JP2016047985A - 工事用シートの設置方法とこの方法に用いる装置 - Google Patents

工事用シートの設置方法とこの方法に用いる装置 Download PDF

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Abstract

【課題】重量シートを張設する場合であっても、省力的かつ迅速に高い安全性の下で荷揚げやシート引上げ、並びに、引上げたシートのシート掛け作業を実現できるシート設置方法と装置を提供する。
【解決手段】工事用シート設置方法に用いるガードレール3であって、単管等で形成された足場の最上層と最下層に位置する縦地部材に水平姿勢で架設される前記ガイドレール3は、断面略U状であって前記足場の上下層においてU状溝の開口を対向させて設けると共に、一端部に接続用ソケット31とその背後にクランプ4を備えている一方、他端部に接続部3b、3cを形成して成り、このガイドレール3の複数本を、一のガイドレール3の接続用ソケット31に他のガイドレール3の接続部3b、3cを順次嵌入して前記足場の幅方向に接続すると共に、各ガイドレール3の夫々のクランプ4を足場の縦地部材に結合することにより、前記足場の最上層と最下層の幅方向に架設する。
【選択図】図2

Description

本発明はビル等の建物の建設,補修,解体などの工事の際、当該建物を工事区域として囲むように設置される養生シートや防音シートなどの工事用シート(以下、工事用シートや単にシートともいう)を素早く足場に設置する方法とこのシート設置方法に用いて有用な装置等に関する。
従来の工事用シートの設置においては、高さのある足場では高さ方向に接続した複数枚のシートを、その足場の最上階層に配置したウィンチ等で引き上げ、引き上げたシートの最上端辺のハトメを足場最上階層の単管等のパイプ材(以下、本明細書では単に「単管」という)に掛止している。そして、シートの引き上げと引き上げたシートの最上端辺のハトメでの単管への掛止という作業を、当該足場の正面,左右側面,背面の各面全域において施工し、当該足場における各面の幅方向において互に隣合って張設されているシート列を、高さ方向で隣り合って並んだハトメ同士をシート紐のような結合具で互いに結束し、建物を囲むように設けた足場全体を工事用シートで覆うように、シートを張設している。
従来のシート設置方式は、低層足場での作業や軽量なメッシュシートや塗装シートの作業では、足場が低くかったり、或は、取扱うシート自体が比較的軽量なことにより、シート掛けの作業/設置したシートのばらし作業(以下、これらの作業を併せて「シート設置作業」という)とも容易に施工することができる。
しかし、足場階層が高い場合の設置作業や重量のある防音シート等の設置作業では、資材の荷揚げやシートの吊り上げ、或は、吊上げたシートのシート掛作業に複数の作業員を動員してもかなりの作業時間が掛かってしまうという問題がある。また、重量の大きなシートの高い階層での取扱いは危険度も高くなる。しかし乍ら、例えば先行特許文献1〜3においては、このような点に配慮した技術は開示されていない。
特許第3869852号公報 特許第5285472号公報 特開2010−159617号公報
そこで、本発明は、例えば高層階足場において1枚当りの重量が大きい防音シート等の重量シートを張設する場合であっても、省力的かつ迅速に、しかも、高い安全性の下で荷揚げやシート引上げ、並びに、引上げたシートのシート掛け作業を実現できることは勿論、水平な安全ネットの設置や現場仮囲いの上部に安全のために増設する保護シートの設置など、工事用ネットを含む工事用シートの複数種類の設置形態を実現できる新たなシート設置方法と、この設置方法で用いて有用な装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決することを目的としてなされた本発明シート設置方法の具体的構成の一例は、
(イ)単管等で形成した高層足場の最上層部に位置した縦地単管にクランプによって水平姿勢で架設されるガイドレールであって、そのガイドレールは、下面が開口した側断面大略逆U状をなし、かつ、長さ方向の一端部に接続用ソケットを備えると共に他端部に他のガイドレールの接続用ソケットに嵌まる接続部を具備して成り、そのガイドレールの複数本を、先行するガイドレールの接続部に次のガイドレールの接続ソケットを順次嵌めて接続し前記足場における正面等の左右幅全域に亘り設置する、
(ロ)前記足場における最上層のガイドレールの近傍上方に、工事用シート等の仮設用資材を引き上げると共に、前記資材を引き下すための昇降機構を設置する、
(ハ)前記資材の一つは、工事用シートのハトメを掛止するハトメフックを首振り自在に備えた少なくとも2個の吊車を断面内に有する、前記ガイドレールの接続部と同断面のショートレールを主体に形成したシート搬送手段であり、該搬送手段は、当該足場の最下層から最上層の間を前記昇降機構で昇降させる、
(ニ)高さ方向で接続した少なくとも2枚の工事用シートをその高さ方向に沿って折畳み、この折畳み状態のシートを、足場の最下層に降下させた前記搬送手段に、そのショートレールが備える吊車のハトメフックに当該折畳みシート最上辺の少なくとも両端のハトメを引掛けて支持させ、この支持状態で前記昇降機構を上昇させる、
(ホ)上昇させられる搬送手段が前記足場の最上層のガイドレールと略同高に到達したら、前記搬送手段のショートレールを、前記足場の外側端に位置したガイドレールの接続用ソケットに接続し、前記シートを吊下した吊車を、当該ショートレールから前記ガイドレール内に移動させて移載する、
(ヘ)上記のようにして搬送手段のショートレールから最上層の複数本のガイドレールに順次移載した複数の前記シートを当該ガイドレール上の所定位置に位置付けて当該シートの折畳み状態を拡開する、
