JP6470652B2 - フォーク式駐車装置とその制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、フォーク式駐車装置とその制御装置に関する。
フォーク式駐車装置は、昇降路を昇降する櫛状リフトと、各駐車階の駐車スペースに設けた櫛状トレイとを備える。各駐車スペースの櫛状トレイは、駐車スペースと昇降路との間を水平方向に横行する。櫛状トレイが昇降路の位置している状態で、櫛状リフトが櫛状トレイを上下に通過できるように、櫛状リフトと櫛状トレイは互いに鉛直方向に重複しない櫛形状を有する。
また、フォーク式駐車装置は、自動車を旋回させる旋回テーブルを備える。旋回テーブルは、例えば最下階において昇降路に設けられる。櫛状リフトが旋回テーブルを上下に通過できるように、旋回テーブルも、櫛状リフトと鉛直方向に干渉しない櫛形状を有する。
フォーク式駐車装置では、一例として、次の順序で入庫動作が行われる。
入庫前に、櫛状リフトが旋回テーブルよりも下方に位置で待機している。最下階に自動車が前向きで旋回テーブル上に乗り込む。次いで、旋回テーブルが180度旋回することにより、自動車の向きを180度変える。その後、櫛状リフトが旋回テーブルを下方から上方へ通過することにより、旋回テーブルから櫛状リフトへ自動車が載せ替えられる。
櫛状リフトは、入出庫階から、複数の駐車階のうち目標の駐車階よりも上方位置まで上昇する。次いで、目標の駐車階の櫛状トレイが駐車スペースから昇降路へ横行する。その後、櫛状リフトが下降して櫛状トレイを通過する。これにより、櫛状リフトから櫛状トレイへ自動車が載せ替えられる。その後、自動車を載せた櫛状トレイが駐車スペースへ横行する。これにより、自動車が駐車スペースへ移動して、この自動車は出庫時まで駐車スペースに格納される。
自動車の出庫動作は、入庫動作と逆の手順で行われる。ただし、この例では、出庫時には、旋回テーブルを旋回させなくてよい。これにより、入庫時には、自動車は前向きで旋回テーブル上に乗り込み、出庫時には、自動車は前向きで旋回テーブルから乗り出すことができる。
上述したようなフォーク式駐車装置は、例えば下記の特許文献1に記載されている。
また、特許文献2には、入出庫階が中間階となっているフォーク式駐車装置が記載されている。このフォーク式駐車装置では、旋回テーブルは、その上面が入出庫階の床面と同じ高さになるように設けられ、昇降路から、昇降路に水平方向に隣接した収納スペースへ、且つ、その逆に、水平方向へ往復移動する。これにより、旋回テーブルの使用時には、旋回テーブルは昇降路に位置し、リフトが入出庫階を通過する時には、旋回テーブルは収納スペースへ退避できる。このように、中間階を入出庫階にした場合に、旋回テーブルを最下階に設けることなく、自動車の旋回を中間階で行える。
特開2005−113662号公報 特開2009−36000号公報
しかし、特許文献2と違って、昇降路に隣接する位置に収納スペースを設けることなく、入庫階を中間階にした場合でも、自動車の旋回を最下階以外で行えるようにすることが望まれる。
そこで、本発明の目的は、フォーク式駐車装置において、入庫階を最下階にした場合だけでなく、入庫階を中間階または最上階にした場合でも、旋回テーブルを、昇降路と収納スペースとに往復移動させずに自動車の旋回を最下階以外で行えるようにすることにある。
上述の目的を達成するため、本発明によると、自動車が積載可能な櫛状積載部を有し、昇降路において昇降するリフトと、
自動車が積載可能であり、昇降路から駐車スペースへ且つその逆に横行する櫛状トレイと、を備え、
昇降路に位置する櫛状トレイを櫛状積載部が鉛直方向に通過することにより両者の間で自動車が受け渡されるように、昇降路に位置する櫛状トレイと櫛状積載部とは、鉛直方向に互いに重ならない櫛形状を有し、
前記リフトは、
鉛直軸回りに第1旋回位置から第2旋回位置へ又は第2旋回位置から第1旋回位置へ旋回駆動され、第1旋回位置で櫛状積載部と鉛直方向に重ならない櫛形状を有する旋回用櫛状部と、
旋回用櫛状部を旋回駆動する旋回駆動装置と、を備え、
旋回用櫛状部は、第1旋回位置で、櫛状積載部よりも上方の上方位置から櫛状積載部よりも下方の下方位置へ且つその逆に昇降駆動されて櫛状積載部を鉛直方向に通過可能であり、
前記下方位置にある旋回用櫛状部と、該旋回用櫛状部よりも上方の櫛状積載部との間にトレイ用隙間が設けられ、該トレイ用隙間から駐車スペースへ且つその逆に櫛状トレイが水平方向に移動可能である、ことを特徴とするフォーク式駐車装置が提供される。
上述のフォーク式駐車装置は、例えば以下のように構成できる。
前記リフトは、櫛状積載部よりも上方の上方位置から櫛状積載部よりも下方の下方位置へ且つその逆に、旋回用櫛状部を昇降させて櫛状積載部を鉛直方向に通過させる昇降駆動装置を備える。
フォーク式駐車装置は、前記リフトを昇降駆動するリフト駆動装置を備え、
前記リフトは、
リフト駆動装置により昇降駆動され、櫛状積載部が設けられた第1構造体と、
