JP2021108818A - 棚板支持装置及び棚構造 - Google Patents

棚板支持装置及び棚構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2021108818A
JP2021108818A JP2020001507A JP2020001507A JP2021108818A JP 2021108818 A JP2021108818 A JP 2021108818A JP 2020001507 A JP2020001507 A JP 2020001507A JP 2020001507 A JP2020001507 A JP 2020001507A JP 2021108818 A JP2021108818 A JP 2021108818A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rail
shelf board
head
fixing screw
screw
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2020001507A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7414220B2 (ja
Inventor
康弘 岸田
Yasuhiro Kishida
康弘 岸田
正 後藤
Tadashi Goto
正 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daiken Corp
KG Paltec Co Ltd
Original Assignee
Daiken Corp
KG Paltec Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daiken Corp, KG Paltec Co Ltd filed Critical Daiken Corp
Priority to JP2020001507A priority Critical patent/JP7414220B2/ja
Publication of JP2021108818A publication Critical patent/JP2021108818A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7414220B2 publication Critical patent/JP7414220B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Cabinets, Racks, Or The Like Of Rigid Construction (AREA)

Abstract

【課題】壁面上に棚板を支持するレールが目立ち難くて、その構造が簡単で、棚板の位置や長さの変更を容易に行い得る棚板支持装置を提供する。【解決手段】棚板支持装置Aは、壁面1に固定されたレール11と、レール11に移動可能に取付固定された固定ネジ18と、固定ネジ18に螺合された棚板固定部材28とを備え、レール11は前側開口部の幅が奥部よりも小さい係合凹溝12を有する。固定ネジ18は、短辺部の長さが係合凹溝12の開口部の幅よりも小さく、長辺部の長さが係合凹溝12の開口部の幅よりも大きい矩形板状の頭部20を備える。固定ネジ18は回動により、頭部20が係合凹溝12内に開口部から出し入れ可能な係合解除姿勢と、頭部20が係合凹溝12内に抜け出し不能に係合される係合姿勢とに切換可能とされ、固定ネジ18のネジ軸部19に棚板固定部材28が螺合締結されている。【選択図】図2