(ト)拡開した各シートは、その高さ方向上端辺に並んでいるハトメにおいて前記足場のガイドレールが備えた吊車のハトメフックに掛止して支持すると共に、足場の最下層に対応した位置のシートの下端辺に並んでいるハトメを、前記最上層のガイドレールとは上下逆向きに当該足場に架設したシート張設用のガイドレールが備える倒立姿勢の吊車のハトメフックに掛止して前記シートを足場に張設する、
ことを特徴とするものである。
(a)首振り自在のハトメフックを有する吊車が走行可能な断面略U状のガイドレールを、そのU状溝を足場の上下層において向い合せて架設し、上下のガイドレールに装備した吊車のハトメフックに、少なくとも2枚を上下で接続した工事用シート上下辺のハトメを掛止して支持するから、前記足場に設置した前記シートをガイドレール上で開閉することができる。
(b)高さ方向で連結した前記シートは、その上端部を、その高さ方向に沿った折畳み状態にまとめた姿で搬送手段に吊下げ支持させ、その状態で前記搬送手段をウィンチ等の昇降機により足場の最上層に引き上げることにより、該足場の最上層に引き上げることができる。
(c)引き上げた前記シートは、その上端部を、搬送手段のショートレール内から最上層に設置されているガイドレール内に、当該上端部をハトメフックで吊下している吊車を移動させて移載し、前記折畳み状態のシートを拡開(展開ともいう)することにより、足場の高さ方向において少なくとも2枚を接続したシートを一気に張設できる。このとき前記足場の縦地単管の最下部に架設されたガイドレールに挿入された吊車の上向きハトメフックに前記シートの最下辺のハトメを掛止させておくと前記シートの円滑な展開を補完することができる。
(d)前記足場の左右幅方向に設ける複数本のガイドレールは、各レールの接続用ソケットと該ソケットに嵌る接続部を利用したシームレス接続方式ゆえに、前記搬送手段の吊車に吊下げたままの状態で前記ガイドレールに移載でき、ガイドレールに移載された前記シートの複数本は、接続されているガイドレールの全長(左右方向の長さ)内で所定(又は、所望)の位置に前記吊車を介して移動させることができるから、夫々の位置で各シートの折畳み状態を展開することができる。折り畳み状態の展開は前記足場最下層に架設したガイドレールにおいても、前記最上層のガイドレールにおける吊車の移動と同様である。
(e)ガイドレールの所定位置において吊車に支持されている複数本のシートは、各列の(2本の縦地単管における)シート単位で当該ガイドレールの上で折畳みも展開も自在にできる。
(f)ガイドレールから吊車のハトメフックにより支持され、かつ、そのレール上で展開された各シートは、各シートの左右側端のハトメ列において各シートの左右側辺が対応する縦地単管に結合するか、又は、隣り合ったシート同士を前記ハトメにおいて結合しつつ前記単管に結合することができる。
(g)前記結合には、この明細書で提案した新規「結合具」を使用することにより、従来のシート紐による短管との結合(指先によるシート紐の固結び操作)に比べて格段にシートハトメの結合作業時間の短縮を図ることができ、しかも、確実,強固なハトメにおける結合を図ることができる。前記結合具は前記シートの折り畳み状態を結束する結束具としても使用できる。
本発明設置方法により足場に工事用シートを設置している状態を模式的に示す図で、左側端はシートが折畳み状態、その右側はシートの展開状態を示した正面図。 図1の足場の最上層と最下層の幅方向において縦地単管に接続して架設されている本発明シート設置方法に用いたガイドレールの一例の斜視図。 図2のガイドレール同士の接続態様を説明するための斜視図で、(イ)が接続前、(ロ)が接続後の斜視図。 本発明設置方法に用いるシート搬送手段と該搬送手段が具備したハトメフックの斜視図。 図4の搬送手段を昇降させるウィンチ等による昇降手段の一例の斜視図。 図5の昇降手段と図4の搬送手段と折畳み状態のシートの関係を説明するための図で、(イ)は各手段とシートが結合される前を、(ロ)が結合された後を、夫々示す斜視図。 図4のシート搬送手段と図2のガイドレールの接続の態様を説明するための斜視図で、(イ)が接続前、(ロ)が接続後の斜視図。 シート搬送手段からガイドレールへ折畳み状態のシートの移載を説明するための図で、(イ)がシートの移載時、(ロ)がシート移載後の斜視図。 図8のガイドレールに接続された搬送手段をガイドレールから取り外す状態を説明した図で、(イ)は取外し時、(ロ)は取外した後の斜視図。 本発明設置方法を足場コーナー部に適用するためのコーナー用接続ソケットの一例の斜視図。 図10のコーナー用接続ソケットを足場コーナー部に取付けた例の斜視図。 図10のコーナー用接続ソケットにガイドレールを接続する状態を説明するための斜視図で、(イ)は接続前、(ロ)は接続後の斜視図。 図10のコーナー用接続ソケットを足場最下層に適用した例の斜視図。 足場に展開して張設されたシートの折畳み例を説明するための正面図で、(イ)は折畳み中、(ロ)は折畳んだシートの結束状態の一例を示す正面図。 本発明設置方法でハトメの結合や折畳みシートの結束に用いるベルトを使用したバックル式の結束具の一例の斜視図。 図15の結束具の2本をそれらの紐帯体において逢着等で結合した結束具の別例の要部の斜視図。
図1において、Wsは、一例として多数の単管を、縦地単管1Vと横地単管1Hとしてクロスさせて組合せ、公知の単管クランプ(図示せず)で両方向の単管1Vと1Hを結合して形成した単管足場である。なお、本発明を適用できる足場Wsは、単管を主体に形成されて単管足場と称されているもののほか、枠組足場、ブラケット一側足場など、単管以外のパイプ材等の足場部材を用いて形成された種々の名称の足場がある。また、使用する足場部材(資材)も単管等のパイプ材のほかに丸太やその他の金属条材や棒材などがある。よって本明細書における単管の用語は、単管とそれ以外の足場部材を含む概念として用いている。
