JP3190546U - 切断装置の補助治具 - Google Patents

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Abstract

【課題】往復動作式の切断装置を使用して、貫通口を効率的に、かつ、精度良く形成することができるようにする。【解決手段】切断装置の補助治具33において、貫通枠23の枠体51のアッパフランジ52に沿って移動自在に取り付けられた主プレート71と、主プレート71に対して移動自在に取り付けられ、枠体51内の下方に向けて斜めに延びる傾斜部を備えた斜角プレート72と、切断装置の本体に対して着脱自在に配設されたシュー63を、傾斜部に対して移動自在に固定するシュー固定金具73とを有する。主プレートに対して斜角プレート72が切断装置のシュー63が斜角プレート72の傾斜部に対して移動自在に固定されるので、補助治具33をアッパフランジ52に沿って移動させるだけで、デッキプレート12を容易に切断して貫通枠23内に貫通口を形成することができる。【選択図】図1

Description

本考案は、切断装置の補助治具に関するものである。
従来、ビル等の複数のフロアから成る建物を建設するに当たり、各フロアにわたって幹線ケーブル等のケーブルを敷設する場合、各フロアの床スラブに貫通口を形成し、ケーブルラック等を設置して、下方のフロアから上方のフロアに貫通口を介して幹線ケーブルを引き上げるようにしている。
この場合、床スラブにおけるケーブルを敷設する部分に、鋼材を組み合わせることによって形成された箱状の貫通枠が取り付けられ、該貫通枠の周囲にコンクリートが打設された後に、所定の切断装置によって、貫通枠内の床スラブのデッキプレートが貫通枠の内周縁に沿って切断され、貫通枠の形状に対応する前記貫通口が形成される。
なお、通常、デッキプレートは、十分な強度を持たせるために、所定のピッチで下面に向けて複数のリブが突出させられたり、所定のピッチで波打たせて凹凸が形成されたりしている(例えば、特許文献1参照。)。
ところで、デッキプレートを切断し、貫通口を形成するために、アーク切断、プラズマ切断等の切断技術を使用することが考えられるが、アーク切断においては、溶断火花が発生して下方のフロア側に散り、火災が発生する恐れがあり、プラズマ切断においては、熟練の作業者がプラズマ切断装置を操作しても、貫通口を形成するのに必要な時間が極めて長く、作業のコストが高くなるだけでなく、波打たせて凹凸が形成されたデッキプレートは切断することができず、貫通口を形成することができない。
そこで、レシプロソー、セーバーソー等の往復動作式の切断装置を使用し、ブレード(刃)を往復させることによってデッキプレートを切断し、貫通口を形成するようにしている。
特開平8−302879号公報
しかしながら、前記従来の往復動作式の切断装置においては、ブレードがデッキプレートのリブ、凹凸等に当たると、ブレードに大きな反力が加わるので、作業中に切断装置をデッキプレートに押さえ付ける等、熟練した作業者が切断装置を慎重に操作しないと、ブレードが湾曲したり、折損したりして、デッキプレートを貫通枠の内周縁に沿って効率的に、かつ、精度良く切断することができなくなってしまう。
本考案は、前記従来の切断装置の問題点を解決して、往復動作式の切断装置を使用して、貫通口を効率的に、かつ、精度良く形成することができる切断装置の補助治具を提供することを目的とする。
そのために、本考案の切断装置の補助治具においては、貫通枠内のデッキプレートを切断して貫通口を形成するための往復動作式の切断装置に使用される。
そして、前記貫通枠の枠体のアッパフランジに沿って移動自在に取り付けられた主プレートと、該主プレートに対して移動自在に取り付けられ、前記枠体内の下方に向けて斜めに延びる傾斜部を備えた斜角プレートと、前記切断装置の本体に対して着脱自在に配設されたシューを、前記傾斜部に対して移動自在に固定するシュー固定金具とを有する。
本考案によれば、切断装置の補助治具においては、貫通枠内のデッキプレートを切断して貫通口を形成するための往復動作式の切断装置に使用される。
