JPH0312710Y2 - - Google Patents

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JPH0312710Y2
JPH0312710Y2 JP1985197516U JP19751685U JPH0312710Y2 JP H0312710 Y2 JPH0312710 Y2 JP H0312710Y2 JP 1985197516 U JP1985197516 U JP 1985197516U JP 19751685 U JP19751685 U JP 19751685U JP H0312710 Y2 JPH0312710 Y2 JP H0312710Y2
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【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案はコンテナ内装用防水カバーに係り、特
に煙草の葉等のような湿気を嫌う貨物をドライコ
ンテナで輸送する際に適用するのに好適なコンテ
ナ内装用防水カバーに関する。
〔従来技術〕
一般に、煙草の葉をドライコンテナで輸送する
場合、外気温の変化により煙草の葉から蒸発した
水分がコンテナ内壁面に結露水として付着するこ
とは知られている。そして、この結露水が煙草の
葉に付着した場合には、煙草の葉の表面にカビが
発生する等の不具合が生じる。
そこで従来、このような湿気を嫌う貨物をドラ
イコンテナで輸送する場合には、コンテナ内に貨
物を積込んだ後にその上面に防水カバーを被せた
り、あるいはコンテナの天壁内面および周壁内面
に両面粘着テープを用いて吸水紙を貼着固定する
方法が採られている。
ところが防水カバーを用いる前者は、コンテナ
内壁に生じた結露水が直接貨物に付着することは
防止できるが、防水カバー上にコンテナ内壁の結
露水が滴下すると、防水カバー内部の空気が冷却
されて防水カバー内面に結露水が生じ、これが貨
物に付着して貨物が損傷するという問題がある。
一方、吸着紙を用いる後者は、貨物が吸水紙に
接触していない状態ででは、吸水紙による結露水
の吸着保持効果により貨物を保護することができ
るが、吸水紙に貨物が接触している場合には、吸
水紙に吸着保持されている結露水が毛細管現象に
より貨物に流れ、貨物が損傷するという問題があ
る。
また、コンテナ内面は必ずしも平滑面ではない
ため、両面粘着テープによる貼着力が充分に得ら
れず、吸水紙が貨物上に落下したり貨物側に倒れ
てしまうという問題がある。特に、吸水紙が多量
の結露水を吸着した場合にはその自重が増大し、
しかも両面粘着テープは湿潤により被着力が低下
するため、この傾向が著しい。
また、吸水紙が落下しないまでも、結露水量が
吸水紙の吸水能力を上廻つた場合には、吸水紙か
ら結露水が滴下するという問題がある。
また前記いずれの場合にも、コンテナ内への装
着が容易でなく、装着に多大な時間と労力とを要
するという問題がある。
〔考案の目的〕
本考案はかかる現況に鑑みなされたもので、コ
ンテナへの装着および撤去が極めて容易で装着状
態が安定しており、しかも多量の結露水が生じた
場合でも、またカバー内面に貨物が接触している
場合でも、結露水による貨物の損傷をほぼ完全に
防止することができるコンテナ内装用防水カバー
を提供することを目的とする。
〔考案の概要〕
本考案は、少なくとも四隅部がコンテナ内に着
脱可能に係止されて、コンテナ天壁の直下位置に
張設される天面カバーと;少なくとも上端二隅部
がコンテナ内に着脱可能に係止されて、コンテナ
両側壁の内側位置に張設される一対の側面カバー
と;を少なくともを備え、前記各カバーは、コン
テナ内壁に生じた結露水を、下敷部材を介して浮
上がつた状態で貨物が積付けられるコンテナ底壁
上まで案内するために、コンテナ内壁との対向面
全域に防水層が形成されているとともに、各カバ
ー内面に生じた結露水を吸着するために、貨物と
の対向面の少なくとも一部に吸水層が形成され、
かつ各カバーの内外面間は、カバーの端部を介し
て連通している構造をなす防水カバーを用い、も
つて、結露水による貨物の損傷を防止できるよう
にしたことを特徴とする。
〔考案の実施例〕
以下本考案の第1実施例を第1図ないし第8図
を参照して説明する。
第1図において1は、フロント側コーナ部に角
溝2を有しドア3側のコーナ部に凹溝4を有する
