JPH0436576A

JPH0436576A - 冷蔵庫

Info

Publication number: JPH0436576A
Application number: JP14144090A
Authority: JP
Inventors: Akio Kouda; 古宇田　明夫; Shinji Maeda; 前田　眞二; Shozo Ogawa; 小川　省三
Original assignee: Hitachi Ltd
Current assignee: Hitachi Ltd
Priority date: 1990-06-01
Filing date: 1990-06-01
Publication date: 1992-02-06
Anticipated expiration: 2014-07-26
Also published as: JPH11183021A; JP2922983B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は野菜室容器を備えた冷蔵庫に関する。

〔従来の技術〕

従来の冷蔵庫は、特開昭６２−２９９６８１号公報に開
示されたように、上部貯蔵室から送られてくる冷気が野
菜容器の背面に、直接当り、極部冷却され野菜容器内に
結露するのを防ぐため、野菜室の背面後部に遮断板を設
けていた。また、野菜室内の湿度を適度に保つための透
湿膜を野菜室の蓋と一体に形成し、野菜容器に載置する
と共に、蓋と仕切板で構成する通路に、上部貯蔵室から
送られてくる冷気を通過させるものである。なお上部貯
蔵室から送られ遮断板に当った冷気は野菜容器周囲を通
過すると共に、野菜容器の前方の穴を経て蓋と仕切板で
構成する通路で、この通路を経た冷気と合流し、上部貯
蔵室に戻る構造となっていた。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記従来技術では野菜容器の背面部の極部冷却を防ぐた
め遮断板を設けているので、部品が多く原価が高い、遮
断板を設けるため野菜容器の内容積が減少する。また、
蓋は野菜容器を略密閉するのであるが、完全ではありえ
ず、必ず、隙間が存在するので、この隙間より、上部貯
烹室より送られてくる冷気が野菜容器内に浸入し野菜容
器内に収納された野菜より蒸散する水分を運びさり乾燥
させるという問題もあった。

本発明の目的は遮断板不要にして野菜容器の極部冷却に
よる結露が発生せず、しかも、野菜容器の内容積を増加
させる安価な野菜容器付の冷蔵庫を提供することにある
。また、野菜容器内の乾燥を極力抑える構造を提供する
ことにある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明はこの問題点を解決するべくなされたもので、貯
蔵室を仕切板によって上、下に区画し、上方を冷蔵室、
下方を野菜室とし、且つ、冷蔵室。

野菜室に冷却器を経た冷気を夫々配分するようにした冷
蔵庫に於いて、野菜室内に蓋付の野菜容器を内箱との間
に冷気通路を構成するように設置し、前記蓋が前記仕切
板との間に通路を形成させ、且つ冷蔵室冷却後の冷気を
手前側の吸込口より前記通路内に呼び込み、野菜室後部
に冷却器より直接導風されてくる冷気と野菜室容器後部
上方で合流させるようにしたものである。

また、野菜室容器の後部上方で合流する冷気通路内を通
る冷気と、直接、野菜室後部に導風される冷気とが野菜
室容器の後部上方で、冷気通路内を通る冷気が野菜室容
器の背面壁側を流れるようにした。

