JP2005137729A - 発光棚装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】既存什器の種々のモジュールに共通の棚板本体や横架材を用いて好適に適用できるようにした新規有用な発光棚装置を提供する。
【解決手段】導光板21を有した棚板本体2と、この棚板本体2の後端2aに沿って設けた横架材3と、この横架材3の内部に収容されて前記棚板本体2に光を導入する照明具4とを具備し、横架材3及び棚板本体2をブラケット5を介して什器本体1に支持させて構成する。そしてその際、前記横架材3を、長手方向の両端側に位置しブラケット5による支持位置が所定範囲で変更可能な端部領域Xと、これら両端部領域X間に位置し当該端部領域Xよりも相対的に内外寸法の大きい中間領域Yとから構成して、中間領域Yを経て両端部領域X間に亘り棚板本体2の後端2aに臨むスリット31aを有する発光体収容空間S1を形成し、中間領域Yに補助空間S2を形成することとした。
【選択図】図2

Description

本発明は、化粧品等を始めとして種々の物品を棚面全体から照明する上で有用となる発光棚装置に関するものである。
この種の発光棚装置として、例えば特許文献1に示されるように、導光板を有した棚板本体と、この棚板本体の後端に沿って設けた横架材と、この横架材の内部に収容されて前記棚板本体に光を導入する照明具とを具備し、横架材及び棚板本体の左右両端をブラケットを介して什器本体に支持させるようにしたものが知られている。
実開平6−38117号公報
しかしながら、このような棚板本体及び横架材の取付構造は、什器本体に対するブラケットの取付ピッチが異なる毎に、巾や長さの異なる棚板本体や横架材を用意しなければならない。したがって、既存什器のモジュール違いに適用するに際して、部品点数や作業工数を削減することが難しく、コストダウンが図れないという難点がある。したがって、陳列レイアウトの組み替えの自由度も小さいものである。
そこで、棚板本体や横架材を所定モジュール巾に対応させておき、所定モジュールのときに棚板本体や横架材の端部をブラケットを介して什器本体に取り付け、モジュール巾が小さいときに棚板本体や横架材の端部よりも内側をブラケットを介して什器本体に支持させるように構成して、棚板本体や横架材に共通のものを使用してモジュール違いに対応できるようにすることが一つの有効な手立てとして考えられる。
しかしながら、特にこの種の発光棚装置は、照明具に発光体や安定器を備えるのが通例であり、これらに基づいて通常押出成型や板金成形により構成される横架材の内寸を規定すると、横架材全体の大型化を招く。
そして、棚板本体の後方にこのような奥行きや丈の大きい横架材を共にブラケットに支持させて配置しようとすると、横架材が棚板本体と什器本体の間に大きく介在することにより棚板本体の有効棚面積が犠牲になったり、横架材の奥行きや丈が大きいために適切な配置場所をブラケット上に確保できなくなる等、種々の不具合を招く上に、モジュールが小さいときに奥行きや丈の大きい横架材がブラケットの外側方に突出して見苦しくなり、この種の発光棚装置に要求される独特の陳列効果も毀損されるおそれがある。よって、結果的に陳列レイアウトの組み替えの自由度を有効に高める手立てとはなり得ない。
本発明は、このような課題に着目してなされたものであって、既存什器の種々のモジュールに共通の棚板本体や横架材を用いて好適に対応できるようにした新規有用な発光棚装置を提供することを目的としている。
本発明は、かかる目的を達成するために、次のような手段を講じたものである。
すなわち、本発明の発光棚装置は、導光板を有した棚板本体と、この棚板本体の後端に沿って設けた横架材と、この横架材の内部に収容されて前記棚板本体に光を導入する照明具とを具備し、横架材及び棚板本体をブラケットを介して什器本体に支持させるようにしたものである。そして、前記横架材を、長手方向の両端側に位置しブラケットによる支持位置が所定範囲で変更可能な端部領域と、これら両端部領域間に位置し当該端部領域よりも相対的に内外寸法の大きい中間領域とから構成して、中間領域を経て両端部領域間に亘り棚板本体の後端に臨むスリットを有する発光体収容空間を形成し、中間領域に補助空間を形成したものである。
