JP2012143329A - 化粧用前面板の取付構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】化粧用前面板5の傾斜位置(姿勢)を調整する場合には、図示しない工具を工具挿入穴13から挿入して、調整用雄ネジ37を緩む方向へ回し、頭部37aを突出させる。これにより前面板側プレート19と共に化粧用前面板5の右側が前方へ倒れる。図示しない工具を工具挿入穴15から挿入して、調整用雄ネジ39を緩む方向へ回し、頭部39aを突出させれば、前面板側プレート19と共に化粧用前面板5の左側が前方へ倒れる。
【選択図】 図5
Description
ところで、システムキッチンなどにおいては隣り合う収納庫の化粧用前面板どうしの間にずれがあったり、同一面となっていなかったりすると見栄えを著しく損なうことになる。そこで、システムキッチンなどに組み込んでから、化粧用前面板の取付位置を調整するための機構が必要となる。
また、従来の化粧用前面板の取付構造では、化粧用前面板の平面方向の調整ができるだけであり、傾き位置(姿勢)を調整することはできないという欠点を有している。
本発明は上記従来の問題点に着目して為されたものであり、構造が簡単でしかも、平面方向だけでなく傾き位置(姿勢)も調整することができて、調整作業も簡単に行うことができる化粧用前面板の取付構造の提供を、その目的とする。
図1に示すように化粧用前面板の取付構造1は、システムキッチン2に備えられる引き出し式の収納庫3の化粧用前面板5と収納庫本体7とを連結している。化粧用前面板の取付構造1は2つ備えられ、上下に間隔を開けて並んで配置されている。
システムキッチン2には収納庫3以外にも複数の収納庫4が備えられている。
符号9は金属製の本体側プレートを示し、この本体側プレート9は長方形の平板の上下の端部を直角に折り曲げて側面視コの字状に形成されている。従って、本体側プレート9は垂直に配される対向部9aと対向部9aの上下の端部に一体に形成され水平に延びる保持部9bとから成っている。この対向部9aの中心にはネジ挿入穴11が形成され、更にネジ挿入穴11を挟んでネジ挿入穴11から離間する位置に工具挿入穴13、15が形成されている。ネジ挿入穴11、一対の工具挿入穴13、15は左右方向へ長い長穴である。
収納庫本体7は金属製の丸棒17等を組み合わせて構成され、丸棒17に対し本体側プレート9は溶接されて固定されている。本体側プレート9は収納庫本体7の前部に設けられている。
前面板側プレート19の対向部19aの中心には、取付用雌ネジ31が形成されている。更に、対向部19aには取付用雌ネジ31を挟んで、取付用雌ネジ31から離間する位置に調整用雌ネジ33、35が形成されている。
穴27、29には、固定ネジ41、43が挿通され、更に固定ネジ41、43は化粧用前面板5の裏面に螺合されて、前面板側プレート19は化粧用前面板5の裏面に取り付けられている。
上記のように前面板側プレート19の対向部19aは本体側プレート9の一対の保持部9bの間に嵌るので、前面板側プレート19と本体側プレート9とを連結するための作業を楽に行うことができる。
取付用雄ネジ45の頭部45aはネジ挿入穴11を通過しないサイズに形成されている。また取付用雄ネジ45の軸部45bはネジ挿入穴11に対し緩く挿通され、しかもネジ挿入穴11は長穴なので、左右方向へ動作することができる。
既述したように調整用雄ネジ37、39の頭部37a、39aは工具挿入穴13、15を通過しないサイズに形成されているが、頭部37a、39aは、その一部が工具挿入穴13、15に嵌るようになっている。
図3に示す初期状態では、取付用雄ネジ45が締め付けられて、頭部45aが対向部9aの裏面に圧接しており、また調整用雄ネジ37、39の頭部37a、39aが対向部9aの表面に圧接している。従って、化粧用前面板5が収納庫本体7に対し固定されている。
