JP4981415B2 - ポール間にネットを張る方法 - Google Patents

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Description

本出願は、ポール間にネットを張る方法であって、工場の石灰、コークス等の盛り部分の粉塵(土、砂、石灰、コークス、鉱石、木材チップ、塗料等)が風に吹かれて飛散するのを防止するためのネットを張る方法に関する。
従来技術
一般に、各種工場内には、石灰、コークス、鉱石、土、木材粉等が盛られていることがあり、風が吹くとこれらの粉塵が工場外の民家等へ飛散してしまうことがある。これを防止するために、前記盛り部分の周囲に一定間隔でポールを立設してこのポール間に比較的網目の小さいネットを張って前記盛り部分を囲んで、このネットにより飛散する粉塵を留めてその飛散を防止するようにしていた。
従来のポール間にネットを張る方法の一例として、図1及び図2に示すものがある。図1中、所定寸法Wだけ離間して立設した1対のポール(高さH)1の各々の高さ方向の略等間隔の複数位置にシャックル2を取付けておき(図1及び図3参照)、同じ高さ位置のシャックル2間に合計複数本のワイヤロープ3を張設する。隣接するワイヤロープ3間の寸法ΔH(図1参照)は例えば1mである。なお、図3及び図4に示す如く、各シャックル2はその孔2aを貫通するボルト4が更にポール1のリブ板1aの孔1bを貫通してナット5により固着されており、ワイヤロープ3のループ状端部3aがこのシャックル2に係合されて止着される。実際には、これらの作業は、図1に示す如く、高所作業車6を使用して作業員7が行う。
続いて、図2に示す如く、高所作業車6に乗った作業員7が、隣接するワイヤロープ3間にネット(幅W、及び高さΔH)8Aをかがりロープ(図示を省略)を使用して縫いながら留め、全ての隣接するワイヤロープ3間に同様の操作でネット8Aを留めて、全体としてネットを張る作業を完了する。
しかるに上記方法によれば、(1)ネット8Aを縫いながら取付ける時にネット8Aが防塵用でありめが細かいために風にあおられ易く縫い作業が行い難いことがあり、また(2)ネット8Aの取付け時に、ネット8を広げたときに風にあおられて危険であり、又(3)高さΔHのネット8Aを一枚ずつ取付けていくので、作業工数及び作業時間が多大になるという問題点があった。
従来のポール間にネットを張る方法の他の例として、図5及び図6に示すものがあり、各図中、図1及び図2と同一部分には同一符号を付してその説明を省略する。図5中、各ポール1は上部に夫々滑車9を有する。また2つのネット8Bは夫々4本のワイヤロープ3を予め縫い込まれて両端にそのループ端部3aを有すると共に高さ3ΔHを有し、且つネット8Cは3本のワイヤロープ3を予め縫い込まれて両端にそのループ端部3aを有すると共に高さ2ΔHを有する。
続いて、図6に示す如く、2台のバックホウ10により、ネット8Bの両方のループ状端部3aに係合した引張ワイヤ11を滑車9を介して引っ張ることにより、該ネット8Bを吊り上げる。このネット8Bは、図示しないが、その両端の4個所のループ状端部3aが図1及び図3に示した方法と同様の方法によりポール1に止着される。2番目のネット8B、3番目のネット8Cについても同様の方法で順次吊り上げられてポール1に止着される。
しかるに上記方法によれば、(1)ネット8B、8Cをポール1へ止着する時に図1及び図2の従来例と同様に、ネット8が風にあおられて止着作業が行い難いことがあり、また(2)ネット8B、8Cを吊り上げるときに、ネットが風にあおられて引張ワイヤ11が逆に矢印B方向へ引っ張られてバックホウ10が浮き上がって危険なことがあり、また(3)3枚のネットを一枚ずつ取付けていくので、作業工数及び作業時間が多大になるという問題点があった。
上記課題を解決するための本発明は、ポール間にネットを張る方法において、互いに所定離間寸法(W)だけ離間して立設した1対の所定高さ(H)のポール(1)間に、略所定幅寸法(W)及び所定高さ(H´)のネット(8)を張る方法において、
(a)前記各ポール(1)の、上部位置、下部位置及び一つ以上の中間高さ(h1、h2、・・・、h1<h2<・・・)位置に上部ワイヤガイド(21a)、下部ワイヤガイド(21b)、一つ以上の中間高さワイヤガイド(21c)を設け、
