JP6457628B2 - 電子部品 - Google Patents
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Description
第1実施形態の電子部品1は、図1に示すように、セラミック誘電体板2、および一対の導体層3a、3bを有する本体4と、一対の外部電極5a、5bと、を備えている。本体4は、対向する一対の面6と、一対の面6をつなぐ側面7とを有している。
本実施形態の電子部品1は、図2(a)に示すように、複数のセラミック誘電体板2と複数の導体層3a、3bが交互に積層された本体4(以下、積層体4という場合もある)と、本体4の外表面に設けられた一対の外部電極5a、5bと、を備えている。積層体4は、積層方向に位置する一対の面6と、一対の面6をつなぐ側面7とを有している。導体層3aは外部電極5aと電気的に接続され、導体層3bは外部電極5bと電気的に接続されている。
本実施形態の電子部品1において、第2実施形態と異なるのは、図2(c)に示すように、セラミック誘電体層2と一方の外部電極5aまたは5bとの間に絶縁材8が介在することである。すなわち、セラミック誘電体板2aは外部電極5aに接するとともに、外部電極5bとの間には絶縁材8が介在し、セラミック誘電体層2bは外部電極5bに接するとともに、外部電極5aとの間には絶縁材8が介在している。本実施形態では、絶縁材8は、絶縁材8を挟むセラミック誘電体板2aと導体層3a、またはセラミック誘電体板2bと導体層3bとを接着し、積層体4の形状を維持している。
第1〜第3実施形態における他の構成について説明する。セラミック誘電体板2は、150MPa以上の抗折強度を有していてもよい。150MPa以上の抗折強度を有するセラミック誘電体板2は、例えば厚さ3μmの薄板としても自立性があり、容易にハンドリングできる。また、セラミック誘電体板2は、1000以上の比誘電率を有していてもよい。このようなセラミック誘電体板2として、厚さ3〜20μmの薄板を用いることで、実用的な電子部品1を形成できる。このように高強度で比誘電率の高いセラミック誘電体板2の具体例については後述する。
これらの実施形態では、セラミック誘電体板2と導体層3a、3bとの接着性を確保するなどの目的で、セラミック誘電体板2と導体層3a、3bとの界面に樹脂やガラスを介在させてもよい。セラミック誘電体板2と導体層3a、3bとの界面、特に有効部の界面に低誘電率の樹脂やガラスが存在すると、誘電特性の低下を招く懸念があるが、樹脂やガラスに比誘電率の高いセラミック粒子を混在させることにより、誘電特性の低下を抑制することができる。なお、セラミック誘電体板2と導体層3a、3bとの間には、樹脂やガラス等の低誘電率の材料を実質的に含まなくてもよい。
これらの実施形態において、セラミック誘電体板2の材料は、酸化チタンを主成分とし、ルチル型の結晶構造を有する常誘電体材料を用いるのがよい。なお、Ti以外の金属元素として、2価の元素、3価の元素、4価の元素および5価の元素のうち少なくともいずれかを含んでもよい。このような組成を有する材料は、高い比誘電率と高い抗折強度を有しており、薄板でも容易にハンドリングができる。また、誘電特性の周波数依存性が小さい常誘電体であることから、特に高周波対応として実用的な電子部品1、たとえば積層セラミックコンデンサなどを形成できる。
これらの実施形態の電子部品1は、以下のようにして作製すればよい。導体層3a、3bとして金属箔を用いる場合、セラミック誘電体板2の面積が最も大きい面である面6に、一対の金属箔を重ね合わせることで第1実施形態の本体4を作製する。
得られた18×20mmのセラミック板の一方の表面に、7×9mmの矩形状の開口部を有するマスクを用いて金をスパッタし、厚さ0.2μm、7×9mmの矩形状をなす金のスパッタ膜を形成して、導体層付きセラミック板(A)および(B)を得た。なお、(A)と(B)のスパッタ膜は、その配置がスパッタ膜の長辺の方向にのみ互いに1mmずれるように形成した。
得られたセラミック板の一方の表面に、厚さ2μmの矩形の銅箔を重ね、レーザーカッターを用いて8×10mmの大きさの導体層付きセラミック板を作製した。なお、この導体層付きセラミック板は、セラミック板の一方の表面の全面に銅箔が重なったものである。