そして、前記貫通枠の枠体のアッパフランジに沿って移動自在に取り付けられた主プレートと、該主プレートに対して移動自在に取り付けられ、前記枠体内の下方に向けて斜めに延びる傾斜部を備えた斜角プレートと、前記切断装置の本体に対して着脱自在に配設されたシューを、前記傾斜部に対して移動自在に固定するシュー固定金具とを有する。
この場合、主プレートに対して斜角プレートが移動自在に取り付けられ、切断装置のシューが斜角プレートの傾斜部に対して移動自在に固定されるので、切断装置を作動させ、切断速度に合わせて補助治具をアッパフランジに沿って移動させるだけで、デッキプレートを容易に切断して貫通枠内に貫通口を形成することができる。
また、切断装置をデッキプレートに押さえ付ける必要がないので、ブレードが湾曲したり、折損したりすることがない。したがって、貫通口を効率的に、かつ、精度良く形成することができる。
本考案の実施の形態における補助治具を使用してデッキプレートを切断する状態を説明するための概念図である。 デッキプレートの断面図である。 デッキプレートの背面図である。 貫通枠の斜視図である。 貫通枠の平面図である。 蓋体の斜視図である。 デッキプレートに貫通枠を取り付けた状態を示す平面図である。 本考案の実施の形態におけるレシプロソーの斜視図である。 本考案の実施の形態におけるレシプロソーの要部斜視図である。 本考案の実施の形態における上板の平面図である。 本考案の実施の形態における上板の正面図である。 本考案の実施の形態における下板の平面図である。 本考案の実施の形態における斜角プレートを正面から見た展開図である。 本考案の実施の形態における斜角プレートの側面図である。 本考案の実施の形態における斜角プレートに対するレシプロソーの取付状態を示す図である。 本考案の実施の形態における貫通枠内に貫通口を形成する作業手順を説明するための第1の図である。 本考案の実施の形態における貫通枠内に貫通口を形成する作業手順を説明するための第2の図である。 本考案の実施の形態における貫通枠内に貫通口を形成する作業手順を説明するための第3の図である。
以下、本考案の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図2はデッキプレートの断面図、図3はデッキプレートの背面図、図4は貫通枠の斜視図、図5は貫通枠の平面図、図6は蓋体の斜視図、図7はデッキプレートに貫通枠を取り付けた状態を示す平面図である。
図において、12はデッキプレートであり、本実施の形態においては、平板状のデッキプレート12が使用される。該デッキプレート12は、本体部13、及び該本体部13に所定のピッチで、かつ、互いに平行に延在させて形成された複数のリブ14を備える。
該各リブ14は、デッキプレート12に十分な強度を持たせるために、本体部13の裏面において下方に垂下させて形成され、内部に断面が三角形の形状を有する中空部16を備える。また、前記各リブ14間の本体部13には、デッキプレート12に十分な強度を持たせるために、複数のエンボス18が、リブ14の長手方向に対して直角の方向に延在させて、かつ、所定のピッチで上方に向けて突出させて形成される。
なお、前記デッキプレート12が組み立てられた後、デッキプレート12上にコンクリートを打設することによって、ビル等の建物に使用される床スラブが形成される。
ところで、ビル等の複数のフロアから成る建物を建設するに当たり、各フロアの床スラブにわたって幹線ケーブル等のケーブルを敷設する場合、床スラブに貫通口を形成し、ケーブルラック等を設置して、下方のフロアから上方のフロアに貫通口を介して幹線ケーブルを引き上げるようにしている。
そこで、コンクリートが打設される前又は打設された後、本実施の形態においては、コンクリートが打設される前に、デッキプレート12におけるケーブルを敷設する位置に、箱状の貫通枠23が取り付けられ、該貫通枠23の周囲にコンクリートが打設された後に、所定の往復動作式の切断装置、本実施の形態においては、後述されるレシプロソー31(図8)によって、貫通枠23内のデッキプレート12が貫通枠23の枠体51の下端の内周縁eg1に沿って切断され、貫通枠23内に、貫通枠23の形状に対応する貫通口が形成される。なお、レシプロソー31に代えてセーバーソーを使用することができる。