発光体収容空間に照明具を構成する発光体を配置すれば、その光をスリットを介して棚板本体の後端から導光板に導くことができる。
このようにすれば、照明具の構成要素のうち、棚板本体の略全巾に亘って存在することが要求される発光体は発光体収容空間に配置することができ、一部に付帯して存在すれば足りる安定器等は中間領域に配置することができるので、横架材に必要な収納機能を損なうことなくその端部領域のスリム化を図ることができる。そして、端部領域のブラケットへの支持位置を適宜変更することで、モジュール違いであっても共通の棚板本体や横架材を什器本体に有効に取り付けることが可能となる。
しかも、什器のモジュールが小さくなっても、端部領域及び中間領域からなる横架材は、奥行きや丈が小さい端部領域のみがブラケットに支持され、奥行きや丈が大きい中間領域が取り付けに関与することはない。このため、棚板本体の後方所定位置に横架材を配置しても、横架材が太いがために生じる不具合、すなわち横架材が棚板本体と什器本体との間に大きく介在することにより棚板本体の有効棚面積が犠牲になったり、横架材の奥行きや丈が大きいために適切な配置場所をブラケット上に確保することが難しくなる等の不具合を有効に解消することができ、また、モジュールが小さいときにブラケットの外側方に突出する横架材の奥行きや丈を極力小さくして、外観の毀損を招く事態を極力回避することが可能となる。そして、これらを通じて陳列レイアウトの自由度も有効に高めることが可能となる。
什器のモジュール違いに対応するための具体的な実施の態様としては、それぞれモジュールが異なる複数の什器本体のうち、所定モジュールの什器本体に対して棚板本体及び横架材が両端をブラケットに支持されるように構成し、それよりも小さいモジュールの什器本体に対して、棚板本体及び横架材の端部よりも内側をブラケットに支持させ、ブラケットの外側方にそれらの端部を延出させて配置し得るように構成しておくのが好適である。
横架材及び棚板本体を簡単且つ適切に位置決め固定するためには、ブラケットの上端に棚載置面を設け、この棚載置面の後方に横架材を載置する横架材載置面を設けて、横架材をブラケットの横架材載置面を利用して位置決め固定し、その横架材を利用して棚板本体を位置決め固定するようにしているものが挙げられる。
特に、横架材載置面は、棚載置面の後方位置に設けた凹所内に形成しておくことが位置決めの観点から簡単かつ効果的である。
棚板を優先的にブラケットに支持させ、横架材は極力目立たないように取り付けるためには、所定モジュールの什器本体に対して横架材の端部をブラケットの内面に当接ないし近接する部位に配置するとともに、一端を横架材の内面に密接に挿入し他端をブラケットの上向き面に載荷させた取付具を介して棚板本体をブラケットに取り付けるようにしておくことが望ましい。
棚板本体を横架材に位置決め固定するための具体的な態様としては、棚板本体の後端を横架材の発光体収容空間に挿入し、その位置で抜け止め機構を介して棚板本体を横架材に保持させておくことが有効である。
発光体の取替えを始めとして各種メンテナンスに便ならしめるためには、発光体収容空間を開閉する位置に蓋を設けておくことが望ましい。
このような蓋構造を利用して、棚板本体と発光体とを適切な位置関係下に配置するためには、蓋がスリットを拡開させる位置から開くようにし、蓋を開いた状態で棚板本体の後端を発光体収容空間に対して挿脱させ得るようにしておくことが望ましい。
かかる位置関係を適切に保つためには、棚板本体を挿入した後に蓋を閉止することによって、棚板本体のスリットからの抜脱を禁止する抜け止め機構を棚板本体と蓋との間に形成しておくことが効果的である。
横架材の部材構成としては、発光体収容空間を形成する第1部材と、補助空間を形成する第2部材とを係合させることによって構成しておくことが有効であり、とりわけ、第1部材及び第2部材を、それぞれ長手方向に沿って等断面形状を有するものとし、これらを長手方向に沿って直接又は間接に係合させるようにすれば、これらの部材に押し出し材や曲げ物を有効に用いることができる。
本発明は、以上のようにして、既存什器の種々のモジュールに共通の棚板本体や横架材を用いて好適に適用できるようにした新規有用な発光棚装置を提供することができる。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
