JP6497623B2 - 窓枠及び窓枠の取付構造 - Google Patents

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Description

本発明は、建物の開口に設置されるサッシ枠の室内側に配される窓枠及び窓枠の取付構造に関する。
従来より、建物の開口に設置されるサッシ枠(建具枠と称される場合もある。)の室内側に配される窓枠(額縁と称される場合もある。)が知られている。このような窓枠としては、壁面よりも室内側に突出するように配される四方枠状(四方額縁状)とされたものもあるが、すっきりとした印象が望まれる場合がある。
例えば、下記特許文献1には、室内側の先端縁が室内側ボードの室内面と面一となるように壁の開口部に固定される飾り縁が開示されている。
特開平8−93204号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された飾り縁では、室内側の先端縁が室内側ボードの室内面と面一となるように精度良く固定する必要があり、更なる改善が望まれる。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、見栄えの向上が可能でありながらも、施工性を向上し得る窓枠及び窓枠の取付構造を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明に係る窓枠は、開口に設置されるサッシ枠の室内側に配される窓枠であって、壁下地に固定されるボードの厚さと同厚さとされ、かつ該壁下地に当接される壁下地側片部と前記開口の内周下地に当接される内周側片部とをそれぞれに有した上枠材及び一対の縦枠材と、これら上枠材及び一対の縦枠材の壁下地側片部よりも室内側に突出するように配され、かつ前記開口の内周下地に当接される平板状の下枠材と、を備えており、前記上枠材の長手方向両端部及び前記一対の縦枠材の上端部のうちの一方または両方には、これら上枠材及び一対の縦枠材の内周側片部が一連状に前記開口の内周下地に沿う形状となり、かつこれら上枠材及び一対の縦枠材の壁下地側片部が前記開口の周縁に沿う一連状の鍔状となるように上端側凹所が設けられていることを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、本発明に係る窓枠の取付構造は、開口に設置されるサッシ枠の室内側に配される窓枠の取付構造であって、壁下地に固定されるボードの厚さと同厚さとされた壁下地側片部をそれぞれに有した上枠材及び一対の縦枠材の各壁下地側片部を前記壁下地に当接させ、かつこれら上枠材及び一対の縦枠材がそれぞれに有する内周側片部を前記開口の内周下地に当接させてこれら上枠材及び一対の縦枠材が取り付けられ、これら上枠材及び一対の縦枠材の壁下地側片部よりも室内側に突出させるように平板状の下枠材が前記開口の内周下地に当接されて取り付けられており、前記上枠材及び一対の縦枠材の壁下地側片部に突き合わせるように前記壁下地に固定された前記ボードの表面並びに前記上枠材及び一対の縦枠材の壁下地側片部及び内周側片部の表面に、一連状に表面仕上材が貼着されており、前記上枠材の長手方向両端部及び前記一対の縦枠材の上端部のうちの一方または両方には、これら上枠材及び一対の縦枠材の内周側片部が一連状に前記開口の内周下地に沿う形状となり、かつこれら上枠材及び一対の縦枠材の壁下地側片部が前記開口の周縁に沿う一連状の鍔状となるように上端側凹所が設けられていることを特徴とする。
本発明に係る窓枠及び窓枠の取付構造は、上述のような構成としたことで、見栄えを向上させることが可能でありながらも、施工性を向上させることができる。
本発明の一実施形態に係る窓枠及び窓枠の取付構造の一例を模式的に示し、図3(a)におけるX−X線矢視に対応させた一部破断概略横断面図である。 同窓枠及び同窓枠の取付構造を模式的に示し、図3(a)におけるY−Y線矢視に対応させた一部破断概略縦断面図である。 (a)は、同窓枠を模式的に示す概略斜視図、(b)は、同窓枠を模式的に示す概略分解斜視図である。