Description

本発明は、棚板支持装置及びそれを用いた棚構造に関する。
従来、建物の壁部に固定される棚板の支持装置として、例えば特許文献1に示されるものが知られている。この棚板支持装置では、壁部に左右水平方向に延びるレールを固定して、そのレールに、前側に突出した棚板支持用の棚受け棒を有する支持具を摺動可能に係合し、支持具周りに、裏面に係止金具が固定された複数枚の壁パネルを配置して、壁パネルを係止金具によりレールに係止し、複数枚の壁パネルでレール及び支持具を壁部と共に覆い、隣接する壁パネルの角部の切欠部間に形成される空間から棚受け棒を前側に挿通させて壁パネルから突出させるようにしている。
特開平5−31014号公報
この特許文献1のものでは、レール及び支持具が壁パネルで覆われ、棚受け棒も棚板内に後面から挿入されるので、レールや支持具が目立ち難くなるとともに、棚受け棒も隠蔽されて見映えが良くなる。
しかし、その反面、係止金具が取り付けられかつ切欠部を有する壁パネルをレール周りに配置する必要があり、構造が複雑になるのは避けられない。また、棚板の位置や長さ等を変える目的でレール上の棚受け棒の位置を変更するためには、壁パネルを取り外す必要があり、大掛かりで面倒な作業となる。
本発明は斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、棚板支持装置の構造を工夫することにより、その棚板支持装置のレールを目立ち難くしつつ、その構造を簡略にし、棚板の位置や長さの変更を容易に行い得るようにすることにある。
前記の目的の達成のため、この発明では、棚板を支持するための支持部材に螺合締結されるボルト状の固定ネジを設け、その固定ネジの矩形板状の頭部をレール前面の係合凹部に前側開口から挿入可能とし、頭部の回動により、頭部が係合凹部に係合される状態と、係合凹部に対し着脱可能な状態とを切り換えるようにした。
具体的には、第1の発明は、壁面に後部で固定されたレールと、このレールに移動するように取付固定された固定ネジと、この固定ネジに螺合されて固定され、棚板を固定して支持する棚板固定部材とを備えた棚板支持装置を対象としている。
そして、前記レールは、前側に開口してレール長さ方向に沿うように配置されかつ開口部の幅が奥部の幅よりも小さい係合凹部を有し、前記固定ネジは、外周面に雄ネジが形成されたネジ軸部と、外周に互いに対向する1対の長辺部及び1対の短辺部を有する矩形板状の頭部とを備え、この頭部は、短辺部の長さが前記係合凹部の開口部の幅よりも小さく、長辺部の長さが係合凹部の開口部の幅よりも大きくかつ係合凹部の奥部の幅よりも小さく設定されている。さらに、前記固定ネジは前記頭部のネジ軸部回りの回動により、頭部の長辺部が前記レール長さ方向に沿う方向に位置して前記頭部を係合凹部内に対し開口部から出し入れする係合解除姿勢と、頭部の長辺部が前記レール長さ方向と直交する方向に沿う方向に位置して前記頭部が係合凹部内に係合される係合姿勢とに切り換えられ、前記棚板固定部材には、前記固定ネジのネジ軸部に螺合されるネジ穴が設けられていることを特徴とする。
この第1の発明では、レールが後部で壁面に固定され、このレールの前側に開口する係合凹部に固定ネジが移動するように取付固定され、この固定ネジのネジ軸部に棚板固定部材が螺合されて取り付けられる。そして、この棚板固定部材に棚板が固定されて支持される。
そして、前記固定ネジの頭部は矩形板状であり、この矩形板状の頭部がネジ軸部回りに回動して固定ネジが係合解除姿勢と係合姿勢とに切り換えられる。固定ネジが係合解除姿勢にあるときには、頭部は長辺部がレール長さ方向に沿う方向に位置して係合凹部内に対し開口部から出し入れ可能な状態となる一方、固定ネジが係合姿勢にあるときには、頭部は長辺部がレール長さ方向と直交する方向に沿う方向に位置して係合凹部内に係合され、係合凹部から抜け出し不能の状態となる。そのため、固定ネジを係合解除姿勢にして頭部をレールの係合凹部内に前側の開口から挿入し、その後に固定ネジを回して係合姿勢にすれば、頭部が係合凹部内に抜け出し不能となって固定ネジがレールに係合され、その固定ネジのネジ軸部に棚板固定部材のネジ穴を螺合締結させれば、固定ネジがレールに移動不能に固定され、同時に棚板固定部材が固定ネジを介してレールに固定され、この棚板固定部材に棚板が固定支持される。また、以上とは逆の動作により、棚板固定部材を固定ネジから取り外し、固定ネジを係合姿勢から係合解除姿勢になるように頭部を回動させてレールから取り外すことができる。
このように、固定ネジの回し操作により係合解除姿勢と係合姿勢との間で切り換えて、その頭部により固定ネジのレールへの係合及びその解除を行い、固定ネジがレールに係合されているときに、固定ネジのネジ軸部に棚板固定部材を着脱するので、棚板の位置や長さ等を変える目的でレール上の棚板固定部材の位置を変更するには、棚板固定部材を固定ネジから取り外し、固定ネジを係合解除姿勢に切り換えた状態でレールの係合凹部内で目的に位置に移動させるか、或いは固定ネジを係合解除姿勢にして頭部をレールの係合凹部から取り出し、目的の位置で頭部を係合凹部内に挿入して固定ネジを係合姿勢にするかした後に、その固定ネジに棚板固定部材を螺合締結すればよく、これらの作業は容易になる。
また、レールに固定ネジが頭部の係合により固定され、その固定ネジに棚板固定部材が螺合締結されるので、棚板支持装置の構造を簡略化することができる。しかも、棚板固定部材に棚板を固定支持した状態では、棚板固定部材、固定ネジ及びレールは棚板により隠蔽されるので、棚板が壁面に固定された状態に見え、棚板支持装置の外観見映えが向上する。
第2の発明は、第1の発明において、前記棚板固定部材は、前記棚板が有する後端面の挿入穴に挿入されて前記棚板を固定することを特徴とする。
この第2の発明では、棚板固定部材が棚板の後端面の挿入穴に挿入された状態で固定される。こうすると、棚板固定部材が棚板内に入って隠蔽されることになり、棚板支持装置の外観見映えがさらに向上する。
第3の発明は、第1又は第2の発明において、前記頭部は、その対角方向に位置する角部にそれぞれ面取り部を備え、これら面取り部間の長さは前記係合凹部の奥部の幅よりも小さいことを特徴とする。
この第3の発明では、頭部の対角方向に対向する角部間の長さが係合凹部の奥部の幅よりも大きい場合、固定ネジを係合姿勢と係合解除姿勢との間で回動させると、その頭部の対角方向に対向する角部が係合凹部の奥部の側面に干渉して回動が困難になるが、頭部の対角方向に対向する角部に面取り部が形成され、これら面取り部間の長さが係合凹部の奥部の幅よりも小さくなっているので、固定ネジの係合姿勢と係合解除姿勢との間の回動がスムーズに行われる。