(b)吊り上げ用ワイヤーロープ(22)の両端の第1の係合部(22a)を、前記各ポールにおいて、前記下部ワイヤガイド(21b)及び上部ワイヤガイド(21a)を順次介して折り返して、更に前記高さh1の中間高さワイヤガイド(21c)を介して、前記中間高さワイヤガイド(21c)の高さ(h1)に相当する前記ネットの高さ(h1)位置の両横幅端部の第2の係合部(3a)に係合させ、
(c)前記吊り上げ用ワイヤーロープ(22)の略中央部を持ち上げることにより、前記ネットの第2の係合部(3a)を、前記下部ワイヤガイド(21b)、上部ワイヤガイド(21a)、及び中間高さワイヤガイド(21c)を介して移動する該ワイヤーロープ(22)を介して、前記中間高さワイヤガイド(21c)の高さ(h1)まで持ち上げ、
(d)前記ネット(8)の前記高さh1相当部分を前記1対のポール(1)に止着し、
(e)前記吊り上げ用ワイヤーロープ(22)の両端の第1の係合部(22a)の前記第2の係合部(3a)に対する係合を解除して、次の前記中間高さワイヤガイド(21c)の高さ(h2;ただしh2>h1)に相当する前記ネットの高さ(h2)位置の両横幅端部の第2の係合部(3a)に係合させ、
(f)前記吊り上げ用ワイヤーロープ(22)の略中央部を更に持ち上げることにより、前記ネットの第3の係合部(3a)を前記高さh2の次の中間高さワイヤガイド(21c)位置まで持ち上げ、
(g)前記ネット(8)の前記高さh1〜h2相当部分を前記1対のポール(1)に止着し、
(h)前記(e)〜(g)の工程を繰り返して、前記ネット(8)の全所定高さ(H´)が1対のポール(1)間に張られる、ことを特徴とするポール間にネットを張る方法である。
また、特に本発明は、ポール間にネットを張る方法において、
互いに所定離間寸法(W)だけ離間して立設した1対の所定高さ(H)のポール(1)間に、略所定幅寸法(W)及び所定高さ(H´)のネット(8)を張る方法において、
(a)前記各ポール(1)の、上部位置、下部位置及び中間高さ位置に上部ワイヤガイド(21a)、下部ワイヤガイド(21b)、中間高さワイヤガイド(21c)を設け、
(b)吊り上げ用ワイヤーロープ(22)の両端の第1の係合部(22a)を、前記各ポールにおいて、前記下部ワイヤガイド(21b)及び上部ワイヤガイド(21a)を順次介して折り返して、更に前記中間高さワイヤガイド(21c)を介して、前記中間高さワイヤガイド(21c)の高さに相当する前記ネットの中間高さ(H´/2)位置の両横幅端部の第2の係合部(3a)に係合させ、
(c)前記吊り上げ用ワイヤーロープ(22)の略中央部を持ち上げることにより、前記ネットの第2の係合部(3a)を、前記下部ワイヤガイド(21b)、上部ワイヤガイド(21a)、及び中間高さワイヤガイド(21c)を介して移動する該ワイヤーロープ(22)を介して、前記中間高さワイヤガイド(21c)の高さまで持ち上げ、
(d)前記ネット(8)の前記中間高さ(H´/2)相当部分を前記1対のポール(1)に止着し、
(e)前記吊り上げ用ワイヤーロープ(22)の両端の第1の係合部(22a)の前記第2の係合部(3a)に対する係合を解除して、前記ネットの最高高さ(H´)位置の両横幅端部の第2の係合部(3a)に係合させ、
(f)前記吊り上げ用ワイヤーロープ(22)の略中央部を更に持ち上げることにより、前記ネットの第3の係合部(3a)を前記上部ワイヤガイド(21a)位置まで持ち上げ、
(g)前記ネット(8)の前記高さH´/2〜H´相当部分を前記1対のポール(1)に止着することにより、前記ネット(8)の全所定高さ(H´)が1対のポール(1)間に張られる、ことを特徴とするポール間にネットを張る方法である。
好ましくは、前記ワイヤガイド(21a、21b、21c)は、前記吊り上げ用ワイヤーロープ(22)を案内する滑車である。
また好ましくは、前記吊り上げ用ワイヤーロープ(22)の両端の第1の係合部(22a)はシャックル(22a)であり且つ前記ネットの第2の係合部(3a)はループ状端部(3a)である。
また好ましくは、前記吊り上げ用ワイヤーロープ(22)の略中央部を持ち上げる作業は、クレーン車(23)により行われる。
本発明の効果
(1)ネットとワイヤロープとを縫い付けてネットの全体を完成する作業は風の影響を受けない地上で行うことができるため、しっかりと縫うことが出来る。
(2)ネットをポール1へ取付けるときにネットを人力で広げるのでなくクレーン車等により吊り上げ用ワイヤロープを介して広げているので安全である。
(3)完成状態のネットを少ない工数でポール1へ取付けているので、全体の作業工数及び作業費用を低減し得る。
