JP2002147935A - 冷凍装置付きコンテナ用加湿装置 - Google Patents

冷凍装置付きコンテナ用加湿装置

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JP2002147935A
JP2002147935A JP2000344912A JP2000344912A JP2002147935A JP 2002147935 A JP2002147935 A JP 2002147935A JP 2000344912 A JP2000344912 A JP 2000344912A JP 2000344912 A JP2000344912 A JP 2000344912A JP 2002147935 A JP2002147935 A JP 2002147935A
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Japan
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container
humidifier
water
unit
humidifying
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JP2000344912A
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English (en)
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Shigeto Tanaka
滋人 田中
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2317/00Details or arrangements for circulating cooling fluids; Details or arrangements for circulating gas, e.g. air, within refrigerated spaces, not provided for in other groups of this subclass
    • F25D2317/04Treating air flowing to refrigeration compartments
    • F25D2317/041Treating air flowing to refrigeration compartments by purification
    • F25D2317/0413Treating air flowing to refrigeration compartments by purification by humidification

Landscapes

  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 庫内スペースへの配置性と高い作動上の信頼
性等を備えた冷凍装置付きコンテナ用加湿装置を提供す
る。 【解決手段】 ケーシング4の庫内側における蒸発器ユ
ニット40と凝縮器ユニットの側方位置に、上下方向に
延びて庫内31の上部と下部とを連通するサイド通路4
4を設け、且つこのサイド通路44内に加湿ユニット1
を配置する。かかる構成とすることで、蒸発器ユニット
40及び凝縮器ユニットの側方におけるデッドスペース
を加湿ユニット1の配置用スペースとして有効に活用す
ることができ、その結果、庫内31のスペース減少を招
くことなくコンテナ2に加湿機能を付加してその多機能
化による性能向上を図ることができる。また、サイド通
路44に加湿ユニット1を配置することで、加湿ユニッ
ト1に専用の送風手段を備える必要がなく、加湿装置の
低コスト化が図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、冷凍装置を備え
たコンテナに装着されて該コンテナの庫内を加湿する冷
凍装置付きコンテナ用冷凍装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】野菜等の生鮮食品を運搬するコンテナに
おいては、野菜等の鮮度を維持するために、通常、コン
テナ本体の開口に装着されるケーシングに冷凍装置を設
け、該冷凍装置により庫内空気を冷却するようにしてい
る。
【0003】ところが、コンテナの庫内を冷凍装置によ
