JP3201617U - 型枠支持用ジャッキ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】製造を容易に行うことができ、かつ、そのメンテナンス作業を容易に行うことができる型枠支持用ジャッキを提供する。【解決手段】型枠支持用ジャッキ10は、ジャッキ本体12と、ジャッキ本体12の一端に設けられたロッド28と、ロッド28のジャッキ本体12から突出する部分を覆うカバー部材40を有している。カバー部材40は、支持部材と、支持部材に当接して支持部材を付勢するコイルスプリングと、コイルスプリングの外側に配置されるシート部材を有している。コイルスプリングは、シート部材に固着されていない。【選択図】図1
Description
本明細書に開示の技術は、トンネル施工に使用する型枠を支持するために用いられる型枠支持用ジャッキに関する。
従来の型枠支持用ジャッキとしては、特許文献1に開示されたものが知られている。この型枠支持用ジャッキは、筒状のジャッキ本体とロッドを備えている。ロッドは、ジャッキ本体の一端に対して進退動可能に設けられ、ジャッキ本体に収容される収容状態と、ジャッキ本体の一端から突出する突出状態とに切替え可能となっている。ロッドの先端には、型枠又は支持フレームに連結される連結部が形成されている。ジャッキ本体の一端とロッドの先端の間には、ロッドのジャッキ本体から突出する部分を覆うカバー部材が設けられている。カバー部材によりロッドの表面にコンクリート等が付着することが防止され、ジャッキ本体に対するロッドの進退動が確保されている。
従来の型枠支持用ジャッキでは、カバー部材が、コイルスプリングと、このコイルスプリングの外周面に固着されたシート部材によって構成されている。そして、ジャッキ本体に対してロッドが進退動すると、それに応じてコイルスプリングが伸縮すると共に、シート部材も伸縮する。これによって、ロッドの突出量が変化しても、ロードの突出部分をシート部材によって好適に被覆することができる。しかしながら、従来の型枠支持用ジャッキでは、シート部材を伸縮するために、コイルスプリングの外周面にシート部材を固着している。このため、型枠支持用ジャッキを製造する際は、コイルスプリングの外周面にシート部材を固着するための工程が必要となる。また、シート部材の表面に付着したコンクリート等を除去する際には、シート部材とコイルスプリングを一体として取扱わなければならない。
本明細書は、型枠支持用ジャッキの製造を容易に行うことができ、かつ、シート部材の表面に付着したコンクリート等の除去を行うメンテナンス作業を容易に行うことができる型枠支持用ジャッキを提供することを目的とする。
本明細書に開示する装置は、トンネル施工に使用する型枠を支持するための型枠支持用ジャッキである。この型枠支持用ジャッキは、筒状のジャッキ本体と、ジャッキ本体の一端に設けられており、ジャッキ本体に収容される収容状態と、ジャッキ本体の一端から突出する突出状態とに切替え可能とされるロッドと、ジャッキ本体の一端とロッドの先端との間に設けられ、ロッドのジャッキ本体から突出する部分を覆うカバー部材と、を有している。カバー部材は、ジャッキ本体の一端とロッドの先端の一方側に設けられる第1支持部材と、その一端がジャッキ本体の一端とロッドの先端の他方側に配置される一方で、その他端が第1支持部材に当接し、ジャッキ本体の一端とロッドの先端の一方側に向かって第1支持部材を付勢するコイルスプリングと、コイルスプリングの外側に配置され、その一端がジャッキ本体の一端とロッドの先端の他方側に配置される一方で、その他端が第1支持部材に固定されるシート部材と、を有している。そして、コイルスプリングとシート部材とが固着されていない。
この型枠支持用ジャッキでは、コイルスプリングとシート部材とが固着されていない。このため、従来の型枠支持用ジャッキと比較して、型枠支持用ジャッキを容易に製造することができる。また、メンテナンス作業時には、シート部材とコイルスプリングとを分離して取扱うことができ、シート部材の表面からコンクリート等の除去を容易に行うことができる。なお、シート部材が固定された支持部材がコイルスプリングによって付勢される。このため、コイルスプリングとシート部材とが固着されていなくても、ロッドの突出量に応じてシート部材を伸縮することができ、ロッドにコンクリート等が付着することを防止することができる。
