JPH1073355A - クールコンテナ輸送システム - Google Patents

クールコンテナ輸送システム

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JPH1073355A
JPH1073355A JP8229905A JP22990596A JPH1073355A JP H1073355 A JPH1073355 A JP H1073355A JP 8229905 A JP8229905 A JP 8229905A JP 22990596 A JP22990596 A JP 22990596A JP H1073355 A JPH1073355 A JP H1073355A
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JP
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container
cool
water
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cooling
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Application number
JP8229905A
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English (en)
Inventor
Satoyoshi Yoshida
覚禧 吉田
Tomohiro Kiya
智太 木屋
Kazuya Hirata
一也 平田
Kunihiko Kokido
邦彦 古城戸
Kazuya Uchida
一也 内田
Tooru Isohata
徹 礒端
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HOKKAIDO YANMAA KK
Toppan Inc
Resonac Holdings Corp
Original Assignee
HOKKAIDO YANMAA KK
Showa Denko KK
Toppan Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】クールコンテナ内の温湿度雰囲気を、冷却温
度、冷凍温度において湿度80%以上の高湿度に保持し
て輸送、貯蔵した場合の高湿度による結露水や物品表
面、内部の水分やドリップによる容器強度低下と物品の
品質低下の発生を抑えて、また、容器内に包装した物品
を高密度にクールコンテナ内に積載収容した状態でも容
器内部の物品の速やかな予冷と精度のある保冷ができる
ようにする。 【解決手段】発電機を冷却回路動作用の補助電源Bとし
て備え、温度−5±0.5℃〜25±0.5℃、湿度8
0%以上に長時間保持可能な輸送用クールコンテナA
と、該コンテナ内の冷気を流入させる通気孔が貫設され
且つ前記コンテナ内にて冷却すべき物品を包装する耐水
性紙製容器Cと、該容器C内に発生する水分を吸水・保
持すべく容器C内に吸水性シートDとを用いて冷却・冷
凍輸送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生鮮食品など冷却
・冷凍輸送すべき物品の輸送を行うクールコンテナ輸送
システムに関する。
【0002】
【従来の技術】食肉や魚介類あるいは野菜などの生鮮食
品や生花などを、冷却、冷凍した状態で、トラック輸送
や鉄道輸送したり、海路、空路にて輸送したり、あるい
は保管したりする場合には、従来より、保冷用や冷凍用
の運搬用クールコンテナを使用したクールコンテナ輸送
や保管が行われている。
【0003】このようなクールコンテナ輸送や保管に
は、物品を包装した状態で保冷用や冷凍用の運搬用クー
ルコンテナ内に収容するためのダンボール製のケースな
どカートンケースやプラスチック製の各種ケースなどが
使用され、クールコンテナにより冷却、冷凍状態を保持
しながら長距離輸送や保管を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】クールコンテナ輸送
を、例えば、上記のようにクールコンテナとダンボール
箱とを使用して実施した場合、物品を包装した状態のダ
ンボール箱内部には、箱外部に対してある程度の密封状
態が生じて通気性が悪くなり、クールコンテナによる冷
気は、ダンボール箱内部に流入し難くなって、ダンボー
ル箱内部の冷却に不均一な状態が発生する。
【0005】また、物品を加工してダンボール箱詰め包
装する生鮮加工工場では、比較的水分が多く、また、物
品の表面の水、さらには物品の内部より生じる水分(ド
リップなど)により、紙製のダンボール箱の強度を低下
させる要因となっている。
【0006】また、近年では、冷却用や冷凍用のクール
コンテナ内の冷却(−5±0.5℃〜25±0.5℃)
による湿度(飽和水蒸気量)の低下と、それによる生鮮
