JP6472812B2 - 吸着ノズル - Google Patents

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Description

本発明は、吸着面において負圧エアを利用して部品を吸着保持し、吸着保持した部品を吸着面から正圧エアを利用して離脱させる吸着ノズルに関するものである。
吸着ノズルは、通常、負圧によって部品を吸着保持し、正圧によって部品を離脱することで、回路基材に対する部品の装着作業を行うことが可能とされている。部品には、粘着性の高い部品、例えば、ゴム材等を使用したものがあり、粘着性の高い部品を吸着ノズルによって吸着保持した場合には、その粘着性の高い部品が吸着ノズルに張り付いて、吸着ノズルから離脱し難い場合がある。また、粘着性の高い部品以外の部品であっても、静電気等により、部品が吸着ノズルに張り付いて、吸着ノズルから離脱し難い場合がある。そこで、下記特許文献に記載された吸着ノズルでは、吸着ノズルの側方に、上下方向に移動するプッシャーが配設されており、吸着ノズルによって吸着保持された部品が、プッシャーによって強制的に離脱させられる。
特開2001−25988号公報
上記特許文献に記載の吸着ノズルによれば、確実に部品を吸着ノズルから離脱させることが可能となる。しかしながら、上記特許文献に記載の吸着ノズルでは、プッシャーを移動させるための機構と、吸着ノズルによって部品を吸着保持するための機構とが個別に配設されているため、装置全体が大型化,複雑化する虞がある。このように、部品を確実に離脱可能な吸着ノズルには、改良の余地が多分に残されており、種々の改良を施すことで、実用性を向上させることが可能となる。本発明は、そのような実情に鑑みてなされたものであり、本発明の課題は、実用性の高い吸着ノズルを提供することである。
上記課題を解決するために、本発明に記載の吸着ノズルは、吸着面において負圧エアを利用して部品を吸着保持し、吸着保持した部品を前記吸着面から正圧エアを利用して離脱させる吸着ノズルであって、当該吸着ノズルが、正圧エアと負圧エアとが選択的に流されるエア流路と、前記吸着ノズルの内部において、前記吸着面に向かって進退可能に保持される可動部材と、弾性変形可能な素材により成形され、前記吸着面を有する吸着パッドと、前記吸着パッドの部品吸着時に弾性変形する前記吸着面の縁部を、前記吸着面の反対側から支持する支持部材とを備え、前記可動部材が、前記エア流路を流れる正圧エアによって前記吸着面から突出し、前記エア流路に負圧が流されている際に、当該吸着ノズルの内部に退避していることを特徴とする。
本発明に記載の吸着ノズルでは、部品の保持・離脱の際に利用される正圧エアと負圧エアとが、エア流路に選択的に流される。また、可動部材が、吸着ノズルの内部において、吸着面に向かって進退可能に保持されている。そして、その可動部材が、エア流路を流れる正圧エアによって吸着面から突出し、エア流路に負圧が流されている際に、吸着ノズルの内部に退避する。つまり、本発明に記載の吸着ノズルでは、エア流路が、可動部材を移動させるための機構と、吸着ノズルによって部品を吸着保持するための機構として、共有されている。これにより、装置のコンパクト化、シンプル化等を図ることが可能となり、吸着ノズルの実用性を向上させることが可能となる。
部品実装装置を示す斜視図である 部品実装装置の部品装着装置を示す斜視図である。 吸着ノズルを示す断面図である。 部品を吸着保持した状態の吸着ノズルを示す断面図である。 部品を離脱した状態の吸着ノズルを示す断面図である。
以下、本発明を実施するための形態として、本発明の実施例を、図を参照しつつ詳しく説明する。
<部品実装装置の構成>
図1に、部品実装装置10を示す。部品実装装置10は、回路基材12に対する部品の実装作業を実行するための装置である。部品実装装置10は、装置本体20、基材搬送保持装置22、部品装着装置24、撮像装置26,28、部品供給装置30、ばら部品供給装置32を備えている。なお、回路基材12として、回路基板、三次元構造の基材等が挙げられ、回路基板として、プリント配線板、プリント回路板等が挙げられる。
