JP6494415B2 - シート処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、搬送方向に直交する方向のシートずれを補正する横ずれ補正手段を備えたシート処理装置に関する。
従来から、プリンタ、複写機、ファクシミリなどの画像形成システムにおいて、設定された枚数毎に搬送方向に直交する方向の位置を変えて排紙トレイ上に排紙し、積載するシフト機能を備えたシート処理装置が知られている。シフト機能を備えたシート処理装置には、シフト機能によって仕分けられたシート束がそれぞれ排紙トレイ上で高度に整合されることが要求されることから、高度な整合機能を備えたシート処理装置が提案されている。
このようなシート処理装置として、整合板を排紙トレイの上方に退避させ、シートの排紙タイミングに合わせて退避位置の整合板を排紙トレイ上のシート束の位置まで下降させることによってシート束を揃えるシート処理装置が知られている(例えば、特許文献1)。
特開2006−206331号公報
しかしながら、上記従来技術には、上流側装置から搬送されてきたシートの横ずれが大きいと、排紙トレイへの積載時に、シートが整合板に衝突して整合性及びシート束の品位が低下するという問題がある。
図16は、従来技術の問題点を説明するための図であり、図16(a)及び図16(c)は、排紙トレイを上方向から見た図、図16(b)は、排紙トレイをシートの排出方向から見た図である。
通常、シート処理装置は、シート排出時に、図16(a)に示したように、整合板202a、202bの間隔を広げ、排出されるシートPのシート端から所定距離X離れた位置で整合板202a、202bを待機させる。そして、整合板202a、202bを排出されるシートのシート端から所定距離X離れた状態にして、シートPが排紙トレイ201上に排出される。また、シート処理装置では、搬送中のシートPの搬送方向に直交する方向の中心(図16(b))が、想定される搬送の中心位置(図16(a))とずれている場合は、予め横ずれ補正手段によって補正される。
しかしながら、OHP紙や半透明のベラム紙、若しくはA5R以下のサイズのシートのように横ずれ補正手段によって横ずれを補正しない種類のシートは、横ずれが補正されないまま排紙トレイ上に排出される。このため、上流側装置から搬送されてきた横ずれ補正できないシートであって、横ずれが大きいシートを排紙トレイ201上に排紙する場合、図16(c)に示したように、排紙されたシートが整合板202a、又は202bに衝突することがある。シートが整合板に衝突すると、シートの向きが変化し、整合性及びシート束の品位が低下する。また、ジャムが発生する原因にもなる。
本発明は、横ずれを補正しない種類のシートであっても、シートを整合板に衝突させることなく排紙トレイ上に排紙してシートの整合性及びシート束の品位を向上させることができるシート処理装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載のシート処理装置は、シートを搬送路に沿って搬送する搬送手段と、前記搬送路に設けられ、前記シートの搬送方向に直交する幅方向の横ずれを検知する検知手段と、前記検知手段の検知結果を用いて前記シートの横ずれを補正する補正手段と、前記搬送路から排出されるシートを積載する積載手段と、前記積載手段の上部に設けられ、待機位置と整合位置との間を移動して前記整合位置で前記排出されるシートの両端にそれぞれ当接する一対の整合部材を備えた整合手段と、を有し、前記整合手段は、前記シートが前記補正手段によって横ずれを補正しない種類のシートの場合、前記シートが前記補正手段によって横ずれを補正する種類のシートの場合よりも前記待機位置における前記一対の整合部材の間隔を広く設定することを特徴とする。
本発明によれば、シートが補正手段によって横ずれを補正しない種類のシートの場合、横ずれを補正する種類のシートの場合よりも待機位置における整合部材の間隔を広く設定する。これによって、横ずれを補正しない種類のシートであっても、整合部材に衝突させることなく排紙トレイ上に排出して整合することができるので、シートの整合性及びシート束の品位を向上させることができる。
実施の形態に係るシート処理装置を備えた画像形成システムにおける画像形成装置の概略構成を示す縦断面図である。 図1におけるフィニッシャの概略構成を示す断面図である。 排紙トレイをシートの排出方向から見た図であり、図3(a)は、上排紙トレイを示す図、図3(b)は、下排紙トレイを示す図である。 排紙トレイのシート載置面と整合板との位置関係を示す図であり、図4(a)は、整合板が整合位置にある状態を示す図、図4(b)は、整合板が上昇位置にある状態を示す図である。 図1の画像形成システムの制御構成を示すブロック図である。 図5のフィニッシャ制御部の構成を示すブロック図である。 図1の画像形成システムにおける操作表示装置を示す図である。 操作表示装置の表示画面を示す図であり、図8(a)は、登録給紙段選択画面を示す図、図8(b)は、マテリアル選択画面を示す図、図8(c)は、サイズ選択画面を示す図である。 給紙段設定画面を示す図である。 図2のフィニッシャによって実行されるオフセット量算出処理の手順を示すフローチャートである。 待機距離を説明するための図であり、図11(a)は、横ずれ補正可能シートに対する待機距離を説明するための図、図11(b)は、横ずれ補正不可シートに対する待機距離を説明するための図である。 把持時間を説明するための図であり、図12(a)は、紙間時間を示す図、図12(b)は、横ずれ補正可能シートの把持時間を示す図、図12(c)は、横ずれ補正不可シートの把持時間を示す図である。 オフセット量を説明するための図であり、図13(a)は、オフセット量の一部を占めるシフト量Sを示す図、図13(b)は、排紙シートに対して待機位置にある整合板を示す図である。また、図13(c)は、整合板による整合動作を示す図、図13(d)は、オフセット量を示す図である。 排紙シート整合処理の手順を示すフローチャートである。 上排紙トレイ上の整合板の動作を説明するための図であり、図15(a)は、整合板の上昇位置を示す図、図15(b)は、整合板の待機位置を示す図、図15(c)は、整合板の整合位置を示す図である。 従来技術の問題点を説明するための図であり、図16(a)及び図16(c)は、排紙トレイを上方向から見た図、図16(b)は、排紙トレイをシートの排出方向から見た図である。
以下、実施の形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、実施の形態に係るシート処理装置を備えた画像形成システムにおける画像形成装置の概略構成を示す縦断面図である。
図1において、画像形成システム1000は、主として画像形成装置100、シート処理装置(フィニッシャ)500、及び操作表示装置600から構成されている。画像形成装置100は、原稿を読み取る画像読取装置(イメージリーダ)200、原稿をイメージリーダ200に給送する原稿給送装置300、画像データに基づいてシート上に画像を形成するプリンタ350を備えている。
