JP6452995B2 - 工事用シートの設置方法とこの方法に用いる装置 - Google Patents
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(イ)単管等で形成した高層足場の最上層部に位置した縦地単管にクランプによって水平姿勢で架設されるガイドレールであって、そのガイドレールは、下面が開口した側断面大略逆U状をなし、かつ、長さ方向の一端部に接続用ソケットを備えると共に他端部に他のガイドレールの接続用ソケットに嵌まる接続部を具備して成り、そのガイドレールの複数本を、先行するガイドレールの接続部に次のガイドレールの接続ソケットを順次嵌めて接続し前記足場における正面等の左右幅全域に亘り設置する、
(ロ)前記足場における最上層のガイドレールの近傍上方に、工事用シート等の仮設用資材を引き上げると共に、前記資材を引き下すための昇降機構を設置する、
(ハ)前記資材の一つは、工事用シートのハトメを掛止するハトメフックを首振り自在に備えた少なくとも2個の吊車を断面内に有する、前記ガイドレールの接続部と同断面のショートレールを主体に形成したシート搬送手段であり、該搬送手段は、当該足場の最下層から最上層の間を前記昇降機構で昇降させる、
(ニ)高さ方向で接続した少なくとも2枚の工事用シートをその高さ方向に沿って折畳み、この折畳み状態のシートを、足場の最下層に降下させた前記搬送手段に、そのショートレールが備える吊車のハトメフックに当該折畳みシート最上辺の少なくとも両端のハトメを引掛けて支持させ、この支持状態で前記昇降機構を上昇させる、
(ホ)上昇させられる搬送手段が前記足場の最上層のガイドレールと略同高に到達したら、前記搬送手段のショートレールを、前記足場の外側端に位置したガイドレールの接続用ソケットに接続し、前記シートを吊下した吊車を、当該ショートレールから前記ガイドレール内に移動させて移載する、
(ヘ)上記のようにして搬送手段のショートレールから最上層の複数本のガイドレールに順次移載した複数の前記シートを当該ガイドレール上の所定位置に位置付けて当該シートの折畳み状態を拡開する、
(ト)拡開した各シートは、その高さ方向上端辺に並んでいるハトメにおいて前記足場のガイドレールが備えた吊車のハトメフックに掛止して支持すると共に、足場の最下層に対応した位置のシートの下端辺に並んでいるハトメを、前記最上層のガイドレールとは上下逆向きに当該足場に架設したシート張設用のガイドレールが備える倒立姿勢の吊車のハトメフックに掛止して前記シートを足場に張設する、
ことを特徴とするものである。
(b)高さ方向で連結した前記シートは、その上端部を、その高さ方向に沿った折畳み状態にまとめた姿で搬送手段に吊下げ支持させ、その状態で前記搬送手段をウィンチ等の昇降機により足場の最上層に引き上げることにより、該足場の最上層に引き上げることができる。
(c)引き上げた前記シートは、その上端部を、搬送手段のショートレール内から最上層に設置されているガイドレール内に、当該上端部をハトメフックで吊下している吊車を移動させて移載し、前記折畳み状態のシートを拡開(展開ともいう)することにより、足場の高さ方向において少なくとも2枚を接続したシートを一気に張設できる。このとき前記足場の縦地単管の最下部に架設されたガイドレールに挿入された吊車の上向きハトメフックに前記シートの最下辺のハトメを掛止させておくと前記シートの円滑な展開を補完することができる。
(d)前記足場の左右幅方向に設ける複数本のガイドレールは、各レールの接続用ソケットと該ソケットに嵌る接続部を利用したシームレス接続方式ゆえに、前記搬送手段の吊車に吊下げたままの状態で前記ガイドレールに移載でき、ガイドレールに移載された前記シートの複数本は、接続されているガイドレールの全長(左右方向の長さ)内で所定(又は、所望)の位置に前記吊車を介して移動させることができるから、夫々の位置で各シートの折畳み状態を展開することができる。折り畳み状態の展開は前記足場最下層に架設したガイドレールにおいても、前記最上層のガイドレールにおける吊車の移動と同様である。
(e)ガイドレールの所定位置において吊車に支持されている複数本のシートは、各列の(2本の縦地単管における)シート単位で当該ガイドレールの上で折畳みも展開も自在にできる。
(f)ガイドレールから吊車のハトメフックにより支持され、かつ、そのレール上で展開された各シートは、各シートの左右側端のハトメ列において各シートの左右側辺が対応する縦地単管に結合するか、又は、隣り合ったシート同士を前記ハトメにおいて結合しつつ前記単管に結合することができる。