装置本体20は、フレーム部40と、そのフレーム部40に上架されたビーム部42とによって構成されている。基材搬送保持装置22は、フレーム部40の前後方向の中央に配設されており、搬送装置50とクランプ装置52とを有している。搬送装置50は、回路基材12を搬送する装置であり、クランプ装置52は、回路基材12を保持する装置である。これにより、基材搬送保持装置22は、回路基材12を搬送するとともに、所定に位置において、回路基材12を固定的に保持する。なお、以下の説明において、回路基材12の搬送方向をX方向と称し、その方向に直角な水平の方向をY方向と称し、鉛直方向をZ方向と称する。つまり、部品実装装置10の幅方向は、X方向であり、前後方向は、Y方向である。
部品装着装置24は、ビーム部42に配設されており、2台の作業ヘッド60,62と作業ヘッド移動装置64とを有している。各作業ヘッド60,62の下端面には、吸着ノズル(図2参照)66が着脱可能に設けられている。吸着ノズル66は、エア流路を介して正負圧供給装置(図示省略)に通じている。吸着ノズル66は、負圧によって部品を吸着保持し、保持した部品を正圧によって離脱する。また、作業ヘッド移動装置64は、X方向移動装置68とY方向移動装置70とZ方向移動装置72とを有している。そして、X方向移動装置68とY方向移動装置70とによって、2台の作業ヘッド60,62は、一体的にフレーム部40上の任意の位置に移動させられる。また、各作業ヘッド60,62は、図2に示すように、スライダ74,76に着脱可能に装着されており、Z方向移動装置72は、スライダ74,76を個別に上下方向に移動させる。つまり、作業ヘッド60,62は、Z方向移動装置72によって、個別に上下方向に移動させられる。
撮像装置26は、下方を向いた状態でスライダ74に取り付けられており、作業ヘッド60とともに、X方向,Y方向およびZ方向に移動させられる。これにより、撮像装置26は、フレーム部40上の任意の位置を撮像する。撮像装置28は、図1に示すように、フレーム部40上の基材搬送保持装置22と部品供給装置30との間に、上を向いた状態で配設されている。これにより、撮像装置28は、作業ヘッド60,62の吸着ノズル66に保持された部品を撮像する。
部品供給装置30は、フレーム部40の前後方向での一方側の端部に配設されている。部品供給装置30は、トレイ型部品供給装置78とフィーダ型部品供給装置(図示省略)とを有している。トレイ型部品供給装置78は、トレイ上に載置された状態の部品を供給する装置である。フィーダ型部品供給装置は、テープフィーダ(図示省略)によって部品を供給する装置である。
ばら部品供給装置32は、フレーム部40の前後方向での他方側の端部に配設されている。ばら部品供給装置32は、ばらばらに散在された状態の複数の部品を整列させて、整列させた状態で部品を供給する装置である。つまり、任意の姿勢の複数の部品を、所定の姿勢に整列させて、所定の姿勢の部品を供給する装置である。なお、部品供給装置30および、ばら部品供給装置32によって供給される部品として、電子回路部品,太陽電池の構成部品,パワーモジュールの構成部品等が挙げられる。また、電子回路部品には、リードを有する部品,リードを有さない部品等が有る。
<部品実装装置の作動>
部品実装装置10では、上述した構成によって、基材搬送保持装置22に保持された回路基材12に対して部品の装着作業が行われる。具体的には、回路基材12が、作業位置まで搬送され、その位置において、クランプ装置52によって固定的に保持される。次に、撮像装置26が、回路基材12の上方に移動し、回路基材12を撮像する。これにより、回路基材12の保持位置の誤差に関する情報が得られる。また、部品供給装置30若しくは、ばら部品供給装置32は、所定の供給位置において、部品を供給する。そして、作業ヘッド60,62の何れかが、部品の供給位置の上方に移動し、吸着ノズル66によって負圧を利用して部品を保持する。続いて、部品を保持した作業ヘッド60,62が、撮像装置28の上方に移動し、撮像装置28によって、吸着ノズル66に保持された部品が撮像される。これにより、部品の保持位置の誤差に関する情報が得られる。続いて、部品を保持した作業ヘッド60,62が、回路基材12の上方に移動し、保持している部品を、回路基材12の保持位置の誤差,部品の保持位置の誤差等を補正する。そして、吸着ノズル66が、正圧を利用して部品を離脱することで、回路基材12に部品が装着される。