得られたセラミック板の一方の表面に、上述の成形に用いた混合溶液を少量塗布し、10×20mm、厚さ2μmの矩形の銅箔を重ねた。これらを、1枚目のセラミック板および銅箔とする。なお、銅箔をセラミック板に重ねる際、セラミック板と銅箔とを長辺方向に2mmずらして重ねた。重ねた銅箔の表面に、さらに混合溶液を少量塗布し、他のセラミック板を1枚目のセラミック板と全面が重なるように重ねた。重ねたセラミック板の表面に、さらに少量の混合溶液を塗布し、他の銅箔を1枚目の銅箔とは逆向きにずらして重ねた。他のセラミック板および銅箔を2枚目のセラミック板および銅箔とする。2枚目の銅箔の表面に、さらに少量の混合溶液を塗布して、3枚目のセラミック板を1枚目および2枚目のセラミック板と全面が重なるように重ねた。
2、2a、2b セラミック誘電体板
3、3a、3b 導体層
4 本体
5、5a、5b 外部電極
6 本体の面
7 本体の側面
8 絶縁材
9 被覆層
10 介在層
10a 誘電体粒子
10b 有機樹脂
Claims (15)
- セラミック誘電体板、および該セラミック誘電体板の表面に配された少なくとも一対の導体層を有する本体と、
該本体に設けられた少なくとも一対の外部電極と、を備え、
前記導体層は、前記一対の外部電極のうちいずれか一方とそれぞれ電気的に接続されるとともに、当該導体層と電気的に接続されていない前記外部電極との間に、樹脂またはガラスからなる絶縁材が介在しており、
前記セラミック誘電体板と、前記導体層との間に、無機化合物からなる誘電体粒子および有機樹脂を含む介在層を有する、電子部品。 - 複数の前記セラミック誘電体板および複数の前記導体層が、それぞれ交互に積層されている、請求項1に記載の電子部品。
- 前記複数のセラミック誘電体板が、前記一対の外部電極のうちいずれか一方の前記外部電極とそれぞれ接するとともに、
当該セラミック誘電体板と他方の前記外部電極との間に、前記絶縁材が介在している、請求項2に記載の電子部品。 - 前記セラミック誘電体板が、150MPa以上の抗折強度を有するとともに、1000以上の比誘電率を有する、請求項1〜3のいずれかに記載の電子部品。
- 前記セラミック誘電体板の厚さが、3〜20μmである、請求項1〜4のいずれかに記載の電子部品。
- 前記本体の前記外部電極が設けられていない表面が、絶縁性の樹脂またはガラスで被覆されている、請求項1〜5のいずれかに記載の電子部品。
- 前記導体層が、金属箔である、請求項1〜6のいずれかに記載の電子部品。
- 前記介在層の厚さが、3μm以下である、請求項1〜7のいずれかに記載の電子部品。
- 前記誘電体粒子の平均粒径が、前記介在層の厚さの1/2以下である、請求項1〜8のいずれかに記載の電子部品。
- 前記介在層における前記誘電体粒子の体積をVa、前記有機樹脂の体積をVbとしたとき、前記有機樹脂の体積比率Vb/(Vb+Va)が、0.4以下である、請求項1〜9のいずれかに記載の電子部品。
- 前記誘電体粒子の組成が、前記セラミック誘電体板の組成と同一である、請求項1〜10のいずれかに記載の電子部品。
- 前記セラミック誘電体板が、酸化チタンを主成分とし、ルチル型の結晶構造を有するとともに、2価の元素、3価の元素、4価の元素および5価の元素のうち少なくともいずれかを含む、請求項1〜11のいずれかに記載の電子部品。
- 前記セラミック誘電体板が、酸化チタンを主成分とし、ルチル型の結晶構造を有するとともに、
MgおよびNiのうち少なくともいずれか一種である金属元素M1と、NbおよびTaのうち少なくともいずれか一種である金属元素M2と、を含み、
Ti、M1およびM2の総量に対して、M1のモル比率が0.005〜0.025、M2のモル比率が0.01〜0.050である、請求項1〜11のいずれかに記載の電子部品。 - 前記セラミック誘電体板の気孔率が、5%以下である、請求項1〜13のいずれかに記載の電子部品。
- 前記セラミック誘電体板のヤング率が200〜300GPaの範囲である、請求項1〜14のいずれかに記載の電子部品。
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