原稿給送装置300は、原稿トレイ101と、プラテンガラス102、及び排紙トレイ112を備えている。原稿給送装置300は、原稿トレイ101上に、例えば、上向きにセットされた原稿を先頭頁から順に1枚ずつ図1中、左方向へ給送し、湾曲したパスを介してプラテンガラス102上を左方向から読み取り位置を経て右方向へ搬送する。そして、その後、原稿を排紙トレイ112に排出する。
イメージリーダ200は、原稿がプラテンガラス102上の所定の画像読取位置を図1中、左から右へ向かって通過するときに、イメージセンサ109によって原稿を読み取る。イメージセンサ109により読み取られた画像は、プリンタ350の露光装置にビデオ信号として出力される。
次に、プリンタ350の構成について説明する。
プリンタ350は、画像形成部と、該画像形成部に記録用紙としてのシートPを搬送する搬送パスと、シートPを収容する用紙収容部とで構成されている。画像形成部は、像担持体としての感光体111と、該感光体111に対向するように配置され、ポリゴンミラー119を備えた露光装置110、及び現像装置113を備えている。用紙収容部は、上カセット114、及び下カセット115並びに手差給紙部125で構成されている。搬送パスは、上カセット114又は下カセット115からシートPを感光体111の転写部116まで搬送する供給パス131と、画像形成後のシートPを、定着装置117を経て系外に排出する排出パス132を有している。排出パス132の定着装置117の下流側には反転パス122が接続されており、反転パス122には、両面搬送パス124が接続されている。
供給パス131には、上カセット114及び下カセット115にそれぞれ対応するピックアップローラ127及び128、給紙ローラ129及び130、レジストレーションローラ(レジストローラ)126が備えられている。排出パス132には、定着装置117の下流側の反転パス122との分岐部に設けられたフラッパ121及びシートPを下流側のフィニッシャ500に向けて排出する排出ローラ118が備えられている。
このような構成のプリンタ350において、露光装置110は、イメージリーダ200から入力されたビデオ信号に基づいてレーザ光を変調して、ポリゴンミラー119で感光体111の表面を露光走査しながらビデオ信号に応じた静電潜像を形成する。感光体111に形成された静電潜像に対し、現像装置113が現像剤としてのトナーを供給してトナー像として可視化する。
一方、用紙収容部から給送されたシートPは、給紙ローラ129又は130等によって、停止中のレジストローラ126まで搬送される。シートPの先端がレジストローラ126に当接して停止した後、レーザ光の照射開始と同期したタイミングで、レジストローラ126がシートPを感光体111の転写部116まで搬送する。感光体111に形成されたトナー像は、転写部116によってシートPに転写される。トナー像が転写されたシートPは、定着装置117に搬入され、ここでシートPを加熱及び加圧することによってトナー像がシートPに定着される。定着装置117から排出されたシートPは、例えば、フラッパ121及び排出ローラ118を経てフィニッシャ500に向けて排出される。
シートPの画像形成面が下向きになる状態(フェイスダウン)で排出されるときには、定着装置117を通過したシートPがフラッパ121の切換動作により一旦、反転パス122内に導かれる。そして、シートPの後端部がフラッパ121を通過した後、シートPがスイッチバックされ、その後、排出ローラ118により排出される。
一方、シートPの両面に画像を形成する両面印刷が実行される場合、フラッパ121の切換動作によって第1面に画像形成されたシートPが反転パス122に導かれた後、スイッチバックされ、さらに両面搬送パス124へ搬送される。そして、両面搬送パス124から所定のタイミングで再度感光体111の転写部116まで搬送され、第2面に画像が形成される。
次に、フィニッシャ500の構成について説明する。図2は、図1におけるフィニッシャ500の概略構成を示す断面図である。
図2において、フィニッシャ500は、画像形成装置100から排紙されたシートPに各種処理を施して上排紙トレイ701、下排紙トレイ702まで搬送する搬送路としての搬送パスを有する。すなわち、フィニッシャ500には、画像形成装置100から受け取ったシートPを、シフトユニット580を経て上排紙トレイ701の上流側の搬送ローラ514まで搬送する搬送路としての搬送パス520が設けられている。フィニッシャ500には、また、搬送ローラ514まで搬送されたシートPを上排紙トレイ701まで搬送する上排紙パス521及び処理トレイ630まで搬送する下排紙パス522が設けられている。
搬送パス520には、シートPの搬送方向に沿って搬送センサ570、搬送ローラ511、及びシフトユニット580が設けられている。シフトユニット580の上流側に設けられた横ずれ検知センサ577は、搬送方向に直交する方向におけるシートPの側端位置である横位置を検出し、シフトユニット580は、シートPの横位置を補正する。シフトユニット580には、第1及び第2の搬送ローラ512が設けられており、第1及び第2の搬送ローラ512の間には搬送センサ571が配置されている。
搬送パス520におけるシフトユニット580の下流側には、搬送センサ572及び搬送ローラ513が配置されており、搬送ローラ513の下流側で、搬送ローラ519を備えたバッファパス523が分岐されている。分岐点には、フラッパ550が設けられている。フラッパ550は、搬送ローラ514によって反転搬送されるシートをバッファパス523に導く。
搬送パス520は、バッファパス523の分岐点の下流側で上排紙パス521と下排紙パス522とに分岐している。上排紙パス521と下排紙パス522の分岐点には、フラッパ551が設けられている。フラッパ551から上排紙トレイ701に到る上排紙パス521には、排紙センサ574、及び搬送ローラ515が設けられている。フラッパ551から処理トレイ630に到る下排紙パス522には、搬送ローラ516、517、518及び搬送センサ575、576が設けられている。処理トレイ630には、ステイプラ601及び整合部材641が設けられており、処理トレイ630の下流側の搬送パスは、下排紙トレイ702まで延びている。処理トレイ630の下流側の搬送パスには、束排紙ローラ680が設けられている。
このような構成において、フィニッシャ500は、画像形成装置100から排出されたシートPを順に取り込み、取り込んだ複数のシートPを整合して1つの束に束ねる処理、束ねたシート束をステイプルで綴じるステイプル処理などの各種後処理を実行する。