図1において2は、上記足場Wsに張設されたネットを含む養生シートなどの工事用シート(以下、単に「シート2」という)であり、図1においては、平行に並んだ縦地単管1Vの2本を1対とする4対の縦地単管1,1の間に、図1の縦方向(高さ方向)で2枚を連結したシート2が張設された状態が示されている。なお、図1の左側端部にはシート2の折畳み状態が模式的に示されている。図1において、3は後に説明する足場Wsの最上層と最下層に水平に架設された本発明のガイドレール、31は前記ガイドレール3を足場Wsの縦地単管1Vに固定するための接続用ソケット、Bは前記シート2のハトメ2aを前記単管1Vに結合固定するためのハトメ紐である。
同じく図1において3は、上記足場Wsにおいて、この足場Wsの最上層に設けた本発明ガイドレールで、最上層の左右方向に沿って貫通するように複数本のレール3を接続態様で前記足場Wsに設置するために、次の構成を備えている。
すなわち、図2に例示したガイドレール3は、断面が略U状のレール部材を、そのU状溝を下向きにして該溝の開口部の両側水平部を後述する吊車52の走行面に形成していると共に、左右両端部の外形をレール本体3aよりも少し大径のプラグ状をなす接続部3b,3cに形成している。
そして、一方の接続部3b(図2では左方)には、後述するシート搬送手段5たるショートレール51、又は、隣接する別のガイドレール3の接続部3cを接続するための接続用ソケット31(以下、単に「ソケット31」ということもある。)が備えられている。このソケット31も前記レール3に外嵌できる断面略U状である。なお、前記ソケット31には、背面にジョー開閉式の単管用クランプ4(図10に依って後述する)が設けられている。前記クランプ4は、縦地単管1にガイドレール3の接続部3bに外嵌されたソケット31を固定するためのものである。また、前記ソケット31の上面には、後述するシート搬送手段5の接続されるショートレール51や他のガイドレール3との接続状態、或は、レール本体3aとソケット31の接続をロックする保持手段の例として出没式ボス状のレールロック31a、31bが設けられている。さらに、前記接続部3cの上面には、接続されるガイドレール3のソケット31が備えたレールロック31aが入るボス穴3dが設けられている。
上記ガイドレール3の足場Wsへの設置の仕方について、図1,図3を参照して説明する。
まず、図1の足場右側端の縦地単管1の最上部位に、レール本体3aを有しない断面略U状の単体のソケット31をそのU状溝を下向きにして背面のクランプ4で取付ける。次に、図1の右から2番目の縦地単管1Vに、U状溝が下向きのソケット31付きのガイドレール3を、このレール左端の接続部3bに被せたソケット31の背面にあるクランプ4において固着すると共に、このガイドレール3の右端の接続部3cを、前記単体のソケット31に挿入してこのガイドレール3を2本の縦地単管1V,1Vの間に架設する。以下、同様にして、次のガイドレール3をそのレール本体3aの左端接続部3bに外嵌結合したソケット31において3番目の単管1Vに固定すると共に、右端の接続部3cを、先に架設したガイドレール3のソケット31に挿入して、2本の単管1V,1Vに架設して行く。このガイドレール架設操作を足場Wsの左側端の単管1Vまで実施することにより、図1の足場Wsの最上層の左右方向に、ガイドレール3が、貫通した態様で設けられる。ソケット31を介して接続される各ガイドレール3は、その継ぎ目の内面に大きな段差などがない接続であるから、後述するシート搬送手段5のショートレール51から移動して来る吊車52は円滑に転動することができる。
以上の説明は、ガイドレール3を足場Wsの最上層に水平姿勢で架設する場合であるが、上記ガイドレール3はその断面のU状溝の開口を上向きにして足場Wsの最下層にも架設している(図1、図13参照)。
本発明において、縦列に接続したシート2を引き上げるシート搬送手段5の主要部をなすショートレール51は、図4に例示するようにガイドレール3の接続用ソケット31に嵌入できる断面略U状の外形で、下向きのU状溝の両側が吊車の走行面51aとなるように略水平に形成された略逆U状をなす断面形状を有し、その走行面51aの上に、シート2を吊下げて支持するためダブル車輪52a,52aを有する吊車52を少なくとも2つ備えている。
前記吊車52は、両側の車輪52aの軸部を側面で支持した中央ブロック52bから該ブロックの縦軸方向で回転自在(首振り自在)に垂下された大略J状乃至フック状の吊り金具53(以下、ハトメフック53ともいう)が設けられている。
一方、ショートレール51は、その立壁面に横並びに複数個のピン穴54aを設け、ピン穴54aの一つに吊車52がレール51から離脱するのを阻止する部材として挿抜自在に設けた2本のストッパピン54を挿抜自在に備えている。前記ショートレール51の上面中央部には、昇降機構6の昇降部材に連結される吊下支持部55が設けられている。また、前記レール3の上面にはガイドレール3のソケット31に設けたレールロック31aのピンが挿入されるピン穴51bが設けられている。
上記ショートレール51が備える吊車52と吊り金具53(ハトメフック53)は、このショートレール51が、ガイドレール3のソケット31に接続されたとき、ショートレール51の内部からのガイドレール3の内部へ吊車52が転動することによって移動する。つまり吊下したシート2をショートレール51からガイドレール3に移載できるようになっている。ショートレール51は、ガイドレール3のソケット31に挿入して接続されるので、このショートレール51の断面外形はガイドレール3の接続部3b,3cと同じ断面外形であり、また、吊車52がガイドレール3の内側へ転動することに鑑みショートレール51の断面内形は、ガイドレール本体3aの断面内形と同じに形成されている。
上述したように足場最上層のガイドレール3は、上記のようにショートレール51から吊り金具53(ハトメフック53)を有する吊車52を移載できるから、当該ショートレール51の断面形状と同様に、下面中央に長さ方向に沿ったU状溝と該溝の両脇に形成した吊車の走行面を有する溝状に開いた大略逆U状断面を呈している。
