JP7456832B2 - 外壁パネルの地組架台 - Google Patents

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Description

この発明は、上下に配置した外壁面材を下地材で連結した外壁パネルを建物躯体の外壁取付箇所とは異なる場所で組み立てるのに用いられる外壁パネルの地組架台に関する。
特許文献1には、複数の外壁面材を上下に並べて下地材で連結した外壁パネルを、当該外壁パネルが取り付けられる建物躯体の取付箇所とは異なる場所で組み立てる地組架台が開示されている。この地組架台は、上記下地材となる閉鎖断面鋼材の縦胴縁の外面に接触し、当該縦胴縁の左右移動および前後移動を規制する規制状態と、上記規制状態を解除する解除状態とを形成する可動接触部を有する下地材保持具を備えている。
特開2019-11644号公報
上記特許文献1の地組架台おいては、上記可動接触部が蝶番によって回動自在に支持される。上記蝶番にはいわゆる遊びがあり、また、長期間の使用で遊びが大きくなるため、上記可動接触部による規制位置にズレが生じ、上記下地材(縦胴縁)を規定の位置に正確に合わせることが困難になるおそれがある。
この発明は、上記の事情に鑑み、外壁パネルの下地材を規定の位置に正確に合わせることができる外壁パネルの地組架台を提供することを課題とする。
この発明の外壁パネルの地組架台は、複数の外壁面材を上下に並べて下地材で連結した外壁パネルを、当該外壁パネルが取り付けられる建物躯体の取付箇所とは異なる場所で組み立てるための地組架台であって、
上記下地材に一方の縁部が接触することで当該下地材の左右移動および前後移動の少なくとも一方を規制する規制状態と、上記規制状態を解除する解除状態とを、蝶番の回動により切り替える可動接触部と、
上記可動接触部が上記規制状態となる位置で、当該可動接触部における上記一方の縁部の反対側に位置する他方の縁部に接触するズレ止め接触部材と、を備えたことを特徴とする。
上記の構成であれば、上記可動接触部が上記規制状態となる位置で、当該可動接触部における他方の縁部に接触するズレ止め接触部材を備えたので、上記可動接触部の蝶番の遊びによって規制位置にズレが生じるのを抑制し、外壁パネルの下地材を規定の位置に正確に合わせることが可能になる。
上記可動接触部が、上記下地材の横方向両側に設けられており、各可動接触部に対して上記ズレ止め接触部材が設けられていてもよい。これによれば、上記可動接触部の解除状態で上記下地材の横方向両側が開放されるので、作製された外壁パネルを地組架台から離脱させることが容易になる。
上記ズレ止め接触部材は、作製された外壁パネルの離脱の際の横方向の移動域に突出しないで設けられていてもよい。これによれば、作製された外壁パネルを地組架台から離脱させる際に、当該外壁パネルが上記ズレ止め接触部材に当たるのを防止できる。
上記可動接触部に、上記下地材に一方の縁部が接触する別の可動接触部が設けられており、且つ、上記可動接触部に、上記別の可動接触部における上記一方の縁部の反対側に位置する他方の縁部に接触するズレ止め接触部材が設けられていてもよい。これによれば、上記別の可動接触部においてもズレが生じるのを抑制することができる。
上記ズレ止め接触部材は、上記他方の縁部の方向に下り傾斜してもよい。これによれば、上記傾斜面がガイド面となり、当該ズレ止め接触部材の下部側に上記他方の縁部を接触させる操作を円滑におこなうことができる。
上記ズレ止め接触部材は、立上片部と横片部とを有する略L字状部材からなっていてもよい。これによれば、ズレ止め接触部材を板材で構成した場合に比べて当該ズレ止め接触部材の変形が抑制できる。
本発明であれば、外壁パネルの下地材を規定の位置に正確に合わせることができるという効果を奏する。
実施形態に係る地組架台で作製される外壁パネルの構造例を示した概略の斜視図である。 同図(A)は図1の外壁パネルにおける外壁面材の上部および下部を示した断面図であり、同図(B)は図1の上下に並ぶ外壁面材の嵌め込み箇所の断面図である。 実施形態の外壁パネルの地組架台を実線で示し、外壁パネルを仮想線で示した正面図である。 図3の地組架台を実線で示し、組み立て中の外壁パネルを仮想線で示した概略の斜視図である。 図3の地組架台に設けられた部材による外壁面材の側面側位置規制を示した説明図である。 図3の地組架台による外壁パネルの組み立ておよびこれに伴う下地材保持具の操作状態を示した説明図である。 実施形態のズレ止め接触部材を備える下地材保持具を示した概略の平面図である。 実施形態のズレ止め接触部材を備える下地材保持具を示した概略の平面図である。 図7の下地材保持具の操作状態を示した説明図である。 実施形態のズレ止め接触部材を備える下地材保持具および操作状態を示した説明図である。 図10のズレ止め接触部材を備える下地材保持具および操作状態を示した説明図である。