画像形成装置100から排出されてフィニッシャ500の入り口まで搬送されたシートPは、搬送センサ570によって検出され、搬送ローラ511によって搬送パス520に取り込まれる。搬送パス520に取り込まれたシートPは、搬送ローラ511によってさらに搬送され、シフトユニット580の上流側の横ずれ検知センサ577によって、その側端部位置が検出される。これによって、搬送パス520の搬送幅のセンター(中央)位置に対するシートPの幅方向の位置のずれ(横ずれ量)が検出される。横ずれ量が検出されたシートPは、シフトユニット580の第1及び第2の搬送ローラ512によって搬送方向に搬送されると共に、横ずれが補正される。横ずれは、後述するシフトモータM17によってシフトユニット580が横ずれ量に応じた距離だけ搬送方向に直交する幅方向に移動することによって補正される。なお、横ずれ検知センサ577は発光素子と受光素子を有する光学式のセンサで構成されており、OHPや半透明のベラム紙のように、光を透過してしまうシートの横位置を検知することができない。従って、この様なシートに対してはシフトユニット580による横ずれ補正が実行できなくなる。
また、排紙トレイ上に排出されるシート(以下、「排紙シート」という。)の排出位置を所定枚数毎オフセットするシフト指定がある場合は、オフセットシフトする前に、横ずれ検知センサ577によって搬送中のシートと搬送中心位置の横ずれ量を検知する。検知した横ずれ量に基づいてシフトユニット580が、手前シフトのシートを所定量手前側に、奥シフトのシートを所定量奥側にオフセットする。この時のオフセット量は横ずれ検知センサ577で検知した検知結果としての横ずれ量を加味した値となる。シフト指定がない場合は、オフセットせずに、そのままシートを通過させる。
横ずれが補正され、所定量だけシフトされた排紙シートPは、搬送ローラ512、513、514によって搬送方向に搬送され、例えば、フラッパ551の切り替えによって上排紙パス521を経て上排紙トレイ701上に排紙し、積載される。なお、シフトユニット580に設けられた搬送センサ571によってシートPがシフトユニット580を通過したことを検知した後、シフトモータが駆動されて、シフトユニット580は搬送パス520のセンター位置に戻る。
一方、シートPに対して、束ね処理又はステイプル処理を施す場合は、フラッパ551の切り替えよってシートPを搬送パス520から下排紙パス522に搬入する。そして、シートPを、搬送ローラ516、517等によって処理トレイ630まで搬送し、処理トレイ630に設けられた整合部材641によって複数枚整合させてシート束を形成する。形成されたシート束は、必要に応じてステイプラ601に搬入され、ステイプル処理が施される。ステイプル処理後のシート束は、束排紙ローラ680によって、下排紙トレイ702上に排出される。
上排紙トレイ701に対応してその上部に整合部材としての整合板711、紙面検知センサ541、及び整合板のホームポジションを検知する整合板昇降HPセンサ714が設けられている。また、下排紙トレイ702に対応してその上部に整合板712、紙面検知センサ542、及び整合板昇降HPセンサ715が設けられている。紙面検知センサ541および542はトレイ上のシートの最上面位置を検出する。紙面検知センサ541、542からの入力に応じて、後述するトレイ昇降モータM15、16を駆動することで、常に、トレイ上のシートの最上面が一定の位置になるように制御される。
図3は、排紙トレイをシートの排出方向から見た図であり、図3(a)は、上排紙トレイ701を示す図、図3(b)は、下排紙トレイ702を示す図である。排紙トレイ701及び702には、それぞれ幅方向における排紙されたシートPの位置を揃えるための整合板711a、711b、及び、712a、712bが設けられている。整合板711a、711bは、それぞれ後述する上トレイ整合モータM9、M10により、幅方向に駆動される。整合板712a、712bはそれぞれ後述する下トレイ整合モータM11、M12によって同様に駆動される。また、整合板711、712はそれぞれ後述する上トレイ整合板昇降モータM13、下トレイ整合板昇降モータM14の作用により整合位置(鉛直方向では待機位置と同じ位置)と上昇位置の間(後述する図4参照)を、整合板軸713を中心に上下に搖動する。
図4は、排紙トレイのシート載置面と整合板との位置関係を示す図であり、図4(a)は、整合板が整合位置(待機位置)にある状態を示す図、図4(b)は、整合板が上昇位置にある状態を示す図である。図4において、例えば、退避位置としての上昇位置(図4(b))にある整合板711は、後述のトレイ整合板昇降モータM13の駆動によって、整合板軸713を中心に、図中下方に回動して整合位置(図4(a))に到り、排紙されたシートPを整合する。排紙トレイ701は、後述のトレイ昇降モータM15により昇降可能となっている。
なお、整合板711が整合位置にあるときと待機位置にあるとき、整合板は、共に排紙トレイ701のシート載置面上に位置している。図4(a)において、整合位置と待機位置は鉛直方向において同じ位置である。整合位置は、一対の整合板をシート端に当接して整合させる位置であり、待機位置は、一対の整合板をシート端からそれぞれ所定の待機距離Dだけ離れた位置に配置した整合処理のための待機位置である。また、一対の整合板は、上昇位置において、その間隔が所定の待機距離Dを含む待機状態における所定の間隔に調整され、その後、下降して待機位置に移動する。待機位置に移動した整合板は、シート載置面に沿って所定距離だけ移動して整合位置に到り、該整合位置でシートPを把持して整合する。排紙トレイ702、及び排紙トレイ702に設けられた整合板712の構成は排紙トレイ701、及び整合板711と同様なので説明を省略する。
次に、図1の画像形成システム1000全体の制御を司るコントローラを含む画像形成システム全体の制御構成について説明する。
図5は、図1の画像形成システムの制御構成を示すブロック図である。
図5において、画像形成システム1000は、制御部としてのコントローラCPU回路部900を有し、コントローラCPU回路部900は、CPU901、ROM902、RAM903を内蔵する。CPU901は画像形成システム1000全体の基本制御を行うCPUであり、制御プログラムが書き込まれたROM902、及び処理を行うためのRAM903とそれぞれ図示省略したデータバスにより接続されている。CPU901は、各制御部911、921、922、904、931、941、951と接続されており、これらをROM902に格納されている制御プログラムによって総括的に制御する。各制御部としては、原稿給送装置制御部911、イメージリーダ制御部921、画像信号制御部922、外部I/F904、プリンタ制御部931、操作表示装置制御部941、及び、フィニッシャ制御部951が挙げられる。RAM903は、制御データを一時的に保持し、また制御に伴う演算処理の作業領域として用いられる。
原稿給送装置制御部911は、原稿給送装置300をコントローラCPU回路部900からの指示に基づき駆動制御する。イメージリーダ制御部921は、上述のイメージセンサ109に対する駆動制御を行い、イメージセンサ109から出力された画像信号を画像信号制御部922に転送する。
