JP6499465B2 - コンテナ - Google Patents

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Description

この発明は、輸送用のコンテナに関する。
冷凍コンテナやCA(Controlled Atmosphere)コンテナは、従来輸送用のコンテナとして利用されていた。冷凍コンテナの特徴としては、例えば、単なる冷凍貨物だけでなく、温度変化に敏感な貨物や一定温度が必要な貨物の輸送にも適していることがある。また、CAコンテナの特徴としては、例えば、通常の冷凍コンテナに窒素ガス発生装置などを装備した特殊冷凍コンテナであり、青果物の呼吸により変化するコンテナ内酸素および二酸化炭素の空気組成をコントロールする機能を有することがある。
上記特徴を有する冷凍コンテナとCAコンテナには、コンテナ内が乾燥してしまうため、生鮮品(特に葉物野菜)の鮮度を保持することが困難であるという課題があった。そして、従来は、加湿機能を有するコンテナ(加湿コンテナ)を利用することで乾燥という課題が解決されていた。このような加湿コンテナには、例えば、加湿器と給水タンクとを用いる特殊な加湿ユニットを利用するものもある(例えば、特許文献1を参照。)。
特開2002−147935号公報
しかし、従来の加湿コンテナは高コストであり、廉価な生鮮品の保存・運搬には適さないという問題があった。すなわち、加湿専用の機器、例えば給水タンクを要する加湿器や噴霧器をコンテナに設けることにより高コストとなり、保存・運搬費用が多大なものとなっていた。
本発明は、低コストでコンテナ内の湿度を維持することができるようにすることを目的とする。
本発明のコンテナは、輸送用のコンテナであって、コンテナ内の空気を循環させる循環機構と、該循環機構による空気の通り道(以下「通気道」という。)に配置された吸水性を有する物質(以下「吸水性物質」という。)とを備え、前記吸水性物質は、少なくとも前記循環機構全体における空気の循環が維持される状態で配置されることを特徴とする。
上記構成によれば、低コストでコンテナ内の湿度を維持することができるようになる。
本発明のビデオゲーム処理装置は、プレイヤが操作するプレイヤキャラクタをゲーム画面に表示し、敵キャラクタとのバトルを含むビデオゲームの進行を制御するビデオゲーム処理装置であって、前記プレイヤキャラクタと前記敵キャラクタとのバトルを制御するバトル制御手段と、該バトル制御手段により制御される戦闘場面において、所定のバトルシステムを実現する第一バトルモードを制御する第一バトルモード制御手段と、該第一バトルモード制御手段により制御される第一バトルモードとは異なるバトルシステムを実現する第二バトルモードを制御する第二バトルモード制御手段とを備え、前記バトル制御手段は、前記第一バトルモード制御手段または前記第二バトルモード制御手段により制御されている一回のバトルの継続中に特定の条件が満たされたことに応じて、実現されるバトルシステムが切り替わるようにバトルモードを切り替えるバトルモード切り替え手段を有し、該バトルモード切り替え手段は、前記第一バトルモードにおいて、前記プレイヤが予め規定されたバトルモード切り替え条件をクリアしたか否かを判断するバトルモード切り替え条件クリア判断手段と、該バトルモード切り替え条件クリア判断手段によって前記プレイヤが前記バトルモード切り替え条件をクリアしたと判断した際に、当該プレイヤによる前記第二バトルモードへの切り替え指示を受け付け可能とする切り替え指示受付許容手段と、該切り替え指示受付許容手段によって前記第二バトルモードへの切り替え指示が受け付け可能とされているときに前記プレイヤからの前記第二バトルモードへの切り替え指示を受け付けたことに応じて、前記第二バトルモード制御手段による前記第二バトルモードの制御が開始されると、予め規定された第二バトルモード終了条件が満たされたか否かを判断する第二バトルモード終了条件充足判断手段とを有し、該第二バトルモード終了条件充足判断手段によって前記第二バトルモード終了条件が満たされたと判断した場合には、前記第二バトルモードを終了させ、前記第一バトルモードに切り替えることを特徴とする。