この実施形態の発光棚装置Zは、図1及び図2に示すように、自立性を有した什器本体1に発光機能のある棚板本体2を取り付けて構成されるもので、棚板本体2と、この棚板本体2の後端2aに沿って設けた横架材3と、この横架材3の内部に収容されて前記棚板本体2に光を導入する照明具4とを具備し、横架材3及び棚板本体2をブラケット5を介して什器本体1に支持させるようにしたものである。以下、具体的に説明する。
什器本体1は、一対の支柱11、ベース12及び上下の枠材13を具備している。
支柱11は、長手方向に所定ピッチでフック孔11aを開口させてなるもので、左右の支柱11はフック孔11aの位置が整合しており、下端部間及び上端部間が上下の枠材13によって接合されている。
ベース12は、左右の支柱11の下端に接合され、長手方向を上下の枠材13と直交する方向に延出させてなるもので、延出端にそれぞれキャスタが取り付けられている。
この什器本体1には、予めいくつかのモジュールが用意されている。例えば、図3の什器本体1は左右の支柱11のピッチP1が900mmのモジュールであり、図4の什器本体1は左右の支柱11のピッチP2が600mmのモジュールである。
本実施形態における棚板本体2の巾寸法Wは図1に示すように什器本体1の所定モジュールである900mmに略対応しており、奥行きDは210mmに設定されている。この棚板本体2は、図5(A)〜(C)に模式的に示す導光板21を主体として構成されている。同図(a)は導光板21の斜視図であり、(b)はそのA−A線拡大断面図、(c)はそのB−B線拡大断面図である。導光板21は、透光性を有するアクリル板21aと、アクリル板21aの下面に設けた反射板21bと、アクリル板21aの上面に設けた透明の保護シート21cとを具備するもので、アクリル板21aの上面に短手方向に所定間隔でV字溝21a1が設けてあり、このV字溝21a1が光りを拡散させる作用をなす。すなわち、アクリル板21aの後端に光が導入されると、光はアクリル板21aの板厚内を前端に向かって直進する。この間、反射板21bにおいて反射した一部の光は、アクリル板21aを通過し、アクリル板21aから抜け出る際にV字溝21a1の拡散作用で棚板本体2の上面に光を拡散させる。よって、この実施形態は棚板本体2の上面に載置された物品を下から照明する機能を有する。
勿論、V字溝21a1及び保護シート21cをアクリル板21aの下面側に設け、アクリル板21aの上面に反射板21bを設けて導光板21を構成してもよい。この場合は、下段側の棚板本体2に載置される物品を上段側の棚板本体2の下面から放出される光によって照明することになる。又は、これらを組み合わせれば、1つの棚板本体2の上下両面から光を導出する構造も容易に採用することができる。
なお、この棚板本体2の後端2a側における左右両端近傍には、図2に示すように、肉厚方向に貫通する掛止孔21が設けてある。
横架材3は、図1、図2、図6及び図7等に示すように、押し出し材よりなる中空体状の第1部材31及び第2部材32をジョイント材33を介して上下に接合したもので、第1部材31は横架材3の長手方向略全域に亘り、第2部材32は横架材3の中央部に位置する。両部材31,32の丈寸法h1、h2(図6(a)参照)は略同一、奥行き寸法d1、d2も略同一に設定されており、接合後の横架材3の外形寸法は、奥行き寸法が前記各部材1,2の奥行き寸法d1、d2と変わらないのに対して、丈寸法は、下に述べる中間領域Yにおいてこれら両部材31,32及びジョイント材33の丈寸法h1、h2、h3法を加算した値となる。すなわち、横架材3は、長手方向の両端側に位置する端部領域Xにおいては第1部材1の丈寸法h1に等しく、中央に位置する中間領域Yにおいては両部材31,32及びジョイント材33の丈寸法h1、h2、h3法を加算した値となる。そして、前記端部領域Xが形成された範囲において、ブラケット5による支持位置を巾方向に沿って選択できるようにしている。この実施形態では、図2に示すように、第1部材31の長手寸法L1が略900mm、第2部材32の長手寸法L2が略500mmに設定してあり、従って中間領域Yが500mm、端部領域Xが各々200mmとなり、200mmの間でブラケット5に対する取り付け位置が可変となる。前述した異なるモジュールの2つの什器本体1は、それぞれ支柱11のピッチP1、P2が900mm、600mmであったことから(図3、図4参照)、前者の場合は横架材3の端部3x近傍をブラケット5に支持させ、後者の場合は横架材3の端部3xから略150mm内側に入った位置を支持させることになる。