画像信号制御部922は、イメージセンサ109からのアナログ画像信号をデジタル信号に変換した後、各処理を施し、このデジタル信号を画像信号に変換してプリンタ制御部931に出力する。また、画像信号制御部922は、コンピュータ905から外部I/F904を介して入力されたデジタル画像信号に各種処理を施し、このデジタル画像信号を画像(ビデオ)信号に変換してプリンタ制御部931に出力する。画像信号制御部922による処理動作は、コントローラCPU回路部900により制御される。プリンタ制御部931は、入力された画像信号に基づきプリンタ350を制御し、画像形成及びシート搬送を行う。
フィニッシャ制御部951は、フィニッシャ500に搭載され、コントローラCPU回路部900と情報のやり取りを行うことによってフィニッシャ500全体の駆動制御を行う。制御内容については後述する。
操作表示装置制御部941は、操作表示装置600とコントローラCPU回路部900との間で情報のやり取りを行う。操作表示装置600は、画像形成に関する各種機能を設定する複数のキー、設定状態を示す情報を表示するための表示部などを有する。操作表示装置600は、また、各キーの操作に対応するキー信号をコントローラCPU回路部900に出力すると共に、コントローラCPU回路部900からの信号に基づき対応する情報を表示部に表示する。
次に、フィニッシャ500を駆動制御するフィニッシャ制御部951の構成について説明する。
図6は、図5のフィニッシャ制御部の構成を示すブロック図である。
図6において、フィニッシャ制御部951は、CPU952、ROM953、RAM954などで構成されている。フィニッシャ制御部951は、画像形成システム1000に設けられたコントローラCPU回路部900と通信ICを介して接続されており、コントローラCPU回路部900と通信して、ジョブの情報やシートの受け渡し通知などのデータ交換を行う。すなわち、フィニッシャ制御部951は、コントローラCPU回路部900からの指示に基づきROM953に格納されている各種プログラムを実行して下記の各種モータ及びセンサを制御する。
フィニッシャ制御部951は、各種モータ、センサ、及びソレノイドSL1、SL2と制御可能に接続されている。モータには、入口モータM1、バッファモータM2,排紙モータM3、束排紙モータM4、シフト搬送モータM5、整合モータM6、M7、搖動モータM8、上トレイ整合モータM9、M10、下トレイ整合モータM11、M12が含まれる。また、モータには、上トレイ整合板昇降モータM13、下トレイ整合板昇降モータM14、トレイ昇降モータM15、M16、シフトモータM17が含まれる。センサには、搬送センサ570〜576、紙面検知センサ541、542、整合板昇降HPセンサ714、715、及び横ずれ検知センサ577が含まれる。
入口モータM1は、搬送ローラ511〜513を駆動する。シフト搬送モータM5、横ずれ検知センサ577は、搬送されるシートの幅方向位置と搬送中心位置とのずれ量を補正する為に用いられる。また、束排紙モータM4は、束排紙ローラ680を駆動する。整合モータM6、M7は、整合部材641を駆動する、揺動モータM8は、図示しない揺動ガイドを昇降駆動する。また、トレイ昇降モータM15、M16、及び、紙面検知センサ541、542は、排紙トレイ701、702を昇降させるための入出力として備えられている。上トレイ整合モータM9、M10、下トレイ整合モータM11、M12、上トレイ整合板昇降モータM13、下トレイ整合板昇降モータM14、整合板昇降HPセンサ714、715は、排紙トレイ上の整合動作ための入出力として備えられている。
次に、図1における画像形成システムを用いてシートPに画像を形成した後、フィニッシャ500に導入し、排紙トレイ上に排紙する場合のオフセット量及び整合板とシート端の距離算出処理(以下、「オフセット量算出処理」という。)について説明する。
オフセット量算出処理の前提として、ユーザは、操作表示装置600を用いて画像形成装置100の基本的な条件や画像形成ジョブの条件の登録及び設定を行う。
図7は、図1の画像形成システムにおける操作表示装置600を示す図である。
図7において、操作表示装置600には、画像形成動作を開始するためのスタートキー602、画像形成動作を中断するためのストップキー603、置数設定等を行うテンキー604〜612及び614が設けられている。また、操作表示装置600には、IDキー613、クリアキー615、リセットキー616、各種装置の設定を行うユーザモードキー(図示省略)が配置されている。また、操作表示装置600の上部にはタッチパネルで構成される表示部620が配置されており、表示部620の表示画面にはソフトキーが表示される。
後処理モードとしてノンソート、ソート、シフトソート、ステイプルソート(綴じモード)等の各処理モードを設定することができる。モードの設定は、ユーザによる操作表示装置600からの入力操作によって行われる。例えば、ユーザは、画像形成装置100で使用するシートの材質(以下、「マテリアル」という。)、及びシートサイズを画像形成装置100に登録する。
以下、ユーザが、操作表示装置600を用いて実行するマテリアル及びシートサイズの登録について、図8を用いて説明する。図8は、操作表示装置600の表示画面を示す図であり、図8(a)は、登録給紙段選択画面を示す図、図8(b)は、マテリアル選択画面を示す図、図8(c)は、サイズ選択画面を示す図である。
シートのマテリアルとシートサイズを登録する場合、ユーザは、図7の表示部620の表示画面において用紙登録キー623を押下する。用紙登録キー623が押下されると、表示部620の表示が、図8(a)に示したような登録給紙段選択画面に移行する。登録給紙段選択画面で、ユーザは、マテリアル及びシートサイズを設定するための給紙段を選択し、OKボタンを押下すると、表示部620の表示が、図8(b)に示したようなマテリアル選択画面に移行する。図8(b)のマテリアル選択画面で、ユーザは、図8(a)で選択した給紙段、例えば、給紙段4に収納するシートのマテリアルとして、例えばOHPを選択し、OKボタンを押下する。
マテリアルが選択された後、OKボタンが押下されると、表示部620の表示が図8(c)に示したようなサイズ選択画面に移行する。サイズ選択画面で、ユーザは、選択した給紙段に収容する選択したマテリアルからなるシートのサイズとして、例えばLTRを選択し、OKボタンを押下する。LTRは、シートサイズがレターサイズであることを示す。シートサイズが選択された後、OKボタンが押下されると、選択した給紙段に収容するシートのマテリアルとシートサイズが登録され、図7の初期画面に戻る。
以下、ユーザは、図8(a)の登録給紙段の選択、図8(b)のマテリアルの選択、及び図8(c)のシートサイズの選択を繰り返し、各給紙段に収容するシートのマテリアル及びシートサイズをフィニッシャ500に登録する。