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1に示すように、外壁パネル5は、複数の横長の外壁面材51を上下に並べて下地材52で相互に連結された構造を有する。図1に示す例では、上記下地材52は、最も端位置の2本の縦胴縁52aと、中央側の例えば4本の縦胴縁52bを備えて成る。上記縦胴縁52aは、角形鋼管等の閉鎖断面鋼材からなっている。一方、上記縦胴縁52bは、リップ溝型鋼や溝型鋼等の開放断面鋼材からなる。なお、下地材52の全てを閉鎖断面鋼材である縦胴縁52aとすることもできる。また、下地材52の全てをリップ溝型鋼や溝型鋼等の開放断面鋼材である縦胴縁52bとすることもできる。
上記外壁面材51の側面側の前後幅方向の略中央には、突出部51gが形成されている。また、上記外壁面材51は、例えば、図2(A)、(B)に示すように、不燃断熱材51aを鋼板51b、51cで挟み込んだ金属サンドイッチパネルである。2枚の外壁面材51を上下に並べた場合、下段に位置する外壁面材51の上端面に形成された横幅方向に長い2か所の凹部51dに、上段に位置する外壁面材51の下端面に形成された横幅方向に長い2か所の凸部51eが嵌まり込むことにより、上下の外壁面材51が互いに面外方向に位置ずれしないように組み合わされる。
図3および図4に示すように、地組架台1を用いることによって、上記複数の外壁面材51を上下に並べて下地材52で連結した外壁パネル5を、当該外壁パネル5が取り付けられる建物躯体の外壁取付箇所とは異なる場所で組み立てることができる。なお、図4では、地組架台1を簡略化して示している。また、この図4において、「前側」は、地組架台1を構成する各部材についての前面側とされ、また、上記外壁面材51等は、その前面側を上記「前側」に向けた状態でセットされるものとする。また、図4の「横方向」は左右方向でもある。
上記地組架台1は、上記外壁面材51の側面側に位置する支柱部11Aと、上記外壁面材51の後面側となる位置に配置された奥側支柱部11Bと、上記支柱部11A、11Bの下側と中側と上側とにそれぞれ掛け渡される3本の梁部12と、を備える。
例えば、上記支柱部11Aの下部側は、下段の梁部12の前面側に固定されており、上記支柱部11Aの中央側および上部側は、中段と上段の梁部12の前面側にスペーサ11aを介してそれぞれ固定されている。中段と上段の梁部12は、上記縦胴縁52a、52bの後面側に設けられる。また、例えば、上記奥側支柱部11Bの下端は、下側の梁部12の上面上に固定され、上記奥側支柱部11Bの上部は、上段の梁部12の前面側に固定されている。
上記梁部12は、例えば、架台支持フレームに固定される。また、例えば、最下の梁部12の前面側に最下段の外壁面材51が置かれる。
上段に位置する上記梁部12および中段に位置する上記梁部12上には、閉鎖断面鋼材からなる上記縦胴縁52aを保持する下地材保持具2および開放断面鋼材からなる上記縦胴縁52bを保持する下地材保持具3が固定されている。なお、下段に位置する上記梁部12には、図示していないが、上記縦胴縁52a、52bが差し込まれる位置決め凸部或いは上記縦胴縁52a、52bの側面が当接される位置決め板部が設けられる。
図4に示したごとく、上記縦胴縁52a、52bをセットした後、外壁面材51をセットしていく。作業者は、セットした上記外壁面材51の上端部側に前面側からビス等をねじ込み、上記外壁面材51を上記縦胴縁52a、52bの前面に固定する。
また、上下に配置される複数の外壁面材51については、例えば、図5に示すように、定規部材14(Lアングル等)の突出板部を基準面とし、この基準面に外壁面材51の一側面を押し当てることで、複数の外壁面材51の側面を互いに揃えることができる。ここで、上記外壁面材51の上記突出部51gと干渉しないように、上記定規部材14の突出板部は、上記突出部51gよりも前側となる箇所の上記外壁面材51の側面部に接触するように設けられている。換言すれば、上記外壁面材51の外観側となる面において、上記定規部材14による上記外壁面材51の側面揃えが行われる。