本明細書に開示する型枠支持用ジャッキにおいては、第1支持部材は、その中心に貫通孔を有する環状部材であってもよい。ロッドは、第1支持部材の貫通孔を貫通するように配置されていてもよい。コイルスプリングは、コイル径が一定とされると共に、その他端が第1支持部材の端面に当接していてもよい。シート部材の他端は、第1支持部材の外周面に固定されていてもよい。このような構成によると、コイルスプリングのコイル径が一定であるため、コイルスプリングの成形を容易に行うことができる。また、コイルスプリングが第1支持部材の端面に当接する一方で、シート部材が第1支持部材の外周面に固定される。このため、コイルスプリングとシート部材の間にクリアランスが形成されるため、シート部材を第1支持部材に固定する際にシート部材とコイルスプリングとが接触することを抑制することができる。したがって、シート部材の第1支持部材への固定を容易に行うことができる。
本明細書に開示する型枠支持用ジャッキにおいては、第1支持部材の端面には環状の溝が形成されており、その溝内にコイルスプリングの他端が収容されていてもよい。このような構成によると、コイルスプリングの他端を第1支持部材の端面に好適に保持することができる。
本明細書に開示する型枠支持用ジャッキにおいては、カバー部材は、ジャッキ本体の一端とロッドの先端の他方側に設けられる第2支持部材をさらに有していてもよい。第2支持部材は、コイルスプリングの一端に当接しており、コイルスプリングによって、ジャッキ本体の一端とロッドの先端の他方側に向かって付勢されていてもよい。シート部材の一端は第2支持部材に固定されていてもよい。
また、第2支持部材は、その中心に貫通孔を有する環状部材であってもよい。ロッドは、第2支持部材の貫通孔を貫通するように配置されていてもよい。コイルスプリングの一端は、第2支持部材の端面に当接しており、シート部材の一端は、第2支持部材の外周面に固定されていてもよい。その際、第2支持部材の端面には環状の溝が形成されており、その溝内にコイルスプリングの一端が収容されていてもよい。
本明細書に開示する型枠支持用ジャッキにおいては、ロッドは、コイルスプリングの内側を貫通するように配置されていてもよい。このような構成によると、ロッドを利用してコイルスプリングを適切に位置決めすることができる。
本明細書に開示する型枠支持用ジャッキにおいては、シート部材が耐火性の材料で形成されていてもよい。このような構成によると、シート部材からの耐火性を有するため、トンネル工事を安全に行うことができる。
本明細書に開示する型枠支持用ジャッキにおいては、ジャッキ本体は、筒状部材と、筒状部材に取付けられ、前記筒状部材の軸線周りに回転可能とされているナットと、を有していてもよい。ロッドの外周面には、ナットの雌ネジに螺合するネジ溝が形成されていてもよい。筒状部材に対してナットを回転させることで、ロッドのジャッキ本体の一端から突出する突出量が調整可能となっていてもよい。このような構成によると、ナットの回転量を調整することでロッドの突出量が調整でき、ロッドの操作を簡易な機構で行うことができる。
本明細書に開示する型枠支持用ジャッキにおいては、ナットがロックナットであってもよい。このような構成によると、ロッドに対するナットの位置が強固に保持され、ロッドの突出量が変化することを抑制することができる。
本明細書に開示する型枠支持用ジャッキにおいては、ジャッキ本体の外周面に取付けられ、当該型枠支持用ジャッキを吊り下げるためのリング部材をさらに有していてもよい。このような構成によると、型枠支持用ジャッキを吊り下げておくことができるため、型枠支持用ジャッキを型枠及び支持フレームに連結する作業を容易に行うことができる。
図1に示すように、本実施例の型枠支持用ジャッキ10は、筒状のジャッキ本体12と、ジャッキ本体12の一端(図1の右側の端部)に設けられたロッド28を備えている。
