JP2020037151A - 切断工具の取付具 - Google Patents

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Abstract

【課題】切断工具を型枠に対して安定的に固定することができる切断工具の取付具を提供する。【解決手段】型枠100の内周縁Cに沿ってデッキプレート110を切断して貫通口を形成するための切断工具1の取付具10が、型枠100の対向する内壁面101に取り付けられる直線状のガイド部材20と、切断工具1を保持しながらガイド部材20に沿って移動可能な保持部材30と、を具備する。保持部材30が係止機構を有し、係止機構が、保持部材30の切断方向の移動を可能にすると共に切断方向とは反対の方向の移動を係止するようにしてもよい。【選択図】図1

Description

本発明は、切断工具の取付具に関する。
ビル等の複数のフロアからなる建物を建設する際に、フロア間に亘って幹線ケーブル等のケーブルを敷設するため、各フロアの対応する箇所の床スラブに矩形の貫通口を形成する必要がある。具体的には、床スラブ用の金属製のデッキプレートに対し、筒状に形成された金属製の矩形の型枠(スリーブ)を固定する。このとき、型枠は、一方の開口が上方を向き、他方の開口がデッキプレートによって閉鎖されるように設置される。次いで、型枠の周囲のデッキプレート上にコンクリートを打設する。次いで、切断工具を用いて、型枠の開口を介して露出しているデッキプレート部分を、型枠の内周縁に沿って切断することによって、型枠の開口に対応する貫通口が形成される。
デッキプレートの切断には、火災の危険性を避けるため、ガス切断等ではなく、鋸刃(ブレード)を備えた切断工具を用いられる。また、上述したように矩形の型枠の内周縁において、特に角(コーナー)に沿ってデッキプレートを切断する必要があるため、切断工具として、円形のチップソーではなく、セーバーソー、レシプロソー等の往復動作式の切断工具を用いることが好ましい。こうした切断工具を固定し、貫通口を効率的且つ精度良く形成するための取付具として、特許文献1に記載の取付具が公知である。特許文献1に記載の取付具は、型枠の頂部に設けられた上部フランジに取り付けられる。取付具に対して切断工具を取り付け、上部フランジに沿って切断工具を移動させることによって、デッキプレートの切断が行われる。
実用新案登録第3190546号公報
特許文献1に記載の取付具は型枠の上部フランジに取り付けられることから、その取り付け強度は上部フランジの形状及び強度に依存する。例えば、上部フランジの幅が小さい場合や上部フランジの板厚が小さい場合には、作業者が切断工具を押圧する圧力や切断工具から受ける反力等で上部フランジが変形し、切断工具を上部フランジに沿って移動できなくなる虞がある。また、切断工具が、屈曲したプレートによって取付具に対して固定されることから、型枠の高さ等の寸法に応じて、切断工具の取り付け角度を簡単に変更することはできない。さらに、屈曲したプレートは、片持ち梁状に切断工具を支持することから、作業者が切断工具を押圧する圧力や切断工具から受ける反力等によって撓む可能性があり、安定した作業を行うことができない。
本発明は、切断工具を型枠に対して安定的に固定することができる切断工具の取付具を提供することを目的とする。
本発明の一態様によれば、型枠の内周縁に沿ってデッキプレートを切断して貫通口を形成するための切断工具の取付具であって、型枠の対向する内壁面に取り付けられる直線状のガイド部材と、切断工具を保持しながら前記ガイド部材に沿って移動可能な保持部材と、を具備することを特徴とする切断工具の取付具が提供される。
