JP2001099561A - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

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JP2001099561A
JP2001099561A JP27388799A JP27388799A JP2001099561A JP 2001099561 A JP2001099561 A JP 2001099561A JP 27388799 A JP27388799 A JP 27388799A JP 27388799 A JP27388799 A JP 27388799A JP 2001099561 A JP2001099561 A JP 2001099561A
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refrigerator
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air passage
refrigerator compartment
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政雄 宮本
Shunichi Yamabe
俊一 山部
Hiroshi Yoshimura
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  • Removal Of Water From Condensation And Defrosting (AREA)
  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 貯蔵室内の乾燥を防止することのできる冷蔵
庫を提供する。 【解決手段】 貯蔵物を収納する貯蔵室11と、貯蔵室
11に流入する冷気を生成する冷却器25と、該冷気を
貯蔵室11に導くとともに貯蔵室11と隔壁を介して設
けられる冷気通路28と、前記隔壁の少なくとも一部を
形成して結露による水滴を保持するための凹凸部42j
が設けられた保湿部材42とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は冷気を貯蔵室内に送
出する冷蔵庫に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の冷蔵庫の部分側面断面図を図16
に示す。冷蔵庫1は外部を覆う外箱2aの内側に内箱2
bが配され、外箱2aと内箱2bとの隙間には発泡ポリ
ウレタン等の断熱材2cが充填されている。内箱2bに
より覆われる冷蔵室11の前面は断熱扉3により開閉可
能になっている。
【0003】冷蔵室11の下部には隔離室である氷温室
14が設けられ、その下方には野菜室12が配されてい
る。野菜室12の前面がスライド式の断熱扉4により開
閉可能になっている。冷蔵室11と野菜室12は樹脂成
形品から成る仕切板31、32によって仕切られてい
る。仕切板32には貫通口32aが設けられている。
【0004】冷蔵室11及び氷温室14の背後には冷却
器(不図示)により生成される冷気が流通する冷気通路
28が設けられている。冷蔵室11の背面には冷気通路
28に面する部材42が設けられている。氷温室14の
背面には断熱材36を介して冷気通路28に面する背面
板35が設けられている。
【0005】冷気は部材42及び断熱材36に設けられ
た開口部42a、36aを介して冷蔵室11に流入し、
冷蔵室11内を冷却する。そして、該冷気は自重により
降下し、貫通孔32aから冷気通路30を通って野菜室
12内に流入する空気流を形成する。これにより、野菜
室12内が冷却される。
【0006】また、部材42は金属板等から成り、冷気
通路28を流通する冷気による冷熱を伝えて冷蔵室11
内に放出するようになっている。従って、冷蔵室11は
部材42の一面から放出される冷熱により均一に冷却さ
