JP2017117922A - フィーダ - Google Patents

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Abstract

【課題】識別コードの読み取り作業を簡易にして管理性を向上できるフィーダを提供することを目的とする。【解決手段】フィーダ50は、フィーダ50の固有情報を示す識別コード59と、フィーダ50が電子部品装着機1にセットされた状態において電子部品装着機1の機外に位置する部位に配置され、オペレータによる操作に応じて識別コード59を読み取り可能な表示状態とし、操作がなくなった場合に識別コード59を読み取り不可な非表示状態に戻す切換装置60と、を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、フィーダに関するものである。
フィーダは、電子部品装着機において電子部品の供給に用いられる。例えば特許文献1には、フィーダに付されたバーコードに基づいて情報を管理する構成が開示されている。上記のバーコードは、特許文献1のようにフィーダの側面に付される他に、例えば特許文献2のように、フィーダの取り付けおよび取り外しの際に把持される部材の外周面に付されることがある。
特開2012−142519号公報 特開2000−013092号公報
フィーダの管理には、バーコードなどの識別コードの読み取り作業に必要な工数を削減し、また電子部品装着機にセットされた状態において隣り合う他のフィーダの識別コードを誤って読み取ることを防止することなどが要求される。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、識別コードの読み取り作業を簡易にして管理性を向上できるフィーダを提供することを目的とする。
請求項1に係るフィーダは、電子部品装着機において電子部品の供給に用いられる。フィーダは、フィーダの固有情報を示す識別コードと、フィーダが電子部品装着機にセットされた状態において電子部品装着機の機外に位置する部位に配置され、オペレータによる操作に応じて識別コードを読み取り可能な表示状態とし、操作がなくなった場合に識別コードを読み取り不可な非表示状態に戻す切換装置と、を備える。
請求項1に係る発明の構成によると、切換装置は、フィーダが電子部品装着機にセットされた状態において電子部品装着機の機外に位置する部位に配置される。これにより、オペレータは、フィーダを電子部品装着機から取り外すことなく、識別コードの読み取り作業を行うことができる。よって、読み取り作業に必要な工数が削減され、読み取り作業を簡易にできる。
また、切換装置は、オペレータによる操作がなくなった場合に識別コードを読み取り不可な状態に戻す。つまり、読み取り作業の対象外のフィーダに付された識別コードは、非表示状態とされる。これにより、例えば同型のフィーダが隣り合うように電子部品装着機にセットされたとしても、読み取り作業の対象外のフィーダに付された識別コードを誤って読み取ることが防止され、読み取りをより正確に行うことができる。これにより、フィーダの管理性を向上できる。
第一実施形態における電子部品装着機の全体を示す平面図である。 フィーダの全体を示す側面図である。 図2における切換装置を拡大して示す斜視図である。 第二実施形態における切換装置を示す断面図である。
以下、本発明のフィーダを具体化した実施形態について図面を参照して説明する。フィーダは、回路基板に電子部品を装着する電子部品装着機に用いられる。フィーダは、電子部品装着機において、電子部品を収納したキャリアテープを搬送方向に送り移動させて電子部品を取り出し可能に供給する。電子部品装着機は、例えば集積回路などの回路基板製品を製造する生産ラインを構成する。
<第一実施形態>
(電子部品装着機1の構成)
電子部品装着機1は、図1に示すように、基板搬送装置10と、部品供給装置20と、部品移載装置30と、制御装置40とを備える。以下の説明において、電子部品装着機1の水平幅方向(図1の左右方向)をX軸方向とし、電子部品装着機1の水平奥行き方向(図1の上下方向に)をY軸方向とし、X軸およびY軸に垂直な鉛直方向(図1の前後方向)をZ軸方向とする。
基板搬送装置10は、ベルトコンベアなどにより構成され、基板Bdを搬送方向(本実施形態においてはX軸方向)へと順次搬送する。基板搬送装置10は、電子部品装着機1の機内における所定の位置に基板Bdを位置決めする。そして、基板搬送装置10は、電子部品装着機1による装着処理が実行された後に、基板Bdを電子部品装着機1の機外に搬出する。