(g)前記結合には、この明細書で提案した新規「結合具」を使用することにより、従来のシート紐による短管との結合(指先によるシート紐の固結び操作)に比べて格段にシートハトメの結合作業時間の短縮を図ることができ、しかも、確実,強固なハトメにおける結合を図ることができる。前記結合具は前記シートの折り畳み状態を結束する結束具としても使用できる。
すなわち、図2に例示したガイドレール3は、断面が略U状のレール部材を、そのU状溝を下向きにして該溝の開口部の両側水平部を後述する吊車52の走行面に形成していると共に、左右両端部の外形をレール本体3aよりも少し大径のプラグ状をなす接続部3b,3cに形成している。
そして、一方の接続部3b(図2では左方)には、後述するシート搬送手段5たるショートレール51、又は、隣接する別のガイドレール3の接続部3cを接続するための接続用ソケット31(以下、単に「ソケット31」ということもある。)が備えられている。このソケット31も前記レール3に外嵌できる断面略U状である。なお、前記ソケット31には、背面にジョー開閉式の単管用クランプ4(図10に依って後述する)が設けられている。前記クランプ4は、縦地単管1にガイドレール3の接続部3bに外嵌されたソケット31を固定するためのものである。また、前記ソケット31の上面には、後述するシート搬送手段5の接続されるショートレール51や他のガイドレール3との接続状態、或は、レール本体3aとソケット31の接続をロックする保持手段の例として出没式ボス状のレールロック31a、31bが設けられている。さらに、前記接続部3cの上面には、接続されるガイドレール3のソケット31が備えたレールロック31aが入るボス穴3dが設けられている。
まず、図1の足場右側端の縦地単管1の最上部位に、レール本体3aを有しない断面略U状の単体のソケット31をそのU状溝を下向きにして背面のクランプ4で取付ける。次に、図1の右から2番目の縦地単管1Vに、U状溝が下向きのソケット31付きのガイドレール3を、このレール左端の接続部3bに被せたソケット31の背面にあるクランプ4において固着すると共に、このガイドレール3の右端の接続部3cを、前記単体のソケット31に挿入してこのガイドレール3を2本の縦地単管1V,1Vの間に架設する。以下、同様にして、次のガイドレール3をそのレール本体3aの左端接続部3bに外嵌結合したソケット31において3番目の単管1Vに固定すると共に、右端の接続部3cを、先に架設したガイドレール3のソケット31に挿入して、2本の単管1V,1Vに架設して行く。このガイドレール架設操作を足場Wsの左側端の単管1Vまで実施することにより、図1の足場Wsの最上層の左右方向に、ガイドレール3が、貫通した態様で設けられる。ソケット31を介して接続される各ガイドレール3は、その継ぎ目の内面に大きな段差などがない接続であるから、後述するシート搬送手段5のショートレール51から移動して来る吊車52は円滑に転動することができる。
以上の説明は、ガイドレール3を足場Wsの最上層に水平姿勢で架設する場合であるが、上記ガイドレール3はその断面のU状溝の開口を上向きにして足場Wsの最下層にも架設している(図1、図13参照)。
前記吊車52は、両側の車輪52aの軸部を側面で支持した中央ブロック52bから該ブロックの縦軸方向で回転自在(首振り自在)に垂下された大略J状乃至フック状の吊り金具53(以下、ハトメフック53ともいう)が設けられている。
一方、ショートレール51は、その立壁面に横並びに複数個のピン穴54aを設け、ピン穴54aの一つに吊車52がレール51から離脱するのを阻止する部材として挿抜自在に設けた2本のストッパピン54を挿抜自在に備えている。前記ショートレール51の上面中央部には、昇降機構6の昇降部材に連結される吊下支持部55が設けられている。また、前記レール3の上面にはガイドレール3のソケット31に設けたレールロック31aのピンが挿入されるピン穴51bが設けられている。
ガイドレール3は、足場Wsの最上層において、水平方向に延びて設けられているから、ガイドレール3に移載されたシート2は、足場Wsの左右方向における所望の位置のガイドレール3に移動させることができる。シート2をガイドレール3に移載させたシート搬送手段5は、ロック部材31aを引き上げてショートレール51とガイドレール3のロック状態を解き、一例として図9の態様でガイドレール3から抜去して昇降機構6によって最下層に降ろす。
