JP6467496B2 - 段取り支援装置 - Google Patents

段取り支援装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6467496B2
JP6467496B2 JP2017509117A JP2017509117A JP6467496B2 JP 6467496 B2 JP6467496 B2 JP 6467496B2 JP 2017509117 A JP2017509117 A JP 2017509117A JP 2017509117 A JP2017509117 A JP 2017509117A JP 6467496 B2 JP6467496 B2 JP 6467496B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tape
feeder
work
control unit
tape insertion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017509117A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2016157515A1 (ja
Inventor
聡浩 道添
聡浩 道添
直己 花村
直己 花村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Motor Co Ltd filed Critical Yamaha Motor Co Ltd
Publication of JPWO2016157515A1 publication Critical patent/JPWO2016157515A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6467496B2 publication Critical patent/JP6467496B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K13/00Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or adjusting assemblages of electric components
    • H05K13/04Mounting of components, e.g. of leadless components
    • H05K13/0417Feeding with belts or tapes
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K13/00Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or adjusting assemblages of electric components
    • H05K13/04Mounting of components, e.g. of leadless components
    • H05K13/0404Pick-and-place heads or apparatus, e.g. with jaws
    • H05K13/0408Incorporating a pick-up tool
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K13/00Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or adjusting assemblages of electric components
    • H05K13/04Mounting of components, e.g. of leadless components
    • H05K13/0417Feeding with belts or tapes
    • H05K13/0419Feeding with belts or tapes tape feeders
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K13/00Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or adjusting assemblages of electric components
    • H05K13/08Monitoring manufacture of assemblages
    • H05K13/086Supply management, e.g. supply of components or of substrates

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Operations Research (AREA)
  • Supply And Installment Of Electrical Components (AREA)