部品供給装置20は、供給位置Psにおいて、基板Bdに装着される電子部品を供給する。部品供給装置20は、X軸方向に並んで配置された複数のスロットS1〜Snを有する。複数のスロットS1〜Snには、フィーダ50が着脱可能にそれぞれセットされる。部品供給装置20は、フィーダ50により例えばキャリアテープ81(図2を参照)を送り移動させて、フィーダ50の先端側(図1の上側、図2の右側)に位置する取り出し部Dtにおいて電子部品を供給する。
部品移載装置30は、X軸方向およびY軸方向に移動可能に構成される。部品移載装置30は、電子部品装着機1の奥行き方向の後部側(図1の上側)から前部側の部品供給装置20の上方にかけて配置されている。部品移載装置30は、ヘッド駆動装置31、移動台32と、装着ヘッド33とを備える。ヘッド駆動装置31は、直動機構により移動台32をXY軸方向に移動可能に構成されている。
装着ヘッド33は、図示しないフレームを介して移動台32にクランプして固定される。また、装着ヘッド33には、図示しない複数の吸着ノズルが着脱可能に設けられる。装着ヘッド33は、Z軸と平行なR軸回りに回転可能に、且つ昇降可能に各吸着ノズルを支持する。各吸着ノズルは、装着ヘッド33に対する昇降位置や角度、負圧の供給状態を制御される。各吸着ノズルは、負圧を供給されることにより、フィーダ50の取り出し部Dtにおいて供給される電子部品を吸着して保持する。
制御装置40は、主として、CPUや各種メモリ、制御回路により構成される。制御装置40は、電子部品の装着処理を制御する。制御装置40は、ネットワークを介してホストコンピュータ(図示しない)と通信可能に接続されている。制御装置40は、図1に示すように、装着制御部41、および記憶装置42を備える。
装着制御部41は、装着ヘッド33の位置や吸着機構の動作を制御する。より詳細には、装着制御部41は、電子部品装着機1に複数設けられた各種センサから出力される情報、各種の認識処理の結果を入力する。そして、装着制御部41は、記憶装置42に記憶されている制御プログラム、各種センサによる情報などに基づいて、部品移載装置30へと制御信号を送出する。これにより、装着ヘッド33に支持された吸着ノズルの位置および回転角度が制御される。
記憶装置42は、ハードディスク装置などの光学ドライブ装置、またはフラッシュメモリなどにより構成される。この記憶装置42には、制御プログラムや各種の制御情報を含むジョブデータ、画像データ、画像処理の一時データなどが記憶される。なお、上記のジョブデータには、電子部品装着機1による装着処理においてフィーダ50により供給される電子部品の種別を複数のスロットS1〜Snごとに指定する情報が含まれている。
(フィーダ50の構成)
フィーダ50の構成について、図1〜図3を参照して説明する。フィーダ50は、部品供給装置20のスロットS1〜Snにセットされる。フィーダ50は、リール80に巻回されたキャリアテープ81を供給される。フィーダ50は、図2に示すように、挿入部Diから挿入されたキャリアテープ81を送り移動させて、取り出し部Dtにおいて部品を取り出し可能に供給する。このように、フィーダ50は、本実施形態において、テープ式を採用したテープフィーダである。
フィーダ50は、図2に示すように、フィーダ本体51と、レール52と、一対の第一スプロケット53と、一対の第二スプロケット54と、テープ送出ユニット55と、テープガイド56と、操作パネル57と、フィーダ制御部58と、識別コード59と、切換装置60とを備える。フィーダ本体51は、扁平な箱形状からなり、キャリアテープ81を挿入される挿入部Diが形成される。挿入部Diは、フィーダ本体51の後部側(図2の左側)に位置する。また、本実施形態において、フィーダ本体51には、リール80を保持可能なリールホルダ51aが設けられている。
レール52は、挿入部Diから挿入されたキャリアテープ81を支持する搬送路を構成する。一対の第一スプロケット53は、取り出し部Dtにおけるレール52の下方に設けられている。一対の第二スプロケット54は、挿入部Diにおけるレール52の下方に設けられている。第一スプロケット53および第二スプロケット54は、レール52に形成された窓部からレール52の上面側に一部が突出するように配置されて、キャリアテープ81の送り穴に係合可能に構成される。
また、第一スプロケット53および第二スプロケット54は、図示しないステッピングモータにより互いに独立して回転駆動、または同期して回転駆動される。このような構成から第一スプロケット53は、レール52上のキャリアテープ81を取り出し部Dtに引き込むように駆動する。また、第二スプロケット54は、挿入部Diにキャリアテープ81の始端が挿入された場合に、当該挿入部Diから第一スプロケット53までキャリアテープ81の始端を送り移動させる。