前記ガイド部材が伸縮可能に構成されていてもよい。また、前記保持部材が係止機構を有し、前記係止機構が、前記保持部材の切断方向の移動を可能にすると共に前記切断方向とは反対の方向の移動を係止するようにしてもよい。前記係止機構が、前記切断方向を切り替え可能に構成されていてもよい。前記係止機構が、前記ガイド部材を貫通し且つ隣接して配置された2つの係止板を有し、前記ガイド部材の軸線に対して、一方の前記係止板は傾斜して配置され且つ他方の前記係止板は垂直に配置され、前記保持部材が前記切断方向とは反対の方向に移動すると、前記一方の係止板がより傾斜して前記ガイド部材と係止し、前記保持部材が前記切断方向に移動すると、前記一方の係止板は、前記ガイド部材の軸線に対して垂直となるように移動して前記ガイド部材と係止しないようにしてもよい。傾斜して配置される前記係止板を切り替え可能にしてもよい。前記ガイド部材が、幅調節機構を有していてもよい。前記幅調節機構が、互いに重ね合わせられた2つのプレートを有し、前記2つのプレートの重ね合わせを変更することによって、型枠に適合されるようにしてもよい。一端が型枠に取り付けられ、他端が当該切断工具の取付具に取り付けられる落下防止部材をさらに具備してもよい。
本発明の態様によれば、切断工具を型枠に対して安定的に固定することができる切断工具の取付具を提供するという共通の効果を奏する。
図1は、本発明の実施形態による切断工具の取付具の使用状態の斜視図である。 図2は、図1を切断方向に向かって見た図である。 図3は、保持部材の斜視図である。 図4は、保持部材の縦断面図である。 図5は、保持部材の別の縦断面図である。 図6は、保持部材の使用状態の縦断面図である。 図7は、図4の線A−Aにおける保持部材の断面図である。 図8は、図4の線A−Aにおける保持部材の別の状態による断面図である。 図9は、図4の線A−Aにおける保持部材のさらに別の状態による断面図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態を詳細に説明する。全図面に渡り、対応する構成要素には共通の参照符号を付す。
図1は、本発明の実施形態による切断工具1の取付具10の斜視図であり、図2は、図1を切断方向に向かって見た図である。切断工具1は、鋸刃(ブレード)を備えた切断工具である。切断工具1は、セーバーソー、レシプロソー等の往復動作式の切断工具であることが好ましい。切断工具1は、工具本体2と鋸刃3とを有し、鋸刃3を往復させることによって、デッキプレート110を切断する。
取付具10は、ガイド部材20と保持部材30とを有している。
ガイド部材20は、直線状の部材であるガイド本体21と、外周面に雄ネジが形成された雄ネジロッド22と、支持部材23と、第1支持プレート24と、第2支持プレート25とを有している。ガイド本体21は、好ましくは円形の断面を有している。ガイド本体21の端部の内面には雌ネジが形成されている。雄ネジロッド22の一端には、支持部材23が取り付けられ、雄ネジロッド22の他端は、ガイド本体21の端部の雌ネジと螺合している。したがって、支持部材23を把持して回転させることによって、ガイド本体21に対する雄ネジロッド22及び支持部材23の突出量を変化させることができる。すなわち、ガイド部材20は、伸縮可能に構成されている。
なお、ガイド部材20は、螺合以外の手段によって伸縮可能に構成してもよい。例えば、ガイド部材20を少なくとも2つの筒状部材から構成し、各筒状部材に、同一直線上に均等に配置された複数の貫通孔を形成する。これら筒状部材は、一方の筒状部材に他方の筒状部材を挿入し、対応する貫通孔を介したボルト及びナットの締結等によって互いに固定される。筒状部材の挿入の位置を変更することによって、ガイド部材20を任意の長さに調節できるようにしてもよい。
支持部材23は、第1支持プレート24に対して固定されている。第1支持プレート24には、同一線上に均等に配置された複数の取付孔26が形成されている。第2支持プレート25には、第1支持プレート24の取付孔26と同一間隔で、同一線上に均等に配置された複数の取付孔27が形成されている。第1支持プレート24及び第2支持プレート25は、互いに重ね合わせられ、取付孔26及び取付孔27を介したボルト及びナットの締結等によって、互いに固定される。第1支持プレート24及び第2支持プレート25の重ね合わせ、すなわち締結する取付孔26及び取付孔27の位置を変更することによって、第1支持プレート24及び第2支持プレート25の全体の幅を調節することができる。したがって、第1支持プレート24及び第2支持プレート25は、幅調節機構を構成する。
なお、幅調節機構は、2つのプレート以外の手段によって構成してもよい。例えば、上述したガイド部材20のように、螺合によって幅を調節可能にしてもよく、2つの筒状部材の固定位置を変更することによって幅を調節可能にしてもよい。