前記貫通枠23は、鋼板を組み立てることによって形成され、上端及び下端が開放され、断面が矩形の形状を有する枠体51、該枠体51の上縁に沿って所定の幅で形成された第1のフランジとしてのアッパフランジ52、前記枠体51の下縁に沿って所定の幅で形成された第2のフランジとしてのロワフランジ53、及び矩形の形状を有し、前記枠体51の上端の開口を閉鎖する蓋体56を備える。前記アッパフランジ52及びロワフランジ53は、枠体51の四辺から外方に向けて突出させて形成される。なお、前記貫通枠23は、例えば、長さが1200〔mm〕、幅が250〔mm〕、深さが200〔mm〕程度の寸法に形成される。
前記貫通枠23をデッキプレート12に取り付けるために、前記ロワフランジ53の所定の箇所に貫通穴h1が、デッキプレート12における貫通穴h1と対応する箇所に、図示されないねじ穴が形成され、固定要素としての図示されないねじが前記貫通穴h1に貫通させられ、ねじ穴と螺合させられる。
また、前記蓋体56を枠体51に取り付けるために、蓋体56の所定の箇所に貫通穴h2が、アッパフランジ52における貫通穴h2と対応する箇所にねじ穴h3が形成され、固定要素としての図示されないねじが前記貫通穴h2に貫通させられ、ねじ穴h3と螺合させられる。
ところで、前記レシプロソー31は、後述されるブレード(刃)64(図8)を往復させることによってデッキプレート12を切断する。ところが、ブレード64がデッキプレート12の凹凸等、本実施の形態においては、リブ14に当たると、ブレード64に大きな反力が加わるので、作業中にレシプロソー31を貫通枠23に押さえ付ける等、熟練した作業者がレシプロソー31を慎重に操作しないと、ブレード64が湾曲したり、折損したりして、デッキプレート12を貫通枠23の下端の内周縁eg1に沿って、効率的に、かつ、精度良く切断することができなくなってしまう。
そこで、本実施の形態においては、後述される補助治具33(図1) を使用し、補助治具33を前記アッパフランジ52に沿って移動させることによってデッキプレート12を切断するようにしている。
図1は本考案の実施の形態における補助治具を使用してデッキプレートを切断する状態を説明するための概念図、図8は本考案の実施の形態におけるレシプロソーの斜視図、図9は本考案の実施の形態におけるレシプロソーの要部斜視図、図10は本考案の実施の形態における上板の平面図、図11は本考案の実施の形態における上板の正面図、図12は本考案の実施の形態における下板の平面図、図13は本考案の実施の形態における斜角プレートを正面から見た展開図、図14は本考案の実施の形態における斜角プレートの側面図、図15は本考案の実施の形態における斜角プレートに対するレシプロソーの取付状態を示す図である。
図において、12はデッキプレート、21は床スラブ、23は貫通枠、26は該貫通枠23の周囲に打設されたコンクリートである。また、31はデッキプレート12を切断するためのレシプロソー、33は該レシプロソー31の補助治具、51は前記貫通枠23の枠体である。
前記レシプロソー31は、レシプロソー31の本体、すなわち、ソー本体部61、該ソー本体部61の前端において、ソー本体部61に対して着脱自在に、かつ、矢印方向に進退自在に配設され、レシプロソー31を作動させている間に、レシプロソー31の位置を安定させるためのシュー63、前記ソー本体部61内の駆動部としての図示されないモータを駆動することによって往復動させられ、切断対象物、本実施の形態においては、デッキプレート12を切断するブレード64等を備え、前記ソー本体部61の後端に把手62が配設される。
前記シュー63は、平坦な基部66、及び該基部66から立ち上げて形成され、一部がソー本体部61に対して挿脱自在にされて配設された調整アーム67を備える。該調整アーム67をソー本体部61から所定の量だけ引き出した状態で、ソー本体部61に配設されたボタン68を押下することによって、シュー63を所定の位置でロックしたり、ロックを解除したりすることができる。前記ブレード64は、基部66に形成された長溝69に貫通して延在させられる。