図5,図6に示した6は、図1の足場において、最上層に設けられた横地単管1Hに吊下状態で設けた、例えばウィンチによる昇降機構であり、巻上げ,巻戻しされるワイヤや鎖等の柔軟な巻上条材61の下端に、前述の折畳んだシート2をハトメフック53で吊下したシート搬送手段5が、その上部に形成した吊下支持部55において、前記条材61が下端部に備えたフック62を介して当該昇降機構6に吊下げられ、足場最上層に吊り上げられるようになっている。図5において、63はこの昇降機構6を、最上層の横地単管1Hに取付けるための昇降機構6の上部に設けた取付部である。
本発明設置方法では、シート搬送手段5による縦列接続した折畳みシート2の吊上げ上昇に先立ち、足場Wsの最上層に架設する複数本のガイドレール3などの必要資材を前記搬送手段5等により吊り上げ搬送し、最上層にガイドレール3を架設する。すなわち、図1の足場Wsの右側端の縦地単管1Vの最上層に位置した部位に接続用ソケット31を単体で取付け、次いで足場Wsの左方に向けて並んだ縦地単管1Vの間に、左側端に接続用ソケット31を備えたガイドレール3を、そのソケット31の背面に備えたクランプ4により単管1に固定する一方、当該レール3の右側端の接続部3bにおいて対面した接続用ソケット31に嵌入させる。このようにして複数本のガイドレール3を足場Wsの最上層で横方向(水平方向)に接続しつつ架設する(図3参照)。
上記でガイドレール3などの資材を足場Wsの最上層に持上げた昇降機構6は、そのフック62に吊下支持部55を係止させて搬送手段5を昇降させる準備をする。すなわち、昇降機構6は、その条材61を巻戻すことにより、フック62が足場Wsの最下層にまで引き下げられる。フック62が、足場Wsの最下層に引き下げられたところで、シート搬送手段5のショートレール51が備えた2個の吊車52の夫々が有する2つのハトメフック53に、高さ方向に沿って折畳んだシート2の左右幅方向の両端部に存在する2つのハトメ2a,2aを引掛ける(図6参照)。前記両端のハトメ2a,2aの間に位置したシート2の中間部分は、ここでは平面から見てジグザグ状に折畳み、この状態を適宜の紐(一例としてラッシングベルト)等の結束具により結束して保持すれば、当該シート2は、図1の左側に模式的に示した縦列接続シート2が高さ方向に沿って折畳まれたシート2と同等の折畳み形態になる。なお、図1の例では、シート2は高さ方向(縦方向)で2枚が接続されており、シート同士の接続部は、両シートの2の対向辺のハトメにおいてハトメ紐などの結合具により結合されている。
足場Wsの最下層の位置において、縦方向で2枚が接続されたシート2は、そのシート2の最上辺のハトメ2aにおいてシート搬送手段5のハトメフック53に係止される。この状態で最下層に降ろされている昇降機構6のフック62に吊下支持部55において連結された前記搬送手段5は、該昇降機構6の上昇動作によって引き上げられる。これによって、縦方向で2枚が接続されたシート2は、その高さ方向に沿って折畳まれた状態で、当該シート2の上端部が足場Wsの最下層から最上層に引き上げられ、図1の足場Wsの左端に示された形態になる。この引き上げ高さは、搬送手段5のショートレール51が、足場最上層に架設した前記ガイドレール3の高さと同じになるまでである。
上記のようにして、シート搬送手段5によって足場Wsの最上層にシート2の最上端辺が引き上げられたら、当該シート2を吊下している搬送手段5のショートレール51の側端部を、すぐ傍にあるガイドレール3の接続用ソケット31に嵌合することにより接続する(図7参照)。ショートレール51の側端部がガイドレール3に接続用ソケット31において接続されると、ショートレール51とガイドレール3の断面形状は略同等であるから、シート2をハトメフック53で吊下支持した吊車52を、ショートレール51からガイドレール3に移動させることができる。つまり、折畳み状態のシート2は搬送手段5からガイドレール3に移載されるのである(図8参照)。
ガイドレール3は、足場Wsの最上層において、水平方向に延びて設けられているから、ガイドレール3に移載されたシート2は、足場Wsの左右方向における所望の位置のガイドレール3に移動させることができる。シート2をガイドレール3に移載させたシート搬送手段5は、ロック部材31aを引き上げてショートレール51とガイドレール3のロック状態を解き、一例として図9の態様でガイドレール3から抜去して昇降機構6によって最下層に降ろす。
上記のようにして、足場Wsの最上位の左右方向に関して所望の位置、例えば、2本を1対とする縦地単管1V,1Vの間にその場所のガイドレール3を介して位置付けられた各シート2は、それぞれに折畳み状態をそこのガイドレール3の上で拡開して広げ、各シート2の最上辺のハトメ2aにハトメ結合具の一例であるハトメ紐を通し、その紐をガイドレール3に結束することにより、高さ方向で接続したシート2の足場Wsへの取付けの第一段階の工程を終える。なお、ガイドレール3に、予めハトメの数に対応して挿入された吊車52が備わっている場合には、前記ハトメ紐によるガイドレール3への結束に代えて、各吊車52のハトメフック53に各ハトメ2aを掛止することができる。
次に、本発明設置方法の第二段階工程として、足場最上層のガイドレール3の上で拡開した各シート2の最下辺のハトメ2aにハトメ結合具の一例としてのハトメ紐を通し、この紐を前記足場Wsの最下層に横地単管1Hが設けられているときは該単管1Hに結束する。このとき、各列のシート2を下方へ引張り加減にした状態で、ハトメ紐により横地単管1Hに締結すると、各列のシート2を上下方向でピンと張ることができる。本発明では、前記横地単管1Hに代えて前記ガイドレール3と同じガイドレール3を、そのU状溝を上向きにして足場Wsの最下層に架設し、このレール3に挿入した吊車52の上向きハトメフック53に前記シート下端のハトメ2aをハトメ紐で結束するようにすることもできる。