第4の発明は、第1〜第3の発明のいずれか1つにおいて、前記固定ネジは、前記頭部が前記レールの係合凹部内に前記係合姿勢で係合されているときに、前記頭部が前記係合解除姿勢に回動するのを規制する回り止め部材が前記頭部に係合されていることを特徴とする。
この第4の発明では、レールの係合凹部内に固定ネジが係合姿勢で係合されている状態で、その固定ネジが係合解除姿勢に回動しようとしても、その回動は回り止め部材により規制される。このことで、例えば固定ネジのレールに対する組付時において、固定ネジが不用意に係合姿勢から係合解除姿勢に回動して、頭部がレールの係合凹部から抜け出るのを防ぐことができる。
第5の発明は、第4の発明において、前記回り止め部材は、前記固定ネジのネジ軸部を挿通させる挿通孔を有する板状の基部と、この基部から互いに平行に延び、係合姿勢にある前記固定ネジの頭部の長辺部に当接する1対の規制部とを備えていることを特徴とする。
この第5の発明では、固定ネジがレールの係合凹部内で係合姿勢にあるとき、その頭部の長辺部に回り止め部材の規制部が当接することで、固定ネジの係合解除姿勢への回動が規制される。前記規制部は板状の基部から互いに平行に延び、基部には固定ネジのネジ軸部を挿通させる挿通孔が形成されているので、固定ネジのネジ軸部を棚板固定部材のネジ穴に螺合締結したときに、この基部が棚板固定部材の固定ネジに対する緩み止め(座金)として機能し、棚板固定部材の緩みや脱落を防ぐことができる。
第6の発明は、第1〜第5の発明のいずれか1つにおいて、壁面には、雌実凹部と雄実凸部との嵌合による実構造の接合部において互いに間隔をあけて接合された対なる取付パネルが固定され、前記両取付パネルの接合部前面にはレールの後部を収容する凹溝部が形成され、前記レールの後部には、前記レール長さ方向に沿うように配置されかつ前記凹溝部底部の接合部間の隙間を通って前記雌実凹部に嵌合する嵌合凸条が一体に突設されていることを特徴とする。
この第6の発明では、棚板支持装置が取り付けられる壁面に対なる取付パネルが固定され、これらのパネルは、雌実凹部と雄実凸部との嵌合による実構造の接合部において互いに間隔をあけて接合されている。そして、両取付パネルの接合部前面に凹溝部が形成され、この凹溝部にレールが後部で収容され、さらに凹溝部底部に両取付パネル間の隙間が空けられ、レール後部の嵌合凸条がこの隙間を通って実構造の雌実凹部に嵌合されているので、レールを安定して確実に取付パネル延いては壁面に取り付けることができる。
第7の発明は棚構造に係り、この棚構造は、第1〜第6の発明のいずれか1つの棚板支持装置により棚板が固定支持されていることを特徴とする。この第7の発明でも、第1の発明と同様の作用効果を奏することができる。
以上説明したように、本発明によると、係合凹部を有するレールを壁面に取り付け、矩形板状頭部のネジ軸部回りの回動により係合姿勢と係合解除姿勢とに切り換えられる固定ネジを設け、その固定ネジを係合解除姿勢にして頭部をレールの係合凹部に挿入し、係合姿勢への切換えにより固定ネジを頭部で係合凹部に固定し、その固定ネジのネジ軸部に、棚板を固定して支持する棚板固定部材を螺合締結するようにした。このことにより、棚板の位置や長さ等を変えるためにレール上の棚板固定部材の位置変更作業を容易に行うことができるとともに、棚板支持装置の構造の簡略化及び外観見映えの向上を図ることができる。
図1は本発明の実施形態に係る棚板支持装置の斜視図である。 図2は図1のII−II線拡大断面図である。 図3はレールの断面図である。 図4は固定ネジを拡大して示し、図4(a)は斜視図、図4(b)は側面図である。 図5は棚板固定部材を拡大して示し、図5(a)は斜視図、図5(b)は断面図である。 図6は回り止め部材を拡大して示し、図6(a)は斜視図、図6(b)は側面図である。 図7は、固定ネジがレールの係合溝内において係合姿勢と係合解除姿勢とに切り換えられる状態を示す正面図である。 図8は、レールに係合された固定ネジに回り止め部材を取り付ける状態を示す斜視図である。 図9は、固定ネジに棚板固定部材を螺合締結する状態を示す斜視図である。 図10は、棚板支持装置の取付手順の初めの段階を示す斜視図である。 図11は、棚板支持装置の取付手順の中間段階を示す図10相当図である。 図12は、棚板支持装置の取付手順の終わりの段階を示す図10相当図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものでは全くない。
図1は本発明の実施形態に係る棚板支持装置Aを示す。図1において、1は建物の室内等の壁面であって、この壁面1には、その全体に亘り上下に並んだ状態で接合された取付パネル2,3が固定され、両取付パネル2,3同士の接合部の高さ位置が棚板取付位置とされている。下側取付パネル3の上端部には、その厚さ方向(前後方向)の中間部を上端面から切除した雌実凹条5(雌実凹部)が、また上側取付パネル2の下端部には、その厚さ方向の中間部を除いた表裏部分を下端面から切除した雄実凸条6(雄実凸部)がそれぞれ形成されており、雌実凹条5に雄実凸条6を嵌合して実構造の接合部とし、この接合部において両取付パネル2,3が互いに接合されている。上側取付パネル2下端部の雄実凸条6は、下側取付パネル3上端部の雌実凹条5に奥部ではなく途中まで嵌合されており、両取付パネル2,3は上下方向に所定の間隔をあけた状態で接合されている。さらに、上側取付パネル2下端部の前面角部は下側に向かって後側に向かうように、また下側取付パネル3上端部の前面角部は上側に向かって後側に向かうようにそれぞれ切り欠かれ、この切欠き部分と雄実凸条6の前側面とにより、該雄実凸条6前側面を底面とする断面略V字状の凹溝部8が形成されており、この凹溝部8に後述のレール11の後部が収容される。また、凹溝部8は雄実凸条6前面の下側の隙間を経て前記雌実凹条5の奥部に連通している。
前記棚板支持装置Aは、前記壁面1上の取付パネル2,3の接合部に後部で固定された水平左右方向に延びるレール11を備えている。このレール11は例えば金属等の押出し成形材からなり、図3に拡大して示すように、その前部には、前側に開口して水平左右方向(レール長さ方向)に沿うように配置される略V溝状の係合凹溝12(係合凹部)がレール11の長さ方向全体に亘り連続するように形成されている。係合凹溝12の開口部12aの上下縁部に相当するレール11には、互いに相手側に向かって上下方向に突出する突条部14,14が形成されており、この突条部14,14間の間隔である、係合凹溝12の開口部12aの上下幅d1は奥部12bの上下幅d2よりも小さくなっていて(d1<d2)、係合凹溝12は中拡がりの断面構造となっている。