り冷却する場合、積載物である野菜等の生鮮食品の鮮度
そのものは維持できるものの、冷却作用に伴なって庫内
空気の湿度が低下することから、野菜等から水分が蒸発
しこれが萎縮する所謂「目減り現象」が生じ、商品価値
の低下を招来するという問題があった。
【0004】かかる問題に対しては、コンテナの庫内空
気を加湿することが有効であり、従来より種々の加湿手
法が提案されている。例えば、水を自然蒸発させて加湿
する自然蒸発式とか、水を微粒として噴霧し加湿する水
噴霧式とか、水を加熱蒸発させて加湿する加熱蒸発式等
がこれである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、自然蒸発式
には、庫内湿度が高くなるにつれて加湿量が減るため過
加湿が生じず結露しないとか、湿度センサが不要である
等の利点がある反面、大きな蒸発面積を必要とし装置が
大型化し易いという欠点がある。
【0006】水噴霧式には、構造が簡単で安価であると
い利点がある反面、水の粒子の飛散によってその大半が
庫内壁面とか積載物に付着し加湿効率が悪く、常時水の
補給が必要である等の欠点がある。
【0007】加熱蒸発式には、高温水蒸気による加湿の
ため、水蒸気が庫内空気と触れることで直ちに凝縮し、
庫内壁面や積載物に付着して結露し易いとか、加熱ヒー
タが必要でコストが高くつく、等の欠点がある。
【0008】従って、加湿装置の採用に当たっては、こ
れら従来の装置の欠点を解消し得るようにその構成を検
討することが必要である。また、上記の何れの方式の加
湿装置を採用する場合においても、該加湿装置がコンテ
ナの庫内、即ち、スペース的に限られた場所に配置され
ること、使用状態においてはケーシングにより閉塞状態
を維持することが必要であること、等から、その配置構
成面での考慮、例えば、加湿装置の装備による庫内スペ
ースの減少を可及的に抑えること、庫外からメンテナン
スし得ること、等を考慮しなければならない。しかる
に、このような観点からの有効な提案は未だ成されてお
らず、この点において改善の余地がある。
【0009】そこで本願発明は、コンテナ庫内の加湿
を、庫内スペースの減少を可及的に抑制しつつ高い信頼
性をもって実現でき、且つメンテナンス性に優れた冷凍
装置付きコンテナ用加湿装置を提供することを目的とし
てなされたものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本願発明ではかかる課題
を解決するための具体的手段として次のような構成を採
用している。
【0011】本願の第1の発明にかかる冷凍装置付きコ
ンテナ用加湿装置では、コンテナ本体3の開口32に装
着されるケーシング4の庫内側の上部位置に蒸発器ユニ
ット40を、庫外側の下部位置に凝縮器ユニットを、そ
れぞれ取付け、上記蒸発器ユニット40から吹き出され
る冷風を庫内31に循環させるようにした冷凍装置付き
コンテナにおいて、上記ケーシング4の庫内側における
上記蒸発器ユニット40と凝縮器ユニットの側方位置
に、上下方向に延びて上記庫内31の上部と下部とを連
通するサイド通路44を設けるとともに、該サイド通路
44内に加湿ユニット1を配置したことを特徴としてい
る。
【0012】本願の第2の発明では、上記第1の発明に
かかる冷凍装置付きコンテナ用加湿装置において、上記
加湿ユニット1を、水Wを自然蒸発させる加湿器11と
該加湿器11の上方に配置されて該加湿器11に水Wを
補給する水タンク12とを備えて構成したことを特徴と
している。
【0013】本願の第3の発明では、上記第2の発明に
かかる冷凍装置付きコンテナ用加湿装置において、上記
加湿器11を、水Wの透過を阻止し水蒸気Sのみを透過
させる透質性素材を用い、該透質性素材の一方側に水W
を位置させ、他方側に庫内空気A1を流通させる構成と
したことを特徴としている。
【0014】本願の第4の発明では、上記第2の発明に
かかる冷凍装置付きコンテナ用加湿装置において、上記
水タンク12に、上記ケーシング4を貫通して配置され
且つその給水口14aを上記ケーシング4の庫外側に位
置させた水補給管13を接続したことを特徴としてい
る。
【0015】
【発明の効果】本願発明ではかかる構成とすることによ
り次のような効果が得られる。
【0016】 本願の第1の発明にかかる冷凍装置付
きコンテナ用加湿装置では、コンテナ本体3の開口32
に装着されるケーシング4の庫内側の上部位置に蒸発器
ユニット40を、庫外側の下部位置に凝縮器ユニット