上記のように足場Wsにおける平行な縦地単管1Vの各ペアの間に在る各列のシート2の最下辺のハトメ2aを足場最下層の横地単管1Hにハトメ紐により結合することに代えて、本発明では次のような形態を採ることができる(図1、図13参照)。
すなわち、最下層に設けた横地単管1Hに代えて、足場Wsの最上層で使用した前記ガイドレール3を、そのU状溝の向きを上向き(略U状)にして各縦地単管1V,1Vのペアの間に架設し、架設したガイドレール3に収設した吊車52から上向きに突出したハトメフック53に、前記シート2の最下辺のハトメ2aを支持させるのである(図13参照)。シート2の最下辺をこのように支持することにより、U状溝を上向きにした前記ガイドレール3を縦地単管1Vに関して下方へ押下げ、当該レール3の上下位置の調節をすると、シート2をピンと張ることができる。このようにシート2を上下方向でピンと張った状態にしてからそのガイドレール3を左右の縦地単管1V,1Vにクランプ4で固定すると、シート2を足場Wsにピンと張った状態で整然と設置することができる。
以上の説明は、図1に例示した足場Wsの正面(一面)に、本発明によるガイドレール3、及び、シート搬送手段5と昇降機構6を用いて、シート2を迅速かつ安全裡に前記ガイドレール3にピンと張った状態で張設する一方、そのシート2の張りを緩めて例えばカーテンのようにガイドレール3の上で折畳むことができるようにした本発明シート設置方法の一例についてであった。
一般的な足場Wsは、当然のこと乍ら工事現場区域を平面から見て周囲を囲ってしまうように設けられることが最も多い。この場合の足場には、少なくとも4箇所のコーナー部(出隅)が生じる。
本発明は、上記のようなコーナー部(出隅)に本発明のシート設置方法、並びに、ガイドレール3を好適に適用することができるコーナー用接続ソケット7を提供するので、以下に本発明のコーナー用接続ソケット7について説明する。
図10に本発明に用いるコーナー用接続ソケット7の一例の姿を斜視図で示す。
図10のコーナー用接続ソケット7は、図2に示すガイドレール3の右側の接続部3cが嵌入できる断面形状を有し、かつ、ガイドレール3と同様に下面中央が下向き溝gとなる断面略逆U状でその溝の両側を走行面rに形成した2つの角パイプ状のソケット部材71,72を直角に結合した基本態様に形成されている。
2つのソケット部材71,72が交わす角部の内面側には、図2のガイドレール3のクランプ4と同旨のクランプ8が設けられている。また、2つのソケット部材71と72の入口に近い側の上面には、図2のガイドレール3の接続用ソケット31に備わっているロック部材31a,31bと同様の進出側に付勢するバネ力で進退自在にしたピン状のロック部材71a,71bが設けられている。このロック部材71a,71bは、このソケット7に接続されるガイドレール3の接続部3cに設けたボス穴3dに対して進退する。
上記の構成を備えたコーナー用接続ソケット7は、図11に例示するように、足場Wsにおける右又は左隅部の縦地単管1Vに、そのクランプ8により結合される。前記単管1Vに結合された前記ソケット7は、一例として図12に示すように、図の左方のソケット部材71にガイドレール3の接続部3cを嵌入して接続する。この嵌入においては、図12に示すように、ロック部材71aを手で引き上げた状態でガイドレール3の接続部3cをソケット部材71に挿入し、接続部3cの挿入、位置決めができたら、ロック部材71aから手を放してバネ力で下ろし、ガイドレール3の接続部3cをソケット7から抜けないようにそこでロックする。
上記のコーナー用接続ソケット7は、図示しないが、他方のソケット部材72にガイドレール3が接続されることもある。また、図10〜図12で説明したコーナー用接続ソケット7は、足場Wsの出隅に対応するためのものであるが、本発明では上記接続ソケット7を入隅のコーナー用接続ソケット(図示せず)に変形して用いることができる。
入隅のコーナー用接続ソケットは、図示しないが、図10のコーナー用接続ソケット7と比べ、クランプ8がソケット部材71,72の接合角部の外側に設けられる点で図10の例と異なる。
上述したように、本発明設置方法によれば、足場Wsの幅方向に設置する少なくとも2枚を縦に接続した各列のシート2を、足場Wsの上下部の間に迅速かつ合理的に張設できるが、本発明方法のシート張設では、シートを上下方向でピンと張る前に、第三段階の工程として各列のシート2の左右側のハトメ2aを、各ハトメ2aが対応している縦地単管1Vにハトメ紐などにより結束する。上記第三段階の工程を経て本発明による工事用シートの張設工程を完了する。
本発明は以上の通りであるから、足場Wsの各面の全域に、工事用シート2を省力的、かつ、作業効率よくピンと張った状態で整然と設置することができ、設置した後必要に応じて前記シートを足場上で折りたたむ等の収納状態にできる。
本発明では、図14に例示したように、足場Wsにおける最上層において水平方向に接続して架設した溝が下向きのガイドレール3と足場最下層において水平方向に接続して架設した溝が上向きのガイドレール3の間に、高さ方向で接続されたシート2の列が、足場Wsの幅方向においてもハトメ同士で接続されて設置されると、隣接した列で接続されたシート2は、前記上,下層のガイドレール3,3の吊車52がそのレール内で走行可能であるから、隣同士で接続されたシート2は、上,下のガイドレール3,3の間で、例えばカーテンを開くような態様で折畳み展開することができる。
例えば、図14(イ)の上方の左に部分拡大斜視図で示したように、シート2の左側端部を中心に右方のシート2をロール状に巻込んで、ラッシングベルト等の結束具LBで巻込んだシート2を結束したり、或は、図14(イ)の上方の右図のようにシート2の右方側からシート2をジグザグ上に折畳み、折畳んだシート2をラッシングベルト等の結束具LBで結束することにより、図14(ロ)に示すような収納(縮小)状態にすることができる。
