JP2008055060A - 収納家具 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の収納部内それぞれに照明手段を設けることなく、複数の収納部内を明るくすることができ、照明手段に係る電力の省電力化を図ることができる収納家具を提供すること。
【解決手段】仕切板7によって仕切られた複数の収納部5,10が設けられた収納家具1であって、少なくとも1つの収納部10に、導光板で形成された棚板11が配置されるとともに、この棚板11が設けられた棚板収納部10を照明する照明手段13が、棚板11の側端面11cにおける少なくとも一部を照明可能に設けられ、棚板収納部10と他の収納部5とを仕切る仕切板7には、棚板11内の光を他の収納部5に導光させる導光部7aが設けられている。
【選択図】図5

Description

本発明は、仕切板によって仕切られた複数の収納部が設けられた収納家具に関する。
従来、導光板で形成された棚板の上面に光反射層を設けるとともに、棚板の端面にランプ(照明手段)を設け、そのランプ光を棚板の端面から入射させることで、棚板の下面から均一な光として照射するようにして、棚板の下方の作業空間(収納部)を明るくする照明器具付棚板がある(例えば、特許文献1参照)。
また、棚(仕切板)で区画された複数の収納凹部(収納部)のうち、1つの収納凹部の後部の内面に、ランプ(照明手段)を装着し、該ランプが設けられた収納凹部内を照明する収納家具がある(例えば、特許文献2参照)。
実開平6−38117号公報(第5頁、第1図) 実開平6−62830号公報(第5頁、第1図)
しかしながら、特許文献1に記載の照明器具付棚板にあっては、棚板の下方のみにしかランプ光が照射されないので、下方に配置される作業空間(収納部)の広さに応じて棚板を大きくしたり、棚板の数を増やさなければならず、それに応じてランプ(照明手段)を大きくしたり、ランプの数を増やす必要があり、照明器具付棚板の製造コストが嵩むとともに、照明のための消費電力が増えるという問題がある。
また、特許文献2に記載の収納家具にあっては、ランプ(照明手段)が設けられた収納凹部(収納部)を明るくさせることはできるが、棚(仕切板)によってランプ光が遮蔽されるため、その他の収納凹部には、ランプ光が届かず、各々の収納凹部を明るくさせるためには、各々の収納凹部にランプを設ける必要があり、収納家具の製造コストが嵩むとともに、照明のための消費電力が増えるという問題がある。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、複数の収納部内それぞれに照明手段を設けることなく、複数の収納部内を明るくすることができ、照明手段に係る電力の省電力化を図ることができる収納家具を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載の収納家具は、
仕切板によって仕切られた複数の収納部が設けられた収納家具であって、
前記複数のうち少なくとも1つの収納部に、導光板で形成された棚板が配置されるとともに、該棚板が設けられた棚板収納部を照明する照明手段が、該棚板の側端面における少なくとも一部を照明可能に設けられ、前記棚板収納部と他の収納部とを仕切る仕切板には、前記棚板内の光を前記他の収納部に導光させる導光部が設けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、導光板で形成された棚板を媒介して導かれる光が、棚板収納部だけでなく、仕切板の導光部を介して隣接する他の収納部に届くようになるため、仕切板により仕切られた複数の収納部内それぞれに照明手段を設けることなく、棚板収納部を照明する照明手段のみで、隣接する他の収納部内を明るくすることができ、照明手段に係る電力の省電力化を図ることができる。
尚、ここでいう「棚板の側端面」とは、棚板における左右の両側端面のみならず、棚板の前端面や後端面を含む棚板の側周端面を示しており、照明手段は棚板の前端面、側端面、後端面のいずれかの面を照明可能に設けられていればよい。
本発明の請求項2に記載の収納家具は、請求項1に記載の収納家具であって、
前記導光部は、前記仕切板を貫通する貫通孔であり、該貫通孔内に前記棚板の端部が差し込まれていることを特徴としている。
この特徴によれば、仕切板によって棚板の端部を固定的に支持できるとともに、棚板の側端面から照射される光が仕切板によって遮蔽されることなく、隣接する収納部内に届くようになる。
本発明の請求項3に記載の収納家具は、請求項1に記載の収納家具であって、
