JP3073123B2 - サッシ枠一体化粧材 - Google Patents
サッシ枠一体化粧材Info
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Description
に係り、更に詳しくは、壁に設けられる窓用開口部に取
り付けられて窓枠を取り付けるための略方形枠状のサッ
シ枠一体化粧材に関するものである。
一般に、壁に設けられる窓用開口部における室外側の端
面に、略方形枠状のサッシ枠を取り付け、このサッシ枠
の枠内に、引き違いアルミ戸等、その種類に応じた適宜
の窓を構成するための略方形枠状の窓枠を取り付けてい
た。そして、住宅等の室外側からのサッシ枠の取付施工
を終えた後に、窓枠の取付施工を行い、これらの作業の
完了をまって、窓用開口部における剥き出しの室内側の
端面の保護と窓用開口部周りの見栄えの向上の為、窓用
開口部の室内側の端面から窓用開口部周りの室内壁面端
部までをカバーする略額縁状の窓用化粧材を取り付ける
ようにしていた。
た従来のサッシ枠及び化粧材を用いる手法では、まず室
外側からのサッシ枠の取付施工を行い、次いで窓枠の取
付施工を行った上で、窓用化粧材の取付等を含めた窓周
りの室内側の施工工程に入ることとなるため、施工作業
の簡略化による品質向上・労力軽減を図るのが難しく、
同時に、施工工程数及び施工時間を減らすことができな
いため、コストダウンも図れないという難点があった。
基本的に別構成の部材であるため、互いの形状、模様等
に工夫を凝らしてみても、室内側から見た窓周りの統一
的かつ見栄えのする外観意匠を施すのが困難であった。
そこで本発明は、前記問題点を解決するためになされた
ものであり、本発明の目的は、サッシ枠取付に始まる窓
周りの施工工程数の減少と施工作業の簡略化を図ること
ができるとともに、室内側から見た窓周りの統一的かつ
見栄えのする外観意匠を施すことができるサッシ枠一体
化粧材を提供することにある。
め、本発明の請求項1にかかるサッシ枠一体化粧材は、
壁に設けられる窓用開口部に取り付けられて窓枠を取り
付けるための略方形枠状のサッシ枠一体化粧材であっ
て、前記窓用開口部の室内側に突出する室内側突出部
と、その室内側突出部から窓用開口部の室外方向に突出
する室外側突出部と、その室外側突出部と窓用開口部に
おける室外側の端面との間に固定されるサッシ枠部とを
備え、室外側突出部には、窓枠における室内側の側端を
呑み込む室内側呑み込み部を設けるとともに、サッシ枠
部には、窓枠における室外側の側端を呑み込む室外側呑
み込み部を設けた構成とした。
一体化粧材は、請求項1記載の構成に加えて、請求項1
記載の室内側突出部及び室外側突出部を、セルロース係
材料の微粉末に無機材料の微粉末を打ち込んで作成した
紛体を混合した樹脂を成形することによって木目模様を
呈するように形成した構成とした。
以下のような作用を奏する。請求項1記載の本発明にか
かるサッシ枠一体化粧材によれば、壁に設けられる窓用
開口部に取り付けられて窓枠を取り付けるための略方形
枠状のサッシ枠一体化粧材であって、窓用開口部の室内
側に突出する室内側突出部と、その室内側突出部から窓
用開口部の室外方向に突出する室外側突出部と、その室
外側突出部と窓用開口部における室外側の端面との間に
固定されるサッシ枠部とを備え、室外側突出部には、窓
枠における室内側の側端を呑み込む室内側呑み込み部を
設けるとともに、サッシ枠部には、窓枠における室外側
の側端を呑み込む室外側呑み込み部を設けた構成とした
ので、このサッシ枠一体化粧材を窓用開口部に取り付け
るだけで、住宅の窓周りのサッシ枠取付と内部枠の施工
を同時に完了することができる。
されるので、窓の構成や窓周りのインテリア等に応じた
統一的な意匠を施したサッシ枠一体化粧材を製造するこ
とが可能となる。また、本発明の請求項2にかかるサッ
シ枠一体化粧材によれば、請求項1記載の構成に加え
て、請求項1記載の室内側突出部及び室外側突出部を、
セルロース係材料の微粉末に無機材料の微粉末を打ち込
んで作製した紛体を混合した樹脂を成形することによっ
て木目模様を呈するように形成した構成としたので、室
内側突出部及び室外側突出部の表面は木目模様を呈して
おり、室内側からは趣のある木目模様を見ることができ
る。
1及び図2に従って説明する。ここで図1及び図2は、
本発明にかかるサッシ枠一体化粧材を引き違い戸を構成
する構造として窓用開口部に取付けた本発明の一実施例
を示す窓用開口部の水平断面図であり、図1には室外に
向かって左側部分を、図2は室外に向かって右側部分を
夫々示してある。