本発明によれば、足場Wsに張設されたシート2を図14に例示した態様で当該足場Wsの上で折畳み収納できるから、工事途中などにおいて、工事区域内の空気の流通や採光を良くしたい場合などに容易かつ迅速に対応できる。
以上の本発明設置方法により足場Wsの全面に張設された工事用シート2のバラし作業は次の手順で行う。
まず、搬送手段5のショートレール51を最も外側にあるガイドレール3の接続用ソケット31に接続して、ガイドレール3にあるシート2の吊車52を、前記ショートレール51の側へ移動させ、この状態で搬送手段5を吊下げた昇降機構6のワイヤ等の条材61を巻戻すことにより、このシート2の最上辺を地上に降ろす。このようにして、ガイドレール3の列の中にある各シート2を順次搬送手段5のショートレール51に移し、昇降機構6のワイヤ等の条材61を巻戻して最下層側に降ろすことにより、各シート2を地上に降ろすことができる。
以上のように本発明では、地上から足場Wsの最上層に搬送手段5と昇降機構6によってシート2を引き上げ、引き上げたシート2の最上辺のハトメ2aを最上層のガイドレール3の吊車52のハトメフック53に吊下支持させると共に、そのシート2の最下辺は、その辺のハトメ2aを足場Wsの最下層に上向きに設けたガイドレール3の吊車52のハトメフック53に掛止させるが、足場Wsにおける2本の縦地単管1V,1Vの間でガイドレール3に吊下されたシート2は、隣接するシート2と両シート2,2の左右側辺に設けられているハトメ2aにおいてハトメ紐(図示せず)により接合されるか、或は、各シート2ごとに左右の縦地単管1Vにハトメ紐によって結束されることにより、足場Wsに設置される。因みに、図14は各列のシート2の縦方向辺のハトメ2a同士がハトメ紐で結ばれて接合された例である。
本発明では、各シート2の左右側辺に縦方向に並んだハトメ2aを縦地単管1Vに結束したり、或は、巻込んだり折畳んで縮小したシート2(図14参照)を結束するのに好適なラッシングベルトのような結束具LBを一例として図15のように構成したので、以下、結束具LBの一例について、図15により説明する。
従来、シート2の足場Wsへの張設において、そのシート2の外周にあるハトメ2aを単管1V,1Hに結束したり結合するための手段として使用されていた最も一般的な手段は、ナイロン繊維製の編紐によるシート結束用のハトメ紐であった。
しかし、この紐は腰がないやわらかい紐であるため、小径のハトメ2aに通すにはコツが必要であり、急いでハトメ2aに通そうとすると紐の先端側がハトメ2aの穴のまわりに当ったりして曲がってしまい、円滑な結束作業が行い難かった。特に、縦地単管1Vに結合されるシート2のハトメ2aは、1本の単管1Vに対し左右のシート2,2のハトメ2a,2aに紐を通した上で、当該単管1Vに紐を結束する作業であるため、作業に手間取りその効率の改善が要請されていた。
そこで本発明では、図15に例示したように、ハトメ2aに通す手間を省力的に改善できると共に単管1V,1Hに結束する手間、或は、巻き込んだり折畳んで縮小したシート2をその状態で結束する手間を省くことができる構造を備えたラッシングベルト状の結束具LBを提案する。すなわち、図15の結束具は、一例としてナイロン繊維を編成して形成した厚さ約1mmでハトメの内径よりわずかに狭い幅10mmの平ベルト状をなす帯紐体9と、この帯紐体9の一端部に取付けたバックル体10とから構成されている。なお、帯紐体9の前記寸法は一例であるからこれに限定されるものではない。
バックル体10は、前後に固定壁部10aと10bを有すると共に、上,下が開放10c,10dされた大略ボックス状の固定部10Aと、該固定部10Aの内部の前半側に捩りバネ10fを介して固定部10Aの左右の壁に胴部10gを軸止10eした可動部10Bとから成り、可動部10Bは、前記の軸止10eされた胴部10gと、該胴部10gの周上に該胴部と一体に形成した舌片状の操作部10hと、前記胴部10gの前面であって前記固定部10Aの前方の固定壁部10bとの対向面に歯形状粗面を備えたカム形状の押圧面10iを具備して成る。なお、前記固定壁部10bの前記押圧麺10iとの対向面は横縞状の粗面に形成されている。またバックル体10の左右幅は作業者の手の親指が左右の壁の内側に入る程度であることが好ましい。操作部10hを深く押し下げるためである。
上記バックル体10は、前記操作部10hを指で押下げて胴部10gを回転させ、押圧面10iを固定壁部10bから離間する側に変位させているとき、前記帯紐体9を変位した押圧面10iと固定壁部10bの間に形成された隙間に通し、通した後に前記操作部10hから指を放すと、押圧面10iがバネ10fの反撥力で元に戻るから、前記押圧面10iと固定壁部10bの粗面が対向して狭くなる隙間に、前記帯紐体9が挟持され、この挟持状態が前記バネの力と粗面の作用で確保されるようになったものである。
上記結束具LBは、帯紐体9がナイロン繊維を編成した平ベルト状であって編成による硬さを具備しており、かつハトメ2aの穴径よりわずかに小さい幅であるから、小径のハトメ2aであっても通し易く、また、バックル体10は固定部10Aと可動部10Bの粗面の協働作用で、このバックル体10に通した前記帯紐体9を強固に保持することができるから、シート2のハトメ2aに通した当該ベルトLBを縦,横の単管1V,1Hに強固に結束することができ、また、足場Wsに設置した状態で折り畳んだり巻き込んで縮小化したシート2をこの結束具LBによって迅速かつ強固に結束することができる。
本発明では、縦列方向で上下に接続される2枚のシート2の上下辺で対向するハトメ2a同士を結束するのに便利な結束具として、上記結束具LBの2本を結合CBして形成した図16に例示する結束具LB−2を使用することがある。
