JP2008055039A - 収納家具 - Google Patents

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Abstract

【課題】照明手段の設置手間やメンテナンスを簡便にできるとともに、2枚以上の棚板を効率よく照らすことができる収納家具を提供すること。
【解決手段】少なくとも2枚以上の棚板11と、棚板11を支持する支持体12とが設けられた収納家具であって、棚板11の端部側に単一の照明手段13が設けられており、照明手段13は、棚板11の収納部側が照明されるように2枚以上の棚板11に向かって発光していることにより、単一である照明手段13の設置手間やメンテナンスを簡便にできるとともに、2枚以上の棚板11を効率よく照らすことができる。また、棚板11の端部側から発光し収納部側が照明されるため、照明の演出的効果が得られる。
【選択図】図3

Description

本発明は、少なくとも2枚以上の棚板と、該棚板を支持する支持体とが設けられた収納家具に関する。
従来の収納家具は、収納家具を構成する棚板の端部側に照明手段が設けられており、この照明手段により各棚板における収納部を照明している(例えば、特許文献1参照)。
実開平6−38117号公報(第5頁、第2図)
しかしながら、特許文献1にあっては、各棚板における照明効率を維持するために、1枚の棚板につき1式の照明手段が設けられているため、棚板の枚数と同数量の照明手段を必要とし、特に多数の棚板を構成する収納家具の場合には、照明手段の設置手間が相当量かかり、照明手段を構成する発光体の交換等を含むメンテナンスにも難があった。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、照明手段の設置手間やメンテナンスを簡便にできるとともに、2枚以上の棚板を効率よく照らすことができる収納家具を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載の収納家具は、少なくとも2枚以上の棚板と、該棚板を支持する支持体とが設けられた収納家具であって、前記棚板の端部側に単一の照明手段が設けられており、該照明手段は、前記棚板の収納部側が照明されるように前記2枚以上の棚板に向かって発光していることを特徴としている。
この特徴によれば、2枚以上の棚板に向かって発光して照らす単一のみの照明手段が設けられているため、単一である照明手段の設置手間やメンテナンスを簡便にできるとともに、2枚以上の棚板を効率よく照らすことができる。また、棚板の端部側から発光し収納部側が照明されるため、照明の演出的効果が得られる。
本発明の請求項2に記載の収納家具は、請求項1に記載の収納家具であって、前記棚板が導光板で形成されているとともに、前記照明手段が前記棚板の端部に向かって発光していることを特徴としている。
この特徴によれば、照明手段が、収納物を載置する導光板で形成された棚板の端部に向かって照らしていることにより、棚板の板面にて反射する反射光で照らす場合と比べて、照明手段と棚板との間の遮蔽物(収納物)の影響を受けることがなく、導光板で形成された棚板の板面を利用して発光させ、常時安定して照らすことができる。
本発明の請求項3に記載の収納家具は、請求項2に記載の収納家具であって、前記支持体は、前記棚板の端部を貫通させ支持する支持板を備え、該支持板の裏面側に前記照明手段が設けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、照明手段を支持板の裏面側に設けたことにより、支持板の前面側からは照明手段を露出させることがなく、照明手段による直接光は支持板で遮られ、導光板で形成された棚板を介してのみ収納部側を照らすため、照明の演出的効果が高まる。
本発明の請求項4に記載の収納家具は、請求項3に記載の収納家具であって、前記照明手段による照光の少なくとも一部を、前記棚板の収納部側に向かって進行させる反射手段が、前記支持板の裏面側に設けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、棚板の端部に向かって進行する照光の少なくとも一部が、反射手段により効率的に収納部側に向かって進行するため、光源としての照明手段による照光の照度を維持できる。