旋回用櫛状部と旋回駆動装置が設けられ、第1構造体に対して昇降可能な第2構造体とを有し、
第1構造体に対する第2構造体の昇降を案内する案内機構と、
第1構造体に設けられ、第1構造体に対して第2構造体が下限位置にあるときに、第2構造体を下方から支持するストッパと、を備え、
フォーク式駐車装置は、前記昇降路に突出した突出位置から、前記昇降路から退避した退避位置へ、且つ、その逆に駆動される係合部材を備え、
前記係合部材は、突出位置で第2構造体に係合して第2構造体を下方から支持する。
リフトは、昇降台を有し、
昇降台は、その上面が櫛状積載部の上面と同じ高さになる上昇高さから、その上面が前記トレイ用隙間の高さよりも低い下降高さへ、且つ、その逆に昇降駆動され、
入庫階の車路面と櫛状積載部の上面とが同じ高さにある状態で、上昇高さにある昇降台は、該車路面と櫛状積載部との間で、自動車の通路面として機能する。
また、本発明によると、上述のフォーク式駐車装置の制御装置であって、
リフトから駐車スペースへ自動車を移動させる時に、
(A)櫛状積載部に自動車が載ったリフトのトレイ用隙間が対象の駐車階の櫛状トレイと同じ高さなるように、リフト駆動装置を制御し、
(B)次いで、対象の駐車階の櫛状トレイを駐車スペースからトレイ用隙間へ横行させるように横行駆動装置を制御し、
(C)リフトを下降させることにより櫛状積載部から櫛状トレイへ自動車が載せ替えられるようにリフト駆動装置を制御し、
(D)自動車が積載された櫛状トレイを昇降路から駐車スペースへ横行させるように横行駆動装置を制御する、ことを特徴とする制御装置が提供される。
さらに、本発明によると、上述のフォーク式駐車装置の制御装置であって、
駐車スペースからリフトへ自動車を移動させる時に、
(A1)対象の自動車が積載された櫛状トレイを駐車スペースから昇降路へ横行させるように横行駆動装置を制御し、
(B1)次いで、リフトを上昇させることにより、櫛状積載部が昇降路の櫛状トレイを鉛直方向に通過し、かつ、トレイ用隙間に櫛状トレイが位置するようにリフト駆動装置を制御し、これにより、櫛状トレイから櫛状積載部へ自動車を載せ替え、
(C1)次いで、空になった櫛状トレイを昇降路から駐車スペースへ横行させるように横行駆動装置を制御する、ことを特徴とする制御装置。
上述した本発明によると、自動車の向きの変更は、リフトに設けた旋回用櫛状部の旋回により行うことができる。すなわち、上方位置の旋回用櫛状部に自動車が載った状態で、旋回駆動装置が、旋回用櫛状部を第1旋回位置から第2旋回位置へ又は第2旋回位置から第1旋回位置へ旋回させることにより、自動車を旋回させることができる。
このように、リフトに設けた旋回駆動装置により自動車を旋回させることができる。したがって、入庫階を最下階、中間階および最上階のいずれにした場合であっても、旋回用櫛状部や旋回駆動装置を昇降路と上記収納スペースとに往復移動させずに自動車の旋回を最下階以外で行える。
このような構成においても、次のように、自動車の載せ替えができる。
(リフトにおける自動車の載せ替え)
旋回用櫛状部は、第1旋回位置で、昇降駆動されることにより櫛状積載部を鉛直方向に通過できる。これにより、旋回用櫛状部と櫛状積載部との間で自動車を載せ替えることができる。
(リフトから櫛状トレイへの自動車の載せ替え)
リフトの昇降により、自動車が載ったリフトにおけるトレイ用隙間の高さを、対象とする駐車階の櫛状トレイに合わせる。次いで、櫛状トレイが、旋回用櫛状部と櫛状積載部との間のトレイ用隙間に進入する(この時、旋回用櫛状部は下方位置にある)。その後、リフトが下降する。これにより、リフトの櫛状積載部が櫛状トレイを通過して櫛状積載部上の自動車が櫛状トレイに載せ替えられる。
(櫛状トレイからリフトへの自動車の載せ替え)
対象とする駐車階の櫛状トレイよりもリフトが低い位置にある状態で、自動車が載った櫛状トレイが、駐車スペースから昇降路へ移動する。次いで、リフトの上降により、リフトの櫛状積載部が櫛状トレイを通過することにより、櫛状トレイ上の自動車が櫛状積載部に載せ替えられる。
この時、旋回用櫛状部は下方位置にあり、この旋回用櫛状部と櫛状積載部との間のトレイ用隙間に、櫛状トレイが位置している。この状態から櫛状トレイが昇降路から駐車スペースへ水平方向に退避することにより、櫛状トレイはリフトの昇降に干渉しなくなる。
本発明の第1実施形態によるフォーク式駐車装置の構成を示す。 (A)は、図1の2A−2A矢視図であり、(B)は、(A)の状態から櫛状トレイが昇降路へ移動した状態を示す。 (A)は、図1の部分拡大図でありリフトを示し、(B)は、(A)の状態から旋回用櫛状部が上昇した状態を示す。 (A)は、図3(A)の4A−4A矢視図であり、(B)は、(A)のB−B矢視図である。 フォーク式駐車装置の入庫動作の説明図である。 フォーク式駐車装置の出庫動作の説明図である。 フォーク式駐車装置の出庫動作の別の説明図である。 図3に相当するが第2実施形態の場合を示す。 (A)は、図8(A)の9A−9A矢視図であり、(B)は、(A)のB−B矢視図である。