れるようになっている。更に、冷却器の停止中に、蓄積
した冷熱を放出して冷蔵室11内の保冷を行うようにな
っている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の冷蔵庫によると、冷蔵室11内と冷気通路28内
との間の温度差が大きいと、部材42の冷蔵室11側の
表面に結露が生じる。これにより冷蔵室11内は乾燥す
る。結露による水滴は部材42の表面を流下して氷温室
14の底部に溜る。
【0008】その後、氷温室14の底部に溜った水滴は
付近を通る空気流により蒸発する。蒸発による水蒸気は
上記空気流に導かれ、貫通孔32aを通って野菜室12
内に流入する。この為、冷蔵室11内は乾燥したままで
あり、冷蔵室11に貯蔵される食品等が早く劣化する問
題があった。この問題は、冷気による空気流が貫通孔を
介して上下に配される複数の貯蔵室を冷却する場合にお
いて同様に生じる。
【0009】本発明は、貯蔵室内の乾燥を防止すること
のできる冷蔵庫を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、貯蔵物を収納する貯蔵室と、前記貯蔵室に
流入する冷気を生成する冷却器と、該冷気を前記貯蔵室
に導く冷気通路とを備え、前記冷気通路の貯蔵室側の少
なくとも一部は、保湿部材から成ることを特徴としてい
る。
【0011】この構成によると、貯蔵室内と冷気通路内
との温度差により結露が生じた場合の結露による水滴
や、貯蔵室内の湿気は保湿部材により保持され、貯蔵室
内と冷気通路内の温度が近づくに伴って該水滴等が蒸発
して貯蔵室内を加湿する。
【0012】また本発明は、貯蔵物を収納する貯蔵室
と、前記貯蔵室に流入する冷気を生成する冷却器と、該
冷気を前記貯蔵室に導くとともに前記貯蔵室と隔壁を介
して設けられる冷気通路と、前記隔壁の少なくとも一部
に保湿部材とを備えたことを特徴としている。
【0013】また本発明は、上記構成の冷蔵庫におい
て、前記保湿部材は前記冷却通路内を流通する冷気によ
る冷熱の少なくとも一部を前記貯蔵室内に放出すること
を特徴としている。この構成によると、冷気通路内を通
る冷気の冷熱は保湿部材を伝わって貯蔵室内に放出され
る。
【0014】また本発明は、上記構成の冷蔵庫におい
て、前記保湿部材は、表面に凹凸部を有することを特徴
としている。この構成によると、結露による水滴は凹凸
部により保持される。
【0015】また本発明は、上記構成の冷蔵庫におい
て、前記凹凸部は水平方向に延びて形成されることを特
徴としている。
【0016】また本発明は、上記構成の冷蔵庫におい
て、前記凹凸部により文字、記号または図柄を形成した
ことを特徴としている。
【0017】また本発明は、上記構成の冷蔵庫におい
て、前記保湿部材の下方に前記保湿部材の表面を流下す
る水滴を捕集する捕集部を設けたことを特徴としてい
る。この構成によると、保湿部材で保持できる水滴の許
容量を超えた場合に、保湿部材の表面を流下する水滴は
捕集部で捕集される。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。説明の便宜上、従来例の図16と同
一の部分については同一の符号を付している。図1は第
1実施形態の冷蔵庫を示す側面断面図である。冷蔵庫1
は外部を覆う外箱2aの内側に内箱2bが配され、外箱
2aと内箱2bとの隙間には発泡ポリウレタン等の断熱
材2cが充填されている。冷蔵庫1の内部は上から冷蔵
室11、野菜室12、冷凍室13の順に区分けされてい
る。
【0019】野菜室12と冷凍室13は断熱部材から成
る仕切枠17及び断熱部材から成る仕切板19に仕切ら
れており、冷凍室13は更に断熱部材から成る仕切枠1
8により上部と下部に仕切られている。冷蔵室11と野
菜室12は断熱部材から成る仕切枠16及び樹脂成形品
から成る仕切板31、32によって仕切られている。仕
切板32には貫通口32aが設けられている。