本発明の請求項5に記載の収納家具は、請求項3または4に記載の収納家具であって、前記支持板の裏面側に貫通した前記棚板の端部の突出長さが、前記照明手段に近方の棚板から遠方の棚板に向かって、順次長くなるように形成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、遠方の棚板が近方の棚板により遮られることなく、全ての棚板の端部が、照明手段側から視て現れているため、照明手段が、全ての棚板の端部を直接照らしやすくなる。
本発明の実施例を以下に説明する。
本発明の実施例1を図面に基づいて説明すると、先ず図1は、本発明の実施例1における収納家具の全体像を示す斜視図である。図2は、棚板の平面図及び側面図である。図3は、図1のC−C一部断面図である。図4は、図3の囲い部拡大図である。
図1に示されるように、本実施例におけるキッチンカウンタ1は、天板2と底板9及び左右の外側板6、6とからなる箱状に形成され、前面側と後面側とに亘って使用できるいわゆるアイランド型カウンタであって、前後方向にキッチン側Aと収納側Bとに区別されており、キッチンカウンタ1内部における前後方向略中央位置に、キッチンカウンタ1内部を区画する区画板8が左右方向に配設されている。以下、キッチン側Aを説明する場合はキッチン側Aに向かう使用者から視た前後左右方向とし、逆に、収納側Bを説明する場合は収納側Bに向かう使用者から視た前後左右方向とする。
キッチン側Aには、前面側に適宜開閉扉若しくは開閉引出しを備え、キッチンカウンタ1の上面を構成する天板2において、シンク3、調理台2’及びコンロ4が設けられている。
収納側Bの左右両側には、天板2と底板9及び区画板8と外側板6、内側板7により仕切られた内部空間を有する収納部5、5を夫々備え、収納部5の前部には、外側板6、内側板7の前側辺に回動可能に枢支した開閉扉5aを設けている。
図1及び図3に示されるように、左右の両内側板7、7の対向面間における区画板8より手前側に、後述する棚板11を支持する支持体であって区画板8と略平行に設けた支持板12を配設し、左右の両内側板7、7と支持板12とにより仕切られた収納凹部10を備え、収納凹部10内には、左右の両内側板7、7の対向面間に2枚の棚板11が、その後端部を支持板12に略水平方向に設けられたスリット孔12aに貫通して支持され、夫々上面11fに収納物を載置できるように所定間隔で上下段を構成して設置されている。
収納凹部10の前部には、特段の開閉扉等は設けておらず、キッチンカウンタ1を設置した室内の光により、棚板11に載置した収納物を収納凹部10の手前側から視認できるようになっている。但し、収納凹部10の上方は天板2で被覆されているため、収納凹部10の支持板12側、即ち奥側は室内の光が十分差さず、手前側と比べて視認し難くなっている。
図2及び図3に示されるように、棚板11は、内部に照光を導入させる導光板であるとともに、透明性を備えるガラス板から成っており、特に上面11f及び下面11gは凹凸なく鏡面状に形成されている。ここで導光板とは、一面から内部に照光を導入させるとともに、他面から外部に該照光を導出させる性質を備えた板のことであって、上記ガラス板に限られず、例えば、アクリル板若しくはプラスチック板等であってもよく、板の素材については特に限定されるものではない。棚板11の後端部の左右両側は、スリット孔12aの左右幅に合わせて前面側と比べて幅狭の段部11e、11eに形成され、段部11eの後端面を支持板12の前面に当接させる位置まで棚板11を支持板12に貫通する。棚板11の支持板12前面側における上面11fが、収納物を載置する収納部側を構成している。
また、支持板12に貫通した2枚の棚板11、11は、その後端面11cが上面11fの後辺から、該後辺より前端面11a側に位置する下面11gの後辺に向かって傾斜するテーパ面に形成されており、上記テーパ面により、後述のように照明具13による照光の少なくとも一部を反射する反射手段を構成している。
上方の棚板11の上記テーパ面に形成された後端面11cには、棚板11と別体であって反射効率の高い金属プレートからなる反射体21が貼付されており、上記テーパ面に形成された後端面11cと反射体21とにより、後述のように照明具13による照光Kを反射する反射手段を構成している。また、下方の棚板11の後端面11cと離間した下方近傍において、母材41が、その上面41aが上記テーパ面に形成された棚板11の後端面11cと略平行を成すように斜上方を向いて左右方向に延設されており、反射手段を構成する反射体22が、母材41の上面41aを被覆するように貼付されている。