前記第1部材31内は、図6及び図7に示すように、発光体収容空間S1として設定されており、アパーチャ管等の発光体41を差し込む電極を供えたコネクタCを所定距離を隔てて対向配置している。この第1部材31は、部材本体の頂壁の一部が、後端側に形成したヒンジHを介して開閉可能な蓋31bとされ、開放することによって発光体41の着脱を行い得るものである。図8において符号stで示すものは発光体41を取り出すときに利用する発光体取り出しシートであり、一端を第1部材31内に固定され、途中を発光体41の端部とコネクタCとの間に介在させて、他端を上方に引き出したものである。このため、このシートstを引くと、発光体41が一方のコネクタCから離れて、上方に引き出すことができる。勿論、このとき他方のコネクタCが退避して、これによりコネクタC、C間の距離が一時的に広がる構造を有することが前提である。
発光体収容空間S1は、前述したように第1部材31に設けた蓋31bによって開閉可能とされたもので、第1部材31には、図2及び図6に示すように蓋31bを閉じた状態で略全巾に亘り前記発光体収容空間S1を棚板本体2側に開放するスリット31aが形成されている。
また、前記第2部材2内は、図6等に示すように、補助空間S2として設定されている。この補助空間S2には、照明具4を構成するインバータ等の安定器42を収容するために必要な内寸が確保されている。
照明具4がアパーチャ管等の発光体41とインバータなどの安定器42とを少なくとも備えてのは上記の通りであるが、これ以外の部品等を備える場合には、補助空間S2内に収容するようにする。
発光体41は、横架材3の発光体収容空間S1に配置したコネクタC、C間に挿脱される。蓋31bを開けて発光体41を挿入し、蓋31bを閉じると、発光体41は図6に示すように前記第1部材31のスリット31aに臨む部位に位置づけられる。発光体41と安定器42は、図示しない結線を通じて接続され、安定器42を介して発光体41にゆらぎのない安定した給電がなされる。
ブラケット5は、図2、図7及び図9に示すように、板状のブラケット本体51の後端側に、支柱11のフック孔11aに係合させ得る係合爪52を突出させて設けたもので、支柱11に取り付けた状態でブラケット本体51を支柱11から前方に突出させるようにしている。そして、このブラケット本体51の突出端側の上端に棚載置面51aを設け、この棚載置面51aの後方、すなわちブラケット5の基端側の上端に横架材3を載置する横架材載置面51bを設けている。横架材載置面51bは、棚載置面51aの後方位置に窪ませて設けた凹所51c内に形成されており、凹所51cの前後寸法は前記横架材3の前後寸法に略対応し、深さは前記横架材3の端部領域Xを構成する第1部材31の一部を挿入する寸法に設定されている。
前述したように、この実施形態において発光棚装置Zが適用される什器本体1には、モジュールの異なる2つのタイプが存在し、所定モジュールの什器本体1に対してはブラケット5を介して図3に示すように棚板本体2及び横架材3の端部2x、3xを支柱11に支持させ、それよりも小さいモジュールの什器本体1に対してはブラケット5を介して図4に示すように棚板本体2及び横架材3の端部2x、3xよりも内側を支柱11に支持させ、このとき棚板本体2及び横架材3の端部2x、3xを外側方にそれそれぞれ延出させて配置するものであるが、何れの場合にも什器本体1を隣接したときに棚板本体2の端部2x同士が密接ないし近接して連続される。
