JP2835586B2 - 化粧枠部品 - Google Patents

化粧枠部品

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JP2835586B2
JP2835586B2 JP20412595A JP20412595A JP2835586B2 JP 2835586 B2 JP2835586 B2 JP 2835586B2 JP 20412595 A JP20412595 A JP 20412595A JP 20412595 A JP20412595 A JP 20412595A JP 2835586 B2 JP2835586 B2 JP 2835586B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】この発明は化粧枠部品、更に
詳しくは、複数の部品を組み合わせることによって建物
の開口部を化粧する化粧枠を形成する化粧枠部品に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ドア枠、いわゆる建築駆体の開口
部の開口面を化粧するための化粧枠は、古くは木製のも
のが使用され、次に、塩ビ製のフィルム等で被覆した化
粧合板や、樹脂製のものが使用されていた。従来の浴室
出入口サッシの固定構造につき、図7を用いて説明す
る。ここで図7は、従来におけるハーフバスユニット用
の浴室出入口サッシの固定構造を示すための水平断面図
である。バスルームにおける床面や浴槽などだけをユニ
ット化したいわゆるハーフバスユニットに用いる浴室出
入口サッシ91が固定されるべき建物の駆体70は、開
口部を形成し、その開口部側には浴室サッシ固定用角材
88、および各種のパッキン材89を介在させることに
よって、ユニットバス用サッシ91Bを固定している。
そして、その浴室出入口サッシ91の脱衣室側の開口面
には、化粧木枠82を固定する。また、脱衣室側には、
脱衣室壁面材92を固定している。
【0003】次に、従来の化粧枠の固定構造につき、図
8を用いて玄関ドアの場合を説明する。ここで図8は、
従来の玄関ドアの水平断面図である。玄関ドア枠が固定
されるべき建物の駆体70には、玄関ドア枠固定用の開
口部が設けられている。ここに説明する建物の駆体70
は、枠状の芯材72の両面に固定された面材73を備え
て形成される建築パネル71によって組み上げられる。
【0004】このように形成された開口部に対して固定
される玄関ドア枠は、ドア上枠、ドア縦枠86,86お
よびドア下枠によって四角枠を形成するものである。ド
ア上枠は、開口部上縁に固定される角材たるドア上枠固
定用角材に対して固定される。また、ドア縦枠86,8
6は、開口部側縁に固定される角材たるドア縦枠固定用
角材81,81に対して、パッキン83を介在させて固
定される。
【0005】開口部に固定されたドア枠に対しては、そ
の枠内にドアパネル90を固定する。また、ドア上枠固
定用角材の室内側およびドア縦枠固定用角材81の室内
側には、化粧木枠82を固定して外観品質の向上を図
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の化粧枠
構造においては、以下のような問題があった。まず、化
粧枠は化粧をするというその役割から、釘やネジを用い
ての固定は行いたくないが、接着剤を用いるとその養生
時間が必要となり、他の作業の進行を妨げることとなっ
ていた。
【0007】また、化粧枠は天然木材を使用するので、
その製品品質を一定にするための手間が小さくなかっ
た。本発明が解決すべき課題は、現場施工を容易にして
取付作業時間を短縮でき、更に製品品質のばらつきが少
ない化粧枠構造を提供することにある。ここで、請求項
1記載の発明の目的は、取付作業時間を短縮でき、化粧
枠の角部または端部を形成する部品を共通にすることが
できる化粧枠部品を提供することである。
【0008】また、請求項2および請求項3記載の発明
の目的は、取付作業時間を短縮でき、サッシを固定する
壁の開口部の開口面の室内側を化粧する化粧枠を形成す
る部品を共通にすることができる化粧枠部品を提供する
ことである。また、請求項4記載の発明の目的は、取付
作業時間を短縮でき、壁の開口部の開口面を化粧する化
粧枠を形成する化粧枠面部品を提供することである。
【0009】また、請求項5記載の発明の目的は、取付
作業時間を短縮でき、壁の平板面を化粧する化粧枠を形
成する化粧枠面部品を提供することである。更に、請求
項6および請求項7記載の発明の目的は、請求項4記載
の発明または請求項5記載の発明を高機能化させること
ができる化粧枠面部品を提供することである。
【0010】そして更に、請求項8および請求項9記載
の発明の目的は、製品品質のばらつきが少ない化粧枠部
品を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した目的
を達成するためのものである。請求項1記載の化粧枠部
品は、化粧枠の角部または端部を形成することができる
長尺部材たる化粧枠角部品(20)であって、長手方向
に垂直な断面形状が正方形を基準として三面に欠設部を
有するような形状をなし、欠設部を有しない面を基準面