ジャッキ本体12は、円筒部材14と、円筒部材14の他端(図1の左側の端部)に取付けられた連結部17を備えている。円筒部材14は、その内径がロッド28の外径よりも大きく、その両端が開口している。円筒部材14の外周面には、リング部材20(図2参照)が固定されている。リング部材20は、トンネル施工時に型枠支持用ジャッキを吊り下げるために用いられる。円筒部材14の他端の開口が連結部(16,18)によって塞がれている。連結部17は、円筒部材14の開口を閉じるフランジ16と、フランジ16の端面から円筒部材14とは反対側に突出するブラケット18を備えている。ブラケット18には貫通孔18aが形成されている。ブラケット18は、貫通孔18aを利用して型枠(図示しない)又は支持フレーム(図示しない)に連結可能となっている。
円筒部材14の一端(図1の右側の端部)には、ベアリングカバー22が取付けられている。ベアリングカバー22には、円筒部材14の軸線方向に伸びる貫通孔が形成されている。ロッド28は、ベアリングカバー22の貫通孔に挿通されている。ベアリングカバー22の他端(図1の左側の端部)は円筒部材14に差込まれている。ベアリングカバー22の一端(図1の右側の端部)には、スラスト軸受36を介してナット24が配置されている。
ナット24は、スラスト軸受36によって円筒部材14に対して軸線周りに回転可能に支持されている。ナット24の外周面には、周方向に間隔を空けてハンドル部26が設けられている。作業者はハンドル部26を把持してナット24を回転させることができる。ナット24の内周面には雌ネジ溝が形成されている。ナット24の雌ネジ溝には、ロッド28の雄ネジ部30が螺合している。このため、ナット24が円筒部材14に対して軸線周りに回転すると、ロッド28が軸線方向に進退動する。ナット24にはロックナットが用いられている。このため、ロッド28の突出量を調整した後でナット24をロックすることで、ロッド28の突出量の意図しない変化を防止することができる。
ロッド28は、雄ネジ部30と、雄ネジ部30の先端(図1の右側の端部)に取付けられた連結部33を備えている。雄ネジ部30は、ジャッキ本体12(円筒部材14)の内部14aに収容されている。上述したように雄ネジ部30はナット24に螺合しており、ナット24が回転することによって、ロッド28のジャッキ本体12に対して突出する量が調整可能となっている。すなわち、ロッド28のジャッキ本体12に収容される収容量を調整することで、ロッド28の突出量を調整することができる。したがって、ロッド28は、ジャッキ本体12(円筒部材14)に収容される収容状態(図4に示す状態)と、ジャッキ本体12(円筒部材14)から突出する突出状態(図1に示す状態)とに切替えられる。本明細書においては、ロッド28がジャッキ本体12に最も収容された状態を収容状態といい、ロッド28がジャッキ本体12から最も突出する状態を突出状態という。
連結部33は、雄ネジ部30の先端に取付けられたフランジ32と、フランジ32の端面から雄ネジ部30とは反対側に突出するブラケット34を備えている。ブラケット34には貫通孔34aが形成されている。ブラケット34は、図示しない型枠又は支持フレームに連結可能となっている。
上述したナット24(ジャッキ本体12の一端)とロッド28の先端との間にはカバー部材40が配置されている。カバー部材40は、ロッド28のジャッキ本体12から突出する部分を覆っている。より詳細には、カバー部材40は、ロッド28の雄ネジ部30のうち、ジャッキ本体12から突出している部分を覆っている。これによって、ロッド28の雄ネジ部30にコンクリート等が付着することが防止され、ロッド28のジャッキ本体12に対する進退動が担保されている。
図3に示すようにカバー部材40は、第1支持部材42と、第2支持部材52と、コイルスプリング50と、シート部材48と、止め具46,56を備えている。
第1支持部材42は、その中心に貫通孔を有するリング状の板材である。雄ネジ部30は、第1支持部材42の貫通孔に挿通されている。このため、第1支持部材42が雄ネジ部30から脱落することが防止されている。第1支持部材42は、雄ネジ部30の先端側(図の右側の端部側)に配置されている。第1支持部材42の一方の端面(ジャッキ本体12側の端面)には、平面視すると環状の溝44が形成されている。溝44の形状は、コイルスプリング50の端部形状に適合するように形成されている。