図3は、保持部材30の斜視図であり、図4は、保持部材30の縦断面図であり、図5は、保持部材30の別の縦断面図である。
保持部材30は、切断工具1を保持しながらガイド部材20に沿って移動可能な部材である。保持部材30は本体部材31を有している。本体部材31には、本体部材31を貫通して挿入孔32が形成されている。挿入孔32には、ガイド部材20のガイド本体21が挿入される。挿入孔32は、本体部材31に形成された凹部33によって、軸線方向に2つに分割されている。挿入孔32の軸線と平行に且つ凹部33を跨いで、切替ロッド34が本体部材31を貫通して配置されている。切替ロッド34は、軸線方向に移動可能である。切替ロッド34は、好ましくは円柱状の部材である。本体部材31の内部に配置される切替ロッド34の一方の端部近傍の外面には、2つの環状の係止溝36が形成されている。切替ロッド34の両端部のいずれか一方は、本体部材31から突出している。
凹部33において露出した切替ロッド34の中央部分には、切替ロッド34を軸線に対して垂直に貫通する係止ロッド35が設けられている。係止ロッド35は、両端部の各々が突出している。凹部33内には、2つの係止板37が、切替ロッド34の係止ロッド35を挟んで隣接して配置されている。2つの係止板37の各々の端部は、凹部33の底面に設けられた2つの溝33a内に配置されている。溝33aの幅は、係止板37の厚みよりも大きいため、係止板37の端部が溝33a内に配置された状態で、係止板37は、自由に傾斜が可能となっている。2つの係止板37の各々には、係止孔38が設けられている。係止孔38には、ガイド部材20のガイド本体21が挿入される。係止孔38の内径は、ガイド本体21の外径より、さらには挿入孔32よりも大きく形成されている。切替ロッド34は、2つの係止板37を貫通している。2つの係止板37は、切替ロッド34に対して移動可能である。切替ロッド34の外周面には、2つのコイルスプリング39が配置されている。2つの係止板37は、2つのコイルスプリング39の間に配置されている。
本体部材31は、切替ロッド34に対して垂直に配置された位置決め部材40を有している。位置決め部材40は、本体部材31の内部に挿入された先端において、スプリングを介してボールを保持している(図示せず。)。したがって、位置決め部材40の先端のボールは、切替ロッド34に対して垂直な方向に移動可能である。位置決め部材40の先端のボールは、切替ロッド34の係止溝36内に配置可能に構成されている。
本体部材31は、切替ロッド34及び位置決め部材40に対して垂直に配置された固定ノブ41を有している。固定ノブ41は、本体部材31に対して螺合している。固定ノブ41を回転させることによって、固定ノブ41の先端を切替ロッド34に対して強く押圧させ、それによって切替ロッド34の軸線方向の移動を規制することができる。固定ノブ41を反対方向に回転させることによって、押圧を解除することができる。
本体部材31は、挿入孔32の軸線に対して垂直に配置され且つ本体部材31を貫通する取付ロッド42を有している。切断工具1は、取付ロッド42に連結されることによって、取付具10に取り付けられている。取付ロッド42は、挿入孔32の軸線と平行に配置された固定ロッド43によって選択的に固定される。固定ロッド43は、外部に突出した一端に操作部44を有している。使用者は、操作部44を回転させることによって、固定ロッド43を回転させ、後述するように、取付ロッド42を固定又は固定解除することができる。
次に、図4及び図5並びに図6を参照しながら、保持部材30の動作について説明する。図6は、保持部材の使用状態の縦断面図である。図4では、切替ロッド34は、左側に寄って配置され、切替ロッド34の左側の端部が本体部材31より突出している。この状態では、位置決め部材40の先端のボールは、切替ロッド34の右側の係止溝36内に配置され、この位置で、切替ロッド34の軸線方向の移動が固定ノブ41によって固定されている。このとき、左側の係止板37は、切替ロッド34に対して垂直に配置される一方で、右側の係止板37は、左方向に傾斜して配置されている。