マテリアル及びシートサイズの登録が終了した後、ユーザは、登録されたシートの中から、画像形成ジョブで使用するマテリアル及びシートサイズのシートが収容された給紙段を設定する。すなわち、ユーザが、図7の表示画面において、表示部620の用紙選択キー624を押下すると、表示部620の表示が、図9に示したような給紙段設定画面に移行する。図9の給紙段設定画面において、ユーザが、所望の給紙段、例えば、給紙段4の選択キーを押下し、OKボタンを押下すると、画像形成ジョブで使用されるマテリアル及びシートサイズのシートが収容された給紙段が設定された後、図7の初期画面に戻る。次に、ユーザがスタートキー602を押下すると、設定された給紙段に収容されたシートを用いた画像形成ジョブが実行され、画像が形成されたシートPがフィニッシャ500に搬入される。このとき、画像形成装置100のCPU901によって、ユーザが選択したシートのマテリアル、シートサイズ等の紙情報がフィニッシャ500のCPU952に送信される。
シートPが搬入され、このシートPに関する紙情報を受信したフィニッシャ500において、オフセット量算出処理が開始される。
図10は、図2のフィニッシャ500によって実行されるオフセット量算出処理の手順を示すフローチャートである。このオフセット量算出処理は、フィニッシャ制御部951のCPU952が、ROM953に格納されたプログラムに従って実行する。
オフセット量算出処理が開始されると、CPU952は、先ず、画像形成装置100のCPU901からシート処理に適用するシートの紙情報を受信したか否かを判定し、受信するまで待機する(ステップS101)。紙情報には、画像形成装置100に登録されユーザによって選択、設定されたシートPのマテリアル、シートサイズ、最終紙フラグの有無等が含まれる。画像形成装置100から排出され、フィニッシャ500にN枚目に搬入されてきたシートを以下、シートNという。CPU952は、新たにシートNに関する紙情報を受信すると、紙情報を更新する。
次いで、シートNの紙情報を受信した(ステップS101で「YES」)後、CPU952は、シートNが、横ずれ補正不可シートであるか否かを判定する(ステップS102)。マテリアルが、OHP若しくはベラム紙であるシート又はシートサイズが、所定サイズ未満、例えば、A5Rよりも小さい横ずれを補正しない種類のシートを、横ずれ補正不可シートという。これらのシートは、光を透過し、シートの有無を識別できないような所定の透光率以上のシートであるか又は検知センサの移動範囲の制約等によってシート幅を検知できない、幅が狭小なシートである。これに対して、これ以外の横ずれを補正する種類のシートを横ずれ補正可能シートという。
ステップS102の判定の結果、シートNが横ずれ補正不可シートでない場合、CPU952は、待機距離Dとして横ずれ補正可能シートに対する待機距離M(例えば、5mm)を設定し、RAM954に保存する(ステップS103)。
図11は、待機距離を説明するための図であり、図11(a)は、横ずれ補正可能シートに対する待機距離を説明するための図、図11(b)は、横ずれ補正不可シートに対する待機距離を説明するための図である。
図11(a)において、上排紙トレイ701に排紙されるシートNが、横ずれ補正可能シートの場合、待機位置における整合板711a、711bとシートNのシート端との距離である待機距離Dを所定長さM、例えば5mmに調整する。すなわち、シートNの幅方向の中心が排紙トレイ701の幅方向中心を通るように排紙されると仮定した場合におけるシートNのシート端からそれぞれ5mm離れた位置に整合板711a、711bを待機させる。横ずれ補正可能シートに対する待機距離Dを、以下、第1待機距離という。第1待機距離Mは、フィニッシャ500のシフトユニット580によって横ずれ補正されたシートNが、排紙トレイ701まで搬送される間に想定される横ずれ量の最大値を考慮して決定される。すなわち、第1待機距離Mは、横ずれ補正可能シートがシフトユニット580によって横ずれ補正された後、排紙トレイ701まで搬送される間に5mm以上横ずれしないという経験側に基づいて設定される。従って、図11(a)において、第1待機距離Mとして、例えば5mmを設定すれば、シートNは整合板711a、711bに衝突することなく上排紙トレイ701上に排紙される。
一方、図11(b)において、上排紙トレイ701に排紙されるシートNが、横ずれ補正不可シートの場合は、待機位置における整合板711a、711bとシートNのシート端との間の距離Dを所定距離L、例えば10mmとする。すなわち、シートNの幅方向の中心が排紙トレイ701の幅方向中心を通るように排紙されると仮定した場合におけるシートNの両端からそれぞれ10mm離れた位置に整合板711a、711bを待機させる。横ずれ補正不可シートに対する待機距離Dを、以下、第2待機距離という。第2待機距離Lは、上流側の画像形成装置100から搬入され、フィニッシャ500のシフトユニット580によって横ずれ補正されることなく排紙トレイ701まで搬送されるシートNの最大横ずれ量を考慮して決定される。すなわち、第2待機距離Lは、シフトユニット580によって横ずれを補正しない種類のシートであっても、画像形成装置100から搬入され、排紙トレイ701まで搬送される間に最大でも10mm以上横ずれしないという経験則に基づいて設定される。従って、図11(b)において、第2待機距離Lとして、例えば10mmを設定すれば、排紙シートNが横ずれ補正不可シートであっても整合板711a、711bに衝突することなく、上排紙トレイ701上に排紙される。
図10に戻り、待機距離Dとして第1待機距離Mを設定し、保存した後、CPU952は、把持時間Yを決定し、RAM954に保存する(S105)。
図12は、把持時間Yを説明するための図であり、図12(a)は、紙間時間を示す図、図12(b)は、横ずれ補正可能シートの把持時間を示す図、図12(c)は、横ずれ補正不可シートの把持時間を示す図である。
図12(b)、図12(c)に示したように、排紙トレイ上に排紙されるシートNの整合に要する時間(以下、「整合時間」という。)は、当接移動時間、離間移動時間、把持時間の合計からなる。当接移動時間とは、整合板が、待機位置から排紙されるシートNのシート端に当接する整合位置まで移動するのに要する時間である。離間移動時間とは、整合板が、排紙されるシートNのシート端に当接している整合位置から待機位置まで移動するのに要する時間である。また、把持時間とは、一対の整合板がそれぞれシート端に当接してから離間するまでの排紙されるシートNに接触している時間である。
また、排紙トレイ上でシートを整合する整合板には、当接工程、把持工程、離間工程を実行してシートNを整合した後、次シートの整合を開始するまでの待機時間が必要となる。すなわち、当接工程、把持工程、離間工程からなる整合時間と待機時間(例えば、待機時間の最小値を100msとする)の合計を、図12(a)の紙間時間E以下にする必要がある。紙間時間Eは、連続して排紙される複数のシートにおける任意のシートの先端部が排紙センサ574を通過した後、次のシートの先端部が排紙センサ574を通過するまでの時間をいう。このように、シートを整合させるための整合時間と待機時間の合計は、紙間時間Eに制約される。次シートNに対する整合板711の当接開始タイミングは、図12(b)に示したように、次シートNの後端部が排紙センサ574を通過して所定時間、例えば50msを経過したタイミングである。