第2支持部材52は、第1支持部材42と同様に構成され、その中心に貫通孔を有するリング状の板材である。雄ネジ部30は、第2支持部材52の貫通孔にも挿通されている。第2支持部材52は、ジャッキ本体12側(ナット24側)に配置されている。第2支持部材52の一方の端面(第1支持部材42側の端面)には環状の溝54が形成されている。溝54の形状は、コイルスプリング50の端部形状に適合している。
コイルスプリング50は、コイル径が一定の円筒状のコイルスプリングである。コイルスプリング50の内側を雄ネジ部30が貫通している。コイルスプリング50は、第1支持部材42と第2支持部材52の間に配置されている。すなわち、コイルスプリング50は、ジャッキ本体12の一端(ナット24側)とロッド28の先端(連結部33)の間に配置されている。コイルスプリング50の一端は第1支持部材42の溝44内に収容されて第1支持部材42に当接し、コイルスプリング50の他端は第2支持部材52の溝54内に収容されて第2支持部材52に当接している。コイルスプリング50は、圧縮された状態で第1支持部材42と第2支持部材52の間に配置されているため、第1支持部材42はロッド28の連結部33に向かって付勢され、また、第2支持部材52はナット24に向かって付勢される。このため、ロッド28の突出量が変化しても、第1支持部材42がロッド28の連結部33に当接する状態で維持されると共に、第2支持部材52がナット24に当接する状態が維持される。これによって、雄ネジ部30の外周面にコンクリート等が付着することが防止される。なお、コイルスプリング50の巻数及びピッチは、ロッド28がジャッキ本体12に最も収容された状態を収容状態において、コイルスプリング50の各素線が密着するように設計されている。
シート部材48は、耐火性の材料によって円筒状に形成されている。シート部材48は、コイルスプリング50の外側(すなわち、雄ネジ部30の外側)に配置されている。これによって、コイルスプリング50及び雄ネジ部30の外周面はシート部材48によって覆われている。シート部材48の一端は、第1支持部材42の外周面に固定されている。具体的には、シート部材48の外側から止め具46を第1支持部材42に固定することで、シート部材48が第1支持部材42の外周面と止め具46に挟持され、これによって、シート部材48の一端が第1支持部材42に固定される。一方、シート部材48の他端は、シート部材48の一端と同様の方法で、止め具56によって第2支持部材52の外周面に固定されている。上述したように、コイルスプリング50の両端が第1支持部材42及び第2支持部材52の端面に当接する一方で、シート部材48が第1支持部材42及び第2支持部材52の外周面に固定される。このため、図3に示すように、コイルスプリング50とシート部材48の間にはクリアランスが形成され、コイルスプリング50とシート部材48とは固着されていない。
上述した型枠支持用ジャッキ10の動作について説明する。本実施例の型枠支持用ジャッキ10において、ロッド28の突出量を調整するには、ジャッキ本体12に対してナット24を回転させる。これによって、ロッド28がジャッキ本体12に対して進退動し、ロッド28の突出量が変化する。ロッド28の突出量が変化すると、ナット24とフランジ32の距離も変化する。この際、支持部材42,52はコイルスプリング50の付勢力によって、フランジ32とナット24に当接する状態が維持される。その結果、ロッド28のジャッキ本体12から突出する部分(雄ネジ部30)の外周面がシート部材48に常に覆われた状態となる。その結果、雄ネジ部30の外周面にコンクリート等が付着することが防止され、ロッド28はジャッキ本体12に対して好適に進退動することができる。ナット24にロックナットを用いているため、ロッド28の突出量が調整されると、ロッド28はナット24に対してロックされる。このため、意図しないロッド28の突出量の変化を防止することができる。