前記循環機構は、冷凍機または窒素ガス発生装置と、送風機とを備え、前記通気道では、前記冷凍機により生成された冷気または前記窒素ガス発生装置により生成された窒素過多の空気が前記送風機による送風により循環するものとしてもよい。
前記コンテナの床部は、複数のレールを含み、前記通気道は、前記複数のレールそれぞれの間に設けられる複数の空間を含み、前記吸水性物質は、前記複数の空間のうち少なくとも1つの空間が前記空気の循環を維持し得る状態で配置されるものとしてもよい。
前記吸水性物質は、例えば、不織布を含む布、または紙である。
前記ノーマルモードと前記ドライブモードとで用いられるゲームデータを記憶するゲームデータ記憶手段を備え、前記第一バトルモード制御手段は、前記ノーマルモードでの戦闘における前記プレイヤキャラクタの行動内容に応じて、前記ドライブモードタイムの決定基準として用いられるドライブポイントを付与するように前記ゲームデータ記憶手段に記憶されたゲームデータを更新するドライブポイント付与手段を含み、前記第二バトルモード制御手段は、前記ノーマルモードでの戦闘において蓄積されたドライブポイントを用いてドライブモードタイムを決定し、決定したドライブモードタイムを設定し、設定したドライブモードタイムが経過したときに、当該ドライブモードの制御を終了する構成とされていてもよい。
コンテナの構成例について説明するための説明図である。 床下の空間について説明するための説明図である。 通気道について説明するための説明図である。 吸水性物質の例について説明するための説明図である。 コンテナの構成例について説明するための説明図である。 筐体について説明するための説明図である。
また、本発明のビデオゲーム処理方法は、プレイヤが操作するプレイヤキャラクタをゲーム画面に表示し、敵キャラクタとのバトルを含むビデオゲームの進行をコンピュータによって制御するビデオゲーム処理方法であって、コンピュータが、前記プレイヤキャラクタと前記敵キャラクタとのバトルを制御するバトル制御処理と、該バトル制御処理にて制御される戦闘場面において、所定のバトルシステムを実現する第一バトルモードを制御する第一バトルモード制御処理と、該第一バトルモード制御処理にて制御される第一バトルモードとは異なるバトルシステムを実現する第二バトルモードを制御する第二バトルモード制御処理とを実行し、前記バトル制御処理では、前記第一バトルモード制御処理または前記第二バトルモード制御処理にて制御されている一回のバトルの継続中に特定の条件が満たされたことに応じて、実現されるバトルシステムが切り替わるようにバトルモードを切り替えるバトルモード切り替え処理を実行し、該バトルモード切り替え処理では、前記第一バトルモードにおいて、前記プレイヤが予め規定されたバトルモード切り替え条件をクリアしたか否かを判断するバトルモード切り替え条件クリア判断処理と、該バトルモード切り替え条件クリア判断処理にて前記プレイヤが前記バトルモード切り替え条件をクリアしたと判断した際に、当該プレイヤによる前記第二バトルモードへの切り替え指示を受け付け可能とする切り替え指示受付許容処理と、該切り替え指示受付許容処理にて前記第二バトルモードへの切り替え指示を受け付け可能としているときに前記プレイヤからの前記第二バトルモードへの切り替え指示を受け付けたことに応じて、前記第二バトルモード制御処理による前記第二バトルモードの制御を開始すると、予め規定された第二バトルモード終了条件が満たされたか否かを判断する第二バトルモード終了条件充足判断処理とを実行し、該第二バトルモード終了条件充足判断処理にて前記第二バトルモード終了条件が満たされたと判断した場合には、前記第二バトルモードを終了させ、前記第一バトルモードに切り替える処理を実行することを特徴とする。