左右の両内側板7、7と天板2、区画板8及び支持板12で仕切られた、即ち支持板12の裏面側において形成された中空部15aにおける上部には、保持具13bと、保持具13b内部に略鉛直下方に向けて配設された単一の発光ダイオード(LED)からなる発光体13aと、から構成された照明具13が左右幅方向に延設されており、発光体13aに電力を供給するケーブル(図示略)の一端が接続されている。また、天板2前側面には、発光体13aをON/OFFさせるタッチ式のスイッチ18が設けられている(図1参照)。
また、図3及び図4に示されるように、中空部15aにおける照明具13の略鉛直下方には、支持板12のスリット12aを貫通した棚板11の後端部が突出している。支持板12の裏面側に貫通した棚板11の後端部の突出長さは、上方の棚板11と下方の棚板11とで略同じ長さになるように形成されている。
尚、発光体13aは、必ずしも本実施例の発光ダイオードに限定されるものではなく、例えば、蛍光灯、電球等、他の公知の発光体であってもよい。また、スイッチは、必ずしも本実施例のタッチ式に限られず、例えばキッチン使用者の手などを検知して制御するセンサ式であってもよい。
次に、照明具13の使用について説明する。
図1及び図3に示されるように、スイッチ18をON操作することにより、照明具13に電源が供給され、単一の発光体13aが発光する。発光体13aは発光ダイオードであるため、前後方向に所定の幅長を有する帯状の照光Kは、指向性を有し拡散せずに一定方向(略鉛直下方)に進行する性質を備えており、棚板11の後端部に照射される。
単一の発光体13aから略鉛直下方に向かって発せられた前後方向に所定の幅長を有する帯状の照光Kは、照明具13に上方の棚板11の後端面11cにおいて反射体21により反射して、支持板12の前面側に向かって棚板11内部を進入する。同様に、照光Kは、下方の棚板11の後端面11cにおいて反射体22により反射して、支持板12の前面側に向かって棚板11内部を進入する。
このようにすることで、照明具13が、収納物を載置する導光板で形成された棚板11の後端部に向かって照らしていることにより、棚板11の板面にて反射する反射光で照らす場合と比べて、照明手段と棚板との間の遮蔽物(収納物)の影響を受けることがなく、導光板で形成された棚板11の板面を利用して発光させ、常時安定して照らすことができる。
また、このようにすることで、2枚の棚板11、11に向かって発光して照らす単一のみの照明具13が設けられているため、単一である照明具13の設置手間やメンテナンスを簡便にできるとともに、2枚の棚板11、11を効率よく照らすことができる。また、棚板11の後端側から発光し収納部側が照明されるため、室内の光のみでは視認し難い収納凹部10の支持板12側も十分に視認でき、照明の演出的効果が得られる。
そして照光Kは、棚板11の上面11f、下面11gの両面を反射して屈折若しくは外部に向かって透過を繰り返しながら、棚板11の上面11f、下面11g、前端面11a及び両側端面から、棚板11の外部に向かって照らす。
このようにすることで、棚板11の後端部に向かって進行する照光Kが、反射手段としてのテーパ面に形成された後端面11c及び反射体21、により効率的に収納部側に向かって進行するため、光源としての照明具13による照光の照度を維持できる。
また、このようにすることで、照明具13を支持板12の裏面側に設けたことにより、支持板12の前面側からは照明具13を露出させることがなく、照明具13による直接光は支持板12で遮られ、導光板で形成された棚板11を介してのみ収納部側を照らすため、照明の演出的効果が高まる。
次に、本発明の実施例2を図面に基づいて以下に説明すると、図5は、本発明の実施例2における収納凹部の一部断面図である。図6は、図5の囲い部拡大図である。上記実施例1と重複する構成については説明を省略する。
図5及び図6に示されるように、上方の棚板11は、上記したようにテーパ面に形成された後端面11cが上方を向くようにして、支持板12のスリット孔12aに貫通して支持されている。また、下方の棚板11は、上記テーパ面に形成された後端面11cが下方を向くようにして、支持板12のスリット孔12aに貫通して支持されている。