物品(特に生鮮物品の切り口部分など)の乾燥を抑制す
るために、冷却状態を維持しながらコンテナ内に常に水
分を補給して、クールコンテナ内部の湿度を80%以上
の高湿度に保持する操作がしばしば行われる場合があ
る。
【0007】このように冷却、冷凍中におけるクールコ
ンテナ内も、高湿度で比較的水分が多くなり、これに生
鮮物品からドリップが発生することも加わって、クール
コンテナ輸送における紙製のダンボール箱の強度を低下
させる要因となっている。
【0008】また、クールコンテナ内での物品包装した
ダンボール箱の内部に、高湿度による水分の露化(結露
水)が発生し易い。
【0009】また、クールコンテナなどの保冷装置を利
用して、食品などの貯蔵及び運搬を行う場合は、ダンボ
ール箱などの容器内に包装されている物品の迅速な予冷
や不均一の発生しない精度のある保冷を考慮する必要が
ある。
【0010】保冷の必要な食品などは、このようなカー
トンケースで包装し、大型冷蔵庫やクールコンテナ内に
上下に多数積み重ねられて、一旦予冷のために貯蔵した
り、その後にクールコンテナ内に貯蔵又は輸送に供され
ているが、高密度に積載収容された状態でも容器内部の
物品の速やかな予冷と精度のある保冷が要求される。
【0011】本発明は、クールコンテナ内の温湿度雰囲
気を、冷却温度、冷凍温度において湿度80%以上の高
湿度に保持して輸送、貯蔵した場合における、高湿度で
の水分や、食品より生じるドリップなどの水分を吸水性
シートに吸収・保持することで紙製容器の強度低下への
影響を抑え、また、容器内に包装した物品を高密度にク
ールコンテナ内に積載収容した状態において、容器内部
の物品の速やかな予冷と精度のある保冷ができるように
することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、発電機を冷却
回路動作用の補助電源Bとして備え、温度−5±0.5
℃〜25±0.5℃、湿度80%以上の温湿度に長時間
保持可能な輸送用クールコンテナAと、該コンテナA内
の冷気を流入させる通気孔が貫設され且つ前記コンテナ
A内にて冷却すべき物品を包装する紙製の容器Cと、該
容器C内で発生する水分を吸水保持すべく該容器C内に
装填する吸水性シートDとを用いて、生鮮食品など冷却
・冷凍輸送すべき物品の輸送を行うことを特徴とするク
ールコンテナ輸送システムである。
【0013】また本発明は、上記発明のクールコンテナ
輸送システムにおいて、前記紙製の容器Cが、ダンボー
ル製のカートンケースであるクールコンテナ輸送システ
ムである。
【0014】また本発明は、上記発明のクールコンテナ
輸送システムにおいて、前記紙製の容器Cが、厚紙シー
トの表裏にポリエチレン樹脂を積層した耐水性容器であ
るクールコンテナ輸送システムである。
【0015】また本発明は、上記発明のクールコンテナ
輸送システムにおいて、前記厚紙シートが、再生された
厚紙であるクールコンテナ輸送システムである。
【0016】また本発明は、上記発明のクールコンテナ
輸送システムにおいて、前記容器C内に装填する吸水性
シートDが、前記容器C内で発生する結露水、冷却すべ
き物品から生じる水、冷却すべき物品表面の水を吸水し
保持すべく装填されるクールコンテナ輸送システムであ
る。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明のクールコンテナ輸送シス
テムを、実施の形態にしたがって以下に詳細説明する。
【0018】図1中、Aは物品搬入・搬出用の開閉ドア
A1より物品を搬入・搬出する輸送用クールコンテナ本
体であり、Bは前記クールコンテナ本体Aの内部に備え
た冷却回路(冷媒送流パイプ、冷媒循環送流用の電気ポ
ンプ、冷媒循環送流電子制御回路、温湿度センサーな
ど)を駆動動作させるための内燃式エンジン(ディーゼ
ルエンジン、ガソリンエンジン)により駆動回転する発
電機による補助電源である。
【0019】補助電源Bは、発電により生じた起電力
(電流)を安定化回路を介して送流する電源コードB1
と、該電源コードB1よりクールコンテナ本体A側に電
流を送流するコンセントB2を備えている。
【0020】クールコンテナ本体Aは、前記補助電源B
により生じた電流により、冷却回路を動作させて、該コ
ンテナ本体Aの内部温度を−5±0.5℃〜25±0.
5℃の範囲、内部湿度を80%以上の温湿度に長時間保
持可能である。
【0021】前記クールコンテナ本体A内には、吸水性
シートを内部に装填したダンボールケースなどの紙製の
容器に包装された冷却、冷凍すべき物品が、必要に応じ
て予冷後に収容されて、冷却状態、又は冷凍状態に収容
される。
【0022】上記輸送用クールコンテナ本体Aは、トラ
ック輸送の場合はトラックのコンテナ輸送用荷台2上、
また鉄道貨車輸送の場合は貨車のコンテナ輸送用荷台A
2上に、それぞれ特殊な取り付け治具を介して取り付け
固定される。なお、前記荷台には、コンテナ積載取り付
