JP2019218709A - カバープレート支持装置及び床用目地装置 - Google Patents

カバープレート支持装置及び床用目地装置 Download PDF

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Abstract

【課題】角部を有する目地部に設置された場合であっても、カバープレートの底面を支持できるとともに、地震による揺れ動きを吸収できるカバープレート支持装置を提供する。【解決手段】一対の側板10と、側板10に回転可能に軸支され、少なくともその外周面の一部が側板10よりも上方又は下方のいずれかに位置するように設けられた複数個のローラー11とからなる支持具8を用いてカバープレートを支持するカバープレート支持装置1であって、パイプ状の第1バー部材6と、第1バー部材6に一端部側がスライド移動可能に挿入される第2バー部材7とを備え、支持具8は、長手方向に所定間隔を有して設けられ、第2バー部材7が第1バー部材6の長手方向に沿ってスライド移動する際に、少なくとも一部の支持具同士が接近又は離間し、第2バー部材7が復帰した場合には、支持具8が位置調節手段によって元の位置に復帰する。【選択図】図1

Description

本発明は左右の躯体間の目地部を塞ぐ床用目地装置及びこの床用目地装置に用いられ、カバープレートの底面を支持するカバープレート支持装置に関する。
従来、この種の床用目地装置としては、目地部を目地プレートで塞ぐとともに、他方の躯体に設けられたカバープレートによって目地プレートがスライド移動する凹所を覆う床用目地装置が知られている(特許文献1参照)。この床用目地装置では、カバープレート底面に目地プレートが接していない(目地プレートに支持されていない)部位のたわみ防止のためにカバープレート支持部材を備えている。
しかしながら、このような床用目地装置に用いられるカバープレート支持装置は、特許文献1のように目地部が前後方向にのみ存在するような躯体間に用いられる場合には、特に問題なく作用するものの、例えば目地部がアングル状に屈曲している場合等は、カバープレート支持装置が躯体に形成された目地プレート支持部の壁面等に衝突することを避けるため、カバープレートの角部を支持することができないという欠点があった。
付言すると、例えば、屈曲した角部を有する目地部を目地プレート及びカバープレートで塞ぐ場合、カバープレートの底面全体を支持するために左右方向及び前後方向に延在するようにカバープレート支持装置を設けると、地震によって目地部が同時に狭くなるように揺れ動いた場合、前記特許文献1のようなカバープレート支持装置を用いていると、前後方向又は左右方向のカバープレート支持装置が角部の壁面に衝突してしまい、カバープレート支持装置等が破損してしまうという欠点があった。
特許第6277218号公報
本発明は以上のような従来の欠点に鑑み、角部を有する目地部に設置された場合であっても、カバープレートの底面を確実に支持できるとともに、地震による揺れ動きを吸収できるカバープレート支持装置及びこのカバープレート支持装置を用いた床用目地装置を提供することを目的としている。
本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は次の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、より完全に明らかになるであろう。
ただし、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に記載のカバープレート支持装置は、一対の側板と、該側板に回転可能に軸支され、少なくともその外周面の一部が前記側板よりも上方又は下方のいずれかに位置するように設けられた複数個のローラーとからなる複数個の支持具を用いてカバープレートを支持するカバープレート支持装置であって、前記カバープレート支持装置は、パイプ状の第1バー部材と、該第1バー部材に一端部側がスライド移動可能に挿入される第2バー部材とを備え、前記支持具は、該第1バー部材及び第2バー部材の長手方向に所定間隔を有して設けられ、前記第2バー部材が前記第1バー部材の長手方向に沿ってスライド移動する際に、前記複数個の支持具のうち、少なくとも一部の支持具同士が接近又は離間し、一方、前記第2バー部材が復帰した場合には、前記支持具が位置調節手段によって元の位置に復帰することを特徴とする。