部(21)とするとともに、その基準面部(21)の一
端の角を基準角部(20A)とし、基準面部(21)に
対して基準角部(20A)を境に隣接する呑み込み面部
(22)においては、基準面部(21)とは反対側の端
部から中央付近までを欠設した端部呑み込み欠設部(2
2A)を備え、基準面部(21)と向き合う第一挿入面
部(23)においては、その中央付近において基準面部
(21)側に向かって欠設した第一挿入溝部(23A)
を備え、端部呑み込み欠設部(22A)と向き合う第二
挿入面部(24)においては、その中央付近において端
部呑み込み欠設部(22A)側に向かって欠設した第二
挿入溝部(24A)を備えたことを特徴とする。
【0012】請求項2記載の化粧枠部品は、請求項1記
載の化粧枠角部品(20)に係合することによってサッ
シを固定する壁(10)の開口部の開口面(10A)の
室内側を化粧する化粧枠を形成する長尺部材たる化粧枠
サッシ当接部品(30)であって、開口部をなす壁(1
0)の室内側には室内側仕上げ板材(例えば耐火ボード
19)が固定され、室外側にはサッシ枠が固定されると
ともに、その室内側仕上げ板材(19)の開口側端部を
端部呑み込み欠設部(22A)に呑み込ませるように化
粧枠角部品(20)を固定する場合に用いられる。そし
て、壁(10)の開口部の開口面(10A)に当接して
壁(10)に固定される開口面当接部(32)と、化粧
枠角部品(20)の第一挿入溝部(23A)に挿入可能
な第一挿入部(33)と、室内側の端部が化粧枠角部品
(20)の第二挿入溝部(24A)を塞ぎ、室外側の端
部がサッシ枠の室内側に当接することによって開口面
(10A)を化粧する化粧面部(36)とを備えたこと
を特徴とする。
【0013】ここで、化粧枠角部品(20)と化粧枠サ
ッシ当接部品(30)との作用について説明する。サッ
シ枠を含むサッシ関連部品が固定された後の壁(10)
の開口部の開口面(10A)には、化粧枠サッシ当接部
品(30)の開口面当接部(32)を当接させて、化粧
枠サッシ当接部品(30)を壁(10)へ固定する。化
粧面部(36)の室外側の端部は、サッシ枠の室内側に
当接するようする。そして、化粧枠サッシ当接部品(3
0)の第一挿入部(33)が化粧枠角部品(20)の第
一挿入溝部(23A)に挿入されるように係合すること
によって、化粧枠角部品(20)を化粧枠サッシ当接部
品(30)へ固定する。したがって、取付作業が簡単に
なる。化粧面部(36)の室内側の端部は化粧枠角部品
(20)の第二挿入溝部(24A)を塞ぐので、化粧さ
れた部分が連続することとなり、開口面(10A)が化
粧される。一方、開口部をなす壁(10)の室内側に
は、室内側仕上げ板材(19)の開口側端部が端部呑み
込み欠設部(22A)に呑み込まれるように、室内側仕
上げ板材(19)を固定する。
【0014】請求項3記載の化粧枠部品は、請求項2記
載の化粧枠部品を技術的に限定したものであり、化粧枠
サッシ当接部品(30)は、開口面当接部(32)およ
び第一挿入部(33)を備えた窓見込み枠下地部品(3
1)と、化粧面部(36)を備えるとともに窓見込み枠
下地部品(31)に係合される窓見込み枠部品(35)
とから形成したことを特徴とする。
【0015】請求項2記載の化粧枠部品との作用の相違
は、化粧枠サッシ当接部品(30)が窓見込み枠下地部
品(31)と窓見込み枠部品(35)とに分かれている
ため、その組立が行いやすくなった点である。請求項4
記載の化粧枠部品は、請求項1記載の化粧枠角部品(2
0,20)を両端に係合させることによって壁(10)
の開口部の開口面(10A)を化粧する化粧枠を形成す
る化粧枠面部品(40)である。すなわち、下地耐火板
材(例えば耐火ボード19)を壁(10)の開口面(1
0A)に固定し、その下地耐火板材(19)の開口側に
固定する化粧枠面部品(40)であって、開口面(10
A)の両端に当接し、間には下地耐火板材(19)を挟
むように位置させた壁当接部(41,41)と、その壁
当接部(41,41)の間に位置し、下地耐火板材(1
9)の開口側に当接する下地材当接部(42)と、壁当
接部(41,41)から反下地材当接部(42)側に突
出して化粧枠角部品(20,20)の第二挿入溝部(2
4A,24A)に挿入可能な突出部(43,43)と、
化粧枠角部品(20,20)の各基準角部(20A,2
0A)よりも内側に両端が位置するように基準面部(2
1)に当接して開口面(10A)を化粧する化粧面部
(44)とを備え、化粧枠面部品(40)の突出部(4
3,43)が第二挿入部(24A,24A)と係合する
ことによって化粧枠角部材(20)が固定可能であるよ
うに形成したことを特徴とする。
【0016】ここで、化粧枠角部品(20,20)と化
粧枠面部品(40)との作用について説明する。壁(1
0)の開口部の開口面(10A)には下地耐火板材(1
9)を固定し、その下地耐火板材(19)を挟むように
して壁当接部(41,41)を開口面(10A)の両端
に当接させながら化粧枠面部品(40)を下地耐火板材
(19)へ固定する。そして、化粧枠面部品(40)の
突出部(43,43)へ化粧枠角部品(20,20)の
第二挿入部(24A,24A)を係合させることによっ
て、化粧枠面部品(40)へ化粧枠角部品(20,2