このように、取付用雄ネジ45を緩めた状態で、化粧用前面板5を左右方向へ動かして所望の位置としてから、取付用雄ネジ45を締めるだけなので、化粧用前面板5の左右方向(平面方向)の位置を調整する作業を簡単に行うことができる。
図示しない工具を工具挿入穴15から挿入して、図6に示すように、調整用雄ネジ39を緩む方向へ回し、頭部39aを突出させれば、前面板側プレート19と共に化粧用前面板5の左側が前方へ倒れる。
このように、調整用雄ネジ37、39を回すだけなので、化粧用前面板5の傾斜位置(姿勢)を調整する作業を簡単に行うことができる。
このように、化粧用前面板の取付構造1では、構造が簡単でありながら、平面方向だけでなく傾き位置(姿勢)も調整することが可能である。
例えば、上記実施の形態では、システムキッチンの備えられる引き出し式の収納庫に本発明の化粧用前面板の取付構造を適用した場合を示したが、本発明はこれに限定されず、住宅等の作り付けの収納庫の化粧用前面板等に適用してもよいのは勿論である。
3…収納庫 4…収納庫
5…化粧用前面板 6…化粧用前面板
7…収納庫本体 9…本体側プレート
9a…対向部 9b…保持部
11…ネジ挿入穴 13、15…工具挿入穴
17…丸棒 19…前面板側プレート
19a…対向部 20、21…当接部
27、29…穴 31…取付用雌ネジ
33、35…調整用雌ネジ 37、39…調整用雄ネジ
37a、39a…調整用雄ネジの頭部 41、43…固定ネジ
45…取付用雄ネジ 45a…取付用雄ネジの頭部
45b…取付用雄ネジの軸部
Claims (5)
- 収納庫本体と、前記収納庫本体に取り付けられる化粧用前面板と、前記収納庫本体の前部に設けられた本体側プレートと、前記本体側プレートに形成されたネジ挿入穴と、前記本体側プレートのネジ挿入穴を挟んでネジ挿入穴から離間する位置に形成された一対の工具挿入穴と、前記化粧用前面板に設けられ、前記本体側プレートに対向して備えられる前面板側プレートと、前記前面板側プレートに形成され前記本体側プレートのネジ挿入穴に対向する取付用雌ネジと、前面板側プレートに形成され前記本体側プレートの工具挿入穴に対向する調整用雌ネジと、前記ネジ挿入穴へ軸部が緩く挿入され前記取付用雌ネジに螺合される取付雄ネジと、前記一対の調整用雌ネジに螺合される調整用雄ネジとから成り、前記取付雄ネジの頭部は前記ネジ挿入穴を通過しないサイズに形成され、前記ネジ挿入穴の収納庫本体側に位置しており、前記調整用雄ネジの頭部は前記工具挿入穴を通過しないサイズに形成され、前記本体側プレートと前面板側プレートとの間に位置していることを特徴とする化粧用前面板の取付構造。
- 請求項1に記載した化粧用前面板の取付構造において、ネジ挿入穴は長穴であることを特徴とする化粧用前面板の取付構造。
- 請求項1または2に記載した化粧用前面板の取付構造において、一対の調整用雌ネジは、取付用雌ネジに対し等距離となる位置に備えられていることを特徴とする化粧用前面板の取付構造。
- 請求項1から3のいずれかに記載した化粧用前面板の取付構造において、調整用雄ネジの頭部は、一部が工具挿入穴に嵌ることを特徴とする化粧用前面板の取付構造。
- 請求項1から4に記載した化粧用前面板の取付構造のいずれかを備えたことを特徴とする収納庫。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR101727912B1 (ko) * | 2015-08-17 | 2017-04-18 | 엘지전자 주식회사 | 냉장고 |
JP2017192593A (ja) * | 2016-04-21 | 2017-10-26 | Toto株式会社 | キャビネット |
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2011
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