すなわち、2本の上記結束具LBをバックル体10に近い紐帯体9において逢着等で結合CBしてハトメ2a同士を結合するときに使用して有用な結束具BL−2としたのである。この結束具BL−2では、一方の紐帯体9を一方のハトメ2aに通しその紐帯体9を一方のバックル体10に通して固定し、他方の紐帯体9を他方のハトメ2aに通してその紐帯体9を他方のバックル体10に通して固定することにより、結合された2本の結束具BLが二つのハトメ2a同士を結束できるのである。この結束具LB−2はハトメ同士の結合に使って有用であるから、現場でよく行われるシート盛替え作業でのハトメ同士の結合を迅速かつ正確、強固に行うことができる。紐帯体9の結合CBは逢着のみならずリベット止など適宜の結合手段を用いることができる。
従来ハトメ同士の結合には柔らかいナイロン製の編紐を使っていたので、その紐をハトメに通すにはコツが必要で迅速な穴挿通がやりにくいためシート盛替えの作業効率のネックであり、また縛ってもナイロン製ゆえに延びたり緩み易いという難点があったが、上記結束具LB、LB−2にはそのような難点はない。また従来のナイロン製紐のように使い捨てではなく繰り返し使用ができるからこの点でも合理的である。
次に、先に説明した本発明設置方法で用いるガイドレール3の別の使用態様について説明する。
前記ガイドレール3は、その断面内を走行する吊車52を設け、その吊車52が首振り自在のハトメフック53を具備していることにより、図示しないが、ガイドレール3を、その底の溝を横向き(吊車52とハトメフック53も横向き)にして、平面から見て矩形状をなすように足場Wsに架設することができ、これにより平面視矩形状に配置されたガイドレール3の吊車52のハトメフック53に、水平姿勢の転落防止ネット(図示せず)を、その外周上のハトメ等の被支持部において掛止すれば、空中の水平面内に敷設されるネット等を足場Wsに水平姿勢で張設することができる。
また、本発明ガイドレール3は、その断面内を走行可能な吊車52を有し、その吊車52は首振り自在のハトメフック53を具備しているから、現場に設置されているパネル等による仮囲い壁の高さが不足する場合に、その仮囲いの縦地単管等の縦地部材に、仮囲いパネルより高い位置において先の実施例と同じ要領でガイドレール3を架設し、このレール3が備える吊車52のハトメフック53に例えば防護ネット等のシート材を吊下して設けることにより、仮囲い壁の内側から飛散する様々な物が仮囲い壁の外へ飛び出るのを有効に防止することができる。しかも、この防護ネット等のシート材は、吊車52のハトメフック53に吊下支持されているから、ガイドレール3に沿って開閉することもできて便利である。
Ws 足場
1V 縦地単管
1H 横地単管
2 工事用シート
2a ハトメ
3 ガイドレール
3a レール本体
3b,3c 接続部
31 接続用ソケット
31a,31b ロック部材
4 ソケット31のクランプ
5 シート2の搬送手段
52 吊車
53 ハトメフック
6 昇降機構
7 コーナー用接続ソケット
8 ソケット7のクランプ
LB、LB−2 結束具
9 帯紐体
10 バックル体

Claims (14)

  1. 単管などで形成された足場に工事用シートを設置するに際し、
    前記足場の縦地単管における最上層と最下層に、首振り自在のハトメフックを備えた吊車が断面内を長さ方向に走行できるように形成した断面略U状のガイドレールを、当該レールのU状溝を足場の上下層で前記溝の開口を対面させ水平姿勢で架設し、
    前記足場の最下層において高さ方向で少なくとも2枚を接続した工事用シートを、そのシートの高さ方向に沿って折畳み、折畳み状態の当該シートの最上辺のハトメを、前記最上層のU状溝を下向きにしたガイドレールと略同断面のショートレールを有するシート搬送手段が備えた前記吊車のハトメフックに掛止し、
    該掛止状態で前記搬送手段を前記足場の最上位に設けている昇降機構によって当該足場の最下層から最上層に吊り上げ、
    その最上層で前記搬送手段のショートレールを前記足場のガイドレールに接続し、前記ハトメフックにシートを吊下している吊車を、前記ショートレール内からガイドレール内に走行させて移載すると共に、
    前記足場の最下層のU状溝を上向きにしたガイドレールに、上向きにハトメフック有する吊車を収装し、当該吊車のハトメフックに前記シートの最下辺のハトメを掛止させ、
    前記折畳み状態のシートを前記上下のガイドレール内で吊車を走行させて拡開することにより、前記シートを足場に張設する、
    工事中、又は、用済み後、拡開していた前記シートをハトメフックで掛止している吊車を前記上下のガイドレール内で走行させて当該シートを折畳み状態にする、
    ことを特徴とする工事用シートの設置方法。
  2. 上下のガイドレール内においてシートを掛止している吊車を走行させて前記シートを拡開状態から折畳み状態にし、折畳んだ当該シートを掛止した吊車を、前記最上層のガイドレールの一側端に接続されたシート搬送手段のショートレール内に走行させて移載し、該搬送手段を昇降機構により足場の最下層側へ降下させ前記シートを前記足場の最下層に引き下ろす請求項1の設置方法。
  3. (イ)単管等で形成した高層足場の最上層に位置した縦地単管にクランプによって水平姿勢で架設されるU状溝を下向きにしたガイドレールであって、そのガイドレールは、長さ方向の一端部に接続用ソケットを備えると共に他端部に他のガイドレールの接続用ソケットに嵌まる接続部を具備して成り、そのガイドレールの複数本を、先行するガイドレールの接続部に次のガイドレールの接続ソケットを順次嵌めて接続し前記足場における正面等の左右幅全域に亘り設置する、
    (ロ)前記ガイドレールと同じガイドレールを、そのU状溝を上向きにして前記足場の最下層の縦地単管に、前記最上位のガイドレールと同じ接続態様でクランプにより水平姿勢で架設する、
    (ハ)前記足場における最上層のガイドレールの上方に、工事用シート等の仮設資材を引き上げると共に、前記資材を引き下すための昇降機構を設置する、