【0020】冷蔵室11の下部には仕切板46で仕切ら
れる隔離室である氷温室14が設けられている。冷蔵室
11には複数の棚45が設けられている。冷蔵室11の
前面は回動式の断熱扉3により開閉可能になっている。
野菜室12、冷凍室13の上部及び冷凍室13の下部は
前面がスライド式の断熱扉4、5、6により夫々開閉可
能になっており、収納容器54、55、56を引出せる
ようになっている。
【0021】冷凍室13の後部には圧縮機20が配され
ている。圧縮機20には吐出パイプ20aを介して凝縮
器(不図示)が連結されており、吸込パイプ20bを介
して冷却器21、25が直列に連結されている。凝縮器
と冷却器25は第1キャピラリーチューブ(不図示)を
介して連結されている。冷却器21、25の間には第2
キャピラリーチューブ(不図示)が配されている。
【0022】これにより冷凍サイクルが構成され、冷凍
サイクル運転が行われると冷却器21、25が冷却され
るようになっている。冷却器21、25の下方には冷却
器21、25の除霜を行う除霜ヒータ61、62が設け
られている。63、64はドレン受け部材である。
【0023】また、凝縮器と第1キャピラリーチューブ
との間には切換手段が設けられ、切換手段と冷却器21
とが第3キャピラリーチューブ(不図示)を介して連結
されている。そして、切換手段を切り替えることによ
り、冷却器21のみの冷却を可能にしている。
【0024】冷却器21は冷気通路23内に配されてお
り、冷気通路23は内箱2bと樹脂成形品から成るエバ
カバー33とにより形成されている。冷気通路23内の
冷却器21の上方には送風機22が配されている。冷気
通路23は背面板33aに設けられた冷凍室13への流
入口13a及び流出口13bにより冷凍室13と連通し
ている。
【0025】冷却器25は冷気通路27内に配されてい
る。冷気通路27の下部は内箱2bと野菜室12の背面
板34とにより形成されている。背面板34は断熱部材
から成り、冷却器25に近設される野菜室12の過冷却
を防止している。冷気通路27内の冷却器25の上方に
は送風機26が配されている。冷気通路27は流出口1
2bにより野菜室12と連通している。
【0026】冷気通路27の上部は氷温室14の背面板
35に固着される断熱部材36と内箱2bとにより形成
されている。断熱部材36には開口部36aが設けられ
ている。冷蔵室11の正面図を図2に示すと、背面板3
5には開口部36aと同じ位置に開口部35aが設けら
れている。開口部35a、36aにより氷温室14は冷
気通路27と連通している。
【0027】冷気通路27の上端には送風機29が配さ
れている。送風機29の前面には冷蔵室11に臨む送風
機カバー41が取り付けられている。送風機カバー41
には複数の開口部41aが形成されている。送風機29
の上方には冷気通路28が設けられている。
【0028】送風機29部分の詳細図を図3に示すと、
冷気通路28は送風機29により開口部41aを介して
冷蔵室11から取入れられる空気と、送風機26により
冷気通路27を流通する冷気とが混流するようになって
いる。
【0029】冷蔵室11の背面部分の冷気通路28は冷
蔵室11の内壁を形成する部材42と内箱2bとにより
形成されている。前記部材42は図5に示すような形状
の熱伝導性を有する熱伝導部材(例えば、加工性が良く
防錆効果の高いアルミニウム合金やステンレス等)から
形成されている。
【0030】これにより蓄冷及び冷熱の放出を可能にし
ている。なお、前記熱伝導部材の厚みが厚い場合は蓄冷
能力が上がり、強度も増加する。厚みが薄い場合は冷熱
の放出効率が上がり、軽量化にも有利である。そのた
め、目的に応じて薄板材や厚板材を適時適所に選び設け
ればよい。
【0031】図6、図7の正面図及び断面図に示すよう
に、部材42の表面には、水平に延びる凹凸部42j、
42kがプレス加工等により断続的に設けられている。
これにより、部材42の強度を補強するとともに、表面