また、図6に示すように、上記下地材保持具2,3によって縦胴縁52a、52bの前後左右方向の移動規制がされた状態で、外壁面材51を上記縦胴縁52a、52bに固定していく際に、上記下地材保持具2を操作することができ、また、外壁パネル5が完成された後には、上記下地材保持具2、3を操作して、上記外壁パネル5を地組架台1から取り外すことができる。
下地材保持具2は、例えば、図7に示すように、ベース板21を備える。このベース板21にはボルト挿通孔が形成されており、このボルト挿通孔にボルトを挿通し、上記梁部12に形成されている螺子孔にねじ込むことで、上記ベース板21が上記梁部12に固定される。
下地材保持具2は、前面側に突出するように片部22を備える。上記ベース板21の前側の辺と、この辺に直交する上記片部22の辺とにより、閉鎖断面鋼材からなる上記縦胴縁52aの後面を含む隣り合う2面に接触する固定接触部が形成される。そして、上記片部22から縦胴縁52aの幅相当の間隔をおいて、縦胴縁52aの前面を含む他の隣り合う2面に接触および離脱が行える可動接触部23が設けられている。下地材保持具2は、片部22による固定接触部と可動接触部23とにより、上記閉鎖断面鋼材からなる縦胴縁52aの外周四面に接触し、縦胴縁52aの左右移動(横方向移動)および前後移動を規制する規制状態と、上記規制状態を解除する解除状態とを形成することができる。
可動接触部23は、縦胴縁52aの外面部に一方の縁部E1が接触することで、当該縦胴縁52aの左右移動を規制する。また、可動接触部23は、第1片部23aを回動自在に支持するように上記ベース板21上に設けられた蝶番23bと、上記第1片部23aの端側で第2片部23cを回動自在に支持する蝶番23dと、上記第2片部23cの略中央側で第3片部23e(別の可動接触部)を回動自在に支持する蝶番23fとを備える。上記蝶番23bおよび蝶番23dは上記ベース板21の前側の辺と平行に回動軸を有しており、上記蝶番23fは上記前側の辺と略同一面内で直交する方向に回動軸を有している。第3片部23eは、縦胴縁52aの外面部に一方の縁部E2が接触することで、当該縦胴縁52aの前後移動を規制する。
また、下地材保持具2には、ズレ止め接触部材6が設けられている。このズレ止め接触部材6は、立上片部と横片部とを有する略L字状部材(Lアングル等)からなり、上記立上片部の下部に接触縁部61を有する。この接触縁部61は、可動接触部23が上記規制状態となる位置で、当該可動接触部23における上記一方の縁部E1の反対側に位置する他方の縁部E11に接触する。ズレ止め接触部材6は、Lアングル等である必要は特になく、上記接触縁部61を有する形状であればよい。また、例えば、上記立上片部を、可動接触部23の方向に下り傾斜させてガイド面とし(例えば、Lアングルの縦片の外面(接触縁部61)とベース板21とのなす外角度を90度ではなく、100度~110度等とする。)、上記規制状態をとる際の可動接触部23をガイドするようにしてもよい。ただし、上記接触縁部61自体は、傾斜していない鉛直面であるのが望ましい。また、上記ズレ止め接触部材6は、上記第2片部23cにも接触する長さを有してもよい。
また、第2片部23c(可動接触部23)にも、ズレ止め接触部材6Aが設けられている。このズレ止め接触部材6Aは、第3片部23eが上記規制状態をとる位置で、当該第3片部23eにおける上記一方の縁部E2の反対側に位置する他方の縁部E21に接触する接触縁部62を有する。ズレ止め接触部材6Aは、例えば、六面体部材(ブロック状部材)からなる。
上記下地材保持具2では、図9に示すように、上記可動接触部23において、上記片部23a、23c、23eの全てが上記他の隣り合う2面から離脱した第1状態と、上記片部の一部(上記第1片部23a)が上記他の隣り合う2面のうちの前面の位置を前方向に越えないで上記2面のうちの側面に接触する第2状態と、上記片部23a、23c、23eの全てが上記他の隣り合う2面である前面および側面の両方に接触する第3状態とをとることができる。
上記開放断面鋼材である縦胴縁52bを保持する下地材保持具3は、例えば、図8に示すように、ベース板31を備える。このベース板31にはボルト挿通孔が形成されており、このボルト挿通孔にボルトを挿通し、上記梁部12に形成されている螺子孔にねじ込むことで、上記ベース板31が上記梁部12に固定される。