他方、図5では、切替ロッド34は、右側に寄って配置され、切替ロッド34の右側の端部が本体部材31より突出している。この状態では、位置決め部材40の先端のボールは、切替ロッド34の左側の係止溝36内に配置され、この位置で、切替ロッド34の軸線方向の移動が固定ノブ41によって固定されている。このとき、右側の係止板37は、切替ロッド34に対して垂直に配置される一方で、左側の係止板37は、右方向に傾斜して配置されている。
固定ノブ41を緩めた状態で、図4において左側に突出した切替ロッド34の端部を押圧することによって、図5に示された状態に切り替えることができる。他方、固定ノブ41を緩めた状態で、図5において右側に突出した切替ロッド34の端部を押圧することによって、図4に示された状態に切り替えることができる。このとき、係止板37は、切替ロッド34に設けられた係止ロッド35に押圧されることによって、またコイルスプリング39の付勢力によって、姿勢が変更される。
2つの係止板37は、保持部材30の切断方向の移動を可能にすると共に切断方向とは反対の方向の移動を係止する、係止機構を構成する。具体的には、図6において左方向に切断する場合、ガイド本体21が保持部材30に対して相対的に右方向に移動する。このとき、左側の係止板37は、垂直に配置されていることから、ガイド本体21と接触しておらず、ガイド本体21の移動を阻害しない。他方、右側の係止板37は、傾斜して配置されていることから、係止孔38の内面、特に縁部と、ガイド本体21の外面との間の係止によって、垂直に近づくように姿勢が変化する。係止板37が垂直に近づくことによって、ガイド本体21の外面との間の係止力は減少する。したがって、図6において、ガイド本体21は、保持部材30に対して相対的に右方向に移動することができ、よって、保持部材30は、切断方向に移動することができる。
反対に、ガイド本体21が保持部材30に対して相対的に左方向に移動する場合、上述したように、左側の係止板37は、垂直に配置されていることから、ガイド本体21と接触しておらず、ガイド本体21の移動を阻害しない。他方、右側の係止板37は、傾斜して配置されていることから、係止孔38の内面、特に縁部と、ガイド本体21の外面との間の係止によって、より傾斜するように姿勢が変化する。係止板37がより傾斜することによって、ガイド本体21の外面との間の係止力は増大する。したがって、図6において、ガイド本体21は、保持部材30に対して相対的に左方向に移動することができず、よって、保持部材30は、右方向、すなわち切断方向とは反対の方向に移動することができない。
なお、図6において、保持部材30を右方向に移動させて切断したい場合には、切替ロッド34の位置を切り替えることによって、保持部材30のガイド本体21に対する移動可能な方向を切り替えることができる。具体的には、切替ロッド34を、図5に示された状態にすることによって、傾斜して配置される係止板37が切り替えられ、ガイド本体21が保持部材30に対して相対的に左方向に移動することができるようになる。したがって、係止機構は、切断方向を切り替え可能に構成されている。
次に、図7乃至9を参照しながら、取付ロッド42の本体部材31からの突出量を変更する方法について説明する。図7は、図4の線A−Aにおける保持部材30の断面図であり、図8は、図4の線A−Aにおける保持部材30の別の状態による断面図であり、図9は、図4の線A−Aにおける保持部材30のさらに別の状態による断面図である。
取付ロッド42の側面には、軸線方向に離間した2つの嵌合凹部42aと、2つの嵌合凹部42a間に配置された第1平坦部42bとが形成されている。嵌合凹部42aは、軸線方向に対して垂直な方向に延びる円筒面状に形成されている。固定ロッド43の側面には、第2平坦部43aが形成されている。
例えば、図7に示された状態は、突出量が大きい取付ロッド42の状態を示している。このとき、固定ロッド43の側面の円柱状の部分が、嵌合凹部42aに嵌合し、取付ロッド42の軸線方向の移動を規制している。取付ロッド42の突出量を変更する場合には、操作部44を回転させることによって固定ロッド43を回転させ、第2平坦部43aが、取付ロッド42の第1平坦部42bと平行になるようにする。それによって、取付ロッド42は、固定ロッド43に規制されることなく、軸線方向に移動可能となる(図8)。したがって、取付ロッド42の突出量を小さくしたい場合には、図9に示されるように、図7とは別の嵌合凹部42aに固定ロッド43が配置されるよう、取付ロッド42を移動させる。次いで、操作部44を回転させて、固定ロッド43の側面の円柱状の部分を嵌合凹部42aに嵌合させ、取付ロッド42を固定する。