また、係合凹溝12の底部には、その底部をさらに深く掘り下げた断面略V字状の溝底部12cが形成され、その底部にはビス挿通孔16が貫通形成されており、図2及び図10(a)に示すように、取付ビスV,V,…(取付ネジ)を係合凹溝12底部のビス挿通孔16に挿通させて、取付パネル2,3の雄実凸条6及び雌実凹条5後側の部分を介して壁面1にねじ込むことで、レール11を壁面1に取付固定し、その各ビスVの頭部V1を溝底部12c内に収容するようにしている。
そして、レール11の後面下部にはレール長さ方向に沿うように配置される断面矩形状の嵌合凸条15が一体に突設されており、レール11は上下の取付パネル2,3に対し、レール11の後部が両取付パネル2,3の接合部前面の凹溝部8に収容され、嵌合凸条15が凹溝部8底部の両取付パネル2,3間の隙間を通って嵌合凸条15の奥部に嵌合された状態で固定されている。
前記レール11の係合凹溝12には例えば2つ(3つ以上でもよい)の固定ネジ18,18がレール11に沿って水平左右方向に移動するように移動調整可能に取付固定されている。この各固定ネジ18は、図4に拡大して示すように、通常のボルトと同様に、外周面に雄ネジが形成されたネジ軸部19(軸部)と、そのネジ軸部19の基端に一体に形成された頭部20とを有する構造であるが、頭部20が通常のボルトと異なっている。すなわち、この頭部20は、外周に互いに対向する1対の短辺部20a,20a及び1対の長辺部20b,20bを有する矩形板状のもので、短辺部20bの長さLxは前記レール11における係合凹溝12の開口部12aの上下幅d1よりも小さく(Lx<d1)、長辺部20bの長さLyは、係合凹溝12の開口部12aの上下幅d1よりも大きく(d1<Ly)かつ係合凹溝12の奥部12bの上下幅d2よりも僅かに小さく(Ly<d2)なっている。
さらに、頭部20の対角方向に対向する1対の角部、例えば図7(a)に示すように頭部20の長辺部20b,20bが左右方向に沿った状態にあるとき(固定ネジ18が後述する係合解除姿勢にあるとき)に左上及び右下の角部には面取り部20c,20cが形成されている。面取り部20c,20cを形成する理由として、仮にこれらの面取り部20c,20cが形成されていない場合、両角部間の長さが係合凹溝12の奥部12bの上下幅d2よりも大きくなり、頭部20をネジ軸部19回りに所定方向(例えば図7で時計回り方向)に回動させたときに角部が係合凹溝12の奥部12bと干渉して回動不能となる。これに対し、対角方向の角部に面取り部20c,20cが形成されていると、角部間の長さは面取り部20c,20c間の長さLzとなり、その長さLzを係合凹溝12の奥部12bの上下幅d2よりも小さくすることで(Lz<d2)、前記回動が可能となるようにしている(図7(b)参照)。尚、面取り部20c,20cは、頭部20の対角方向に対向する2対の角部つまり周囲全体の4つの角部に形成されていてもよく、そのときには固定ネジ18をどちらの方向に回動させても角部が係合凹溝12の奥部12bと干渉しなくなる。
そして、図7に示すように、前記固定ネジ18は頭部20のネジ軸部19回りの回動により係合解除姿勢と係合姿勢とに切換可能とされ、係合解除姿勢では、図7(a)に示すように、頭部20の長辺部20b,20bがレール長さ方向に沿う左右方向に位置して該頭部20を係合凹溝12の奥部12bに対し開口部12aから出し入れ可能となる一方、係合姿勢では、図7(c)に示すように、頭部20の長辺部20b,20bがレール長さ方向と直交する方向に沿う上下方向に位置し、該頭部20が短辺部20a,20aで係合凹溝12の開口の上下の突条部14,14に当接により規制されて係合凹溝12内に抜け出し不能に係合されて抜け出し不能になっている。図7(b)は固定ネジ18が規制解除姿勢と規制姿勢との間の中間姿勢にあるときを示しており、この中間姿勢では、頭部20の前記面取り部20c,20cが係合凹溝12内の奥部12bの上下面と干渉しないようになっている。
また、棚板支持装置Aは樹脂や金属等からなる回り止め部材24を備えている。この回り止め部材24は、レール11の係合凹溝12内に固定ネジ18が係合姿勢で頭部20により係合されているときに、その頭部20に係合されて固定ネジ18が係合解除姿勢に回動するのを規制するための部材である。具体的には、図6に示すように、回り止め部材24は、円板状の基部24a(ベース部)と、この基部24a外周の直径方向に対向する部分から同じ方向に互いに平行に延びる矩形板状の1対の規制部24b,24bとからなり、基部24aは後述する棚板固定部材28とレール11の前面(突条部14,14の前面)との間に座金のように挟み込まれて、棚板固定部材28が固定ネジ18から緩むのを抑えるために用いられる。
前記両規制部24b,24b間の間隔は、固定ネジ18の頭部20の短辺部20aの長さLxよりも少し大きく、各規制部24bの幅はレール11における係合凹溝12の開口部12aの上下幅d1よりも少し小さい寸法とされている。また、基部24aの中心部には、固定ネジ18のネジ軸部19を挿通可能な挿通孔25が貫通形成されており、固定ネジ18が係合姿勢で頭部20によりレール11の係合凹溝12内に係合されているときに、回り止め部材24の基部24aの挿通孔25に固定ネジ18のネジ軸部19を挿通させて規制部24b,24bを係合凹溝12内に差し込み、その規制部24b,24bを固定ネジ18の係合姿勢にある頭部20の長辺部20b,20bに当接させて両規制部24b,24b間に頭部20を長辺部20b,20bで挟み込む。このことにより、係合姿勢にある固定ネジ18が係合姿勢から回動解除姿勢に回動しようとするのを、レール11における係合凹溝12の開口部12aとの当接により回動規制された規制部24b,24bによって阻止するようにしている。尚、規制部24bは1対設ける必要はなく、片側のみであってもよい。