ここで、支柱間ピッチがP1である所定モジュールの什器本体1に対して横架材3及び棚板本体2を取り付ける様子を図7の実線に基づいて説明する。この場合、横架材3の端部3xを支柱11に掛止させたブラケット5の内面に当接ないし近接する部位に位置づけ、取付具53を介して横架材3をブラケット5に取り付ける。取付具53は、波状の水平部53aに鉛直部53bを連続させた正面視アングル状のもので、水平部53aを前記横架材3を構成する第1部材31の内空に密接に挿入し、鉛直部53bをブラケット5の上端に形成した凹所51cを超えた位置に引っ掛けるようにしたもので、巾方向に沿って横架材3がブラケット5から脱落することを防止する。取付具53が凹所51cに係合し且つこの凹所51cの後端側が支柱11で閉塞されることによって横架材3の前後方向が規制されるので、これにより横架材3は前後左右に位置決めされる。棚板本体2は、この横架材3の前方において棚載置面51aに載置される。
また、支柱間ピッチがP2であるモジュールの小さい什器本体1に対して横架材3及び棚板本体2を取り付ける様子を図7の想像線等に基づいて説明する。この場合、横架材3の端部3xを支柱11に掛止させたブラケット5から外側方へ突出する部位に位置づけ、ピン54を介して横架材3をブラケット5に位置決めする。ピン54は、ブラケット5を越えた位置において横架材3を構成する第1部材31の底壁に下方から止着されるもので、巾方向に沿って横架材3がブラケット5に対して位置ずれすることを防止する。端部領域Xに対応する第1部材31の下端側の一部が凹所51cに係合し且つこの凹所51cの後端側が支柱11で閉塞されることによって横架材3の前後方向が規制されるので、これにより横架材3は前後左右に位置決めされる。この場合も、棚板本体2は前記横架材3の前方において棚載置面51aに載置される。
そして、何れの場合にも、横架材3を利用しその蓋31bの開閉を通じて、前方に棚板本体2を位置決め固定するようにしている。蓋31bは図6(a)、(b)に示すように、スリット31aを拡開させる位置から開くものであり、蓋31bを開いた状態で棚板本体2の後端2aを発光体収容空間S1に対して挿脱させ得るものである。そして、棚板本体2の後端2aを横架材3の発光体収容空間S1に挿入し、蓋31bを閉止することによって、棚板本体2のスリット31aからの抜脱を禁止する抜け止め機構Mを、棚板本体2と蓋31bとの間に形成している。この抜け止め機構Mは、前記棚板本体2の後端2a側における左右両端近傍に設けた掛止孔21に打ち込んで起立させたピン22と、棚板本体2の後端2a側を第1部材31内に挿入して蓋31bを閉めた際に前記ピン22と係り合うように蓋31bの一部に設けた係合凹部mとから構成されている。
以上のように、本実施形態の発光棚装置Zは、導光板21を有する棚板本体2から均一な発光を得るように構成しており、しかも発光体41が棚板本体2から離間した位置にあって棚板本体2の表面が蓄熱しないので、棚表面に陳列する化粧品等の商品に対する有効な視覚的効果が得られると同時に、商品の変質等も有効に回避することができるものである。
そして、本実施形態は、導光板21を有した棚板本体2と、この棚板本体2の後端2aに沿って設けた横架材3と、この横架材3の内部に収容されて前記棚板本体2に光を導入する照明具4とを具備し、横架材3及び棚板本体2をブラケット5を介して什器本体1に支持させて発光棚装置Zを構成するものであり、その際に前記横架材3を、長手方向の両端側に位置しブラケット5による支持位置が所定範囲で変更可能な端部領域Xと、これら両端部領域X間に位置し当該端部領域Xよりも相対的に内外寸法の大きい中間領域Yとから構成して、中間領域Yを経て両端部領域X間に亘り棚板本体2の後端2aに臨むスリット31aを有する発光体収容空間S1を形成し、中間領域Yに補助空間S2を形成したものである。
このようにして、照明具4の構成要素のうち、棚板本体2の略全巾に亘って存在することが要求される発光体41は発光体収容空間S1に配置することができ、一部に付帯して存在すれば足りる安定器42等は中間領域Yに配置することができるので、横架材3に必要な収納機能を損なうことなく端部領域Xのスリム化を図ることができる。そして、端部領域Xのブラケット5への支持位置を適宜変更することで、モジュール違いであっても共通の棚板本体2や横架材3を什器本体1に有効に取り付けることができるようになる。