すなわち、最下層に設けた横地単管1Hに代えて、足場Wsの最上層で使用した前記ガイドレール3を、そのU状溝の向きを上向き(略U状)にして各縦地単管1V,1Vのペアの間に架設し、架設したガイドレール3に収設した吊車52から上向きに突出したハトメフック53に、前記シート2の最下辺のハトメ2aを支持させるのである(図13参照)。シート2の最下辺をこのように支持することにより、U状溝を上向きにした前記ガイドレール3を縦地単管1Vに関して下方へ押下げ、当該レール3の上下位置の調節をすると、シート2をピンと張ることができる。このようにシート2を上下方向でピンと張った状態にしてからそのガイドレール3を左右の縦地単管1V,1Vにクランプ4で固定すると、シート2を足場Wsにピンと張った状態で整然と設置することができる。
本発明は、上記のようなコーナー部(出隅)に本発明のシート設置方法、並びに、ガイドレール3を好適に適用することができるコーナー用接続ソケット7を提供するので、以下に本発明のコーナー用接続ソケット7について説明する。
図10のコーナー用接続ソケット7は、図2に示すガイドレール3の右側の接続部3cが嵌入できる断面形状を有し、かつ、ガイドレール3と同様に下面中央が下向き溝gとなる断面略逆U状でその溝の両側を走行面rに形成した2つの角パイプ状のソケット部材71,72を直角に結合した基本態様に形成されている。
本発明は以上の通りであるから、足場Wsの各面の全域に、工事用シート2を省力的、かつ、作業効率よくピンと張った状態で整然と設置することができ、設置した後必要に応じて前記シートを足場上で折りたたむ等の収納状態にできる。
例えば、図14(イ)の上方の左に部分拡大斜視図で示したように、シート2の左側端部を中心に右方のシート2をロール状に巻込んで、ラッシングベルト等の結束具LBで巻込んだシート2を結束したり、或は、図14(イ)の上方の右図のようにシート2の右方側からシート2をジグザグ上に折畳み、折畳んだシート2をラッシングベルト等の結束具LBで結束することにより、図14(ロ)に示すような収納(縮小)状態にすることができる。
本発明によれば、足場Wsに張設されたシート2を図14に例示した態様で当該足場Wsの上で折畳み収納できるから、工事途中などにおいて、工事区域内の空気の流通や採光を良くしたい場合などに容易かつ迅速に対応できる。
まず、搬送手段5のショートレール51を最も外側にあるガイドレール3の接続用ソケット31に接続して、ガイドレール3にあるシート2の吊車52を、前記ショートレール51の側へ移動させ、この状態で搬送手段5を吊下げた昇降機構6のワイヤ等の条材61を巻戻すことにより、このシート2の最上辺を地上に降ろす。このようにして、ガイドレール3の列の中にある各シート2を順次搬送手段5のショートレール51に移し、昇降機構6のワイヤ等の条材61を巻戻して最下層側に降ろすことにより、各シート2を地上に降ろすことができる。
しかし、この紐は腰がないやわらかい紐であるため、小径のハトメ2aに通すにはコツが必要であり、急いでハトメ2aに通そうとすると紐の先端側がハトメ2aの穴のまわりに当ったりして曲がってしまい、円滑な結束作業が行い難かった。特に、縦地単管1Vに結合されるシート2のハトメ2aは、1本の単管1Vに対し左右のシート2,2のハトメ2a,2aに紐を通した上で、当該単管1Vに紐を結束する作業であるため、作業に手間取りその効率の改善が要請されていた。
すなわち、2本の上記結束具LBをバックル体10に近い紐帯体9において逢着等で結合CBしてハトメ2a同士を結合するときに使用して有用な結束具BL−2としたのである。この結束具BL−2では、一方の紐帯体9を一方のハトメ2aに通しその紐帯体9を一方のバックル体10に通して固定し、他方の紐帯体9を他方のハトメ2aに通してその紐帯体9を他方のバックル体10に通して固定することにより、結合された2本の結束具BLが二つのハトメ2a同士を結束できるのである。この結束具LB−2はハトメ同士の結合に使って有用であるから、現場でよく行われるシート盛替え作業でのハトメ同士の結合を迅速かつ正確、強固に行うことができる。紐帯体9の結合CBは逢着のみならずリベット止など適宜の結合手段を用いることができる。
従来ハトメ同士の結合には柔らかいナイロン製の編紐を使っていたので、その紐をハトメに通すにはコツが必要で迅速な穴挿通がやりにくいためシート盛替えの作業効率のネックであり、また縛ってもナイロン製ゆえに延びたり緩み易いという難点があったが、上記結束具LB、LB−2にはそのような難点はない。また従来のナイロン製紐のように使い捨てではなく繰り返し使用ができるからこの点でも合理的である。