以下に本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
なお、以下の実施形態では、本実施形態に係る窓枠を施工した状態を基準として上下方向等の方向を説明する。
図1〜図3は、本実施形態に係る窓枠及び窓枠の取付構造の一例を模式的に示す図である。
本実施形態に係る窓枠1は、上枠材10と、一対の縦枠材13,13と、下枠材18と、を備え、開口2に設置されるサッシ枠5の室内側に配される構成とされている。上枠材10及び一対の縦枠材13,13は、壁下地4に固定されるボード8の厚さと同厚さとされ、かつ壁下地4に当接される壁下地側片部12,15,15と、開口2の内周下地3に当接される内周側片部11,14,14と、をそれぞれに有している。下枠材18は、これら上枠材10及び一対の縦枠材13,13の壁下地側片部12,15,15よりも室内側に突出するように配され、かつ開口2の内周下地3に当接される平板状とされている。
開口2は、室内(屋内)と室外(屋外)とを仕切る壁体を貫通するように形成されており、横桟やまぐさ等の横架材や、間柱等の柱材、これらに固定された飼木(スペーサー材)等の内周下地(枠下地)3によって四周が区画されている。
また、この開口2が設けられる壁体は、室外側の壁下地に外壁材7が固定され、室内側の壁下地4にボード8が固定されて形成されたものとしてもよい。このような室内外の壁下地4としては、間柱等の柱材や、胴縁等としてもよい。また、外壁材7としては、ボード状のいわゆるサイディングに限られず、塗り壁等としてもよく、さらには、このような外壁材7によって外壁面を構成する態様に代えて、壁体自体をRC構造としてもよい。また、ボード8としては、一般的な壁下地ボードとしてもよく、例えば、石膏ボード(プラスターボード)やロックウールボード等の内装下地ボードとしてもよい。
サッシ枠5は、図1及び図2に示すように、内周下地3の室外側に配され、建具枠としての上枠、左右の縦枠及び下枠を備えている。このサッシ枠5は、内周下地3に沿うように、内周下地3や外壁側の壁下地に釘やねじ等の適宜の止具によって取り付けられる態様としてもよい。
また、サッシ枠5には、このサッシ枠5によって区画された開口を閉鎖または開閉する窓部材等の閉鎖部材が建て付けられる。また、このサッシ枠5に、窓部材に加えて、雨戸や網戸等が建て付けられる構成としてもよい。
また、図例では、サッシ枠5の室内側に、内周下地3とによって窓枠1の室外側端部が嵌め込まれる凹所を形成するアングル部6を設けた例を示している。このアングル部6は、上枠材10及び一対の縦枠材13,13の内周側片部11,14,14並びに下枠材18の厚さ方向に厚さ方向を沿わせた薄板状とされている。
窓枠1は、図3に示すように、上枠材10と一対の縦枠材13,13と下枠材18とを備えた四周枠状とされている。
下枠材18は、図2に示すように、厚さ方向を上下方向に沿わせて配される平板状とされている。この下枠材18の長さ寸法は、図1に示すように、開口2の開口幅寸法に応じた寸法とされている。本実施形態では、下枠材18を、長手方向(開口幅方向)両端面が開口2の開口幅方向両側の内周下地3,3に当接または近接対面される構成としている。この下枠材18は、開口2の上方側に向く内周下地3に裏面(下面)が当接され、内周下地3に固定される。この下枠材18は、接着剤や、ねじや釘等の止具によって内周下地3に固定されるものとしてもよい。
また、下枠材18の壁厚方向に沿う寸法(幅寸法)は、室外側端部をサッシ枠5に係合させた状態で、室内側端部が壁体の室内側の壁面よりも突出するように適宜の寸法とされている。図例では、サッシ枠5のアングル部6によって形成される凹所に下枠材18の室外側端部を嵌め込み、この凹所の底面となるサッシ枠5の室内側に向く面に下枠材18の室外側端面を当接または近接対面させて下枠材18を固定した例を示している。