ここで、当接時間及び離間時間をそれぞれX、待機時間をVとし、シートの整合性を高めるために、できるだけ長い把持時間を確保することを前提として把持時間を求めると、把持時間Yは下記(1)式で表される。
把持時間Y = 紙間時間E −(当接移動時間X+離間移動時間X)
−待機時間V・・・・・・(1)
図12(b)の横ずれ補正可能シートで、第1待機距離Mが5mmの場合、紙間時間Eを500ms、整合板の当接時間X及び離間時間Xをそれぞれ100ms、待機時間を100msとする。この場合、把持時間Yは、(1)式から、500−(100+100)−100=200(ms)となる。
また、図12(c)の横ずれ補正不可シートで、第2待機距離Lが10mmの場合、紙間時間Eを500ms、整合板の当接時間X及び離間時間Xをそれぞれ150ms、待機時間を100msとする。この場合、把持時間Yは、(1)式から、500−(150+150)−100=100(ms)となる。なお、第2待機距離Lは第1待機距離Mよりも長いため、横ずれ補正不可シートに対する整合板の移動速度は、横ずれ補正可能シートに対する整合板の移動速度に比べて若干速く(1.34倍に)設定されている。
図11における待機距離Dを長くすればするほど排紙シートNが整合板711に衝突する可能性は小さくなくなる。しかしながら、上述のように、横ずれ補正不可シートに対する把持時間は横ずれ補正可能シートに対する把持時間よりも短くなるので、横ずれ補正可能シートに比べて整合性が低下する傾向にある。
しかしながら、整合性を高めるために、待機距離Dを短く、例えば5mmにして把持時間を確保しようとすると、排紙シートNが整合板711に衝突する可能性がより大きくなるので、待機距離Dが10mmの時よりも整合性が大幅に低下する虞がある。
そこで、本実施の形態では、横ずれ補正可能シートに対する待機距離D(第1待機距離M)を、例えば、5mmとし、横ずれ補正不可シートに対する待機距離D(第2待機距離L)を、5mmよりも長い、例えば、10mmとする。これによって、横ずれ補正不可シートであっても、整合板711への衝突を回避しつつ整合性を高めて排紙して良好なシート束を生成するようにしている。
図10に戻り、把持時間Yを決定し、RAM954に保存した(ステップS105)後、CPU952は、シフトユニット580によるオフセット量Fを決定する(ステップS106)。
図13は、オフセット量を説明するための図であり、図13(a)は、オフセット量の一部を占めるシフト量Sを示す図、図13(b)は、排紙シートに対して待機位置にある整合板を示す図である。また、図13(c)は、整合板による整合動作を示す図、図13(d)は、オフセット量を示す図である。
図13(a)において、排紙トレイ701上に排紙され、整合されたシートNからなるシート束の中心Cは、排紙トレイ701のシート載置面の中心Tから図中、所定方向、例えば、左方向に距離Sだけずれている。距離Sをシフト量という。なお、シフト量が0(ゼロ)の場合、シート束の中心Cは、排紙トレイ701の中心Tと一致する。
図13(a)に示したように、図中、左方向に距離Sだけシフトされたシート束を得るために、シートNは、図13(b)に示すように排紙される。すなわち、シートNは、その中心Cが排紙トレイ701の中心Tから図中左方向にシフト量S+待機距離D(後述するオフセット量F)だけ離れた位置となるように排紙される。但し、実際には、排出されるシートの位置にはばらつきがある。このとき、整合板711a及び711bは、それぞれ排出されるシートNの端部(ばらつきが無い状態での端部)から距離Dだけ離れた位置となるように調整される。従って、整合板711aと711bの間隔は、シートNの幅に、待機距離D×2を加えた距離となる。そして、このように配置された整合板711a及び711bの中間にシートNが排紙される。
シートNが排出された図13(b)の状態で、整合板711aを、図中、右方向に待機距離D×2だけ移動させると、シートNの一端が整合板711aによって押され、シートNの他端は整合板711b当接して停止する。このとき、整合板711bは、位置を変えないので、図13(c)に示したように、シートNは、距離Dだけ移動し(図中白抜き矢印)、その中心Cが排紙トレイ701の中心Tからシフト量Sだけシフトされた位置に整合される。排紙シートの整合処理は、排紙シートNごとに行われ、結果として排紙トレイ701の中心Tから距離Sだけシフトされた位置にシート束が形成される。
シートNを目標のシフト位置に排紙するために、シフトユニット580によってシートNを搬送方向に直交する幅方向にずらす所定の距離をオフセット量Fという。オフセット量Fは、図13(d)に示したように、シフト量Sと待機距離Dとの和として表される(下記(2)式)。
オフセット量F = シフト量S + 待機距離D×1・・・・・(2)
このように、排紙トレイ701の中心Tから図中左方向に距離Sだけシフトした位置にシート束を形成したい場合、シフトユニット580におけるオフセット量はS+Dに設定される。
シートNが横ずれ補正可能シートの場合、待機間隔Dは、例えば、5mmに設定される(第1待機距離)。一方、シートNが横ずれ補正不可シートの場合、待機間隔Dは、例えば10mmに設定される(第2待機距離)。従って、シフト量Sを、例えば、10mmとすると、横ずれ補正可能シートの場合のオフセット量は、例えば、10+5=15(mm)であり、横ずれ補正不可シートの場合のオフセット量は、例えば、10+10=20(mm)となる。
図10に戻り、オフセット量を決定した後、CPU952は、シートNが最終紙であるか否か判定する(ステップS107)。ステップS107の判定の結果、シートNが最終紙である場合(ステップS107で「YES」)、CPU952は、本処理を終了する。一方、ステップS107の判定の結果、シートNが最終紙でない場合(ステップS107で「NO」)、CPU952は、処理をステップS101に戻す。
また、ステップS102の判定の結果、シートNが横レジ不可シートである場合(ステップS102で「YES」)、CPU952は、処理をステップS104に進める。すなわち、CPU952は、待機距離Dに、横ずれ補正不可シートに対する待機距離L(例えば10mm)を設定しRAM954に保存した後(ステップS104)、処理をステップS105に進める。
図10の処理によれば、処理対象シートNが、横ずれ補正可能シートであるか横ずれ補正不可シートであるかによって待機距離Dを変更し、変更した待機距離Dを用いてシフトユニット580のオフセット量を求める。従って、処理対象シートNの待機距離Dに応じたオフセット量を正確に算出することができる。
次に、図10で決定したオフセット量を用いた排紙シート整合処理について説明する。