Description

この発明は、部品を収容するテープをフィーダーに装着する段取り作業を支援する技術に関する。
従来、実装ヘッドにより部品を基板に実装する部品実装機では、部品を収容するテープを送り出すことで部品を実装ヘッドへ順次供給するフィーダーが広く用いられている。かかるフィーダーは、部品切れ等に応じて新たなテープを装着する段取り作業が適宜実行できるように構成されている。例えば特許文献1に記載のフィーダーは、テープが挿入される供給テープ挿入部と、実装ヘッドに部品を供給する吸着位置とを有している。そして、作業者が供給テープ挿入部にテープを挿入すると、フィーダーに設けられたスプロケットがテープをテープ挿入部から吸着位置まで送る。こうして、新たなテープがフィーダーに装着される。
ところで、部品実装機では複数のフィーダーが用いられる。そのため、段取り作業においては、誤ったフィーダーにテープを挿入してしまうといった誤挿入が発生し得る。そこで、特許文献1では、供給テープ挿入部を開閉するゲートを設けて、テープの挿入対象であるフィーダーのゲートを開くとともに、テープの挿入対象でないフィーダーのゲートを閉じることで、誤挿入の発生を抑制している。
特開2011−077096号公報
ただし、特許文献1では、フィーダーにゲートを設ける必要があるため、フィーダーの機械的な構成が複雑化する。さらに、このような構成の複雑化に伴って、ゲートの開閉機構が故障することも想定される。そして、ゲートの開閉機構が故障したような場合には、誤挿入の発生を効果的に抑制することができない。したがって、特許文献1の手法は必ずしも有効とは言えない場合があった。
この発明は上記課題に鑑みなされたものであり、フィーダーへのテープの誤挿入の問題に対応可能な技術の提供を目的とする。
本発明にかかる段取り支援装置は、上記目的を達成するために、複数のフィーダーのうち、部品を収容したテープを挿入するテープ挿入作業の対象となるフィーダーを示す作業対象情報を記憶する記憶部と、フィーダーに対して実行されたテープ挿入作業の適否を判断する制御部とを備え、フィーダーは、テープが挿入されるテープ挿入部と、テープに収容された部品を供給する部品供給部と、テープ挿入部に挿入されたテープを部品供給部へ向けて所定位置まで引き込むローディングを実行する搬送部と、テープ挿入部へ挿入されたテープを検出する検出部とを有し、制御部は、複数のフィーダーのうち、テープ挿入部に挿入されたテープを検出した一のフィーダーがテープ挿入作業の対象であることを作業対象情報に基づき確認した場合に、ローディングあるいはローディングの前にテープを一時的に待機させるスタンバイを一のフィーダーに実行させる。
本発明にかかる部品実装機は、上記目的を達成するために、複数のフィーダーのうち、部品を収容したテープを挿入するテープ挿入作業の対象となるフィーダーを示す作業対象情報を記憶する記憶部と、フィーダーに対して実行されたテープ挿入作業の適否を判断する制御部とを備え、フィーダーは、テープを挿入可能なテープ挿入部と、テープに収容された部品を供給する部品供給部と、テープ挿入部に挿入されたテープを部品供給部へ向けて所定位置まで引き込むローディングを実行する搬送部と、テープ挿入部へ挿入されたテープを検出する検出部とを有し、制御部は、複数のフィーダーのうち、テープ挿入部に挿入されたテープを検出した一のフィーダーがテープ挿入作業の対象であることを作業対象情報に基づき確認した場合に、ローディングあるいはローディングの前にテープを一時的に待機させるスタンバイを一のフィーダーに実行させる。
本発明にかかる段取り支援方法は、上記目的を達成するために、部品を収容したテープが挿入されるテープ挿入部およびテープが収容する部品を供給する部品供給部を有する複数のフィーダーのうち、テープ挿入部に挿入されたテープを検出したフィーダーを確認する工程と、テープを挿入するテープ挿入作業の対象となるフィーダーを示す作業対象情報に基づき、フィーダーに対して実行されたテープ挿入作業の適否を判断する工程とを備え、複数のフィーダーのうち、テープ挿入部に挿入されたテープを検出した一のフィーダーがテープ挿入作業の対象であることを作業対象情報に基づき確認した場合に、テープ挿入部に挿入されたテープを部品供給部へ向けて所定位置まで引き込むローディングあるいはローディングの前にテープを一時的に待機させるスタンバイを一のフィーダーに実行させる。
このように構成された本発明(段取り支援装置、部品実装機、段取り支援方法)では、一のフィーダーに対して、作業者がテープ挿入部にテープを挿入するテープ挿入作業を実行すると、当該一のフィーダーがテープ挿入部へ挿入されたテープを検出する。さらに、テープ挿入作業の対象となるフィーダーを示す作業対象情報に基づき、テープを検出した一のフィーダーがテープ挿入作業の対象であることを確認する。そして、一のフィーダーがテープ挿入作業の対象であると確認できた場合に、ローディングあるいはローディングの前にテープを一時的に待機させるスタンバイを一のフィーダーに実行させる。こうして、作業者によりテープ挿入作業が実行された一のフィーダーが当該作業の対象であることを確認してから、ローディングあるいはスタンバイを一のフィーダーに実行させており、フィーダーへのテープの誤挿入の問題に対応可能となっている。
なお、ローディングでのテープの引き込み先である所定位置は、テープ挿入部より部品供給部の側であれば良い。したがって、テープ挿入部の側を後方とし、部品供給部の側を前方とした場合、当該所定位置は、例えば、部品供給部より前、部品供給部、あるいは部品供給部より後の位置とすることができる。
本発明によれば、フィーダーへのテープの誤挿入の問題に対応可能となっている。
部品実装機の構成の一例を概略的に示す平面図。 テープフィーダーの構成の一例を模式的に示す部分側面図。 テープフィーダーで実行される動作の一例を示す図。 複数のテープフィーダーを取り付け可能な台車の構成の一例を模式的に示す側面図。 台車および段取り作業を支援するサーバーPCが有する電気的構成の一例を模式的に示すブロック図。 段取り作業において台車にテープフィーダーを装着する作業の一例を示すフローチャートである。
図1は、部品実装機の構成の一例を概略的に示す平面図である。なお、同図では、鉛直方向をZ軸方向とするXYZ直角座標軸が示されている。部品実装機1では、基台11上に基板搬送機構2が配置されており、基板3を所定のX軸方向(搬送方向)に搬送可能となっている。より詳しくは、基板搬送機構2は、基台11上において基板3を図1の右側から左側へ搬送する一対のコンベア21、21を有している。コンベア21、21は、搬入されてきた基板3を所定の実装作業位置(同図に示す基板3の位置)で停止させる。そして、このように搬送されてきた基板3は図略の保持装置により固定保持される。続いて、部品収容部4のテープフィーダー5から供給される電子部品(図示省略)が、実装作業位置に固定保持された基板3にヘッドユニット6により移載される。このようにヘッドユニット6が部品収容部4の上方と基板3の上方の間を複数回往復して基板3に実装すべき部品の全部について実装処理が完了すると、基板搬送機構2は基板3を搬出する。
基板搬送機構2の両側には、上記した部品収容部4が配置されている。これらの部品収容部4は多数のテープフィーダー5をX軸方向に配列した構成を備える。また、電子部品を収納・保持したテープを巻回したリール(図示省略)が各テープフィーダー5に対して配置されており、リールから引き出されたテープがテープフィーダー5に装着されている。そして、テープフィーダー5は、ヘッドユニット6側の先端部分に設けられた部品供給位置Lsに向けて装着されたテープを繰り出すことで、該テープ内の電子部品を部品供給位置Lsに間欠的に供給する。これによって、ヘッドユニット6が吸着ノズル61を用いて、部品供給位置Lsにて部品のピックアップをすることができる。なお、テープフィーダー5については、後に詳述する。
また、この実施形態では、基板搬送機構2の他に、ヘッド駆動機構7が設けられている。このヘッド駆動機構7はヘッドユニット6を基台11の所定範囲にわたりX軸方向及びY軸方向(X軸方向及びZ軸方向と直交する方向)に移動するための機構である。そして、ヘッドユニット6の移動により吸着ノズル61で吸着された電子部品が部品収容部4の上方位置から基板3の上方位置に搬送される。すなわち、ヘッド駆動機構7は、X軸方向に延びるヘッド支持部材71を有しており、このヘッド支持部材71はヘッドユニット6をX軸に沿って移動可能に支持している。また、ヘッド支持部材71は、両端部が基板搬送機構2の上方に位置するY軸方向の固定レール72に支持され、この固定レール72に沿ってY軸方向に移動可能になっている。さらに、ヘッド駆動機構7は、ヘッドユニット6をX軸方向に駆動する駆動源たるX軸サーボモーター73と、ヘッドユニット6をY軸方向に駆動する駆動源たるY軸サーボモーター74とを有している。モーター73はボールねじ75に連結されており、モーター73が作動することでヘッドユニット6がボールねじ75を介してX軸方向に駆動される。一方、モーター74はボールねじ76に連結されており、モーター74が作動することでヘッド支持部材71がボールねじ76を介してY軸方向へ駆動される。
ヘッド駆動機構7によりヘッドユニット6は電子部品を吸着ノズルにより吸着保持したまま基板3に搬送するとともに、搭載箇所に移載する。すなわち、このヘッドユニット6では、Z軸方向に延設されて上下に移動自在な不図示の実装ヘッドが8本、X軸方向に等間隔で列状配置されている。実装ヘッドのそれぞれの先端部には、吸着ノズル61が装着されている。そして、ヘッド駆動機構7によってヘッドユニット6が部品収容部4の上方に移動されるとともに、部品収容部4から供給される電子部品に対して吸着ノズル61の先端部が適正な姿勢で当接して吸着保持する。この際、吸着ノズル61は電子部品まで下降してから、当該電子部品を吸着して上昇する。こうして吸着ノズル61で電子部品を吸着保持したままヘッドユニット6が基板3の上方に搬送され、搭載箇所に電子部品を基板3に移載する。
以上が部品実装機1の全体構成の概略である。続いては、テープフィーダー5について詳述する。図2は、テープフィーダーの構成の一例を模式的に示す部分側面図である。同図および後に示す図では、テープフィーダー5がテープTPを繰り出す繰出方向DvおよびZ軸方向を適宜示すとともに、他の部材に隠れる部分を破線で適宜示すこととする。また、繰出方向Dvの矢印側を前側と取り扱い、繰出方向Dvの矢印反対側を後側と取り扱う。さらに、以下では、参照する側面図における「時計回り」「反時計回り」との表現を適宜用いて、部材の回転方向を示す。