<吸着ノズルの構造>
上述したように、部品実装装置10では、吸着ノズル66が、負圧によって部品を吸着保持し、正圧によって部品を離脱することで、装着作業が行われている。ただし、回路基材12に装着される部品には、粘着性の高い部材、例えば、ゴム材等を使用したものがあり、粘着性の高い部材を吸着ノズル66によって保持した場合には、その部材が吸着ノズル66に張り付いて、吸着ノズル66から離脱し難い場合がある。また、粘着性の高い部材を使用していない部品であっても、静電気等により、部品が吸着ノズル66に張り付いて、吸着ノズル66から離脱し難い場合がある。このようなことに鑑みて、吸着ノズル66に正圧のエアが供給された際に、吸着ノズル66の吸着面から突出する部材が、吸着ノズル66に設けられており、その部材によって、吸着ノズル66に吸着保持された部品が強制的に離脱させられる。以下に、吸着ノズル66の具体的な構造に関して説明する。
吸着ノズル66は、図3に示すように、アダプタ80とノズル本体82とを含む。アダプタ80は、アダプタ本体部84とフランジ部86と伸縮部88とを含む。アダプタ本体部84は、概して円筒状をなし、アダプタ本体部84には、上下方向に貫通する貫通穴90が形成されている。貫通穴90は、上方の部分の内径が下方の部分の内径より大きな段付き形状をなし、貫通穴90の内部には、上方を向いた状態の段差面92が形成されている。
フランジ部86は、アダプタ本体部84の上端面に、アダプタ本体部84の径方向に延びるように固定されており、フランジ部86には、アダプタ本体部84の貫通穴90と連通する貫通穴94が形成されている。また、伸縮部88は、概して円筒状をなし、伸縮部88には、上下方向に貫通する貫通穴96が形成されている。伸縮部88の外径は、貫通穴90の段差面92より下方の部分の内径より僅かに小さくされており、伸縮部88は、貫通穴90に挿入されている。また、伸縮部88の上端部は、貫通穴90の段差面92の上方の部分に延び出すとともに、伸縮部88の下端部は、アダプタ本体部84の下端部から延び出している。これにより、アダプタ本体部84と伸縮部88とが相対移動することで、伸縮部88のアダプタ本体部84の下端部からの延出量が変化し、アダプタ80が伸縮する。なお、伸縮部88の上端部には、径方向に突出する突出部98が形成されている。これにより、伸縮部88が下方に移動した際に、突出部98が貫通穴90の段差面92に係合し、伸縮部88の貫通穴90からの脱落が防止されている。
また、ノズル本体82は、サポート部材100と流路形成部材102と吸着パッド104とガイド部材106とロッド押部材108とロッド110とを含む。サポート部材100は、概して有蓋円筒状をなし、蓋部の中央に貫通穴112が形成されている。そして、その貫通穴112にアダプタ80の伸縮部88の下端部が固定的に嵌合されている。なお、サポート部材100とアダプタ80のアダプタ本体部84との間には、コイルスプリング114が圧縮された状態で配設されている。これにより、サポート部材100は、下方に向かって付勢されている。また、サポート部材100の下端部は、ラッパ状に広がっている。つまり、サポート部材100の下端部の周壁は、下方に向かうほど外側に向かって広がっている。