テープ送出ユニット55は、キャリアテープ81の搬送方向において、第二スプロケット54が位置するレール52の上方に配置される。テープ送出ユニット55は、レール52との間に介在するキャリアテープ81をレール52に押し付ける。これにより、テープ送出ユニット55は、キャリアテープ81の送り穴と第二スプロケット54の係合を案内する。また、テープ送出ユニット55は、使用中のキャリアテープ81に対して予約的に挿入された補給用のキャリアテープ81を重ねた状態で保持する。
テープガイド56は、キャリアテープ81の搬送方向において、第一スプロケット53が位置するレール52の上方に配置される。テープガイド56は、第一スプロケット53と係合するキャリアテープ81の上方移動および幅方向移動を規制して、キャリアテープ81と第一スプロケット53の係合を案内する。また、テープガイド56は、キャリアテープ90のカバーテープを剥離させ、電子部品を取り出し可能に露出させる。
操作パネル57は、図1に示すように、フィーダ50が電子部品装着機1にセットされた状態において電子部品装着機1の機外に位置する部位に配置される。操作パネル57には、図3に示すように、電源の状態やエラーの有無を報知する表示灯、および複数の操作スイッチが配置される。操作パネル57は、操作スイッチを介してオペレータによる手動操作を受け付けて、フィーダ制御部58に信号を送出する。上記の操作スイッチには、キャリアテープ81を搬送させるための送りスイッチ、および戻しスイッチが含まれる。
フィーダ制御部58は、主として、CPUや各種メモリ、制御回路により構成される。フィーダ制御部58は、フィーダ50が電子部品装着機にセットされると、コネクタを介して電子部品装着機から電力が供給され、また電子部品装着機との間で通信可能な状態となる。フィーダ制御部58は、電子部品装着機による制御指令や操作パネル57による信号、各種センサによる検出の結果に基づいて、第一スプロケット53および第二スプロケット54の動作を制御する。
このような構成により、フィーダ50は、挿入部Diにキャリアテープ81の始端を挿入された後に、第二スプロケット54の駆動によりキャリアテープ81の始端が取り出し部Dtまで自動で送り移動される。これにより、フィーダ50は、取り出し部Dtにおいて電子部品を供給可能となるように、キャリアテープ81を装填される。このように、本実施形態のフィーダ50は、挿入部Diに送り出し機構(第二スプロケット54)を有するオートローディングタイプである。
識別コード59は、識別符号(ID)などのフィーダ50の固有情報を示す。識別コード59としては、バーコードや二次元コード、文字列、模様、色彩またはこれらの結合体の何れでも採用し得る。本実施形態において、識別コード59には、図3に示すように、線幅および線同士の間隔が異なる複数の棒線を平行に配置して構成されるバーコードが採用されている。
また、識別コード59は、電子部品の種別をフィーダ50に関連付けて登録する登録処理において、図示しないリーダにより読み取られる。これにより取得されたフィーダ50の固有情報は、例えばリール80に付されたバーコード82(図2を参照)の読み取りによって取得された情報(例えば電子部品の種別を示す情報)とともに管理される。そして、電子部品装着機1の制御装置40は、スロットS1〜Snのそれぞれに、セットされたフィーダ50および当該フィーダ50により供給される電子部品の種別を関連付けて記憶する。
切換装置60は、識別コード59を読み取り可能な表示状態と、識別コード59を読み取り不可な非表示状態とを切り換える。切換装置60は、フィーダ50が電子部品装着機1にセットされた状態において電子部品装着機1の機外に位置する部位に配置される。具体的には、切換装置60は、図2の境界線Lbよりもフィーダ本体51の後部側に配置される。境界線Lbは、電子部品装着機1のY軸方向における機内と機外の境界を示す。
また、切換装置60は、本実施形態において、キャリアテープ81を挿入される挿入部Diよりも上方であって、且つ操作パネル57の下部に配置される。このような構成により、切換装置60は、フィーダ50が電子部品装着機1にセットされた状態において、オペレータが操作可能な位置に配置され、且つ表示状態とされた識別コード59をリーダにより読み取ることが可能に構成されている。