上記下地材保持具3は、前面側に突出するように固定片部32を備える。この固定片部32には、上記縦胴縁52bとしてのリップ溝形鋼におけるリップ部に係合する係合部32aが形成されている。上記リップ溝形鋼における後面側が上記ベース板31の前側の辺に当たり、上記係合部32aをリップ部に係合させることで、上記縦胴縁52bの前後移動を規制する規制状態を形成することができる。また、上記固定片部32から上記縦胴縁52bの幅相当の間隔をおいて、上記縦胴縁52bの側面に接触および離脱が行える可動接触部33が設けられている。上記可動接触部33は、上記縦胴縁52bの側面に接触する片部33aを、上記ベース板31上に設けた蝶番33bによって、回動自在に支持する。また、可動接触部33は、縦胴縁52bの外面部に一方の縁部E1が接触することで、当該縦胴縁52bの左右移動(横方向移動)を規制する。
また、下地材保持具3にも上記ズレ止め接触部材6(Lアングル等)が設けられている。このズレ止め接触部材6の接触縁部61は、可動接触部33が上記規制状態をとなる位置で、当該可動接触部33における上記一方の縁部E1の反対側に位置する他方の縁部E11に接触する。
上記の構成であれば、可動接触部23,33における上記一方の縁部E1の反対側に位置する他方の縁部E11に接触するズレ止め接触部材6を備えたので、可動接触部23,33の蝶番23b、33bの遊びで規制位置にズレ(可動接触部における蝶番軸方向の移動および蝶番を中心とする可動接触部の回転)が生じるのを抑制し、外壁パネル5の縦胴縁52a、縦胴縁52bを規定の位置に正確に合わせることができる。また、上記片部23c(可動接触部)が備えるズレ止め接触部材6Aによっても、蝶番23fの遊びで上記片部23e(別の可動接触部)による規制位置にズレが生じるのを抑制し、外壁パネル5の縦胴縁52aを規定の位置に正確に合わせることができる。
なお、作製された外壁パネル5の地組架台1から離脱させる際には、この外壁パネル5を横方向に所定距離(定規部材14から離脱する距離)移動させた後、この外壁パネル5を前側に出すことができる。また、可動接触部23,33の幅を、上記横方向の所定距離よりも広くしておくことにより、可動接触部23,33を解除位置に回動させた後に、外壁パネル5を横方向に、必要な距離移動させることができる。
ここで、上記ズレ止め接触部材6は、作製された外壁パネル5の離脱の際の横方向の移動域に突出しないで設けられていてもよい。すなわち、上記ズレ止め接触部材6は、縦胴縁52a、52bの前後方向位置の基準となるベース板21、31の前側縁から出ていなくてもよく、このような比較的短寸のズレ止め接触部材6であっても、ベース板21、31上で、可動接触部23,33に接触して位置規制することができる。これによれば、作製された外壁パネル5を地組架台1から離脱させる際に、当該外壁パネル5が上記ズレ止め接触部材6に当たるのを防止できる。なお、例えば、可動接触部23の場合、蝶番23bを、図7で示す位置よりも、ベース板21の中央側に大きく入り込ませて配置し、また、ズレ止め接触部材6におけるベース板21上の長さを長くすれば、ズレ止め接触部材6との接触領域を長くできる。
また、ズレ止め接触部材6が、上記他方の縁部E11の方向に下り傾斜する面を有すると、この傾斜面がガイド面となって、当該ズレ止め接触部材6の接触縁部61(下部側)に上記他方の縁部E11を接触させる操作を円滑におこなうことができる。また、上記ズレ止め接触部材6が、立上片部と横片部とを有する略L字状部材からなると、ズレ止め接触部材6を平板材で構成した場合に比べて当該ズレ止め接触部材6の変形を抑制できる。
上記下地材保持具3に替えて、図10および図11に示すように、下地材保持具300を用いてもよい。この下地材保持具300は、蝶番302aにて回動自在に設けられた可動接触部302を備える。そして、この可動接触部302から上記縦胴縁52bの幅相当の間隔をおいて、上記縦胴縁52bの側面とリップ部の片側縁面に接触し、また離脱が行える可動接触部303が設けられている。上記下地材保持具300は、上記可動接触部302と上記可動接触部303とにより、上記縦胴縁52bの左右移動および前後移動を規制する規制状態と、上記規制状態を解除する解除状態とを形成することができる。すなわち、上記縦胴縁52bの横方向両側に各々接触できる位置に可動接触部302、303が設けられている。このように可動接触部302、303が設けられることで、上記縦胴縁52bの横方向両側に、解除状態において広い移動許容空間を確保することができる。