さらに、本発明のビデオゲーム処理プログラムは、プレイヤが操作するプレイヤキャラクタをゲーム画面に表示し、敵キャラクタとのバトルを含むビデオゲームの進行を制御する機能をコンピュータに実現させるためのビデオゲーム処理プログラムであって、コンピュータに、前記プレイヤキャラクタと前記敵キャラクタとのバトルを制御するバトル制御機能と、該バトル制御機能により制御る戦闘場面において、所定のバトルシステムを実現する第一バトルモードを制御する第一バトルモード制御機能と、該第一バトルモード制御機能により制御る第一バトルモードとは異なるバトルシステムを実現する第二バトルモードを制御する第二バトルモード制御機能とを実現させ、前記バトル制御機能では、前記第一バトルモード制御機能または前記第二バトルモード制御機能により制御ている一回のバトルの継続中に特定の条件が満たされたことに応じて、実現されるバトルシステムが切り替わるようにバトルモードを切り替えるバトルモード切り替え機能を実現させ、該バトルモード切り替え機能では、前記第一バトルモードにおいて、前記プレイヤが予め規定されたバトルモード切り替え条件をクリアしたか否かを判断するバトルモード切り替え条件クリア判断機能と、該バトルモード切り替え条件クリア判断機能により前記プレイヤが前記バトルモード切り替え条件をクリアしたと判断した際に、当該プレイヤによる前記第二バトルモードへの切り替え指示を受け付け可能とする切り替え指示受付許容機能と、該切り替え指示受付許容機能により前記第二バトルモードへの切り替え指示を受け付け可能としているときに前記プレイヤからの前記第二バトルモードへの切り替え指示を受け付けたことに応じて、前記第二バトルモード制御機能による前記第二バトルモードの制御を開始すると、予め規定された第二バトルモード終了条件が満たされたか否かを判断する第二バトルモード終了条件充足判断機能とを実現させ、該第二バトルモード終了条件充足判断機能により前記第二バトルモード終了条件が満たされたと判断した場合には、前記第二バトルモードを終了させ、前記第一バトルモードに切り替える機能実現させるためのものである。
床部20は、輸送する貨物が置かれる部分である。床部20とコンテナ100の底部との間(床下)には、冷凍機10側からドア部30側に繋がる空間が設けられる。ここで、床下の空間を確保するための方法は特に限定されないが、貨物を移動させるためのレールを利用することが好適である。本例においては、コンテナ100の底部上にいわゆるTレールを複数配設されることで床部20が構成されており、各Tレール間に形成される間隙領域により冷凍機10側からドア部30側に繋がる空間が設けられる。なお、レールの形状や配設方法は、冷凍機10側からドア部30側に繋がる通気道を構成するものであれば特に限定されず、例えば複数のレールに該当する部分を含む1つの部材をコンテナの床部20に配設する構成としてもよい。
図2は、床下の空間について説明するための説明図である。図2に示すように、複数のTレール21が平行に配設されることにより、複数のTレールの間に空間が設けられる。また、本例においは、Tレール21の側面に孔22が設けられているため、1つのTレール21の両側の空間は孔22により繋がることとなる。
ドア部30は、コンテナ100に貨物を入れるためのものである。なお、ドア部30の位置は特に限定されない。本例において、ドア部30は、冷凍機10と対向する位置に設けられる。また、本例において、複数のTレールは、ドア部30と冷凍機10とを繋ぐ方向が長辺方向となるように配設される。
コンテナ100は、輸送用のコンテナであり、コンテナ内の空気を循環させる循環機構と、循環機構による空気の通り道(通気道)に配置された吸水性を有する物質(吸水性物質)とを備える。本例においては、冷凍機10と、通気道を構成するコンテナ100の各部とが、循環機構を構成する。