け用の固定フレームが搭載されており、特殊な取り付け
治具を介して取り付け固定される。
【0023】なお、ディーゼルエンジンなど内燃式エン
ジンと、これにより駆動回転する発電機を備えた前記補
助電源Bは、前記コンテナ輸送用荷台A2上に搭載され
ており、該荷台2上に搭載されるクールコンテナ本体A
の電源入力端子部に、電源コードB1先端の接続部B2
(コンセント)が接続される。
【0024】図2(a)〜(c)は、本発明システムに
使用される通気孔を貫設した紙製の容器Cの構造を説明
する全体斜視図である。
【0025】本発明のクールコンテナを用いた物流シス
テムに使用される紙製の容器Cは、矩形状六面体形状の
容器であって、ダンボール包材シートを用いて製造され
たカートンケースでもよいし、又は、厚紙シートの表裏
にポリエチレン樹脂を積層した複合包材シートを用いて
製造されたカートンケース、あるいは再生された厚紙シ
ート(再生紙)の表裏にポリエチレン樹脂を積層した複
合包材シートを用いて製造されたカートンケースなど耐
水性の容器でもよい。
【0026】上記本発明のシステムに使用される紙製の
容器Cにおいては、下記のような規則性のある位置に通
気孔を貫設したものである。
【0027】図2(a)は、一例の通気孔を孔設した紙
製の容器Cを示す斜視図であり、上面1と、底面2と、
四方の側面3より構成される容器Cにおいて、少なくと
も、その上下に平行に対向する上面1と底面2との適宜
個所に、それぞれ互いに対向するように少なくとも2対
の通気孔4、5が孔設(貫設)されている。なお、その
通気孔のサイズや形状は特に限定されるものではない
が、少なくとも前記容器C内に包装される内容物が外に
出ない程度のサイズである必要がある。
【0028】上記通気孔4、5の貫設位置やその貫設個
数は、本発明においては特に限定されるものではない
が、特に、上記本発明のシステムに使用される紙製の容
器Cにおいては、多数の容器CをクールコンテナA内に
順次上側に段積み状態で積載した際に、下段側の容器C
に貫設された通気孔4、5が上段側の容器Cによって閉
塞されないようにする必要がある。
【0029】そこで好ましくは、下記のような規則性の
ある位置に通気孔4、5を貫設することが適当である。
【0030】該通気孔4、5の貫設位置は、例えば、図
2(a)に示すように、容器Cの平行に対向する上面1
と底面2を、上下に対向する1角隅部を座標原点O、O
とするそれぞれ二つの座標平面とし、各々原点O、Oか
ら延びる長さaの縦方向の辺をX軸、長さb(b<a)
の横方向の辺をY軸としたとき、平面座標(x,y)=
(b,0)と平面座標(x,y)=(b,b)の位置と
する。
【0031】そして、該通気孔4、5は、この平面座標
点を中心として、又はこの平面座標点を含むように、半
円形状、半楕円形状などに孔設することが好ましく適当
である。
【0032】なお、同図2(a)において、Z軸は、前
記上面1又は底面2のいずれか一方面を座標平面とする
原点Oから延びる高さhの高さ方向の軸である。
【0033】また、この容器Cの上面1、底面2、側面
3などに規則性を以て形成された前記通気孔4、5以外
の他の通気孔を孔設することについては特に制限されな
いものである。
【0034】このような規則性を以て貫設した通気孔
4、5を備えた10個の容器Cを、図4に示すような配
列と、図5に示すような配列とを順次交互に繰り返して
段積みして、複数段に積み重ね積載する。
【0035】このようにして積載した上段と下段の各段
の10個の容器Cにおける規則性を以て貫設した各通気
孔4、5は、少なくとも、4つのそれぞれ整合個所8に
て互いに位置が整合し、その4つの整合個所8では、各
通気孔4、5は上下方向に連通した状態が形成され、互
いに通気孔を塞ぐようなことなく積載できる。
【0036】そして、このようにして段積み積載された
クールコンテナ内の各容器Cは、塞がらない各通気孔
4、5を介して、クールコンテナ内の冷気が各容器Cの
間を良好に通過するとともに、クールコンテナ内の冷気
をその通気孔4、5を介して容器内部に取り入れること
ができ、従来よりも迅速な予冷と冷却が達成できる。
【0037】次に、図2(b)は、他の例の通気孔を孔
設した紙製の容器Cを示す斜視図であり、紙製の容器C
の内部に、通気性のプレートやシートによる壁面板6を
形成したものである。
【0038】即ち、互いに対向するそれぞれ前記通気孔
4、5は、この容器C内に設けた通気性の壁面板6によ
り、クールコンテナA(あるいは容器C)内部の他の空
間に対して通気性を保持した状態で遮断されている。そ
して前記通気孔4、5は、この壁面板6により互いに通
気路状(トンネル状)に連通しているものである。
【0039】通気孔4、5を通気路状に連通させた前記
壁面板6は、ダンボール、厚紙など紙製、あるいはプラ
スチック製、金属製(アルミ箔など)の通気性を備えた
プレート状部材、フィルム状部材、シート状部材であ
る。
【0040】前記壁面板6は、例えば、図2(b)に示