前記導光部は、前記仕切板の少なくとも一部に設けられた透光性部材にて形成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、棚板から外部に照射される光が、透光性部材で形成された仕切板の導光部を通過して隣接する収納部内に届くようになり、該光が仕切板によって遮蔽されることを防止できる。
本発明の請求項4に記載の収納家具は、請求項1ないし3のいずれかに記載の収納家具であって、
前記棚板の側端面に、光拡散部が形成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、棚板の側端面から照射される光が光拡散部によって拡散するので、収納部全体を明るく照らすことができる。
本発明の請求項5に記載の収納家具は、請求項1ないし4のいずれかに記載の収納家具であって、
前記棚板収納部に隣接する他の収納部にも前記棚板が配置され、前記棚板収納部に配置される棚板と他の収納部に配置される棚板とが段違いになるように配置されていることを特徴としている。
この特徴によれば、棚板収納部の棚板の側端面から照射される光が、他の収納部の棚板の側端面により遮蔽されることなく、他の収納部内に届くようになる。
本発明の請求項6に記載の収納家具は、請求項1ないし5のいずれかに記載の収納家具であって、
前記棚板収納部には、少なくとも2枚以上の棚板が設けられ、単一の照明手段が、前記少なくとも2枚以上の棚板の側端面に向かって発光していることを特徴としている。
この特徴によれば、2枚以上の棚板に向かって発光して照らす単一のみの照明手段が設けられているため、単一である照明手段の設置手間やメンテナンスを簡便にできるとともに、2枚以上の棚板を効率よく照らすことができる。
本発明に係る収納家具を実施するための最良の形態を実施例に基づいて以下に説明する。
本発明の実施例を図面に基づいて説明すると、先ず図1は、実施例1におけるキッチンカウンタを示す斜視図であり、図2(a)は、棚板を示す平面図であり、図2(b)は、棚板を示す側面図であり、図3は、図1におけるキッチンカウンタを示すC−C縦断側面図であり、図4は、図3における部分拡大側断面図であり、図5は、図1におけるキッチンカウンタを示すD−D縦断正面図である。以下、図1の紙面左下方側をキッチンカウンタの正面側(前方側)とし、図2の紙面上方側を棚板の正面側(前方側)とし、図3及び図4の紙面右方側をキッチンカウンタの正面側(前方側)として説明する。
図1の符号1は、本実施例における収納家具としてのキッチンカウンタであり、このキッチンカウンタ1は、天板2と底板9及び左右の外側板6,6とからなる箱状に形成されており、前面側及び後面側のどちらも使用できるいわゆるアイランド型カウンタである。
図1に示すように、キッチンカウンタ1は、前後方向にキッチン側Aと収納側Bとに区別されており、キッチンカウンタ1内部における前後方向の略中央位置に、キッチンカウンタ1内部を区画する区画板8が設けられ、この区画板8は、その長手方向が左右を向くように配設されている。尚、キッチン側Aには、開閉扉を備えた収納部や引出しや収納凹部などが設けられており(図示略)、キッチンカウンタ1の上面を構成する天板2には、シンク3、調理部2a及びコンロ4が設けられている。
また、収納側Bの左右両側には、天板2と底板9と区画板8と外側板6と仕切板7とにより仕切られた内部空間を有する複数の収納部5、5を夫々備え、両収納部5の前部には、外側板6及び仕切板7の前側辺に回動可能に枢支した観音扉式の開閉扉5aが設けられている。
図1及び図3に示されるように、左右の両外側板6,6の対向面間における区画板8より手前側に、区画板8と略平行をなす支持板12が設けられるとともに、この支持板12と左右の両仕切板7,7とにより仕切られて収納凹部10(収納部)が形成されている。
収納凹部10内には、左右の両仕切板7,7の対向面間に2枚の棚板11が配置され、棚板11の後端部(後端面11c)が、支持板12に略水平方向に設けられたスリット孔12aに貫通されて差し込まれることで棚板11が支持されるとともに、棚板11の左右の両側端部(側端面11b,11b)が、仕切板7,7に略水平方向に設けられた本実施例における導光部及び貫通孔としてのスリット孔7aに貫通されて差し込まれることで棚板11が支持される(図2参照)。尚、棚板11,11は、夫々上面11fに収納物を載置できるように所定間隔で上下段を構成して設置されている。
