形状を有する一般の棚板2aに対しては本体ブロック1aのみを用い、また後縁が非直線形状の変形棚板2bに対しては本体ブロック1a及びスペーサブロック1bを用いて、それぞれ棚板2を取付下地3に取付けることができるのであり、一般の棚板2a及び変形棚板2bの取付けにかかる汎用性が備えられているのである。したがって、従来棚板2の種類に応じて増加していた棚板支持具1の種類を抑制することができるのであって、棚板支持具1の種類の増加に伴う製造サイドへの負担を軽減できるといった利点を有しているのである。
本発明の実施の形態の例の棚板支持具の分解斜視図である。 (a)は同上の棚板支持具を用いて一般の棚板を壁面に取り付けてなる棚板装置の斜視図であり、(b)は同上の棚板支持具を用いて変形棚板を壁面に取り付けてなる棚板装置の斜視図である。 図2(a)の側断面図である。 図2(b)の側断面図である。 同上の棚板支持具の本体ブロックであり、(a)は側面図であり、(b)は上面図であり、(c)は下面図であり、(d)は前面図であり、(e)は後面図である。 (a)は図5(d)のC−C線断面図であり、(b)は図5(a)のD−D線断面図である。 同上の挟持板であり、(a)は平面図であり、(b)は正面図であり、(c)は側面図であり、(d)は(a)のE−E線断面図である。 同上のカバー体であり、(a)は側面図であり、(b)は上面図であり、(c)は下面図であり、(d)は前面図であり、(e)は後面図であり、(f)は(b)のF−F線断面図である。 同上のスペーサブロックであり、(a)は側面図であり、(b)は上面図であり、(c)は前面図であり、(d)は後面図である。 (a)は図9(c)のG−G線断面図であり、(b)は図9(c)のH−H線断面図である。 一般の棚板に用いる形態の棚板支持具であり、(a)は側面図であり、(b)は前面図であり、(c)は後面図である。 変形棚板に用いる形態の棚板支持具であり、(a)は側面図であり、(b)は上面図であり、(c)は下面図であり、(d)は前面図であり、(e)は後面図である。 同上の変形棚板を示し、(a)は平面図であり、(b)は側面図であり、(c)は後面図である。
符号の説明
1 棚板支持具
1a 本体ブロック
1b スペーサブロック
2 棚板
3 取付下地
3a 壁面
4 棚板支持部
5 下地取付面
6 接続面
7 下地取付面

Claims (3)

  1. 棚板を支持して壁面等の取付下地に固定することで棚板を取付下地に取付ける棚板支持具であって、棚板支持部を有すると共に後端面を下地取付面とした本体ブロックと、前端面に本体ブロックの下地取付面と接続する接続面を形成すると共に後端面を下地取付面としたスペーサブロックとを有し、両ブロックに、取付下地に固定させるための下地固定手段と、本体ブロックの下地取付面にスペーサブロックの接続面を接続したときに両ブロックを連結させるための連結手段とをそれぞれ設けたことを特徴とする棚板支持具。
  2. スペーサブロックの下地固定手段を、取付下地に打入するビス等の固定具が横方向に遊挿可能になる横長孔状の挿通孔で形成したことを特徴とする請求項1記載の棚板支持具。
  3. 本体ブロックに上突出部と下突出部とを前方且つ水平に突設してこの上下の突出部で前方に開口する水平溝を形成し、下突出部の上面に挟持板を重ねて配置すると共に下突出部に下方から螺合した挟持用ビスで挟持板を上下に移動可能にし、水平溝に挿入した棚板を挟持板で上突出部の下面に押し付けて本体ブロックに支持可能にしたことで本体ブロックの棚板支持部を形成し、挟持用ビスを隠すように本体ブロックに被着するカバー体を設け、このカバー体に、挟持板と下突出部の上面との間に挿入して挟持板を下支えする支持片部を設けたことを特徴とする請求項1記載の棚板支持具。
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