前記ガイドレール3は、その断面内を走行する吊車52を設け、その吊車52が首振り自在のハトメフック53を具備していることにより、図示しないが、ガイドレール3を、その底の溝を横向き(吊車52とハトメフック53も横向き)にして、平面から見て矩形状をなすように足場Wsに架設することができ、これにより平面視矩形状に配置されたガイドレール3の吊車52のハトメフック53に、水平姿勢の転落防止ネット(図示せず)を、その外周上のハトメ等の被支持部において掛止すれば、空中の水平面内に敷設されるネット等を足場Wsに水平姿勢で張設することができる。
1V 縦地単管
1H 横地単管
2 工事用シート
2a ハトメ
3 ガイドレール
3a レール本体
3b,3c 接続部
31 接続用ソケット
31a,31b ロック部材
4 ソケット31のクランプ
5 シート2の搬送手段
52 吊車
53 ハトメフック
6 昇降機構
7 コーナー用接続ソケット
8 ソケット7のクランプ
LB、LB−2 結束具
9 帯紐体
10 バックル体
Claims (11)
- 単管などで形成された足場に工事用シートを設置するに際し、
前記足場の縦地単管における最上層と最下層に、首振り自在のハトメフックを備えた吊車が断面内を長さ方向に走行できるように形成した断面略U状のガイドレールを、当該レールのU状溝を足場の上下層で前記溝の開口を対面させ水平姿勢で架設し、
前記足場の最下層において高さ方向で少なくとも2枚を接続した工事用シートを、そのシートの高さ方向に沿って折畳み、折畳み状態の当該シートの最上辺のハトメを、前記最上層のU状溝を下向きにしたガイドレールと略同断面のショートレールを有するシート搬送手段が備えた前記吊車のハトメフックに掛止し、
該掛止状態で前記搬送手段を前記足場の最上位に設けている昇降機構によって当該足場の最下層から最上層に吊り上げ、
その最上層で前記搬送手段のショートレールを前記足場のガイドレールに接続し、前記ハトメフックにシートを吊下している吊車を、前記ショートレール内からガイドレール内に走行させて移載すると共に、
前記足場の最下層のU状溝を上向きにしたガイドレールに、上向きにハトメフック有する吊車を収装し、当該吊車のハトメフックに前記シートの最下辺のハトメを掛止させ、
前記折畳み状態のシートを前記上下のガイドレール内で吊車を走行させて拡開することにより、前記シートを足場に張設し、
工事中、又は、用済み後、拡開していた前記シートをハトメフックで掛止している吊車を前記上下のガイドレール内で走行させて当該シートを折畳み状態にする、
ことを特徴とする工事用シートの設置方法。 - 上下のガイドレール内においてシートを掛止している吊車を走行させて前記シートを拡開状態から折畳み状態にし、折畳んだ当該シートを掛止した吊車を、前記最上層のガイドレールの一側端に接続されたシート搬送手段のショートレール内に走行させて移載し、該搬送手段を昇降機構により足場の最下層側へ降下させ前記シートを前記足場の最下層に引き下ろす請求項1の設置方法。
- (イ)単管等で形成した高層足場の最上層に位置した縦地単管にクランプによって水平姿勢で架設されるU状溝を下向きにしたガイドレールであって、そのガイドレールは、長さ方向の一端部に接続用ソケットを備えると共に他端部に他のガイドレールの接続用ソケットに嵌まる接続部を具備して成り、そのガイドレールの複数本を、先行するガイドレールの接続部に次のガイドレールの接続ソケットを順次嵌めて接続し前記足場における正面等の左右幅全域に亘り設置する、
(ロ)前記ガイドレールと同じガイドレールを、そのU状溝を上向きにして前記足場の最下層の縦地単管に、前記最上位のガイドレールと同じ接続態様でクランプにより水平姿勢で架設する、
(ハ)前記足場における最上層のガイドレールの上方に、工事用シート等の仮設資材を引き上げると共に、前記仮設資材を引き下すための昇降機構を設置する、
(ニ)前記仮設資材の一つは、工事用シートのハトメを掛止するハトメフックを首振り自在に備えた少なくとも2個の吊車を断面内に有する、前記ガイドレールの接続部と同断面のショートレールを主体にしたシート搬送手段であり、該搬送手段は、当該足場の最下層から最上層まで前記昇降機構によって昇降させる、