を、それぞれ取付け、上記蒸発器ユニット40から吹き
出される冷風を庫内31に循環させるようにした冷凍装
置付きコンテナにおいて、上記ケーシング4の庫内側に
おける上記蒸発器ユニット40と凝縮器ユニットの側方
位置に、上下方向に延びて上記庫内31の上部と下部と
を連通するサイド通路44を設けるとともに、該サイド
通路44内に加湿ユニット1を配置している。
【0017】この場合、通常、蒸発器ユニット40及び
凝縮器ユニットの幅寸法は上記コンテナ本体3の庫内3
1の幅寸法より小さく、従って上記蒸発器ユニット40
及び凝縮器ユニットの側方部位は積載物収容用の庫内ス
ペースとしては活用できないデッドスペースとなってい
るが、このデッドスペース部分に上記サイド通路44を
設け、該サイド通路44内に上記加湿ユニット1を配置
することで、庫内31のスペース減少を招くことなく加
湿機能を付加し、コンテナの多機能化による性能向上を
図ることができる。
【0018】また、上記サイド通路44は上記庫内31
内を上下方向に延びてその上部と下部とを連通する構成
であることから、該サイド通路44には上記蒸発器ユニ
ット40から吹き出されて庫内31を循環する庫内空気
の一部がその上方から下方へ向けて流れることになる。
従って、このサイド通路44内に上記加湿ユニット1を
配置することで、該加湿ユニット1は庫内空気の流れを
利用して加湿を行うことができることから、該加湿ユニ
ット1に専用の送風手段を備える必要がなく、それだけ
加湿装置の低コスト化、延いては加湿機能を備えたコン
テナの低コスト化が図れるとともに、加湿装置のメンテ
ナンスフリー化が促進される。
【0019】 本願の第2の発明によれば、上記に
記載の効果に加えて次のような特有の効果が得られる。
即ち、この発明では、上記第1の発明にかかる冷凍装置
付きコンテナ用加湿装置において、上記加湿ユニット1
を、水Wを自然蒸発させる加湿器11と該加湿器11の
上方に配置されて該加湿器11に水Wを補給する水タン
ク12とで構成しているので(所謂「自然蒸発式」)、
該加湿器11における蒸発量、即ち、加湿量が庫内空気
の湿度に対応して自然に増減変化し、従って、「過加
湿」及び「過加湿」に起因する野菜等の積載物への水滴
の付着が防止されることになる。
【0020】また、上記加湿器11の上方に上記水タン
ク12を配置することで、該水タンク12側から上記加
湿器11側へ水Wをそのヘッド差に基づく自然流下によ
って自動的に補給することができ、これによって加湿装
置のメンテナンスフリー化が促進されることになる。
【0021】 本願の第3の発明によれば、上記に
記載の効果に加えて次のような特有の効果が得られる。
即ち、この発明では、上記第2の発明にかかる冷凍装置
付きコンテナ用加湿装置において、上記加湿器11を、
水Wの透過を阻止し水蒸気Sのみを透過させる透質性素
材を用い、該透質性素材の一方側に水Wを位置させ、他
方側に庫内空気A1を流通させるように構成しているの
で、該透質性素材を通して水蒸気Sのみが庫内空気A1
側に透過し該庫内空気A1の加湿が行われる。この場
合、上記水Wと庫内空気A1とが透質性素材を介して接
することで、該透質性素材が通常、微細な孔を無数に備
えた構成とされていることから、上記水Wと庫内空気A
1との接触面積(即ち、水Wの蒸発面積)が非常に大き
く、従って、必要蒸発量を同じとした場合には、自然蒸
発式の加湿装置であるにも拘わらずこれをよりコンパク
トに形成してその省スペース化を図ることができること
になる。
【0022】 本願の第4の発明によれば、上記に
記載の効果に加えて次のような特有の効果が得られる。
即ち、この発明では、上記第2の発明にかかる冷凍装置
付きコンテナ用加湿装置において、上記水タンク12
に、上記ケーシング4を貫通して配置され且つその給水
口14aを上記ケーシング4の庫外側に位置させた水補
給管13を接続しているので、上記水タンク12への給
水を上記ケーシング4の庫外側から容易に行うことがで
き、その結果、加湿装置の使用上における操作性が向上
することになる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本願発明にかかる冷凍装置
付きコンテナ用加湿装置を好適な実施形態に基づいて具
体的に説明する。
【0024】図1には、本願発明の実施形態にかかる加
湿装置を備えた冷凍装置付きコンテナ2の要部を示して
いる。
【0025】上記コンテナ2は、天井壁33と床壁34
と左右両側の側壁35,35とで囲繞された矩形の断面