請求項2に記載のカバープレート支持装置の前記複数個の支持具の一部は、前記第1バー部材に固定状態で設けられていることを特徴とする。
請求項3に記載の床用目地装置は、角部を有する目地部を介して設けられた一方の躯体及び他方の躯体と、前記一方の躯体に設けられた第1の目地プレート支持部と、前記他方の躯体に設けられた第2の目地プレート支持部と、前記第1の目地プレート支持部に一端部が支持されるとともに、前記第2の目地プレート支持部に他端部がスライド移動可能に支持された目地プレートと、一端部が他方の躯体に支持され、他端部が前記目地プレートの上面に支持されるとともに、前記第2の目地プレート支持部を覆うカバープレートと、該カバープレートの底面を支持する複数個のカバープレート支持装置から構成され、前記支持具は、一対の側板と、該側板に回転可能に軸支され、少なくともその外周面の一部が前記側板よりも上方又は下方のいずれかに位置するように設けられた複数個のローラーとからなり、カバープレート支持装置は、パイプ状の第1バー部材と、該第1バー部材に一端部側がスライド移動可能に挿入される第2バー部材とを備え、前記支持具は、該第1バー部材及び第2バー部材の長手方向に所定間隔を有して設けられ、地震によって一方と他方の躯体が揺れ動き、前記第2バー部材が前記第1バー部材の長手方向に沿ってスライド移動する際に、前記複数個の支持具のうち少なくとも一部の前記支持具同士が接近又は離間し、通常時の位置に前記第2バー部材が復帰した場合には、前記支持具が位置調節手段によって元の位置に復帰することを特徴とする。
請求項4に記載の床用目地装置の前記複数個の支持具の一部は、前記第1バー部材に固定状態で設けられていることを特徴とする。
以上の説明から明らかなように、本発明にあっては次に列挙する効果が得られる。
(1)請求項1及び請求項3に記載された各発明においては、第1バー部材に第2のバー部材が挿入され、バー部材全体として伸縮するため、地震等により設置場所の壁面等が接近又は離間するような場所であっても設置することができる。
(2)地震等により設置場所の壁面等が接近又は離間するような場所であっても設置することができるので、例えば角部を有する目地部に用いられるカバープレートの全体を支持することができる。
(3)請求項2及び請求項4に記載された各発明においても前記(1)、(2)と同様な効果が得られる。
図1乃至図13は本発明の第1の実施形態を示す説明図である。
図14乃至図17は本発明の第2の実施形態を示す説明図である。
図18乃至図20は本発明の第3の実施形態を示す説明図である。
第1の実施形態のカバープレート支持装置の平面図。 カバープレート支持装置の斜視図。 図1の3−3線に沿う断面図。 カバープレート支持装置の動作を示す説明図。 第1の実施形態の床用目地装置の平面図。 図5の6−6線に沿う断面図。 図5の7−7線に沿う断面図。 地震で前後方向の目地部が狭くなった状態の動作説明図。 地震で前後方向の目地部が広くなった状態の動作説明図。 地震で左右方向の目地部が狭くなった状態の動作説明図。 地震で左右方向の目地部が広くなった状態の動作説明図。 地震で前後方向及び左右方向の目地部が狭くなった状態の動作説明図。 地震で前後方向及び左右方向の目地部が広くなった状態の動作説明図。 第2の実施形態のカバープレート支持装置の斜視図。 図14の15−15線に沿う断面図。 第2の実施形態の床用目地装置の平面図。 図16の17−17線に沿う断面図。 第3の実施形態のカバープレート支持装置の斜視図。 カバープレート支持装置の動作を示す説明図。 第3の実施形態の床用目地装置の平面図。
以下、図面に示す本発明を実施するための形態により、本発明を詳細に説明する。なお、本明細書では図5を基準として左右方向、前(図面上方)後(図面下方)方向という。また、図6を基準として上(図面上方)下(図面下方)方向という。
また、本発明において躯体とは、建物、道路、スラブ、エレベーターシャフト等の目地プレートを設置可能な建造物をいい、出入口とはドアや扉の設けられた出入口だけではなく、人や車両等が通行できる通路も含むものである。
図1乃至図13に示す本発明を実施するための第1の形態において、1は目地部2を介して設けられた一方と他方の左右の躯体3、4の間に設けられる床用目地装置5に用いられるカバープレート支持装置(以下、「支持装置」という)である。