本発明の好ましい実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において共通する部分には同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態によるフォーク式駐車装置10の構成を示す。フォーク式駐車装置10は、リフト3と櫛状トレイ5を備える。リフト3は、自動車1が積載可能な櫛状積載部7を有し、鉛直方向に延びている昇降路9において昇降する。櫛状トレイ5は、自動車1が積載可能であり、昇降路9から駐車スペース2へ且つその逆に(すなわち、駐車スペース2から昇降路9へ)水平方向に横行する。なお、櫛状積載部7の複数の櫛歯の上面に自動車1のタイヤが積載され、櫛状トレイ5の複数の櫛歯の上面に自動車1のタイヤが積載される。なお、本願において、リフト3の昇降とは、上昇と下降の一方または両方を意味する。
リフト3は、第1構造体19と第2構造体21とを有する。第1構造体19は櫛状積載部7を含む。第2構造体21は、後述する旋回用櫛状部13と旋回駆動装置17が設けられ第1構造体19に対して昇降可能である。
リフト3は、リフト駆動装置4により昇降駆動される。本実施形態では、リフト駆動装置4は、第1構造体19を昇降駆動する。具体的には、リフト駆動装置4は、例えば、第1構造体19を吊るす複数の線状部材6(例えばワイヤ)と、複数の線状部材6を鉛直方向に駆動することによりリフト3を昇降させる線状部材駆動装置8とを有する。例えば、図1のように、各線状部材6の一端部が第1構造体19に結合され、各線状部材6の他端側部分がドラム12に巻かれており、線状部材駆動装置8はドラム12を回転駆動することにより、各線状部材6をドラム12から第1構造体19側へ巻き出し、または、第1構造体19側へ延びている各線状部材6をドラム12に巻き付ける。これにより、各線状部材6が鉛直方向に駆動される。
本実施形態では、図1に示すように、フォーク式駐車装置10の中間階が入庫階となっている。入庫階の上方と下方の各階は、駐車スペース2が設けられた駐車階となっている。すなわち、各駐車階において、昇降路9の両側には、昇降路9に隣接する駐車スペース2が設けられている。なお、本実施形態では、入庫階が出庫階にもなっているので、以下、本実施形態では、入庫階と出庫階をまとめて入出庫階という。ただし、本発明によると、入庫階は、出庫階と別の階であってもよい。
図2(A)は、図1の2A−2A矢視図である。図2(A)は、1つの駐車階における各駐車スペース2の櫛状トレイ5および横行駆動装置11と、昇降路9のリフト3の櫛状積載部7を主に図示している。図1と図2(A)に示すように、各駐車階の各駐車スペース2には、櫛状トレイ5が設けられている。各櫛状トレイ5は、横行駆動装置11により、対応する駐車スペース2から昇降路9へ、且つ、その逆に(すなわち、昇降路9から駐車スペース2へ)水平方向に横行させられる。
横行駆動装置11は、この例では、駐車スペース2に設けられた横行ローラ11aと、昇降路9に設けられた横行ローラ11bとを有する。複数の横行ローラ11aが、各駐車スペース2において、縦方向(図2の上下方向)両端部にて横方向(図2の左右方向)に配列されている。横行ローラ11bの図示は、簡単のため図1では省略している。図2に示すように、複数の横行ローラ11bが、各駐車階の昇降路9において、縦方向(図2の上下方向)両端部にて横方向(図2の左右方向)に配列されている。各駐車階において、各横行ローラ11aと各横行ローラ11bは、同じ高さに配置されている。各横行ローラ11aと各横行ローラ11bは、櫛状トレイ5の下面に接して回転駆動されることにより、櫛状トレイ5を横行駆動する。
図2(B)は、図2(A)において、横行駆動装置11により右側の櫛状トレイ5を昇降路9へ移動させた状態を示す。図2(B)に示すように、昇降路9に位置する櫛状トレイ5と、リフト3の櫛状積載部7は、鉛直方向に互いに重ならない櫛形状を有する。すなわち、昇降路9に位置する櫛状トレイ5を櫛状積載部7が鉛直方向に通過することにより両者の間で自動車1が受け渡されるように、昇降路9に位置する櫛状トレイ5と櫛状積載部7とは、鉛直方向に互いに重ならない櫛形状を有する。
図3(A)は、図1の部分拡大図でありリフト3を示す。図3(B)は、図3(A)の状態から後述の旋回用櫛状部13が上昇した状態を示す。図4(A)は、図3(A)の4A−4A矢視図である。図4(B)は、図4(A)のB−B矢視図である。
リフト3は、図3(A)のように、旋回用櫛状部13と昇降駆動装置15と旋回駆動装置17とを備える。旋回用櫛状部13は、鉛直軸Cの回りに、第1旋回位置から第2旋回位置へ又は第2旋回位置から第1旋回位置へ旋回駆動される。この例では、第1旋回位置と第2旋回位置とは、鉛直軸C回りに互いに180度だけ異なる。なお、図3(A)では、旋回用櫛状部13は、第1旋回位置にある。