流路形成部材102は、概して有底円筒状をなし、流路形成部材102の外径は、サポート部材100の内径より僅かに小さくされている。そして、流路形成部材102は、サポート部材100の下方からサポート部材100の内部に挿入されている。これにより、流路形成部材102は、サポート部材100の内部において上下方向に摺動する。また、流路形成部材102の底部とサポート部材100の蓋部との間には、コイルスプリング115が圧縮された状態で配設されている。これにより、流路形成部材102は、下方に向かって付勢されている。なお、サポート部材100の内周面には、ストッパ(図示省略)が設けられており、ストッパにより、流路形成部材102の下方への移動が規制される。ちなみに、図3には、ストッパにより下方への移動が規制された状態の流路形成部材102が示されている。
また、流路形成部材102の周壁部および、底部は肉厚とされており、周壁部および、底部にエア流路116が形成されている。詳しくは、流路形成部材102の周壁部には、上下方向に延びるように、複数の第1流路(図では、2つの第1流路が示されている)118が形成されている。第1流路118の上端は、流路形成部材102の上端に開口しているが、第1流路118の下端は、流路形成部材102の下端に開口しておらず、流路形成部材102の底部の途中まで延びている。一方、流路形成部材102の底部には、複数の第1流路118に対応して、複数の第2流路120が形成されている。第2流路120は傾斜しており、上端において、対応する第1流路118の下端に連通している。第2流路120の下端は、流路形成部材102の底面の中央部に開口している。なお、複数の第2流路120の下端は、流路形成部材102の底面の同一の部分に開口している。さらに、流路形成部材102の底部の中央部には、上下方向に貫通する貫通穴121が形成されており、貫通穴121の下端は、複数の第2流路120の下端と同じ個所に開口している。つまり、複数の第2流路120の下端および、貫通穴121の下端は、流路形成部材102の底面の1箇所において、開口している。
吸着パッド104は、弾性変形可能な素材により形成されており、概して短円柱形状をしている。吸着パッド104は、流路形成部材102の下端面に固定されており、吸着パッド104には、上下方向に貫通する貫通穴122が形成されている。そして、その貫通穴122の上端は、流路形成部材102の第2流路120の下端と連通している。また、吸着パッド104の下端面には、凹部124が形成されている。凹部124は、吸着パッド104の下端面の外縁部126が全周に渡って、薄い壁となるように形成されており、外縁部126は、下方に向かうほど、外側に向かって広がっている。つまり、外縁部126、ラッパ状に広がっている。なお、流路形成部材102の上方の部分は、サポート部材100の内部に位置しているが、流路形成部材102の下方の部分、つまり、外縁部126は、サポート部材100の下方から延び出している。また、外縁部126の下端の外径は、サポート部材100の下端の外径より僅かに小さくされており、外縁部126とサポート部材100の下端とは、離間している。
ガイド部材106は、概して円筒状をなし、ガイド部材106の外径は、流路形成部材102の内径より小さくされている。そして、ガイド部材106は、流路形成部材102の底部に立設した状態で固定されている。
ロッド押部材108は、概して有蓋円筒状をなし、ロッド押部材108の外径は、ガイド部材106の内径より僅かに小さくされている。そして、ロッド押部材108の下方の部分が、ガイド部材106の上方からガイド部材106の内部に挿入されており、ロッド押部材108は、挿入された部分において、ガイド部材106の内部で上下方向に摺動する。また、ロッド押部材108の上端面には、サポート部材100の貫通穴112と向かい合うように、凹部128が形成されている。凹部128は、ロッド押部材108の径方向に延びるように形成されており、ロッド押部材108の外周面に至っている。つまり、凹部128は、ロッド押部材108の上端面と外周面とに開口している。