この支持装置1は、図1乃至図3に示すように、例えばパイプ状で所定長の第1バー部材6と、該第1バー部材6の長手方向に一端部側がスライド移動可能に挿入される所定長の第2バー部材7と、該第1バー部6材及び第2バー部材7の長手方向に所定間隔を有して設けられた複数個の支持具8とで構成されている。
第1バー部材6は、本実施形態では、円筒状に形成されており、金属製の部材である。この第1バー部材6の内部には、第2バー部材7の一端部側がスライド移動可能に挿入される。
第2バー部材7は、本実施形態では、金属製で円柱状の部材であり、第1バー部材6に遊挿状態で挿入される。なお、第1バー部材6と第2バー部材7は、本実施形態では、外形の断面形状がともに円形に形成されているが、遊挿状態で挿入できるものであれば、例えばどちらか一方を円形とし、他方を多角形状にするなど、異なる断面形状のものを組み合わせてもよい。
支持具8は、本実施形態では、略中央部に透孔9を有する一対の側板10と、該側板10に回転可能に軸支され、少なくともその外周面の一部が前記側板10よりも上方又は下方へ位置するように設けられた複数個、本実施形態では、3個のローラー11とで構成されている。
側板10は、本実施形態では、角丸方形状の金属板で、側板10の略中央部に形成された透孔9は、第1バー部材6又は第2バー部材7が貫通できる程度の大きさの外径に形成されている。このように側板を形成することにより、強度が高くなるとともに、支持具8が転倒することを防止できる。
なお、側板10の形状は、逆T字状、方形状、多角形状、円形状等、様々な形状に形成してもよい。
この一対の側板10には、例えば図3に示すように、3つの軸12が固定されており、この軸12にローラー11がそれぞれ軸止されている。ローラー11は、本実施形態では、側板10の下端部側からその外周面の一部が突出するように2つ、上端部からその外周面の一部が突出するように1つ設けられている。
このローラー11は、例えば、側板10の下端部側からその外周面の一部が突出するように1つ、上端部からその外周面の一部が突出するように2つ設けてもよいし、側板10の下端部側からその外周面の一部が突出するように2つ以上、上端部からその外周面の一部が突出するように2つ以上設けてもよい。要するに取付態様は問わない。
この支持具8は、透孔9に第1バー部材6又は第2バー部材7が貫通状態となるように設けられており、複数個の支持具がそれぞれ所定間隔を有するように設けられている。
本実施形態では、通常時(図1や図5の状態)において第1バー部材6の外周部に位置する支持具8は、第1バー部材6の外周面に溶接、接着、係止手段等により固定的又は着脱可能に取り付けられおり、便宜上、固定側支持具8aとして説明する。
なお、透孔9にパイプ状の保護具等(図示せず)を設けて、この保護具等と第1バー部材6の外周面を溶接等により固定してもよいし、側板10の透孔9の周縁部と第1バー部材6の外周面を溶接等により固定してもよい。
一方、通常時において第2バー部材の外周面に位置する支持具8は、第1バー部材6及び第2バー部材7に対して左右方向にスライド移動可能に設けられており、便宜上、可動側支持具8bとして説明する。
可動側支持具8bは、それぞれの可動側支持具8bが通常時において所定間隔を保っていられるように位置調節手段13を備えている。この位置調節手段13は、本実施形態ではコイルばねで、このコイルばね13の弾性力により可動側支持具8bを所定の位置に位置させる。本実施形態では、コイルばね13が第2バー部材7と略同軸となるように設けられているが、例えば隣り合う可動側支持具8bの側板10間にそれぞれ単数又は複数取り付けてもよい。
なお、可動側支持具8bの透孔9にパイプ状の保護具等(図示せず)を設けてもよく、位置調節手段13としては、弾性力又は弾発力により可動側支持具8bを所定の位置に位置させる部材等が考えられる。
第2バー部材7の端部に位置する支持具8は、第2バー部材7に固定されており、便宜上、端部支持具8cとして説明する。
また、固定側支持具8aと隣り合う可動側支持具8bには、その隣り合う固定側支持具8aと連結するように位置調節手段13を設けてもよい。