テープフィーダー5は、Y軸方向へ長尺なフィーダー本体50を備える。フィーダー本体50内には、テープTPを挿入可能な2本のテープ挿入路P1、P2が繰出方向Dvに設けられている。つまり、フィーダー本体50の繰出方向Dvの後端には、2個の挿入口A1、A2がZ軸方向に上下に並んで空いている。テープ挿入路P1は、挿入口A1から当該挿入口A1より繰出方向Dvの前方の合流点Jまで直線的に延びており、テープ挿入路P2は、挿入口A2から当該合流点Jまで、途中で上方へ屈曲しつつ延びている。各テープ挿入路P1、P2は合流点Jで合流した後に、テープ供給路P0となって繰出方向Dvへ直線的に延びて、フィーダー本体50の繰出方向Dvの前端に設けられた排出口A0へ到る。
そして、作業者は、部品実装機1に装着されたテープフィーダー5の挿入口A1、A2からテープ挿入路P1、P2に沿ってテープTPをフィーダー本体50内に挿入することができる。一方、フィーダー本体50内の挿入口A1、A2の近傍にはテープ引込機構51が配置されており、テープ挿入路P1、P2に挿入されたテープTPは、テープ引込機構51によって部品供給位置Lsへ向けてフィーダー本体50内に引き込まれる。
このテープ引込機構51は、滑らかな円周状の周面を有する引込ローラー52と、引込ローラー52より繰出方向Dvの前方に設けられた単一の引込モーター53と、引込モーター53が発生した駆動力を減速して引込ローラー52に伝達する減速機54とを有する。減速機54は、引込ローラー52に対して同軸に設けられて当該引込ローラー52と一体化された(すなわち一体的に回転する)従動ギア540を有し、引込モーター53の出力軸531と従動ギア540とをギア列で接続することで、引込モーター53の駆動力を従動ギア540へ伝達する。
さらに、テープ引込機構51は、上方からテープ挿入路P1を挟んで引込ローラー52に対向するワンウェイスプロケット55aと、下方からテープ挿入路P2を挟んで引込ローラー52に対向するワンウェイスプロケット55bとを有する。ワンウェイスプロケット55aの回転軸には、図2の反時計回りにのみ回転可能であって時計回りには回転不能であるワンウェイクラッチ(図示せず)が取り付けられている。そのため、ワンウェイスプロケット55aは、反時計回りにのみ回転可能であり、時計回りには回転不能である。一方、ワンウェイスプロケット55bの回転軸には、時計回りにのみ回転可能であって反時計回りには回転不能であるワンウェイクラッチ(図示せず)が取り付けられている。そのため、ワンウェイスプロケット55bは、時計回りにのみ回転可能であり、反時計回りには回転不能である。
各ワンウェイスプロケット55a、55bの周面には、複数の突起551が周方向に並んでいる。これら突起551は、テープTPに設けられた複数の孔の配列ピッチと同じピッチで設けられており、テープ挿入路P1、P2に挿入されたテープTPの孔に係合することができる。なお、突起551の高さは、テープTPの孔の深さよりも若干浅く形成されており、突起551がテープTPの孔に係合した状態において、突起551の先端はテープTPの孔から出ない。
また、テープ引込機構51は、レバー561と付勢部材562(バネ等の弾性部材)とを、ワンウェイスプロケット55a、55b毎に有する。レバー561の一端はフィーダー本体50に搖動自在に軸支されており、レバー561の他端は付勢部材562を介してフィーダー本体50に取り付けられている。これによって、レバー561の中央部分(すなわち、一端と他端の間の部分)は、引込ローラー52側に付勢されている。そして、各ワンウェイスプロケット55a、55bは、対応するレバー561の中央部分に取り付けられて、引込ローラー52側に付勢されている。
このような構成を具備したテープ引込機構51は、挿入口A1からテープ挿入路P1に沿って挿入されたテープTPを、ワンウェイスプロケット55aの周面と引込ローラー52の周面との間に挟む。このワンウェイスプロケット55aは、付勢部材562の付勢力によってテープ挿入路P1のテープTPを引込ローラー52の周面に圧接する(すなわち、押し当てる)。これによって、当該テープTPと引込ローラー52の周面との間には摩擦力が生じる。したがって、正方向に回転する引込モーター53の駆動力を受けて引込ローラー52が順方向D1(時計回り)に回転すると、テープ挿入路P1のテープTPは引込ローラー52の周面との間の摩擦力によって、繰出方向Dvへ向けてフィーダー本体50内に引き込まれる。この際、ワンウェイスプロケット55aは引込ローラー52に従動して反時計回りに回転する。すなわち、ワンウェイスプロケット55aは、繰出方向Dvへ向けてフィーダー本体50内に引き込まれるテープTPとの間の摩擦力と、テープTPに設けられた複数の孔から順々に係合する突起551に作用する力により、順方向D1に回転する引込ローラー52に従動して回転することで、テープ挿入路P1に挿入されたテープTPが引込ローラー52の周面との間の摩擦力に応じて繰出方向Dvへ引き込まれるのを許容する。
一方、テープ引込機構51は、挿入口A2からテープ挿入路P2に沿って挿入されたテープTPを、ワンウェイスプロケット55bの周面と引込ローラー52の周面との間に挟む。このワンウェイスプロケット55bは、付勢部材562の付勢力によってテープ挿入路P2のテープTPを引込ローラー52の周面に圧接する。これによって、当該テープTPと引込ローラー52の周面との間には摩擦力が生じる。したがって、負方向(上記正方向の逆)に回転する引込モーター53の駆動力を受けて引込ローラー52が逆方向D2(反時計回り)に回転すると、テープ挿入路P2のテープTPは引込ローラー52の周面との間の摩擦力によって、繰出方向Dvへ向けてフィーダー本体50内に引き込まれる。この際、ワンウェイスプロケット55bは、繰出方向Dvへ向けてフィーダー本体50内に引き込まれるテープTPとの間の摩擦力と、テープTPに設けられた複数の孔から順々に係合する突起551に作用する力により、引込ローラー52に従動して時計回りに回転する。すなわち、ワンウェイスプロケット55bは、逆方向D2に回転する引込ローラー52に従動して回転することで、テープ挿入路P2に挿入されたテープTPが引込ローラー52の周面との間の摩擦力に応じて繰出方向Dvへ引き込まれるのを許容する。
ところで、テープ挿入路P1のテープTPを引き込むために引込ローラー52が順方向D1に回転している際に、テープ挿入路P2にテープTPが存在する場合も想定される。かかる場合、テープ挿入路P2のテープTPが、引込ローラー52との間の摩擦力によって繰出方向Dvの逆方向へ移動するのを抑止できることが好ましい。そこで、ワンウェイスプロケット55bは、上述のとおり、反時計回りには回転不能に構成されている。つまり、引込ローラー52が順方向D1に回転している間は、ワンウェイスプロケット55bはテープ挿入路P2に挿入されたテープTPの孔に突起551により係合して、当該テープTPを引込ローラー52との間に働く摩擦力に抗して支持する。これによって、ワンウェイスプロケット55bは、テープ挿入路P2のテープTPが順方向D1に回転する引込ローラー52との間の摩擦力に応じて繰出方向Dvの逆方向へ移動するのを規制することができる。
同様の理由から、ワンウェイスプロケット55aは、時計回りには回転不能に構成されている。つまり、引込ローラー52が逆方向D2に回転している間は、ワンウェイスプロケット55aはテープ挿入路P1に挿入されたテープTPの孔に突起551により係合して、当該テープTPを引込ローラー52との間に働く摩擦力に抗して支持する。これによって、ワンウェイスプロケット55aは、テープ挿入路P1のテープTPが逆方向D2に回転する引込ローラー52との間の摩擦力に応じて繰出方向Dvの逆方向へ移動するのを規制することができる。
テープ挿入路P1、P2に沿って引き込まれたテープTPは、テープ挿入路P1、P2から合流点Jを通過してテープ供給路P0に到達する。一方、フィーダー本体50内では、テープ供給路P0に対向して供給スプロケット57が配置されている。この供給スプロケット57の周面には、複数の突起571が周方向に並んでいる。これら突起571は、テープTPに設けられた複数の孔の配列ピッチと同じピッチで設けられている。したがって、テープ供給路P0に進んで供給スプロケット57に到達したテープTPの孔には、供給スプロケット57の突起571が係合する。そして、供給スプロケット57は、フィーダー本体50に内蔵された供給モーター(図示せず)によって時計回りに回転することで、テープTPを繰出方向Dvへ繰り出す。これによって、テープTPは、部品供給位置Lsを通過した後に、排出口A0からフィーダー本体50外へ排出されて、排出口A0の下に配置された廃棄ボックス(図示せず)に廃棄される。
ところで、テープTPは、キャリアテープとこれに貼り付けられたカバーテープとで構成されている。キャリアテープは一定間隔おきに上方に開口した凹部を有しており、各凹部に部品を収納する。そして、上述の各スプロケット55a、55b、57に係合する複数の孔が、キャリアテープの幅方向の一辺に長手方向(繰出方向Dv)に並んで設けられている。一方、カバーテープは、その幅方向の両辺でキャリアテープの上面に接着されて、キャリアテープの開口を連続して覆う。こうしてテープTPに収納された部品は、カバーテープによって覆われた状態でキャリアテープの凹部内に保持されている。
したがって、吸着ノズル61が部品供給位置Lsで部品をピックアップするためには、部品供給位置Lsに到る前にテープTPに収納された部品を露出させる必要がある。部品を露出させる手法は、公知の種々の手法を用いることができる。具体的には、カバーテープの幅方向の一辺をキャリアテープに接着させたまま、カバーテープの幅方向の他辺を繰出方向Dvに沿ってキャリアテープから剥離しつつ捲り上げることで、部品を露出させても良い。あるいは、カバーテープの幅方向の中央を繰出方向Dvに沿って切り裂いて、その切り目を両側に捲り上げることで、部品を露出させても良い。これらの手法による場合は、部品供給位置Lsにて部品がピックアップされた後、カバーテープはキャリアテープとともに排出口A0から排出されて、廃棄ボックスに廃棄される。