この下枠材18の壁体の室内側の壁面からの突出寸法は、一般的な固定枠のちり部と同程度としてもよく、また、カウンター状(飾り棚状)に利用可能なように比較的に大きな寸法としてもよく、例えば、10mm〜200mm程度としてもよい。
また、本実施形態では、下枠材18の表面(上面)18a側の室外側端部に、アングル部6を受け入れる切欠状の受入凹部18bを設けている。この受入凹部18bは、室外側及び上方に向けて開口するように下枠材18の全長に亘って設けられている。また、この受入凹部18bは、アングル部6の表面と下枠材18の表面18aとが概ね同一平面状となるように、アングル部6の厚さ寸法に応じて形成されたものとしてもよい。
また、図例では、下枠材18の室内側端部の表面18a側の角部を、C面取り形状とした例を示しているが、R面取り形状等としてもよい。
また、この下枠材18は、施工された状態で少なくとも露出する面が化粧面とされたものとしてもよい。例えば、この下枠材18を、無垢の木材等から形成されたものとしたり、木質系材料等からなる基材の表面に、合成樹脂製シート(フィルム)や化粧紙、突板等の表面化粧シートの貼着や、塗装等によって表面化粧処理が施されたものとしてもよい。
上枠材10は、図2に示すように、開口2の下方側に向く内周下地3に当接される内周側片部11と壁下地4に当接される壁下地側片部12とを略直交状に設けた構成とされ、長手方向(開口幅方向)に見て略L字状とされている。これら内周側片部11と壁下地側片部12とは、一体的に設けられたものとしてもよい。この場合、上枠材10は、切削や成形等によって略L字状に形成されたものとしてもよく、または、裏面側に適宜の折曲溝等が設けられた平板状部材を折り曲げて略L字状に形成されたものとしてもよい。
また、上枠材10の長さ寸法は、開口2の開口幅寸法に応じた寸法とされている。図例では、上枠材10を、長手方向両端面が一対の縦枠材13,13の互いに対向する対向面の上端部に当接される構成としている。つまり、上枠材10と一対の縦枠材13,13とが縦勝状に突き合わせられる構成としている。つまりは、本実施形態では、上枠材10の長さ寸法を、下枠材18の長さ寸法をよりも小としている。
この上枠材10は、開口2の下方側に向く内周下地3に内周側片部11の裏面(上面)が当接され、内周下地3に固定される。この上枠材10は、接着剤や、ねじや釘等の止具によって内周下地3に固定されるものとしてもよい。なお、内周側片部11を内周下地3に固定する態様に代えて、または加えて、壁下地側片部12を壁下地4に固定する態様としてもよい。
また、上枠材10の壁厚方向に沿う寸法は、内周側片部11の室外側端部をサッシ枠5に係合させた状態で、壁下地側片部12の表面(室内側に向く面)12aがボード8の表面8aと略同一平面状(略面一状)となるように適宜の寸法とされている。つまり、この上枠材10の壁厚方向に沿う寸法は、下枠材18の幅寸法よりも小とされている。図例では、サッシ枠5のアングル部6によって形成される凹所に上枠材10の内周側片部11の室外側端部を嵌め込み、この凹所の底面に上枠材10の内周側片部11の室外側端面を当接または近接対面させて上枠材10を固定した例を示している。
内周側片部11は、厚さ方向を上下方向に沿わせて配される平板状とされている。図例では、この内周側片部11の厚さ寸法を、下枠材18の厚さ寸法と略同寸法とした例を示している。また、本実施形態では、この内周側片部11の表面(下面)11a側の室外側端部に、上記同様、アングル部6を受け入れる切欠状の受入凹部11bを設けている。この受入凹部11bは、室外側及び下方に向けて開口するように上枠材10の全長に亘って設けられている。