このような状態で第2バー部材7が第1バー部材6の内部に入り込み、第1バー部材6及び第2バー部材7全体として縮む方向に動いた場合には、可動側支持具8b同士が位置調節手段13の付勢力に抗して接近し、第1バー部材6及び第2バー部材7の動きに追従する。
一方、第1バー部材6及び第2バー部材7が全体として伸長する方向に動いた場合には、可動側支持具8b同士が位置調節手段13の付勢力に抗して離間し、第1バー部材6及び第2バー部材7の動きに追従する。
このような支持装置1が用いられる床用目地装置5は、主に前後方向の目地部2aと左右方向の目地部2bが角部(隅部)を介して連続するような目地部2に設けられ、一方の躯体3に設けられた第1の目地プレート支持部14と、前記他方の躯体に設けられた第2の目地プレート支持部15と、前記第1の目地プレート支持部14に一端部が支持されるとともに、前記第2の目地プレート支持部15に他端部がスライド移動可能に支持された目地プレート16と、一端部が他方の躯体4に支持され、他端部が前記目地プレート16の上面に支持されるとともに、前記第2の目地プレート支持部15を覆うカバープレート17と、該カバープレート17の底面を支持する複数個の支持装置とで構成される。
第1の目地プレート支持部14は、本実施形態では、一方の躯体3の目地部側壁面の上端部付近に形成されており、一方の躯体3の一部を切り欠いて形成されている。
この第1の目地プレート支持部14は、一方の躯体3に切り欠き等の加工を行わず、例えばアングル状の金具等を一方の躯体3の目地部側壁面の上端部付近に固定し、これを第1の目地プレート支持部14としてもよい。
第2の目地プレート支持部15は、第1の目地プレート支持部14に対向するように他方の躯体4に凹所状に形成されており、この第2の目地プレート支持部15で目地プレートの他端部をスライド移動可能に支持している。
目地プレート16は、本実施形態では、板状の部材であり、一端部側が前記第1の目地プレート支持部14にピン(図示せず)等を介して取り付けられて支持され、他端部の底面に複数個設けられたローラー等の滑動部材18を介して第2の目地プレート支持部15に支持されている。
この目地プレート16は、本実施形態のような板状の部材を用いてもよいし、浅皿状の目地プレート本体にモルタル等の充填部材を充填したものを用いてもよい。
カバープレート17は、一端部が他方の躯体4の床面にビス等(図示せず)で固定され、他端部が目地プレート16の上面に支持される板状の部材で、平面視において第2の目地プレート支持部15と略同一形状となるように形成されている。
カバープレート17の一端部は、本実施形態のように他方の躯体4の床面に直接取り付けてもよいし、取付金具等を介して取付けてもよい。
このカバープレート17のうち、目地プレート16に支持されていない部分に本発明の支持装置1が所定間隔を有して複数個設けられる。ところで、支持装置1は、一方の躯体3又は目地プレート16と共動するように取り付けられている。
支持装置1同士の間隔を維持するために、例えばコイルばね等の伸縮可能な接続部材19で支持装置1同士を接続する。また、目地プレート16の他端部に隣接する支持装置1と目地プレート16の他端部及び第2の目地プレート支持部15の端部に隣接する支持装置1と第2の目地プレート支持部15の間にも接続部材19は設けられている。なお、この接続部材19は、例えば、弾性部材や弾発性部材、又はこれに類するものである。
本実施形態では、本願発明の支持装置1を平面視において前後方向(前後方向の目地部2aと平行状態)に延在するように配置し、左右方向には、公知のカバープレート支持装置20(例えば特許文献1の支持装置)等を配置している。
この支持装置1は、本実施形態では、第2バー部材7の端部が、第2の目地プレート支持部15の前後方向の端部に当接するように設けられ、公知のカバープレート支持装置20は、第2の目地プレート支持部15の角部に位置しないように配置される。
ところで、第2バー部材7の端部の支持具8(本実施形態では端部支持具8c)は、第2の目地プレート支持部15の前後方向の端部に略当接状態となるため、この端部支持具8cの第2の目地プレート支持部15の前後方向の端部側の側板10にローラー等の滑動部材18を設けてもよい。
地震で左右の躯体3、4が左右方向に揺れ動き、左右方向の目地部2bが狭くなると、図8に示すように、目地プレート16が第2の目地プレート支持部15上を左右方向にスライド移動するとともに、支持装置1同士を接続している接続部材19の付勢力に抗して支持装置1同士が近接し、その揺れ動きを吸収する。