切換装置60は、図3に示すように、移動部材61と、収納部62と、復帰機構63とを有する。移動部材61は、フィーダ本体51の前後方向に延伸した形状に形成される。移動部材61は、長手方向に直交する断面が下方に開口するU字状に形成される。移動部材61の端部には、下方に突起して、オペレータにより把持される把持部61aが設けられている。また、移動部材61の上面61bには、識別コード59が付されている。具体的には、バーコード(識別コード59)を印刷されたシールが移動部材61の上面61bに貼付されている。
収納部62は、筒状に形成され、フィーダ本体51に固定されている。収納部62は、内部に配置された移動部材61を支持して、移動部材61を引き出し可能に案内する。本実施形態において、収納部62は、当該収納部62に対する移動部材61の引き出し方向が水平方向または下方に傾斜した方向となるように移動部材61を案内する。本実施形態において、移動部材61および収納部62は、移動部材61を水平方向にスライド可能なスライド機構を構成している。
また、収納部62は、移動部材61を収納して識別コード59を非表示状態にする。移動部材61に付された識別コード59は、移動部材61がオペレータの操作によって収納部62から引き出されて、読み取り可能な表示状態(図3に示す状態)とされる。一方で、移動部材61が収納部62に収納されると、識別コード59は、読み取り不可な非表示状態(図2に示す状態)とされる。
復帰機構63は、オペレータによる操作がなくなった場合に移動部材61が収納部62に収納された初期状態に復帰させる。即ち、復帰機構63は、移動部材61を初期状態とすることによって、識別コード59を非表示状態に戻す。本実施形態において、復帰機構63は、移動部材61と収納部62とを連結する弾性部材63aを有する。弾性部材63aとしては、引っ張りコイルばねやゴム部材を採用し得る。本実施形態において、弾性部材63aは、図3に示すように、移動部材61の内側に配置され、移動部材61の把持部61a側の端部と収納部62の前方側の端部とを連結するコイルばねである。
上記のような構成により、オペレータが把持部61aを把持して移動部材61を引き出す操作を行った場合に、識別コード59が露出して表示状態とされる。また、オペレータによる上記操作がなくなった場合に、復帰機構63の作用によって移動部材61が収納部62の内部に引き戻されて収納され、識別コード59が露出しない非表示状態とされる。このように、切換装置60は、オペレータによる操作の有無に応じて識別コード59の表示状態と非表示状態とを切り換えるものであり、他の用途を有しない切り換え専用の装置として構成されている。
(第一実施形態の構成による効果)
フィーダ50は、電子部品装着機1において電子部品の供給に用いられる。フィーダ50は、フィーダ50の固有情報を示す識別コード59と、フィーダ50が電子部品装着機1にセットされた状態において電子部品装着機1の機外に位置する部位に配置され、オペレータによる操作に応じて識別コード59を読み取り可能な表示状態とし、操作がなくなった場合に識別コード59を読み取り不可な非表示状態に戻す切換装置60と、を備える。
このような構成によると、切換装置60は、フィーダ50が電子部品装着機1にセットされた状態において電子部品装着機1の機外(図2の境界線Lbよりもフィーダ本体51の後部側)に位置する部位に配置される。これにより、オペレータは、フィーダ50を電子部品装着機1から取り外すことなく、識別コード59の読み取り作業を行うことができる。よって、読み取り作業に必要な工数が削減され、読み取り作業を簡易にできる。
また、切換装置60は、オペレータによる操作がなくなった場合に識別コード59を読み取り不可な状態に戻す。つまり、読み取り作業の対象外のフィーダ50の識別コード59は、非表示状態とされる。これにより、例えば同型のフィーダ50が隣り合うように電子部品装着機1にセットされたとしても、読み取り作業の対象外のフィーダ50の識別コード59を誤って読み取ることが防止され、読み取りをより正確に行うことができる。これにより、フィーダ50の管理性を向上できる。
また、フィーダ50は、電子部品を収納したキャリアテープ81を送り移動させて電子部品を取り出し可能に供給するテープフィーダである。切換装置60は、フィーダ50においてキャリアテープ81を挿入される挿入部Diよりも上方に配置される。
このような構成によると、挿入部Diにキャリアテープ81が挿入された状態であっても、切換装置60がキャリアテープ81によって隠されない。これにより、オペレータは、切換装置60によって表示状態とされた場合の識別コード59を視認でき、また当該識別コード59の読み取り作業を行うことができる。よって、読み取りの作業性を向上できる。