図14は、排紙シート整合処理の手順を示すフローチャートである。この排紙シート整合処理は、フィニッシャ500のCPU952がROM953に格納されたプログラムに基づいて実行する。先ず、排紙シート整合処理の前提として、シートNがフィニッシャ500の排紙トレイまで搬送される搬送処理について説明する。
画像形成装置100からフィニッシャ500へシートNが搬入される際、画像形成装置100のCPU901は、フィニッシャ500のCPU952に対し、シートの受け渡しの開始を通知する。そして、CPU952が、画像形成装置100のCPU901からジョブの先頭紙の紙情報を受信することによって、排紙シート整合処理が開始される。この紙情報には、横ずれ補正可能シートか不可シートかの区別、シートNの最終紙フラグ、部先頭紙フラグ、部最終紙フラグ、排紙トレイ等の情報の他、シートNを排紙する際のシフト量に関する情報が含まれる。以下、シートNが横ずれ補正可能シートであり、最終紙フラグOFF、部先頭紙フラグON、部最終紙フラグOFF、シフト方向が奥側、排紙トレイとして上排紙トレイが設定されている場合を例に説明する。
CPU901からシートの受け渡し開始の通知を受け取ったCPU952は、先ず、入口モータM1、バッファモータM2、排紙モータM3、シフト搬送モータM5を駆動する。これによって、搬送ローラ511、512、513、514、515が回転駆動し、画像形成装置100から排出されたシートNはフィニッシャ500内に取り込まれる。
次いで、シフトユニット580に設けられた搬送センサ571により、搬送ローラ512がシートNを挟持したことを検知すると、CPU952は、シフトモータM17を駆動してシフトユニット580を所定のオフセット量だけ、奥側にオフセットさせる。このとき、シフトユニット580に搬入されたシートNが横ずれしている場合、シフトユニット580は、シートNの横ずれを補正した後、シートNを所定のオフセット量だけオフセットさせる。オフセット量としては、図10のステップS106で決定したオフセット量、例えば15mmが用いられる。なお、シートNが横ずれ補正不可シートの場合、オフセット量として、例えば20mmが用いられる。
次いで、CPU952は、ソレノイドSL1を駆動して切換フラッパ551を切り換えて、シフトユニット580でオフセット量に相当する距離だけシフトされたシートNを上排紙パス521に導入するための搬送パスを形成する。シフトユニット580によってオフセットされたシートNは、上排紙パス521を経て上排紙トレイ701に排出され、排紙シート整合処理を受ける。このとき、CPU952は、上排紙パス521の出口に設けられた排紙センサ574がシートNの後端の通過を検知した後、排紙モータM3の速度を変更して、搬送ローラ515をシートの積載に適した速度で回転させ、シートNを上排紙トレイ701に排出する。
図14において、排紙シートNが上排紙トレイ701に排出され、排紙シート整合処理が開始されると、CPU952は、上排紙パス521出口の排紙センサ574がONか否かを判定し、ONになるまで待機する(ステップS201)。ステップS201の判定の結果、排紙センサ574がONの場合(ステップS201で「YES」)、CPU952は、シートNが部の先頭紙か否か判定する(ステップS202)。ステップS202の判定の結果、シートNが部の先頭紙である場合(ステップS202で「YES」)、CPU952は、トレイ整合板昇降HPセンサ714がONか否か判定する(ステップS203)。
ステップS203の判定の結果、トレイ整合板昇降HPセンサ714がONの場合(ステップS203で「YES」)、CPU952は、排紙トレイ701の整合板711a、711bを退避位置である上昇位置まで移動させる(ステップS205)。
図15は、上排紙トレイ701上の整合板の動作を説明するための図であり、図15(a)は、整合板の上昇位置を示す図、図15(b)は、整合板の待機位置を示す図、図15(c)は、整合板の整合位置を示す図である。なお、図15(a)、図15(b)、図15(c)は、それぞれ上排紙トレイ701をシート排出方向側から見た図である。
図15(a)において、整合板711a、711bは、排紙トレイ701の上方の退避位置(以下、「上昇位置」という。)にある。整合板711a、711bが上昇位置にある状態で、CPU952は、上トレイ整合モータM9、M10を駆動して整合板711a、711bを、排紙されるべきシートNのシート端からそれぞれ待機距離Dだけ離れた位置まで移動させる。
すなわち、図15(a)において、整合板711aは、排紙トレイ701の中心Tから、図中左方向(奥側)にシート幅の半分の長さW/2にオフセット量Fを加算した距離から更に待機距離Dだけ離れた位置にある。一方、整合板711bは、排紙トレイ701の中心位置Tから、シート幅の半分の長さW/2からオフセット量Fを減算した距離から更に待機距離Dだけ離れた位置にある。
待機距離Dは、排紙シートNが横ずれ補正可能シートであるか、横ずれ補正不可シートであるかに従って、上述の図10のステップS103又はS104で設定され、RAM954に保存されている。図14の本処理では、シートNが横ずれ補正可能シートであるから、待機距離Dとして、例えば5mmが用いられ、CPU952は、整合板711a、711bを、排紙されるべきシートNのシート端からそれぞれ、例えば5mmだけ離れた位置に設定する。
図14に戻り、整合板711a、711bを上昇位置に移動させ、排紙されるべきシートNの端部との位置合わせを行った後(ステップS205)、CPU952は、処理をステップS206に進める。すなわち、CPU952は、トレイ整合板昇降モータM13を駆動し、整合板711a、711bを、図15(b)のように、所定距離だけ下降させて待機位置とする(ステップS206)。所定距離とは、整合板711a、711bをシート載置面まで下降させるときの所定の距離であり、例えば、60mmである。
次いで、CPU952は、排紙センサ574がOFFになったか否かを判定し、OFFになるまで待機する(ステップS207)。排紙センサ574がONになった後(ステップS201)、OFFになることによって(ステップS207)、シートNが上排紙トレイ701のシート載置面に排紙されたことが分かる。
排紙センサ574がOFFになった(ステップS207で「YES」)後、CPU952は、整合処理を開始するための所定の待機時間、例えば、50msが経過したか否か判定し、経過するまで待機する(ステップS208)。次いで、CPU952は、所定の待機時間が経過した後(ステップS208で「YES」)、上トレイ整合モータM9を駆動し、一方の整合板711aを、図中右方向に距離Dの2倍だけ移動させる。これによって、上トレイ701上のシートNは、図中右方向に押され、その一端が他方の整合板711bに当接する(図15(c))(ステップS209)。このとき、整合板711bは移動せず、排紙シートNの中心Cが排紙トレイ701の中心Tから左方向(奥側)に距離Sだけシフトされた位置に整合される。