ドライコンテナであり、このドライコンテナ1内
には、前記各溝2,4の上下端部にそれぞれ取付
けた固定式または着脱式の係止金具5に着脱可能
に係止される防水カバー6が装着されている。
この防水カバー6は、第2図に示すようにドラ
イコンテナ1の天壁直下位置に張設される天面カ
バー7と、ドライコンテナ1の両側壁内側に張設
される一対の側面カバー8と、ドライコンテナ1
のフロント壁内側に張設されるフロント面カバー
9と、ドライコンテナ1のドア壁内側に張設され
るドア面カバー10と、ドライコンテナ1の底壁
上に敷設される床面マツト11とから構成されて
おり、各カバー7,8,9,10およびマツト1
1は、相互に独立してドライコンテナ1に対し装
着、撤去できるようになつている。
前記天面カバー7および側面カバー8は、第2
図および第3図に示すようにドライコンテナ1の
天壁あるいは側壁に対応する全く同一寸法形状の
長方形に形成されており、また前記フロント面カ
バー9およびドア面カバー10は、第2図および
第4図に示すようにドライコンテナ1のフロント
壁あるいはドア壁に対応する全く同一寸法形状の
長方形状に形成されている。前記天面カバー7の
幅方向両縁部、側面カバー8の上下両縁部、およ
びフロント面カバー9、ドア面カバー10の上縁
部には、第3図ないし第5図に示すようにカバー
端縁を内側に折返し貼着または縫合して筒状の挿
通部12がそれぞれ形成されており、各挿通部1
2には、両端にフツク13を有するロープ14が
挿通固定されるようになつている。そして天面カ
バー7および側面カバー8は、その四隅部のフツ
ク13を前記係止金具5に係止することによりド
ライコンテナ1内に張設されるようになつている
とともに、フロント面カバー9およびドア面カバ
ー10は、その上端二隅部のフツク13を前記係
止金具5に係止することによりドライコンテナ1
内に張設されるようになつている。
前記側面カバー8、フロント面カバー9および
ドア面カバー10は、ドライコンテナ1内に張設
した状態において、その少なくとも上端縁が天面
カバー7の周縁と面一あるいは第6図に示すよう
に天面カバー7の周縁よりも内側に位置してお
り、天面カバー7の周縁から滴下する結露水が前
記各カバー8,9,10の外面にそつて流下する
ように考慮されている。またフロント面カバー9
およびドア面カバー10の下端部は、第2図に示
すようにドライコンテナ1の底壁にそつて外側に
折曲げられ、これらのカバー9,10の外面にそ
つて流下してきた結露水が床面マツト11側に流
入しずらくなるように考慮されている。この折曲
げは、側面カバー8の下端にも設けることができ
る。
また前記各カバー7,8,9,10は、第2図
に示すようにドライコンテナ1内に装着した際
に、各カバーの縁部間に所要幅の間隙Gが形成さ
れるようになつており、これらのカバー7,8,
9,10で囲まれた内部の空気とカバー7,8,
9,10外部の空気とがこれらの間隙Gを介して
対流により自由に移動できるようになつている。
このように構成された前記各カバー7,8,
9,10は、第7図に示すように例えば熱可塑性
樹脂繊維を網状または布状に編成して形成した
り、あるいは熱可塑性樹脂フイルムで形成される
外面材15と、この外面材15の内側(すなわち
天面カバー7の場合は下面側、その他のカバー
8,9,10の場合は内面側)に熱可塑性樹脂ま
たは接着剤の層16を介してラミネートされる紙
製の内面材17とから二層構造をなしており、前
記外面材15あるいはこの外面材15と前記層1
6とより防水層が形成されるとともに、内面材1
7により吸水層が形成されるようになつている。
そしてドライコンテナ1の内壁に生じた結露水
は、前記各カバー7,8,9,10の防水層によ
りドライコンテナ1の底壁まで流下案内されて貨
物(図示せず)への付着がが阻止されるととも
に、万一各カバー7,8,9,10の内面に結露
水が生じても、内面の吸水層により吸着保持され
て貨物への付着が極力抑えられるようになつてい
る。
一方前記床面マツト11は、第2図に示すよう
にドライコンテナ1の長さ方向に5分割されて形
成されており、フロント面カバー9側から1枚ず
つ敷設しながら積荷することにより、積荷時に床
面マツト11の上面が汚れないようになつてい
る。
この床面マツト11は、第8図に示すように下
面側に例えば半球状の多数の空気室18aが突出
するエアマツト18と、このエアマツト18の上