地震で左右の躯体3、4が左右方向に揺れ動き、左右方向の目地部2bが広くなると、図9に示すように、目地プレート16が第2の目地プレート支持部15上を左右方向にスライド移動するとともに、支持装置1同士を接続している接続部材19の付勢力に抗して支持装置1同士が離間し、その揺れ動きを吸収する。
地震で左右の躯体3、4が前後方向に揺れ動き、前後方向の目地部2aが狭くなると、図10に示すように、目地プレート16が第2の目地プレート支持部15上を左右方向にスライド移動するとともに、支持装置1の第2バー部材7の端部が第2の目地プレート支持部15に押圧され、第2バー部材7が第1バー部材6に入り込み、位置調節手段13の付勢力に抗して支持具8同士が近接し、その揺れ動きを吸収する。
なお、公知の支持装置20は、公知の支持装置20同士を接続している接続部材19の付勢力に抗して公知の支持装置20同士が近接し、その揺れ動きを吸収する。
地震で左右の躯体3、4が前後方向に揺れ動き、前後方向の目地部2aが広くなると、図11に示すように、目地プレート16が第2の目地プレート支持部15上を左右方向にスライド移動するとともに、支持装置1の第2バー部材7の端部が第2の目地プレート支持部15に引っ張られ、第2バー部材7が第1バー部材6から脱落する方向にスライド移動し、位置調節手段13の付勢力に抗して支持具8同士が離間し、その揺れ動きを吸収する。
なお、公知の支持装置20は、公知の支持装置20同士を接続している接続部材19の付勢力に抗して公知の支持装置20同士が離間し、その揺れ動きを吸収する。
地震で左右の躯体3、4が前後方向に揺れ動き、前後方向の目地部2aが狭くなるとともに左右方向の目地部2bも狭くなる場合やと、図12に示すように、目地プレート16が第2の目地プレート支持部15上を左右方向にスライド移動し、支持装置1及び公知の支持装置20は、支持装置1、20同士を接続している接続部材19の付勢力に抗して公知の支持装置1、20同士が近接するとともに、支持装置1の第2バー部材7の端部が第2の目地プレート支持部15に押圧され、第2バー部材7が第1バー部材6に入り込み、位置調節手段13の付勢力に抗して支持具8同士が近接し、その揺れ動きを吸収する。
地震で左右の躯体3、4が前後方向に揺れ動き、前後方向の目地部2aが広くなるとともに左右方向の目地部2bも広くなると、図13に示すように、目地プレート16が第2の目地プレート支持部15上を左右方向にスライド移動し、支持装置1及び公知の支持装置20は、支持装置1、20同士を接続している接続部材19の付勢力に抗して公知の支持装置1、20同士が離間するとともに、支持装置1の第2バー部材7の端部が第2の目地プレート支持部15に引っ張られ、第2バー部材7が第1バー部材6から脱落する方向にスライド移動し、位置調節手段13の付勢力に抗して支持具8同士が離間し、その揺れ動きを吸収する。
[発明を実施するための異なる形態]
次に、図14乃至図20に示す本発明を実施するための異なる形態につき説明する。なお、これらの本発明を実施するための異なる形態の説明に当って、前記本発明を実施するための第1の形態と同一構成部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
図14乃至図17に示す本発明を実施するための第2の形態において、前記本発明を実施するための第1の形態と主に異なる点は、角パイプ状の第1バー部材6A及び角柱状の第2バー部材7Aを用いた点で、このような支持装置1A及び床用目地装置5Aにしても前記本発明を実施するための第1の形態と同様な作用効果が得られるとともに、前後方向の揺れ動きであっても吸収することができる。
なお、側板10にも角孔状の透孔9Aを形成しており、本実施形態では、位置調節手段13を側板10間に複数個設けている。
図18乃至図20に示す本発明を実施するための第3の形態において、前記本発明を実施するための第2の形態と主に異なる点は、すべての支持具8を可動側支持具8bにした点で、このような支持装置1B及び床用目地装置5Bにしても前記本発明を実施するための第1の形態と同様な作用効果が得られる。
なお、本発明の実施形態では、第1バー部材の一端部にのみ第2バー部材を挿入したものについて説明したが、例えば第1バー部材の両端部に、第2バー部材を挿入し、両端部が伸縮するように構成してもよい。