また、切換装置60は、識別コード59を付される移動部材61と、移動部材61を引き出し可能に案内するとともに、移動部材61を収納して識別コード59を非表示状態にする収納部62と、オペレータによる操作がなくなった場合に移動部材61が収納部62に収納された初期状態に復帰させる復帰機構63と、を有する。
このような構成によると、移動部材61がオペレータによる操作を受けて収納部62から露出されると、移動部材61に付された識別コード59が表示状態とされる。また、移動部材61に対するオペレータの操作がなくなると復帰機構63の作用によって移動部材61が収納部62に収納されて、識別コード59が非表示状態とされる。これにより、好適な操作性を確保しつつ、簡易な構成によって表示状態と非表示状態を確実に切り換えることが可能となる。
また、復帰機構63は、移動部材61と収納部62とを連結する弾性部材63aを有する。復帰機構63は、オペレータによる操作がなくなった場合に弾性部材63aの弾性力によって移動部材61を初期状態に復帰させる。
このような構成によると、弾性部材63aの弾性力を利用して移動部材61を初期状態に確実に復帰させることができる。これにより、移動部材61を引き出すようなオペレータによる操作がなくなった場合に、識別コード59が非表示状態に戻される。
また、収納部62は、当該収納部62に対する移動部材61の引き出し方向が水平方向または下方に傾斜した方向となるように移動部材61を案内する。
このような構成によると、オペレータが手動操作によって直接的に移動部材61を引き出す構成においては、移動部材61の引き出し方向が水平方向または下方に傾斜した方向であることから操作性を向上できる。また、収納部62から引き出された移動部材61と他部材との干渉を防止できる。
また、識別コード59は、移動部材61の上面61bに付されている。
このような構成によると、識別コード59がフィーダ50の前後方向視において左右対称となる。そのため、例えばリーダを用いた読み取り作業において、フィーダ50の左右両側の何れからも識別コード59にリーダを接近させやすい。これにより、読み取りの作業性を向上できる。
<第二実施形態>
第二実施形態のフィーダの構成について図4を参照して説明する。本実施形態のフィーダは、切換装置160における復帰機構の構成が第一実施形態と相違する。その他の共通する構成については、第一実施形態と実質的に同一であるため、詳細な説明を省略する。
(切換装置160の構成)
切換装置160の復帰機構は、収納部62に対して移動部材161を引き出し方向に移動させる駆動機構により構成される。駆動機構は、移動部材161を直線状または円弧状の軌跡に沿った引き出し方向に移動させる機構であり、種々の機構を採用し得る。例えば、駆動機構として、ラックアンドピニオン式、ボールナット式、摩擦ローラ式などの回転運動を往復運動に変換する機構、またはシリンダ式などの直動機構を採用してもよい。
本実施形態において、切換装置160の復帰機構は、ラックアンドピニオン式の駆動機構163により構成される。切換装置160の移動部材161には、図4に示すように、下方に開口するU字状に形成された本体部の内側にラック161cが形成されている。ラック161cは、移動部材161の延伸方向の所定領域に形成される。駆動機構163は、上記のラック161c、ラック161cに噛合するピニオン163a、およびピニオン163aを回転させるモータ163bにより構成される。
駆動機構163は、例えばフィーダ制御部58によって動作を制御される。フィーダ制御部58は、操作パネル57に対するオペレータによる操作に基づいて、モータ163bに給電する。これにより、ピニオン163aが所定量だけ回転されて移動部材61が収納部62から引き出されたり、収納部62に引き戻されて初期状態に復帰されたりする。結果として、移動部材161に付された識別コード59が表示状態と非表示状態とを切り換えられる。
(第二実施形態の構成による効果)
復帰機構は、収納部62に対して移動部材161を引き出し方向に移動させる駆動機構163である。復帰機構は、オペレータによる操作がなくなった場合に駆動機構163の駆動によって移動部材61を初期状態に復帰させる。
このような構成によると、第一実施形態と同様の効果を奏する。また、駆動機構163の駆動によって移動部材61を初期状態に確実に復帰させることができる。これにより、駆動機構163の動作状態を制御するようなオペレータによる操作がなくなった場合に、識別コード59が非表示状態に戻される。