第1旋回位置にある旋回用櫛状部13は、図4(B)に示すように、櫛状積載部7と鉛直方向に重ならない櫛形状を有する。本実施形態では、旋回用櫛状部13は、第1旋回位置でも第2旋回位置でも櫛状積載部7と鉛直方向に重ならない櫛形状を有する。なお、本願において、第1旋回位置は、旋回用櫛状部13が櫛状積載部7と鉛直方向に重ならない位置である。本願において、第2旋回位置は、旋回用櫛状部13が櫛状積載部7と鉛直方向に重ならない位置であってもよいし、旋回用櫛状部13が櫛状積載部7と鉛直方向に重なる位置であってもよい。
昇降駆動装置15は、第1旋回位置(本実施形態では、第1旋回位置と第2旋回位置のいずれか)にある旋回用櫛状部13を、櫛状積載部7よりも上方の上方位置(図3(B)の位置)から櫛状積載部7よりも下方の下方位置(図3(A)の位置)へ、且つ、その逆に(すなわち、下方位置から上方位置へ)昇降駆動する。
リフト3は、図3(A)のように、旋回用櫛状部13と旋回駆動装置17が設けられた第2構造体21と、櫛状積載部7が固定された第1構造体19とを有する。なお、第1構造体19において、図2(A)と図4(A)のように、下方位置の旋回用櫛状部13の上面(すなわち、旋回用櫛状部13の各櫛歯の上面。以下同様)よりも上方に位置する部分は、櫛状トレイ5よりも縦方向外側に位置する。この部分は、図2(A)では、破線で示す4つの柱状部19であり、これらの柱状部19は、鉛直方向に延びている。この配置により、トレイ用隙間Sから駐車スペース2へ、且つ、その逆に(すなわち、駐車スペース2からトレイ用隙間Sへ)移動する櫛状トレイ5は、第1構造体19(4つの柱状部19)に干渉しない。
昇降駆動装置15は、図3(A)のように、第1構造体19に対して第2構造体21を昇降させることにより、旋回用櫛状部13を櫛状積載部7に対して昇降する。これにより、櫛状積載部7を旋回用櫛状部13が鉛直方向に通過することにより両者の間で自動車1が受け渡される。なお、旋回用櫛状部13の複数の櫛歯の上面に自動車1のタイヤが積載される。
昇降駆動装置15は、図3(A)のように、例えば、モータ15aと、駆動スプロケット15bと、無端状のチェーン15cと、複数のナット15dと、複数のネジ棒部材15eとを有する。モータ15aは、第2構造体21に取り付けられ、駆動スプロケット15bを回転駆動する。チェーン15cは、駆動スプロケット15bと、複数のナット15dの外周面にそれぞれ設けられた複数の従動スプロケットに掛けられている。したがって、駆動スプロケット15bの回転は、チェーン15cを介して複数のナット15dを回転させる。複数のナット15dの内周面には雌ネジが形成されており、ネジ棒部材15eの外周面には雄ネジが形成されている。複数のナット15dにそれぞれ複数のネジ棒部材15eが貫通して螺合している。各ネジ棒部材15eは、第2構造体21を隙間をもって貫通しているが、第2構造体21は、各ネジ棒部材15eに螺合しているナット15dの上端面に下方から支持されている。各ネジ棒部材15eの下端部は、第1構造体19に固定されている。このような構成で、モータ15aにより複数のナット15dが回転駆動されると、各ナット15dが、ネジ棒部材15eに対して昇降する。これにより、複数のナット15dに下方から支持されている第2構造体21も昇降する。
旋回駆動装置17は、上方位置にある旋回用櫛状部13を、鉛直軸C回りに、第1旋回位置から第2旋回位置へ旋回駆動し、第2旋回位置から第1旋回位置へ旋回駆動する。旋回駆動装置17は、図3(A)のように、例えば、モータ17aと第1ギア17bと第2ギア17cと第3ギア17dとを有する。モータ17aは、第2構造体21に取り付けられ、第1ギア17bを回転駆動する。第2ギア17cは、第2構造体21に回転可能に取り付けられ、第1ギア17bに噛み合う。第3ギア17dは、旋回部材16の外周面に形成されて第2ギア17cに噛み合う。旋回部材16は、鉛直軸Cの回りに回転可能に第2構造体21に取り付けられている。旋回部材16は、旋回用櫛状部13に一体的に結合されている。この構成で、モータ17aが、第1ギア17bと第2ギア17cと第3ギア17dを介して旋回部材16を回転させることにより、旋回用櫛状部13が鉛直軸Cの回りに旋回する。
図3(A)に示すように、リフト3において、下方位置にある旋回用櫛状部13と、旋回用櫛状部13よりも上方の櫛状積載部7との間にトレイ用隙間S(鉛直方向の隙間)が設けられる。このトレイ用隙間Sから駐車スペース2へ、且つ、その逆に、櫛状トレイ5が水平方向に移動可能である。