次に、照明具13’は、上方の棚板11と下方の棚板11の略中間の高さ位置において、発光体13a’を支持板12の後方側、即ち区画板8側に向くようにして、支持板12の裏面に取付けられている。このように取付けられた照明具13’の発光体13a’から照射された照光Kは、上下方向に所定の幅長を有する帯状を成し、区画板8に向けて略水平に照射されるように成っている。
本実施例における反射手段としての反射体23〜25について説明すると、先ず反射体23〜25を貼付する母材42は、区画板8の前面側において左右方向に延設されており、その形状は、照明具13’の取付けられた高さ位置を中央高さ位置として、この中央高さ位置において支持板12側に向けて膨出した膨出部42eを設け、この膨出部42eを構成する斜上方を向く傾斜面42aと、同様に膨出部42eを構成する斜下方を向く傾斜面42bとを備えるとともに、上方の棚板11における斜上方を向く後端面11cの上方近傍においてこの後端面11cと略平行を成す傾斜面42cと、下方の棚板11における斜下方を向く後端面11cの下方近傍においてこの後端面11cと略平行を成す傾斜面42dとを備えている。反射手段を構成する反射体23が、母材42の傾斜面42a、42bを被覆するように貼付されており、同様に、反射体24が傾斜面42cに貼付され、反射体25が傾斜面42dに貼付されている。
単一の発光体13a’から区画板8に向けて略水平に発せられた照光Kは、その一部の照光K1が反射体23により反射して上方に向けて進行するとともに、他の一部の照光K2が反射体23により反射して下方に向けて進行する。そして、上方に向けて進行した照光K1は、反射体24により反射して上方の棚板11の後端面11cに向けて略水平に進行し、支持板12の前面側に向かって棚板11内部を進入して、棚板11の上面11f、下面11gの両面を反射して屈折若しくは外部に向かって透過を繰り返しながら、棚板11の上面11f、下面11g、前端面11a及び両側端面から、棚板11の外部に向かって照らす。同様に、下方に向けて進行した照光K2は、反射体25により反射して下方の棚板11の後端面11cに向けて略水平に進行し、支持板12の前面側に向かって棚板11内部を進入して、棚板11の上面11f、下面11g、前端面11a及び両側端面から、棚板11の外部に向かって照らす。このように、複数の反射体23〜25を構成することで、照光Kを任意の方向に進行させることができる。
尚、上記実施例2の変形例として、照明具が、上方の棚板11と下方の棚板11の略中間の高さ位置において、発光体を実施例2とは逆方に支持板12側を向くようにして、区画板8の前面に取付けられているとともに、反射体が、支持板12の裏面側において左右方向に延設された、上方を向く傾斜面と下方を向く傾斜面とを備える第1の反射体(実施例2における反射体23に相当)と、上方の棚板11の後端面11cに対し略平行を成す傾斜面と下方の棚板11の後端面11cに対し略平行を成す傾斜面とを備える第2の反射体(実施例2における反射体24、25に相当)とから構成されていてもよい。
このようにすることで、発光体13aから支持板12の裏面に向けて略水平に発せられた照光Kは、上記実施例2と同様に進行し、上方の棚板及び下方の棚板の外部に向かって照らす。
次に、本発明の実施例3を図面に基づいて以下に説明すると、図7は、本発明の実施例3における収納凹部の一部断面図である。図8は、図7の囲い部拡大図である。尚、上記実施例1と重複する構成については説明を省略する。
図7及び図8に示されるように、上方の棚板11、下方の棚板11において後端部の突出長さ11dが略同じ長さに形成されるとともに、テーパ面に形成された後端面11cのみで反射手段を構成している。
単一の発光体13aから略鉛直下方に向かって発せられた照光Kは、照明具13に近方である上方の棚板11の後端面11cにおいて一部が反射して、照光K3として支持板12の前面側に向かって棚板11内部を進入する。そして照光Kの一部である照光K3は、棚板11の上面11f、下面11gの両面を反射して屈折若しくは外部に向かって透過を繰り返しながら、棚板11の上面11f、下面11g、前端面11a及び両側端面から、棚板11の外部に向かって照らす。
また、照光Kの他の一部は、導光性を有する棚板11の後端面11cを透過して、照光K4として更に略鉛直下方における下方の棚板11に向かって進行する。
また、2枚全ての棚板11、11において後端部の突出長さ11dが略同じ長さに形成されるとともに、テーパ面に形成された後端面11cのみで反射手段を構成している。このようにすることで、2枚全ての棚板11の形状寸法を略同一に形成できるため、棚板11の製作手間やコストを軽減できるばかりか、設置位置を誤る虞がなく設置が容易である。