すように、柔軟性のあるシート状などの部材を湾曲させ
て通気路状にしたもの、あるいは縦線折目にて折り曲げ
て通気路状にしたものであり、容器Cの側面3内面に、
接着剤などにて一体的に接合されて取り付け固定されて
いてもよいし、あるいは接合されずに固定されていても
よいが、本発明においては、このような取り付け形態に
ついては特に限定されない。
【0041】この壁面板6の通気性は、この壁面板6に
1乃至複数個の小孔を貫設するか、若しくはこの壁面板
6をメッシュ状(網目状)のシート状部材によって構成
することにより付与されるが、本発明においては、通気
性に関する形態についても特に限定されるものではな
い。
【0042】また、この容器Cの上面1、底面2、側面
3などに規則性を以て形成された前記通気孔4、5以外
の他の通気孔を孔設することについては特に制限されな
いものである。
【0043】次に、図2(c)は、他の例の規則性のあ
る位置に通気孔を貫設した紙製の容器Cを示す斜視図で
ある。
【0044】該通気孔4、5の貫設位置は、図2(c)
に示すように、容器Cの平行に対向する上面1と底面2
を、上下に対向する1角隅部を座標原点O、Oとするそ
れぞれ二つの座標平面とし、各々原点O、Oから延びる
長さaの縦方向の辺をX軸、長さb(b<a)の横方向
の辺をY軸としたとき、平面座標(x,y)=((1/
5)a,(1/3)b)と平面座標(x,y)=((4
/5)a,(1/3)b)の位置である。
【0045】そして、該通気孔4、5は、この平面座標
点を中心として又はこの平面座標点を含むように、円形
状、楕円形状などに孔設されている。なお、Z軸は、前
記上面1又は底面2のいずれか一方面を座標平面とする
原点Oから延びる高さhの高さ方向の軸である。
【0046】このような規則性を以て貫設した通気孔
4、5を備えた10個の容器Cを、図4に示すような配
列と、図5に示すような配列とを順次交互に繰り返して
段積みして複数段に積み重ね、クールコンテナA内に積
載する。
【0047】このようにして積載した各々上段と下段の
各容器Cの各通気孔4、5は、縦横方向に等間隔を以て
枡目状に配置されるため、各段の10個の容器Cに規則
的に貫設した20個所の全ての通気孔4、5は、互いに
位置が整合し、各通気孔4、5は上下方向に連通した状
態が形成され、互いに通気孔を塞ぐようなことなく積載
できる。
【0048】そして、このようにして段積み積載された
クールコンテナ内の各容器Cは、塞がらない各通気孔
4、5を介して、クールコンテナ内の冷気が各容器Cの
間を良好に通過するとともに、クールコンテナ内の冷気
をその通気孔4、5を介して容器内部に取り入れること
ができ、従来よりも迅速な予冷と冷却が達成できる。
【0049】本発明システムにおいては、上記通気孔を
貫設した紙製の容器C内で発生する結露水、冷却・冷凍
される物品表面の水、ドリップなど水分を吸水すべく、
該容器C内に吸水性シートを装填するものである。
【0050】図3(a)に示すように、吸水性シートD
は、容器Cに対してどのような形態で装填されてもよい
が、例えば、その容器Cの底面2の内面のみに重ね合わ
せて敷設するか、若しくは側面3の内周面に沿って重ね
合わせて取り付けるか、又は底面2と側面3の両方に重
ね合わせられるようにして取り付けるか、あるいはその
容器Cの内面全面に重ね合わせるようにして取り付ける
か、又は、吸水性シートDは、例えば、容器C内に包装
される物品(生鮮食品や生花などの物品)の外側を直接
包むような形態で装填してもよい。
【0051】容器C内に装填される上記吸水性シートD
は、クールコンテナA内の冷気が、物品に対して良好に
接触するように、必要に応じて吸水性シートDに、容器
Cの通気孔に対応する位置など適宜位置に通気孔D1を
貫設してもよいし、貫設しなくてもよい。そして、該通
気孔D1の貫設個所は、容器Cの通気孔4、5の貫設位
置と整合するように通気孔4、5に対応して貫設するこ
とが望ましい。
【0052】吸水性シートDは、図3(a)の積層構造
を示す拡大側断面図に示すように、少なくとも一部が半
透性フィルム、又は透水・透湿材である外想11、13
の間に、高浸透圧物質及び/又は吸水・吸湿物質を有す
る内層12を挟持したものである。
【0053】この透水性シートDによれば、容器C内で
生じた結露水、物品表面の水、ドリップなどが、外層で
ある半透性又は透水性フィルムから内層である高浸透圧
物質及び/又は吸水・吸湿物質を有する内層12に浸透
して内部に保持される。
【0054】吸水性シートDは、例えば、以下のような
シートを使用することができる。 高浸透圧物質を、少なくとも一部に半透性フィルムを
備える指示材料で被覆してなる脱水性シート。 少なくとも一面が透水・透湿材で構成され、内部に吸
水・吸湿層を有する吸水・保水性シート。
【0055】前記に述べた高浸透圧物質とは、特公平
4−33491号公報で提唱されている、動植物体より
水分を除く(脱水する)ことができる浸透圧を有する物