リフト3は、昇降台23を有する。昇降台23の上面が櫛状積載部7の上面(すなわち、櫛状積載部7の各櫛歯の上面。以下同様)と同じ高さになる上昇高さから、上述のトレイ用隙間Sの高さより低い下降高さへ、且つ、その逆に(すなわち、下降高さから上昇高さへ)昇降駆動される。図4(A)のように、入出庫階の車路面14と櫛状積載部7の上面とが同じ高さにある状態で、上昇高さにある昇降台23は、車路面14と櫛状積載部7との間で、自動車1の通路面として機能する。すなわち、昇降台23が上昇高さにある時には、後述するように、自動車1は、自走により、車路面14から昇降台23の上面を通って櫛状積載部7上に乗り入れ可能であり、櫛状積載部7から昇降台23の上面を通って車路面14へ乗り出し可能である。昇降台23は、下降高さにある時には、後述するように、駐車スペース2から上述のトレイ用隙間Sへ横行して来る櫛状トレイ5よりも下方に位置する。すなわち、この時、昇降台23は櫛状トレイ5に干渉しない。例えば、昇降台23が下降高さにある状態では、昇降台23の上面は、下方位置の旋回用櫛状部13の上面と同じ高さであるか、または、下方位置の旋回用櫛状部13の上面よりも低い高さにある。
リフト3は、図4(A)のように、昇降台23を昇降駆動する台駆動装置25を備える。台駆動装置25は、例えば、図4(A)のように、モータ25aとギア25bとナット25cとネジ棒部材25dを有する。モータ25aは、第1構造体19に取り付けられ、ギア25bを回転駆動する。ギア25bは、ナット25cの外周面に形成されたギアに噛み合う。したがって、ギア25bの回転によりナット25cは回転駆動される。ナット25cは、第1構造体19に対して鉛直方向に移動できないように、第1構造体19に固定された係止部材26により鉛直方向には係止されるが、回転は可能である。ナット25cに、これを貫通するネジ棒部材25dが螺合している。この構成で、モータ25aが、ギア25bを介してナット25cを回転駆動することにより、ネジ棒部材25dが第1構造体19に対して昇降する。その結果、ネジ棒部材25dの上端部に固定された昇降台23も昇降する。
なお、リフト3上の昇降駆動装置15と旋回駆動装置17への給電は、ケーブル式やトロリ式で行われてよい。ケーブル式では、リフト3へ給電する給電ケーブルがリフト3の昇降に追従するようにドラムから巻き出され又はドラムに巻き取られる。なお、人用エレベータの様に、給電ケーブルの一端部を、昇降路9における高さの中央に固定し、給電ケーブルの他端部をリフト3に固定して、リフト3へ給電してもよい。トロリ式では、昇降路9に沿って設けた給電線にリフト3の電極部が電気的に接触した状態でリフト3が昇降する。
図5〜図7は、上述した構成を有するフォーク式駐車装置10の動作を説明するための図である。
(入庫動作)
図5(A)に示すように、リフト3が入出庫階において入庫用状態で待機している。この入庫用状態では、旋回用櫛状部13は下方位置にあり、櫛状積載部7の上面は、図4(A)に示すように、入出庫階における車路面14と同じ高さにある。また、入庫用状態では、昇降台23は上昇高さにある。
自動車1が、外部からフォーク式駐車装置10へ来て、図4(A)のように入出庫階の車路面14から昇降台23を通って櫛状積載部7へ乗り込む。その後、人が、自動車1から降りて、フォーク式駐車装置10の外部へ移動する。なお、好ましくは、自動車1が櫛状積載部7へ乗り込む時に、リフト3の姿勢を安定させるために、リフト3を複数箇所で下方から支持する複数の支持部材(図示せず)が設けられてよい。これらの支持部材は、フォーク式駐車装置10の静止構造体に設けられ、リフト3の昇降時には昇降路9から退避した位置にあり、使用時に昇降路9に突出するように駆動される。
次に、図5(B)に示すように、リフト3が対象の駐車階へ昇降する。この時、上述のトレイ用隙間Sの高さが、対象の駐車階の櫛状トレイ5と同じ高さになるようにリフト3の昇降が停止する。なお、対象の駐車階が最下階であっても、この位置関係を可能にするために、図1に示すように、昇降路9は、最下階の櫛状トレイ5よりも、ある程度下方まで延びている。
次いで、図5(C)に示すように、対象の駐車階において、櫛状トレイ5が、横行駆動装置11により駐車スペース2から昇降路9へ横行駆動される。すなわち、櫛状トレイ5が、駐車スペース2からトレイ用隙間Sへ移動する。
その後、図5(D)に示すように、リフト3が下降することにより、櫛状積載部7から櫛状トレイ5へ自動車1が載せ替えられる。
次いで、自動車1が積載された櫛状トレイ5が、横行駆動装置11により昇降路9から駐車スペース2へ横行駆動される。これにより、櫛状トレイ5上の自動車1は、櫛状トレイ5と共に駐車スペース2へ移動し、出庫時まで、この駐車スペース2に格納される。
上記のような入庫動作をリフト3が終えた時に、出庫する自動車1がある場合には、リフト3は、そのまま出庫のための動作をしてもよい。上記のような入庫動作をリフト3が終えた時に、出庫する自動車1がない場合、または、入庫する別の自動車1がある場合には、リフト3は、入出庫階へ移動して上述のリフト3が入庫用状態にされ、上述の動作が再び行われる。
(出庫動作)