さらに、フィーダー本体50内には、テープフィーダー5の各部を制御するために、制御装置500と各種センサーI1、I2、O1、O2とが設けられている。制御装置500は、CPU(Central Processing Unit)やメモリーで構成されたコンピューターであり、テープフィーダー5を構成する各部の動作を統括的に制御する。テープ挿入センサーI1は、挿入口A1と引込ローラー52との間でテープ挿入路P1に対向して配置され、テープ挿入路P1の挿入口A1の近傍におけるテープTPの有無を検出する。テープ挿入センサーI2は、挿入口A2と引込ローラー52との間でテープ挿入路P2に対向して配置されて、テープ挿入路P2の挿入口A2の近傍におけるテープTPの有無を検出する。テープ切れセンサーO1は、引込ローラー52と合流点Jとの間でテープ挿入路P1に対向して配置され、テープ挿入路P1の合流点Jの近傍におけるテープTPの有無を検出する。テープ切れセンサーO2は、引込ローラー52と合流点Jとの間でテープ挿入路P2に対向して配置され、テープ挿入路P2の合流点Jの近傍におけるテープTPの有無を検出する。各種センサーI1、I2、O1、O2は例えば光学式のセンサー(フォトセンサー、光電センサー等)で構成され、テープTPを検出している間はハイレベルの信号を制御装置500に出力し、テープTPを検出していない間は制御装置500にローレベルの信号を出力する。そして、制御装置500は、各種センサーI1、I2、O1、O2の検出結果に基づいて引込モーター53および供給スプロケット57に接続されたモーターを制御することで、例えば図3に示すようにテープTPの繰り出しを制御する。
図3は、テープフィーダーで実行される動作の一例を示す図である。同図では、センサーI1、I2、O1、O2、引込ローラー52および供給スプロケット57等の機能部の動作が状態毎に示されている。ちなみに、同図において、下線は各機能部の動作が状態の遷移に伴って変化したことを示す。また、符号「○」は該当するセンサーの出力信号がハイレベルであることを示し、符号「×」は該当するセンサーの出力信号がローレベルであることを示す。
図3では、部品実装機1に装着されたテープフィーダー5のテープ挿入路P1、P2のいずれにもテープTPが未挿入である状態からテープ挿入路P1にテープTPを挿入して、テープフィーダー5にテープTPを装着する場合の動作を、状態1〜5に関連付けて示している。最初は、両テープ挿入路P1、P2においてテープTPが未挿入であり、センサーI1、I2、O1、O2の出力信号はいずれもローレベルで、引込ローラー52および供給スプロケット57はいずれも停止(オフ)している(状態1)。かかる状態1から作業者がテープ挿入路P1にテープTPを挿入すると、テープ挿入センサーI1がテープ挿入路P1のテープTPを検出してハイレベルの信号を出力する(状態2)。
さらに、テープ挿入センサーI1のテープTPの検出をきっかけに、引込ローラー52が順方向D1に回転を開始する(状態2)。これによって、テープ挿入路P1に挿入されたテープTPがテープ挿入路P1に沿って繰出方向Dvへと引き込まれる。テープTPの先端がテープ切れセンサーO1の対向位置に到達すると、テープ切れセンサーO1の出力信号がハイレベルに変化する(状態3)。この際、引込ローラー52は、状態2の間は通常速度よりも速い早送り速度で回転し、状態3に遷移した後は回転速度を落として通常速度で回転する。
テープ切れセンサーO1の出力信号がハイレベルに変化してから時間T1が経過して、テープTPの先端が供給スプロケット57の近傍に到達すると、供給スプロケット57が時計回りに回転を開始する(状態4)。そして、時間T2が経過して、テープTPの先端が供給スプロケット57に係合すると、引込ローラー52の回転が停止する(状態5)。
このように、状態1〜状態5では、テープ挿入路P1に挿入されたテープTPを供給スプロケット57に係合する位置(所定位置)まで部品供給位置Lsへ向けて引き込むローディングが実行されて、テープ挿入路P1へ挿入したテープTPのテープフィーダー5への装着が完了する。なお、テープTPの先端が供給スプロケット57に係合した以後の繰出方向DvへのテープTPの繰り出しは、もっぱら供給スプロケット57によって実施される。この際、ワンウェイスプロケット55aは、テープTPを介して供給スプロケット57に引っ張られる形態で反時計回りに回転し、供給スプロケット57による繰出方向DvへのテープTPの繰り出しを許容する。
続いて図3では、テープ挿入路P1にのみテープTPが挿入されている状態からテープ挿入路P2にテープTPを挿入して、テープフィーダー5にテープTPを装着する場合の動作を、状態6〜9に関連付けて示している。つまり、作業者がテープ挿入路P2にテープTPを挿入すると、テープ挿入センサーI2がテープ挿入路P2のテープTPを検出して、ハイレベルの信号を出力する(状態6)。さらに、テープ挿入センサーI2のテープTPの検出をきっかけに、引込ローラー52が早送り速度で逆方向D2に回転を開始する(状態6)。これによって、テープ挿入路P2に挿入されたテープTPがテープ挿入路P2に沿って繰出方向Dvへと引き込まれる。
ちなみに、引込ローラー52が逆方向D2への回転を開始した時点では、テープ挿入路P1のワンウェイスプロケット55aと引込ローラー52との間にはテープTPが挟まれている。しかしながら、ワンウェイスプロケット55aが、テープ挿入路P1のテープTPの孔に係合する突起により、逆方向D2へ回転する引込ローラー52との間の摩擦力に抗してテープ挿入路P1のテープTPを支持するため、当該テープTPは、繰出方向Dvの逆方向へ移動することなく、供給スプロケット57によって繰出方向Dvへ繰り出される。
そして、テープ挿入路P2に挿入されたテープTPの先端がテープ切れセンサーO2に到達して、テープ切れセンサーO2の出力信号がハイレベルに変わると、引込ローラー52の逆方向D2への回転が停止する(状態7)。こうして、テープ挿入路P2に挿入されたテープTPは、テープ切れセンサーO2まで進んだ位置で静止する。つまり、テープ切れセンサーO2がテープTPを検出する位置にテープTPの先端が到達した状態で、テープ挿入路P2に挿入されたテープTPを待機させるスタンバイが実行される。
テープ挿入路P1において、テープTPの後端がテープ切れセンサーO1を通過して、テープ切れセンサーO1の出力信号がローレベルに変化すると(換言すれば、先にテープ挿入路P1に装着されたテープTPが間もなく使い切られることが検出されると)、引込ローラー52が、供給スプロケット57のテープ挿入路P1のテープ送りと同期して、通常速度で逆方向D2への回転を開始する(状態8)。これによって、テープ挿入路P2において待機していたテープTPが、繰出方向Dvへ移動するテープ挿入路P1のテープTPの後に続く形で、供給スプロケット57へ向けて繰出方向Dvにさらに引き込まれる。そして、時間T3が経過して、テープ挿入路P2に挿入されたテープTPの先端が供給スプロケット57の突起571に係合すると、引込ローラー52の回転が停止する(状態9)。
このように、状態6〜9では、テープ挿入路P2に挿入されたテープTPを、テープ切れセンサーO2がテープTPを検出する位置まで引き込んで待機させる(スタンバイ)。そして、先にテープ挿入路P1に挿入されたテープTPの部品が使い切られるタイミングに応じて、テープ挿入路P2で待機していたテープTPを供給スプロケット57に係合する位置(所定位置)まで部品供給位置Lsへ向けて引き込む(ローディング)。こうして、テープ挿入路P2へ挿入したテープTPのテープフィーダー5への装着が完了する。
つまり、ここに示す例では、ローディングは、挿入口A1、A2よりも部品供給位置Ls側の第1位置までテープTPの先端を引き込む動作であり、スタンバイは、挿入口A1、A2と第1位置との間であって合流点Jよりも挿入口A1、A2側の第2位置までテープTPの先端を引き込んでテープTPを停止させる動作である。そして、テープTPに対して実施する動作(ローディング・スタンバイ)を、先に挿入されたテープTPの有無に応じて切り換えている。
続いて図3では、テープ挿入路P2にのみテープTPが挿入されている状態からテープ挿入路P1にテープTPを挿入して、テープフィーダー5にテープTPを装着する場合の動作を、状態10〜13に関連付けて示している。かかるテープTPの装着は、状態6〜9でテープ挿入路P2に対して行った動作と同様の動作を、テープ挿入路P1に対して行うことで実行できる。そして、以後は、状態6〜9の処理と、状態10〜13の処理を交互に実行することで、テープフィーダー5に順次テープTPを装着することができる。
ところで、図1で示した部品実装機1では、複数のテープフィーダー5が部品収容部4にセットされる。この際、複数のテープフィーダー5を部品実装機1へセットする段取り作業は、台車8(図4、図5)に複数のテープフィーダー5を装着して当該台車8を部品実装機1の部品収容部4に取り付けることで、一括して実行することができる。特に、本実施形態では、台車8を用いた段取り作業を、サーバーPC9(図5)により支援することが可能となっている。
図4は、複数のテープフィーダーを取り付け可能な台車の構成の一例を模式的に示す側面図である。図5は、台車および段取り作業を支援するサーバーPCが有する電気的構成の一例を模式的に示すブロック図である。台車8は、図4に示す機械的構成のほか、図5に示す制御部80を有する。台車8の制御部80は、CPU(Central Processing Unit)やメモリー等で構成されたコンピューターである。一方、サーバーPC9は、CPU(Central Processing Unit)およびメモリーで構成された制御部90、ハードディスクで構成された記憶部91、およびディスプレイで構成された表示部92を有する。そして、サーバーPC9の制御部90が台車8の制御部80との間で情報や指令を通信しつつ、段取り作業の支援に必要な制御動作を統括的に実行する。
台車8は、複数のテープフィーダー5を配列方向Daに並べて支持しつつ、部品実装機1の部品収容部4に取り付け可能な構成を具備する。なお、配列方向Daは、台車8に装着されたテープフィーダー5の繰出方向DvおよびZ軸方向に直交する方向である。具体的には、台車8は、複数のテープフィーダー5を支持するフィーダー支持部材81をその前方部に有している。フィーダー支持部材81では、複数の装着箇所82が配列方向Daに並んでおり、各装着位置Lfにテープフィーダー5を着脱自在に装着できる。
フィーダー支持部材81の各装着箇所82には、テープフィーダー5に係脱自在なコネクター83が設けられている。そして、装着箇所82に装着されたテープフィーダー5は、当該装着箇所82のコネクター83に係合して台車8に電気的に接続され、台車8は、コネクター83に係合するテープフィーダー5に対して電力の供給や通信を実行できる。
