JP2020044786A - シート積載装置、シート後処理装置、及び画像形成装置 - Google Patents

シート積載装置、シート後処理装置、及び画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】画像形成装置及びシート後処理装置において、印刷ジョブ全体としての処理効率を向上させる。【解決手段】画像形成装置10のシート後処理装置としてフィニッシャ500は、シートを積載させる積載トレイ700,701と、積載トレイにシートを排出するローラ対515,680と、フィニッシャ制御部951とを備える。フィニッシャ制御部は、予め判明している複数の未実行の印刷ジョブの内容から、先行のジョブにより積載トレイに積載されるシートとその上に直ぐ後続のジョブにより積載されるシート間で互いに接触しない部分のシート排出方向及びシート幅方向の寸法即ち非接触距離を比較し、それが大きい方のジョブを優先して先に実行するように、印刷ジョブの実行順序を決定し、画像形成装置のCPU回路部900に通知し、印刷ジョブの実行を開始させる。【選択図】図5

Description

本発明は、画像形成装置から排出されるシートを積載するシート積載装置に関する。また、本発明は、画像形成装置から排出されるシートを後処理した後に積載するシート積載装置を備えたシート後処理装置に関する。更に本発明は、かかるシート積載装置又はシート後処理装置を備えた画像形成装置に関する。
従来、複写機等の画像形成装置において、画像形成装置から搬送されたシートに穿孔処理、綴じ処理及びソート処理等の後処理を行うシート後処理装置が知られている。シート後処理装置は、後処理後に排出されるシート(後処理によって複数のシートを束状にしたシート束を含む)を積載するための積載トレイを有する。一般にシート後処理装置は、上流側の画像形成装置から通知される画像形成ジョブの順序に従って、該画像形成装置から搬送されるシートの後処理、及び積載トレイへの積載処理を行う。
画像形成装置に複数の画像形成ジョブが入力されている場合に、それらの実行順序を実行前に入れ替えて、ジョブ全体としての処理効率の低下を抑制した画像形成装置が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。この画像形成装置では、シートの排出先における後処理の種別に応じて、排出先の切り換えのないジョブが優先して実行されるように入れ替えた実行順序に従って、画像形成ジョブを実行し、後処理部は排出先に応じた搬送経路で用紙を搬送して排紙する。
特開2009−139731号公報
全ての画像形成ジョブを画像形成装置で決定された順序に従って実行すると、積載トレイに先に小さいサイズのシートが多数積載され、後からその上に大きいサイズのシートが積載される場合がある。この場合、上側の大きいシートは、下側の小さいシートからはみ出した部分が垂れ下がり、その結果下側のシート上から落下する虞がある。また、シート後処理装置でステイプル針で綴じ処理したシート束を多数積載すると、綴じた部分が分厚く嵩高になる。そのため、その上に積載したシートが滑り落ちたり、積み重ねたシート束自体が崩れ落ちたりして、積載不良を発生する虞がある。
しかしながら、特許文献1に記載の画像形成装置は、実行順序の入れ替えを判断する際に、積載トレイにシートやシート束を安定して積載することは全く考慮していない。そのため、積載トレイにシート又はシート束を排出している途中で又は積載後に、積載不良や荷崩れが発生する虞があった。
そこで、本発明は、上述した従来技術の問題点に鑑みてなされたもので、実行予定の複数のジョブについて、それらの内容に基づいて、入力順でシート積載部に排出したときの積載状態を考慮して実行順序を決定し、積載安定性を向上させることを目的とする。
本発明のシート積載装置は、
シートを積載させるためのシート積載部と、
前記シート積載部にシートを排出して積載させるためのシート排出部と、
前記シート排出部の動作を制御する制御部とを備え、
前記制御部は、前記シート排出部から排出されるシートを前記シート積載部に積載させる複数のジョブを実行する前に、いずれか1つの先行の前記ジョブによって前記シート積載部に積載したシートの上に、その直ぐ後続の前記ジョブによってシートを積載すると仮定して、前記シート積載部上で前記両シートが互いに接触しない部分が生じるとき、前記先行のジョブと前記直ぐ後続のジョブとの間で、前記接触しない部分のシート排出方向及びそれに直交するシート幅方向の寸法である非接触距離を比較し、前記非接触距離が大きい方の前記ジョブを前記非接触距離が小さい方の前記ジョブに優先して先に実行するように、前記複数のジョブの実行順序を決定し、その後前記実行順序に従って前記複数のジョブを実行するように、前記シート排出部の動作を制御することを特徴とする。
本発明の別の側面によれば、上述した本発明のシート積載装置を備えたシート後処理装置が提供される。
本発明の更に別の側面によれば、上述した本発明のシート積載装置又シート後処理装置を備えた画像形成装置が提供される。
本発明によれば、実行予定されている複数のジョブについて、その入力順ではなく、実行予定している各ジョブの内容に基づいて、シート積載部への積載安定性の観点から優先順位を判定し、その実行順序を決定する。従って、シート積載部に排出されるシートの落下や積載不良を有効に防止し、シートの積載安定性を向上させることができる。
本発明を適用した画像形成システムの全体構成を概略的に示す図。 図1の画像形成システムの制御構成を示す機能ブロック図。 (a)図は表示装置、(b)〜(d)図は該表示装置の操作画面の説明図。 シート後処理装置の全体構成を概略的に示す図。 シート後処理装置の制御構成を示す機能ブロック図。 シート積載安定性の判定条件を例示的に示す説明図。 非接触距離に基づいて判定されるシート積載安定性の例を示す説明図。 実施例5における積載トレイへのシート束の積載状態を示す説明図。
(全体構成)
図1に、本発明の第1実施形態に係る画像形成システム1の主要部の構成を概略的に示す。画像形成システム1は、図1に示すように、画像形成装置10と、シート後処理装置であるフィニッシャ500とから構成され、シートへの画像形成と後処理とを行う。画像形成装置10は、原稿を給紙する原稿給送装置100、該原稿給送装置から送られた原稿から画像を読み取るイメージリーダ200、読み取った画像をシート上に形成するプリンタ350、及びユーザに情報を提示するための表示装置400を備えている。画像形成に使用するシートの種類は、例えばユーザが表示装置400の画面を見ながら操作して選択することにより決定することができる。
(本体:イメージリーダ及びプリンタ)
原稿給送装置100は、原稿トレイ101上に原稿面を上向きにしてセットされた原稿を先頭の頁から順に1枚ずつ図1の左方向へ給紙する。原稿は、原稿給送装置100内の搬送路を介してプラテンガラス102上に送られ、該プラテンガラス上を図1の左から右方向へ、所定の流し読み取り位置を経て搬送された後、外部の排紙トレイ112へと排出される。ここで、流し読み取り位置とは、イメージリーダ200に設定されたプラテンガラス102上の原稿面の読み取り位置であり、この位置に固定されているスキャナユニット104によって、プラテンガラス102上を左から右へ向けて前記流し読み取り位置を通過する原稿の原稿画像が光学的に読み取られる。