ロッド110は、概して棒状をなし、それの外径は、流路形成部材102の貫通穴121の内径より僅かに小さく、吸着パッド104の貫通穴122の内径より小さくされている。そして、ロッド110は、上方の部分において、ガイド部材106とロッド押部材108との内部に収納されるとともに、中央部において、流路形成部材102の貫通穴121に挿通され、下方の部分において、吸着パッド104の貫通穴122の内部に延び出している。これにより、ロッド110は、流路形成部材102の貫通穴121において摺動し、ロッド110の下端部は、吸着パッド104の貫通穴122の内部において上下方向に移動する。
また、ロッド110の上端には、フランジ部130が形成されており、そのフランジ部130と流路形成部材102の底部との間には、コイルスプリング132が圧縮された状態で配設されている。これにより、ロッド110は、上方に向かって付勢されている。なお、ロッド110が上方に向かって付勢されることで、ロッド110の上端はロッド押部材108の蓋部に接触し、ロッド押部材108も、ロッド110と共に上方に向かって付勢される。このため、ロッド押部材108の蓋部は、サポート部材100の蓋部に接触し、貫通穴112を覆う。ただし、ロッド押部材108の蓋部には、上端面および外周面に開口する凹部128が形成されているため、ロッド押部材108の蓋部が貫通穴112を覆っていても、凹部128を介して、貫通穴112とサポート部材100の内部とは連通している。
また、流路形成部材102がストッパにより下方への移動が規制され、ロッド押部材108がサポート部材100の蓋部に接触した状態において、ロッド110の下端は、吸着パッド104の貫通穴122の下端から所定距離α上方に位置している。なお、所定距離αは、流路形成部材102のサポート部材100内での移動可能な距離、つまり、ストッパにより下方への移動が規制された流路形成部材102(図3での流路形成部材102)と、コイルスプリング115の弾性力に抗して最も上方に移動した流路形成部材102(図4での流路形成部材102)との間の距離より長い。
上記構造とされた吸着ノズル66では、吸着パッド104が保持対象の部品(図4参照)150に押し付けられると、吸着パッド104の外縁部126が部品150に接触し、弾性変形する。これにより、吸着パッド104の凹部124の内部が密閉された状態となる。その状態において、アダプタ80の貫通穴90,94,96に負圧エアが供給されると、つまり、アダプタ80の貫通穴90,94,96からエアが吸引されると、サポート部材100の貫通穴112および、ロッド押部材108の凹部128を介して、サポート部材100の内部のエアが吸引される。この際、流路形成部材102のエア流路116および、吸着パッド104の貫通穴122と凹部124の内部からエアが吸引され、吸着パッド104の外縁部126において、部品が吸着保持される。
さらに、サポート部材100の内部からエアが吸引されると、図4に示すように、流路形成部材102が、コイルスプリング115の弾性力に抗して、上方に向かって移動し、流路形成部材102とともに、吸着パッド104も上方に向かって移動する。この際、吸着パッド104の外縁部126の上面が、サポート部材100の下端に接触し、外縁部126が、上面側からサポート部材100の下端により支持される。これにより、部品150の吸着保持により弾性変形している外縁部126が、上面側から支えられることにより、外縁部126の弾性変形が抑制され、吸着パッド104による部品150の吸着保持が担保される。
なお、流路形成部材102および吸着パッド104の上方への移動に伴って、ロッド110が、流路形成部材102および吸着パッド104に対して、相対的に下方に移動するが、上述した所定距離αが流路形成部材102の移動量より長いため、ロッド110の下端は、吸着パッド104の貫通穴122の開口の下端より上方に位置している。このため、吸着ノズル66は、ロッド110の相対的な下方への移動に関わらず、部品150を適切に吸着保持する。
また、吸着ノズル66において、吸着保持された部品150が離脱される際には、アダプタ80の貫通穴90,94,96への負圧エアの供給が停止し、アダプタ80の貫通穴90,94,96に正圧エアが供給される。アダプタ80の貫通穴90,94,96への正圧エアの供給により、サポート部材100の貫通穴112および、ロッド押部材108の凹部128を介して、サポート部材100の内部にエアが吹き込まれる。この際、流路形成部材102のエア流路116および、吸着パッド104の貫通穴122と凹部124の内部にエアが吹き込まれる。