収納凹部10の前部には、特段の開閉扉等は設けておらず、前方が開放されており、キッチンカウンタ1を設置した室内の光により、棚板11に載置した収納物を収納凹部10の手前側から視認できるようになっている。但し、収納凹部10の上方は天板2で被覆されているため、収納凹部10の支持板12側、即ち奥側は室内の光が十分差さず、手前側と比べて視認し難くなっている。
図2及び図3に示されるように、棚板11は、内部に照光を導入させる本実施例における導光板としての透明性を備えるガラス板から構成されており、特に上面11f及び下面11gは凹凸なく鏡面状に形成されている(図2(b)参照)。また、棚板11の後端面11cは所定の傾斜を有するテーパ面として形成されている。
尚、本発明における導光板とは、一面から導光板(棚板11)内部に光を入射されると、導光板の他面から外部に光を照射させることができる板材を示しており、本発明の導光板はガラス板に限られず、例えば、アクリル板若しくはプラスチック板等であってもよく、板の素材については特に限定されるものではない。
図2(a)に示すように、棚板11の後端面11c(後端部)の左右両側には、段部11e,11eが形成され、棚板11の後端面11cの左右幅が、前端面11a左右幅と比べて幅狭になっているとともに、棚板11の後端面11cの左右幅が、スリット孔12aの左右幅とほぼ同じ幅になっている。棚板11の後端面11c(後端部)をスリット孔12aに差し込んだ際には、段部11eが支持板12の前面側に当接される位置まで棚板11が支持板12に挿入されるようになっている。
また、棚板11の左右両側端面11bは、正面視で所定の曲率を有する略ラウンド形状に形成されている(図5部分拡大図参照)。この棚板11の側端面11bは、本実施例における光拡散部としての微細な凹凸を有する粗面として形成されている。この粗面は、側端面11bに微細なドット状の凹凸部を形成することで構成してもよいし、側端面11bにショットブラスティングやローレット加工を施すことで構成してもよい。
左右の両仕切板7,7と天板2、区画板8及び支持板12で仕切られた、即ち支持板12の裏面側において形成された中空部15aには、支持板12に取り付けられた保持具13bと、この保持具13b内部に配設されて複数の発光ダイオード(LED)が左右方向に並べられて単一の照明手段として形成された発光体13aと、から構成された照明具13が設けられている。尚、後述するように、区画板8には、照明具13による照光の少なくとも一部を反射する照明手段を構成する反射体23〜25が設けられている。更に尚、本発明の単一の照明手段とは、発光素子又は発光源が一つであることを意味するだけではなく、本実施例のように複数の発光素子又は発光源を一つの照明装置にまとめたものを含む。
この照明具13は、その長手方向が左右方向に延設されるとともに、発光体13aに電力を供給するケーブル(図示略)の一端が接続され、天板2前面側に設けられたタッチ式のスイッチ18をON/OFFさせることで、発光体13aの点灯及び消灯ができるようになっている(図1参照)。
図3及び図4に示されるように、上方の棚板11は、テーパ面に形成された後端面11cが上方を向くようにして、支持板12のスリット孔12aに貫通して支持されている。また、下方の棚板11は、上記テーパ面に形成された後端面11cが下方を向くようにして、支持板12のスリット孔12aに貫通して支持されている。尚、支持板12の裏面側から棚板11の後端面11cまでの突出長は、上方の棚板11と下方の棚板11とで略同じ長さになるように形成されている。
照明具13は、上方の棚板11と下方の棚板11の略中間の高さ位置において、発光体13aを支持板12の後方側、即ち区画板8側に向くようにして、支持板12の裏面に取り付けられている。このように取り付けられた照明具13の発光体13aから照射された照光Kは、上下方向に所定の幅長を有する帯状を成し、区画板8に向けて略水平に照射されるように成っている。
次に、照明具13の使用について説明すると、図1及び図3に示されるように、スイッチ18をON操作することにより、照明具13に電源が供給されて発光体13aが発光する。発光体13aは発光ダイオードであるため、前後方向に所定の幅長を有する帯状の照光Kは指向性を有し、拡散せずに一定方向に進行する性質を備えており、反射体23〜25によって反射されて棚板11の後端面11cに照射される。
反射体23〜25について詳述すると、先ず反射体23〜25を貼付する母材42は、区画板8の前面側において左右方向に延設されており、照明具13の取り付けられた高さ位置を中央高さ位置として、この中央高さ位置において支持板12側に向けて膨出した膨出部42eが設けられている。この膨出部42eには、斜上方を向く傾斜面42aと、斜下方を向く傾斜面42bとが形成されている。