次いで、CPU952は、把持時間Yが経過したか否かを判定し、経過するまで待機する(ステップS210)。把持時間Yは、図10のステップS105で決定した把持時間である。把持時間中、整合板711a及び711bは、シートNを把持し、これによってシートNは所定位置に整合される。把持時間Yが経過した後(ステップS210で「YES」)、CPU952は、上トレイ整合モータM9を駆動し、整合板711a及び711bをそれぞれシートNから距離Dだけ離間させる(ステップS2011)。
次いで、CPU952は、シートNが部の最終紙か否か判定する(ステップS212)。ステップS212の判定の結果、シートNが部の最終紙である場合(ステップS212で「YES」)、CPUは、上トレイ整合板昇降モータM13を駆動し、図15(a)のように、整合板711a、711bを上昇位置に移動させる(ステップS213)。次いで、CPU952は、シートNが最終紙であるか否か判定する(ステップS214)。ステップS214の判定の結果、シートNが最終紙である場合(ステップS214で「YES」)、CPU952は、本処理を終了する。
一方、ステップS214の判定の結果、シートNが最終紙でない場合(ステップS214で「NO」)、CPU952は、処理をステップS201に戻し、次の紙情報を受信する。また、ステップS212の判定の結果、シートNが部の最終紙でない場合(ステップS212で「NO」)、CPU952は、処理をステップS214に進める。また、ステップS203の判定の結果、トレイ整合板昇降HPセンサ715がONでない場合(ステップS203で「NO」)、CPU952は、処理をステップS204に進める。すなわち、CPU952は、上トレイ整合板昇降モータM13を駆動し整合板711を所定距離上昇させた後(ステップS204)、処理をステップS203に戻す。また、ステップS202の判定の結果、シートNが部の先頭紙でない場合(ステップS202で「NO」)、CPU952は、処理をステップS206に進める。
図14の処理によれば、所定のシフト量を確保しつつ、シートNが横ずれを補正しない種類のシートの場合、横ずれ補正できるシートの場合よりも整合板711a、711b相互間の間隔が広くなるようにオフセット量を決定する。すなわち、シートNが横ずれを補正しない種類のシートの場合、横ずれを補正する種類のシートの場合よりも待機位置における整合板711a、711bとシートNの両端との間隔である待機距離Dを長く設定する。そして、排紙されたシートNに対して整合板711a、711bが当接工程、把持工程、離間工程を繰り返してシートNを整合する。従って、排紙シートNが横ずれ補正不可シートであっても、整合板711a、711bとの間隔を十分に確保し、シートNを整合板711a、711bに衝突させることなく排出して所定のシフト量だけシフトした位置に整合させることができる。これによって、シートの整合性及びシート束の品位を高めることができる。
本実施の形態において、シートNが、横ずれ補正可能シートの場合、待機距離D(第1待機距離M)は、例えば5mmであり、横ずれ補正不可シートの場合、待機距離D(第2待機距離L)は、例えば10mmである。
100 画像形成装置
200 イメージリーダ
300 原稿給送装置
500 フィニッシャ
511〜514 搬送ローラ
541,542 紙面検知センサ
577 横ずれ検知センサ
580 シフトユニット
600 操作表示装置
701,702 排紙トレイ
711a、711b、712a、712b 整合板
714、715 整合板昇降HPセンサ
901 CPU
952 CPU
1000 画像形成システム

Claims (8)

  1. シートを搬送路に沿って搬送する搬送手段と、
    前記搬送路に設けられ、前記シートの搬送方向に直交する幅方向の横ずれを検知する検知手段と、
    前記検知手段の検知結果を用いて前記シートの横ずれを補正する補正手段と、
    前記搬送路から排出されるシートを積載する積載手段と、
    前記積載手段の上部に設けられ、待機位置と整合位置との間を移動して前記整合位置で前記排出されるシートの両端にそれぞれ当接する一対の整合部材を備えた整合手段と、を有し、
    前記整合手段は、前記シートが前記補正手段によって横ずれを補正しない種類のシートの場合、前記シートが前記補正手段によって横ずれを補正する種類のシートの場合よりも前記待機位置における前記一対の整合部材の間隔を広く設定することを特徴とするシート処理装置。
  2. 前記整合手段は、前記シートが横ずれを補正しない種類のシートの場合、前記シートが横ずれを補正する種類のシートの場合よりも前記待機位置における前記一対の整合部材と前記排出されるシートの両端との間の距離Dをそれぞれ長く設定することを特徴とする請求項1記載のシート処理装置。
  3. 前記シートの排出位置を所定方向にシフトさせる場合、
    前記補正手段は、前記シートの前記幅方向の中心が前記積載手段におけるシート載置面の中心から所定方向に所定のシフト量Sと前記距離Dとの和に相当する距離だけずれるように前記シートの前記幅方向の位置をオフセットさせることを特徴とする請求項2記載のシート処理装置。
  4. 前記補正手段は、前記シートが前記幅方向に横ずれしている場合、前記横ずれを補正した後、前記シートの前記幅方向の位置をオフセットさせることを特徴とする請求項3記載のシート処理装置。
  5. 前記整合手段は、前記整合部材を前記積載手段のシート載置面上の待機位置と前記待機位置よりも上方の上昇位置との間で移動させる昇降手段を有し、
    前記上昇位置において前記排出されるシートの両端と前記一対の整合部材との間の距離Dがそれぞれ所定長さになるように調整した後、前記昇降手段によって前記待機位置まで下降させ、その後、前記一対の整合部材を前記整合位置まで移動させて前記シートを整合することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のシート処理装置。
  6. 前記整合手段は、前記排出されるシートの両端に前記一対の整合部材をそれぞれ当接させる当接工程、前記シートを前記一対の整合部材によって把持する把持工程、及び前記一対の整合部材を前記シートの両端から離間させる離間工程を繰り返して前記シートを整合することを特徴とする請求項2乃至5のいずれか1項に記載のシート処理装置。
  7. 前記整合手段は、前記当接工程において、前記一対の整合部材の一方を、他方の整合部材に向かって前記距離Dの2倍に相当する距離だけ移動させて前記シートを把持することを特徴とする請求項6記載のシート処理装置。
  8. 前記横ずれを補正しない種類のシートは、光を透過させるシート、又は前記幅方向の長さが所定サイズ未満のシートであることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のシート処理装置。
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