0)を固定する。したがって、取付作業が簡単になる。
【0017】請求項5記載の化粧枠部品は、請求項1記
載の化粧枠角部品(20)を一端に係合させることによ
って壁(10)の平板面にを化粧する化粧枠を形成する
化粧枠面部品(40)である。すなわち、開口部を形成
する壁(10)の平板面に室内側仕上げ板材(例えば耐
火ボード19)を固定し、その室内側仕上げ板材(1
9)側の端部に化粧枠角部品(20)が位置し、その化
粧枠角部品(20)の反室内側仕上げ板材(19)側に
位置する化粧枠面部品(40)である。その化粧枠面部
品(40)は、壁(10)における化粧枠角部品(2
0)の反室内側仕上げ板材(19)側に固定される下地
耐火板材(19)を挟むように位置させた壁当接部(4
1,41)と、その壁当接部(41,41)の間に位置
し、下地耐火板材(19)の反壁(10)側に当接する
下地材当接部(42)と、室内側仕上げ板材(19)側
の壁当接部(41)から室内側仕上げ板材(19)側に
突出して化粧枠角部品(20)の第二挿入溝部(24
A)に挿入可能な突出部(43)と、化粧枠角部品(2
0)の基準角部(20A)よりも内側に両端が位置する
ように基準面部(21)に当接して開口面(10A)を
化粧する化粧面部(44)とを備え、化粧枠面部品(4
0)の突出部(43)が第二挿入部(24A)と係合す
ることによって化粧枠角部材(20)が固定可能である
ように形成したことを特徴とする。
【0018】化粧枠角部品(20)の第二挿入溝部(2
4A)に挿入可能な突出部(43)は、反室内側仕上げ
板材(19)側にも設けてもよい。その場合には対称形
となり、その形状は請求項4に記載した化粧枠部品と同
じ形状となる。ここで、化粧枠角部品(20)と化粧枠
面部品(40)との作用について説明する。まず、開口
部を形成する壁(10)の平板面に下地耐火板材(1
9)を固定し、その下地耐火板材(19)を挟むように
して壁当接部(41,41)を開口面(10A)の両端
に当接させながら化粧枠面部品(40)を下地耐火板材
(19)へ固定する。そして、化粧枠面部品(40)の
突出部(43)へ化粧枠角部品(20)の第二挿入部
(24A)を係合させることによって、化粧枠面部品
(40)へ化粧枠角部品(20)を固定する。最後に、
化粧枠角部品(20)の反下地耐火板材(19)側に位
置する端部呑み込み欠設部(22A)に端部が呑み込ま
れるように室内側仕上げ板材(19)を、壁(10)に
固定する。したがって、取付作業が簡単になる。
【0019】請求項6記載の化粧枠部品は、請求項4ま
たは請求項5記載の化粧枠面部品(40)を技術的に限
定したものであって、化粧面部(44)の長手方向に
は、化粧枠面部品(40)を壁(10)へ固定する締結
部材(例えば固定ネジ40A)の頭を埋め込むための固
定溝部(45)を備えるとともに、締結部材(40A)
の頭を隠すために固定溝部(45)に挿入固定される頭
隠し(48)を備えたことを特徴とする。
【0020】請求項4または請求項5記載の化粧枠部品
との作用の相違は、固定溝部(45)、締結部材(40
A)および頭隠し(48)を備えているため、締結部材
(40A)での固定後でも、ネジ頭が突出せず、且つ見
えないので、すっきりした外観を得ることができる。ま
た、挿入固定すればよいので、施工が簡単である。請求
項7記載の化粧枠部品は、請求項4または請求項5記載
の化粧枠面部品(40)を技術的に限定したものであっ
て、化粧面部(44)の長手方向には、化粧枠面部品
(40)を壁(10)へ固定する締結部材(例えば固定
ネジ40A)の頭を埋め込むための固定溝部(45)を
備え、固定溝部(45)に挿入固定されて締結部材(4
0A)の頭を隠す部分と、挿入されないで化粧枠面部品
(40)の化粧面部(44)から突出する部分とを有す
る戸当たり(49)を備えたことを特徴とする。
【0021】請求項4または請求項5記載の化粧枠部品
との作用の相違は、固定溝部(45)、締結部材(40
A)および戸当たり(49)を備えているため、締結部
材(40A)での固定後でも、頭が突出せず、且つ見え
ないので、すっきりした外観を得ることができ、戸当た
りとして機能することができる。また、挿入固定すれば
よいので、施工が簡単である。
【0022】請求項8記載の化粧枠部品は、請求項1、
請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項6ま
たは請求項7記載の化粧枠部品を技術的に限定したもの
であり、セルロース系の粉末を含有させた樹脂を成形す
ることによって形成したことを特徴とする。更に、請求
項9記載の化粧枠部品は、請求項8記載のセルロース系
の粉末を限定したものであり、セルロース系の微粉末の
表面にこの微粉末よりも小径で、かつ硬い微粉末を担時
させて作成した粉体としたことを特徴とする。
【0023】請求項1ないし請求項7に記載された化粧
枠部品は、長手方向に直角な断面形状が同一であり、木
目模様を有する熱可塑性樹脂の押し出し成形(射出成
形)にて形成できる。具体的には、セルロース系材料の
微粉末に無機材料の微粉末を打ち込んで作成した粉体を
混合した樹脂を成形することによって木目模様を呈する
ように形成する。ここで、「セルロース系材料」とは、
木粉である。「無機材料」とは、酸化チタン、フェライ