フォーク式駐車装置10から出庫する自動車1がある時には、図6(A)のように、リフト3の櫛状積載部7が、対象の駐車階の櫛状トレイ5より下方になるように、リフト3を昇降させる。なお、自動車1の出庫のための動作を開始する時に、既に、リフト3の櫛状積載部7が、対象の駐車階の櫛状トレイ5より下方にある場合には、この位置関係とするためにリフト3を昇降させなくてもよい。
次いで、横行駆動装置11により、出庫用の自動車1が載った櫛状トレイ5が、図6(B)のように対象の駐車階の駐車スペース2から昇降路9へ横行させられる。
その後、リフト3が上昇することにより、櫛状積載部7が、下方から上方へ櫛状トレイ5を通過する。これにより、図6(C)のように、櫛状トレイ5上の自動車1が、櫛状トレイ5から櫛状積載部7へ載せ替えられる。この時、昇降台23は、櫛状トレイ5に干渉しないように下降高さになっている。また、この時、図6(C)では図示を省略している横行ローラ11bに支持された櫛状トレイ5がトレイ用隙間Sに位置している。
次いで、横行駆動装置11により、空になった櫛状トレイ5が、図6(D)のように昇降路9から元の駐車スペース2へ横行させられる。この時、昇降台23は、櫛状トレイ5に干渉しないように下降高さになっている。
その後、リフト3が、入出庫階へ昇降する。この時、図7(A)のように、櫛状積載部7の上面の高さが、入出庫階における車路面14と同じ高さになるように、リフト3が入出庫階で停止する。
次に、昇降駆動装置15により、図7(B)のように、旋回用櫛状部13が下方位置から上方位置へ上昇させられる。この時、旋回用櫛状部13が櫛状積載部7を下方から上方へ通過することにより、櫛状積載部7上の自動車1が旋回用櫛状部13上に載せ替えられる。
その後、旋回駆動装置17により、旋回用櫛状部13が旋回させられる。この例では、旋回用櫛状部13は180度だけ旋回する。これにより、自動車1の前方部は、車路面14の側に向けられる。なお、好ましくは、旋回用櫛状部13の旋回時に、リフト3の姿勢を安定させるために、上述した複数の支持部材(図示せず)によりリフト3が下方から支持される。
次に、昇降駆動装置15により、旋回用櫛状部13が上方位置から下方位置へ下降させられる。この時、旋回用櫛状部13が櫛状積載部7を上方から下方へ通過することにより、旋回用櫛状部13上の自動車1が櫛状積載部7上に載せ替えられる。
その後、自動車1が、櫛状積載部7から、上昇高さにされた昇降台23を通って車路面14へ前進で自走して乗り出す。なお、好ましくは、この時にも、リフト3の姿勢を安定させるために、上述した複数の支持部材によりリフト3が下方から支持される。
本実施形態のフォーク式駐車装置10は、制御装置28を備える。制御装置28は、上述した入庫動作と出庫動作をフォーク式駐車装置10が行うように、リフト駆動装置4、横行駆動装置11、昇降駆動装置15、旋回駆動装置17、および台駆動装置25を制御する。以下に、制御装置28が、リフト3から駐車スペース2へ自動車1を移動させる時と、駐車スペース2からリフト3へ自動車1を移動させる時に行う制御を詳しく説明するが、制御装置28は、上述した他の各動作についても上述の動作が行われるように制御を行う。
制御装置28は、リフト3から駐車スペース2へ自動車1を移動させる時に、
(A)櫛状積載部7に自動車1が載ったリフト3のトレイ用隙間Sが対象の駐車階の櫛状トレイ5と同じ高さなるように、リフト駆動装置4を制御し、
(B)次いで、対象の駐車階の櫛状トレイ5を駐車スペース2からトレイ用隙間Sへ横行させるように横行駆動装置11を制御し、
(C)リフト3を下降させて櫛状積載部7から櫛状トレイ5へ自動車1が載せ替えられるようにリフト駆動装置4を制御し、
(D)自動車1が積載された櫛状トレイ5を昇降路9から駐車スペース2へ横行させるように横行駆動装置11を制御する。
制御装置28は、駐車スペース2からリフト3へ自動車1を移動させる時に、
(A1)対象の自動車1が積載された櫛状トレイ5を駐車スペース2から昇降路9へ横行させるように横行駆動装置11を制御する。
(B1)次いで、リフト3を上昇させることにより、櫛状積載部7が昇降路9の櫛状トレイ5を鉛直方向に通過し、かつ、トレイ用隙間Sに櫛状トレイ5が位置するようにリフト駆動装置4を制御する。これにより、櫛状トレイ5から櫛状積載部7へ自動車1が載せ替えられる。
(C1)次いで、空になった櫛状トレイ5を昇降路9(トレイ用隙間S)から駐車スペース2へ横行させるように横行駆動装置11を制御する。
[第2実施形態]
本発明の第2実施形態によるフォーク式駐車装置10を説明する。図8(A)は、図3(A)に相当するが、第2実施形態の場合の構成を示す。図9(A)は、図8(A)の9A−9A矢視図である。第2実施形態において、以下で説明しない点は、上述の第1実施形態と同じであってよい。
第2実施形態では、上述の昇降駆動装置15が省略され、リフト駆動装置4によるリフト3(すなわち、第1構造体19)の昇降駆動を利用して、第1構造体19に対して第2構造体21を昇降させる。これにより、旋回用櫛状部13を、上述の上方位置から上述の下方位置へ下降させ、当該下方位置から当該上方位置へ上昇させる。