面に熱可塑性樹脂または接着剤の層19を介して
ラミネートされる紙製の内面材20とから二重構
造をなしており、前記空気室18aによりドライ
コンテナ1の底壁から内面材20までの間に所定
の高さ寸法と結露水の流通路とが確保され、床面
マツト11上に直接貨物を載置しても、ドライコ
ンテナ1の底壁まで流下してきた結露水により貨
物が損傷しないように考慮されている。
なおこの床面マツト11は、貨物をドライコン
テナ1の底壁から浮上がつた状態で保持する下敷
部材として用いているので、パレツトを用いてそ
の上に積荷する場合には、必要に応じて省略して
もよい。
次に作用について説明する。
使用に際しては、まず天面カバー7および側面
カバー8の四隅部を、フツク13を介して係止金
具5に係止するとともに、フロント面カバー9の
上端二隅部を、フツク13を介して係止金具5に
係止する。
次いで、床面マツト11をフロント面カバー9
側から1枚ずつ順次敷設しながら貨物を積込む。
そして積込み完了後、ドア面カバー9の上端二隅
部を、フツク13を介し係止金具5に係止してド
ア3を閉じる。
ところで、貨物が積込まれたドライコンテナ1
を輸送すると、外気温の変化に伴なつてドライコ
ンテナ1内の温度も変化することになる。例え
ば、日中外気温が上昇すると、ドライコンテナ1
内の温度も上昇し、貨物に含まれている水分が蒸
発する。
蒸発した水分は、外気温の低下により冷却さ
れ、ドライコンテナ1の内壁面に結露水として付
着する。そしてこの結露水が貨物に付着した場合
には、カビが発生する等の不具合が生じて好まし
くない。
ところが本実施例では、ドライコンテナ1内に
防水カバー6を装着するようにしているので、ド
ライコンテナ1の内壁面に生じた結露水は、各カ
バー7,8,9,10の外面にそつてその全量が
ドライコンテナ1の底壁上まで流下し、貨物への
付着が完全に防止される。
また、各カバー7,8,9,10の端縁間には
間隙Gが形成され、カバー内外の空気が対流によ
り自由に移動するので、カバー内外の空気の温度
差が極めて少なくなる。このため、各カバー7,
8,9,10の内面に結露水が生じることはほと
んどなく、万一多少の結露水が生じても内面材1
7で吸着保持されるので、結露水が直接貨物に付
着することがなくなる。したがつて、貨物がカバ
ー7,8,9,10の内面に直接接触している場
合であつても、貨物の損傷をほぼ完全に防止でき
る。床面マツト11についても同様である。
第9図および第10図は本考案の第2実施例を
示すもので、前記第1実施例における天面カバー
7に代え、幅方向両縁端に側面カバー8の外側に
垂下する舌片27aを有する天面カバー27を用
いるようにしたものである。
すなわち、天面カバー27は、第10図に示す
ようにドライコンテナ1の天壁よりも稍幅広の長
方形状に形成されており、その幅方向の両端から
稍内側に入つた位置には、両端にフツク13を有
するロープ14が固定され、このロープ14から
外側の部分が舌片27aとして形成している。そ
してこの舌片27aは、第9図に示すように天面
カバー27をドライコンテナ1内に張設した際
に、側面カバー8の外側に垂下するようになつて
いる。その他の部分については、前記実施例と全
く同一構成である。
しかして、舌片27aを有する天面カバー27
を用いることにより、天面カバー27上に滴下し
た結露水を確実に側面カバー8の外面にそつて流
下させることができ、防水カバー6内部への結露
水の浸入をより完全に防止できる。前記舌片27
aを、フロント面カバー9およびドア面カバー1
0に対応する端縁にも設けるようにすれば、より
充分な効果が得られる。
第11図は本考案の第3実施例を示すもので、
前記第1実施例における天面カバー7と両側の側
面カバー8とを一体的に連結して門形形状とした
ものであり、他の部分については前記両実施例と
全く同一構成である。
しかして、天面カバー7と両側面カバー8とを
一体構成とすることにより、4つのフツク13を
係止金具5に係止するだけで両カバー7,8をド
ライコンテナ1内に装着できるとともに、天面カ
バー7上に滴下した結露水を確実に側面カバー8
の外面に導びくことができる。
ただしこの場合、天面カバー7と側面カバー8
との連結部分には、当然間隙Gは形成されないこ
とになり、その分カバー内外の自由な空気流通が
阻害されることになるが、フロント面カバー9お