ト、アルミニウム、ニッケル、銀などの金属材料、また
はセラミック等の非金属材料である。
【0024】請求項8および請求項9に示した化粧枠部
品は、セルロース系材料の粉末を混合した樹脂を成形し
て形成しており、すると化粧枠部品は木目模様を呈す
る。また、押出成形によって製造されるので、天然木材
を材料とする場合に比べて製品品質のばらつきが少な
く、製品の均質化が図れる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施の形態及び図
面に基づいて、更に詳しく説明する。ここで使用する図
面は、図1乃至図6である。図1は、本願発明の第一の
実施形態を示すための水平断面図である。図2は、本願
発明の第二の実施形態を示すための水平断面図である。
図3は、本願発明の第三の実施形態を示すための水平断
面図である。図4は、本願発明の第四の実施形態を示す
ための水平断面図である。図5は、本願発明の第五の実
施形態を示すための水平断面図である。図6は、請求項
1記載の化粧枠部品のひとつの形態につき、長手方向に
垂直な断面形状を示した図である。
【0026】まず、図1および図6に基づいて、化粧枠
角部品20および化粧枠サッシ当接部品30を説明す
る。化粧枠サッシ当接部品30は、サッシを固定する壁
10の開口部の開口面10Aの室内側を化粧する化粧枠
を形成する部品であり、化粧枠角部品20に係合するこ
とによって化粧枠を形成する。
【0027】更に詳しく説明する。化粧枠角部品20
は、図6に示すように、長手方向に垂直な断面形状が正
方形を基準として三面に欠設部を有するような形状をな
し、欠設部を有しない面を基準面部21とするととも
に、その基準面部21の一端の角を基準角部20Aと
し、基準面部21に対して基準角部20Aを境に隣接す
る呑み込み面部22においては、基準面部21とは反対
側の端部から中央付近までを欠設した端部呑み込み欠設
部22Aを備え、基準面部21と向き合う第一挿入面部
23においては、その中央付近において基準面部21側
に向かって欠設した第一挿入溝部23Aを備え、端部呑
み込み欠設部22Aと向き合う第二挿入面部24におい
ては、その中央付近において端部呑み込み欠設部22A
側に向かって欠設した第二挿入溝部24Aを備えて形成
されている。第一挿入溝部23Aおよび第二挿入溝部2
4Aに挟まれる角部は45度の角度で切り落とされてい
る。第一挿入溝部23Aおよび第二挿入溝部24Aの溝
側面には、凹凸を設けており、挿入される部分を抜けに
くくしている。
【0028】化粧枠サッシ当接部品30は、開口部をな
す壁10の室内側には室内側仕上げ板材、例えば石膏製
の耐火ボード19が固定され、室外側には図示を両略し
たサッシ枠が固定されるとともに、その室内側仕上げ板
材19の開口側端部を端部呑み込み欠設部22Aに呑み
込ませるように化粧枠角部品20を固定する場合に用い
られる。そして、壁10の開口部の開口面10Aに当接
して壁10に固定される開口面当接部32と、化粧枠角
部品20の第一挿入溝部23Aに挿入可能な第一挿入部
33と、室内側の端部が化粧枠角部品20の第二挿入溝
部24Aを塞ぎ、室外側の端部がサッシ枠の室内側に当
接することによって開口面10Aを化粧する化粧面部3
6とを備えている。
【0029】化粧枠サッシ当接部品30は、上記のよう
な構成をなす単独部品として形成してもよいが、図1に
示す例にあっては、開口面当接部32および第一挿入部
33を備えた窓見込み枠下地部品31と、化粧面部36
を備えるとともに窓見込み枠下地部品31に係合される
窓見込み枠部品35とから形成されている。なお、化粧
面部36の長さを長く形成して現場でカットしやすくし
てもよい。
【0030】次に、図1に示される化粧枠角部品20と
化粧枠サッシ当接部品20との作用について説明する。
まず、サッシ枠などのサッシ関連部品が固定された後、
壁10の開口部の開口面10Aには、化粧枠サッシ当接
部品30の開口面当接部32を当接させて、化粧枠サッ
シ当接部品30の窓見込み枠下地部品31を壁10へ固
定する。このときの固定は、釘やネジなどを用いる。
【0031】次に、窓見込み枠下地部品31に対して窓
見込み枠部品35を係合させ、化粧枠サッシ当接部品3
0を完成させる。このときの係合には接着剤を用いるこ
ととしてもよい。そして、化粧枠角部品20の第一挿入
溝部23Aに化粧枠サッシ当接部品30の第一挿入部3
3を挿入することによって、化粧枠角部品20と化粧枠
サッシ当接部品30とを係合する。このとき、化粧面部
36の室外側の端部は、サッシ枠の室内側に当接するよ
うする。
【0032】次に、化粧枠サッシ当接部品30の第一挿
入部33が化粧枠角部品20の第一挿入溝部23Aに挿
入されるように係合することによって、化粧枠角部品2
0を化粧枠サッシ当接部品30へ固定する。化粧面部3
6の室内側の端部は化粧枠角部品20の第二挿入溝部2
4Aを塞ぐので、化粧された部分が連続することとな
り、開口面10Aが化粧される。
【0033】一方、開口部をなす壁10の室内側には、
室内側仕上げ板材19の開口側端部が化粧枠角部品20
の端部呑み込み欠設部22Aに呑み込まれるように、室
内側仕上げ板材19を固定する。次に、図2に基づいて