以上の通りであるから、本発明のカバープレート支持装置は、一対の側板と、該側板に回転可能に軸支され、少なくともその外周面の一部が前記側板よりも上方又は下方のいずれかに位置するように設けられた複数個のローラーとからなる複数個の支持具を用いてカバープレートを支持するカバープレート支持装置であって、前記カバープレート支持装置は、パイプ状の第1バー部材と、該第1バー部材に一端部側がスライド移動可能に挿入される第2バー部材とを備え、前記支持具は、該第1バー部材及び第2バー部材の長手方向に所定間隔を有して設けられ、前記第2バー部材が前記第1バー部材の長手方向に沿ってスライド移動する際に、前記複数個の支持具のうち、少なくとも一部の支持具同士が接近又は離間し、一方、前記第2バー部材が復帰した場合には、前記支持具が位置調節手段によって元の位置に復帰することを特徴とする。
本発明は床用目地装置や床用目地装置のカバープレートを支持するカバープレート支持装置を製造する産業で利用される。
1、1A、1B:カバープレート支持装置、
2:目地部、 3:一方の躯体、
4:他方の躯体、 5、5A、5B:床用目地装置、
6、6A:第1バー部材、 7、7A:第2バー部材、
8:支持具、 9、9A:透孔、
10:側板、 11:ローラー、
12:軸、 13:位置調節手段、
14:第1の目地プレート支持部、 15:第2の目地プレート支持部、
16:目地プレート、 17:カバープレート、
18:滑動部材、 19:接続部材、
20:公知のカバープレート支持装置。

Claims (4)

  1. 一対の側板と、該側板に回転可能に軸支され、少なくともその外周面の一部が前記側板よりも上方又は下方のいずれかに位置するように設けられた複数個のローラーとからなる複数個の支持具を用いてカバープレートを支持するカバープレート支持装置であって、
    前記カバープレート支持装置は、パイプ状の第1バー部材と、該第1バー部材に一端部側がスライド移動可能に挿入される第2バー部材とを備え、前記支持具は、該第1バー部材及び第2バー部材の長手方向に所定間隔を有して設けられ、
    前記第2バー部材が前記第1バー部材の長手方向に沿ってスライド移動する際に、前記複数個の支持具のうち、少なくとも一部の支持具同士が接近又は離間し、一方、前記第2バー部材が復帰した場合には、前記支持具が位置調節手段によって元の位置に復帰するカバープレート支持装置。
  2. 前記複数個の支持具の一部は、前記第1バー部材に固定状態で設けられていることを特徴とする請求項1に記載のカバープレート支持装置。
  3. 角部を有する目地部を介して設けられた一方の躯体及び他方の躯体と、前記一方の躯体に設けられた第1の目地プレート支持部と、前記他方の躯体に設けられた第2の目地プレート支持部と、前記第1の目地プレート支持部に一端部が支持されるとともに、前記第2の目地プレート支持部に他端部がスライド移動可能に支持された目地プレートと、一端部が他方の躯体に支持され、他端部が前記目地プレートの上面に支持されるとともに、前記第2の目地プレート支持部を覆うカバープレートと、該カバープレートの底面を支持する複数個のカバープレート支持装置から構成され、
    前記支持具は、一対の側板と、該側板に回転可能に軸支され、少なくともその外周面の一部が前記側板よりも上方又は下方のいずれかに位置するように設けられた複数個のローラーとからなり、
    カバープレート支持装置は、パイプ状の第1バー部材と、該第1バー部材に一端部側がスライド移動可能に挿入される第2バー部材とを備え、前記支持具は、該第1バー部材及び第2バー部材の長手方向に所定間隔を有して設けられ、
    地震によって一方と他方の躯体が揺れ動き、前記第2バー部材が前記第1バー部材の長手方向に沿ってスライド移動する際に、前記複数個の支持具のうち少なくとも一部の前記支持具同士が接近又は離間し、通常時の位置に前記第2バー部材が復帰した場合には、前記支持具が位置調節手段によって元の位置に復帰する床用目地装置。
  4. 前記複数個の支持具の一部は、前記第1バー部材に固定状態で設けられていることを特徴とする請求項3に記載の床用目地装置。
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