また、母材42には、上方の棚板11における斜上方を向く後端面11cの上方近傍においてこの後端面11cと略平行を成す傾斜面42cと、下方の棚板11における斜下方を向く後端面11cの下方近傍においてこの後端面11cと略平行を成す傾斜面42dとが形成されている。更に、反射体23が、母材42の傾斜面42a、42bを被覆するように貼付されており、同様に、反射体24が傾斜面42cに貼付され、反射体25が傾斜面42dに貼付されている。
発光体13aから区画板8に向けて略水平に発せられた照光Kは、その一部の照光K1が反射体23により反射して上方に向けて進行するとともに、他の一部の照光K2が反射体23により反射して下方に向けて進行する。
そして、上方に向けて進行した光K1は、反射体24により反射して上方の棚板11の後端面11cに向けて略水平に進行し、支持板12の前面側に向かって棚板11内部を進入して、棚板11の上面11f、下面11gの両面を反射して屈折若しくは外部に向かって透過を繰り返しながら、棚板11の上面11f、下面11g、前端面11a及び左右両側端面11b,11bから、棚板11の外部に向かって照射される。
同様に、下方に向けて進行した照光K2は、反射体25により反射して下方の棚板11の後端面11cに向けて略水平に進行し、支持板12の前面側に向かって棚板11内部を進入して、棚板11の上面11f、下面11g、前端面11a及び左右両側端面11b,11bから、棚板11の外部に向かって照射される。このように、複数の反射体23〜25を設けることで、発光体13aから発せられる光Kを任意の方向に進行させることができる。
図5に示すように、棚板11の上面11f、下面11gから外部に照射された光は、収納凹部10内を明るく照らすようになっている。また、棚板11の左右の両側端面11b,11bは、仕切板7のスリット孔7aから所定長突出されており、棚板11の側端面11bから外部に照射された光は、収納凹部10に隣接する収納部5内部を明るく照らすようになっている。
以上、本実施例におけるキッチンカウンタ1では、仕切板7によって仕切られた複数の収納部5,10のうち少なくとも1つの収納凹部10に、導光板で形成された棚板11が配置されるとともに、棚板11が設けられた収納凹部10を照明する照明部13が、棚板11の後端面11cを照明可能に設けられ、収納凹部10と他の収納部10とを仕切る仕切板7には、棚板11内の光を他の収納部5に導光させる導光部としてのスリット孔7aが設けられていることで、棚板11を媒介して導かれる光が、収納凹部10だけでなく、仕切板7のスリット孔7aを介して隣接する他の収納部5に届くようになるため、仕切板7により仕切られた複数の収納部5,10内それぞれに照明具13を設けることなく、1つの収納凹部10を照明する照明具13のみで、隣接する他の収納部5内を明るくすることができ、照明具13に係る電力の省電力化を図ることができる。尚、ここでいう「棚板の側端面」とは、棚板11における左右の両側端面11b,11bのみならず、棚板11の前端面11aや後端面11cを含む棚板11の側周端面全体を示しており、照明具13は棚板11の前端面11a、側端面11b、後端面11cのいずれかの面を照明可能に設けられていればよい。
また、仕切板7を貫通するスリット孔7aが設けられ、このスリット孔7a内に棚板11の側端部(側端面11b)が差し込まれていることで、仕切板7によって棚板11の側端部を固定的に支持できるとともに、棚板11の側端面11bから照射される光が仕切板7によって遮蔽されることなく、隣接する収納部5内に届くようになる。
また、棚板11の側端面11bが、光拡散部としての粗面に形成されていることで、棚板11の側端面11bから外部に照射される光が、粗面によって拡散されるので、収納部5全体を明るく照らすことができる。
尚、図5中の部分拡大図に示すように、棚板11の左右両側端面11bが、正面視で所定の曲率を有する略ラウンド形状に形成されていることで、側端面11bの粗面によって拡散された光が、側端面11bから上下方向の所定範囲に渡って照射されるようになり、収納部5内部全体を明るく照らすことができる。
また、収納凹部10には、2枚の棚板11,11が設けられ、単一の照明具13が2枚の棚板11,11の側端面11bに向かって発光していることで、単一である照明具13の設置手間やメンテナンスを簡便にできるとともに、2枚の棚板11,11を効率よく照らすことができる。更に、収納部5,10の設置数よりも照明具13の設置数を減らせるので、キッチンカウンタ1の製造コストが低減される。