説明する。図2の状態は、壁10の開口部にドアを取り
付ける場合を示している。まず、この開口部の開口面1
0Aに取り付けられる化粧枠部品を説明し、次に壁10
の平板面に取り付けられる化粧枠部品を説明することと
する。
【0034】開口部の開口面10Aに取り付けられる化
粧枠部品は、前述した化粧枠角部品20,20と、それ
らを両端に係合させる化粧枠面部品40とからなる。化
粧枠面部品40について、更に詳しく説明する。下地耐
火板材、例えば石膏製の耐火ボード19を壁10の開口
面10Aに固定し、その下地耐火板材19の開口側に固
定する化粧枠面部品40であって、開口面10Aの両端
に当接し、間には下地耐火板材19を挟むように位置さ
せた壁当接部41,41と、その壁当接部41,41の
間に位置し、下地耐火板材19の開口側に当接する下地
材当接部42と、壁当接部41,41から反下地材当接
部42側に突出して化粧枠角部品20,20の第二挿入
溝部24A,24Aに挿入可能な突出部43,43と、
化粧枠角部品20,20の各基準角部20A,20Aよ
りも内側に両端が位置するように基準面部21に当接し
て開口面10Aを化粧する化粧面部44とを備えてい
る。そして、化粧枠面部品40の突出部43,43が第
二挿入部24A,24Aと係合することによって化粧枠
角部材20が簡単に固定可能であるように形成してい
る。なお、化粧枠面部品40の化粧面部44の中央付近
の長手方向には、化粧枠面部品40を壁10へ固定する
固定ネジ40Aの頭を埋め込むための固定溝部45を備
えている。
【0035】ここで、化粧枠角部品20と化粧枠面部品
40との作用について説明する。壁10の開口部の開口
面10Aには下地耐火板材19を固定し、その下地耐火
板材19を挟むようにして壁当接部41,41を開口面
10Aの両端に当接させながら化粧枠面部品40を、固
定ネジ40Aを用いて下地耐火板材19へ固定する。こ
の固定ネジ40Aによれば、下地耐火板材19を貫通し
て壁10へ達するので、固定が確実なものとなる。そし
て、化粧枠面部品40の突出部43,43へ化粧枠角部
品20の第二挿入部24A,24Aを係合させることに
よって、化粧枠面部品40へ化粧枠角部品20,20を
固定する。したがって、取付作業が簡単になる。
【0036】開口面10Aから見た場合、化粧枠角部材
20の向きは、図1の場合と図2の場合とでは90度回
転している。次に壁10の平板面に取り付けられる化粧
枠部品を説明する。この化粧枠部品は、前述の化粧枠角
部品20を反開口面10A側の一端に係合させることに
よって壁10の平板面にを化粧する化粧枠を形成する化
粧枠面部品40である。すなわち、開口部を形成する壁
10の平板面に室内側仕上げ板材、例えば石膏製の耐火
ボード19を固定し、その室内側仕上げ板材19側の端
部に化粧枠角部品20が位置し、その化粧枠角部品20
の反室内側仕上げ板材19側に位置する化粧枠面部品4
0である。その化粧枠面部品40は、壁10における化
粧枠角部品20の反室内側仕上げ板材19側に固定され
る石膏製の下地耐火板材19を挟むように位置させた壁
当接部41,41と、その壁当接部41,41の間に位
置し、下地耐火板材19の反壁10側に当接する下地材
当接部42と、室内側仕上げ板材19側の壁当接部41
から室内側仕上げ板材19側に突出して化粧枠角部品2
0の第二挿入溝部24Aに挿入可能な突出部43と、化
粧枠角部品20の基準角部20Aよりも内側に両端が位
置するように基準面部21に当接して開口面10Aを化
粧する化粧面部44とを備えている。そして、化粧枠面
部品40の突出部43が第二挿入部24Aと係合するこ
とによって化粧枠角部材20が固定可能であるように形
成している。
【0037】ところで、化粧枠角部品20の第二挿入溝
部24Aに挿入可能な突出部43は、反室内側仕上げ板
材19、すなわち開口側にも設けてある。そして、開口
面10Aの端部に固定される化粧枠角部20の第二挿入
溝部24Aに挿入されて係合するのである。結果的に、
前述した開口面10Aを化粧する化粧枠面部材40と化
粧枠部品と同じ形状をなすこととなる。
【0038】次に、壁10の平板面を化粧する化粧枠面
部品40との作用について説明する。この壁10の平板
面を化粧する化粧枠面部品40の取り付け作業は、前述
した開口面10Aを化粧する化粧枠面部材40の取付が
終わった後で取り付けられる。まず、開口部を形成する
壁10の平板面に下地耐火板材10を固定し、その下地
耐火板材19を挟むようにして壁当接部41,41を開
口面10Aの両端に当接させながら化粧枠面部品40を
下地耐火板材19へ固定する。そして、開口面10A側
にある化粧枠面部品40の突出部43へ化粧枠角部品2
0の第二挿入部24Aを係合させることによって、既に
取り付けられている化粧枠角部品20へ化粧枠面部品4
0を固定する。一方、反開口面10A側の突出部43に
対しても化粧枠角部品20の第二挿入部24Aを係合さ
せることによって、化粧枠角部品20を固定する。
【0039】最後に、化粧枠角部品20の反下地耐火板
材19側に位置する端部呑み込み欠設部22Aに端部が
呑み込まれるように室内側仕上げ板材19を、壁10に
固定する。なお、それぞれの化粧枠面部品40に対して
要求される機能を満たすため、それぞれの固定溝部45