壁下地側片部12は、厚さ方向を壁厚方向に沿わせて配される平板状とされている。この壁下地側片部12の厚さ寸法は、一般的な壁下地ボードの厚さ寸法と同程度の寸法としてもよく、壁下地4に固定されるボード8の厚さ寸法に応じて、適宜、設定するようにしてもよい。また、図例では、壁下地側片部12の厚さ寸法を、内周側片部11の厚さ寸法よりも小とした例を示している。また、この壁下地側片部12の上下方向に沿う寸法(幅寸法)は、当該上枠材10の壁厚方向に沿う位置決め性の観点等から適宜の寸法としてもよい。図例では、壁下地側片部12の幅寸法を、内周側片部11の壁厚方向に沿う寸法(幅寸法)よりも小とした例を示している。
一対の縦枠材13,13は、図1に示すように、開口幅方向両側の内周下地3,3に当接される内周側片部14,14と壁下地4に当接される壁下地側片部15,15とを略直交状に設けた構成とされ、長手方向(上下方向)に見て略L字状とされている。これら内周側片部14,14と壁下地側片部15,15とは、上記同様、一体的に設けられたものとしてもよい。
これら縦枠材13,13の壁厚方向に沿う寸法は、上枠材10の壁厚方向に沿う寸法と略同寸法とされている。つまり、各内周側片部14,14の室外側端部をサッシ枠5に係合させた状態で、各壁下地側片部15,15の表面(室内側に向く面)15a,15aがボード8の表面8aと略同一平面状(略面一状)となるように適宜の寸法とされている。図例では、サッシ枠5のアングル部6によって形成される凹所に各縦枠材13,13の内周側片部14,14の室外側端部を嵌め込み、この凹所の底面に各縦枠材13,13の内周側片部14,14の室外側端面を当接または近接対面させて各縦枠材13,13を固定した例を示している。
各内周側片部14,14は、厚さ方向を開口幅方向に沿わせて配される平板状とされている。図例では、各内周側片部14,14の厚さ寸法を、下枠材18の厚さ寸法と略同寸法とした例を示している。また、各内周側片部14,14の壁厚方向に沿う寸法は、上枠材10の内周側片部11の壁厚方向に沿う寸法と略同寸法とされている。
また、本実施形態では、各内周側片部14,14の表面(開口幅方向中心側に向く面)14a,14a側の室外側端部に、上記同様、アングル部6を受け入れる切欠状の受入凹部14b,14bを設けている。各受入凹部14b,14bは、室外側及び互いに対向する方向に向けて開口するように各縦枠材13,13の全長に亘って設けられている。
各壁下地側片部15,15は、厚さ方向を壁厚方向に沿わせて配される平板状とされている。各壁下地側片部15,15の厚さ寸法は、上記同様、一般的な壁下地ボードの厚さ寸法と同程度の寸法としてもよい。
また、各壁下地側片部15,15の開口幅方向に沿う寸法(幅寸法)は、上記同様、各縦枠材13,13の壁厚方向に沿う位置決め性の観点等から適宜の寸法としてもよい。図例では、上記同様、各壁下地側片部15,15の幅寸法を、各内周側片部14,14の壁厚方向に沿う寸法(幅寸法)よりも小とした例を示している。また、各壁下地側片部15,15の幅寸法を、上枠材10の壁下地側片部12の幅寸法と略同寸法とした例を示している。
これら縦枠材13,13の長さ寸法は、開口2の開口高さ寸法に応じた寸法とされている。
本実施形態では、これら一対の縦枠材13,13の下端部及び下枠材18の長手方向両端部のうちの一方に、他方を受け入れる切欠状の凹所としての下端側凹所17,17を設けている。
また、これら縦枠材13,13の上端部及び上枠材10の長手方向両端部のうちの両方または一方に、上端側凹所16,16を設けている。これら上端側凹所16,16は、上枠材10及び両側の縦枠材13,13の内周側片部11,14,14が一連状に開口2の内周下地3に沿う形状となり、かつこれらの壁下地側片部12,15,15が開口2の周縁に沿う一連状の鍔状となるように設けられている。
本実施形態では、図3(b)に示すように、一対の縦枠材13,13の上端部に、上枠材10に対応させた切欠状の上端側凹所16,16を設けた構成としている。
これら上端側凹所16,16は、上枠材10及び両縦枠材13,13の壁下地側片部12,15,15の上面同士が略同一平面状となり、上枠材10及び両縦枠材13,13の内周側片部11,14,14の上面同士が略同一平面状となるように設けられている。つまり、上端側凹所16,16は、各縦枠材13,13の内周側片部14,14の上端側における上枠材10の壁下地側片部12の幅寸法に応じた部位を切除したような構成とされている。