型枠支持用ジャッキ10をトンネル施行に使用する際は、まず、ジャッキ本体12に対するロッド28の突出量を調整し、型枠支持用ジャッキ10の長さを図示しない支持フレームと型枠との間の長さに調節する。そして、型枠支持用ジャッキ10の両端の連結部17,33に固定する。これにより、型枠が型枠支持用ジャッキ10によって支持される。
上記のように、多数の型枠を多数の型枠支持用ジャッキ10で支持し、トンネル孔の周壁と型枠の間に空間を形成し、その空間にコンクリートを流し込む。この際、型枠支持用ジャッキ10の上にコンクリートが落下することがある。しかしながら、ロッド28のジャッキ本体12から突出する部分(詳しくは、雄ネジ部30)はカバー部材40で覆われているため、落下したコンクリートが雄ネジ部30に付着することはない。一方、カバー部材40上にはコンクリートが落下するが、カバー部材40上のコンクリートは容易に除去することができる。
トンネル孔の周壁と型枠の間の空間に流し込んだコンクリートが固まると、固まったコンクリートから型枠を取り外す。すなわち、ジャッキ本体12に対してナット24を回転させて、ロッド28の突出量が短くし、コンクリートから型枠を取り外す。
上述したことから明らかなように、本実施例の型枠支持用ジャッキ10では、コイルスプリング50とシート部材48が固着されておらず、シート部材48は支持部材42,52の外周面に固定するようになっている。このため、シート部材48を支持部材42,52に容易に固定することができる。また、シート部材48の表面に付着したコンクリートを剥離する際は、シート部材48を支持部材42,52から取外し、シート部材48のみとしてから作業を行うことができる。したがって、型枠支持用ジャッキ10のメンテナンス作業を容易に行うことができる。
また、コイルスプリング50は、コイル径が一定の円筒状コイルスプリングであるため、型枠支持用ジャッキ10の製造コストを下げることができる。また、型枠支持用ジャッキ10をトンネル施行に使用する際は、リング部材20を利用して型枠支持用ジャッキ10を吊り下げることができる。このため、トンネル施行時に型枠支持用ジャッキ10の落下を防止することができる。
以上、本考案のいくつかの実施例について詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、実用新案登録請求の範囲を限定するものではない。実用新案登録請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。例えば、上述した実施例では、コイルスプリング50の両端に支持部材42,52を配置したが、このような例に限られず、支持部材はコイルスプリングの一方の端部にのみ配置してもよい。この場合は、コイルスプリングの一端は連結部33又はナット24に直に当接し、また、シート部材48も連結部33又はナット24に直に固定すればよい。
本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組み合わせによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組み合わせに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
10:型枠支持用ジャッキ
12:ジャッキ本体
24:ナット
28:ロッド
30:雄ネジ部
40:カバー部材
42,52:支持部材
48:シート部材
50:コイルスプリング
12:ジャッキ本体
24:ナット
28:ロッド
30:雄ネジ部
40:カバー部材
42,52:支持部材
48:シート部材
50:コイルスプリング
Claims (11)
- トンネル施工に使用する型枠を支持するための型枠支持用ジャッキであり、
筒状のジャッキ本体と、
前記ジャッキ本体の一端に設けられており、前記ジャッキ本体に収容される収容状態と、前記ジャッキ本体の一端から突出する突出状態とに切替え可能とされるロッドと、
前記ジャッキ本体の一端と前記ロッドの先端との間に設けられ、前記ロッドの前記ジャッキ本体から突出する部分を覆うカバー部材と、を有しており、
前記カバー部材は、
前記ジャッキ本体の一端と前記ロッドの先端の一方側に設けられる第1支持部材と、