積を増加させて蓄冷や冷熱の放出量を増加させ、冷却効
率の向上が図られている。
【0032】更に、断熱扉3の開閉回数が多く冷蔵室1
1内の温度や湿度が非常に上昇した際に、部材42の表
面で結露して冷蔵室11内が乾燥する。この時、結露に
よる水滴は流下せずに凸部42j’の上部に溜って保持
される。また、凹凸部42jによる模様の切れ目42m
で表面張力により保持される。
【0033】その後、冷却器25で冷却された冷気通路
28内の冷気の送風を停止すると、部材42の凹凸部4
2jに捉えられた水滴が乾燥した冷蔵室11内へ蒸発
し、冷蔵室11内を加湿する。従って、水分が冷蔵室1
1から流出せず、冷蔵室11内の湿度が保持され、部材
42は保湿部材として機能する。尚、凹部42k’を冷
蔵室11側に配すると水滴が溜りやすく、更に保湿能力
が向上する。
【0034】また、図8及び図9に示すように、凹凸部
42j、42kを断続的な傾斜した模様により形成して
もよい。このようにしても、結露による水滴は流下せず
に凹凸部42jによる模様の切れ目42mで表面張力に
より保持される。
【0035】また、図10に示すように、部材42の冷
蔵室11側に「ビン詰コーナー」や「オードブルコーナ
ー」等の文字や記号を突設或は凹設して凹凸部42nを
形成してもよく、ビンやオードブル等を形取った図柄を
形成してもよい。これらによっても同様の効果を得るこ
とができるとともに、使用者に視覚によるメッセージを
伝えることができるので冷蔵庫の使用勝手が向上する。
【0036】部材42の上端と下端部分の断面詳細図を
図11、図12に示す。これらの図によると、部材42
は内箱2bに設けられたタップ板(不図示)とビス72
により内箱2bに固定される取付部材71と、背面板3
5に設けられた取付部35bとにより係止される。取付
部材71のレバー部71aを手指で押上げると爪部71
bの係合が解除される。
【0037】この状態で部材42の上部を手前に倒し
て、上方に引上げることにより部材42を脱着でき、部
材42は着脱自在になっている。これにより冷気通路2
8や部材42の冷気通路28側の清掃等を容易に行うこ
とができるようになっている。尚、部材42の下部は断
熱部材36に固着されるシール材73により密閉されて
いる。
【0038】部材42の下端部分は図13に示すように
してもよい。即ち、背面板35の上端に水溜り部35d
(捕集部)を一体に成形し、部材42を受けるように設
置する。このようにすることにより、部材42の凹凸部
42j(図6参照)で保持できなかった水滴が流下して
も水溜り部35dに溜められる。そして、部材42が冷
蔵室11内の温度に近づくと、水溜り部35dに捉えら
れた水滴は蒸発し、冷蔵室11内を加湿する。従って、
冷蔵室11内の水分の流出を更に防止することができ
る。
【0039】冷蔵室11の天井部分の冷気通路28は樹
脂成形品から成る上面板43と内箱2bにより形成され
ている。前記部材42及び上面板43には開口部42
a、43a(図2参照)が設けられている。また、冷蔵
室11の天面中央部には透明な照明カバー53で覆われ
る照明灯51が設けられている。
【0040】冷蔵室11の上面断面図を図4に示すと、
前記部材42は上下に延びて内箱2bに形成される突起
部28aにより背面を支持されている。これにより、前
面からの押圧力に対する前記部材42の屈曲を防止する
とともに、冷気通路28内を通る冷気を整流して消音と
送風効率の向上が図られている。また、冷気通路28内
には脱臭部50が設けられている。脱臭部50は活性炭
等の脱臭剤から成っており、他の脱臭方法を実行できる
部材や装置を配してもよい。
【0041】上記構成の冷蔵庫1において、送風機22
が駆動されると、冷凍室13内の空気は流出口13bか
ら冷気通路23に導かれる。該空気は冷却器21と熱交
換して冷却され、流入口13aから冷凍室13に流入す
る。これにより冷凍室13内が冷却される。
【0042】送風機26、29が駆動されると、野菜室