また、台車8は、第1リール保持部861および第2リール保持部862をその後方部に有している。第1リール保持部861および第2リール保持部862は、テープフィーダー5の装着箇所82の後方で前後方向に相互にずれて配置されており、第1リール保持部861は第2リール保持部862より後方に配置されている。第1リール保持部861は、複数の第1リールR1を配列方向Daに並べて保持可能であり、第2リール保持部862は、複数の第2リールR2を配列方向Daに並べて保持可能である。
第1リールR1および第2リールR2の配設態様は種々考えられる。ここでは、第1リールR1および第2リールR2のそれぞれが各装着箇所82に対して設けられ、第1リールR1から引き出されたテープTPが、一の装着箇所82に装着されたテープフィーダー5の挿入口A1に挿入され、第2リールR2から引き出されたテープTPが、当該一の装着箇所82に装着されたテープフィーダー5の挿入口A2に挿入される場合を例示する。
第1リールR1および第2リールR2のそれぞれにはバーコードIDrが付されており、各バーコードIDrには、対応するリールR1、R2が保持するテープTPに収納された部品の種類を識別するための部品ID(Identification Data)が記録されている。さらに、テープフィーダー5にはバーコードIDfが付されており、このバーコードIDfにはテープフィーダー5を個別に識別するためのフィーダーIDが記録されている。そして、サーバーPC9にはリーダー98が設けられており、サーバーPC9は、リーダー98がバーコードIDr、IDfを読み取った結果に基づいて、段取り作業を支援する。
図6は、段取り作業において台車にテープフィーダーを装着する作業の一例を示すフローチャートである。ステップS101では、作業者は、台車8のフィーダー支持部材81へ装着予定のテープフィーダー5に付されたバーコードIDfをリーダー98により読み取り、制御部90は、その読み取り結果から、バーコードIDfに記録されたフィーダーIDを取得する。さらに、制御部90は、記憶部91に記憶される作業対象情報911に、取得したフィーダーIDを登録する。これによって、制御部90は、作業対象情報911に登録されたフィーダーIDに対応するテープフィーダー5が作業者の作業対象であると認識する。
ステップS102では、作業者は、作業対象のテープフィーダー5に挿入するテープTPを保持するリールR1、R2のバーコードIDrをリーダー98に読み取り、制御部90は、その読み取り結果から、バーコードIDrに記録された部品IDを取得する。さらに、制御部90は、作業対象情報911に、取得した部品IDを登録する。これによって、制御部90は、作業対象情報911に登録された部品IDに対応するテープTPが作業者の作業対象であると認識する。
そして、ステップS103において、制御部90は、作業対象情報911に登録されたフィーダーIDと部品IDとの組み合わせが適正かを判断する。つまり、記憶部91には、部品実装機1で基板3に部品を実装する手順を示した実装プログラム912が記憶されている。そして、テープフィーダー5と当該テープフィーダー5により供給すべき部品との組み合わせは、実装プログラム912により規定される。そこで、制御部90は、実装プログラムにより規定される組み合わせに、フィーダーIDと部品IDとの組み合わせが適合するかを判断する。そして、これらの組み合わせが適合せず、フィーダーIDと部品IDとの組み合わせが適正でない場合(ステップS103で「NO」の場合)は、制御部90は、その旨を示すエラーを表示部92に表示する(ステップS104)。一方、これらの組み合わせが適合し、フィーダーIDと部品IDとの組み合わせが適正である場合(ステップS103で「YES」の場合)は、ステップS105に進む。
ステップS105では、作業者がテープフィーダー5を装着箇所82に装着すると、制御部90がテープフィーダー5の装着対象となった装着箇所82を取得する。つまり、テープフィーダー5が装着箇所82に装着されるのに伴って、コネクター83を介したテープフィーダー5への電力供給が可能となる。そこで、台車8の制御部80は、電力供給が可能となった装着箇所82を複数の装着箇所82のうちから検出して、サーバーPC9の制御部90に伝える。
そして、ステップS106において、制御部90は、取得した装着箇所82が適正かを判断する。つまり、各装着箇所82に装着すべきテープフィーダー5と、当該テープフィーダー5により供給すべき部品との組み合わせは、実装プログラム912により規定される。したがって、作業対象情報911に登録されたフィーダーIDと部品IDとの組み合わせから、テープフィーダー5を装着すべき装着箇所82が複数の装着箇所82のうちから決まる。そこで、制御部90は、作業対象情報911に登録されたフィーダーIDと部品IDとの組み合わせに対応する装着箇所82と、テープフィーダー5の装着を検出した装着箇所82とが適合するかを判断する。そして、これらが適合せず、テープフィーダー5が装着された装着箇所82が適正でない場合(ステップS106で「NO」の場合)は、制御部90は、その旨を示すエラーを表示部92に表示する(ステップS107)。一方、これらが適合し、テープフィーダー5が装着された装着箇所82が適正である場合(ステップS106で「YES」の場合)は、ステップS108に進む。
ステップS108では、作業者が、テープTPをテープフィーダー5の挿入口A1、A2に挿入するテープ挿入作業を実行すると、制御部90がテープ挿入動作の実行対象となったテープフィーダー5を検出する。具体的には、台車8の制御部80は、フィーダー支持部材81に支持される各テープフィーダー5のテープ挿入センサーI1、I2の出力レベルを監視する。そして、制御部80は、テープ挿入センサーI1、I2の出力レベルがローからハイに変化したテープフィーダー5の装着箇所82を、サーバーPC9の制御部90に伝える。
そして、ステップS109において、制御部90は、テープ挿入作業が実行されたテープフィーダー5が適正かを判断する。つまり、当該テープ挿入作業が実行されるべきテープフィーダー5は、作業対象情報911に登録されたフィーダーIDが示すテープフィーダー5であり、すなわちステップS105で取得された装着箇所82に装着されたテープフィーダー5である。そこで、制御部90は、ステップS105でテープフィーダー5の装着が検出された装着箇所82と、ステップS108でテープの挿入が検出されたテープフィーダー5が装着された装着箇所82とが適合するかを判断する。そして、例えば先にフィーダー支持部材81に取り付けられていた別のテープフィーダー5に誤ってテープTPを挿入する等の原因で、これらが適合せず、テープ挿入作業が実行されたテープフィーダー5が適正でない場合(ステップS109で「NO」の場合)は、制御部90は、その旨を示すエラーを表示部92に表示し(ステップS110)、正しいテープフィーダー5を案内する内容を表示部92に表示する(ステップS111)。具体的には、ステップS111では、ステップS105で装着が検出された装着箇所82に装着されたテープフィーダー5が正しいことを、図あるいは文章等で表示部92に表示する。
一方、テープフィーダー5の装着が検出された装着箇所82と、テープ挿入が検出されたテープフィーダー5が装着された装着箇所82とが適合し、テープ挿入作業が実行されたテープフィーダー5が適正である場合には、制御部90は、当該テープフィーダー5にローディングおよびスタンバイのいずれか一方を実行させる(ステップS112)。つまり、テープTPの挿入が検出されたテープフィーダー5に、当該テープTPの挿入前は別のテープTPが装着されていない場合は、当該テープフィーダー5にローディングを実行させる。一方、テープTPの挿入が検出されたテープフィーダー5に、当該テープTPの挿入の前から別のテープTPが装着されていた場合は、当該テープフィーダー5にスタンバイを実行させる。そして、ステップS112でローディングあるいはスタンバイを実行すると、図6のフローチャートを終了する。
以上に説明したように本実施形態では、テープフィーダー5に対して、作業者が挿入口A1、A2にテープTPを挿入するテープ挿入作業を実行すると、当該テープフィーダー5は挿入口A1、A2へ挿入されたテープTPテープを検出する。さらに、テープ挿入作業の対象となるテープフィーダー5を示す作業対象情報911に基づき、テープTPを検出したテープフィーダー5がテープ挿入作業の対象であることを確認する。そして、テープフィーダー5がテープ挿入作業の対象であると確認できた場合に、ローディングあるいはスタンバイをテープフィーダー5に実行させる。こうして、作業者によりテープ挿入作業が実行されたテープフィーダー5が当該作業の対象であることを確認してから、ローディングあるいはスタンバイをテープフィーダー5に実行させており、テープフィーダー5へのテープTPの誤挿入の問題に対応可能となっている。
逆に、テープフィーダー5がテープ挿入作業の対象でないことを作業対象情報911に基づき確認すると、ローディングおよびスタンバイをテープフィーダー5に実行させない。これによって、誤って挿入されたテープTPに対してローディングやスタンバイが実行されるのが防止されている。
また、テープフィーダー5がテープ挿入作業の対象でないことを作業対象情報911に基づき確認すると、警告を作業者に報知する(ステップS110)。これによって、作業者は、誤ったテープフィーダー5にテープTPを挿入したことに気付くことができる。
また、テープフィーダー5がテープ挿入作業の対象でないことを作業対象情報911に基づき確認すると、作業対象情報911が示すテープ挿入作業の対象となるテープフィーダー5を作業者に報知する(ステップS111)。これによって、作業者は、テープTPを挿入すべきテープフィーダー5を容易に把握することができる。
さらに、本実施形態では、ローディングあるいはスタンバイをテープフィーダー5に実行させるにあたって、テープフィーダー5がテープ挿入作業の対象であることが確認できたとの条件の他に、さらなる条件を課している。
つまり、テープフィーダー5へ挿入されたテープTPとテープフィーダー5との組み合わせが適正であるという条件をさらに課している。かかる構成では、テープTPを検出したテープフィーダー5がテープ挿入作業の対象であるだけでなく、テープTPとテープフィーダー5との組み合わせが適正であることが、ローディングあるいはスタンバイをテープフィーダー5に実行させるにあたって求められる。したがって、テープフィーダー5に対する組み合わせが適切なテープTPをテープフィーダー5に装着することが可能となる。
この際、テープフィーダー5へ挿入されたテープTPとテープフィーダー5との組み合わせが適正でないのを確認すると、警告を作業者に報知する(ステップS104)。これによって、作業者は、誤った組み合わせのテープTPをテープフィーダー5に挿入したことに気付くことができる。