さらに、前記各固定ネジ18には、棚板35を固定して支持する棚板固定部材28が着脱可能に取り付けられている。図5に示すように、棚板固定部材28は棚板35の前後幅よりも短い長さでかつ棚板35の厚さよりも小さい外径の丸棒材からなり、その後端の中心部には、固定ネジ18のネジ軸部19が螺合される所定深さの有底状ネジ穴29(内周面に雌ネジが形成された穴)が同心状に形成されている。そして、図2及び図7に示すように、棚板固定部材28のネジ穴29に固定ネジ18のネジ軸部19を先端側から差し込み、棚板固定部材28を固定ネジ18に対し回すことで、ネジ穴29にネジ軸部19を螺合締結して棚板固定部材28を固定ネジ18に固定するようにしている。
そして、図2に仮想線にて示すように、前記棚板35の後端面35aには前記各棚板固定部材28が嵌挿される例えば2つの有底状の挿入穴36,36が互いに間隔をあけて形成されている。そして、各棚板固定部材28は、この棚板35の後端面35aの各挿入穴36に嵌挿されて棚板35を固定しており、このことにより、棚板35が棚板支持装置Aに固定されるようになっている。
本実施形態では、前記棚板支持装置Aの棚板固定部材28,28に棚板35が固定支持されることで、棚構造Bが構成されている。後述するように、棚板支持装置Aは上下方向に複数並べて配置し、その各々のレール11に棚板35を固定支持するようにしてもよく、その場合は多段の棚構造Bが構成される。また、複数の棚板35,35,…を左右方向(レール長さ方向)に直列に連結してもよく、左右長さの長い棚構造Bが得られる。
尚、図2中、22は非透明材料からなる細長い薄板状の目隠しパッキンであり、この目隠しパッキン22は、レール11の係合凹溝12内において溝底部12cの前側(表側)に挿入配置されて、係合凹溝12の溝底部12c内にある取付ビスVの頭部V1が前側から見えないようにしかつその頭部V1と固定ネジ18の頭部20とが直接に接触するのを回避するために設けられる。
次に、前記棚板支持装置Aの取付作業について図10〜図12により説明する。図10(a)に示すように、壁面1に固定されている上下の取付パネル2,3の接合部にレール11を配置し、そのレール11の後部を両取付パネル2,3の接合部前面の凹溝部8に収容するとともに、嵌合凸条15を凹溝部8底部の両取付パネル2,3間の隙間を通して雌実凹条5の奥部に嵌合する。その状態で取付ビスV,V,…を係合凹溝12の前側開口から挿入し、係合凹溝12の底部を貫通させて壁面1にねじ込むことで、レール11を壁面1に取付固定する。
そのとき、棚板支持装置Aを取り付けようとする壁面1に上下の取付パネル2,3が固定され、これらの取付パネル2,3は、雌実凹条5と雄実凸条6との嵌合による実構造の接合部において上下方向に間隔をあけて接合されている。両取付パネル2,3の接合部前面に凹溝部8が形成され、この凹溝部8にレール11が後部で収容され、レール11後部の嵌合凸条15は、凹溝部8底部に空けられている両取付パネル2,3間の隙間を通って実構造の嵌合凸条15に嵌合されている。このような取付構造により、レール11を取付パネル2,3ないし壁面1に安定して確実に取り付けることができる。
その後、図10(b)に示すように、レール11の係合凹溝12内に目隠しパッキン22を係合凹溝12の前側開口から押し込み、目隠しパッキン22により各取付ビスVの頭部V1を隠す。こうして取付ビスVの頭部V1が隠蔽されるので、仮に棚板支持装置A及びその後の棚板35の取付状態で、レール11全体が棚板35に隠蔽されずに一部が前側から部分的に見えたとしても、そのレール11は壁の一部のように見えるだけで、見映えや意匠性が確保される。
さらに、図11(a)に示すように、前記目隠しパッキン22が取り付けられたレール11の係合凹溝12において、棚板固定部材28を取り付けようとする所定位置に固定ネジ18を挿入して係合する。その場合、固定ネジ18を頭部20の長辺部20b,20bが左右水平方向になる(短辺部20a,20aが上下方向になる)ようにして、その頭部20をレール11の係合凹溝12内に前側の開口部12aから差し込み、そのネジ軸部19を係合凹溝12の開口部12aから前側に突出させる。固定ネジ18の頭部20における短辺部20aの長さLxは係合凹溝12の開口部12aの上下幅d1よりも小さいので、固定ネジ18を容易にスムーズに差し込むことができる。また、このように差し込まれた固定ネジ18は係合解除姿勢にあって(図7(a)参照)、係合凹溝12内を左右方向に移動可能であるので、必要であればその位置を容易に調整することができる。
こうして固定ネジ18の頭部20がレール11の係合凹溝12内に挿入された後、そのネジ軸部19を例えば図7で時計回り方向に回して固定ネジ18を係合解除姿勢から係合姿勢に切り換える(図7(b)及び(c)参照)。頭部20の長辺部20bの長さLyは係合凹溝12の開口部12aの上下幅d1よりも大きいので、固定ネジ18が係合姿勢に切り換えられると、固定ネジ18は頭部20により係合凹溝12内に抜け出し不能に係合されてレール11に係合される。
そのとき、頭部20の対角方向に対向する1対の角部に面取り部20c,20cが形成されているので、固定ネジ18を係合解除姿勢から係合姿勢に切り換える際に、それらの角部が係合凹溝12の奥部12bと干渉することはなく、係合姿勢にスムーズに回動させることができる。
そして、図11(b)に示すように、このように頭部20が係合凹溝12に係合されて係合姿勢にある固定ネジ18のネジ軸部19に回り止め部材24を取り付ける。具体的に、その回り止め部材24の基部24aにおける挿通孔25に固定ネジ18のネジ軸部19を挿通させながら、両規制部24b,24bを左右水平方向に配置してレール11の係合凹溝12に差し込み、それら規制部24b,24bを係合姿勢にある固定ネジ18の頭部20の長辺部20b,20bに当接させて両規制部24b,24b間に頭部20を挟み込めばよい。
この後、図12(a)に示すように、前記固定ネジ18の前側に棚板固定部材28を配置し、その棚板固定部材28を回しながらネジ穴29に固定ネジ18のネジ軸部19を螺合して締結する。この締結により、図12(b)に示すように、棚板固定部材28が前後水平方向に沿うように配置されて固定ネジ18によりレール11に取付固定される。以上により棚板支持装置Aの取付作業が完了する。
しかる後、図1及び図2に仮想線にて示すように、棚板支持装置Aの棚板固定部材28に棚板35を取り付ける。そのとき、棚板35の後端面35aの挿入穴36に各棚板固定部材28を嵌挿して固定すればよく、このことにより棚板35が棚板支持装置Aに固定される。