なお、上記のような態様に代えて、上枠材10の長手方向両端部に、両縦枠材13,13に対応させた切欠状の凹所を設けた構成としてもよい。つまり、上枠材10及び両縦枠材13,13の壁下地側片部12,15,15の開口幅方向両側面同士が略同一平面状となり、上枠材10及び両縦枠材13,13の内周側片部11,14,14の開口幅方向両側面同士が略同一平面状となるように上端側凹所16,16を設けた態様としてもよい。つまりは、上枠材10の内周側片部11の長手方向両端側における両縦枠材13,13の壁下地側片部15,15の幅寸法に応じた部位を切除したような構成としてもよい。この場合は、上枠材10と両縦枠材13,13とを横勝状に突き合わせるようにしてもよい。さらには、両縦枠材13,13の上端部及び上枠材10の長手方向両端部の両方に噛み合うような上端側凹所16,16を設けたような態様等としてもよい。
下端側凹所17,17は、本実施形態では、下枠材18の長手方向の各端部をそれぞれに受け入れるように一対の縦枠材13,13の下端部に切欠状に設けられている。
これら下端側凹所17,17は、両縦枠材13,13の内周側片部14,14及び下枠材18の開口幅方向両側面同士が略同一平面状となり、両縦枠材13,13の壁下地側片部15,15及び下枠材18の下面同士が略同一平面状となるように設けられている。つまり、これら下端側凹所17,17は、両縦枠材13,13の内周側片部14,14の下端側における下枠材18の厚さ寸法に応じた部位及び壁下地側片部15,15の下端部の開口幅方向中心側における内周側片部14,14の厚さ寸法に応じた部位を切除したような構成とされている。このような下端側凹所17,17を設けた場合には、両縦枠材13,13(の内周側片部14,14)と下枠材18とが横勝状に突き合わせられることとなる。
なお、上記のような態様に代えて、下枠材18の長手方向の各端部に、一対の縦枠材13,13の下端部を受け入れるように切欠状の下端側凹所17,17を設けた構成としてもよい。つまり、両縦枠材13,13の下端面と下枠材18の下面とが略同一平面状となるように、下枠材18の長手方向の各端部の室外側部位を切除するように下端側凹所17,17を設けた態様としてもよい。この場合は、両縦枠材13,13と下枠材18とが縦勝状に突き合わせられることとなる。
また、一対の縦枠材13,13は、上枠材10と同様、接着剤や、ねじや釘等の止具によって内周下地3に固定されるものとしてもよい。
また、これら縦枠材13,13及び上枠材10は、木質系材料や、合成樹脂系材料、金属系材料から形成されたものとしてもよい。また、後記するように、これら上枠材10及び縦枠材13,13の壁下地側片部12,15,15の表面12a,15a,15a及び内周側片部11,14,14の表面11a,14a,14aには、表面仕上材9が貼着される。そのため、これら上枠材10及び縦枠材13,13の少なくとも表面11a,12a,14a,14a,15a,15aを、比較的に平滑とされたものとしてもよい。
本実施形態に係る窓枠の取付構造は、図1及び図2に示すように、本実施形態に係る窓枠1を用いた取付構造とされている。この窓枠の取付構造は、上枠材10及び一対の縦枠材13,13の各壁下地側片部12,15,15を壁下地4に当接させた構造とされている。また、これら上枠材10及び一対の縦枠材13,13の内周側片部11,14,14を開口2の内周下地3に当接させてこれら上枠材10及び一対の縦枠材13,13が取り付けられた構造とされている。また、この窓枠の取付構造は、これら上枠材10及び一対の縦枠材13,13の壁下地側片部12,15,15よりも室内側に突出させるように平板状の下枠材18が開口2の内周下地3に当接されて取り付けられた構造とされている。これら枠材10,13,13,18は、四周枠状に組み付けられた状態で開口2に設置されるものとしてもよく、または、個別に開口2に設置されるものとしてもよい。