<第一、第二実施形態の変形態様>
(移動部材61,161の引き出し方向について)
第一、第二実施形態において、切換装置60,160の収納部62は、移動部材61,161の引き出し方向が水平方向または下方に傾斜した方向となるように移動部材61,161を案内する構成とした。これに対して、収納部62は、移動部材61,161の引き出し方向が鉛直方向または上方に傾斜した方向となるように移動部材61,161を案内してもよい。
このような構成において、第一実施形態の切換装置60の復帰機構63は、弾性部材63aの弾性力によらず、例えば移動部材61の自重によって移動部材61が収納部62に収納されるように移動させる構成としてもよい。また、移動部材61,161において識別コード59が付される部位は、例えば移動部材61,161の引き出し方向に応じて、また読み取りの作業性等を勘案して適宜設定され得る。
(開閉式の切換装置)
切換装置は、コード座面と、蓋部材と、ヒンジ部とを有する開閉式としてもよい。コード座面は、フィーダ本体51の後側の上部に設けられ、識別コード59を付される部位である。蓋部材は、コード座面に対して開閉可能に設けられ、コード座面を被覆して識別コード59を非表示状態にする。
ヒンジ部は、フィーダ本体51に対して蓋部材を開閉可能に支持する。ヒンジ部は、例えばねじりコイルばねを内部に有し、蓋部材が閉状態となるように付勢される。オペレータが蓋部材を開状態とする操作を行うと、識別コード59が露出して表示状態となる。一方で、オペレータによる上記の操作がなくなった場合に、ヒンジ部の作用によってコード座面が蓋部材に被覆される。このように、ヒンジ部は、蓋部材を初期状態に復帰させる復帰機構を兼ねている。
このような構成によると、好適な操作性を確保しつつ、簡易な構成によって表示状態と非表示状態を確実に切り換えることが可能となる。
(ディスプレイ式の切換装置)
切換装置は、ディスプレイと、表示制御部とを有するディスプレイ式としてもよい。ディスプレイは、フィーダ本体51の後側の上部に設けられ、識別コード59を画像として表示する。ディスプレイは、タッチパネルを採用し、オペレータによる操作を受け付けるようにしてもよい。表示制御部は、例えばフィーダ制御部58に組み込まれ、オペレータによる操作に応じてディスプレイによる識別コードの表示処理を制御する。
表示制御部は、ディスプレイに表示された切り換えスイッチ、またはディスプレイとは異なる位置に配置された切り換えスイッチに対するオペレータによる操作があった場合に、識別コード59の表示処理を実行する。表示処理は、例えばオペレータによる操作があってから一定の期間において、ディスプレイに識別コード59を表示する。その後に、ディスプレイは、識別コード59を非表示状態に戻すとともに、必要に応じて他の情報を表示した状態や、何も表示しない状態とされる。
このような構成によると、識別コード59の表示に関して可動部を有しない構成とすることができる。これにより、切換装置を小型化して、省スペース化を図ることができる。
(切換装置60,160の位置について)
第一、第二実施形態において、切換装置60,160は、操作パネル57の下部または操作パネル57と一体的に配置される構成とした。これに対して、切換装置60,160は、フィーダ50が電子部品装着機1にセットされた状態において電子部品装着機1の機外に位置する部位であれば、フィーダ50の何れの部位に位置に設けられてもよい。
具体的には、切換装置60,160は、リール80を保持するリールホルダ51aに設けられる構成としてもよい。識別コード59の読み取り作業は、上記のように電子部品の種別をフィーダ50に関連付けて登録する登録処理において行われるため、リール80に付されたバーコード82とともに読み取られることが多い。そのため、上記のような構成とすることにより、識別コード59がリール80のバーコード82により近い位置に配置されるため、読み取り作業の効率を向上できる。
(その他の変形態様)
また、切換装置60,160は、識別コード59の非表示状態をロックするロック機構をさらに備えてもよい。ロック機構は、所定条件を満たさない場合に作動して、オペレータによる操作があったとしても初期状態を維持し、表示状態への移行を規制する。上記の所定条件には、例えば登録処理において電子部品の種別と関連付けられるべきでないフィーダ50であることなどが含まれる。