よびドア面カバー10との間には、前記両実施例
と同様に間隙Gが形成されるので特に問題はな
い。
なお前記各実施例では、ドライコンテナ1の内
壁に生じた結露水を底壁まで流下させてそのまま
放置する場合について説明したが、発生する結露
水量が極端に多い場合には、底壁上の結露水の水
位が床面マツト11の高さに接近し、ドライコン
テナ1の振動等により結露水が貨物に付着するお
それがある。
第12図はこのような場合に適用される本考案
の第4実施例を示すもので、側面カバー8、フロ
ント面カバー9およびドア面カバー10の下端外
側位置に通水性を有する袋30を設置し、この袋
30内に粒粉状をなすアクリル酸系高吸水性樹脂
等の吸水材31を投入し、この吸水材31により
ドライコンテナ1の底壁上の結露水を吸着保持す
るようにしたものである。
しかして、吸水材31を用いることにより、結
露水量が極端に多い場合でも、結露水が貨物に付
着するのを確実に防止することができる。
なおこの吸水材31は、吸水によりその体積が
300〜400倍程度に膨張する。このため、袋30の
容積を予めこれに見合つた大きさにしておくこと
が好ましい。
また前記各実施例では、各カバー7,8,9,
10,27および床面マツト11の内面全域に内
面材17,20を配するものについて説明した
が、これらの内面に生ずる結露水の量は極めて少
なく、また例えばフロント面カバー9あるいはド
ア面カバー10のように下端がドライコンテナ1
の底壁に完全に接触している場合には、底壁まで
流下してきた結露水を毛管現象により吸上げてし
まうおそれがあるので、必要に応じて各カバー
7,8,9,10,27およびマツト11の一部
に内面材17,20を配するようにしてもよい。
第13図はこのような場合に適用される本考案
の第5実施例を示すもので、側面カバー8、フロ
ント面カバー9およびドア面カバー10の内面材
17の下端を除去し、かつ床面マツト11の縁部
を前記各カバー8,9,10の内面にそつて立上
げたものである。
しかして、各カバー8,9,10の内面材17
の下端を除去することにより、ドライコンテナ1
底壁上の結露水を内面材17が吸上げてしまうお
それが全くなく、また床面マツト11の縁部を各
カバー8,9,10の内面にそつて立上げること
により、ドライコンテナ1底壁上の結露水が床面
マツト11上に浸入するのを防止できるととも
に、各カバー8,9,10の下端が床面マツト1
1側に入り込むのを完全に防止できる。
また前記各実施例では、ドライコンテナ1の内
壁各面にカバー7,8,9,10,27およびマ
ツト11を配するものについて説明し、この場合
が最も好ましいが、少なくとも天面カバー7,2
7および両側の側面カバー8さえ備えていれば、
所期の効果は期待できる。したがつて、フロント
面カバー9、ドア面カバー10および床面マツト
11は必要に応じて省略してもよい。
また前記各実施例においては、天面カバー7,
27の幅方向両端縁あるいはその稍内側にそつて
ロープ14を配するものについて説明したが、ロ
ープ14を天面カバー7,27の周縁あるいはそ
の稍内側にそつてリング状に配置し、天面カバー
7,27の強度を増大させるようにしてもよい。
また、第14図に本考案の第6実施例として示
すように、前記ロープ14に代えて平帯状のロー
プ24を用い、このロープ24を幅方向に二つ折
り状にしてその間に例えば天面カバー27を挿入
し、縫合あるいは貼着により両者を連結するよう
にしてもよい。このようにすれば、構造を簡略化
してコストダウンを図ることができる。なお、天
面カバー7の場合にも同様に適用できる。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案は、少なくとも四隅
部がコンテナ内に着脱可能に係止されて、コンテ
ナ天壁の直下位置に張設される天面カバーと;少
なくとも上端二隅部がコンテナ内に着脱可能に係
止されて、コンテナ両側壁の内側位置に張設され
る一対の側面カバーと;を少なくともを備えてい
るので、各カバーのコンテナ内への装着、撤去を
極めて容易なものとすることができ、しかも装着
状態を安定させることができる。
また、前記各カバーには、コンテナ内壁との対
向面全域に防水層を形成し、コンテナ内壁に生じ
た結露水を、前記防水層を介してコンテナ底壁上
まで案内するようにし、しかも貨物は、下敷部材
を介してコンテナ底壁上から浮上がつた状態で積