また、前記補助治具33は、前記レシプロソー31を保持するとともに、レシプロソー31を貫通枠23に対して位置決めするために使用される。そのために、前記補助治具33は、アッパフランジ52に沿って移動自在に配設された第1の支持部としての主プレート71、該主プレート71の所定の位置に、主プレート71に対して移動自在に取り付けられた第2の支持部としての斜角プレート72、及び該斜角プレート72に対してシュー63を移動自在に固定するためのシュー固定部材としてのシュー固定金具73を備える。該シュー固定金具73は、レシプロソー31を取り付けるための切断装置取付部としても機能する。
そして、前記主プレート71は、「L」字状の形状を有する鋼板から成り、貫通枠23のアッパフランジ52及び枠体51の上半部の内周面を覆うように配設された第1の押え部としての上板75、及び矩形の形状を有する鋼板から成り、アッパフランジ52を挟んで前記上板75と対向させて配設された第2の押え部としての下板76を備える。
前記上板75は、水平に延在させられる水平部81、及び該水平部81におけるアッパフランジ52の内側縁の端部から垂下させられる垂下部82を備える。前記補助治具33を貫通枠23に取り付けたときに、前記水平部81はアッパフランジ52の上面と当接させられ、前記垂下部82は枠体51の上半部の内周面と当接させられる。
前記水平部81に複数の、本実施の形態においては、2個の長穴h11が所定の距離を置いて互いに平行に、かつ、前記アッパフランジ52の幅方向に延在させて形成され、前記垂下部82に複数の、本実施の形態においては、3個のねじ穴h12が上下方向に所定のピッチで並べて形成される。また、前記下板76には、前記水平部81における各長穴h11と対応させて、それぞれ複数の、本実施の形態においては、3個のねじ穴h13が、アッパフランジ52の幅方向に所定のピッチで並べて形成される。
そして、前記アッパフランジ52を挟んで前記水平部81と下板76とが対向させられ、前記各長穴h11において固定要素としての2個の蝶ねじbt1、bt2が貫通させられ、所定のねじ穴h13と螺合させられる。この場合、前記各長穴h11における任意の位置で蝶ねじbt1、bt2をねじ穴h13と螺合させることができるので、アッパフランジ52の寸法に応じて、前記下板76をアッパフランジ52の幅方向に移動させ、所定の位置で上板75に取り付けることができる。
また、前記斜角プレート72は、上板75に取り付けられた状態で、垂直方向下方に向けて延在させられる垂直部85、及び該垂直部85の下端から斜め下方(枠体51内)に向けて延在させられる傾斜部86を備え、垂直部85と傾斜部86とは、曲折点p1(垂直部85と傾斜部86との交点)において所定の折れ角θ、本実施の形態においては、90〔°〕以上、かつ、135〔°〕以下の範囲の角度を成すように形成される。前記補助治具33を貫通枠23に取り付けたときに、垂直部85は垂下部82に固定される。
そして、前記垂直部85に1個の長穴h21が垂直方向に延在させて形成され、前記傾斜部86に、複数行及び複数列、本実施の形態においては、3行3列に配列されたねじ穴h22がマトリックス状に形成され、各行間に、ブレード64を貫通させるための長穴h23が水平方向に延在させて形成される。
そして、前記上板75の垂下部82と斜角プレート72の垂直部85とが当接させられ、長穴h21に固定要素としての2個の蝶ねじbt3、bt4が貫通させられ、所定のねじ穴h12と螺合させられる。この場合、前記長穴h21における任意の位置で蝶ねじbt3、bt4をねじ穴h12と螺合させることができるので、枠体51の高さ方向における寸法に応じて、前記斜角プレート72を枠体51の高さ方向に移動させ、上板75に取り付けることができる。
また、前記シュー固定金具73は、金属製の板材から成り、シュー63を挟んで両側に配設された押え部材としての一対の押え金具91、92、及び該押え金具91、92を傾斜部86に固定するための固定要素としての蝶ねじbt5、bt6を備え、2個の長穴h23のうちの一方においてブレード64が貫通させられ、前記蝶ねじbt5、bt6が、3行のうちの2行のねじ穴h22と螺合させられることによって、シュー63の基部66を傾斜部86に当接させた状態で、レシプロソー31が傾斜部86における所定の位置に取り付けられる。