次に、実施例2に係る収納家具としてのキッチンカウンタ1’につき、図6及び図7を参照して説明する。尚、前記実施例1に示される構成部分と同一構成部分に付いては同一符号を付して重複する説明を省略する。図6は、実施例2におけるキッチンカウンタ1’を示す斜視図であり、図7は、キッチンカウンタ1’を示す正面図である。
図6に示すように、キッチンカウンタ1’内部を区画する区画板8が設けられ、キッチンカウンタ1’の収納側Bには、天板2と区画板8と外側板6と仕切板7により仕切られて形成された3つの収納凹部10’,10’,10’が設けられている。尚、中央の収納凹部10’には、2枚の棚板11’が配置され、左右の収納凹部10’には、3枚の棚板11’が配置されている。
図7に示すように、中央の収納凹部10’及び左右の収納凹部10’に配置されている棚板11’同士は、互いの高さ位置が段違いになるように仕切板7’に対して交互に配置されている。すなわち中央の収納凹部10’に配置される棚板11’は、左右の収納凹部10’に配置される棚板11,11同士の上下間における中央位置に配置されている。
また、実施例2における仕切板7’は透光性部材としての透明性を備えるガラス板から構成されている。尚、本発明の透光性部材はガラス板に限られず、例えば、アクリル板若しくはプラスチック板等であってもよく、板の素材については特に限定されるものではない。更に、棚板11’は前記実施例1と同様に導光板としてのガラス板から構成されている。
図7の部分拡大図に示すように、実施例2における仕切板7’には、前記実施例1の仕切板7のスリット孔7aが形成されておらず、その代わり仕切板7’棚板11’の側端部を支持する凸部7b’が形成されている。収納凹部10’内に配置された棚板11’は、側端面11b’が仕切板7’に当接された状態で、その側端部が凸部7b’に支持されるようになっている。
尚、中央の収納凹部10’の2枚の棚板11’を照射するために用いられている照明具13は前記実施例1と同様に反射体23〜25を用いた照明具13が使用されている(図3及び図4参照)。また、左右の収納凹部10’の3枚の棚板11’を照射するために用いられている照明具13については、上段及び中段の2枚の棚板11’は、前記実施例1と同様の照明具13及び反射体23〜25によって照明されるとともに、下段の1枚の棚板11’は、前記実施例1と異なり、発光体13aが直接棚板11’の後端面11cを向くように設けられた照明具(図示略)によって照明されている。
図7に示すように、各々の棚板11’の後端面11cから入射した光は、棚板11’の上面11f、下面11gの両面を反射して屈折若しくは外部に向かって透過を繰り返しながら、棚板11’の上面11f、下面11g、前端面11a及び左右両側端面11b’,11b’から、棚板11’の外部に向かって照射される。側端面11b’から外部に照射される光は、透光部材としての仕切板7’を透過し、仕切板7’によって隔てられた隣接する収納凹部10’内に届くようになっている(図7部分拡大図参照)。
以上、実施例2におけるキッチンカウンタ1’では、仕切板7’が透光性部材にて形成されることで、本発明の導光部が構成されており、そのため棚板11’から外部に照射される光が、仕切板7’を通過して隣接する収納凹部10’内に届くようになり、該光が仕切板7’によって遮蔽されることを防止できる。
尚、本実施例2では、仕切板7’の全てが透光性部材にて形成されることで、導光部を構成しているが、本発明の導光部はこれに限ることなく、例えば、前記実施例1と同様な仕切板7の一部を貫通するスリット孔7aに透光性部材としてのガラス窓部を形成して、このガラス窓部を導光部とすることで、棚板11’の側端面11b’の光を隣接する収納部に届かせるようにしてもよい。
また、中央の収納凹部10’に隣接する左右の収納凹部10’にも棚板11’が配置され、一方の収納凹部10’に配置される棚板11’と、他方の収納凹部10’に配置される棚板11’とが段違いになるように配置されていることで、一方の収納凹部10’の棚板11’の側端面11b’から照射される光が、他方の収納凹部10’の棚板11’の側端面11b’により遮蔽されることなく、他方の収納凹部10’内に届くようになる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例では、収納家具としてアイランド式のキッチンカウンタ1が設けられていたが、仕切板7,7によって仕切られた複数の収納部5,10が設けられた収納家具であれば、収納品目若しくは開き扉等の収納家具の用途・仕様は本実施例に限られず、例えば、飾り戸棚でもよいし、書棚でもよい。