質を云う。食品から水分を除くには、実際上は10気圧
以上の浸透圧を要し、かかる高浸透圧物質としては、例
えば、水飴、砂糖、異性化糖、グルコース、フラクトー
ス、マンニトール、ソルビトール、還元水飴などの糖類
の水溶液や、グリセリン、プロピレングリコールなどの
化合物がある。高浸透圧物質が吸水したときでも、一定
の糊度(若しくは粘度)が維持され、生鮮食品などとの
接触性を良好に保つために、上記特公平4−33491
号で提唱されているような水溶液糊料を高浸透圧物質に
添加することが有効である。
【0056】前記に述べた半透性フィルムとしては、
普通セロファン、普通セロファンと紙との積層フィル
ム、ポリビニルアルコールフィルム、コロジオン膜、エ
チレン−酢酸ビニル共重合体フィルム、ポリアミドフィ
ルムなどの透水性膜が適する。中でも、好ましくは食品
包装用のポリビニルアルコールフィルムが適当である。
【0057】前記に述べた透水・透湿材としては、
紙、パルプ、布、不織布、連続気泡の発泡体、ポリオレ
フィンフィルムなどの非透水性フィルムに多数の小孔を
設けたものなど、通常入手できるものでよい。
【0058】前記に述べた吸水・吸湿層は、高吸水性
物質である高分子吸水剤及び/又はパルプ、木綿、合成
繊維など、毛細管現象による吸水物質によって構成さ
れ、さらに吸湿性能を高めるために、吸湿剤を添加させ
ることも有効である。例えば、吸湿剤としては、グリセ
リンやプロピレングリコールなどの多価アルコールが好
適である。
【0059】高分子吸水剤としては、例えば、生理用
品、紙おむつ、土壌改良剤などの分野において現在広く
使用されている、澱粉、セルロースなどのような多糖類
に水溶性又は加水分解により水溶性となる重合性モノマ
ーであるアクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、又は
これらの塩やエステル、アミドなどの誘導体、アクリロ
ニトリルなど、又はこれらのオリゴマー又はコオリゴマ
ーをグラフト重合させ、必要に応じて加水分解せしめて
得られた親水性ポリマーを架橋剤によって三次元構造に
せしめたものや、ポリエチレンオキシド、ポリプロピレ
ンオキシド、ポリビニルピロリドン、ポリアクリル酸や
ポリメタクリル酸及びその塩、エステル、アミドなどの
誘導体、ポリアクリルアミドなどの如き親水性ポリマー
を架橋剤によって三次元架橋せしめたものなどが挙げら
れる。これらの高分子吸水剤は、粉粒状又は繊維状の商
品として市場に供されているが、そのままで、又はパル
プや不織布で挟持されたり担持されたかたちで、吸水・
吸湿層を構成させることができる。
【0060】毛細管現象による吸水物質としては、繊維
間隔が500μm以下の綿状、布状あるいは不織布状の
物質、あるいは連続気泡(連続多孔質構造)を持つ発泡
体など表面積が大きく、毛細管を形成し、水分を保持す
るような構造を有するものであれば、いずれでもよく、
また、親水性の素材ならば一層好ましい。用いる材質と
しては、例えばパルプ、木綿、ポリアミド繊維、ポリビ
ニルアルコール繊維など、親水性繊維を綿状に集めたも
の、合成繊維の不織布、発泡ウレタンなどの合成樹脂の
連続気泡型(連続多孔質型)の発泡体などが挙げられ
る。
【0061】
【実施例】本発明のクールコンテナ用流通保存容器の具
体的実施例を示す。
【0062】<実施例1>以下に本発明の具体的実施例
を、図2(a)及び図4〜図5の容器積載配列を示す概
要平面図に従って説明する。
【0063】図2(a)(斜視図)に示すように、紙製
のダンボール包材を用いて、容器Cの上面1及び底面2
に、上下に対向する前述したそれぞれ平面座標位置(第
1の発明にて説明した平面座標位置)を中心とする半円
形状の2対のそれぞれ通気孔4、5を貫設し、上面1及
び底面2のそれぞれ縦長さa=500mm、横長さb=
300mmの複数個の容器C(側面3の高さh=80m
m、ダンボール箱)を作製した。
【0064】続いて、それぞれ容器Cの底面2の内面に
吸水性シートDを敷設した後、容器Cの中に魚肉などの
生鮮食品を包装した。なお、包装される食品のサイズが
小さく細かいものの場合は、食品が通気孔4、5から放
出しないように容器C内に壁面板6(図2(b)参照)
を使用した。
【0065】なお各容器Cの一方の1対の通気孔4、5
は、平面座標(x,y)=(b,0)=(300,0)
であり、容器Cの一角隅部(原点O)から縦辺(X)方
向に300mmの位置に孔設し、他方の1対の通気孔
4、5は、平面座標(x,y)=(b,b)=(30
0,300)であり、該容器Cの前記一角隅部から縦辺
(X)方向に300mm、横辺(Y)方向に300mm
の位置に(前記縦辺と相対する縦辺に正対するように)
孔設した。
【0066】その後、図4(平面図)に示すように、運
搬用のパレットP(高さ144mm)上に、生鮮食品を
包装した10箱の前記容器Cを、同図4に示すような配
列で第1段目(パレット上面からの高さ80mm)を積