(ホ)高さ方向で接続した少なくとも2枚の工事用シートをその高さ方向に沿って折畳み、この折畳み状態のシートを、足場の最下層に降下させた前記搬送手段に、そのショートレールが備える吊車のハトメフックに当該シート最上辺の少なくとも両端のハトメを引掛けて支持させ、この支持状態で前記昇降機構を上昇させる、
(ヘ)上昇させられる搬送手段が前記足場の最上層のガイドレールと略同高に到達したら、前記搬送手段のショートレールを、前記足場の外側端に位置したガイドレールの接続用ソケットに接続し、前記シートを吊下した吊車を、当該ショートレールから前記ガイドレール内に移動させて移載する、
(ト)上記のようにして搬送手段のショートレールから最上層の複数本を接続したガイドレールに順次移載した複数の前記シートを、当該ガイドレール上の所定位置に位置付けて当該シートの折畳み状態を拡開すると共に、
(チ)前記シートの最下辺のハトメを、前記最下層のガイドレールに収装した吊車が有する上向きハトメフックに掛止させ、その吊車を、前記シートを拡開する方向にガイドレール内を走行させて折り畳み状態の前記シートを拡開する、
(リ)拡開された各シートは、その最上辺に並んでいるハトメが前記足場の最上層のガイドレールが備える吊車の下向きハトメフックに掛止されると共に、足場の最下層に位置したシートの最下辺に並んでいるハトメが、当該足場の最下層に架設したガイドレールが備える吊車の上向きハトメフックに掛止されて、前記シートを足場に開閉自在に張設することを特徴とする工事用シートの設置方法。 - 請求項1〜3のいずれかの工事用シート設置方法に用いるガードレールであって、単管等の足場部材で形成された足場の最上層と最下層に位置する縦地部材に水平姿勢で架設される前記ガイドレールは、断面略U状であって前記足場の上下層においてU状溝の開口を対向させて設けると共に、一端部に他のガイドレールの接続部を嵌合する接続用ソケットと該ソケットの背後に前記縦地部材に結合されるクランプを備えている一方、他端部に他のガイドレールの接続用ソケットに嵌入される接続部を形成して成り、このガイドレールの複数本を、一のガイドレールの接続用ソケットに他のガイドレールの接続部を順次嵌入して前記足場の幅方向に接続すると共に、接続される各ガイドレールの夫々のクランプを足場の縦地部材に結合することにより、前記各ガイドレールを前記足場の最上層と最下層の幅方向に接続して架設するようにしたことを特徴とするガイドレール。
- 一のガイドレールの接続用ソケットに他のガイドレールの接続部が嵌入して接続したとき、その接続状態を保持,解除するため、前記一のガイドレールに、前記他のガイドレールの接続部に挿入,離脱されるボス状のロック部材を設けた請求項4に記載のガイドレール。
- 接続用ソケットは、それを備えたガイドレールから分離できるように形成した請求項4又は5に記載のガイドレール。
- 接続用ソケットと該ソケットを外嵌して備えたガイドレールは、当該ソケットとレール自体の結合状態を保持するために、接続用ソケット側からガイドレール側に挿入,離脱されるボス状のロック部材を備えた請求項6に記載のガイドレール。
- 接続用ソケットは、平面視略L状に形成し、その角部の内側に縦地部材に結合されるクランプを有すると共に前記L状の各片に出没自在のボス状のロック部材を備えて成り、足場のコーナー部で請求項4〜7のいずれかのガイドレールに接続されるようにしたことを特徴とする略L状接続用ソケット。
- 請求項1〜3のいずれかの工事用シート設置方法において用いるシート搬送手段であって、その搬送手段は、足場最上位のガイドレールの接続用ソケットに嵌入できる断面外形と前記ガイドレールの内面形状と同じ内面形状を備えたショートレールと、該ショートレールの上面側に設けたウィンチ等の昇降手段のワイヤ等の昇降部材に連結される吊下支持部と、当該ショートレールの断面内に収装して内部を走行できる少なくとも2個の吊車と、該吊車に首振り自在に垂設されて工事用シートのハトメを掛止するフック状の吊り金具(ハトメフック)を具備したことを特徴とする搬送手段。
- ショートレールは、該レールの走行面に存在する吊車を挟んだ外方に位置した立壁に、前記吊車をそのショートレールから脱落させないピン状のストッパ部材を挿抜自在に備えた請求項9に記載の搬送手段。
- ショートレールは、当該ショートレールとガイドレールの接続用ソケットが嵌合する重複部に、前記接続用ソケット側から挿抜されるボス状のロック部材が挿入されて前記ソケットとレールの接続状態を保持するボス穴を設けた請求項9又は10に記載の搬送手段。
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