前記流し読み取り位置を通過する原稿の読取面は、スキャナユニット104のランプ103の光で照射され、その反射光がミラー105、106、107を介してレンズ108に導かれ、該レンズを通過した光がイメージセンサ109の撮像面に結像する。スキャナユニット104は、原稿の搬送方向に対して直交する方向を主走査方向、搬送方向を副走査方向として原稿読み取り走査を行う。イメージセンサ109は、原稿が流し読み取り位置を通過する際に、原稿画像を主走査方向に1ライン毎に読み取り、更に原稿が副走査方向に搬送されることによって、原稿画像全体を光学的に読み取る。
光学的に読み取られた画像は、イメージセンサ109によって画像データに変換されて出力される。イメージセンサ109から出力された画像データは、プリンタ350の露光部110にビデオ信号として入力される。尚、原稿の読み取りは、原稿給送装置100により原稿を搬送してプラテンガラス102上の所定位置に停止させ、この状態でスキャナユニット104を左から右へ走査させることにより行う、いわゆる原稿固定読みと呼ばれる方法も可能である。
プリンタ350の露光部110は、イメージリーダ200から入力されたビデオ信号に基づいて、レーザ光を変調して出力する。出力された前記レーザ光は、ポリゴンミラー110aを介して感光ドラム111上に照射される。これにより、感光ドラム111には、前記レーザ光に応じた静電潜像が形成される。
感光ドラム111上の静電潜像は、現像器113から供給される現像剤によって現像剤像として可視像化される。一方、シートが、プリンタ350内に装備されている上カセット114又は下カセット115からピックアップローラ127、128により給紙され、給紙ローラ129及び給紙ローラ130によりレジストローラ126まで搬送される。レジストローラ126は、該レジストローラに前記シートの先端が達した後、任意のタイミングで駆動され、該シートを感光ドラム111へのレーザ光の照射開始と同期したタイミングで、感光ドラム111と転写部116との間に搬送する。
感光ドラム111と転写部116との間に給紙されたシート上に、前記感光ドラムに形成された現像剤像が転写部116により転写される。現像剤像が転写されたシートは、定着部117に搬送され、該定着部117により前記シートを加熱及び加圧することによって、前記現像剤像をシート上に定着させる。定着部117を通過したシートは、切り換えフラッパ121及び排出ローラ118を経てプリンタ350から画像形成装置10外部のフィニッシャ500に向けて排出される。
ここで、フィニッシャ500に向けてシートを、その画像形成面を下向きにした状態、即ちフェイスダウンで排出するときは、定着部117を通過したシートを、一旦切り換えフラッパ121の切り換え動作により反転パス122内に導く。反転パス122内に案内されたシートは、反転排紙動作によって、そのシートの後端が切り換えフラッパ121を通過した後スイッチバックさせ、排出ローラ118によりプリンタ350からフィニッシャ500に排出する。この反転排紙動作は、原稿給送装置100を使用して読み取った画像を形成するとき、又はコンピュータから出力された画像を形成するとき等、原稿の先頭頁から順に画像形成するときに行われ、それにより、排紙されたシートの順序は、原稿の頁順と同じ正しい頁順になる。
画像形成装置10にシートの両面に画像形成を行う両面記録が設定されている場合、画像形成したシートは、切り換えフラッパ121の切り換え動作により反転パス122に導いた後、両面搬送パス124へ搬送する。その後、両面搬送パス124内に導かれたシートは、先に片面への画像形成で上述した場合と同じタイミングで、感光ドラム111と転写部116との間に再度給紙されるように制御が行われる。画像形成装置10のプリンタ350から排出されたシートは、後述する構成のフィニッシャ500に送られる。
(全体システムブロック図)
次に、図2のブロック図を参照しながら、本画像形成システム1の全体を制御するコントローラ2の構成及びシステム全体の制御構成を説明する。図2は、コントローラ2の構成を示している。コントローラ2は、後述するフィニッシャ制御部951を除いて、画像形成装置10に設けられる。
図2に示すように、コントローラ2はCPU回路部900を有し、CPU回路部900は、CPU901、ROM902、RAM903を内蔵する。CPU901は、画像形成システム1全体の基本制御を行うCPUであり、制御プログラムが書き込まれたROM902と、画像形成システム1における各種処理を行うためのRAM903とが、アドレスバス、データバスにより接続されている。CPU901は、ROM902に格納されている制御プログラムにより、CPU回路部900に接続されている各制御部911,921,922,931,941,951及び外部I/F904を総括的に制御する。RAM903は、CPU901による制御において制御データを一時的に保持し、また制御に伴う演算処理の作業領域として用いられる。
原稿給送装置制御部911は、原稿給送装置100をCPU回路部900からの指示に基づいて駆動制御する。イメージリーダ制御部921は、上述したスキャナユニット104、イメージセンサ109等に対する駆動制御を行い、イメージセンサ109からアナログとして出力された画像信号を画像信号制御部922に転送する。
画像信号制御部922は、イメージセンサ109からのアナログ画像信号をデジタル信号に変換した後に各処理を施し、この処理されたデジタル信号をビデオ信号に変換してプリンタ制御部931に出力する。また、画像信号制御部922は、コンピュータ905から外部I/F904を介して入力されたデジタル画像信号に各種処理を施し、この処理されたデジタル画像信号をビデオ信号に変換してプリンタ制御部931に出力する。これらの画像信号制御部922による処理動作は、CPU回路部900により制御される。
プリンタ制御部931は、画像信号制御部922から入力されたビデオ信号に基づいて露光部110、プリンタ350を制御し、シートへの画像形成及びシート搬送等を行う。フィニッシャ制御部951は、フィニッシャ500に搭載されており、CPU回路部900との間で情報をやり取りすることにより、後述するようにフィニッシャ500全体の駆動制御を行う。
表示装置制御部941は、表示装置400とCPU回路部900との間で情報のやり取りを行う。表示装置400は、画像形成に関する各種機能を設定する複数のキー、設定状態を示す情報を表示するための表示部等を有する。表示装置制御部941は、ユーザによる前記各キーの操作に対応するキー信号をCPU回路部900に出力すると共に、CPU回路部900からの信号に基づいて、それに対応する情報を表示装置400に表示する。
(表示装置)
図3(a)〜(d)を用いて、図1の画像形成装置10における表示装置400を説明する。図3(a)に示すように、表示装置400には、画像形成動作を開始するためのスタートキー402、画像形成動作を中断するためのストップキー403、置数設定等を行うテンキー404〜412及び414が配置されている。また、表示装置400には、IDキー413、クリアキー415、リセットキー416等も配置されている。表示装置400の上部には、タッチパネルを備えた表示部420が配置されており、画面上にソフトキーを表示可能となっている。