更に、野菜室容器の上部に設置される蓋の一部に調湿材
を設け、調湿材を野菜室容器の蓋と仕切板とで形成する
冷気通路に臨ませたものである。

〔作用〕

野菜室容器の蓋と仕切板とにより構成した冷気通路に冷
蔵室冷却後の冷気を呼び込み、この冷気と野菜室後部に
冷却器から、直接、導かれてくる冷気とを、野菜室容器
の後部上方で合流させ、野菜室容器の背面上部に於いて
、冷蔵室冷却部の冷気を野菜室容器の背面壁側を通すよ
うにしたので、冷却器から、直接、野菜室に導風される
極めて低温の冷気が、直接、野菜室容器を冷却しなくな
るので、極部的冷却により生じる野菜室容器内の結露、
凍結等を防ぐことができる。また、野菜室容器の蓋の一
部に設けた調湿材を冷気通路に臨ませることにより、野
菜室容器内の設定以上となった水分は調湿材の作用によ
り冷気通路内に放圧され、冷気通路内に呼び込まれた冷
蔵室冷却後の冷気に吸収される。冷蔵室冷却後の冷気は
冷蔵室内に於いて吸湿しているので多湿であるが更に多
湿となる。また、野菜室容器を冷却する冷気は冷却器か
ら野菜室に、直接、導かれる冷気と冷蔵室冷却後の冷気
との混合冷気であるが、冷蔵室容積が野菜室容積より圧
倒的に大きいため、冷蔵室冷却後の多湿冷気が圧倒的に
多く、従って、混合冷気も多湿である。また、野菜室容
器と蓋間は略密閉状態にあるが完全密閉ではありえず、
必ず、隙間が存在するが、この隙間より野菜室容器内に
混合冷気が侵入しても、混合冷気は多湿であるので野菜
室容器内を乾燥させることもなく、かえって内部湿度が
低い状態では加湿することもある。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を第１図ないし第４図により説
明する。１は冷蔵庫本体で外箱１ａ、左右２室に成形し
た内箱１ｂ、外箱１ａと内箱１ｂとで形成された空間に
ウレタンフオームＩＣを発泡等により充填し、左右二基
の貯蔵室を備えて形成している。２は内部に断熱材を備
え、冷蔵庫本体１の左側貯蔵室を冷凍室３．瓶等を収納
するボトル室４の上、下に区画し、更に、後述する冷凍
室３の背面に設置する冷却器５の後方下部とボトル室奥
部上面に開口連結する通路２ａを備えた断熱仕切りであ
る。６は冷蔵庫本体１の右側貯蔵室の前方部を上、下に
区画する仕切部材である。７は仕切部材６の後側に位置
させ、内箱１ｂの内面。

及び、後述する冷気配分用ダクト８に夫々設けた凸部１
ｄ、ｌｅ、Ｉｆ、８ａに載置し、冷蔵庫本体１の右側貯
蔵室を、上側に冷蔵室９．下側を野菜室１０とに区分す
る仕切板で１手前側に冷蔵室９と野菜室１０を連通する
吸込ロアａを設けている。１１は野菜等を収納する上面
を開口して成形された野菜室容器、１２は前方引出し可
能な野菜室扉、１３は野菜室扉１２に固定され、野菜室
容器１１を載置するフレームである。１４は左右を内箱
１ａに設けた凸部１ｇ＋　ｌｈに載せて配置すると共に
、野菜室扉１２を閉じた状態で野菜室容器１１の上面開
口端面にわずかに押し上げられる蓋で一部に野菜室容器
１１内部の湿度が設定以上の多湿、例えば、野菜の保存
に適するといわれる略９０％ＲＨ以上になったとき、野
菜室容器１１外に水分を透過させる機能を持つ調湿材１
４ａを備えている。また、蓋は仕切板７との間に間隔を
保持して冷気通路１５を形成し、野菜室容器１１の背面
、底面及び左右側面は内箱１ａとの間に、前面は野菜室
扉１２に固定された野菜室扉内板１２ａとの間に夫々冷
気通路１６ａ、１６ｂ、１６ｃ、１６ｄ、　１６ｅを形
成している。１７は野菜室１０の前方下部とボトル室４
の前方下部を連結する冷気通路である。１８はボトル室
扉、１９はボトル類を収納する籠、または、上面を開口
する容器である。２０は冷凍室扉等、２１は冷凍室３を
適宜区画する冷凍室棚板、２２は冷凍室棚板２１により
区画された冷凍室の各部の各々の上部に位置して設けた
孔２２ａと、冷却［！５の下部前方に位置させて設けた
孔２２ｂをもつ冷凍室背面板、２３は冷媒を圧縮する圧
縮機、５は凝縮器（図示せず）で凝縮された冷媒を所定
温度で蒸発させる冷却器、２４は冷却器５で冷却された
冷気を庫内に送風するファン、２５はファン２４部に孔
２５ａを設は冷凍室背面板２２と空間を保持し、冷却＃
１５の前面を閉塞する冷却器前面板である。２６は冷蔵
室扉、２７は冷蔵室９を、適宜、上下に区画する板状に
成形された冷蔵室棚板である。２８はサーモスタット（
図示せず）、及び、ダンパ（図示せず）を内蔵すると共
に庫内温度を感知して庫内に導風する冷気量を調節する
冷蔵室温度調節装置である。２９は冷却器前面板２５と
冷凍室背面板２２により形成された空間に一方の開口を
、他方を冷蔵室温度調節装置２８のダンパに連結する孔
に開口する冷気通路である。８はスチロフォーム等断熱
材で形成された冷気配分用ダクトで内箱１ｂとの間に冷
気通路を形成し上部を冷蔵室温度調節装置２８の冷気通
路に連通させると共に冷蔵室棚板２７により区画された
冷蔵室冬空間９８〜９ｄ、及び野菜室１０とに、夫々、
適量の冷気が配分導風されるようにダクト内部を適宜分
割（図示せず）すると共に吐出口８ｂ〜８ｅを設けてい
る。