棚板35の左右方向の位置や長さ等を変える目的でレール11上の各棚板固定部材28の位置を変更するときには、棚板35を棚板固定部材28から、またその棚板固定部材28も固定ネジ18から、さらに固定ネジ18から回り止め部材24をそれぞれ順に取り外した後、固定ネジ18を回し操作して係合姿勢から係合解除姿勢に切り換え、その係合解除姿勢において、固定ネジ18を係合凹溝12内でスライド移動させて目的の位置に移動させる。或いは、固定ネジ18の頭部20を係合凹溝12から取り出して目的の位置で再度差し込み、その固定ネジ18を係合姿勢に切り換える。その後、固定ネジ18へ回り止め部材24及び棚板固定部材28を順に取り付け、その棚板固定部材28に棚板35を固定すればよい。
したがって、この実施形態では、棚板支持装置Aにおける固定ネジ18を回し操作により係合解除姿勢と係合姿勢との間で切り換えて、固定ネジ18の頭部20によるレール11への係合固定及びその解除を行い、固定ネジ18がレール11に係合されている状態で、そのネジ軸部19に棚板固定部材28を着脱するので、前記のように棚板35の位置や長さ等を変える目的でレール11上の棚板固定部材28の位置を変更するには、棚板固定部材28を固定ネジ18から取り外した後、固定ネジ18を係合解除姿勢にしてレール11の係合凹溝12内で目的に位置に移動させるか、或いは固定ネジ18を係合解除姿勢にしてレール11の係合凹溝12から取り出し、目的の位置で係合凹溝12内に再度挿入して係合姿勢にするかした後、その固定ネジ18に棚板固定部材28を螺合締結すれば済むこととなる。よって、これらの作業を容易に行うことができる。
また、レール11に固定ネジ18が頭部20の係合により固定され、その固定ネジ18に棚板固定部材28が螺合締結されるので、棚板支持装置Aの構造を簡略にすることができる。そして、棚板固定部材28に棚板35を固定支持した状態では、棚板固定部材28、固定ネジ18及びレール11が棚板35により隠蔽される。特に棚板35は棚板固定部材28に対し、棚板35の後端面35aの挿入穴36に棚板固定部材28が挿入された状態で固定されるので、棚板固定部材28そのものが棚板35内に入って隠蔽される。そのため、棚板35が壁面1に固定された状態に見え、棚板支持装置Aの外観見映えが向上する。
さらに、レール11の係合凹溝12内に固定ネジ18が係合姿勢で係合されているときに、その固定ネジ18が係合解除姿勢に回動するのは回り止め部材24により規制される。この回り止め部材24は基部24aと1対の規制部24b,24bとを備えた樹脂製等のものであり、固定ネジ18が係合姿勢にあるとき、その頭部20の長辺部20b,20bに回り止め部材24の規制部24b,24bが当接して、固定ネジ18の係合解除姿勢への回動が規制される。そのため、例えば固定ネジ18のレール11に対する組付時等において、固定ネジ18が不用意に係合姿勢から係合解除姿勢に回動して、レール11の係合凹溝12から抜け出るのを防ぐことができる。
また、回り止め部材24の基部24aに挿通孔25が形成されているので、固定ネジ18のネジ軸部19を棚板固定部材28のネジ穴29に螺合締結したときに、この基部24aが棚板固定部材28の固定ネジ18に対する緩み止め(座金)として機能し、棚板固定部材28の緩みや脱落を防ぐことができる。
(その他の実施形態)
前記実施形態では、壁面1に1本のレール11が取り付けられ、それに棚板35が支持される単段の棚構造Bについて説明しているが、取付パネル2,3の数を増やして、それらの接合部を上下に複数配置し、各接合部にそれぞれレール11を取り付けてレール数を複数としてもよく、そうすることで多段の棚構造Bが得られる。
また、前記実施形態では、レール11が水平方向に沿うように配置されているが、上下方向に沿うように配置することもできる。その場合、例えば上下方向に沿うように配置される少なくとも2本のレール11,11を水平左右方向に間隔を並べて壁面1に取り付け、それらレール11,11の同じ高さ位置に固定ネジ18,18を取付固定し、固定ネジ18,18により棚板35を支持するようにすればよい。
前記実施形態では、レール11を押出し成形材で構成し、その前部に係合凹溝12をレール長さ方向の全体に亘り連続して形成しているが、これに代え、レールはその前部に、前側に開放された複数の有端状の係合凹部がレール長さ方向に直列に形成されたものとしてもよい。その場合も前記実施形態と同様の作用効果が得られる。
また、前記実施形態では、棚板35の後端面35aに挿入穴36を設け、その挿入穴36に棚板固定部材28を挿入して固定することで、棚板35を棚板固定部材28に固定するようにしているが、棚板固定部材28に対する棚板35の固定構造は前記構造に限定されず、他の構造であってもよい。
また、前記実施形態では、壁面1に実構造により接合される上下の取付パネル2,3を固定し、両取付パネル2,3間の凹溝部8にレール11を後部で収容し、レール11後部の嵌合凸条15を両取付パネル2,3間の隙間を経て下側取付パネル3の雌実凹条5に嵌合させるようにしている。これに代え、雌実凹条5を上側取付パネル2の下端部に、雄実凸条6を下側取付パネル3の上端部にそれぞれ形成し、レール11後部の上側に嵌合凸条15を形成してもよい。
また、前記実施形態では、取付パネル2,3が互いに間隔をあけて接合された特殊な実構造の接合部にレール11を取り付けているが、取付パネルが本実構造や合决り構造で接合された接合部、或いは実のない構造で接合された接合部にレールを両取付パネルで挟み込むように取り付けることもできる。
さらに、前記実施形態では、レール11は嵌合凸条15を備えたものとしているが、嵌合凸条15がなく、後面が平坦なものでもよく、そのレールを取付パネルに取り付ければよい。また、取付パネル2,3をなくし、レールを壁面1に直接固定するようにしてもよい。
本発明は、壁面上に棚板を固定支持する棚板支持装置において、棚板の位置や長さ等を変えるために棚板固定部材の位置変更作業を容易に行い、棚板支持装置の構造の簡略化及び外観見映えの向上を図ることができ、極めて有用で産業上の利用可能性が高い。
A 棚板支持装置
B 棚構造
1 壁面
2 上側取付パネル
3 下側取付パネル
5 雌実凹条(雌実凹部)
6 雄実凸条(雄実凸部)
8 凹溝部
11 レール
12 係合凹溝(係合凹部)
12a 開口部
12b 奥部
d1 開口部上下幅
d2 奥部上下幅
14 突条部
15 嵌合凸条
18 固定ネジ
19 ネジ軸部
20 頭部
20a 短辺部
Lx 長さ
20b 長辺部
Ly 長さ
20c 面取り部
Lz 長さ
24 回り止め部材
24a 基部
24b 規制部
25 挿通孔
28 棚板固定部材
29 ネジ穴
35 棚板
35a 後端面
36 挿入穴