図3は、通気道について説明するための説明図である。図3は、コンテナ100に貨物Cが配置された状態を、紙面左側に冷凍機10が位置するように見た場合の例を示す。図3において複数の矢印で示すように、コンテナ100において、冷凍機10の下側から床部20と底部50の間(床下空間)、ドア部60と貨物Cの間(ドア側空間)、天井部70と貨物Cの間(上側空間)、の順に進み、冷凍機10の上側までの道が通気道となる。なお、本例においては、底部50には複数の孔が設けられており、適宜栓Dにより閉じられる。この孔は、排水口としての役割を果たす。
ここで、冷凍機10は、送風機(あるいは、エバポレータファン)11と、蒸発器12とを含む。そして、蒸発器12の上側に配設された送風機11が下方に風を送ることにより、冷凍機10で生成された冷気(より具体的には、蒸発器12付近で冷やされた空気)が通気道を循環する。すなわち、図3の矢印で示す冷気の流れが実現する。
以上が、コンテナ100における通気道についての説明である。次いで、コンテナ100の内部空間を加湿するための構成について説明する。
図4は、コンテナ100が備える吸水性物質の例について説明するための説明図である。図4は、コンテナ100の床部20を上側から見た場合の例を示す。図4に示すように、Tレール21aとTレール21bとが隣り合って配設されている場合、Tレール21aとTレール21bとの間に設けられる空間に吸水性物質80が配置される。
ここで、吸水性物質80は、少なくともその一部に吸水性を有する物質である。吸水性物質80として用いる物質は、吸水された水分を緩やかに蒸発させることにより周りの湿度を高め得る物質であれば特に限定されない。吸水性物質の例には、セルロースなどの不織布や綿タオルを含む布、紙がある。
また、コンテナ100に配置される吸水性物質は、少なくとも循環機構全体における空気の循環が維持される状態で配置されることを要する。本例において、吸水性物質80は、板状の原型から巻かれた状態(ロール状)でTレール間に配置される。なお、吸水性物質の配置状態はロール状に限定されず、空気の通り道を残す形状であればよい。すなわち、ロール状の場合にはその内側または外側が少なくとも通気道として残る。また、複数のTレールの間に設けられる空間の全てに吸水性物質が配置される必要はなく、一部でもよい。
以上に説明したように、上述した実施形態1の例では、輸送用のコンテナ100が、コンテナ100内の空気を循環させる循環機構(例えば、冷凍機10、床部20、底部50、ドア部60、天井部70)と、循環機構による空気の通り道(通気道)に配置された吸水性を有する物質(吸水性物質80)とを備え、吸水性物質80は、少なくとも循環機構全体における空気の循環が維持される状態(例えば、ロール状)で配置される構成としているので、低コストでコンテナ内の湿度を維持することができるようになる。
すなわち、水分を含む吸水性物質を配置するだけでコンテナ内の湿度を高めることができるようになるので、加湿専用の機器を用いる従来のコンテナに比べて加湿に要するコストを抑えることができるようになる。
また、上述した実施形態1の例では、通気道は、コンテナ100の床下に設けられた空間を含み、吸水性物質80は、少なくとも床下の空間に配置される構成としているので、吸水性物質が貨物の出し入れを阻害することを防止できるようになる。また、上述した実施形態1の例では、吸水性物質80は、ロール状の状態で通気道に配置される構成としているので、吸水性物質80自身の弾性力により吸水性物性津80を安定した状態で空間に配置することができるようになる。また、ロール状の吸水性物質の内側が通気度の一部を構成することになるので、通気道を通る空気に対してより効果的に湿気を加えることができるようになる。
また、上述した実施形態1の例では、循環機構は、冷凍機10と、送風機11とを備え、通気道では、冷凍機10により生成された冷気が送風機11による送風により循環する構成としているので、コンテナ内を効率的に冷やすことができるようになる。