そのために、前記押え金具91、92は、傾斜部86と当接させて延在させられ、蝶ねじbt5、bt6を貫通させるための貫通穴h24が形成された取付部94、該取付部94におけるシュー63側の一端と一体に形成され、逆「U」字型の形状を有する反転部95、及び該反転部95から垂下させて形成された係合部96を備える。また、前記シュー63の先端部分に、被係合部としての溝m1が形成される。そして、前記係合部96と溝m1とを係合させた状態で、貫通穴h24に前記蝶ねじbt5、bt6を貫通させ、ねじ穴h22と螺合させることによって、傾斜部86における所定の位置にシュー63を固定することができる。
したがって、シュー63をソー本体部61に取り付けることによってレシプロソー31を補助治具33に取り付け、レシプロソー31を作動させることにより、図1に示されるように、貫通枠23内のデッキプレート12を切断することができる。
続いて、前記補助治具33を使用し、レシプロソー31によって貫通枠23内のデッキプレート12を切断し、貫通枠23内に貫通口を形成するための作業手順について説明する。
図16は本考案の実施の形態における貫通枠内に貫通口を形成する作業手順を説明するための第1の図、図17は本考案の実施の形態における貫通枠内に貫通口を形成する作業手順を説明するための第2の図、図18は本考案の実施の形態における貫通枠内に貫通口を形成する作業手順を説明するための第3の図である。
まず、図16に示されるように、デッキプレート12の所定の位置に枠体51を取り付け、デッキプレート12における所定の箇所、本実施の形態においては、枠体51内の対角線上の2個のコーナ部Ar1、Ar2に、デッキプレート12の切断を開始するに当たり、ブレード64(図1)の先端を挿入するための、円形の形状を有する挿入穴h31を形成する。なお、デッキプレート12の種類によって前記挿入穴h31を形成するのが困難な場合は、枠体51内の4個のコーナ部Ar1〜Ar4に、挿入穴h31に加えて、ブレード64の先端を挿入するための、スリット状の形状を有する挿入溝m11〜m14を形成することができる。
そして、前記デッキプレート12における枠体51内の所定の箇所、本実施の形態においては、中央部の2箇所に、円形の形状を有する穴h32を形成し、該穴h32を利用して図示されないワイヤの一端をデッキプレート12に結び付け、ワイヤの他端を枠体51の所定の箇所に結び付ける。これにより、前記内周縁eg1に沿ってデッキプレート12を切断した場合に、切断片が下方のフロアに落下するのを防止することができる。
続いて、レシプロソー31(図1)のシュー63をソー本体部61から取り外し、シュー固定金具73によってシュー63を傾斜部86の所定の位置に固定した後、図17に示されるように、補助治具33を枠体51に取り付ける。
この場合、アッパフランジ52における、コーナ部Ar1、Ar3間の部分をフランジ部f1とし、コーナ部Ar1、Ar4間の部分をフランジ部f2とし、コーナ部Ar2、Ar4間の部分をフランジ部f3とし、コーナ部Ar2、Ar3間の部分をフランジ部f4とすると、補助治具33は、フランジ部f1のコーナ部Ar1に隣接する部分が主プレート71における上板75及び下板76によって挟まれるように、枠体51に取り付けられる。
このとき、蝶ねじbt1、bt2を緩め、各長穴h11に沿って移動させることによって、下板76をアッパフランジ52の幅方向に移動させ、下板76が所定の位置に置かれたときに蝶ねじbt1、bt2を締め付けることによって、アッパフランジ52の寸法にかかわらず、上板75及び下板76によってアッパフランジ52を確実に挟むことができる。
続いて、シュー63をソー本体部61に取り付けることによって、ソー本体部61を補助治具33に取り付ける。このとき、貫通枠23の深さ等に応じて、ブレード64が2個の長穴h23のうちの一方を貫通するように、シュー63の傾斜部86に対する固定位置があらかじめ設定される。