また、前記実施例では、単一の照明手段13が、棚板11の後端面11c側に設けられ、棚板11の後端面11cに向かって発光しているが、例えば、照明手段13は、棚板11の左右の側端面11b側に設けられ、棚板11の左右の側端面11bに向かって発光してもよいし、照明手段13は、棚板11の前端面11a側に設けられ、棚板11の前端面11aに向かって発光してもよい。
また、前記実施例では、照明具13が棚板11の後端面11cの左右方向の全体を照明することで、棚板11内に光を入射しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、棚板11の後端面11cにおける一部分、例えば、後端面11cの左右方向の中央部のみに光を入射させるように照明具13を構成してもよく、この場合、棚板11の後端面11cにおける照明具13が配置されていない部位からも光が棚板11の外部に照射されるようになる。更にこの場合、後端面11cの一部を区画板8に形成されたスリット孔(導光部)より後方に突出させ、キッチン側Aに設けられた収納部内に光が届くように構成してもよい。
尚、前記実施例における照明手段としての発光体13aは、必ずしも発光ダイオードに限定されるものではなく、例えば、蛍光灯、電球等、他の公知の発光体であってもよい。また、発光体13aを点灯及び消灯させるスイッチ18は、必ずしも本実施例のタッチ式に限られず、例えばキッチン使用者の手などを検知して制御するセンサ式であってもよいし、収納部5に設けられた開閉扉5aの開閉に応じて発光体13aを点灯及び消灯させるようなスイッチであってもよい。
実施例1におけるキッチンカウンタを示す斜視図である。 (a)は、棚板を示す平面図であり、(b)は、棚板を示す側面図である。 図1におけるキッチンカウンタを示すC−C縦断側面図である。 図3における部分拡大側断面図である。 図1におけるキッチンカウンタを示すD−D縦断正面図である。 実施例2におけるキッチンカウンタを示す斜視図である。 キッチンカウンタを示す正面図である。
符号の説明
1,1’ キッチンカウンタ(収納家具)
2 天板
2a 調理部
3 シンク
4 コンロ
5 収納部
5a 開閉扉
6 外側板
7 仕切板
7’ 仕切板(導光部,透光性部材)
7a スリット孔(導光部,貫通孔)
7b’ 凸部
8 区画板
9 底板
10,10’ 収納凹部(収納部)
11,11’ 棚板
11a 前端面
11b,11b’ 側端面
11c 後端面
11e 段部
11f 上面
11g 下面
12 支持板
12a スリット孔
13 照明具(照明手段)
13a 発光体(照明手段)
13b 保持具
15a 中空部
18 スイッチ
23、24、25 反射体(照明手段)
42 母材
42a〜42d 傾斜面
42e 膨出部
A キッチン側
B 収納側
K 照光

Claims (6)

  1. 仕切板によって仕切られた複数の収納部が設けられた収納家具であって、
    前記複数のうち少なくとも1つの収納部に、導光板で形成された棚板が配置されるとともに、該棚板が設けられた棚板収納部を照明する照明手段が、該棚板の側端面における少なくとも一部を照明可能に設けられ、前記棚板収納部と他の収納部とを仕切る仕切板には、前記棚板内の光を前記他の収納部に導光させる導光部が設けられていることを特徴とする収納家具。
  2. 前記導光部は、前記仕切板を貫通する貫通孔であり、該貫通孔内に前記棚板の端部が差し込まれていることを特徴とする請求項1に記載の収納家具。
  3. 前記導光部は、前記仕切板の少なくとも一部に設けられた透光性部材にて形成されていることを特徴とする請求項1に記載の収納家具。
  4. 前記棚板の側端面に、光拡散部が形成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の収納家具。
  5. 前記棚板収納部に隣接する他の収納部にも前記棚板が配置され、前記棚板収納部に配置される棚板と他の収納部に配置される棚板とが段違いになるように配置されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の収納家具。
  6. 前記棚板収納部には、少なくとも2枚以上の棚板が設けられ、単一の照明手段が、前記少なくとも2枚以上の棚板の側端面に向かって発光していることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の収納家具。
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