上記のように、各枠材10,13,13,18を開口2の内周側に取り付けた状態では、開口2の周縁に、上枠材10及び両縦枠材13,13の壁下地側片部12,15,15によって一連状に鍔状部が形成される。
また、窓枠の取付構造は、これら上枠材10及び両縦枠材13,13の壁下地側片部12,15,15に、突き合わせるように壁下地4にボード8を固定した構造とされている。つまり、窓枠の取付構造は、これら上枠材10及び両縦枠材13,13の壁下地側片部12,15,15の先端面に、ボード8の端面を突き合わせた構造とされている。このように壁下地側片部12,15,15の周囲にボード8を固定した状態では、壁下地側片部12,15,15の表面12a,15a,15aとボード8の表面8aとが略同一平面状(略面一状)となる。また、窓枠の取付構造は、下枠材18の下面に突き合わせるように、壁下地4にボード8を固定した構造とされている。
また、窓枠の取付構造は、ボード8の表面8a並びに上枠材10及び一対の縦枠材13,3の壁下地側片部12,15,15及び内周側片部11,14,14の表面11a,12a,14a,14a,15a,15aに、一連状に表面仕上材9を貼着した構造とされている。このような構成とすれば、膳板状の一方枠となる下枠材18以外の枠材10,13,13が表面仕上材9に覆われた構成となり、四方枠状としたものと比べて、すっきりとした印象を与えることができる。
この表面仕上材8としては、壁クロス(壁紙)や合成樹脂化粧シート等としてもよい。図例では、表面仕上材9を、上枠材10及び一対の縦枠材13,13の内周側片部11,14,14の室外側端部におけるサッシ枠5のアングル部6に至る部位まで貼着した例を示している。また、下枠材18の下面、突出した室内側端部の長手方向の各端面及び表面(上面)18aに突き合わせるように表面仕上材9を貼着した構造としている。つまりは、下枠材18の突出した室内側端部の下面及び長手方向の各端面並びに室内側端面及び表面(上面)18aを露出させた構造としている。
本実施形態に係る窓枠1及び窓枠の取付構造は、上述のような構成としたことで、見栄えを向上させることが可能でありながらも、施工性を向上させることができる。
つまり、上枠材10及び一対の縦枠材13,13に、壁下地4に固定されるボード8の厚さと同厚さとされ、かつ壁下地4に当接される壁下地側片部12,15,15と開口2の内周下地3に当接される内周側片部11,14,14とをそれぞれに設けている。従って、これら上枠材10及び一対の縦枠材13,13の壁下地側片部12,15,15を壁下地4に当接させることで、これら壁下地側片部12,15,15の表面12a,15a,15aとボード8の表面8aとを略同一平面状(略面一状)に容易にすることができる。つまりは、上枠材10及び一対の縦枠材13,13の壁厚方向の位置調整を精度良く行う必要性を低減させることができ、施工性を向上させることができる。
また、これら上枠材10及び一対の縦枠材13,13の壁下地側片部12,15,15よりも室内側に突出するように配され、かつ開口2の内周下地3に当接される平板状の下枠材18を備えた構成としている。従って、上枠材10及び一対の縦枠材13,13の表面11a,12a,14a,14a,15a,15a及びこれらの周囲のボード8の表面8aに一連状に表面仕上材9を貼着すれば、この下枠材18が膳板状の一方枠となり、すっきりとした印象を与えることができる。つまりは、下枠材18以外の上枠材10及び一対の縦枠材13,13が隠し枠状に表面仕上材9によって覆われるので、四周枠状でありながらも、一方枠状の外観を呈することができる。
また、本実施形態では、一対の縦枠材13,13の下端部及び下枠材18の長手方向両端部のうちの一方に、他方を受け入れる切欠状の凹所としての下端側凹所17,17を設けている。従って、一対の縦枠材13,13と下枠材18との位置決めを容易に行うことができる。