次に、ブレード64の先端が内周縁eg1に向くように、主プレート71に対する斜角プレート72の位置を調整する。そのために、蝶ねじbt3、bt4を緩め、長穴h21に沿って移動させることによって、垂直部85を下板76に対して垂直方向に移動させ、垂直部85が、ブレード64の先端が内周縁eg1に向く位置に置かれたときに、蝶ねじbt3、bt4を締め付ける。
なお、例えば、長さが1200〔mm〕、幅が250〔mm〕、深さが200〔mm〕程度の貫通枠23を使用した場合において、斜角プレート72の折れ角θが118〔°〕である場合の、枠体51の上端から斜角プレート72の曲折点p1までの距離で表される斜角プレート72の設置深さを96〔mm〕としたとき、曲折点p1からシュー63が取り付けられる位置までの距離で表されるシュー固定位置を49〔mm〕とするのが好ましい。
続いて、レシプロソー31の図示されない電源をオンにし、レシプロソー31を作動させ、補助治具33をフランジ部f1に沿って図18の矢印方向に移動させると、コーナ部Ar1からコーナ部Ar3にかけて、フランジ部f1の下方の内周縁eg1に沿ってデッキプレート12を切断することができる。
このようにして、デッキプレート12がコーナ部Ar1からコーナ部Ar3にかけて内周縁eg1に沿って切断されると、補助治具33が枠体51から取り外され、続いて、補助治具33は、フランジ部f2のコーナ部Ar1に隣接する部分が前記上板75及び下板76によって挟まれるように、枠体51に取り付けられる。
そして、補助治具33をコーナ部Ar1からコーナ部Ar4にかけてフランジ部f2に沿って移動させると、コーナ部Ar1からコーナ部Ar4にかけて、フランジ部f2の下方の内周縁eg1に沿ってデッキプレート12を切断することができる。
同様に、補助治具33をコーナ部Ar2からコーナ部Ar4にかけてフランジ部f3に沿って移動させると、コーナ部Ar2からコーナ部Ar4にかけて、フランジ部f3の下方の内周縁eg1に沿ってデッキプレート12を切断することができ、補助治具33をコーナ部Ar2からコーナ部Ar3にかけてフランジ部f4に沿って移動させると、コーナ部Ar2からコーナ部Ar3にかけて、フランジ部f4の下方の内周縁eg1に沿ってデッキプレート12を切断することができる。
このように、本実施の形態においては、主プレート71に対して斜角プレート72が移動自在に取り付けられ、レシプロソー31のシュー63が斜角プレート72の傾斜部86に対して移動自在に固定されるので、レシプロソー31を作動させ、切断速度に合わせて補助治具33をアッパフランジ52に沿って移動させるだけで、デッキプレート12を容易に切断して貫通枠23内に貫通口を形成することができる。
また、レシプロソー31をデッキプレート12に押さえ付ける必要がないので、ブレード64が湾曲したり、折損したりすることがない。したがって、貫通口を効率的に、かつ、精度良く形成することができる。
なお、本考案は前記実施の形態に限定されるものではなく、本考案の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本考案の範囲から排除するものではない。
12 デッキプレート
23 貫通枠
31 レシプロソー
33 補助治具
51 枠体
52 アッパフランジ
63 シュー
71 主プレート
72 斜角プレート
73 シュー固定金具
86 傾斜部

Claims (1)

  1. 貫通枠内のデッキプレートを切断して貫通口を形成するための往復動作式の切断装置の補助治具において、
    (a)前記貫通枠の枠体のアッパフランジに沿って移動自在に取り付けられた主プレートと、
    (b)該主プレートに対して移動自在に取り付けられ、前記枠体内の下方に向けて斜めに延びる傾斜部を備えた斜角プレートと、
    (c)前記切断装置の本体に対して着脱自在に配設されたシューを、前記傾斜部に対して移動自在に固定するシュー固定金具とを有することを特徴とする切断装置の補助治具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020037151A (ja) * 2018-09-04 2020-03-12 レッキス工業株式会社 切断工具の取付具

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