また、フィーダー支持部材81に対するテープフィーダー5の装着箇所82が適正であるという条件をさらに課している。かかる構成では、テープTPを検出したテープフィーダー5がテープ挿入作業の対象であるだけでなく、フィーダー支持部材81に対するテープフィーダー5の装着箇所82が適正であることが、ローディングあるいはスタンバイをテープフィーダー5に実行させるにあたって求められる。したがって、適正な装着箇所82にテープフィーダー5を装着することが可能となる。
この際、フィーダー支持部材81に対するテープフィーダー5の装着箇所82が適正でないのを確認すると、警告を作業者に報知する(ステップS107)。これによって、作業者は、誤った装着箇所82にテープフィーダー5が装着されたことを気付くことができる。
このように本実施形態では、 サーバーPC9が本発明の「段取支援装置」の一例に相当し、テープフィーダー5が本発明の「フィーダー」の一例に相当し、テープTPが本発明の「テープ」の一例に相当し、挿入口A1、A2のそれぞれが本発明の「テープ挿入部」の一例に相当し、部品供給位置Lsが本発明の「部品供給部」の一例に相当し、テープTPが供給スプロケット57に係合する位置が本発明の「所定位置」の一例に相当し、テープ引込機構51が本発明の「搬送部」の一例に相当し、テープ挿入センサーI1、I2のそれぞれが本発明の「検出部」の一例に相当し、作業対象情報911が本発明の「作業対象情報」の一例に相当し、記憶部91が本発明の「記憶部」の一例に相当し、制御部90が本発明の「制御部」の一例に相当し、リーダー98が本発明の「読取器」の一例に相当し、フィーダーIDが本発明の「フィーダー識別コード」の一例に相当し、部品IDが本発明の「部品識別コード」の一例に相当し、フィーダー支持部材81が本発明の「フィーダー支持部材」の一例に相当し、装着箇所82が本発明の「装着位置」の一例に相当する。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したものに対して種々の変更を加えることが可能である。例えば、サーバーPC9が有する制御部90および記憶部91の機能を部品実装機1に内蔵しても良い。このように構成した場合、部品実装機1が本発明の「部品実装機」の一例に相当することとなる。
また、上記実施形態では、台車8に対してテープフィーダー5を取り付けた状態で、テープフィーダー5へのテープ挿入作業を実行する場合に本発明を適用した例を説明した。しかしながら、台車8以外の部材、例えば部品実装機1において部品収容部4に設けられた部材あるいは部品収容部4とは別に設けられた段取り作業用の部材にテープフィーダー5を取り付けた状態で、テープフィーダー5へのテープ挿入作業を実行する場合に、本発明を適用することもできる。
また、ローディンの具体的な動作内容についても適宜変更が可能である。つまり、上記実施形態では、テープ挿入路P1に挿入されたテープTPを供給スプロケット57に係合する位置(所定位置)に引き込んでローディングを実行していた。しかしながら、ローディングによりテープTPを引き込む位置を適宜変更しても構わない。例えばローディングにおいて、テープTPの先端を部品供給位置Lsまで引き込んでも良いし、テープTPの先端を部品供給位置Lsより前あるいは後の位置まで引き込んでも良い。
また、スタンバイの具体的な動作内容についても適宜変更が可能である。つまり、上記実施形態では、テープ切れセンサーO2がテープTPを検出する位置にテープTPの先端が到達した状態でテープTPを待機させてスタンバイを実行していた。しかしながら、スタンバイにおけるテープTPの先端の位置を適宜変更しても構わない。例えば、テープTPの先端部分がワンウェイスプロケット55a、55bの突起551に係合する位置で、テープTPを待機させても良い。あるいは、特開2014−27130号公報に記載のように、後続テープの進行を規制するストッパー機構を備えたテープフィーダー5においては、テープTPの先端がストッパー機構の規制部に当接する位置で、テープTPを待機させても良い。
つまり、ローディングがテープTPの先端を所定位置に位置させる動作であるのに対して、スタンバイは、テープTPの先端が当該所定位置よりも繰出方向Dvの上流側(換言すれば、挿入口A1、A2側)の位置にある状態でテープTPを待機させる動作であれば良い。
また、上記実施形態では、リーダー98でフィーダーICを読み取った結果に基づき、テープ挿入作業の対象であるテープフィーダー5を特定していた。しかしながら、テープ挿入作業の対象であるテープフィーダー5を特定する具体的手法は種々考えられる。例えば、サーバーPC9に設けられたキーボードやマウスといった入力手段を用いてユーザーが指定したテープフィーダー5を、テープ挿入作業の対象であると特定することもできる。
また、部品IDとフィーダーIDとを比較した結果に基づき、テープTPとテープフィーダー5との組み合わせを特定していた。しかしながら、テープTPとテープフィーダー5との組み合わせを特定する具体的手法は種々考えられる。例えば、サーバーPC9の上記の入力手段を用いてユーザーが入力した内容に基づき特定することもできる。
また、挿入口A1、A2に挿入されたテープTPを、テープ挿入センサーI1、I2で検出していた。しかしながら、挿入口A1、A2の挿入に応じてオン・オフが切り換わるスイッチにより、挿入口A1、A2に挿入されたテープTPを検出しても良い。あるいは、挿入口A1、A2に挿入されたテープTPを検出する具体的手法は種々考えられる。例えば、挿入口A1、A1に挿入されたテープTPに押されることで、引込ローラー52あるいはワンウェイスプロケット55a、55bといった回転部材に生じるトルクに基づき、挿入口A1、A2に挿入されたテープTPを検出しても良い。
また、2個のテープ挿入路P1、P2を備えたテープフィーダー5を用いて説明を行ったが、単一のテープ挿入路を備えたテープフィーダー5を段取りする作業においても本発明を適用することができる。
以上、具体的な実施形態を例示して説明してきたように、本発明では例えば、制御部は、一のフィーダーがテープ挿入作業の対象でないことを作業対象情報に基づき確認すると、警告を作業者に報知するように、段取り支援装置を構成しても良い。これによって、作業者は、誤ったフィーダーにテープを挿入したことに気付くことができる。
また、制御部は、一のフィーダーがテープ挿入作業の対象でないことを作業対象情報に基づき確認すると、作業対象情報が示すテープ挿入作業の対象となるフィーダーを作業者に報知するように、段取り支援装置を構成しても良い。これによって、作業者は、テープを挿入すべきフィーダーを容易に把握することができる。
ちなみに、テープ挿入作業の対象であるフィーダーを特定する具体的手法は種々考えられる。例えば、フィーダーに付されたフィーダー識別コードを読み取る読取器を備え、制御部は、読取器により読み取られたフィーダー識別コードに対応するフィーダーをテープ挿入作業の対象であると示す作業対象情報を生成して、記憶部に記憶させるように、段取り支援装置を構成しても良い。
また、ローディングあるいはスタンバイを一のフィーダーに実行させるにあたっては、一のフィーダーがテープ挿入作業の対象であることが確認できたとの条件の他に、さらなる条件を課すこともできる。
そこで、制御部は、一のフィーダーがテープ挿入作業の対象であることを作業対象情報に基づき確認した場合であって、なおかつ一のフィーダーへ挿入されたテープと一のフィーダーとの組み合わせが適正である場合に、ローディングあるいはスタンバイを一のフィーダーに実行させるように、段取り支援装置を構成しても良い。かかる構成では、テープを検出した一のフィーダーがテープ挿入作業の対象であるだけでなく、テープと一のフィーダーとの組み合わせが適正であることが、ローディングあるいはスタンバイを一のフィーダーに実行させるにあたって求められる。したがって、フィーダーに対する組み合わせが適切なテープをフィーダーに装着することが可能となる。
さらに、制御部は、一のフィーダーへ挿入されたテープと一のフィーダーとの組み合わせが適正でないのを確認すると、警告を作業者に報知するように、段取り支援装置を構成しても良い。これによって、作業者は、誤った組み合わせのテープをフィーダーに挿入したことに気付くことができる。
ちなみに、テープとフィーダーとの組み合わせを特定する具体的構成は種々考えられる。例えば、制御部は、一のフィーダーへ挿入されたテープと一のフィーダーとの組み合わせの適否を、テープが収容する部品を識別する部品識別コードと、フィーダーに付されたフィーダー識別コードとを比較した結果に基づき判断するように、段取り支援装置を構成しても良い。
あるいは、制御部は、一のフィーダーがテープ挿入作業の対象であることを作業対象情報に基づき確認した場合であって、なおかつ所定のフィーダー支持部材に対する一のフィーダーの装着位置が適正である場合に、ローディングあるいはスタンバイを一のフィーダーに実行させるように、段取り支援装置を構成しても良い。かかる構成では、テープを検出した一のフィーダーがテープ挿入作業の対象であるだけでなく、フィーダー支持部材に対する一のフィーダーの装着位置が適正であることが、ローディングあるいはスタンバイを一のフィーダーに実行させるにあたって求められる。したがって、適正な装着位置にフィーダーを装着することが可能となる。
さらに、制御部は、フィーダー支持部材に対する一のフィーダーの装着位置が適正でないのを確認すると、警告を作業者に報知するように、段取り支援装置を構成しても良い。これによって、作業者は、誤った装着位置にフィーダーが装着されたことを気付くことができる。
ちなみに、テープ挿入部に挿入されたテープを検出する具体的構成は種々考えられる。例えば、搬送部は、テープ挿入部に挿入されたテープに係合して、ローディングにおけるテープの搬送に伴って回転する回転部材を有し、検出部は、テープ挿入部に挿入されたテープに押されることで回転部材に生じるトルクに基づき、テープ挿入部に挿入されたテープを検出するように、段取り支援装置を構成しても良い。あるいは、検出部は、テープ挿入部へのテープの挿入に応じて状態が切り換わるスイッチあるいは光学センサーに基づき、テープ挿入部に挿入されたテープを検出するように、段取り支援装置を構成しても良い。
5…テープフィーダー
51…テープ引込機構
A1、A2…挿入口
I1、I2…テープ挿入センサー
Ls…部品供給位置
TP…テープ
81…フィーダー支持部材
82…装着箇所
9…サーバーPC
90…制御部
91…記憶部
911…作業対象情報
98…リーダー