この画像形成装置10は、画像形成したシートに対して、ノンソート、ソート、ステイプルソート(綴じモード)、製本モード等の各後処理モードを有する。これら後処理モードの設定等は、ユーザの表示装置400からの入力操作により行われる。また、画像形成装置10で設定されたこれらの後処理は、シート後処理装置としてのフィニッシャ500で実行される。
後処理モードを設定する場合、例えば図3(a)に示す表示部420の初期画面でソフトキーである「仕上げ」ボタンを選択してタッチすると、図3(b)に示すメニュー選択画面が表示部420に表示される。後処理モードの設定は、このメニュー選択画面を用いて行われる。
図3(b)に示すように、メニュー選択画面には、ソート、グループ又はステイプルを選択するための3つのソフトキーと、シートをシフト排紙するか否かを選択するチェックボックスが表示される。更に前記メニュー選択画面には、設定の取り消しを行うためのソフトキー421、及び設定をフィニッシャ500での実行に反映させるためのソフトキー422も表示される。同図に反転表示されるように、ユーザが「ソート」のソフトキーを選択した状態で、「OK」のソフトキー422をタッチして仕上げの選択を終了すると、ソートモードが設定される。
また、前記メニュー選択画面で「ステイプル」のソフトキーをタッチして反転表示させた状態でソフトキー422をタッチすると、図3(c)に示すステイプル設定画面が表示部420に表示される。図示するように、ステイプル設定画面では、コーナー綴じや2箇所綴じ等の綴じ方法を選択するためのソフトスイッチが表示される。図3(c)の設定画面においても、図3(b)の場合と同様に、ソフトキー421及びソフトキー422が表示され、選択した綴じ方法のキャンセル又は設定反映を行うことが可能である。
図3(a)に示す初期画面でソフトキーである「用紙選択」を選択すると、図3(d)に示すメニュー選択画面が表示部420に表示され、このメニュー選択画面を用いて、画像形成する用紙の種類の設定が行われる。同図の実施形態では、ユーザは、使用する用紙の種類を普通紙か厚紙かで選択することができる。図3(d)の設定画面においても、図3(b)の場合と同様に、ソフトキー421及びソフトキー422が表示され、選択した用紙のキャンセル又は設定反映を行うことが可能である。
(フィニッシャ)
次に、図4及び図5を参照しながら、フィニッシャ500の構成及び動作を説明する。図4は、図1のフィニッシャ500の全体構成を概略的に示し、図5は、フィニッシャ制御部951により駆動制御されるフィニッシャ500の制御構成を示している。
図4において、フィニッシャ500は、画像形成装置10から排出されたシートを順に取り込み、取り込んだ複数のシートをシート搬送方向及び/又はそれに直交するシート幅方向に整合させ、所定枚数毎に部揃えして1つのシート束に束ねる処理、束ねた各シート束の後端をステイプル針で綴じるステイプル処理等、上述したように表示装置400を介してユーザが設定したシート後処理を行う。尚、以下に記載するフィニッシャ500の各種処理及び動作は、特に説明しない限り、フィニッシャ制御部951により制御されるものとする。
フィニッシャ500は、画像形成装置10から排出されたシートを搬送ローラ対511により搬送パス520に取り込む。フィニッシャ500内に取り込まれた前記シートは、搬送ローラ対512、513を介して搬送パス520を搬送される。搬送パス520に沿って搬送センサ570,571,572が設けられており、それぞれシートの通過を検出する。
搬送ローラ対512及び搬送センサ571は、搬送パス520上のシフトユニット580内に配置されている。シフトユニット580は、後述する図5のシフトモータM4によりシート幅方向へ移動可能に設けられている。搬送パス520を搬送されるシートは、シフトユニット580を通過する際に、搬送ローラ対512により挟持されている状態でシフトモータM4が駆動されることにより、シート幅方向に通常の搬送位置からいずれかの向きにオフセットされる。
具体的には、ユーザが図3(b)のメニュー選択画面で「シフト」のソフトキーを選択したソートモードの場合、シートはシフトユニット580により、画像形成装置10の正面側又は背面側、即ち図4の手前側又は奥側のいずれかに、例えば15mmオフセットさせて搬送される。フィニッシャ制御部951は、シートがシフトユニット580を通過したことを搬送センサ571により検知すると、シフトモータM4を逆向きに駆動して、シフトユニット580をセンター位置に戻す。ユーザが図3(b)のメニュー選択画面で「シフト」のソフトキーを選択しなかった場合、シフトユニット580は駆動されず、シートはそのままオフセット無しで搬送される。
搬送パス520の下流側に接続される上排紙パス522には、シート搬送方向に沿って搬送ローラ対513、514、515が設けられている。上排紙パス522は、搬送ローラ対513、514の間でバッファパス524が分岐されると共に、その分岐位置には、搬送ローラ対514によって反転搬送されるシートを、上排紙パス522からバッファパス524へ導く切り換えフラッパ540が配置されている。更に上排紙パス522は、搬送ローラ対514、515の間で下排紙パス523が分岐されると共に、その分岐位置には、シートの搬送方向を上排紙パス522と下排紙パス523との間で切り換える切り換えフラッパ541が配置されている。
切り換えフラッパ541が上排紙パス522側に切り替えられ又は配置されていると、図5のバッファモータM2によって駆動される搬送ローラ対514により上排紙パス522を搬送されるシートは、更に図5の排紙モータM3によって駆動される搬送ローラ対515により、フィニッシャ500のハウジング外面に設けられた積載トレイ701に排出される。上排紙パス522上には、搬送ローラ対515の直ぐ上流側に搬送センサ574が設けられており、該上排紙パスを搬送ローラ対515に向けて搬送されるシートの通過を検出する。尚、図4において、その記載を簡素化するため、バッファモータM2及び排紙モータM3は省略した。
切り換えフラッパ541が下排紙パス523側に切り替えられ又は配置されていると、同じくバッファモータM2によって駆動される搬送ローラ対514により上排紙パス522を搬送されるシートは、該上排紙パスから下排紙パス523に導かれる。下排紙パス523には、シート搬送方向に沿って搬送ローラ対516、517、518が設けられている。搬送ローラ対516により下排紙パス523内に案内されたシートは、更に排紙モータM3によって駆動される搬送ローラ対517、518により、下排紙パス523の下流端に設けられた処理トレイ630に導かれる。下排紙パス523上には、搬送ローラ対517の直ぐ上流側に搬送センサ575が、搬送ローラ対517、518間に搬送センサ576が設けられており、それぞれ下排紙パス523におけるシートの通過を検出する。
下排紙パス523を搬送されたシートは、ユーザが図3(b)のメニュー選択画面で選択した後処理モードに応じて、処理トレイ630上、又はフィニッシャ500のハウジング外面に、積載トレイ701の下方に設けられた積載トレイ700上に排出される。例えば、ユーザが前記メニュー選択画面で「ステイプル」を選択した場合、前記シートは下排紙パス523から処理トレイ630上に排出される。前記メニュー選択画面で「ステイプル」が選択されていない場合、処理トレイ630のシート搬送方向下流端付近に配置されて、図5の束排紙モータM5によって駆動される束排紙ローラ対680により、下排紙パス523から積載トレイ700上に直接排出される。