しかも、什器本体1のモジュールが小さくなっても、端部領域X及び中間領域Yからなる横架材3は、奥行きや丈の小さい端部領域Xのみが依然としてブラケット5に支持され、奥行きや丈が大きい中間領域Yは取り付けに関与しないため、横架材3を棚板本体2の後方所定位置に配置しても横架材3が棚板本体2と什器本体1との間に大きく介在して棚板本体2の有効棚面積を犠牲にしたり、或いは横架材3の丈が大きいために適切な配置場所をブラケット5上に確保できなくなる等の不都合が生じるようなこともない。その上、モジュールが小さいときにブラケット5の外側方に突出する横架材3の奥行きや丈が極力小さいものになるため、棚板本体2の存在感を前面に出してこの種の棚に特有の視覚的効果を有効に担保することができる。そして、これらを通じて陳列レイアウトの自由度も有効に高めることが可能となる。 勿論、上述した端部領域Xの範囲であれば、モジュールは図示例に限定されるものではない。
具体的な態様として、本実施形態は、それぞれモジュールが異なる2つの什器本体1のうち、所定モジュールの什器本体1に対しては棚板本体2及び横架材3の端部2x、3xをブラケット5に支持されるように構成し、それよりも小さいモジュールの什器本体1に対しては棚板本体2及び横架材3の端部2x、3xよりも内側をブラケット5に支持させ且つブラケット5の外側方にそれらの端部2x、3xを延出させて配置し得るようにしているので、棚板本体2や横架材3を共用するという本発明の初期の目的を達成すると同時に、何れの場合にも図3や図4のように棚板本体2の連続性を確保して発光棚特有の効果を有効に高めることができる。
特に、ブラケット5の上端に棚載置面51aを設け、この棚載置面51aの後方に横架材3を載置する横架材載置面51bを設けて、横架材3をブラケット5の横架材載置面51bを利用して位置決め固定し、その横架材3を利用して棚板本体2を位置決め固定するようにしているため、横架材3及び棚板本体2の位置決めを簡単且つ適切に行うことができる。
その際、横架材載置面51bが、棚載置面51aの後方位置に設けた凹所51c内に形成してあるため、凹所51cの深さ次第で棚板本体2に対する発光体41の位置決めを前後方向のみならず高さ方向にも的確に行うことができる。
また、本実施形態において、適用対象が図3及び図7に示す所定モジュールの什器本体1である場合に、横架材3の端部3xをブラケット5の内面に当接ないし近接する部位に配置するとともに、一端を横架材3の内面に密接に挿入し他端をブラケット5の上向き面に載荷させた取付具53を介して棚板本体2をブラケット5に取り付けるようにしているため、棚板本体2を優先的にブラケット5に支持させて商品陳列に必要な強度を先ず確保し、横架材3は極力目立たないようにブラケット5の内側に適切に保持しておくことができる。
また、棚板本体2の後端2aを横架材3の発光体収容空間S1に挿入し、その位置で抜け止め機構Mを介して棚板本体2を横架材3に保持させるようにしているので、棚板本体2に発光体41から的確に導光されるように横架材3に対する棚板本体2の位置決め固定を簡単、確実に行うことができる。
特に、発光体収容空間S1を開閉する位置に蓋31bを設けているため、発光棚装置Zを分解せずとも発光体41の取替えを始めとする各種メンテナンスを容易に行うことができる。
また、このような蓋31bを採用するに際し、蓋31bがスリット31aを拡開させる位置から開くようにして、蓋31bを開いた状態で棚板本体2の後端2aを発光体収容空間S1に対して挿脱させ得るようにしているため、棚板本体2と発光体41とを適切な位置関係下に配置する作業を極めて簡便に行うことができる。
そして、棚板本体2を挿入した後に蓋31bを閉止することによって、棚板本体2のスリット31aからの抜脱を禁止する抜け止め機構Mを棚板本体2と蓋31bとの間に形成しているため、棚板本体2と発光体41との適正な位置関係を簡単な構造によって有効に保つことができる。
さらに、上記横架材3の部材構成として、発光体収容空間S1を形成する第1部材31と、補助空間S2を形成する第2部材32とを係合させることによって構成しているため、全体を一体成形する場合等に比べて個々の部材を簡易に構成でき、係合位置の変更にも容易に対応することができる。
とりわけ、第1部材31及び第2部材32を、それぞれ長手方向に沿って等断面形状を有するものとし、これらを長手方向に沿って係合させるようにしているため、押し出し材や曲げ物を利用して本実施形態の横架材3を容易に構成することができ、製造コストの削減等を図ることが可能となる。