その一端が前記ジャッキ本体の一端と前記ロッドの先端の他方側に配置される一方で、その他端が前記第1支持部材に当接し、前記ジャッキ本体の一端と前記ロッドの先端の一方側に向かって前記第1支持部材を付勢するコイルスプリングと、
前記コイルスプリングの外側に配置され、その一端が前記ジャッキ本体の一端と前記ロッドの先端の他方側に配置される一方で、その他端が前記第1支持部材に固定されるシート部材と、を有しており、
前記コイルスプリングと前記シート部材とが固着されていない、型枠支持用ジャッキ。 - 前記第1支持部材は、その中心に貫通孔を有する環状部材であり、
前記ロッドは、前記第1支持部材の貫通孔を貫通するように配置されており、
前記コイルスプリングは、コイル径が一定とされると共に、その他端が前記第1支持部材の端面に当接しており、
前記シート部材の他端は、前記第1支持部材の外周面に固定されている、請求項1に記載の型枠支持用ジャッキ。 - 前記第1支持部材の端面には環状の溝が形成されており、その溝内に前記コイルスプリングの他端が収容されている、請求項2に記載の型枠支持用ジャッキ。
- 前記カバー部材は、前記ジャッキ本体の一端と前記ロッドの先端の他方側に設けられる第2支持部材をさらに有しており、
前記第2支持部材は、前記コイルスプリングの一端に当接しており、前記コイルスプリングによって、前記ジャッキ本体の一端と前記ロッドの先端の他方側に向かって付勢されており、
前記シート部材の一端は前記第2支持部材に固定されている、請求項2又は3に記載の型枠支持用ジャッキ。 - 前記第2支持部材は、その中心に貫通孔を有する環状部材であり、
前記ロッドは、前記第2支持部材の貫通孔を貫通するように配置されており、
前記コイルスプリングの一端は、前記第2支持部材の端面に当接しており、
前記シート部材の一端は、前記第2支持部材の外周面に固定されている、請求項4に記載の型枠支持用ジャッキ。 - 前記第2支持部材の端面には環状の溝が形成されており、その溝内に前記コイルスプリングの一端が収容されている、請求項5に記載の型枠支持用ジャッキ。
- 前記ロッドは、前記コイルスプリングの内側を貫通するように配置されている、請求項1〜6のいずれか一項に記載の型枠支持用ジャッキ。
- 前記シート部材が耐火性の材料で形成されている、請求項1〜7のいずれか一項に記載の型枠支持用ジャッキ。
- 前記ジャッキ本体は、筒状部材と、前記筒状部材に取付けられ、前記筒状部材の軸線周りに回転可能とされているナットと、を有しており、
前記ロッドの外周面には、前記ナットの雌ネジに螺合するネジ溝が形成されており、
前記筒状部材に対して前記ナットを回転させることで、前記ロッドの前記ジャッキ本体の一端から突出する突出量が調整可能となっている、請求項1〜8のいずれか一項に記載の型枠支持用ジャッキ。 - 前記ナットがロックナットである、請求項9に記載の型枠支持用ジャッキ。
- 前記ジャッキ本体の外周面に取付けられ、当該型枠支持用ジャッキを吊り下げるためのリング部材をさらに有する、請求項1〜10のいずれか一項に記載の型枠支持用ジャッキ。
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JP2015005080U JP3201617U (ja) | 2015-10-07 | 2015-10-07 | 型枠支持用ジャッキ装置 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102646094B1 (ko) * | 2022-09-26 | 2024-03-08 | 박지현 | 건축용 가설 지지대 |
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2015
- 2015-10-07 JP JP2015005080U patent/JP3201617U/ja active Active
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR102646094B1 (ko) * | 2022-09-26 | 2024-03-08 | 박지현 | 건축용 가설 지지대 |
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