処理トレイ630上に排出されたシートは、排紙モータM3によって搬送ローラ対518と同期して駆動されるローレットベルト661と、図5のパドルモータM6によって駆動されるパドル660とにより、シート搬送方向と逆向きに、該シートの後端側に引き戻される。引き戻されたシートは、処理トレイ630のシート搬送方向後端に設けられたステイプラ601のストッパ631に突き当たり、停止する。これにより、処理トレイ630上に積載されたシートをシート搬送方向に整合させる。
次に、図中処理トレイ630上の手前側及び奥側に設けられた整合部材641を、図5の整合モータM7によってシート幅方向に移動させることにより、処理トレイ630上に積載されたシートをシート幅方向に整合させる。このようにして処理トレイ630上でシート搬送方向及びシート幅方向に整合させた所定枚数のシートは、それを1つのシート束として、必要に応じてステイプラ601による綴じ処理等の後処理を施す。処理トレイ630上のシート束は、図5の束排紙モータM5により駆動される束押え部材(図示せず)によって該処理トレイ上に押圧され、その状態で束排紙ローラ対680により積載トレイ700上に排出される。
また、束排紙ローラ対680の近傍には、搬送センサ578(図示せず)が設けられており、下排紙パス523から直接又は処理トレイ630から積載トレイ700に排出されるシートの通過を検出する。フィニッシャ制御部951のCPU952は、搬送センサ574、578の検出結果に基づいて、積載トレイ701、700に積載される単葉シート及びシート束の数をカウントし、前記積載トレイ上の積載シート枚数を検出することができる。このようにして得られた積載枚数から、CPU952は、積載トレイ701、700に更にシートを積載できるか否かを判定することができる。
積載トレイ700が取り付けられたフィニッシャ500の前記ハウジングには、その取付位置の直ぐ上方に紙面検知センサ720が配置されている。紙面検知センサ720は、シートが積載トレイ700上に積載されると、その最上面の高さ位置を検出して信号をフィニッシャ制御部951に出力する。これにより、積載トレイ700に積載されたシートの高さを確認することができる。
紙面検知センサ720が、その位置を越えて積載トレイ700に積載されたシートにより塞がれると、フィニッシャ制御部951は図5のトレイ昇降モータM10を駆動して、紙面検知センサ720が積載トレイ700上のシートにより塞がれない高さ位置まで、積載トレイ700を下降させる。これにより、フィニッシャ500の前記ハウジング外面に設けられた積載トレイ700への排紙口を、積載トレイ700のシート積載位置即ちシート最上面の高さ位置に関して略一定の高さに保つことができる。
フィニッシャ500の前記ハウジングには、紙面検知センサ720から下方に或る高さ離れた位置に満載検知センサ730が配置されている。満載検知センサ730は、その高さ位置まで積載トレイ700が下降すると、それを検知して信号をフィニッシャ制御部951に出力する。満載検知センサ730から前記信号を受けたフィニッシャ制御部951は、画像形成装置10のCPU回路部900に満載検知情報として、積載トレイ700の満載状態を通知する。
フィニッシャ制御部951から積載トレイ700の満載状態を通知されたCPU回路部900は、積載トレイ700にそれ以上のシートは積載できないと判定する。そして、CPU回路部900は、積載トレイ700上に積載されているシートが取り除かれて、満載状態が解除されるまで、画像形成装置10における画像形成動作を一時中断させる。
同様に、積載トレイ701が取り付けられたフィニッシャ500の前記ハウジングには、その取付位置の直ぐ上方に紙面検知センサ721が配置されている。紙面検知センサ721は、シートが積載トレイ701上に積載されると、その最上面の高さ位置を検出して信号をフィニッシャ制御部951に出力する。これにより、積載トレイ701に積載されたシートの高さを確認することができる。
紙面検知センサ721が、その位置を越えて積載トレイ701に積載されたシートにより塞がれると、フィニッシャ制御部951は図5のトレイ昇降モータM11を駆動して、紙面検知センサ721が積載トレイ701上のシートにより塞がれない高さ位置まで、積載トレイ701を下降させる。これにより、フィニッシャ500の前記ハウジング外面に設けられた積載トレイ701への排紙口を、積載トレイ701のシート積載位置即ちシート最上面の高さ位置に関して略一定の高さに保つことができる。
フィニッシャ500の前記ハウジングには、紙面検知センサ721から下方に或る高さ離れた位置に満載検知センサ731が配置されている。満載検知センサ731は、その高さ位置まで積載トレイ701が下降すると、それを検知してフィニッシャ制御部951に信号を出力する。満載検知センサ731から前記信号を受けたフィニッシャ制御部951は、画像形成装置10のCPU回路部900に満載検知情報として、積載トレイ701の満載状態を通知する。
フィニッシャ制御部951から積載トレイ701の満載状態を通知されたCPU回路部900は、積載トレイ701にそれ以上のシートは積載できないと判定する。そして、CPU回路部900は、積載トレイ701上に積載されているシートが取り除かれて、満載状態が解除されるまで、画像形成装置10における画像形成動作を一時中断させる。
また、積載トレイ700、701には、それぞれトレイ紙検知センサ740、741が設けられている。各トレイ紙検知センサ740、741は、積載トレイ700、701上にシートが積載されていると、これを検知してフィニッシャ制御部951に信号を出力する。フィニッシャ制御部951は、トレイ紙検知センサ740、741からの前記信号に基づいて、積載トレイ700、701上にシートが積載されているか否かを判定する。
(紙面検知動作)
上述したように積載トレイ700、701上に積載されたシートの最上面の位置を検知する紙面検知動作について、図4及び図5を参照しながら詳細に説明する。ここでは、積載トレイ700にシートを積載した場合の紙面検知動作を説明し、積載トレイ701における紙面検知動作は同じであるので、説明を省略する。
図5に示すフィニッシャ制御部951のCPU952は、常に紙面検知センサ720がOFF状態であるように、即ち積載トレイ700に積載されるシートの上面が検出されない状態であるように、積載トレイ700の高さ位置を制御するように設定されている。それにより、フィニッシャ500の前記ハウジング外面に設けられた積載トレイ700への排紙口を、積載トレイ700上のシート最上面の高さ位置に関して常に略一定の高さに保つように、CPU952は以下の紙面検知動作を行う。
初期状態において、紙面検知センサ720がON状態であると、CPU952はトレイ昇降モータM10を駆動して、該紙面検知センサがOFF状態となる位置まで積載トレイ700を下降させる。積載トレイ700にシートが順次積載されて、紙面検知センサ720がOFF状態からON状態になると、CPU952は、トレイ昇降モータM10を駆動して積載トレイ700を下降させる。そして、紙面検知センサ720がOFF状態に変わると、CPU952は、トレイ昇降モータM10の駆動を停止して、積載トレイ700の下降を停止させる。