形状をもつコンテナ本体であって、該コンテナ本体3の
一端の開口32には次述のケーシング4が開閉自在に装
着されている。また、コンテナ本体3の床壁34上に
は、複数枚の載荷台36,36,・・が取り付けられ、
該各載荷台36,36,・・と上記床壁34との間に
は、通風路となる床下隙間37,37,・・がコンテナ
本体3の長手方向に向けて形成されている。
【0026】上記ケーシング4は、上記コンテナ本体3
の上記開口32を閉蓋し得る大きさをもつ矩形平板状の
外面板41を備えている。この外面板41は、その外周
部を上記コンテナ本体3の開口32側に対する締着面と
する一方、その内部寄り部位の略下半部は、これをその
表面側(庫外側面)から裏面側(庫内側面)に向けて凹
入させて庫外収容部43としている。そして、この庫外
収容部43内には、凝縮器とか圧縮機等の機器で構成さ
れる凝縮器ユニット(図示省略)が配置されている。
【0027】また、上記ケーシング4の裏面側において
は、上記庫外収容部43の底面を形成する前板48と該
前板48の上端側から上記外面板41の裏面側に向けて
傾斜延出するドレンパン45とが設けられており、該ド
レンパン45の上方側部位は庫内収容部42とされてい
る。そして、この庫内収容部42には、蒸発器46が傾
斜配置されるとともに、該蒸発器46の上方側には左右
一対の庫内ファン47,47が設けられ、この蒸発器4
6と庫内ファン47,47とによって蒸発器ユニット4
0が構成されている。
【0028】一方、上記蒸発器ユニット40の幅寸法と
凝縮器ユニットの幅寸法(即ち、上記庫外収容部43の
幅寸法)は、上記コンテナ本体3の庫内31の幅寸法よ
り小さく、従って上記ケーシング4を上記コンテナ本体
3の開口32に装着した状態において、これら両者の左
右両側にはそれぞれ上下方向に延びる空間部が形成され
る。
【0029】そこで、この実施形態のものにおいては、
この左右両側の空間部を有効に利用して通風路を形成す
べく、上記蒸発器ユニット40と凝縮器ユニットの幅方
向両端部にそれぞれ上下方向に延びる区画板52,52
を設けるとともに、該各区画板52,52よりさらに幅
方向外側に該区画板52と対向して上下方向に延びる側
板51,51をそれぞれ設け、さらに、これら各区画板
52,52の先端と上記各側板51,51の先端に跨が
って上記外面板41と略平行に延びるカバー板50を設
けている。この結果、上記カバー板50の幅方向中央寄
り部位には該カバー板50と上記前板48とで囲繞され
て上下方向に延びる横長矩形の断面形状をもつ主通風路
49が形成され、また該カバー板50の幅方向両側には
該カバー板50と上記側板51と区画板52及び上記外
面板41によって囲繞されて上下方向に延びる略矩形の
断面形状をもつ左右一対のサイド通路44,44がそれ
ぞれ形成されている。
【0030】尚、上記主通風路49は、その上端側が上
記蒸発器46の下流側に臨む一方、その下端側は上記コ
ンテナ本体3の床壁34に対向し且つ上記床下隙間3
7,37,・・に臨んでいる。また、上記サイド通路4
4は、その上端が上記コンテナ本体3の庫内31の上部
に臨む一方、下端側は、上記主通風路49と同様に、上
記コンテナ本体3の床壁34に対向し且つ上記床下隙間
37,37,・・に臨んでいる。
【0031】そして、上記各サイド通路44,44内に
は、次述する加湿ユニット1がそれぞれ配置され、これ
ら一対の加湿ユニット1,1によって本願発明にかかる
加湿装置が構成されている。
【0032】上記加湿ユニット1は、図2及び図3に示
すように、加湿器11と水タンク12とを備えて構成さ
れる。上記加湿器11は、水を自然蒸発させて水蒸気を
空気中に拡散させて該空気を加湿するものであって、上
記サイド通路44の断面形状に対応した形状をもつ矩形
筺状のケース15に、その上面15aと下面15bを貫
通して複数本の管体17,17,・・を所定間隔で取付
け、該各管体17,17,・・の内部をそれぞれ通風路
16としている。従って、上記加湿器11を上記サイド
通路44内に配置することで、上記庫内31の上部と下
部とは上記各管体17,17,・・の通風路16,1
6,・・を介して相互に連通することになる。
【0033】ここで、この実施形態においては、上記管
体17を、微細な孔を無数に備え、水の透過を阻止し、
水蒸気の透過のみを許容する透質性をもつ透質性素材に
よって構成している。従って、上記ケース15の内部の
貯水部19(即ち、上記各管体17,17,・・の外側