次に、図1及び図2を参照しながら、取付具10の使用方法及び切断工具1を使用した切断方法について説明する。床スラブ用の金属製のデッキプレート110に対し、筒状に形成された金属製の矩形の型枠100を固定する。具体的には、型枠100は、側壁101によって直方体の外形が形成され、設置状態において、上方の開口の縁部には、上部フランジ102が全周に亘り形成され、下方の開口の縁部には、下部フランジ103が全周に亘り形成されている。下部フランジ103が、デッキプレート110に対して固定される。型枠100は、例えば、1200mm×300mmの開口が形成されるように側壁101が形成され、側壁101の高さは、例えば150〜600mmである。
まず、デッキプレート110に固定された型枠100の内側に対して、取付具10を取り付ける。このとき、切断工具1は取付具10、すなわち保持部材30に対しては取り付けられていない。取付具10は、上述したように、ガイド本体21が支持部材23を回転させることによって伸縮可能に構成されている。したがって、ガイド本体21の長さを調節し、型枠100の対向する側壁101、すなわち図1においては長方形の短辺に相当する側壁101の内壁面間に突っ張ることによって、ガイド部材20を取り付ける。また、第1支持プレート24及び第2支持プレート25の全体の幅を調節し、型枠100の対向する側壁101、すなわち図1においては長方形の長辺に相当する側壁101の内壁面間に適合させる。型枠100のサイズ及び形状に応じて、第1支持プレート24及び第2支持プレート25を交換し、より型枠100に適合させるようにしてもよい。
この状態で、切断工具1を保持部材30に対して取り付け、切断工具1の鋸刃3を使用して、型枠100の内周縁C(図2)の一辺に沿ってデッキプレート110を切断する。型枠100の内周縁Cの一辺の切断が終了したら、取付具10を型枠100から取り外す。次いで、型枠100の内周縁Cの別の一辺を切断するため、90度又は180度だけ姿勢を変えてガイド部材20を型枠100に取り付け、切断する。型枠100のサイズ及び形状に応じて、より長い又はより短いガイド部材20に交換してもよい。これを繰り返し、型枠100のすべての内周縁Cを切断し、切断作業が完了する。
デッキプレート110の切断が完了すると、矩形の切片が下方に落下してしまう。これに関し、予めワイヤ等の一端を型枠100、例えば上部フランジ102に取り付け、他端を型枠100の開口を介して露出しているデッキプレート110部分に取り付ける。それによって、切断作業後、デッキプレート110の切片の落下を防止することができる。
また、切断作業完了後、切断工具1及び取付具10を型枠100から取り外す必要がある。このとき、型枠100内のデッキプレート110の部分はすでに貫通口が形成されていることから、誤って切断工具1及び取付具10を落下させてしまう虞がある。これに関し、予めロープ等の紐状部材の一端に取り付けられたカラビナ等の連結部材を、ガイド部材20のガイド本体21又は雄ネジロッド22等に連結し、他端を型枠100、例えば上部フランジ102に取り付ける。それによって、取り外し作業時に、切断工具1及び取付具10の落下を防止することができる。したがって、取付具10は、一端が型枠100に取り付けられ、他端がガイド部材20等の取付具10に取り付けられる落下防止部材を有していてもよい。
ガイド部材20は、型枠の対向する内壁面に取り付けられる限りにおいて任意の構成を採用し得る。例えば、ガイド部材20の両端部を内壁面に接着することによって、ガイド部材20を内壁面に取り付けてもよい。また、ガイド部材20の両端部を内壁面にネジ等によって一時的に締結することによって、ガイド部材20を内壁面に取り付けてもよい。
上述したように、切断作業をするために、まず型枠100に対してガイド部材20を取り付けてから、切断工具1を保持部材30に対して取り付ける。このとき、図2に示されるように、保持部材30と型枠100の側壁101との間の空間が十分に無い場合には、取付ロッド42を切断工具1側の取付孔に容易に挿入することができない。したがって、上述したように、まず取付ロッド42の突出量を小さくし、切断工具1を近傍に配置した後に、取付ロッド42の突出量を大きくするよって、切断工具1を容易に取り付けることができる。