なお、上述した実施形態1の例では特に言及していないが、循環機構が、窒素ガス発生装置を備える構成としてもよい。通常の冷凍コンテナに窒素ガス発生装置などを装備した特殊冷凍コンテナで、青果物の呼吸により変化するコンテナ内酸素および二酸化炭素の空気組成をコントロールする機能を有するのがCAコンテナである。CAコンテナでは、大気から酸素を除く過程において、大気中の水分が失われ乾燥した窒素過多の空気が供給される。そして、乾燥は特に葉物野菜の商品価値に悪影響を及ぼす。そこで、例えばコンテナ100に窒素ガス発生装置を配設し、循環機構において、窒素ガス発生装置により生成された窒素過多の空気が送風機11による送風により循環する構成とすることで、CAコンテナにおける空気の乾燥を低コストで防止することができるようになる。
また、上述した実施形態1の例では、コンテナ100の床部20が、複数のレール(例えば、側壁部に孔22があるTレール21)を含み、通気道は、複数のレールそれぞれの間に設けられる複数の空間を含み、吸水性物質80は、複数の空間のうち少なくとも1つの空間が空気の循環を維持し得る状態で配置される構成としているので(例えば、図4参照)、吸水性物質の配置を管理することを容易にする。この場合、例えば複数のレールを吸水性物質の配置用とし、他のレールには吸水性物質を配置しないようにして吸水性物質を管理するようにしてもよい。また、複数のレールの側壁部に孔を設けることで、各レール間でも空気が循環し得る構成としてもよい。このような構成とすることで、孔22がない場合と比べて床下の空間全体における湿度が一定になりやすくなる。
なお、上述した実施形態1の例では特に言及していないが、床部20の上方から床下の空間に吸水性物質を配置可能な構成であることが好ましい。すなわち、2つのTレールの上面間隔は、人がロール状にした吸水性物質を配置できる程度の幅とされることが好適である。このような構成とすることにより、吸水性物質の配置に要する利用者の負担を軽減させることができる。
また、上述した実施形態1の例では、吸水性物質80は、不織布を含む布、または紙を含む構成としているので、例えば水入りの容器をコンテナ内に配置する場合と比べて管理負担が軽減される。また、例えば吸水性物質の形状を、容器に張った水よりも空気との接触面が広くなるようにすることで、コンテナ内の湿度をより高く保つことができるようになる。なお、吸水性物質は布や紙に限定されず、吸水性があり、含んだ水分により周囲の湿度を高め得る物質であればよい。吸水性物質の他の例には、多孔質物質(例えば、スポンジ)や、高吸水性高分子(吸収性ポリマー、高吸水性樹脂、高分子吸収体)がある。
[実施形態2]
図5は、本発明の他の実施形態におけるコンテナの構成例について説明するための説明図である。以下、上述した実施形態1と異なる点を説明する。図5に示すように、実施形態2では、床部20に筐体500が設けられる。
図6は、筐体500について説明するための説明図である。図6に示すように、筐体500は、吸水性物質81が収納されており、上面が開口し、1つの側面に孔501が設けられている。なお、筐体500は、内部の空気の湿度が高くなりやすい構成とされることが好適であり、例えばその材質は吸水性が低いものが好適である。本例では、筐体500として、安価で簡単に入手可能な発砲スチロールにより形成された箱が用いられる。
ここで、吸水性物質81は、筐体500の内部空間の湿度を上げるためのものである。本例において、吸水性物質81は、水を含んだ板状の状態で筐体500に配置されているものとする。本例では、吸水性物質81として、安価で簡単に入手可能な雑巾が用いられ、その雑巾が折りたたまれた状態で筐体500に配置される。
また、筐体500および孔501の形状は、筐体500の外部から孔501を通った空気が筐体上面に抜けやすい形状であれば特に限定されず、孔501の数も特に限定されない。また、孔ではなく、1つの側面が開口した構成としてもよい。さらに、ここでの筐体には、底面と3つの側面とにより構成されるものが含まれるものとし、この場合、筐体全体として、空気を筐体内側に導入する領域(導入領域)と、筐体内側の空気を筐体上方へ出す領域(排出領域)とが定義可能な構成であればよい。