には、固定ネジ40Aの頭を隠すために固定溝部45に
挿入固定される頭隠し48か、固定ネジ40Aの頭を隠
すために固定溝部45に挿入される部分と挿入されない
で化粧枠面部品40の化粧面部44から突出する部分と
を有する戸当たり49かのいずれかを係合することとな
っている。いずれかを係合すれば、固定ネジ40Aでの
固定後でもネジ頭が突出せず、且つ見えないので、すっ
きりした外観を得ることができる。また、挿入固定さえ
すればよいので、施工が簡単である。
【0040】戸当たり49におけるドアパネル50側の
面には、ドアパネル50の衝突をやわらげる緩衝材が一
体に設けられている。この緩衝材は戸当たり49の製造
時に一体成形してもよいし、別々に製造したものを固定
することとしてもよい。図2に示す場合にあっては、開
口部に臨む一の化粧枠面部品40のみに戸当たり49が
係合され、他の化粧枠面部品40には頭隠し48が係合
される。開口部に臨む他の一の化粧枠面部品40には、
ドアパネル50がヒンジ51を介して固定される。
【0041】上述してきた化粧枠部品20,30,4
0,48,49は、すべてセルロース系材料の微粉末の
表面にこの微粉末よりも小径で、かつ硬い微粉末を担持
させて作成した粉体を混合した樹脂を着色成形すること
によって木目模様を呈するように形成している。これら
の化粧枠部品20,30,40,48,49は、長手方
向に直角な断面形状が同一であり、木目模様を有する熱
可塑性樹脂の押し出し成形にて製造する。具体的には、
セルロース系材料の微粉末に無機材料の微粉末を打ち込
んで作成した粉体を混合した樹脂を成形することによっ
て木目模様を呈するように形成する。ここで、「セルロ
ース系材料」とは、木粉である。「無機材料」とは、酸
化チタン、フェライト、アルミニウム、ニッケル、銀な
どの金属材料、またはセラミック等の非金属材料であ
る。
【0042】このように製造すると、その化粧枠部品2
0,30,40,48,49は、木目模様を呈している
ので、天然木材を用いたときのように木目模様を見るこ
とができる。また、押出成形によって製造されるので、
天然木材を材料とする場合に比べて製品品質のばらつき
が少なく、製品の均質化が図れる。なお、製造手段につ
いてはこれに限られるものではなく、木材を材料に加工
しても形成できる。
【0043】次に、両側が平板面となる壁10にて挟ま
れた開口部にドアを固定する場合の化粧構造について、
図3に基づいて説明する。ドアパネル50は、ヒンジ5
1を介して化粧枠面部材40に固定されるが、その化粧
枠面部材40は、下地耐火板材19とともに壁10へ固
定されている。そして化粧枠面部材40の両端には化粧
枠角部材20,20が固定され、更にその化粧枠角部材
20,20の反化粧枠面部材40には、室内側仕上げ板
材19,19が固定されている。この化粧枠面部材40
の固定溝部45には頭隠し48が固定されている。
【0044】上記の化粧枠面部材40に面する壁10に
は、対称に上記の構成が存在する。異なるのは、化粧枠
面部材40の固定溝部45に、頭隠し48ではなく戸当
たり49が固定されている点である。次に、壁10の端
部と壁10の角部とで形成された開口部にドアを固定す
る場合について、図4に基づいて簡単に説明する。
【0045】開口部側の壁10の端部の化粧構造は、図
2に示した構成と同一である。また、壁10の角部の化
粧構造は、角部においては図2に示した構成と同一であ
り、角部から離れてゆく部分については、図3に示した
構成と同一である。次に、一の壁10の端部が、他の三
の壁10,10,10の端部によって三方に開口部をな
す場合における化粧構造について、図5に基づいて簡単
に説明する。
【0046】これら四の壁10,10,10,10の化
粧構造は、図2に示した構成と同一であり、開口部側に
位置するそれぞれの化粧枠面部材40の固定溝部45
に、頭隠し48を固定するか、戸当たり49を固定する
かを異ならせているだけである。以上で明らかなよう
に、前記してきた化粧枠部品20,30,40,48,
49を用いれば、サッシ、開口部の種類に関わらず、化
粧構造を形成することができる。
【0047】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、取付作業
時間を短縮でき、化粧枠の角部または端部を形成する部
品を共通にすることができる化粧枠部品を提供すること
ができた。また、請求項2および請求項3記載の発明に
よれば、取付作業時間を短縮でき、サッシを固定する壁
の開口部の開口面の室内側を化粧する化粧枠を形成する
部品を共通にすることができる化粧枠部品を提供するこ
とができた。
【0048】また、請求項4記載の発明によれば、取付
作業時間を短縮でき、壁の開口部の開口面を化粧する化
粧枠を形成する化粧枠面部品を提供することができた。
また、請求項5記載の発明によれば、取付作業時間を短
縮でき、壁の平板面を化粧する化粧枠を形成する化粧枠
面部品を提供することができた。更に、請求項6および
請求項7記載の発明によれば、請求項4記載の発明また
は請求項5記載の発明を高機能化させることができる化
粧枠面部品を提供することができた。
【0049】そして更に、請求項8および請求項9記載
の発明によれば、製品品質のばらつきが少ない化粧枠部