取付具10によれば、ガイド部材20が型枠100の対向する内壁面に取り付けられていることから、切断工具1を型枠100に対して安定的に固定することができる。また、ガイド部材20の内壁面の取り付け位置は、容易に変更することができる。また、ガイド部材20の内壁面の取り付け位置に応じて、幅調節機構の第1支持プレート24及び第2支持プレート25を適宜変更することができる。それによって、切断工具1と側壁101との位置関係を適切にすることができる。また、保持部材30は、ガイド部材20回りに自由に回転でき、さらに切断工具1は取付ロッド42回りに自由に回転できることから、切断工具1の姿勢を自由に変更しながら切断作業を行うことができる。
また、係止機構によって、保持部材30、すなわち切断工具1の切断方向の移動を可能にすると共に切断方向とは反対の方向の移動を係止することから、切断作業をスムーズに行うことができる。すなわち、作業者は、所定の力で切断工具1を押圧することによって、切断工具1を切断方向に移動させることができる一方で、切断工具1を切断方向とは反対の方向に移動させようとする切断時の反力は、係止機構によって抑制される。
さらに、切断工具1は、取付ロッド42回りに回転可能に支持されていることから、作業者は、工具本体2の後端部を持ち上げることによって、又は、切断工具1の自重によって、デッキプレート110に対して切断に必要な押圧力を容易に加えることができる。さらに、取付ロッド42回りの切断工具1の姿勢を適切に調節し且つそれを維持することによって、切断工具1の自重を利用し、作業者が積極的に切断工具1を移動させなくても切断が進行するようにすることができる。
1 切断工具
10 取付具
20 ガイド部材
21 ガイド本体
24 第1支持プレート
25 第2支持プレート
30 保持部材
31 本体部材
34 切替ロッド
37 係止板
100 型枠
101 側壁
110 デッキプレート

Claims (9)

  1. 型枠の内周縁に沿ってデッキプレートを切断して貫通口を形成するための切断工具の取付具であって、
    型枠の対向する内壁面に取り付けられる直線状のガイド部材と、
    切断工具を保持しながら前記ガイド部材に沿って移動可能な保持部材と、を具備することを特徴とする切断工具の取付具。
  2. 前記ガイド部材が伸縮可能に構成されている請求項1に記載の切断工具の取付具。
  3. 前記保持部材が係止機構を有し、
    前記係止機構が、前記保持部材の切断方向の移動を可能にすると共に前記切断方向とは反対の方向の移動を係止する請求項1又は2に記載の切断工具の取付具。
  4. 前記係止機構が、前記切断方向を切り替え可能に構成されている請求項3に記載の切断工具の取付具。
  5. 前記係止機構が、前記ガイド部材を貫通し且つ隣接して配置された2つの係止板を有し、
    前記ガイド部材の軸線に対して、一方の前記係止板は傾斜して配置され且つ他方の前記係止板は垂直に配置され、
    前記保持部材が前記切断方向とは反対の方向に移動すると、前記一方の係止板がより傾斜して前記ガイド部材と係止し、前記保持部材が前記切断方向に移動すると、前記一方の係止板は、前記ガイド部材の軸線に対して垂直となるように移動して前記ガイド部材と係止しない請求項3に記載の切断工具の取付具。
  6. 傾斜して配置される前記係止板を切り替え可能である請求項5に記載の切断工具の取付具。
  7. 前記ガイド部材が、幅調節機構を有している請求項1乃至6のいずれか一項に記載の切断工具の取付具。
  8. 前記幅調節機構が、互いに重ね合わせられた2つのプレートを有し、前記2つのプレートの重ね合わせを変更することによって、型枠に適合される請求項7に記載の切断工具の取付具。
  9. 一端が型枠に取り付けられ、他端が当該切断工具の取付具に取り付けられる落下防止部材をさらに具備する請求項1乃至8のいずれか一項に記載の切断工具の取付具。
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