コンテナ101において、筐体500は、孔501および上面を繋ぐ空間が通気道の一部となる状態でコンテナ101のドア部60側(ドアサイド)に配置される。ここで、ドアサイドの例には、ドア部60が閉じた状態のときに筐体500の側面が接する位置がある。ただし、ドアサイドの例はこれに限定されず、冷凍機10の位置から送られてきた空気が孔501を通り天井部70に向かい得る位置であればよい。
以上に説明したように、上述した実施形態2の例では、輸送用のコンテナ100が、吸水性物質81が収納された筐体であり、かつ1つの側面に孔501が設けられ、上面が開口している筐体500が、孔501および上面を繋ぐ空間が通気道の一部となる状態でコンテナ101のドアサイドに配置された構成としているので、低コストでコンテナ内の湿度を維持することができるようになる。
すなわち、水分を含む吸水性物質が収納された筐体を配置するだけでコンテナ内の湿度を高めることができるようになる。また、筐体の構成は加湿器と比べて単純であるので、加湿専用の機器を用いる従来のコンテナに比べて加湿に要するコストを抑えることができるようになる。
なお、上述した実施形態2の例では特に言及していないが、筐体500が複数コンテナの床に配置された構成としてもよい。この場合、配置位置や他の筐体との位置関係により、孔の位置や上面の開閉が適宜調整された構成とされていてもよい。すなわち、例えば複数の筐体がコンテナの通気道と同じ方向(図6においては、冷凍機10から閉じた状態のドア部60に向かう方向)に連なる配置の場合、最もドア部60に近い位置の筐体は図6に示すものであり、その他音筐体は冷凍機10側およびドア部60側の側面に孔が空いており、上面が閉じていてもよい。すなわち、吸水性物質が収納された複数の筐体により通気道の一部が構成される構成としてもよい。このような構成とすることにより、利用者が筐体の位置を調整することで容易に通気道を作ることできるようになる。なお、複数の筐体により床部に対応する通気道が構築された場合、レール(例えば、Tレール)が無い構成としてもよい。
なお、上述した各実施形態の例では特に言及していないが、吸水性物質に水分を含ませる方法は特に限定されない。吸水性物質に水分を含ませる方法の例には、コンテナに配置された状態の吸水性物質に水をかける方法や、コンテナに配置する前の吸水性物質を水に浸す方法がある。
また、上述した各実施形態の例では特に言及していないが、上述したコンテナ101,101は、簡単な構成により密閉状態で比較的長期間の保湿が可能であるため、輸送期間が比較的長く、輸送中はコンテナ内が密閉される海上輸送用のコンテナに好適である。ただし、上述したコンテナ100,101をトラックなどによる陸上輸送用のコンテナとして用いても良く、水陸両用のコンテナとして用いてもよい。
本発明によれば、低コストでコンテナ内の湿度を維持することができるようにするのに有用である。
10 冷凍機
11 送風機
12 蒸発器
20 床部
21 Tレール
22 孔
30 ドア部
40 断熱材
50 底部
60 ドア部
70 天井部
80,81 吸水性物質
100,101 コンテナ
500 筐体
501 孔
C 貨物
D 栓

Claims (2)

  1. 輸送用のコンテナであって、
    コンテナ内の空気を循環させる循環機構と、
    該循環機構による空気の通り道(以下「通気道」という。)に配置された吸水性を有する物質(以下「吸水性物質」という。)とを備え、
    前記吸水性物質は、少なくとも前記循環機構全体における空気の循環が維持される状態で配置され
    前記吸水性物質が収納された筐体であり、かつ1つの側面に孔が設けられ、上面が開口している筐体が、前記孔および前記上面を繋ぐ空間が前記通気道の一部となる状態で前記コンテナのドアサイドに配置された
    ことを特徴とするコンテナ。
  2. 前記吸水性物質は、不織布を含む布、または紙である
    請求項1記載のコンテナ。
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