Claims (8)

  1. 複数のフィーダーのうち、部品を収容したテープを挿入するテープ挿入作業の対象となる前記フィーダーを示す作業対象情報を記憶する記憶部と、
    前記フィーダーに対して実行された前記テープ挿入作業の適否を判断する制御部と
    を備え、
    前記フィーダーは、テープが挿入されるテープ挿入部と、テープに収容された部品を供給する部品供給部と、前記テープ挿入部に挿入されたテープを前記部品供給部へ向けて所定位置まで引き込むローディングを、前記テープ挿入部に挿入されてスプロケットに係合するテープに対して実行する搬送部と、前記テープ挿入部と前記スプロケットとの間のテープ挿入路に対向してテープの有無を検出することで前記テープ挿入部へ挿入されたテープを検出する検出部とを有し、
    前記制御部は、前記複数のフィーダーのうち、前記テープ挿入部に挿入されたテープを検出した一のフィーダーが前記テープ挿入作業の対象であることを前記作業対象情報に基づき確認した場合に、前記ローディングあるいは前記ローディングの前にテープを一時的に待機させるスタンバイを前記一のフィーダーに実行させ、
    前記制御部は、前記一のフィーダーに挿入されたテープが無い状態から前記一のフィーダーの前記テープ挿入部にテープが挿入された場合は前記ローディングを前記一のフィーダーに実行させ、前記一のフィーダーに一のテープが挿入されている状態から前記一のフィーダーの前記テープ挿入部に他のテープが挿入された場合は前記スタンバイを前記一のフィーダーに実行させ、
    前記制御部は、前記一のフィーダーが前記テープ挿入作業の対象であることを前記作業対象情報に基づき確認した場合であって、なおかつ前記一のフィーダーへ挿入されたテープと前記一のフィーダーとの組み合わせが適正である場合に、前記ローディングあるいは前記スタンバイを前記一のフィーダーに実行させる一方、前記一のフィーダーへ挿入されたテープと前記一のフィーダーとの組み合わせが適正でないのを確認すると、警告を作業者に報知する段取り支援装置。
  2. 前記制御部は、前記一のフィーダーが前記テープ挿入作業の対象でないことを前記作業対象情報に基づき確認すると、警告を作業者に報知する請求項1に記載の段取り支援装置。
  3. 前記制御部は、前記一のフィーダーが前記テープ挿入作業の対象でないことを前記作業対象情報に基づき確認すると、前記作業対象情報が示す前記テープ挿入作業の対象となる前記フィーダーを作業者に報知する請求項1または2に記載の段取り支援装置。
  4. 前記フィーダーに付されたフィーダー識別コードを読み取る読取器を備え、
    前記制御部は、前記読取器により読み取られた前記フィーダー識別コードに対応する前記フィーダーを前記テープ挿入作業の対象であると示す前記作業対象情報を生成して、前記記憶部に記憶させる請求項1ないし3のいずれか一項に記載の段取り支援装置。
  5. 前記制御部は、前記一のフィーダーへ挿入されたテープと前記一のフィーダーとの組み合わせの適否を、前記テープが収容する部品を識別する部品識別コードと、前記フィーダーに付されたフィーダー識別コードとを比較した結果に基づき判断する請求項1ないし4のいずれか一項に記載の段取り支援装置。
  6. 前記制御部は、前記一のフィーダーが前記テープ挿入作業の対象であることを前記作業対象情報に基づき確認した場合であって、なおかつ所定のフィーダー支持部材に対する前記一のフィーダーの装着位置が適正である場合に、前記ローディングあるいは前記スタンバイを前記一のフィーダーに実行させる請求項1ないし5のいずれか一項に記載の段取り支援装置。
  7. 前記制御部は、前記フィーダー支持部材に対する前記一のフィーダーの装着位置が適正でないのを確認すると、警告を作業者に報知する請求項6に記載の段取り支援装置。
  8. 前記検出部は、前記テープ挿入部へのテープの挿入に応じて状態が切り換わるスイッチあるいは光学センサーに基づき、前記テープ挿入部に挿入されたテープを検出する請求項1ないし7のいずれか一項に記載の段取り支援装置。
JP2017509117A 2015-04-03 2015-04-03 段取り支援装置 Active JP6467496B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2015/060574 WO2016157515A1 (ja) 2015-04-03 2015-04-03 段取り支援装置、部品実装機、段取り支援方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2016157515A1 JPWO2016157515A1 (ja) 2017-09-14
JP6467496B2 true JP6467496B2 (ja) 2019-02-13