品を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の第一の実施形態を示すための水平断
面図である。
【図2】本願発明の第二の実施形態を示すための水平断
面図である。
【図3】本願発明の第三の実施形態を示すための水平断
面図である。
【図4】本願発明の第四の実施形態を示すための水平断
面図である。
【図5】本願発明の第五の実施形態を示すための水平断
面図である。
【図6】請求項1記載の化粧枠部品のひとつの形態につ
き、長手方向に垂直な断面形状を示した図である。
【図7】従来におけるハーフバスユニット用の浴室出入
口サッシの固定構造を示すための水平断面図である。
【図8】従来の玄関ドアの水平断面図である。
【符号の説明】
10 壁 10A 開口
部 19 室内側仕上げ板材、下地耐火板材(耐火ボー
ド) 20 化粧枠角部品 20A 基準
角部 21 基準面部 22 呑み込み面部 22A 端部
呑み込み欠設部 23 第一挿入面部 23A 第一
挿入溝部 24 第二挿入面部 24A 第二
挿入溝部 30 化粧枠サッシ当接部品 31 窓見
込み枠下地部品 32 開口面当接部 33 第一
挿入部 35 窓見込み枠部品 36 化粧
面部 40 化粧枠面部品 40A 固定
ネジ 41 壁当接部 42 下地
当接部 43 突出部 44 化粧
面部 45 固定溝部 48 頭隠し 49 戸当たり 50 ドアパネル 51 ヒン
ジ 70 建物の躯体 71 建築
パネル 72 芯材 73 面材 81 ドア縦枠固定用角材 82 化粧
木枠 83 パッキン材 86 ドア
縦枠 88 浴室サッシ固定用角材 89 パッ
キン材 91 浴室出入口サッシ 92 脱衣
室壁面材
フロントページの続き (72)発明者 谷口 純 東京都杉並区高井戸東2丁目4番5号 ミサワホーム株式会社内 (72)発明者 小川 健治 東京都杉並区高井戸東2丁目4番5号 ミサワホーム株式会社内 (72)発明者 中條 輝幸 東京都杉並区高井戸東2丁目4番5号 ミサワホーム株式会社内 (72)発明者 中野 義則 東京都杉並区高井戸東2丁目4番5号 ミサワホーム株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E06B 1/30 E06B 1/52 E06B 1/62 - 1/64

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】化粧枠の角部または端部を形成することが
    できる長尺部材たる化粧枠角部品であって、 長手方向に垂直な断面形状が正方形を基準として三面に
    欠設部を有するような形状をなし、 欠設部を有しない面を基準面部とするとともに、その基
    準面部の一端の角を基準角部とし、 基準面部に対して基準角部を境に隣接する呑み込み面部
    においては、基準面部とは反対側の端部から中央付近ま
    でを欠設した端部呑み込み欠設部を備え、 基準面部と向き合う第一挿入面部においては、その中央
    付近において基準面部側に向かって欠設した第一挿入溝
    部を備え、 端部呑み込み欠設部と向き合う第二挿入面部において
    は、その中央付近において端部呑み込み欠設部側に向か
    って欠設した第二挿入溝部を備えたことを特徴とする化
    粧枠部品。
  2. 【請求項2】化粧枠の角部または端部を形成することが
    できる化粧枠角部品に係合することによって壁の開口部
    の開口面の室内側を化粧する化粧枠を形成する長尺部材
    たる化粧枠サッシ当接部品であって、 化粧枠角部品は、長手方向に垂直な断面形状が正方形を
    基準として三面に欠設部を有するような形状をなし、欠
    設部を有しない面を基準面部とするとともに、その基準
    面部の一端の角を基準角部とし、基準面部に対して基準
    角部を境に隣接する呑み込み面部においては、基準面部
    とは反対側の端部から中央付近までを欠設した端部呑み
    込み欠設部を備え、基準面部と向き合う第一挿入面部に
    おいては、その中央付近において基準面部側に向かって
    欠設した第一挿入溝部を備え、端部呑み込み欠設部と向
    き合う第二挿入面部においては、その中央付近において
    端部呑み込み欠設部側に向かって欠設した第二挿入溝部
    を備えており、 化粧枠サッシ当接部品は、開口部をなす壁の室内側には
    室内側仕上げ板材が固定され、室外側にはサッシ枠が固
    定されるとともに、その室内側仕上げ板材の開口側端部
    を端部呑み込み欠設部に呑み込ませるように固定される
    化粧枠角部品に係合されるものであり、 壁の開口部の開口面に当接して壁に固定される開口面当
    接部と、 化粧枠角部品の第一挿入溝部に挿入可能な第一挿入部
    と、 室内側の端部が化粧枠角部品の第二挿入溝部を塞ぎ、室
    外側の端部がサッシ枠の室内側に当接することによって
    開口面を化粧する化粧面部とを備えたことを特徴とする
    化粧枠部品。
  3. 【請求項3】化粧枠サッシ当接部品は、開口面当接部お
    よび第一挿入部を備えた窓見込み枠下地部品と、化粧面
    部を備えるとともに窓見込み枠下地部品に係合される窓