Claims (7)

  1. 壁面に後部で固定されたレールと、前記レールに移動するように取付固定された固定ネジと、前記固定ネジに螺合されて固定され、棚板を固定して支持する棚板固定部材とを備えた棚板支持装置であって、
    前記レールは、前側に開口してレール長さ方向に沿うように配置されかつ開口部の幅が奥部の幅よりも小さい係合凹部を有し、
    前記固定ネジは、外周面に雄ネジが形成されたネジ軸部と、外周に互いに対向する1対の長辺部及び1対の短辺部を有する矩形板状の頭部とを備え、
    前記頭部は、短辺部の長さが前記係合凹部の開口部の幅よりも小さく、長辺部の長さが係合凹部の開口部の幅よりも大きくかつ係合凹部の奥部の幅よりも小さく設定され、
    前記固定ネジは前記頭部のネジ軸部回りの回動により、頭部の長辺部が前記レール長さ方向に沿う方向に位置して前記頭部を係合凹部内に対し開口部から出し入れする係合解除姿勢と、頭部の長辺部が前記レール長さ方向と直交する方向に沿う方向に位置して前記頭部が係合凹部内に係合される係合姿勢とに切り換えられ、
    前記棚板固定部材には、前記固定ネジのネジ軸部に螺合されるネジ穴が設けられていることを特徴とする棚板支持装置。
  2. 請求項1において、
    前記棚板固定部材は、前記棚板が有する後端面の挿入穴に挿入されて前記棚板を固定することを特徴とする棚板支持装置。
  3. 請求項1又は2において、
    前記頭部は、対角方向に位置する角部にそれぞれ面取り部を備え、前記両面取り部間の長さは前記係合凹部の奥部の幅よりも小さいことを特徴とする棚板支持装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つにおいて、
    前記固定ネジは、前記頭部が前記レールの係合凹部内に前記係合姿勢で係合されているときに、前記頭部が前記係合解除姿勢に回動するのを規制する回り止め部材が前記頭部に係合されていることを特徴とする棚板支持装置。
  5. 請求項4において、
    前記回り止め部材は、前記固定ネジのネジ軸部を挿通させる挿通孔を有する板状の基部と、前記基部から互いに平行に延び、係合姿勢にある前記固定ネジの頭部の長辺部に当接する1対の規制部とを備えていることを特徴とする棚板支持装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1つにおいて、
    壁面には、雌実凹部と雄実凸部との嵌合による実構造の接合部において互いに間隔をあけて接合された対なる取付パネルが固定され、
    前記両取付パネルの接合部前面には前記レールの後部を収容する凹溝部が形成され、
    前記レールの後部には、前記レール長さ方向に沿うように配置されかつ前記凹溝部底部の両取付パネル間の隙間を通って前記雌実凹部に嵌合する嵌合凸条が一体に突設されていることを特徴とする棚板支持装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1つの棚板支持装置により棚板が固定支持されていることを特徴とする棚構造。
JP2020001507A 2020-01-08 2020-01-08 棚板支持装置及び棚構造 Active JP7414220B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020001507A JP7414220B2 (ja) 2020-01-08 2020-01-08 棚板支持装置及び棚構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020001507A JP7414220B2 (ja) 2020-01-08 2020-01-08 棚板支持装置及び棚構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021108818A true JP2021108818A (ja) 2021-08-02
JP7414220B2 JP7414220B2 (ja) 2024-01-16