(4)ネットの吊り上げをクレーン車で行っているが、ネットが受ける風圧の殆どはワイヤガイド(滑車)を介して地上への支持物であるポール1が受けて支えているから、ネット自体が風によりあおられる影響を極力抑えることができ、強風時でも安定したネット吊り上げ作業を行える。
図7乃至図12は、本発明になるポール間にネットを張る方法の工程を示す斜視図であり、各図中、図1乃至図6と同一部分には同一符号を付してその説明を省略する。
図7中、各ポール1は、その上部位置、下部位置、中間高さ位置に夫々ワイヤガイド用の滑車21a、21b、21cを取付けられている。
また、ネット8は、予め、幅W及び高さΔH(例えばΔH=1m)のネット部分8Aが合計9本のワイヤロープ3を介して8枚分接続されて全体が1枚のネット8とされ、その両側には夫々9個のワイヤロープのループ状端部3aが形成される。
次に、図8に示す如く、吊り上げ用ワイヤロープ22の中央部をポール1間に置いて、そのワイヤロープ22の両端部を夫々下方滑車21b、上方滑車21aを通して折り返して(図13参照)、更に中間高さ滑車21cを介して導く。そして、そのワイヤロープ22の先端シャックル22aをネット8の両側の例えば中間高さ寸法H´/2=4ΔH(図7参照)の位置の中央ループ状端部3aに係合させる。滑車21の詳細については図13を参照、またシャックル22aと中央ループ状端部3aとの係合状態については図14参照。
そして、図8に示す如く、クレーン車23のクレーンアーム23aの先端フック23bを吊り上げ用ワイヤロープ22の中央係合部22bに係合させて、クレーンアーム23aを矢印C方向へ上動させることにより、ワイヤロープ22の中央係合部22bを持ち上げる。すると、吊り上げ用ワイヤロープ22には、滑車21b、21a、21cを介して順次矢印D1、D2、D3で示す如き張力が生じて、先端シャックル22a、中央ループ状端部3aを介してネット8の中央高さ部分が徐々に持ち上げられる。
次に、図9に示す如く、ネット8の中央高さ部分が、略、中間高さ滑車21cと略同等高さ位置まで持ち上げられた位置で、一旦持ち上げ作業を停止する。そして他の高所作業車6を用いて、作業員7により、ネット8の下半分高さH´/2の両側の5個所のループ状端部3aを図2と同様にしてシャックル2(図9中では図示を省略)を介してポール1に止着する。
次に、図10に示す如く、中間高さの滑車21cを取り外すと共に、ワイヤロープ22の両端のシャックル22aがネット8の中央高さ(H´/2)部分の両側中央ループ状端部3aに係合していたのを夫々解除して、今度はネット8の最上部(図10中では手前最下方部へ垂れ下がって見える)の両側ループ状端部3aに夫々係合させる。そして、クレーンアーム23aを矢印C方向へ引き続き上動させることにより、吊り上げ用ワイヤロープ22には、滑車21b、21aを介して順次矢印D1、D2、D3で示す如き張力が生じて、両端シャックル22a、ループ状端部3aを介してネット8の最上部が徐々に持ち上げられる。
次に、図11に示す如く、ネット8の最上部が、上部滑車21aと略同等高さまで持ち上げられた位置で、持ち上げ作業は完了する。そして他の高所作業車6を用いて、作業員7により、ネット8の上半分高さH´/2の両側の4個所のループ状端部3aを図9と同様にしてシャックル2を介してポール1に止着する。
最後に上部及び下部滑車21a、21bを取り外せば、図12に示す如く、ネット8のポール1に対する取り付け作業が完了する。
なお、上記実施例では、図8の工程において、ワイヤロープ22の先端シャックル22aをネット8の中間高さ寸法H´/2=4ΔHの個所の中央ループ状端部3a(図7参照)に係合させていたが、これに限ることなく、例えば風の強い日は風の抵抗を軽減させるために、中間高さ寸法H´/2=4ΔHの位置を適宜ずらせても良いし、また例えば最初に高さ寸法3ΔHのループ状端部3aに係合させて吊り上げ、続いて例えば次の高さ寸法3ΔHのループ状端部3aに係合させて吊り上げ、最後に残りの高さ寸法2ΔH(即ち、最上部)のループ状端部3aに係合させて吊り上げる、即ち、両端シャックル22aの中央ループ状端部3aに対する付け替え作業を2回行うようにしても良い。この場合は中間高さ位置の滑車21cは異なる2個所の高さ位置に設ける。
更には、この付け替え作業は2回に限らず、3回以上行うようにしてもよい。
また、上記ネット8の高さは8ΔH(=8m)であるが、これに限らず、8ΔH以下又は8ΔH以上の高さを有してもよく、その場合ΔHが1mより小さい又は大きい寸法であってもよいことは当然である。