次に、本発明の実施例4を図面に基づいて以下に説明すると、図9は、本発明の実施例4における収納凹部の一部断面図である。図10は、図9の囲い部拡大図である。尚、上記実施例1と重複する構成については説明を省略する。
図9及び図10に示されるように、収納凹部10内には、3枚の棚板31、31’、31’’が、その後端部を支持板12に略水平方向に設けられたスリット孔12aに貫通して支持され、夫々上面に収納物を載置できるように所定間隔で上下段を構成して設置されている。
支持板12に貫通した棚板31’の後端面31c’は、上面31f’の後辺から、該後辺より前端面31a’側に位置する下面31g’の後辺に向かって傾斜するテーパ面に形成されるとともに、このテーパ面に形成された後端面31c’に、棚板31’と別体であって反射効率の高い金属プレートからなる反射体21が貼付されており、上記テーパ面に形成された後端面31c’と反射体21とにより、後述のように照明具13による照光Kを反射する反射手段を構成している。棚板31’より上方の棚板31及び下方の棚板31’’も、上記した棚板31’と同様の反射手段を構成している。尚、棚板と別体に設ける反射体は、少なくとも棚板より反射効率の高い性質を備えていれば、例えば、金属プレートよりも肉薄の金属箔を貼付してもよいし、金属蒸着により棚板に取付けてもよい。
また、支持板12の裏面側に貫通した棚板31、31’、31’’の後端部の突出長さ31d、31d’、31d’’は、照明具13に近方である上方の棚板31における後端部の突出長さ31dから、遠方である真ん中の棚板31’における後端部の突出長さ31d’、さらに遠方である下方の棚板31’’における後端部の突出長さ31d’’に向かって、順次長くなるように形成されている。
図8に示されるように、単一の発光体13aから略鉛直下方に向かって発せられた前後方向に所定の幅長を有する帯状の照光Kは、導光性を有する棚板31、31’、31’’の後端面31c、31c’、31c’’を照らし、後端面31c、31c’、31c’’において反射体21により反射して、支持板12の前面側に向かって棚板31、31’、31’’内部を進入する。即ち、発光体13aは、棚板31、31’、31’’の収納部側が照明されるように3枚の棚板31、31’、31’’に向かって発光している。
支持板12の裏面側に貫通した棚板31、31’、31’’の後端部の突出長さ31d、31d’、31d’’が、照明具13’に近方の棚板31における後端部の突出長さ31dから、遠方である真ん中の棚板31’における後端部の突出長さ31d’、さらに遠方である下方の棚板31’’における後端部の突出長さ31d’’に向かって、順次長くなるように形成されていることにより、遠方の棚板が近方の棚板により遮られることなく、全ての棚板31、31’、31’’の後端が、照明具13側から視て現れているため、照明具13が、全ての棚板31、31’、31’’の後端部を直接照らしやすくなる。
また、このようにすることで、棚板31、31’、31’’の後端部に向かって進行する照光Kのほぼ全部が、テーパ面に形成された後端面31c、31c’、31c’’と反射体21とからなる反射手段により効率的に収納部側に向かって進行するため、光源としての照明具13による照光Kの照度を十分に確保して、3枚の棚板31、31’、31’’の収納部側を照らすことができる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、上記実施例では、収納家具としてアイランド式のキッチンカウンタ1が設けられていたが、2枚以上の棚板と、該棚板を支持する支持体とが設けられた収納家具であれば、収納品目若しくは開き扉等の収納家具の用途・仕様は本実施例に限られず、例えば、飾り戸棚でもよいし、書棚でもよい。
また、上記実施例1ないし3では棚板の枚数は2枚であり、実施例4では棚板の枚数は3枚であったが、少なくとも2枚以上であれば、4枚以上の多数であってもよい。また、単一の照明手段とは、少なくとも2枚以上の棚板に対して設けられた単一の照明手段であればよく、例えば5枚の棚板が設けられた収納家具に、単一の照明手段が2式設けられており、2枚組と3枚組とに組分けされた棚板の各組ごとに1式の照明手段が照らしてもよい。更に、収納家具に設けられた全ての棚板を照らす必要はなく、例えば5枚の棚板が設けられた収納家具に、単一の照明手段が設けられており、前記5枚のうち2枚の棚板を照明手段が照らしてもよい。尚、単一の照明手段とは、発光素子又は発光源が一つであることを意味するだけではなく、複数の発光素子又は発光源を一つの照明装置にまとめたものを含む。