は、壁1に設けられる方形状の窓用開口部2に取り付け
られて窓枠50を取り付けるための略方形枠状のサッシ
枠一体化粧材10であって、前記窓用開口部2の室内側
に突出する室内側突出部11と、その室内側突出部11
から窓用開口部2の室外方向に向けて突出する室外側突
出部12と、室外側突出部12と窓用開口部2における
室外側の端面3との間に固定されるサッシ枠部13とを
備えてなる。
11から窓用開口部2の室外側に向けて突出する部位を
指すもので、図2に示す部位のごとく、現実に室外に突
出する部位であることを要する意味に用いるものではな
い。また、前記室外側突出部12には、窓枠50におけ
る室内側に面する枠室内部51の枠外方端52を呑み込
む室内側呑み込み部16を設けるとともに、前記サッシ
枠部13には、窓枠50における室外側に面する枠室外
部53の枠外方端54を呑み込む室外側呑み込み部17
を設けてある。なお、特に図示しないが、各呑み込み部
16、17には、窓枠50の取付にあたって緩衝緩和等
のためのパッキン材を組み込むようにしてある。
側突出部12が壁1の窓用開口部2における端面3と接
する適宜位置の外側面14に対応する内側面15には、
図1及び図2に示すように、ビス等の固定締結具80を
用いてサッシ枠一体化粧材10を壁1に取付けるための
固定取付孔18が設けてある。この固定取付孔18に
は、図1に示すように、その孔入口近傍位置に、サッシ
枠一体化粧材10を壁1に固定した後に、固定取付孔1
8入口を化粧材内側面18と面一にするための補助面部
材70を所定位置に係止するための棚部19を設けてあ
る。なお、この補助面部材70は、室内側突出部11な
いし室外側突出部と同一素材で形成するのが望ましい。
1及び室外側突出部12を、長手方向に直角な断面形状
が同一であり、木目模様を有する熱可塑性樹脂の押し出
し成型(射出成形)にて形成してある。具体的には、セ
ルロース系材料の部粉末に無機材料の部粉末を打ち込ん
で作製した紛体を混合した樹脂を成形することによって
木目模様を呈するように形成する。ここで、「セルロー
ス系材料」とは、本実施例の場合は木紛を使用している
が、必ずしも木紛に限る必要はない。また、「無機材
料」とは、酸化チタン、フェライト、アルミニウム、ニ
ッケル、銀などの金属材料、またはセラミック等の非金
属材料である。しかし、室内側突出部11及び室外側突
出部12の成形手段、材質等についてはこれに限られる
ものではなく、例えば木材を材料に加工しても形成でき
る。
考慮して、窓枠50における室内側に面する枠室内部5
1をも、室内側突出部11、室外側突出部12と同一素
材で形成してある。また、サッシ枠部13もアルミ材の
押し出し成形であり、室内側突出部11及び室外側突出
部12の成形品とサッシ枠部13の成形品とを後に一体
化しても差し支えないが、好ましくは、本実施例におけ
るように押し出し成形過程において一体化したサッシ枠
一体化粧材を形成するのが好ましい。
順及び上記実施例の作用、効果について説明する。ま
ず、窓用開口部2の室外側から、上記実施例にかかるサ
ッシ枠一体化粧材10を室内側に向けて差し込む。適宜
の位置まで差し込んだら、次いで、固定取付孔18を用
いてビス等の固定締結具80によってサッシ枠一体化粧
材10を壁1の窓開口部側の端面3に固定する。この固
定取付孔18は、固定後に、補助面部材70で塞いでサ
ッシ枠一体化粧材10の内側面15の面一を保つように
すればよい。このようにサッシ枠一体化粧材10を窓用
開口部2に取り付けるだけで、住宅の窓周りのサッシ枠
取付、内部枠の施工まで同時に完了することができる。
シ枠部13に窓枠50及び引き違い戸60を取り付けれ
ば、窓周りの施工が略完了するものである。そして、サ
ッシ枠一体化粧材10を用いる場合、サッシ枠と窓用化
粧材が一体に構成されているので、別構成の両部材を使
用する場合に比して断熱性能の向上が図れる。
されるので、窓の構成や窓周りのインテリア等に応じた
統一的な意匠を施した意匠性を向上させたサッシ枠一体
化粧材10を提供できる。特に、室内側突出部11及び
室外側突出部12を、セルロース係材料の微粉末に無機
材料の微粉末を打ち込んで作製した紛体を混合した樹脂
を成形することによって木目模様を呈するように形成し
てあるので、室内側突出部11及び室外側突出部12の
表面は木目模様を呈しており、室内側からは趣のある木
目模様を見ることができる。
枠50における室内側に面する枠室内部51をも、これ
らと同一素材で形成してあるので、さらに、室内側から
見た統一的木目調の外観意匠を醸し出すこととなる。上
記した実施例では、本発明のサッシ枠一体化粧材を、引