この構成により冷却器５で生成した冷気はファン２４の
送風力により冷却器前面板２５と冷凍室背面板２２とで
形成する空間に送風され、一方では冷凍室背面板２２に
設けた孔２２ａより冷凍室各部に吐出され、熱交換した
後、下部に設けた孔２２ｂより冷却器５の下部に吸い込
まれる。他方では冷気通路２９を経て温度調節装置２８
に送風されると共に、温度調節装置により庫内に送風す
る冷気の量を調節される。量を調節された冷気は冷気配
分用ダクト８に導かれ、更に、冷気配分用ダクト８の内
部で冷気を適当量に分割され吐、出孔８ｂ〜８ｅ及び８
ｆより冷蔵室棚板２７により区画された冷蔵室各部９ａ
〜９ｄ、及び、野菜室１０の後部に、直接、導かれる。

冷蔵室各部に導風された冷気は冷蔵室内を冷却した後、
冷蔵室棚板２７と冷蔵室Ｊ％２６の間を下降すると共に
、仕切板７に設けられた吸込ロアａに吸込まれる。吸込
ロアａに吸込まれた冷蔵室冷却後の冷気は仕切板７と蓋
１４とにより形成された冷気通路１５を経て野菜室後部
に達し、この部で冷気配分用ダクト８により野菜室１０
の奥部に冷却器５より、直接、導かれる冷気と合流する
。合流した冷気は下方に行くにつ九て混合されて平均さ
れた温度となり野菜室容器１１と内箱１ａ及び野菜室扉
内板１２ａとで形成された冷気通路１６ａ、１６ｂ、１
６ｃ。

１６ｄ、及び、１６ｅへと流入し、野菜室容器ｌｌの周
囲から内部を冷却した後、野菜室とボトル室とを連結す
る冷気通路１７へと吸い込まれる。

冷気通路１７を経由してボトル室４に呼び込まれた冷気
は、ボトル室４内を冷却熱交換した後、断熱仕切２の奥
部に備えた冷気通路２ａに吸込まれて冷却器５の下部に
至る。

本実施例によれば、野菜室容器１１は上面の蓋１４側を
冷蔵室冷却後の冷気により冷却される。

また、野菜室１０内を冷却した冷気は全て冷気通路１７
に吸い込まれ、且つ、冷気通路１７は野菜室１０の前方
下部に位置しているので、野菜室容器１１の背面側の冷
気は冷気通路１６ａを下方へと流れる。ここで冷気配分
用ダクト８の野菜室開口部は野菜室の奥部にあるので野
菜室容器の背面上部では略冷蔵庫冷却後の冷気が野菜室
容器１１の背面壁側を流れ、下方、及び、冷気通路１６
ｂ〜１６ｃｌの前方へ流れるにつれて冷却器から、直接
、導風される冷気の割合が増加しついには完全に混合さ
れ平均化された温度となる。よって野菜室容器１１には
冷却器より野菜室に、直接、導がれた冷気が、直接、当
ることがないので野菜室容器１１を極部的に冷却し、内
部に結露、凍結等を生じることもなくなる。また、合流
して混合された冷気が野菜室容器１１と蓋１４との間に
存在する隙間より野菜室容器１１内に浸入し、容器内を
冷却することがあるが、混合された冷気の割合は、冷却
器から直接、導かれる冷気、即ち、乾燥した冷気に対し
、冷蔵室を冷却し吸湿した後の多湿冷気が圧倒的に多く
、且つ、冷蔵室冷却後の冷気は冷気通路１５を経由して
いるので、調湿材１４ａの機能により野菜室容器１１内
より透過し、冷気通路１５内に放出された水分をも含み
多湿となっているので、野菜室容器１１の内部に侵入し
ても野菜より蒸散する水分を運びさり乾燥させる割合は
少なくなる。