また、積載トレイ700にシートが順次積載されて、紙面検知センサ720がOFF状態からON状態になった後、ユーザが積載トレイ700からシートを取り除くなどして、紙面検知センサ720がOFF状態に変わると、CPU952は、トレイ昇降モータM10を駆動して積載トレイ700を上昇させる。そして、紙面検知センサ720がON状態になると、CPU952は、一旦トレイ昇降モータM10の駆動を停止して積載トレイ700の上昇を停止させた後、トレイ昇降モータM10を逆転させて、紙面検知センサ720が再びOFF状態になるまで積載トレイ700を下降させる。
CPU952は、紙面検知センサ720、721がOFF状態であるように昇降させた積載トレイ700、701の高さ位置から、前記積載トレイに積載されたシート最上面の高さを判断し、それに基づいて、前記積載トレイに更にシートを積載できるか否かを判定することができる。この積載トレイ700、701におけるシート最上面高さの検出は、画像形成装置10における画像形成動作、フィニッシャ500における後処理動作、及び積載トレイへの排紙動作の実行中を含めて、CPU952によって、紙面検知センサ720、721の出力状態から任意のタイミングで行うことができる。
(フィニッシャブロック図)
図5は、フィニッシャ500を駆動制御するフィニッシャ制御部951の構成を示している。フィニッシャ制御部951は、同図に示すように、CPU952、ROM953、不揮発性メモリであるRAM954を有する。フィニッシャ制御部951は、図示しない通信ICを介して画像形成装置10のCPU回路部900と通信してデータ交換を行い、CPU回路部900からの指示に基づいて、ROM953に格納されている各種プログラムを実行し、フィニッシャ500の駆動制御を行う。
フィニッシャ制御部951の出力側には、入口モータM1、バッファモータM2、排紙モータM3、シフトモータM4、束排紙モータM5、パドルモータM6、整合モータM7、ステイプルモータM8、ステイプル移動モータM9、及びトレイ昇降モータM10,M11が接続されている。入口モータM1は、図4に示される搬送ローラ対511、512、513を駆動する。バッファモータM2は搬送ローラ対514、519を駆動し、排紙モータM3は搬送ローラ対515、516、517,518を、シフトモータM4はシフトユニット580をそれぞれ駆動する。処理トレイ630の各部を駆動する手段として、束排紙モータM5は束排紙ローラ対680を、パドルモータM6はパドル660を、整合モータM7は整合部材641をそれぞれ駆動する。ステイプルモータM8は、シート束に綴じ処理を行うステイプラ601を駆動する。ステイプル移動モータM9は、ステイプラ601を処理トレイ630の外周に沿って搬送方向に対して垂直な方向に移動させる。トレイ昇降モータM10,M11は、それぞれ積載トレイ700、701を昇降させるように駆動する。
フィニッシャ制御部951の入力側には、シートの通過を検知するための搬送センサ570〜576、紙面検知センサ720及び721、満載検知センサ730、731、トレイ紙検知センサ740、741が接続されている。更にフィニッシャ制御部951は、切り換えフラッパ540を駆動するバッファパス切り換えソレノイドSL1、及び切り換えフラッパ541を駆動する排出パス切り換えソレノイドSL2が接続されている。
(積載安定性の判定条件)
積載トレイ700、701に積載されるシートの積載安定性は、フィニッシャ制御部951のCPU952が、RAM954に記憶されているシート積載安定性の情報に基づいて判定する。以下に、シート積載安定性の判定条件について、いくつかの実施例を用いて説明する。尚、ここでは、積載トレイ700にシートを積載する場合の動作について説明し、積載トレイ701については実質的に同じであるので、説明を省略する。
(実施例1)
本実施例では、画像形成装置10における次の2つの印刷ジョブが予め判明している。
ジョブA:
・シートサイズ:A4
・ジョブ内容:ノンソート/綴じ無し
・印刷枚数/部数:1枚×1000部
ジョブB:
・シートサイズ:A3
・ジョブ内容:ノンソート/綴じ無し
・印刷枚数/部数:1枚×1部
この場合、ジョブA、ジョブBを、それらの入力順A−Bに従って実行すると、ジョブAで積載された多数の小サイズのシートの上に、ジョブBの大サイズのシート1枚が積載される。その結果、上側の大サイズのシートは、下側の小サイズのシート上から、シート排出方向又はそれに直交するシート幅方向に大きくはみ出すので、積載トレイ700からの落下や積載不良を生じる虞がある。
本発明によれば、ジョブA、ジョブBの実行順序はB−Aに決定される。これにより、積載トレイ700には、先に大サイズのシート1枚が積載され、その上に小サイズのシート1000が積載される。このように、大サイズのシートを優先して先に積載することによって、積載安定性が確保されるので、積載トレイ700からのシートの落下や積載不良が有効に防止される。
フィニッシャ制御部951において事前に設定されるシート積載安定性の判定条件は、例えばシートのシート搬送方向寸法(用紙長)、シート幅方向寸法(用紙幅)、積載トレイ700上でのシート幅方向の積載位置(シート幅方向中心位置からのオフセット量)、シート(単葉シートでの)の坪量、ジョブモード(フィニッシャ500における後処理の内容、特にステイプル処理の有無)等に関連して設定される。図6は、かかるシート積載安定性の判定条件の好適例を示している。
図6の判定条件では、一方のジョブのシートは他方のジョブのシートよりも、用紙長が長く、用紙幅が短い場合、いずれを優先させるかを決められない。そこで、本実施形態によれば、入力順に先行するジョブのシートとそれに後続するジョブのシートとを積載トレイ700に積載した状態を予想し、両シートをシート搬送方向及びシート幅方向に見て、それぞれが他方のシートと接触しない部分の寸法を非接触距離として、それが大きい方を優先して先に実行されるように、前記両ジョブの実行順序を組み替える。
図7は、前記非接触距離に基づいて判定されるシート積載安定性の好適な一例を示している。同図において、サイズのA4は、A4サイズのシートをシート搬送方向に関して横長(横置き)に配向して排出する場合、A4Rは、A4サイズのシートを縦長(縦置き)に配向して排出する場合である。ここで、両シートは、積載トレイ700上でシート幅方向の中心位置が一致するように積載するものと仮定する。
積載パターン1で、先行ジョブのシートを横置きにかつ後続ジョブのシートを縦置きに積載すると、シート搬送方向に非接触距離が87mmとなる。両シートを逆の順序で積載する積載パターン2では、シート幅方向に非接触距離が43.5mmとなる。従って、この場合、非接触距離の大小によって生じる上側シートと下側シート間の落差の大小に基づいて、縦置きシート(A4R)のジョブを優先し、積載パターン2の順序で実行する。
(実施例2)
本実施例では、次の3つの印刷ジョブの内容が予め判明している。
ジョブA:
・シートサイズ:用紙長200mm×用紙幅300mm
ジョブB:
・シートサイズ:用紙長260mm×用紙幅320mm
ジョブC:
・シートサイズ:用紙長220mm×用紙幅400mm
この場合、ジョブA〜ジョブCをそれらの入力順A−B−Cで実行した場合、用紙長における先行積載シートと後続積載シート間の非接触距離は、A−B間で60mm、B−C間で40mmとなる。従って、A−B間で最大となるから、ジョブA〜ジョブCの用紙長での優先順位は、B−C−Aとなる。
同様に、ジョブA〜ジョブCを入力順で実行した場合、用紙幅における先行積載シートと後続積載シート間の非接触距離は、A−B間で20mm、B−C間で80mmとなる。従って、B−C間で最大となるから、ジョブA〜ジョブCの用紙幅での優先順位は、C−B−Aとなる。
本実施例では、用紙幅における最大非接触距離(B−C間=80mm)が用紙長における最大非接触距離(A−B間=60mm)より大きいから、用紙幅の落差が用紙長の落差よりも優先される。従って、ジョブA〜ジョブCの実行順序は、それらの入力順から、C−B−Aに組み替えられる。
本実施例では、図7に関連して上述したように、ジョブA〜ジョブCの各シートが積載トレイ700上でシート幅方向の中心位置が一致するように積載することを前提としている。従って、別の実施例において、積載トレイ700にシートがシート幅方向にシフトして積載される場合、積載トレイ700のシート幅方向中心位置に関するシートのシート幅方向中心位置のオフセット量を、該シートの用紙幅に加算して、前記非接触距離を算出する必要がある。
また、用紙長及び用紙幅双方の非接触距離が同じ場合があり得る。その場合、本実施形態では、積載トレイ700にシートが排出される際に、シート搬送方向に積載トレイ700の予想着地位置よりも前方へ飛び出す可能性を考慮すると、用紙長を用紙幅よりも優先させることが好ましい。
(実施例3)
本実施例では、シートの用紙長における非接触距離を優先する。次の2つの印刷ジョブの内容が予め判明しているものとする。また、ジョブA及びジョブBのシートは、いずれも横置きで積載トレイ700に積載される。
ジョブA:
・シートサイズ:A4
・ジョブ内容:ノンソート/綴じ無し
・印刷枚数/部数:1枚×1000部
ジョブB:
・シートサイズ:A3
・ジョブ内容:ノンソート/綴じ無し
・印刷枚数/部数:1枚×10部
従来通り、印刷ジョブの入力順にジョブA−ジョブBの順に実行すると、ジョブAで予定のA4シート1000枚が全量積載された後で、その上にA3シート10枚が積載される。その結果、上側のA3シートは、下側のA4シート上からシート搬送方向前方へ大きくはみ出すので、排出中又は積載後に積載トレイ700から落下したり積載不良を生じる虞がある。
本発明によれば、ジョブA、ジョブBの実行順序はB−Aに決定される。これにより、積載トレイ700には、先にA3シート10枚が積載され、その上にA4シート1000が積載される。これにより、積載トレイ700からのシートの落下や積載不良が有効に防止されるので、積載安定性を確保することができる。
(実施例4)
本実施例では、シートの用紙幅における非接触距離を優先する。次の2つの印刷ジョブの内容が予め判明しているものとする。また、ジョブA及びジョブBのシートは、いずれも用紙幅方向にシフトしないものとする。
ジョブA:
・シートサイズ:用紙長210mm×用紙幅210mm
・ジョブ内容:ノンソート/綴じ無し
・印刷枚数/部数:1枚×1000部
ジョブB:
・シートサイズ:用紙長210mm×用紙幅300mm
・ジョブ内容:ノンソート/綴じ無し
・印刷枚数/部数:1枚×500部
従来通り、印刷ジョブの入力順にジョブA−ジョブBの順に実行すると、ジョブAのシート1000枚が全量積載された後で、その上にジョブBのシート500枚が積載される。その結果、上側のシートは、下側のシート上からシート幅方向両側に、非接触距離45mmで大きくはみ出すので、その排出中又は積載後に積載トレイ700から落下したり積載不良を生じる虞がある。
本発明によれば、ジョブA、ジョブBの実行順序はB−Aに決定される。これにより、積載トレイ700には、先にジョブBの広幅シート1000枚が積載され、その上にジョブAの狭幅シート1000が積載される。これにより、積載トレイ700からのシートの落下や積載不良が有効に防止されるので、積載安定性を確保することができる。
(実施例5)
本実施例では、積載トレイ700でのシートのシート幅方向における積載位置を優先する。より具体的には、各印刷ジョブのシートサイズ及びシート幅方向のオフセット量に基づいて、優先順位を判定する。ここでは、次の5つの印刷ジョブの内容が予め判明しているものとする。また、積載トレイ700上のシート積載位置が、図3及び図4に関連して上述したように、画像形成装置10の正面側にシフトしている場合を手前側オフセット、背面側にシフトしている場合を奥側オフセットと呼ぶ。更に本実施例では、各印刷ジョブのオフセット量を、手前側も奥側も同じ大きさとする。
ジョブA:
・シートサイズ:A4
・ジョブ内容:ステイプル綴じ/奥側オフセット
・印刷枚数/部数:2枚×300部
ジョブB:
・シートサイズ:A4
・ジョブ内容:ステイプル綴じ/手前側オフセット
・印刷枚数/部数:2枚×300部
ジョブC:
・シートサイズ:A4
・ジョブ内容:ステイプル綴じ/奥側オフセット
・印刷枚数/部数:2枚×300部
ジョブD:
・シートサイズ:A4
・ジョブ内容:ステイプル綴じ/奥側オフセット
・印刷枚数/部数:2枚×300部
ジョブE:
・シートサイズ:A4
・ジョブ内容:ステイプル綴じ/奥側オフセット
・印刷枚数/部数:2枚×300部
従来通り、ジョブA〜Eをその入力順A−B−C−D−Eで実行すると、ジョブAのシート束とジョブBのシート束間、及びジョブBのシート束とジョブCのシート束間の2個所で、それぞれ手前側と奥側に交互に同じ大きさの非接触距離が発生する。このように積載トレイ700上の比較的低い位置で、シート幅方向両側に連続してシート束(又はシート)の非接触状態が発生すると、シート束全体として積載状態が不安定になる。
本発明によれば、シート幅方向の積載位置が異なる印刷ジョブが含まれている場合、積載位置が同じジョブを優先して先に実行するように、実行順序を決定する。更に、シート幅方向の積載位置の変化は、より高い位置で起こるように、実行順序を決定する。その結果、本実施例では、ジョブA〜Eの順序をA−C−D−E−Bに入れ替えて実行する。これにより、積載トレイ700上におけるシート束のシート幅方向の積載位置の変化は、図8に示すように、4番目に実行されるジョブEのシート束とその上に積載されるジョブBのシート束間の高い位置での1個所のみである。従って、シート束全体として積載状態が安定し、積載安定性が確保される。
(実施例6)
本実施例では、各印刷ジョブのシートの紙種及び/又は坪量を優先する。また、本実施例では、各印刷ジョブの実行に先立って、積載トレイ700上にA4サイズのシートが横置きで多数積載されている。このように既積載シートがある状態で、次の2つの印刷ジョブの内容が予め判明している。
ジョブA:
・シートサイズ:A4R
・ジョブ内容:ノンソート/綴じ無し
・印刷枚数/部数:1枚×1部
・紙種:薄紙
・坪量:52g/m2
ジョブB:
・シートサイズ:A4R
・ジョブ内容:ノンソート/綴じ無し
・印刷枚数/部数:1枚×1部
・紙種:厚紙