き違い戸構造の窓部に適用した場合を例にとって説明し
たが、本発明のサッシ枠一体化粧材は、サッシ枠を必要
とするあらゆる種類の窓部に適用することが可能であ
る。また、実施例で示したサッシ枠一体化粧材10の具
体的形状は、窓の種類や窓部分の躯体構造によって適宜
変更して適用できるものであり、図示した形状はその一
例にすぎない。
する素材につき、上記実施例はその一例を示したもので
あって、外観意匠上、素材加工上その他の観点から好ま
しいとして採用される素材によって形成しても差し支え
ない。
取付に始まる窓周りの施工工程数の減少と施工作業の簡
略化を図ることができるとともに、室内側から見た窓周
りの統一的かつ見栄えのする外観意匠を施すことができ
るサッシ枠一体化粧材を提供することができるという効
果を有する。
の取付状態を示す水平断面図である。
の取付状態を示す水平断面図である
み部 18 化粧材内側面 19 棚部 50 窓枠 51 枠室内部 52 枠外方端 53 枠室外部 54 枠外方端 60 引き違い戸 70 補助面部材 80 固定締結具
Claims (2)
- 【請求項1】 壁に設けられる窓用開口部に取り付けら
れて窓枠を取り付けるための略方形枠状のサッシ枠一体
化粧材であって、前記窓用開口部の室内側に突出する室
内側突出部と、その室内側突出部から窓用開口部の室外
方向に突出する室外側突出部と、室外側突出部と窓用開
口部における室外側の端面との間に固定されるサッシ枠
部とを備え、室外側突出部には、窓枠における室内側の
側端を呑み込む室内側呑み込み部を設けるとともに、サ
ッシ枠部には、窓枠における室外側の側端を呑み込む室
外側呑み込み部を設けたことを特徴とするサッシ枠一体
化粧材。 - 【請求項2】 室内側突出部及び室外側突出部は、セル
ロース係材料の微粉末に無機材料の微粉末を打ち込んで
作成した紛体を混合した樹脂を成形することによって木
目模様を呈するように形成したことを特徴とする請求項
1記載のサッシ枠一体化粧材。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP05329398A JP3073123B2 (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | サッシ枠一体化粧材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05329398A JP3073123B2 (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | サッシ枠一体化粧材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07189555A JPH07189555A (ja) | 1995-07-28 |
JP3073123B2 true JP3073123B2 (ja) | 2000-08-07 |
Family
ID=18220990
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05329398A Expired - Fee Related JP3073123B2 (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | サッシ枠一体化粧材 |
Country Status (1)
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---|---|
JP (1) | JP3073123B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08144644A (ja) * | 1994-11-22 | 1996-06-04 | Fuji Kogeisha:Kk | 化粧サッシ |
JP2007077657A (ja) * | 2005-09-14 | 2007-03-29 | Tostem Corp | 開口部装置 |
CN110199580B (zh) | 2017-01-31 | 2020-12-25 | 三菱电机株式会社 | 操作装置 |
-
1993
- 1993-12-27 JP JP05329398A patent/JP3073123B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07189555A (ja) | 1995-07-28 |
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