また、上記実施例では、棚板11は、導光性を有しているとともに、支持体としての支持板12により支持されており、後端面11cから内部に照光を導入させて収納部側が照明されるように、照明手段が発光しているが、例えば棚板は、導光性及び透明性を有しておらず、また支持体として上下方向に立設された棒状体により支持されており、棚板の後端側に設けた照明手段により、この棚板の収納部側を直接照らし反射させて、カウンタ部を照らすようにしてもよい。
また、上記実施例では、単一の照明手段が、棚板の後端側に設けられ、棚板の後端面11cに向かって発光しているが、例えば、照明手段は、棚板の左右の側端側に設けられ、棚板の左右の側端面に向かって発光してもよいし、また照明手段は、棚板の前端側に設けられ、棚板の前端面に向かって発光してもよい。
更に、上記実施例では、棚板11の上面11f及び下面11gは、鏡面状に形成されており、後端面11cより棚板11内部を上面11fと下面11gとを反射しながら進行する照光は、上面11f及び下面11g、前端面11a、側端面11bから外部に向けて発光しているが、例えば、上面若しくは下面にドット状に凹凸部が形成される等、公知の粗面加工が施されており、上面若しくは下面から外部に向けて、より照度を高く維持した状態で発光するようにしてもよい。
また、上記実施例では、反射手段は母材41、42に設けられているが、例えば、反射手段は、区画板8、支持板12の全面又は一部に設けられていてもよい。
本発明の実施例1における収納家具の全体像を示す斜視図である。 棚板の平面図及び側面図である。 図1のC−C一部断面図である。 図3の囲い部拡大図である。 本発明の実施例2における収納凹部の一部断面図である。 図5の囲い部拡大図である。 本発明の実施例3における収納凹部の一部断面図である。 図7の囲い部拡大図である。 本発明の実施例4における収納凹部の一部断面図である。 図9の囲い部拡大図である。
符号の説明
1 キッチンカウンタ
2 天板
2’ 調理台
3 シンク
4 コンロ
5 収納部
5a 開閉扉
6 外側板
7 内側板
8 区画板
9 底板
10 収納凹部
11 棚板
11a 前端面
11b 側端面
11c 後端面
11d 後端部の突出長さ
11e 段部
11f 上面
11g 下面
12 支持板(支持体)
12a スリット孔
13 照明具(照明手段)
13a 発光体
13b 保持具
15a 中空部
18 スイッチ
21 反射体(反射手段)
22 反射体(反射手段)
23、24、25 反射体(反射手段)
31 棚板
31’、31’’ 棚板
31c 後端面
31c’、31c’’後端面
31d 後端部の突出長さ
31d’、31d’’後端部の突出長さ
41 母材
41a 傾斜面
42 母材
42a〜42d 傾斜面
42e 膨出部
A キッチン側
B 収納側
K 照光

Claims (5)

  1. 少なくとも2枚以上の棚板と、該棚板を支持する支持体とが設けられた収納家具であって、前記棚板の端部側に単一の照明手段が設けられており、該照明手段は、前記棚板の収納部側が照明されるように前記2枚以上の棚板に向かって発光していることを特徴とする収納家具。
  2. 前記棚板が導光板で形成されているとともに、前記照明手段が前記棚板の端部に向かって発光していることを特徴とする請求項1に記載の収納家具。
  3. 前記支持体は、前記棚板の端部を貫通させ支持する支持板を備え、該支持板の裏面側に前記照明手段が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の収納家具。
  4. 前記照明手段による照光の少なくとも一部を、前記棚板の収納部側に向かって進行させる反射手段が、前記支持板の裏面側に設けられていることを特徴とする請求項3に記載の収納家具。
  5. 前記支持板の裏面側に貫通した前記棚板の端部の突出長さが、前記照明手段に近方の棚板から遠方の棚板に向かって、順次長くなるように形成されていることを特徴とする請求項3または4に記載の収納家具。
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