載した。配列後の10箱の容器Cの平面的な配列外形は
縦1400mm、横110mmの長方形状に収まり、ま
た、積載された前記各容器Cの通気孔4、4、(5、
5)は互いに近接して向き合うように配列された。な
お、中央部に縦400mm、横100mmの空間部Eが
形成された。
【0067】続いて、前記第1段目の容器C上に、図5
(平面図)に示すような配列で、第2段目(パレット上
面からの高さ160mm)の10箱の容器Cを積載し
た。なお中央部に縦400mm、横100mmの空間部
Eが形成された。
【0068】続いて、前記第2段目の容器C上に、図4
に示すような配列で、第3段目(パレット上面からの高
さ240mm)の10箱の容器Cを積載した。
【0069】続いて、前記第3段目の容器C上に、図5
に示すような配列で、第4段目(パレット上面からの高
さ320mm)の10箱の容器Cを積載した。
【0070】このようにして、図4と図5に示すそれぞ
れ配列を順に、第11段目(パレット上面からの高さ8
80mm)まで繰り返して積載した。
【0071】次に、上記と同様の運搬用のパレット(高
さ144mm)上に、図4と図5の配列を順に繰り返し
て、各々10箱の容器Cを各第1段目〜第10段目(パ
レット上面からの高さ800mm)まで積載した
【0072】このようにして積載した上段と下段の各段
の容器Cの各通気孔4、5が、少なくとも4つのそれぞ
れ整合個所8にて互いに位置が整合し、その4つの整合
個所8では、各通気孔4、5は上下方向に連通した状態
が形成され、互いに通気孔を塞ぐようなことなく積載で
きた。
【0073】このようにしてパレット上に積載した最初
の容器C群を、該パレットを介してフォークリフトにて
持ち上げて、床面から天井までの内部の高さが2124
mmのクールコンテナ内に搬送収容し、その後、パレッ
ト上に積載した次の容器C群を同様にして持ち上げて、
前記容器C群の上側に積載した。
【0074】このようにして段積み積載されたクールコ
ンテナAの電源入力端子部に、近傍にある補助電源Bの
電源コードB1先端にある接続部B2(コンセント)を
接続して、補助電源Bのディーゼルエンジン発電機を始
動させて発電を開始し、クールコンテナAの冷却回路側
に電流を送電して、クールコンテナA内の冷却、冷凍動
作を開始した。
【0075】このようにして段積み積載されたクールコ
ンテナ内の各容器Cは、塞がらない各通気孔4、5を介
して、クールコンテナ内の冷気が各容器Cの間を良好に
通過するとともに、クールコンテナ内の冷気をその通気
孔4、5を介して容器内部に取り入れることができ、従
来よりも迅速な予冷と冷却が達成でき、また、予冷中
や、冷却、冷凍輸送中において、クールコンテナ内の湿
度は80%以上に維持でき、また、容器C内に発生した
結露水、ドリップ、及び生鮮品(生鮮食品など)の表面
の水が、容器C内の吸水性シートDによって、吸収・保
持されたことにより、容器Cの強度を低下させることを
防止でき、さらに生鮮品の品質が良好に維持された。
【0076】<実施例2>以下に第2の発明の具体的実
施例を図2(c)及び図6〜図7の容器積載配列を示す
概要平面図に従って説明する。
【0077】図2(c)(斜視図)に示すように、ダン
ボール包材を用いた矩形状六面体の外形状の容器Cの上
面1及び底面2に、上下に対向する前述したそれぞれ平
面座標位置(第2の発明にて説明した平面座標位置)を
中心とする円形状の2対のそれぞれ通気孔4、5を貫設
し、上面1及び底面2のそれぞれ縦長さa=500m
m、横長さb=300mmの複数個の容器C(側面3の
高さh=80mm、ダンボール箱)を作製した。
【0078】続いて、それぞれ容器Cの底面2の内面に
吸水性シートDを敷設した後、容器Cの中に魚肉などの
生鮮食品を包装した。なお、包装される食品のサイズが
小さく細かいものの場合は、容器C内側から通気孔4、
5に食品が放出しないようにメッシュシートを敷設し
た。
【0079】なお各容器Cの一方の1対の通気孔4、5
は、平面座標(x,y)=((1/5)a,(1/3)
b)=(100,100)であり、容器Cの一角隅部
(原点O)から縦辺(X)方向に100mm、横辺
(Y)方向に100mmの位置に孔設し、他方の1対の
通気孔4、5は、平面座標(x,y)=((4/5)
a,(1/3)b)=(400,100)であり、該容
器Cの前記一角隅部から縦辺(X)方向に400mm、
横辺(Y)方向に100mmの位置に孔設した。
【0080】その後、図6(平面図)に示すように、運
搬用の四角形のパレットP(高さ144mm)上に、生
鮮食品を包装した10箱の前記容器Cを、同図6に示す
ような配列で第1段目(パレット上面からの高さ80m
m)を積載した。配列後の10箱の容器Cの平面的な配
列外形は、縦1400mm、横110mmの長方形状に
収まり、四角形のパレット上に積載された各容器Cの通
気孔4、4、(5、5)は、縦横方向に300mmの等
間隔を以て枡目状に配置された。なお、中央部に縦40
0mm、横100mmの空間部Eが形成された。