また、可動接触部302、303の各々に対してズレ止め接触部材6が設けられている。これによれば、上記解除状態において、縦胴縁52bの横方向両側を開放できるので、作製された外壁パネルを地組架台1から離脱させることが容易になる。
なお、上記可動接触部303は、第1片部303aを回動自在に支持するように上記ベース板301上に設けられた蝶番303bと、上記第1片部303aに第2片部303c(別の可動接触部)を回動自在に支持する蝶番303dとを備える。上記蝶番303bは上記ベース板301の前側の辺と平行に回動軸を有しており、上記蝶番303dは上記前側の辺と略同一面内で直交する方向に回動軸を有している。上記第1片部303a(可動接触部)には、第2片部303c(別の可動接触部)の規制位置でのズレを防止するズレ止め接触部材6Aが設けられている。このズレ止め接触部材6Aは、縦胴縁52bの側に突出しないように第1片部303a(可動接触部)に設けられている。
以上、図面を参照してこの発明の実施形態を説明したが、この発明は、図示した実施形態のものに限定されない。図示した実施形態に対して、この発明と同一の範囲内において、あるいは均等の範囲内において、種々の修正や変形を加えることが可能である。
1 :地組架台
2 :下地材保持具
3 :下地材保持具
5 :外壁パネル
6 :ズレ止め接触部材
6A :ズレ止め接触部材
11A :支柱部
11B :奥側支柱部
11a :スペーサ
12 :梁部
14 :定規部材
21 :ベース板
22 :片部
23 :可動接触部
23a :第1片部
23b :蝶番
23c :第2片部
23d :蝶番
23e :第3片部(別の可動接触部)
23f :蝶番
31 :ベース板
32 :固定片部
32a :係合部
33 :可動接触部
33a :片部
33b :蝶番
51 :外壁面材
51a :不燃断熱材
51b :鋼板
51c :鋼板
51d :凹部
51e :凸部
51g :突出部
52 :下地材
52a :縦胴縁(下地材)
52b :縦胴縁(下地材)
61 :接触縁部
62 :接触縁部
300 :下地材保持具
301 :ベース板
302 :可動接触部
302a :蝶番
303 :可動接触部
303a :第1片部
303b :蝶番
303c :第2片部(別の可動接触部)
303d :蝶番
E1 :縁部
E11 :縁部
E2 :縁部
E21 :縁部

Claims (6)

  1. 複数の外壁面材を上下に並べて下地材で連結した外壁パネルを、当該外壁パネルが取り付けられる建物躯体の取付箇所とは異なる場所で組み立てるための地組架台であって、
    上記下地材に一方の縁部が接触することで当該下地材の左右移動および前後移動の少なくとも一方を規制する規制状態と、上記規制状態を解除する解除状態とを、蝶番の回動により切り替える可動接触部と、
    上記可動接触部が上記規制状態となる位置で、当該可動接触部における上記一方の縁部の反対側に位置する他方の縁部に接触するズレ止め接触部材と、を備えたことを特徴とする外壁パネルの地組架台。
  2. 請求項1に記載の外壁パネルの地組架台において、上記可動接触部が、上記下地材の横方向両側に設けられており、各可動接触部に対して上記ズレ止め接触部材が設けられていることを特徴とする外壁パネルの地組架台。
  3. 請求項1または請求項2に記載の外壁パネルの地組架台において、上記ズレ止め接触部材は、作製された外壁パネルの離脱の際の横方向の移動域に突出しないで設けられていることを特徴とする外壁パネルの地組架台。
  4. 請求項1~請求項3のいずれか1項に記載の外壁パネルの地組架台において、上記可動接触部に、上記下地材に一方の縁部が接触する別の可動接触部が設けられており、且つ、上記可動接触部に、上記別の可動接触部における上記一方の縁部の反対側に位置する他方の縁部に接触するズレ止め接触部材が設けられていることを特徴とする外壁パネルの地組架台。
  5. 請求項1~請求項4のいずれか1項に記載の外壁パネルの地組架台において、上記ズレ止め接触部材は、上記他方の縁部の方向に下り傾斜することを特徴とする外壁パネルの地組架台。
  6. 請求項1~請求項5のいずれか1項に記載の外壁パネルの地組架台において、上記ズレ止め接触部材は、立上片部と横片部とを有する略L字状部材からなることを特徴とする外壁パネルの地組架台。
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