また、第一、第二実施形態において、フィーダ50は、オートローディングタイプのテープフィーダであるものとした。これに対して、フィーダ50は、挿入部Diに送り出し機構を有しない汎用タイプおよびスプライシング対応タイプのテープフィーダである構成としてもよい。また、フィーダ50は、テープ式の他に、スティック式を採用したスティックフィーダや、バルク式を採用したバルクフィーダである構成としてもよい。
上記のスティックフィーダは、複数の電子部品を収容するスティックの前端から電子部品を押し出して、当該電子部品を供給位置Psにおいて供給する。また、上記のバルクフィーダは、部品収容ケースに収容された電子部品を整列させながら搬送して、当該電子部品を供給位置Psにおいて供給する。このような構成においても本発明の適用が可能であり、第一、第二実施形態と同様の効果を奏する。
1:電子部品装着機
10:基板搬送装置、 20:部品供給装置、 S1〜Sn:スロット
30:部品移載装置
31:ヘッド駆動装置、 32:移動台、 33:装着ヘッド
40:制御装置
50:フィーダ
51:フィーダ本体、 51a:リールホルダ、 52:レール
53:第一スプロケット、 54:第二スプロケット
55:テープ送出ユニット、 56:テープガイド、 57:操作パネル
58:フィーダ制御部、 59:識別コード
60,160:切換装置
61,161:移動部材
61a:把持部、 61b:上面、 161c:ラック
62:収納部、 63:復帰機構、 63a:弾性部材
163:駆動機構(復帰機構)
163a:ピニオン、 163b:モータ
80:リール、 81:キャリアテープ、 82:バーコード
Bd:基板、 Ps:供給位置、 Dt:取り出し部、 Di:挿入部

Claims (9)

  1. 電子部品装着機において電子部品の供給に用いられるフィーダであって、
    前記フィーダの固有情報を示す識別コードと、
    前記フィーダが前記電子部品装着機にセットされた状態において前記電子部品装着機の機外に位置する部位に配置され、オペレータによる操作に応じて前記識別コードを読み取り可能な表示状態とし、前記操作がなくなった場合に前記識別コードを読み取り不可な非表示状態に戻す切換装置と、
    を備えるフィーダ。
  2. 前記フィーダは、前記電子部品を収納したキャリアテープを送り移動させて前記電子部品を取り出し可能に供給するテープフィーダであり、
    前記切換装置は、前記フィーダにおいて前記キャリアテープを挿入される挿入部よりも上方に配置される、請求項1に記載のフィーダ。
  3. 前記切換装置は、
    前記識別コードを付される移動部材と、
    前記移動部材を引き出し可能に案内するとともに、前記移動部材を収納して前記識別コードを前記非表示状態にする収納部と、
    前記オペレータによる前記操作がなくなった場合に前記移動部材が前記収納部に収納された初期状態に復帰させる復帰機構と、
    を有する請求項1または2に記載のフィーダ。
  4. 前記復帰機構は、前記移動部材と前記収納部とを連結する弾性部材を有し、前記オペレータによる前記操作がなくなった場合に前記弾性部材の弾性力によって前記移動部材を前記初期状態に復帰させる、請求項3に記載のフィーダ。
  5. 前記復帰機構は、前記収納部に対して前記移動部材を引き出し方向に移動させる駆動機構により構成され、前記オペレータによる前記操作がなくなった場合に前記駆動機構の駆動によって前記移動部材を前記初期状態に復帰させる、請求項3に記載のフィーダ。
  6. 前記収納部は、当該収納部に対する前記移動部材の引き出し方向が水平方向または下方に傾斜した方向となるように前記移動部材を案内する、請求項3−5の何れか一項に記載のフィーダ。
  7. 前記識別コードは、移動部材の上面に付されている、請求項3−6の何れか一項に記載のフィーダ。
  8. 前記切換装置は、
    前記識別コードを付されるコード座面と、
    前記コード座面に対して開閉可能に設けられ、前記コード座面を被覆して前記識別コードを前記非表示状態にする蓋部材と、
    前記オペレータによる前記操作がなくなった場合に前記コード座面が前記蓋部材に被覆された初期状態に復帰させる復帰機構と、
    を有する請求項1または2に記載のフィーダ。
  9. 前記切換装置は、
    前記識別コードを画像として表示するディスプレイと、
    前記オペレータによる前記操作に応じて前記ディスプレイによる前記識別コードの表示処理を制御する表示制御部と、
    を有する請求項1または2に記載のフィーダ。
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