【0081】続いて、前記第1段目の容器C上に、図7
(平面図)に示すような配列で、第2段目(パレット上
面からの高さ160mm)の10箱の容器Cを積載し
た。配列後の10箱の容器Cの平面的な配列外形は、縦
1400mm、横110mmの長方形状に収まり、四角
形のパレット上に積載された各容器Cの通気孔4、4、
(5、5)は、縦横方向に300mmの等間隔を以て枡
目状に配置された。なお中央部に縦400mm、横10
0mmの空間部Eが形成された。
【0082】続いて、前記第2段目の容器C上に、前記
図6に示すような配列で、第3段目(パレット上面から
の高さ240mm)の10箱の容器Cを積載した。
【0083】続いて、前記第3段目の容器C上に、前記
図7に示すような配列で、第4段目(パレット上面から
の高さ320mm)の10箱の容器Cを積載した。
【0084】このようにして、図6と図7に示すそれぞ
れ配列を順に、第11段目(パレット上面からの高さ8
80mm)まで繰り返して積載した。
【0085】次に、上記と同様の運搬用のパレット(高
さ144mm)上に、図6と図7の配列を順に繰り返し
て、各々10箱の容器Cを各第1段目〜第10段目(パ
レット上面からの高さ800mm)まで積載した
【0086】このようにして積載した各々上段と下段の
各容器Cの各通気孔4、5は、縦横方向に300mmの
等間隔を以て枡目状に配置されるため、20個所の全て
の通気孔4、5は互いに位置が整合し、各通気孔4、5
は上下方向に連通した状態が形成され、互いに通気孔を
塞ぐようなことなく積載できた。
【0087】このようにしてパレット上に積載した最初
の容器C群を、該パレットを介してフォークリフトにて
持ち上げて、床面から天井までの内部の高さが2124
mmのクールコンテナ内に搬送収容し、その後、パレッ
ト上に積載した次の容器C群を同様にして持ち上げて、
前記容器C群の上側に積載した。以下、同様にしてパレ
ット上に順に10箱の容器C毎に各段積みして積載を行
い、クールコンテナ内に搬送収容した。
【0088】このようにして段積み積載されたクールコ
ンテナAの電源入力端子部に、近傍にある補助電源Bの
電源コードB1先端にある接続部B2(コンセント)を
接続して、補助電源Bのディーゼルエンジン発電機を始
動させて発電を開始し、クールコンテナAの冷却回路側
に電流を送電して、クールコンテナA内の冷却、冷凍動
作を開始した。
【0089】このようにして段積み積載されたクールコ
ンテナ内の各容器Cは、塞がらない各通気孔4、5を介
して、クールコンテナ内の冷気が各容器Cの間を良好に
通過するとともに、クールコンテナ内の冷気をその通気
孔4、5を介して容器内部に取り入れることができ、従
来よりも迅速な予冷と冷却が達成でき、また、予冷中
や、冷却、冷凍輸送中において、クールコンテナ内の湿
度は80%以上に維持でき、また、容器C内に発生した
結露水、ドリップ、及び生鮮品(生鮮食品など)の表面
の水が、容器C内の吸水性シートDによって、吸収・保
持されたことにより、容器Cの強度を低下させることを
防止でき、さらに生鮮品の品質が良好に維持された。
【0090】
【発明の効果】本発明のクールコンテナを用いた物流シ
ステムは、直方体の紙製のボックス形状の容器であれ
ば、あらゆる容器に適用することができ、物品を包装す
るための容器として、耐水性を備えた紙製の容器を用い
ているので、クールコンテナ内の温度を例えば、−5±
0.5℃〜5℃±0.5℃に設定しながら、コンテナ内
の湿度を80%以上の高湿度に設定して冷却、冷凍操作
した場合にも、物品を包装した容器のコンテナ内の水分
による強度低下が無く、湿度80%以上の高湿度による
クールコンテナ冷却、冷凍輸送や貯蔵が可能となる。
【0091】また、本発明システムにおいては、物品を
包装した容器内には、吸水性シートを装填してあり、予
冷中や、輸送、貯蔵中の冷却、冷凍中に発生する物品か
らの結露水、表面の水、及びドリップを吸水性シートが
吸収・保持して、水分による物品の品質低下を防ぐとと
もに紙製容器の強度低下を抑えることが可能となる。
【0092】また、本発明システムにおいては、容器の
上面、底面、あるいは必要に応じて側面には、所定位置
に通気孔が孔設されており、クールコンテナ内に収容し
た容器内部にも冷気が均一に循環して、均一且つ迅速な
物品の冷却、冷凍が可能となる。
【0093】また、本発明システムにおいては、容器を
積み重ねたときに、孔設した通気孔が塞がらないよう
に、所定の規則性(平面座標により表現されるような位
置的規則性)に従った通気孔を孔設することにより、段
積み積載する際に部分的に直交方向に交叉するように容
器を段積みしても、通気孔は塞がらないようにすること
ができ、そのため通気孔の役目を十分に果たすことがで
きるようになり、クールコンテナに収容された後のコン
テナ内の冷気を容器内部に良好に取り込んで、容器内に
包装されている物品に対して迅速且つ効率的な冷却、冷