    (ニ)前記資材の一つは、工事用シートのハトメを掛止するハトメフックを首振り自在に備えた少なくとも2個の吊車を断面内に有する、前記ガイドレールの接続部と同断面のショートレールを主体にしたシート搬送手段であり、該搬送手段は、当該足場の最下層から最上層まで前記昇降機構によって昇降させる、
    (ホ)高さ方向で接続した少なくとも2枚の工事用シートをその高さ方向に沿って折畳み、この折畳み状態のシートを、足場の最下層に降下させた前記搬送手段に、そのショートレールが備える吊車のハトメフックに当該シート最上辺の少なくとも両端のハトメを引掛けて支持させ、この支持状態で前記昇降機構を上昇させる、
    (ヘ)上昇させられる搬送手段が前記足場の最上層のガイドレールと略同高に到達したら、前記搬送手段のショートレールを、前記足場の外側端に位置したガイドレールの接続用ソケットに接続し、前記シートを吊下した吊車を、当該ショートレールから前記ガイドレール内に移動させて移載する、
    (ト)上記のようにして搬送手段のショートレールから最上層の複数本を接続したガイドレールに順次移載した複数の前記シートを、当該ガイドレール上の所定位置に位置付けて当該シートの折畳み状態を拡開すると共に、
    (チ)前記シートの最下辺のハトメを、前記最下層のガイドレールに収装した吊車が有する上向きハトメフックに掛止させ、その吊車を、前記シートを拡開する方向にガイドレール内を走行させて折り畳み状態の前記シートを拡開する、
    (リ)拡開された各シートは、その最上辺に並んでいるハトメが前記足場の最上層のガイドレールが備える吊車の下向きハトメフックに掛止されると共に、足場の最下層に位置したシートの最下辺に並んでいるハトメが、当該足場の最下層に架設したガイドレールが備える吊車の上向きハトメフックに掛止されて、前記シートを足場に開閉自在に張設することを特徴とする工事用シートの設置方法。
  4. 請求項1〜3のいずれかの工事用シート設置方法に用いるガードレールであって、単管等の足場部材で形成された足場の最上層と最下層に位置する縦地部材に水平姿勢で架設される前記ガイドレールは、断面略U状であって前記足場の上下層においてU状溝の開口を対向させて設けると共に、一端部に他のガイドレールの接続部を嵌合する接続用ソケットと該ソケットの背後に前記縦地部材に結合されるクランプを備えている一方、他端部に他のガイドレールの接続用ソケットに嵌入される接続部を形成して成り、このガイドレールの複数本を、一のガイドレールの接続用ソケットに他のガイドレールの接続部を順次嵌入して前記足場の幅方向に接続すると共に、接続される各ガイドレールの夫々のクランプを足場の縦地部材に結合することにより、前記各ガイドレールを前記足場の最上層と最下層の幅方向に接続して架設するようにしたことを特徴とするガイドレール。
  5. 一のガイドレールの接続用ソケットに他のガイドレールの接続部が嵌入して接続したとき、その接続状態を保持,解除するため、前記一のガイドレールに、前記他のガイドレールの接続部に挿入,離脱されるボス状のロック部材を設けた請求項4に記載のガイドレール。
  6. 接続用ソケットは、それを備えたガイドレールから分離できるように形成した請求項4又は5に記載のガイドレール。
  7. 接続用ソケットと該ソケットを外嵌して備えたガイドレールは、当該ソケットとレール自体の結合状態を保持するために、接続用ソケット側からガイドレール側に挿入,離脱されるボス状のロック部材を備えた請求項6に記載のガイドレール。
  8. 接続用ソケットは、平面視略L状に形成し、その角部の内側に縦地部材に結合されるクランプを有すると共に前記L状の各片に出没自在のボス状のロック部材を備えて成り、足場のコーナー部で請求項4〜7のいずれかのガイドレールに接続されるようにしたことを特徴とする略L状接続用ソケット。
  9. 請求項1〜3のいずれかの工事用シート設置方法において用いるシート搬送手段であって、その搬送手段は、足場最上位のガイドレールの接続用ソケットに嵌入できる断面外形と前記ガイドレールの内面形状と同じ内面形状を備えたショートレールと、該ショートレールの上面側に設けたウィンチ等の昇降手段のワイヤ等の昇降部材に連結される吊下支持部と、当該ショートレールの断面内に収装して内部を走行できる少なくとも2個の吊車と、該吊車に首振り自在に垂設されて工事用シートのハトメを掛止するフック状の吊り金具(ハトメフック)を具備したことを特徴とする搬送手段。
  10. ショートレールは、該レールの走行面に存在する吊車を挟んだ外方に位置した立壁に、前記吊車をそのショートレールから脱落させないピン状のストッパ部材を挿抜自在に備えた請求項9に記載の搬送手段。
  11. ショートレールは、当該ショートレールとガイドレールの接続用ソケットが嵌合する重複部に、前記接続用ソケット側から挿抜されるボス状のロック部材が挿入されて前記ソケットとレールの接続状態を保持するボス穴を設けた請求項9又は10に記載の搬送手段。
  12. 請求項1〜3のいずれかの工事用シート設置方法に用いる吊車は、中央ブロックの縦軸方向に旋回自在(首振り自在)の吊り金具(ハトメフック)備えると共に前記ブロックの両側面にガイドレールの走行面を転動する車輪を備えたことを特徴とする吊車。
  13. 請求項1〜3のいずれかの工事用シート設置方法において用いる結合具は、適宜長さの平ベルト状の帯紐体の長さ方向の一端側に、当該帯紐体の他端側を挿通して挟持するバックル体を設け、該バックル体が、バックル本体たる固定部と該固定部にバネを介して設けた略カム状の可動部とから成り、前記バネ力に抗して前記可動部を開き前記バックル本体に前記帯紐体を通し、該帯紐体に作用する引張力と前記バネ力が前記可動部を変位させると当該可動部が当該帯紐体を固定部に圧接して挟持するように形成したことを特徴とする結合具。
  14. 請求項13の結束具の2本を、両結束具の紐帯体同士において該紐帯体のバックル体に近い箇所で結合したことを特徴とする結束具。

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