〔発明の効果〕

本発明によれば、野菜室に蓋付の野菜室容器を内箱との
間に冷気通路を構成するように設置し、蓋が仕切板との
間に通路を形成させ、冷蔵室冷却後の冷気を手前側の吸
込口より通路に呼び込み、野菜室後部に冷却器より、直
接、導かれてくる冷気と野菜室容器の後部上方で合流さ
せるようにしたことにより、冷却器から、直接、導かれ
てくる冷気が、野菜室容器の背面壁を、直接、冷却する
ことがなくなるので５野菜室容器内の局部結露。

凍結等防ぐことができる。また、冷蔵室冷却後の冷気と
冷却器から、直接、導かれてくる冷気を合流させている
ので、従来に比べ野菜室容器を冷却する風量が極めて増
加する。従って、冷気が内箱と野菜室容器で形成する冷
気通路のすみずみまでゆきわたるので野菜室容器を効率
よく、均一に冷却することができる。

また、野菜室容器の後部上方で合流する冷気通路内を通
る冷気、即ち、冷蔵室冷却後の冷気と、直接、野菜室後
部に導かれる冷気、即ち、冷却器から、直接、野菜室後
部に導かれる冷気とが、野菜室容器の後部上方で、冷蔵
室冷却後の冷気が野菜室容器の背面壁側を流れるように
したため、冷却器より野菜室後部に、直接、導かれる冷
気が野菜°寛容器の背面壁を、直接、冷却することがな
くなるので極部冷却といった問題もなくなる。従って従
来取付けていた遮断板が不要となる。また遮断板がなく
なるので野菜室容器の内容積も増加できる。

更に、野菜室容器の上部に設置する蓋の一部に調湿材を
設け、この調湿材を野菜室容器の蓋と仕切板とで構成す
る冷気通路に臨ませたので、調湿材の作用によって冷気
通路中に放出された水分が、冷気通路内に呼び込まれた
冷蔵室冷却後の冷気中に吸収されて後、冷却器から野菜
室後部に、直接、導かれる冷気と合流するので合流した
冷気は多湿である。従って、野菜室容器を冷却する合流
した冷気が野菜室容器と蓋の隙間より内部に侵入しても
内部を乾燥させる割合が少ない。更に、野菜室内部に収
納した野菜等が少ない場合には水分を補充する結果とな
り野菜の鮮度を長時間維持することができる９

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す扉を除いた冷蔵庫の正
面図、第２図は第１図のｎ−ｎ矢視断面図。第３図は扉を取付けた状態の■−■矢視断面図、第４図は第３図のＩＶ−ｆＶ矢視断面図、第５図は従来の冷蔵庫の縦断面図である。７・・・仕切板、８・・・冷気配分用ダクト、１・・・野菜室容器。１４・・・蓋、１４ａ・・・調温材。第図第図一 π 手続補正書（自発）件の表示正をする者事件との関係

Claims

【特許請求の範囲】１、貯蔵室を、仕切板によって上下に区画し、上方を冷
蔵室、下方を野菜室とし、且つ、冷蔵室、野菜室に冷却
器を経た冷気を夫々配分するようにした冷蔵庫に於いて
、前記野菜室内に蓋付の野菜室容器を内箱との間に冷気通
路を構成するように設置し、前記蓋が前記仕切板との間
に通路を形成し、前記冷蔵室の冷却後の冷気を手前側の
吸込口より前記冷気通路内に呼び込み、前記野菜室の後
部に前記冷却器より、直接、導風されてくる冷気と前記
野菜室の容器の後部上方で合流させるようにしたことを
特徴とする冷蔵庫。２、請求項１において、前記野菜室容器の後部上方で合
流する冷気通路内を通る冷気と、直接、前記野菜室の後
部に導風される冷気とが、前記野菜室容器の後部上方で
、前記冷気通路内を通る冷気が前記野菜室容器の背面壁
側を流れるようにした冷蔵庫。３、請求項１において、前記野菜室容器の上部に設置さ
れる前記蓋の一部に調湿材を設け、前記調湿材を前記野
菜室容器の前記蓋と仕切板とで形成する前記冷気通路に
臨ませた冷蔵庫。