12内の空気は流出口12bから冷気通路27に導かれ
る。該空気は冷却器25と熱交換して冷却され、開口部
41aから冷気通路28に導かれる冷蔵室11内の空気
と混流される。その後、冷気通路28内を流通して開口
部42a、43aから冷蔵室11内に流入する。また、
冷気通路28内を流通する冷気による冷熱の一部は部材
42を介して冷蔵室11内に冷熱として放出される。こ
れにより部材42からの冷熱と開口部42a、43aか
らの冷気とで冷蔵室11内が効率良く均一に冷却され
る。
【0043】冷蔵室11内の空気は棚45の間や棚45
の前面を通り氷温室14の下方から開口部32aを介し
て冷気通路30を流通し、野菜室12内の前方に流入す
る。更に収納容器54の前面から下方を通り、野菜室1
2内が冷却される。そして、流出口12bから冷却器2
5の下部に導かれて冷気が循環する。
【0044】温度センサー(不図示)の検知結果に基づ
いて圧縮機20及び送風機26が運転及び停止され、冷
蔵室11及び野菜室12の温度を例えば3℃に維持する
ようになっている。尚、冷気通路27内を流通する一部
の冷気は開口部35a、36aから氷温室14に流入す
る。これにより、氷温室14内をより低温に冷却し、例
えば−1℃に維持できるようになっている。
【0045】また、冷却器25での冷却を停止して送風
機26、29の一方または両方を運転すると、部材42
に蓄積された冷熱により冷却通路28を通る冷気が冷却
される。そして、該冷気によって冷蔵室11内の冷却が
行われる。送風機26を運転する場合は、更に冷却器2
5の除霜をして冷蔵室11内の加湿を行うこともでき
る。
【0046】本実施形態によると、部材42は冷気通路
28を通る冷気の冷熱の一部を熱伝導させて全面から冷
蔵室11内に放出する熱伝導板として機能している。従
って、冷蔵室11は広い面積から一様に放出される冷熱
により均一に冷却される。
【0047】また、部材42を図14に示すようなゼリ
ー状や液状の保冷材42cを包装材42f、42gによ
り封入した蓄冷部材にしてもよい。包装材42f、42
gの表面には前述の図6に示すような凹凸部が形成され
ているが、図中、凹凸部は省略している。このようにす
ると、部材42は冷気通路28内を流通する冷気の冷熱
でより蓄冷され、冷蔵室11内の温度分布に応じて冷熱
として放出する。従って、冷蔵室11が均一に冷却され
るようになる。
【0048】更に、蓄冷部材により圧縮機20の停止中
や冷気通路28内の冷気温度の変動に対して吸熱や放熱
を行い、冷気通路28内の冷気温度を維持することがで
きるようになる。この時、蓄冷部材が冷蔵室11の内壁
を形成しているので別途内壁を形成部材を設ける必要が
なく、冷蔵室11のスペースを広くして冷蔵庫1の省ス
ペース化を図ることができる。包装材42c、42dを
熱伝導性を有するアルミニウム合金やステンレスにする
とより望ましい。
【0049】そして、包装材42f、42gの表面に前
述の図6と同様の凹凸部42j、42kを設けることに
より、部材42の強度を補強するとともに、表面積を増
加させて蓄冷や冷熱の放出量を増加させ、冷却効率の向
上が図られる。更に、結露による水滴を保持して蓄冷部
材は保湿部材として機能し、冷蔵室11内の乾燥を防止
することができる。
【0050】また、冷却器25によって低温に生成され
る冷気は冷蔵室11内の空気と混合することにより若干
昇温される。これにより、部材42に生じる結露や氷結
を防止することができ、冷蔵室11及び野菜室12の乾
燥を防止することができる。
【0051】そして、冷蔵室11及び野菜室12を冷却
する冷却器25と冷凍室13を冷却する冷却器21を設
けることにより、冷気通路27、28を流通する冷気の
温度を冷気通路23内の冷気の温度より高く設定するこ
とができる。これにより、部材42に生じる結露や氷結
をより防止することができ、冷蔵室11及び野菜室12
の乾燥を更に防止することができる。