付けられるようにしているので、コンテナ内壁に
生じた結露水が貨物に付着するのを完全に防止す
ることができる。
また、各カバーの内外間は、カバーの端部を介
して連通しているので、カバーの内外面間で空気
が対流して温度差が少なくなり、カバー内面に結
露水が生じるのを極力抑えることができる。
しかも、各カバーの貨物との対向面の少なくと
も一部には、吸水層が形成され、カバー内面に万
一結露水が生じた場合でも、これを吸水層で吸着
して貨物への付着を防止することができる。この
ため、煙草の葉等の湿気を嫌う貨物の結露水によ
る損傷をほぼ完全に防止することができ、貨物輸
送の信頼性を大幅に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例に係る防水カバー
のドライコンテナへの装着状態を示す説明図、第
2図はその防水カバーの斜視図、第3図は天面カ
バーおよび側面カバーの詳細図、第4図はフロン
ト面カバーおよびドア面カバーの詳細図、第5図
は各カバーのロープ通し部分の構成を示す詳細
図、第6図は天面カバーと他のカバーとの位置関
係を示す説明図、第7図は各カバーの構造を示す
説明図、第8図は床面マツトの構造を示す説明
図、第9図は本考案の第2実施例を示す第2図相
当図、第10図は同様の第3図相当図、第11図
は本考案の第3実施例を示す第2図相当図、第1
2図は本考案の第4実施例を示す説明図、第13
図は本考案の第5実施例を示す要部断面図、第1
4図は本考案の第6実施例を示す要部断面図であ
る。 1……ドライコンテナ、5……係止金具、6…
…防水カバー、7,27……天面カバー、8……
側面カバー、9……フロント面カバー、10……
ドア面カバー、11……床面マツト、13……フ
ツク、14,24……ロープ、15……外面材、
16,19……層、17,20……内面材、18
……エアマツト、27a……舌片、31……吸水
材、G……間隙。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 少なくとも四隅部がコンテナ内に着脱可能に
    係止されて、コンテナ天壁の直下位置に張設さ
    れる天面カバーと;少なくとも上端二隅部がコ
    ンテナ内に着脱可能に係止されて、コンテナ両
    側壁の内側位置に張設される一対の側面カバー
    と;を少なくとも備え、前記各カバーは、コン
    テナ内壁に生じた結露水を、下敷部材を介し浮
    上がつた状態で貨物が積付けられるコンテナ底
    壁上まで案内するために、コンテナ内壁との対
    向面全域に防水層が形成されているとともに、
    各カバー内面に生じた結露水を吸着するため
    に、貨物との対向面の少なくとも一部に吸水層
    が形成され、かつ各カバーの内外面間は、カバ
    ーの端部を介して連通していることを特徴とす
    るコンテナ内装用防水カバー。 2 コンテナフロント壁の内側位置に少なくとも
    上端二隅部をコンテナ内に着脱可能に係止して
    張設されるフロント面カバーと、コンテナドア
    壁の内側位置に少なくとも上端二隅部をコンテ
    ナ内に着脱可能に係止して張設されるドア面カ
    バーとを備え、前記各カバーは、コンテナ内壁
    との対向面全域に防水層が形成されているとと
    もに、貨物との対向面の少なくとも一部に吸水
    層が形成されていることを特徴とする実用新案
    登録請求の範囲第1項記載のコンテナ内装用防
    水カバー。 2 側面カバー、フロント面カバー、およびドア
    面カバーのうちの一部または全部のカバーの少
    なくとも上端縁が、天面カバーの端縁よりも内
    側に位置していることを特徴とする実用新案登
    録請求の範囲第2項記載のコンテナ内装用防水
    カバー。 4 天面カバーと一対の側面カバーとが一体構造
    となつていることを特徴とする実用新案登録請
    求の範囲第1項または第2項記載のコンテナ内
    装用防水カバー。 5 下敷部材は、コンテナ底壁上に敷設された床
    面マツトまたは上面に貨物が積荷されるパレツ
    トであることを特徴とする実用新案登録請求の
    範囲第1項、第2項、第3項または第4項記載
    のコンテナ内装用防水カバー。
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