・坪量:256g/m2
従来通り、印刷ジョブの入力順にジョブA−ジョブBの順に実行すると、ジョブAの薄紙シート(A4R)は、横置きの既積載A4シートの上に縦置きで積載されるから、該既積載シートとの間でシート搬送方向に比較的長い非接触部分が生じ、既積載A4シートのシート搬送方向先端から積載トレイ700上に垂れ下がる。この上に、ジョブBの厚紙シート(A4R)が縦置きで積載される。そのため、シート積載状態が全体として不安定になる虞がある。
本発明によれば、積載トレイ700上で下側のシートに対する非接触距離が同じ場合、坪量が大きいシート、及び/又は剛性の高いシートを積載するジョブを優先して実行するように、実行順序を決定する。従って、本実施例では、ジョブA、ジョブBの実行順序はB−Aに決定される。これにより、ジョブAの薄紙シートは、ジョブBの厚紙シートに支えられた状態で積載トレイ700に積載される。また、ジョブBの厚紙シートは、その剛性によって、既積載シートのシート搬送方向先端から前方の非接触部分があまり垂れ下がらない。その結果、シート積載状態が全体として安定する。
(実施例7)
本実施例では、画像形成装置10から搬送されたシートに実施される後処理が印刷ジョブに含まれている場合、該後処理の内容に応じてジョブ実行の優先順位を決定する。優先順位の決定に影響を有する後処理として、例えばステイプル針を用いてシート束を綴じ処理するステイプル処理がある。ステイプル処理には、例えばシート束の角部1個所を綴じる1個所綴じや、シート束の1辺に沿って複数個所を綴じる場合等がある。
ここでは、次の2つの印刷ジョブの内容が予め判明している。
ジョブA:
・シートサイズ:A4
・ジョブ内容:ステイプル綴じ/1個所
・印刷枚数/部数:2枚×50部
ジョブB:
・シートサイズ:A4
・ジョブ内容:ノンソート/綴じ無し
・印刷枚数/部数:1枚×500部
従来通り、ジョブA、ジョブBをその入力順A−Bで実行すると、ジョブAのシート束は、ステイプル綴じした部分が分厚く嵩高になり、50部全部を積み重ねると、その最上面は下向きに傾斜する。その結果、その上に積み重ねたジョブBのシートは不安定で、所望の積載位置からずれたり滑り落ちたり、ジョブAのシート束自体も、ジョブBのシートと共に崩れ落ちる虞がある。
本発明によれば、シートを綴じ処理しないジョブを優先して先に実行するように、印刷ジョブの実行順序を決定する。従って、本実施例において、ジョブA、ジョブBの実行順序はB−Aに決定される。これにより、先にジョブBの単葉シート500枚が積載トレイ700に積載される。その最上面は、概ね水平に維持されているから、その上に排出されるジョブAのシート束は、安定して積み重ねることができる。その結果、シート積載状態が全体として安定する。
上述したように印刷ジョブの実行順序を入れ替えると、それらの成果物は、ユーザが印刷ジョブの入力時に想定していた順序とは異なる順序で出力される。そのため、上述した印刷ジョブ実行順序の決定処理は、例えば積載トレイへのシート積載量や、印刷ジョブを入力したユーザの異同、印刷ジョブ全体としての処理時間又は積載トレイの満載状態が検知されるまでの処理時間等を考慮して、実施条件を予め決定しておくことが好ましい。
或る実施形態では、印刷ジョブ実行順序決定の実行モードを、積載トレイの満載状態が検知されるまでの積載トレイへのシート積載量を優先する積載量優先モードに設定することができる。この積載量優先モードは、必要に応じて有効、無効を切換可能に設定できることが好ましい。例えば、積載量優先モードが無効の場合、印刷ジョブ実行順序の決定処理を実施しないように設定する。また、積載量優先モードが有効の場合でも、印刷ジョブ実行順序の決定処理の実行範囲を選択可能に条件設定することができる。
より具体的には、全ての印刷ジョブについて強制的に、積載トレイへのシート積載量に基づいて印刷ジョブ実行順序の決定処理を実行する強制積載量優先モードがある。また、同じユーザから入力された印刷ジョブの間でのみ、印刷ジョブ実行順序の決定処理を実行する同一ユーザ優先モードがある。更に、印刷ジョブの実行順序を入れ替えることによって、その印刷ジョブ処理時間が、印刷ジョブの入力順に実行した場合に予想される印刷ジョブ処理時間よりも一定時間以上遅くなる場合、その入れ替えは実行しない処理時間優先モードが考えられる。
また、単に印刷ジョブ実行順序決定制御の実行を目的として、画像形成装置10に入力された印刷ジョブを長時間実行することなく待機させると、却って印刷ジョブ全体として処理の終了が遅くなり、処理効率を低下させる虞がある。そこで、最初の印刷ジョブが画像形成装置10に入力されてから印刷ジョブ実行順序決定制御を開始するタイミングを予め設定しておくことが好ましい。
或る実施形態では、印刷ジョブを画像形成装置10に入力したユーザ自身が、該印刷ジョブの開始を任意に決定し得るように設定することができる。この場合、ユーザが決定した印刷ジョブ開始のタイミングで画像形成装置10に入力されている未実行の印刷ジョブについて、印刷ジョブ実行順序の決定処理が実行される。
別の実施形態では、印刷ジョブが画像形成装置10に入力されてからの経過時間に基づいて、印刷ジョブ実行順序の決定処理を開始するタイミングを決定することができる。例えば、最後の印刷ジョブが画像形成装置10に入力されてから一定時間以上新しい印刷ジョブが入力されなかった場合、又は最初の印刷ジョブが画像形成装置10に入力されてから一定の時間が経過した場合、それまで入力された未実行の印刷ジョブについて、印刷ジョブ実行順序の決定処理を実行する。
更に別の実施形態では、画像形成装置10に入力された印刷ジョブの数量に基づいて、印刷ジョブ実行順序の決定処理を開始するタイミングを決定することができる。例えば、単純に一定数の印刷ジョブが画像形成装置10に入力された時点で、又は個々の印刷ジョブの情報量を入力順に加算して一定量を超えた時点で、それまで入力された未実行の印刷ジョブについて、印刷ジョブ実行順序の決定処理を実行する。
また、画像形成装置10に入力されている未実行の複数の印刷ジョブに対して前記印刷ジョブ実行順序の決定処理が実施され、それらの実行順序の入れ替えが決定した後に、新規の印刷ジョブが画像形成装置10に入力される場合が有り得る。この場合、本実施形態では基本的に、既に実行順序入替決定済みの印刷ジョブを優先して実行し、それらが終了した後に、実行順序入替決定後に入力された新規の印刷ジョブに対して前記印刷ジョブ実行順序の決定処理を行う。これに加えて、以下に記載する2つの別の実施形態が可能であり、それら3つのいずれかを選択可能にすることができる。
別の実施形態では、既に実行順序入替決定済みの印刷ジョブが複数あって、そのいずれかを実行中に新規の印刷ジョブが画像形成装置10に入力される。この場合、実行中の印刷ジョブが終了した後に、実行順序入替決定済みで未実行の印刷ジョブが残っているか否かを判定する。未実行の印刷ジョブがある場合、それと新規の印刷ジョブとを合わせて、前記印刷ジョブ実行順序の決定処理を実施し直し、それにより決定された新たな実行順序に従って印刷ジョブの実行を再開する。
更に別の実施形態では、実行順序入替決定済みで実行中の印刷ジョブを一旦中断する。そして、中断した印刷ジョブの残りの部分と、実行順序入替決定済みで未実行の印刷ジョブと新規の印刷ジョブとを合わせて、前記印刷ジョブ実行順序の決定処理を実施し直し、それにより決定された新たな実行順序に従って印刷ジョブの実行を再開する。