【0052】また、部材42は冷蔵室11の背面に立設
されて上下方向に延在している。このため、部材42に
結露して水滴が生じても貯蔵物上に直接滴下することが
ない。従って、貯蔵物を傷めず、良好な保存状態を維持
できる。さらに、前記部材42の前方に空気流通可能な
多孔性(例えば、小判穴、丸穴等)のフェンス状の防護
壁を設けると、部材42をさらに薄くできるので、冷熱
の放出効果が向上し、キズ付防止や破損防止にもなる。
【0053】次に、図15は第2実施形態の冷蔵庫を示
す断面図である。説明の便宜上図1〜図13の第1実施
形態と同一の部分には同一の符号を付している。冷蔵庫
1は外部を覆う外箱2aの内側に内箱2bが配され、外
箱2aと内箱2bとの隙間には発泡ポリウレタン等の断
熱材2cが充填されている。冷蔵庫1の内部は上から冷
蔵室11、野菜室12、冷凍室13の順に区分けされて
いる。
【0054】野菜室12と冷凍室13は断熱部材から成
る仕切枠17及び断熱部材から成る仕切板19に仕切ら
れており、冷凍室13は更に断熱部材から成る仕切枠1
8により上部と下部に仕切られている。冷蔵室11と野
菜室12は断熱部材から成る仕切枠16及び樹脂成形品
から成る仕切板31、32によって仕切られている。仕
切板32には貫通口32aが設けられている。
【0055】冷蔵室11の下部には仕切板46で仕切ら
れる隔離室である氷温室14が設けられている。冷蔵室
11には複数の棚45が設けられている。冷蔵室11の
前面は回動式の断熱扉3により開閉可能になっている。
野菜室12、冷凍室13の上部及び冷凍室13の下部は
前面が夫々スライド式の断熱扉4、5、6により開閉可
能になっており、収納容器54、55、56を引出せる
ようになっている。
【0056】冷凍室13の後部には圧縮機20が配され
ている。圧縮機20には吐出パイプ20aを介して凝縮
器(不図示)が連結されており、吸込パイプ20bを介
して冷却器21が連結されている。凝縮器と冷却器21
はキャピラリーチューブ(不図示)を介して連結されて
いる。
【0057】これにより冷凍サイクルが構成され、冷凍
サイクル運転が行われると冷却器21が冷却されるよう
になっている。冷却器21の下方には冷却器21の除霜
を行う除霜ヒータ62が設けられている。64はドレン
受け部材である。
【0058】冷却器21は冷気通路23内に配されてお
り、冷気通路23の下部は内箱2bと樹脂成形品から成
るエバカバー33とにより形成されている。冷気通路2
3内の冷却器21の上方には送風機22が配されてい
る。冷気通路23は背面板33aに設けられた流入口1
3a、13c及び流出口カバー33bに設けられた流出
口13bにより冷凍室13と連通している。
【0059】野菜室12の背面は前述の仕切板19に覆
われており、冷気通路23の上部の圧力室23aはエバ
カバー33と仕切板19とにより形成されている。断熱
部材から成る仕切板19により、冷却器21に近設され
る野菜室12の過冷却を防止している。
【0060】冷気通路23は送風機22の上方に配され
る冷気通路28とダンパー65を介して連通している。
冷気通路28の下部は氷温室14の背面板35に固着さ
れる断熱部材36と内箱2bとにより形成されている。
前述の図2と同様に、背面板35と断熱部材36には同
じ位置に開口部35a、36aが設けられている。開口
部35a、36aにより氷温室14は冷気通路28と連
通している。
【0061】冷気通路28の上部は冷蔵室11の内壁を
形成する部材42と内箱2bとにより形成されている。
部材42は第1実施形態と同様に、アルミニウム合金や
ステンレス等の熱伝導性を有する部材から形成されてい
る。そして、表面には前述の図6〜図10と同様の凹凸
部42j、42kまたは凹凸部42nが形成されてい
る。
【0062】冷蔵室11の天面部分の冷気通路28は樹
脂成形品から成る上面板43と内箱2bにより形成され
ている。前記部材42及び上面板43には開口部42
a、43a(図2参照)が設けられている。また、冷蔵