空間)に水Wを貯留する一方、上記各通風路16,1
6,・・にその上方側から下方に向けて庫内空気A1
流通させると、該各通風路16,16,・・の壁面から
自然蒸発により水蒸気Sが発生し、これが上記庫内空気
1に混合することで該庫内空気A1が加湿され、加湿空
気A2として上記庫内31の下部側に向けて吹き出され
ることになる。
【0034】一方、上記水タンク12は、上記加湿器1
1側へ水Wを補給するためのものであって、偏平矩形の
断面形状を有し、その底部は水補給管13を介して上記
加湿器11の上記貯水部19に接続されている。また、
上記水タンク12の上端部には、給水管14が取り付け
られている。この場合、この給水管14は、上記水タン
ク12から斜め上方へ延出し、且つ上記ケーシング4の
外面板41を貫通して庫外側へ露出しているとともに、
その露出した先端の給水口14aにはキャップ18が設
けられている。
【0035】続いて、上記コンテナ2の使用状態におけ
る上記加湿装置等の作動等について説明する。
【0036】上記コンテナ2の庫内31内に、例えば野
菜等の品物を積載した状態で、上記ケーシング4によっ
て上記コンテナ本体3の開口32を閉じ、この状態で冷
凍装置を運転する。この冷凍装置の運転によって、上記
蒸発器ユニット40の庫内ファン47,47の送風作用
により上記庫内31内には、該各庫内ファン47,47
から吹き出された後、上記主通風路49を流下し、上記
床下隙間37,37,・・を通って庫内31の奥側へ移
動した後、上昇し、上記庫内31の天井壁33に沿って
上記各庫内ファン47,47側に帰還するように、庫内
空気A1の循環流れが生じる。そして、この場合、庫内
空気A1が上記蒸発器46において冷却され、この冷却
された低温の庫内空気A1が庫内31を循環することで
庫内温度が低下し、積載物の冷蔵保管が実現されるもの
である。
【0037】一方、上記庫内31における庫内空気A1
の循環流れによって、該庫内空気A1の一部は、上記サ
イド通路44内にその上端側から流入し、その下端側か
ら上記床下隙間37側に流出する。この場合、上記サイ
ド通路44に設けられた上記加湿ユニット1側において
は、図3に示すように、その加湿器11の上記通風路1
6,16,・・内を上記庫内空気A1が流通すること
で、上記貯水部19内に貯留された水Wは該通風路16
を構成する管体17の壁面を通して順次自然蒸発し、そ
の水蒸気Sは上記通風路16内に拡散し、ここを流れる
庫内空気A1に混合される。従って、この庫内空気A
1は、水蒸気Sとの混合によって加湿され、加湿空気A2
として上記通風路16から下方へ吹き出され、これが庫
内31を循環することで該庫内31が適度に加湿される
ものである。
【0038】以上のように、この実施形態のものにおい
ては、上記ケーシング4の庫内側における上記蒸発器ユ
ニット40と凝縮器ユニットの両側方におけるデッドス
ペース部分に、上下方向に延びて上記庫内31の上部と
下部とを連通するサイド通路44,44を設けるととも
に、該各サイド通路44,44内にそれぞれ加湿ユニッ
ト1,1を配置しているが、かかる構成によれば、上記
デッドスペースの有効利用による加湿装置の配置によっ
て、上記コンテナ2の庫内スペース減少を招くことなく
これに加湿機能を付加してその多機能化による性能向上
を図ることができるものである。
【0039】また、この場合、上記各サイド通路44,
44が、上記庫内31内を上下方向に延びてその上部と
下部とを連通する構成であることから、該各サイド通路
44,44には上記蒸発器ユニット40側から吹き出さ
れて庫内31を循環する庫内空気A1の一部がその上方
から下方へ向けて流れることになる。従って、この各サ
イド通路44,44内に上記加湿ユニット1を配置する
ことで、該加湿ユニット1は庫内空気A1の流れを利用
して(換言すれば、上記庫内ファン47の送風作用を利
用して)加湿を行うことができることから、該加湿ユニ
ット1に専用の送風手段を備える必要がなく、それだけ
加湿装置の低コスト化、延いては加湿機能を備えたコン
テナ2の低コスト化が図れるとともに、専用の送風手段
がない分だけ加湿装置のメンテナンスフリー化も促進さ
れることになる。
【0040】さらに、この実施形態においては、上記加
湿器11が自然蒸発式の加湿形態をもつものであり、該
加湿器11における蒸発量、即ち、加湿量が庫内空気A
1の湿度に対応して自然に増減変化することから、加湿
量が過大となる「過加湿」、及び「過加湿」に起因する