以上、本発明を好適な実施形態に関連して説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものでなく、その技術的範囲において、様々な変更又は変形を加えて実施し得ることは言うまでもない。例えば、印刷ジョブ実行順序の決定処理は、シート後処理装置ではなく、画像形成装置側又は本画像形成システム側で実行することができる。
1 画像形成システム
2 コントローラ
10 画像形成装置
400 表示装置
500 フィニッシャ
515 搬送ローラ対
580 シフトユニット
680 束排紙ローラ対
700,701 積載トレイ
900 CPU回路部
951 フィニッシャ制御部
952 CPU

Claims (16)

  1. シートを積載させるためのシート積載部と、
    前記シート積載部にシートを排出して積載させるためのシート排出部と、
    前記シート排出部の動作を制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、前記シート排出部から排出されるシートを前記シート積載部に積載させる複数のジョブを実行する前に、いずれか1つの先行の前記ジョブによって前記シート積載部に積載したシートの上に、その直ぐ後続の前記ジョブによってシートを積載すると仮定して、前記シート積載部上で前記両シートが互いに接触しない部分が生じるとき、前記先行のジョブと前記直ぐ後続のジョブとの間で、前記接触しない部分のシート排出方向及びそれに直交するシート幅方向の寸法である非接触距離を比較し、前記非接触距離が大きい方の前記ジョブを前記非接触距離が小さい方の前記ジョブに優先して先に実行するように、前記複数のジョブの実行順序を決定し、その後前記実行順序に従って前記複数のジョブを実行するように、前記シート排出部の動作を制御するシート積載装置。
  2. 前記制御部は、前記先行のジョブの前記非接触距離と前記直ぐ後続のジョブの前記非接触距離とが、前記シート排出方向及び前記シート幅方向において同一の場合、前記シート排出方向に前記非接触距離を有する方の前記ジョブを優先して先に実行するように、前記複数のジョブの実行順序を決定する請求項1に記載のシート積載装置。
  3. 前記制御部は、前記先行のジョブの前記非接触距離と前記直ぐ後続のジョブの前記非接触距離とが、前記シート排出方向及び前記シート幅方向において同一の場合、前記シート積載部上におけるシートの前記シート幅方向の積載位置が同一であるジョブを優先して先に実行するように、前記複数のジョブの実行順序を決定する請求項1に記載のシート積載装置。
  4. 前記制御部は、前記先行のジョブの前記非接触距離と前記直ぐ後続のジョブの前記非接触距離とが、前記シート排出方向及び前記シート幅方向において同一の場合、前記シート積載部に排出するシートの坪量が大きい方の前記ジョブを優先して先に実行するように、前記複数のジョブの実行順序を決定する請求項1に記載のシート積載装置。
  5. 前記制御部は、前記先行のジョブの前記非接触距離と前記直ぐ後続のジョブの前記非接触距離とが、前記シート排出方向及び前記シート幅方向において同一の場合、前記シート積載部に排出するシートが綴じ処理されたシート束を含まない前記ジョブを優先して先に実行するように、前記複数のジョブの実行順序を決定する請求項1に記載のシート積載装置。
  6. 前記制御部は、前記先行のジョブによって前記シート積載部に積載されるシートと前記直ぐ後続のジョブによって前記シート積載部に積載されるシートとが、前記非接触距離、前記シート積載部上における前記シート幅方向の積載位置、シートの坪量、及び前記シート積載部に排出するシートに対する綴じ処理の有無において同一の場合、前記複数のジョブがその入力順を優先して実行されるように実行順序を決定する請求項1に記載のシート積載装置。
  7. 前記制御部は、前記複数のジョブが同一のユーザにより入力されたか否かを判定し、同一のユーザにより入力された全ての前記ジョブについてそれらの実行順序を決定する請求項1乃至6のいずれかに記載のシート積載装置。
  8. 前記制御部は、前記複数のジョブの内、最後に入力された前記ジョブの入力時から所定の時間が経過すると、それ以前に入力されて未実行の前記複数のジョブについて、それらの実行順序を決定する請求項1乃至7のいずれかに記載のシート積載装置。
  9. 前記制御部は、前記複数のジョブが一定数以上になると、前記複数のジョブの実行順序を決定する請求項1乃至8のいずれかに記載のシート積載装置。
  10. 前記制御部は、前記複数のジョブの実行中に新規のジョブが入力されたとき、前記複数のジョブの全部の実行が終了した後、前記新規のジョブについてその実行順序を決定する請求項1乃至9のいずれかに記載のシート積載装置。
  11. 前記制御部は、前記複数のジョブの実行中に新規のジョブが入力されたとき、実行中の前記ジョブが終了した後、前記複数のジョブの実行を中断し、前記複数のジョブの内、未実行の前記ジョブと前記新規のジョブとについてそれらの実行順序を決定し直し、決定し直した前記実行順序に従って前記ジョブの実行を再開する請求項1乃至10のいずれかに記載のシート積載装置。
  12. 前記制御部は、前記複数のジョブの実行中に新規のジョブが入力されたとき、実行中の前記ジョブを中断し、中断した前記ジョブの残りの部分と、前記複数のジョブの内、未実行の前記ジョブと、前記新規のジョブとについてそれらの実行順序を決定し直し、決定し直した前記実行順序に従って前記ジョブの実行を再開する請求項1乃至10のいずれかに記載のシート積載装置。
  13. 請求項1乃至12のいずれかに記載のシート積載装置を備えたシート後処理装置。
  14. 前記シート排出部により前記シート積載部に排出される前のシートに後処理を行うための後処理部を更に備え、
    前記制御部は、前記複数のジョブのそれぞれについて、前記ジョブが前記後処理部による行われる後処理を含む場合は該後処理を含めて、その実行開始から前記シート積載部への積載が終了するまでの予定処理時間を算出し、先に入力された前記ジョブの前記予定処理時間が、それより後に入力された前記ジョブの前記予定処理時間よりも所定の時間以上遅くならない場合、前記複数のジョブの実行順序を決定する請求項13に記載のシート後処理装置。
  15. 請求項1乃至12のいずれかに記載のシート積載装置、又は、請求項13若しくは14に記載のシート後処理装置を備えた画像形成装置。
  16. 前記シート排出部により前記シート積載部に排出される前のシートに画像形成するための画像形成部を更に備え、
    前記制御部は、前記複数のジョブのそれぞれについて、前記ジョブが前記画像形成部による行われる画像形成を含む場合は該画像形成を含めて、その実行開始から前記シート積載部への積載が終了するまでの予定処理時間を算出し、先に入力された前記ジョブの前記予定処理時間が、それより後に入力された前記ジョブの前記予定処理時間よりも所定の時間以上遅くならない場合、前記複数のジョブの実行順序を決定する請求項15に記載の画像形成装置。
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