室11の天面中央部には透明な照明カバー53で覆われ
る照明灯51が設けられている。
【0063】上記構成の冷蔵庫1において、送風機22
が駆動されると、冷凍室13内の空気は流出口13bか
ら冷気通路23に導かれる。該空気は冷却器21と熱交
換して冷却され、流入口13a、13cから冷凍室13
に流入する。これにより冷凍室13内が冷却される。
【0064】また、冷却器21と熱交換した冷気はダン
パー65を介して冷却通路28内を流通して開口部42
a、43aから冷蔵室11内に流入する。これにより冷
蔵室11内が冷却される。また、冷気通路28内を流通
する冷気の冷熱の一部は部材42を熱伝導して冷蔵室1
1内に冷熱として放出される。これにより部材42から
の冷熱と開口部42a、43aからの冷気により冷蔵室
11内が効率良く均一に冷却される。
【0065】冷蔵室11内の空気は棚45の間や棚45
の前面を通り氷温室14の下方から開口部32aを介し
て冷気通路30を流通し、野菜室12内の前方に流入す
る。更に収納容器54の前面から下方を通り、野菜室1
2内が冷却される。そして、流出口(不図示)からダク
ト(不図示)を通り冷却器21の下部に導かれて冷気が
循環する。
【0066】冷蔵室11の温度に応じてダンパー65が
開閉し、冷蔵室11及び野菜室12の温度を例えば3℃
に維持するようになっている。尚、冷気通路28内を流
通する一部の冷気は開口部35a、36aから氷温室1
4に流入する。これにより、氷温室14内をより低温に
冷却し、例えば−1℃に維持できるようになっている。
【0067】本実施形態によると、第1実施形態と同様
に、部材42の表面には凹凸部42j、42k或は42
nが設けられ、部材42の強度を補強するとともに、表
面積を増加させて蓄冷や冷熱の放出量を増加させ、冷却
効率の向上が図られる。更に、結露による水滴を保持し
て部材42は保湿部材として機能し、冷蔵室11内の乾
燥を防止することができる。尚、部材42を上記と同様
に図14に示すような蓄冷部材にしてもよい。
【0068】尚、本発明において、冷気通路を通る冷気
による冷熱の一部が部材を介して貯蔵室内に放出される
とは、冷気通路を通る冷気の一部が部材から吸熱して該
部材を冷却し、前記部材が貯蔵室内から吸熱して貯蔵室
内を冷却することを意味する。
【0069】
【発明の効果】本発明によると、冷気通路内と貯蔵室内
との温度差が大きい際等に結露により保湿部材に付着す
る水滴は、保湿部材により保持される。その後、冷気通
路内と貯蔵室内との温度が近づくと、保湿部材に捉えら
れた水滴は蒸発し、貯蔵室内を加湿する。従って、水分
が貯蔵室から流出せず、貯蔵室内の湿度を保持して乾燥
を防止することができる。
【0070】また本発明によると、保湿部材は冷気通路
を通る冷気の冷熱の一部を熱伝導或は蓄熱して全面から
貯蔵室内に放出する。従って、貯蔵室は広い面積から一
様に放出される冷熱により均一に冷却される。
【0071】また本発明によると、保湿部材の表面に設
けられる凹凸部により、結露による水滴は流下せずに上
部に貯溜或は表面張力により保持される。そして、保持
された水滴が蒸発することにより、簡単に加湿し貯蔵室
内の乾燥を防止することができる。更に、保湿部材の強
度を補強するとともに、表面積を増加させて蓄冷や冷熱
の放出量が増加し、冷却効率の向上が図ることができ
る。
【0072】また本発明によると、凹凸部を水平方向に
形成するので、その上部に水滴を溜めて簡単に保湿を行
うことができる。また本発明によると、凹凸部により文
字、記号、図柄を形成するので、保湿を行うとともに、
使用者に視覚によるメッセージを伝えることができ、冷
蔵庫の使用勝手が向上する。
【0073】また本発明によると、保湿部材により捉え
きれなかった水滴を捕集部により捕集するので、貯蔵室
からの水分の流出を更に防止し、乾燥をより防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態の冷蔵庫の側面断面