    見込み枠部品とから形成したことを特徴とする請求項2
    記載の化粧枠部品。
  4. 【請求項4】両端に化粧枠角部品を固定して壁の開口部
    の開口面を化粧する化粧枠を形成する長尺部材たる化粧
    枠面部品であって、 化粧枠面部品の両端に固定される長尺部材たる化粧枠角
    部品は、長手方向に垂直な断面形状が正方形を基準とし
    て三面に欠設部を有するような形状をなし、欠設部を有
    しない面を基準面部とするとともに、その基準面部の一
    端の角を基準角部とし、基準面部に対して基準角部を境
    に隣接する呑み込み面部においては、基準面部とは反対
    側の端部から中央付近までを欠設した端部呑み込み欠設
    部を備え、基準面部と向き合う第一挿入面部において
    は、その中央付近において基準面部側に向かって欠設し
    た第一挿入溝部を備え、端部呑み込み欠設部と向き合う
    第二挿入面部においては、その中央付近において端部呑
    み込み欠設部側に向かって欠設した第二挿入溝部を備え
    ており、 化粧枠面部品は、壁の開口面に下地耐火板材を固定し、
    その下地耐火板材の開口側に固定するものであって、 開口面の両端に当接するとともに、その間には下地耐火
    板材を挟むように位置させた壁当接部と、 その壁当接部の間に位置し、下地耐火板材の開口側に当
    接する下地材当接部と、壁当接部から反下地材当接部側
    に突出して化粧枠角部品の第二挿入溝部に挿入可能な突
    出部と、 化粧枠角部品の各基準角部よりも内側に両端が位置する
    ように基準面部に当接して開口面を化粧する化粧面部と
    を備え、 化粧枠面部品の突出部が第二挿入部と係合することによ
    って化粧枠角部品を固定して化粧枠を形成可能であるよ
    うにしたことを特徴とする化粧枠部品。
  5. 【請求項5】一端に化粧枠角部品を固定して開口部にお
    ける壁の平板面を化粧する化粧枠を形成する長尺部材た
    る化粧枠面部品であって、 化粧枠面部品の両端に固定される長尺部材たる化粧枠角
    部品は、長手方向に垂直な断面形状が正方形を基準とし
    て三面に欠設部を有するような形状をなし、欠設部を有
    しない面を基準面部とするとともに、その基準面部の一
    端の角を基準角部とし、基準面部に対して基準角部を境
    に隣接する呑み込み面部においては、基準面部とは反対
    側の端部から中央付近までを欠設した端部呑み込み欠設
    部を備え、基準面部と向き合う第一挿入面部において
    は、その中央付近において基準面部側に向かって欠設し
    た第一挿入溝部を備え、端部呑み込み欠設部と向き合う
    第二挿入面部においては、その中央付近において端部呑
    み込み欠設部側に向かって欠設した第二挿入溝部を備え
    ており、 化粧枠面部品は、開口部を形成する壁の平板面に室内側
    仕上げ板材を固定し、その室内側仕上げ板材側の端部に
    化粧枠角部品が位置し、その化粧枠角部品の反室内側仕
    上げ板材側に位置する部品であって、 壁における化粧枠角部品の反室内側仕上げ板材側に固定
    される下地耐火板材を挟むように位置させた壁当接部
    と、その壁当接部の間に位置し、下地耐火板材の反壁側
    に当接する下地材当接部と、 室内側仕上げ板材側の壁当接部から室内側仕上げ板材側
    に突出して化粧枠角部品の第二挿入溝部に挿入可能な突
    出部と、化粧枠角部品の基準角部よりも内側に両端が位
    置するように基準面部に当接して開口面を化粧する化粧
    面部とを備え、化粧枠面部品の突出部が第二挿入部と係
    合することによって化粧枠角部材が固定可能であるよう
    に形成したことを特徴とする化粧枠部品。
  6. 【請求項6】化粧面部の長手方向には、化粧枠面部品を
    壁へ固定する締結部材の頭を埋め込むための固定溝部を
    備えるとともに、 締結部材の頭を隠すために固定溝部に挿入固定される頭
    隠しを備えたことを特徴とする請求項4または請求項5
    記載の化粧枠面部品。
  7. 【請求項7】化粧面部の長手方向には、化粧枠面部品を
    壁へ固定する締結部材の頭を埋め込むための固定溝部を
    備え、 その固定溝部に挿入固定されて締結部材の頭を隠す部分
    と、挿入されないで化粧枠面部品の化粧面部から突出す
    る部分とを有する戸当たりを備えたことを特徴とする請
    求項4または請求項5記載の化粧枠面部品。
  8. 【請求項8】セルロース系の粉末を含有させた樹脂を成
    形することによって形成したことを特徴とする請求項
    1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項
    6または請求項7記載の化粧枠部品。
  9. 【請求項9】セルロース系の粉末は、セルロース系の微
    粉末の表面にこの微粉末よりも小径で、かつ硬い微粉末
    を担時させて作成した粉体としたことを特徴とする請求
    項8記載の化粧枠部品。
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