Family

ID=77058475

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020001507A Active JP7414220B2 (ja) 2020-01-08 2020-01-08 棚板支持装置及び棚構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7414220B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7427125B1 (ja) 2023-04-26 2024-02-02 ミサワホーム株式会社 収納家具
DE112022003334T5 (de) 2021-06-30 2024-04-11 Denso Corporation Getriebemotor und diesen verwendender Kupplungsaktuator
DE112022003327T5 (de) 2021-06-30 2024-04-18 Denso Corporation Kupplungsaktuator
DE112022003314T5 (de) 2021-06-30 2024-04-18 Denso Corporation Kupplungsaktuator
DE112022003313T5 (de) 2021-06-30 2024-04-18 Denso Corporation Kupplungsaktuator und Verfahren zu dessen Herstellung

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000002221A (ja) 1998-06-17 2000-01-07 Sekisui Jushi Co Ltd パネルの取付構造及び胴縁にパネルを取付けるための取付ボルト及びナット
JP4601658B2 (ja) 2007-11-07 2010-12-22 田中金属株式会社 建築構造物における装置部材取付用の取付金具

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE112022003334T5 (de) 2021-06-30 2024-04-11 Denso Corporation Getriebemotor und diesen verwendender Kupplungsaktuator
DE112022003327T5 (de) 2021-06-30 2024-04-18 Denso Corporation Kupplungsaktuator
DE112022003314T5 (de) 2021-06-30 2024-04-18 Denso Corporation Kupplungsaktuator
DE112022003313T5 (de) 2021-06-30 2024-04-18 Denso Corporation Kupplungsaktuator und Verfahren zu dessen Herstellung
JP7427125B1 (ja) 2023-04-26 2024-02-02 ミサワホーム株式会社 収納家具

Also Published As

Publication number Publication date
JP7414220B2 (ja) 2024-01-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2021108818A (ja) 棚板支持装置及び棚構造
JP2003307003A (ja) 日除け装置取付具
JP4414743B2 (ja) テーブル
JP2006280797A (ja) デスクシステム
JP4850500B2 (ja) 棚板とブラケットとの連結構造
JP4685639B2 (ja) 延長ボードの取付構造
JP6374179B2 (ja) 中仕切を有する収納家具およびその組立方法
JP2021108819A (ja) 棚板支持構造及び棚構造
KR100614156B1 (ko) 캐비넷용 코너연결 구조물
US20050056758A1 (en) Base for a control box
JP4119168B2 (ja) 簡易組み立て式キャビネット
JP4578138B2 (ja) ラック
JP7178875B2 (ja) 連結デスク
JP4319518B2 (ja) 棚板付きテーブル
JP5276296B2 (ja) 収納棚
JPH07981Y2 (ja) 机等における配線ダクト構造
JP4598539B2 (ja) 棚板装置
JP5231261B2 (ja) 什器における棚板支持構造
JP4813149B2 (ja) 雑誌架
JP2005146531A (ja) 間仕切パネルにおける棚板の取付構造
JP2006149898A (ja) 部材の固定構造
JP2008061721A (ja) 壁面用ハンガーレールユニット
KR100614049B1 (ko) 선반 설치용 구조물
JP4673738B2 (ja) 机と仕切パネルとの連結構造
JP4782570B2 (ja) パネルへのキャビネットの取付構造

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7426

Effective date: 20200131

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20200131

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20221014

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230830

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230905

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20231102

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20231205

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20231219

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7414220

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150