また、流路形成部材102は、コイルスプリング115の弾性力により、図5に示すように、サポート部材100の内部において、下方に向かって移動し、流路形成部材102とともに、吸着パッド104も下方に向かって移動する。さらに、サポート部材100の貫通穴112から吹き込まれるエアによって、ロッド押部材108が、下方に向かって移動し、ロッド押部材108とともに、ロッド110が、コイルスプリング132の弾性力に抗して、下方に向かって移動する。これにより、ロッド110の下端が、吸着パッド104の外縁部126の下端より下方に移動し、部品150に当接する。
このように、吸着ノズルでは、正圧エアが供給されると、吸着パッド104の凹部124の内部にエアが吹き込まれるとともに、ロッド110が下降し、ロッド110の下端が部品150に当接する。これにより、吸着パッド104の外縁部126に部品150が密着し、部品150が吸着パッド104から離脱し難い場合であっても、部品150を確実に離脱することが可能となる。
ちなみに、上記実施例において、吸着ノズル66は、吸着ノズルの一例である。貫通穴90は、エア流路の一例である。貫通穴94は、エア流路の一例である。貫通穴96は、エア流路の一例である。サポート部材100は、支持部材の一例である。吸着パッド104は、吸着パッドの一例である。ロッド110は、可動部材の一例である。貫通穴112は、エア流路の一例である。エア流路116は、エア流路の一例である。貫通穴122は、エア流路の一例である。凹部128は、エア流路の一例である。
なお、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した種々の態様で実施することが可能である。具体的には、例えば、上記実施例では、通常時において、サポート部材100の下端と吸着パッド104の外縁部126とは離間し、吸着ノズル66に負圧エアが供給された際に、吸着パッド104の外縁部126がサポート部材100により支持されるが、吸着ノズル66への負圧エアの供給に関わらず、常時、吸着パッド104の外縁部126がサポート部材100により支持されてもよい。
66:吸着ノズル 90:貫通穴(エア流路) 94:貫通穴(エア流路) 96:貫通穴(エア流路) 100:サポート部材(支持部材) 104:吸着パッド 110:ロッド(可動部材) 112:貫通穴(エア流路) 116:エア流路 122:貫通穴(エア流路) 128:凹部(エア流路)

Claims (2)

  1. 吸着面において負圧エアを利用して部品を吸着保持し、吸着保持した部品を前記吸着面から正圧エアを利用して離脱させる吸着ノズルにおいて、
    当該吸着ノズルが、
    正圧エアと負圧エアとが選択的に流されるエア流路と、
    前記吸着ノズルの内部において、前記吸着面に向かって進退可能に保持される可動部材と
    弾性変形可能な素材により成形され、前記吸着面を有する吸着パッドと、
    前記吸着パッドの部品吸着時に弾性変形する前記吸着面の縁部を、前記吸着面の反対側から支持する支持部材と
    を備え、
    前記可動部材が、
    前記エア流路を流れる正圧エアによって前記吸着面から突出し、前記エア流路に負圧が流されている際に、当該吸着ノズルの内部に退避していることを特徴とする吸着ノズル。
  2. 前記支持部材は、
    前記吸着パッドに対して相対移動可能であり、前記エア流路に正圧が流されている際に、前記吸着パッドと離間し、前記エア流路に負圧が流されている際に、前記吸着パッドの前記吸着面の縁部を、前記吸着面の反対側から支持することを特徴とする請求項1に記載の吸着ノズル。
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