なお、各部の具体的な構成は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
例えば、什器本体は図示例のものに限らず、ブラケットが係合し得るフック孔(スリット)さえ備えていれば、例えば壁面什器や島型什器など他の什器にも簡単に本発明の発光棚装置を取り付けることが可能である。
本発明の一実施形態を什器本体に適用した状態で示す図。 図1の分解斜視図。 同実施形態の使用状態を示す模式的な正面図。 同実施形態の他の使用状態を示す模式的な正面図。 同実施形態に係る導光板の構成を示す概略的な説明図。 同実施形態に係る横架材の構成を示す拡大横断面図。 図6(a)におけるA−A線部分断面図。 同実施形態に係る発光体の取付構造を説明する説明図。 同実施形態に係るブラケットの構成を示す構成説明図。
符号の説明
1…什器本体
2…棚板本体
2a…後端
2x…端部
3…横架材
3x…端部
4…照明具
5…ブラケット
21…導光板
31a…スリット
51a…棚載置面
51b…横架材載置面
51c…凹所
53…取付具
M…抜け止め機構
S1…発光体収容空間
S2…補助空間
X…端部領域
Y…中間領域

Claims (11)

  1. 導光板を有した棚板本体と、この棚板本体の後端に沿って設けた横架材と、この横架材の内部に収容されて前記棚板本体に光を導入する照明具とを具備し、横架材及び棚板本体をブラケットを介して什器本体に支持させるようにしたものにおいて、
    前記横架材を、長手方向の両端側に位置しブラケットによる支持位置が所定範囲で変更可能な端部領域と、これら両端部領域間に位置し当該端部領域よりも相対的に内外寸法の大きい中間領域とから構成して、中間領域を経て両端部領域間に亘り棚板本体の後端に臨むスリットを有する発光体収容空間を形成し、中間領域に補助空間を形成したことを特徴とする発光棚装置。
  2. それぞれモジュールが異なる複数の什器本体のうち、所定モジュールの什器本体に対して棚板本体及び横架材が両端をブラケットに支持されるように構成し、それよりも小さいモジュールの什器本体に対して、棚板本体及び横架材の端部よりも内側をブラケットに支持させ、ブラケットの外側方にそれらの端部を延出させて配置し得るようにした請求項1記載の発光棚装置。
  3. ブラケットの上端に棚載置面を設け、この棚載置面の後方に横架材を載置する横架材載置面を設けて、横架材をブラケットの横架材載置面を利用して位置決め固定し、その横架材を利用して棚板本体を位置決め固定するようにしている請求項1又は2記載の発光棚装置。
  4. 横架材載置面が、棚載置面の後方位置に設けた凹所内に形成されている請求項3記載の発光棚装置。
  5. 所定モジュールの什器本体に対して横架材の端部をブラケットの内面に当接ないし近接する部位に配置するとともに、一端を横架材の内面に密接に挿入し他端をブラケットの上向き面に載荷させた取付具を介して棚板本体をブラケットに取り付けるようにしている請求項3又は4記載の発光棚装置。
  6. 棚板本体の後端を横架材の発光体収容空間に挿入し、その位置で抜け止め機構を介して棚板本体を横架材に保持させている請求項3〜5記載の発光棚装置。
  7. 発光体収容空間を開閉する位置に蓋を設けている請求項1〜6記載の発光棚装置。
  8. 蓋はスリットを拡開させる位置から開くものであり、蓋を開いた状態で棚板本体の後端を発光体収容空間に対して挿脱させ得るようにしている請求項7記載の発光棚装置。
  9. 棚板本体を挿入した後に蓋を閉止することによって、棚板本体のスリットからの抜脱を禁止する抜け止め機構を棚板本体と蓋との間に形成している請求項8記載の発光棚装置。
  10. 横架材を、発光体収容空間を形成する第1部材と、補助空間を形成する第2部材とを係合させることによって構成している請求項1〜9記載の発光棚装置。
  11. 第1部材及び第2部材が、それぞれ長手方向に沿って等断面形状を有するものであり、これらを長手方向に沿って直接又は間接に係合させている請求項10記載の発光棚装置。
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