凍を行うことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明システムに使用するクールコンテナと補
助電源を説明する外観斜視図。
【図2】(a)〜(c)は本発明システムに使用する耐
水性の紙製容器の構造を説明する外観斜視図。
【図3】(a)は本発明システムに使用する容器内に装
填される吸水性シートを説明する斜視図、(b)は本発
明システムに使用する容器内に装填される吸水性シート
を説明する部分側断面図である。
【図4】本発明システムにおいて使用する容器のパレッ
ト上への段積み積載における平面的配列形態を説明する
平面図。
【図5】本発明システムにおいて使用する容器のパレッ
ト上への段積み積載における平面的配列形態を説明する
平面図。
【図6】本発明システムにおいて使用する容器のパレッ
ト上への段積み積載における平面的配列形態を説明する
平面図。
【図7】本発明システムにおいて使用する容器のパレッ
ト上への段積み積載における平面的配列形態を説明する
平面図。
【符号の説明】
A…クールコンテナ A1…開閉ドア A2…荷台 B
…補助電源 B1…電源コード B2…接続部 C…耐水性容器 D
…吸水性シート D1…通気孔 P…パレット w…水分 1…上面 2…底面 3…側面 4…通気孔 5…通気
孔 6…壁面板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F25D 23/00 302 F25D 23/00 302J 302L (72)発明者 木屋 智太 東京都台東区台東1丁目5番1号 凸版印 刷株式会社内 (72)発明者 平田 一也 東京都台東区台東1丁目5番1号 凸版印 刷株式会社内 (72)発明者 古城戸 邦彦 北海道札幌市厚別区厚別東四条4丁目8番 1号 北海道ヤンマー株式会社内 (72)発明者 内田 一也 東京都港区芝大門1丁目13番9号 昭和電 工株式会社内 (72)発明者 礒端 徹 東京都港区芝大門1丁目13番9号 昭和電 工株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】発電機を冷却回路動作用の補助電源Bとし
    て備え、温度−5±0.5℃〜25±0.5℃、湿度8
    0%以上の温湿度に長時間保持可能な輸送用クールコン
    テナAと、該コンテナA内の冷気を流入させる通気孔が
    貫設され且つ前記コンテナA内にて冷却すべき物品を包
    装する紙製の容器Cと、該容器C内で発生する水分を吸
    水保持すべく該容器C内に装填する吸水性シートDとを
    用いて、生鮮食品など冷却・冷凍輸送すべき物品の輸送
    を行うことを特徴とするクールコンテナ輸送システム。
  2. 【請求項2】前記紙製の容器Cが、ダンボール製のカー
    トンケースである請求項1記載のクールコンテナ輸送シ
    ステム。
  3. 【請求項3】前記紙製の容器Cが、厚紙シートの表裏に
    ポリエチレン樹脂を積層した耐水性容器である請求項1
    記載のクールコンテナ輸送システム。
  4. 【請求項4】前記厚紙シートが、再生された厚紙である
    請求項3記載のクールコンテナ輸送システム。
  5. 【請求項5】前記容器C内に装填する吸水性シートD
    が、前記容器C内で発生する結露水、冷却すべき物品か
    ら生じる水、冷却すべき物品表面の水を吸水し保持すべ
    く装填される請求項1又は請求項4記載のクールコンテ
    ナ輸送システム。
JP8229905A 1996-08-30 1996-08-30 クールコンテナ輸送システム Pending JPH1073355A (ja)

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JP8229905A JPH1073355A (ja) 1996-08-30 1996-08-30 クールコンテナ輸送システム

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016145688A (ja) * 2015-02-09 2016-08-12 日本郵船株式会社 コンテナ
JP2022512083A (ja) * 2018-12-17 2022-02-02 オリン コーポレーション 固体次亜塩素酸ナトリウム五水和物のための貯蔵および輸送システムおよび方法

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JP2016145688A (ja) * 2015-02-09 2016-08-12 日本郵船株式会社 コンテナ
JP2022512083A (ja) * 2018-12-17 2022-02-02 オリン コーポレーション 固体次亜塩素酸ナトリウム五水和物のための貯蔵および輸送システムおよび方法

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