リフト3は、案内機構27とストッパ29とを備える。案内機構27は、リフト3に設けられ、第1構造体19に対する第2構造体21の昇降を案内する。ストッパ29は、第1構造体19に設けられ、第1構造体19に対して第2構造体21が下限位置にあるときに(すなわち、旋回用櫛状部13が下方位置にあるときに)、第2構造体21を下方から支持する。旋回用櫛状部13を旋回させない時は、第2構造体21は、ストッパ29により支持された状態で第1構造体19と共に昇降する。
案内機構27は、例えば、第1構造体19に設けられ鉛直方向に延びるレール27aと、レール27aに対して鉛直方向に移動可能にレール27aに嵌合する被案内部27bとにより構成される。図9(B)は、図9(A)のB−B矢視図であり、レール27aと被案内部27bの付近のみを示す。被案内部27bは、レール27aとの嵌合により、レール27aに対して水平方向(図9(B)の上下方向)に移動することが阻止される。
フォーク式駐車装置10は、昇降路9に突出した突出位置から、昇降路9から退避した退避位置へ、且つその逆に(すなわち、退避位置から突出位置へ)駆動される係合部材31を備える。図8(A)において、突出位置にある係合部材31を実線と破線で示し、退避位置にある係合部材31を一点鎖線で示している。係合部材31は、フォーク式駐車装置10の静止構造体に取り付けられている。係合部材31は、突出位置で第2構造体21の被係合部21aに係合して第2構造体21を下方から支持する。突出位置の係合部材31は、第2構造体21の被係合部21aには係合するが、鉛直方向に第1構造体19とは重ならない。係合部材31は、旋回用櫛状部13を旋回させる高さに対応して設けられる。
(旋回動作)
上述した構成の第2実施形態による旋回用櫛状部13の旋回動作について説明する。
まず、リフト3が係合部材31よりも上方に位置する状態で、係合部材31が突出位置に駆動される。
次いで、リフト3がリフト駆動装置4により下降させられて、リフト3の第2構造体21の被係合部21aが突出位置の係合部材31に係合する。
さらに、リフト駆動装置4により第1構造体19が下降させられることにより、第2構造体21がストッパ29に対して上方に移動する。すなわち、第2構造体21が第1構造体19に対して相対的に上昇することになる。これにより、図8(B)のように旋回用櫛状部13が下方位置から上方位置となる。
この状態で、旋回用櫛状部13が旋回駆動装置17により180度だけ旋回させられる。
その後、リフト駆動装置4により第1構造体19が上昇させられることにより、第1構造体19に対して第2構造体21が相対的に下昇することになる。これにより、旋回用櫛状部13が上方位置から下方位置となるとともに、第2構造体21が第1構造体19のストッパ29に支持された状態となる。
本発明は上述した実施の形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更を加え得ることは勿論である。例えば、以下の変更例1、2の一方または両方を採用してもよい。この場合、以下で説明しない点は上述と同じであってよい。
(変更例1)
例えば、上述では、旋回用櫛状部13は、180度だけ旋回したが、第1実施形態または第2実施形態において、第1旋回位置から第2旋回位置へ90度だけ旋回し、または、第2旋回位置から第1旋回位置へ90度だけ旋回してもよい。
この場合、入庫時に、入出庫階で、旋回用櫛状部13は、旋回駆動装置17により、図3(B)の状態(第1旋回位置)から90度だけ旋回駆動され第2旋回位置にされる。ただし、この状態で、旋回用櫛状部13は、昇降路9に横方向(図1の左右方向)に隣接している車路面と同じ高さにある。この状態で、この車路面から旋回用櫛状部13へ自動車が前進で乗り込む。
出庫時は、旋回用櫛状部13は、旋回駆動装置17により、図3(B)の状態(第1旋回位置)から第2旋回位置と逆側に90度だけ旋回駆動され第3旋回位置にされる。ただし、この状態で、旋回用櫛状部13は、昇降路9に横方向(図1の左右方向)に隣接している車路面と同じ高さにある。この状態で、この車路面へ旋回用櫛状部13から自動車が前進で乗り出す。
(変更例2)
図4(B)において昇降台23が存在している範囲に、櫛状積載部7の櫛歯と、櫛状トレイ5の櫛歯を設けてもよい。この場合には、昇降台23と台駆動装置25を省略してよい。この変更例2は、上述の第2実施形態にも適用可能である。