図である。
【図2】 本発明の第1実施形態の冷蔵庫の冷蔵室の
正面図である。
【図3】 本発明の第1実施形態の冷蔵庫の要部詳細
図である。
【図4】 本発明の第1実施形態の冷蔵庫の上面断面
図である。
【図5】 本発明の第1実施形態の冷蔵庫の部材を示
す斜視図である。
【図6】 本発明の第1実施形態の冷蔵庫の部材を示
す正面図である。
【図7】 本発明の第1実施形態の冷蔵庫の部材を示
す断面図である。
【図8】 本発明の第1実施形態の冷蔵庫の他の部材
を示す正面図である。
【図9】 本発明の第1実施形態の冷蔵庫の他の部材
を示す断面図である。
【図10】 本発明の第1実施形態の冷蔵庫の更に他の
部材を示す正面図である。
【図11】 本発明の第1実施形態の冷蔵庫の部材の要
部断面図である。
【図12】 本発明の第1実施形態の冷蔵庫の部材の要
部断面図である。
【図13】 本発明の第1実施形態の冷蔵庫の部材の要
部断面図である。
【図14】 本発明の第1実施形態の冷蔵庫の更に他の
部材を示す斜視図である。
【図15】 本発明の第2実施形態の冷蔵庫の側面断面
図である。
【図16】 従来の冷蔵庫の部分側面断面図である。
【符号の説明】
1 冷蔵庫 2a 外箱 2b 内箱 3、4、5、6 断熱扉 11 冷蔵室 12 野菜室 13 冷凍室 14 氷温室 20 圧縮機 21、25 冷却器 22、26、29 送風機 23、27、28、30 冷気通路 28a 突起部 35 背面板 35d 水溜り部(捕集部) 36 断熱部材 42 部材 42j、42k、42n 凹凸部 50 脱臭部 51 照明灯 61、62 除霜用ヒータ 65 ダンパー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉村 宏 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 3L048 AA01 AA05 AA06 BA01 BC02 BD04 CA01 CB02 CB07 CB09 CC03 DA03 DB01 FA00 GA02

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貯蔵物を収納する貯蔵室と、前記貯蔵室
    に流入する冷気を生成する冷却器と、該冷気を前記貯蔵
    室に導く冷気通路とを備え、前記冷気通路の貯蔵側の少
    なくとも一部は、保湿部材から成ることを特徴とする冷
    蔵庫。
  2. 【請求項2】 貯蔵物を収納する貯蔵室と、前記貯蔵室
    に流入する冷気を生成する冷却器と、該冷気を前記貯蔵
    室に導くとともに前記貯蔵室と隔壁を介して設けられる
    冷気通路と、前記隔壁の少なくとも一部に保湿部材とを
    備えたことを特徴とする冷蔵庫。
  3. 【請求項3】 前記保湿部材は前記冷却通路内を流通す
    る冷気による冷熱の少なくとも一部を前記貯蔵室内に放
    出することを特徴とする請求項1または請求項2に記載
    の冷蔵庫。
  4. 【請求項4】 前記保湿部材は、表面に凹凸部を有する
    ことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載
    の冷蔵庫。
  5. 【請求項5】 前記凹凸部は水平方向に延びて形成され
    ることを特徴とする請求項4に記載の冷蔵庫。
  6. 【請求項6】 前記凹凸部により文字、記号または図柄
    を形成したことを特徴とする請求項4に記載の冷蔵庫。
  7. 【請求項7】 前記保湿部材の下方に前記保湿部材の表
    面を流下する水滴を捕集する捕集部を設けたことを特徴
    とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の冷蔵庫。
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