また、本実施形態では、一対の縦枠材13,13の下端部に、下枠材18の長手方向の各端部をそれぞれに受け入れる切欠状の下端側凹所17,17を設けた構成としている。従って、一対の縦枠材13,13に対する下枠材18の上下方向及び長手方向の位置決めを容易に行うことができる。これにより、特に、上枠材10、一対の縦枠材13,13及び下枠材18からなる窓枠1を組み付けた状態で施工する際における作業性を向上させることができる。なお、このような下端側凹所17,17を設けないようにしてもよい。
また、本実施形態では、一対の縦枠材13,13の上端部及び上枠材10の長手方向両端部のうちの両方または一方に、上端側凹所16,16を設けた例を示しているが、このような上端側凹所16,16を設けないようにしてもよい。この場合は、上枠材10の壁下地側片部12と一対の縦枠材13,13の壁下地側片部15,15とによって形成される段差に応じた形状となるように、これらの周囲に固定されるボード8を加工するようにしてもよい。
また、本実施形態では、各枠材10,13,13,18の室外側端部に、サッシ枠5のアングル部6を受け入れる受入凹部11b,14b,14b,18bを設けた例を示しているが、このような受入凹部11b,14b,14b,18bを設けないようにしてもよい。
1 窓枠
10 上枠材
11 内周側片部
11a 表面
12 壁下地側片部
12a 表面
13 縦枠材
14 内周側片部
14a 表面
15 壁下地側片部
15a 表面
17 下端側凹所(凹所)
18 下枠材
2 開口
3 内周下地
4 壁下地
5 サッシ枠
8 ボード
8a 表面
9 表面仕上材

Claims (3)

  1. 開口に設置されるサッシ枠の室内側に配される窓枠であって、
    壁下地に固定されるボードの厚さと同厚さとされ、かつ該壁下地に当接される壁下地側片部と前記開口の内周下地に当接される内周側片部とをそれぞれに有した上枠材及び一対の縦枠材と、
    これら上枠材及び一対の縦枠材の壁下地側片部よりも室内側に突出するように配され、かつ前記開口の内周下地に当接される平板状の下枠材と、
    を備えており、
    前記上枠材の長手方向両端部及び前記一対の縦枠材の上端部のうちの一方または両方には、これら上枠材及び一対の縦枠材の内周側片部が一連状に前記開口の内周下地に沿う形状となり、かつこれら上枠材及び一対の縦枠材の壁下地側片部が前記開口の周縁に沿う一連状の鍔状となるように上端側凹所が設けられていることを特徴とする窓枠。
  2. 請求項1において、
    前記一対の縦枠材の下端部及び前記下枠材の長手方向両端部のうちの一方には、他方を受け入れる切欠状の凹所が設けられていることを特徴とする窓枠。
  3. 開口に設置されるサッシ枠の室内側に配される窓枠の取付構造であって、
    壁下地に固定されるボードの厚さと同厚さとされた壁下地側片部をそれぞれに有した上枠材及び一対の縦枠材の各壁下地側片部を前記壁下地に当接させ、かつこれら上枠材及び一対の縦枠材がそれぞれに有する内周側片部を前記開口の内周下地に当接させてこれら上枠材及び一対の縦枠材が取り付けられ、これら上枠材及び一対の縦枠材の壁下地側片部よりも室内側に突出させるように平板状の下枠材が前記開口の内周下地に当接されて取り付けられており、
    前記上枠材及び一対の縦枠材の壁下地側片部に突き合わせるように前記壁下地に固定された前記ボードの表面並びに前記上枠材及び一対の縦枠材の壁下地側片部及び内周側片部の表面に、一連状に表面仕上材が貼着されており、
    前記上枠材の長手方向両端部及び前記一対の縦枠材の上端部のうちの一方または両方には、これら上枠材及び一対の縦枠材の内周側片部が一連状に前記開口の内周下地に沿う形状となり、かつこれら上枠材及び一対の縦枠材の壁下地側片部が前記開口の周縁に沿う一連状の鍔状となるように上端側凹所が設けられていることを特徴とする窓枠の取付構造。
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