1 自動車、2 駐車スペース、3 リフト、4 リフト駆動装置、5 櫛状トレイ、6 線状部材、7 櫛状積載部、8 線状部材駆動装置、9 昇降路、10 フォーク式駐車装置、11 横行駆動装置、11a 横行ローラ、11b 横行ローラ、12 ドラム、13 旋回用櫛状部、14 車路面、15 昇降駆動装置、15a モータ、15b 駆動スプロケット、15c チェーン、15d ナット、15e ネジ棒部材、16 旋回部材、17 旋回駆動装置、17a モータ、17b 第1ギア、17c 第2ギア、17d 第3ギア、19 第1構造体、21 第2構造体、21a 被係合部、23 昇降台、25 台駆動装置、25a モータ、25b ギア、25c ナット、25d ネジ棒部材、26 係止部材、27 案内機構、27a レール、27b 被案内部、28 制御装置、29 ストッパ、31 係合部材、S トレイ用隙間

Claims (6)

  1. 自動車が積載可能な櫛状積載部を有し、昇降路において昇降するリフトと、
    自動車が積載可能であり、昇降路から駐車スペースへ且つその逆に横行する櫛状トレイと、を備え、
    昇降路に位置する櫛状トレイを櫛状積載部が鉛直方向に通過することにより両者の間で自動車が受け渡されるように、昇降路に位置する櫛状トレイと櫛状積載部とは、鉛直方向に互いに重ならない櫛形状を有し、
    前記リフトは、
    鉛直軸回りに第1旋回位置から第2旋回位置へ又は第2旋回位置から第1旋回位置へ旋回駆動され、第1旋回位置で櫛状積載部と鉛直方向に重ならない櫛形状を有する旋回用櫛状部と、
    旋回用櫛状部を旋回駆動する旋回駆動装置と、を備え、
    旋回用櫛状部は、第1旋回位置で、櫛状積載部よりも上方の上方位置から櫛状積載部よりも下方の下方位置へ且つその逆に昇降駆動されて櫛状積載部を鉛直方向に通過可能であり、
    前記下方位置にある旋回用櫛状部と、該旋回用櫛状部よりも上方の櫛状積載部との間にトレイ用隙間が設けられ、該トレイ用隙間から駐車スペースへ且つその逆に櫛状トレイが水平方向に移動可能である、ことを特徴とするフォーク式駐車装置。
  2. 前記リフトは、櫛状積載部よりも上方の上方位置から櫛状積載部よりも下方の下方位置へ且つその逆に、旋回用櫛状部を昇降させて櫛状積載部を鉛直方向に通過させる昇降駆動装置を備える、ことを特徴とする請求項1に記載のフォーク式駐車装置。
  3. フォーク式駐車装置は、前記リフトを昇降駆動するリフト駆動装置を備え、
    前記リフトは、
    リフト駆動装置により昇降駆動され、櫛状積載部が設けられた第1構造体と、
    旋回用櫛状部と旋回駆動装置が設けられ、第1構造体に対して昇降可能な第2構造体とを有し、
    第1構造体に対する第2構造体の昇降を案内する案内機構と、
    第1構造体に設けられ、第1構造体に対して第2構造体が下限位置にあるときに、第2構造体を下方から支持するストッパと、を備え、
    フォーク式駐車装置は、前記昇降路に突出した突出位置から、前記昇降路から退避した退避位置へ、且つ、その逆に駆動される係合部材を備え、
    前記係合部材は、突出位置で第2構造体に係合して第2構造体を下方から支持する、ことを特徴とする請求項1に記載のフォーク式駐車装置。
  4. リフトは、昇降台を有し、
    昇降台は、その上面が櫛状積載部の上面と同じ高さになる上昇高さから、その上面が前記トレイ用隙間の高さよりも低い下降高さへ、且つ、その逆に昇降駆動され、
    入庫階の車路面と櫛状積載部の上面とが同じ高さにある状態で、上昇高さにある昇降台は、該車路面と櫛状積載部との間で、自動車の通路面として機能する、ことを特徴とする請求項1、2または3に記載のフォーク式駐車装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載のフォーク式駐車装置の制御装置であって、
    リフトから駐車スペースへ自動車を移動させる時に、
    (A)櫛状積載部に自動車が載ったリフトのトレイ用隙間が対象の駐車階の櫛状トレイと同じ高さなるように、リフト駆動装置を制御し、
    (B)次いで、対象の駐車階の櫛状トレイを駐車スペースからトレイ用隙間へ横行させるように横行駆動装置を制御し、
    (C)リフトを下降させることにより櫛状積載部から櫛状トレイへ自動車が載せ替えられるようにリフト駆動装置を制御し、
    (D)自動車が積載された櫛状トレイを昇降路から駐車スペースへ横行させるように横行駆動装置を制御する、ことを特徴とする制御装置。
  6. 請求項1〜4のいずれか一項に記載のフォーク式駐車装置の制御装置であって、
    駐車スペースからリフトへ自動車を移動させる時に、
    (A1)対象の自動車が積載された櫛状トレイを駐車スペースから昇降路へ横行させるように横行駆動装置を制御し、
    (B1)次いで、リフトを上昇させることにより、櫛状積載部が昇降路の櫛状トレイを鉛直方向に通過し、かつ、トレイ用隙間に櫛状トレイが位置するようにリフト駆動装置を制御し、これにより、櫛状トレイから櫛状積載部へ自動車を載せ替え、
    (C1)次いで、空になった櫛状トレイを昇降路から駐車スペースへ横行させるように横行駆動装置を制御する、ことを特徴とする制御装置。
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