野菜等の積載物への水滴の付着が防止され、良好な加湿
性能が実現されることになる。また、この場合、上記加
湿器11の上方に上記水タンク12を配置し、該水タン
ク12側から上記加湿器11側へ水Wをそのヘッド差に
基づく自然流下によって自動的に補給するようにしてい
るので、例えば給水ポンプ等を設ける場合に比して、加
湿装置の低コスト化あるいはメンテナンスフリー化が図
れることになる。
【0041】一方、上記加湿器11を自然蒸発式とした
場合に問題となるのは、蒸発面積の増大による装置の大
型化であるが、この実施形態のものにおいては、上記加
湿器11の上記通風路16の壁面(即ち、水Wと庫内空
気A1とが接触する部分)を、透質性の素材でなる管体
17を用いて構成しているので、小さな蒸発面積で多量
の蒸発量を確保することができ、結果的に、上記加湿器
11のコンパクト化が促進され、延いては上記ケーシン
グ4のサイド通路44側への取付性が良好となる。
【0042】また、この実施形態のものにおいては、上
記水タンク12に設けられた上記給水管14を庫外側へ
引き出し、その給水口14aを上記ケーシング4の庫外
側に位置させているので、上記水タンク12への給水を
上記ケーシング4の庫外側から容易に行うことができ、
それだけ、加湿装置の使用上における操作性が向上する
ことになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明にかかる加湿装置を冷凍装置付きコン
テナに装着した状態を示す斜視図である。
【図2】図1に示した加湿装置部分の拡大図である。
【図3】図2のIII−III断面図である。
【符号の説明】
1は加湿ユニット、2はコンテナ、3はコンテナ本体、
4はケーシング、11は加湿器、12は水タンク、13
は水補充管、14は給水管、14aは給水口、15はケ
ース、16は通風路、17は管体、18はキャップ、1
9は貯水部、31は庫内、32は開口、33は天井壁、
34は床壁、35は側壁、36は載荷台、37は床下隙
間、40は蒸発器ユニット、41は外面板、42は庫内
収容部、43は庫外収容部、44はサイド通路、45は
ドレンパン、46は蒸発器、47は庫内ファン、48は
前板、49は主通風路、50はカバー板、51は側板、
52は区画板、A1は庫内空気、A2は加湿空気、Sは水
蒸気、Wは水である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンテナ本体(3)の開口(32)に装
    着されるケーシング(4)の庫内側の上部位置に蒸発器
    ユニット(40)を、庫外側の下部位置に凝縮器ユニッ
    トを、それぞれ取付け、上記蒸発器ユニット(40)か
    ら吹き出される冷風を庫内(31)に循環させるように
    した冷凍装置付きコンテナにおいて、 上記ケーシング(4)の庫内側における上記蒸発器ユニ
    ット(40)と凝縮器ユニットの側方位置に、上下方向
    に延びて上記庫内(31)の上部と下部とを連通するサ
    イド通路(44)を設けるとともに、該サイド通路(4
    4)内に加湿ユニット(1)を配置して構成されたこと
    を特徴とする冷凍装置付きコンテナ用加湿装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 上記加湿ユニット(1)が、水(W)を自然蒸発させる
    加湿器(11)と該加湿器(11)の上方に配置されて
    該加湿器(11)に水(W)を補給する水タンク(1
    2)とを備えて構成されていることを特徴とする冷凍装
    置付きコンテナ用加湿装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 上記加湿器(11)が、水(W)の透過を阻止し水蒸気
    (S)のみを透過させる透質性素材を用い、該透質性素
    材の一方側に水(W)を位置させ、他方側に庫内空気
    (A1)を流通させる構成であることを特徴とする冷凍
    装置付きコンテナ用加湿装置。
  4. 【請求項4】 請求項2において、 上記水タンク(12)には、上記ケーシング(4)を貫
    通して配置され且つそ の給水口(14a)を上記ケーシング(4)の庫外側に
    位置させた水補給管(13)が接続されていることを特
    徴とする冷凍装置付きコンテナ用加湿装置。
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