Family

ID=57005330

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017509117A Active JP6467496B2 (ja) 2015-04-03 2015-04-03 段取り支援装置

Country Status (6)

Country Link
US (1) US10912240B2 (ja)
JP (1) JP6467496B2 (ja)
KR (1) KR102061155B1 (ja)
CN (1) CN107211563B (ja)
DE (1) DE112015006412T5 (ja)
WO (1) WO2016157515A1 (ja)

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6714016B2 (ja) * 2015-11-30 2020-06-24 株式会社Fuji 部品供給装置の電源制御装置および電源制御方法
US10321620B2 (en) * 2015-12-25 2019-06-11 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Component supplying device and component supplying method
JP6603881B2 (ja) * 2016-09-28 2019-11-13 パナソニックIpマネジメント株式会社 管理システムおよび管理方法
US10772251B2 (en) * 2016-11-17 2020-09-08 Fuji Corporation Setup support device
JP6912596B2 (ja) * 2017-10-31 2021-08-04 ヤマハ発動機株式会社 報知装置、及び、報知方法
DE112017008259T5 (de) * 2017-12-06 2020-09-24 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha Bauteilmontageeinrichtung, Verfahren zum Antreiben einer Bauteilversorgungsbandrolle
US10929970B2 (en) * 2018-01-22 2021-02-23 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Component mounting system and trace data acquisition method
JP7029596B2 (ja) * 2018-03-30 2022-03-04 パナソニックIpマネジメント株式会社 部品リールの配置決定方法および部品リールの配置決定装置
WO2020075257A1 (ja) * 2018-10-11 2020-04-16 株式会社Fuji フィーダ適合判断装置、およびフィーダ適合判断方法
DE112018008156T5 (de) * 2018-11-20 2021-07-29 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha Teileneubestückungssystem und Teileneubestückungsverfahren
CN115152336A (zh) * 2020-03-31 2022-10-04 株式会社富士 带装填装置
CN115336404A (zh) 2020-04-06 2022-11-11 株式会社富士 带式供料器
WO2023106402A1 (ja) * 2021-12-10 2023-06-15 パナソニックIpマネジメント株式会社 部品補充作業支援装置及び部品搭載装置

Family Cites Families (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0722778A (ja) * 1993-07-05 1995-01-24 Nippon Avionics Co Ltd チップ実装機の部品管理方式
JPH1065399A (ja) 1996-07-05 1998-03-06 Pekin Kaho Keito Kotei Yugenkoshi 電子部品実装装置へのパーツフィーダ誤挿入防止装置
US6332536B2 (en) * 1999-11-03 2001-12-25 Solectron Corporation Component tape including a printed component count
US7220095B2 (en) * 2001-05-24 2007-05-22 Lyndaker David W Self-threading component tape feeder
JP2005203655A (ja) * 2004-01-19 2005-07-28 Kunio Oe 回路基板の搬送方法および電子部品装着システム
DE112006001104T5 (de) * 2005-05-23 2008-05-08 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd., Kadoma Trägerbandeinheit zum Zuführen elektronischer Komponenten, Vorrichtung zum Zuführen elektronischer Komponenten, Verfahren zum Verwalten von Komponenteninformationen in einer Vorrichtung zum Zuführen elektronischer Komponenten, Bestückungsvorrichtung elektronischer Komponenten und Verfahren zum Verwalten von Komponenteninformationen in einer Bestückungsvorrichtung elektronischer Komponenten
CN101115384A (zh) * 2006-07-26 2008-01-30 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 供料器管理系统
JP4845113B2 (ja) * 2006-09-12 2011-12-28 富士機械製造株式会社 電子部品装着機及び電子部品供給装置
JP2011077096A (ja) * 2009-09-29 2011-04-14 Hitachi High-Tech Instruments Co Ltd 電子部品装着装置、部品供給装置及び電子部品装着方法
JP5373564B2 (ja) 2009-11-19 2013-12-18 株式会社日立ハイテクインスツルメンツ 電子部品外段取り装置及び電子部品外段取り方法
CN104170540B (zh) * 2012-03-13 2016-12-21 富士机械制造株式会社 元件安装机的供料器管理系统
JP5877314B2 (ja) * 2012-05-08 2016-03-08 パナソニックIpマネジメント株式会社 電子部品実装システムおよび電子部品実装方法
JP6026796B2 (ja) 2012-06-29 2016-11-16 ヤマハ発動機株式会社 電子部品装着装置及び電子部品装着方法
CN108024495B (zh) * 2012-06-29 2020-08-07 雅马哈发动机株式会社 供料器及供料器控制方法以及电子元件安装装置
JP6019393B2 (ja) 2012-07-27 2016-11-02 パナソニックIpマネジメント株式会社 テープフィーダ
JP6241838B2 (ja) 2012-10-12 2017-12-06 東亞合成株式会社 粘着付与剤及び粘着剤組成物、並びにその用途
US9549493B2 (en) * 2013-03-15 2017-01-17 John S. Youngquist Passive feeder cartridge driven by pickup head
JP6173777B2 (ja) * 2013-06-03 2017-08-02 ヤマハ発動機株式会社 サプレッサ、フィーダ、フィーダ制御方法及び電子部品装着装置
US10285319B2 (en) * 2013-10-30 2019-05-07 Fuji Corporation Component mounting line management device
JP6097937B2 (ja) * 2014-01-27 2017-03-22 パナソニックIpマネジメント株式会社 部品照合方法および部品照合システム
JP6097938B2 (ja) 2014-01-27 2017-03-22 パナソニックIpマネジメント株式会社 部品照合方法および部品照合システム
JP6545677B2 (ja) * 2014-07-04 2019-07-17 株式会社Fuji テープフィーダ
WO2016143041A1 (ja) * 2015-03-09 2016-09-15 富士機械製造株式会社 フィーダ

Also Published As

Publication number Publication date
KR20170088413A (ko) 2017-08-01
WO2016157515A1 (ja) 2016-10-06
JPWO2016157515A1 (ja) 2017-09-14
US10912240B2 (en) 2021-02-02
CN107211563A (zh) 2017-09-26
CN107211563B (zh) 2020-01-21
KR102061155B1 (ko) 2019-12-31
DE112015006412T5 (de) 2017-12-21
US20180049353A1 (en) 2018-02-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6467496B2 (ja) 段取り支援装置
KR101116990B1 (ko) 전자 부품 장착 장치, 부품 공급 장치 및 전자 부품 장착 방법
WO2014002911A1 (ja) フィーダ及びフィーダ制御方法並びに電子部品装着装置
JP6737775B2 (ja) フィーダの管理装置
US20170034969A1 (en) Component supply system and component supply method
JP6326551B2 (ja) 部品実装機、部品実装機の制御方法、部品実装機の制御プログラム、記録媒体、部品実装システム
EP3102016B1 (en) Component mounting apparatus and method for arranging component mounting apparatus
JP2014011325A (ja) 電子部品の装着方法及びその装着装置
JP2014236126A (ja) サプレッサ、フィーダ、フィーダ制御方法及び電子部品装着装置
JP6434500B2 (ja) キャリアテープ検出装置および検知方法
KR20160042742A (ko) 부품 공급 장치
JP2016207913A (ja) テープフィーダおよび部品実装装置
JP2017117922A (ja) フィーダ
JP2006332090A (ja) 電子部品実装装置および電子部品実装装置における部品情報管理方法
JP6822993B2 (ja) 電子部品装着装置及び電子部品装着装置における自動ローディング方法
JP6966869B2 (ja) スプライシング装置
JP5981787B2 (ja) 部品供給ユニット、電子部品装着装置
JP6219427B2 (ja) 電子部品の装着方法及びその装着装置
US11622487B2 (en) Component shortage detection device
JP6751855B2 (ja) テープフィーダおよび部品実装装置
JP2014123636A (ja) 電子部品装着装置
JP6486434B2 (ja) 電子部品の装着方法及びその装着装置
JP6681190B2 (ja) フィーダ用の制御装置
JP2011222910A (ja) 電子回路部品打ち抜き装置
JP2012223827A (ja) 部品供給装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170516

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20170714

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180529

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180720

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20180807

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181005

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20181012

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181218

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181219

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190108

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190111

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6467496

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250