また、滑車21a、21b、21cは、これに限らず、吊り上げ用ワイヤロープ22をガイドし得るものであれば何でも良い。
また、上記実施例ではポール1は1対のみ設けられているが、3本以上が所定間隔で配列されていて、これら全てのポール間に夫々順次、上記の方法により合計3張り以上のネットを張るようにしてもよい。
ポール間にネットを張る方法の第1の従来例の第1工程の概略図である。 上記第1の従来例の第2工程の概略図である。 上記第1の従来例においてネットのワイヤロープ3をシャックルを介してポールへ止着した状態の部分斜視図である。 図3のシャックルの分解斜視図である。 ポール間にネットを張る方法の第2の従来例の第1工程の概略図である。 上記第2の従来例の第2工程の概略図である。 本発明になるポール間にネットを張る方法の一実施形態の第1工程の概略図である。 図7の一実施形態の第2工程の概略図である。 図7の一実施形態の第3工程の概略図である。 図7の一実施形態の第4工程の概略図である。 図7の一実施形態の第5工程の概略図である。 図7の一実施形態の完成状態の概略図である。 図7の一実施形態に適用される滑車部分の斜視図である。 図7の一実施形態に適用される吊り上げ用ワイヤロープの端部のシャックルとネットのワイヤロープのループ状端部とが係合する状態を示す図である。
符号の説明
1 ポール
2、22a シャックル
3 ネットのワイヤロープ
3a ループ状端部
6 高所作業車

7 作業員
8、8A、8B、8C ネット
9、21a、21b、21c 滑車
10 バックホウ
22 吊り上げ用ワイヤロープ
22b 係合部
23 クレーン車
23a クレーンアーム
23b フック

Claims (5)

  1. ポール間にネットを張る方法において、
    互いに所定離間寸法(W)だけ離間して立設した1対の所定高さ(H)のポール(1)間に、略所定幅寸法(W)及び所定高さ(H´)のネット(8)を張る方法において、
    (a)前記各ポール(1)の、上部位置、下部位置及び一つ以上の中間高さ(h1、h2、・・・、h1<h2<・・・)位置に上部ワイヤガイド(21a)、下部ワイヤガイド(21b)、一つ以上の中間高さワイヤガイド(21c)を設け、
    (b)吊り上げ用ワイヤーロープ(22)の両端の第1の係合部(22a)を、前記各ポールにおいて、前記下部ワイヤガイド(21b)及び上部ワイヤガイド(21a)を順次介して折り返して、更に前記高さh1の中間高さワイヤガイド(21c)を介して、前記中間高さワイヤガイド(21c)の高さ(h1)に相当する前記ネットの第1の所定位置(h1)の両横幅端部に設けた第2の係合部(3a)に係合させ、
    (c)前記吊り上げ用ワイヤーロープ(22)の略中央部を持ち上げることにより、前記ネットの第2の係合部(3a)を、前記下部ワイヤガイド(21b)、上部ワイヤガイド(21a)、及び中間高さワイヤガイド(21c)を介して移動する該ワイヤーロープ(22)を介して、前記中間高さワイヤガイド(21c)の高さ(h1)まで持ち上げ、
    (d)前記ネット(8)の前記第1の所定位置h1相当部分を前記1対のポール(1)に止着し、
    (e)前記吊り上げ用ワイヤーロープ(22)の両端の第1の係合部(22a)の前記第2の係合部(3a)に対する係合を解除して、次の前記中間高さワイヤガイド(21c)の高さ(h2;ただしh2>h1)に相当する前記ネットの第2の所定位置(h2)の両横幅端部に設けた第2の係合部(3a)に係合させ、
    (f)前記吊り上げ用ワイヤーロープ(22)の略中央部を更に持ち上げることにより、前記ネットの第3の係合部(3a)を前記中間高さワイヤガイド(21c)の高さh2の次の中間高さワイヤガイド(21c)位置まで持ち上げ、
    (g)前記ネット(8)の前記第1の所定位置h1から前記第2の所定位置h2までの間の高さ相当部分を前記1対のポール(1)に止着し、
    (h)必要に応じて、前記(e)〜(g)の工程を繰り返して、前記ネット(8)の全所定高さ(H´)が1対のポール(1)間に張られる、
    ことを特徴とするポール間にネットを張る方法。
  2. ポール間にネットを張る方法において、
    互いに所定離間寸法(W)だけ離間して立設した1対の所定高さ(H)のポール(1)間に、略所定幅寸法(W)及び所定高さ(H´)のネット(8)を張る方法において、
    (a)前記各ポール(1)の、上部位置、下部位置及び中間高さ位置に上部ワイヤガイド(21a)、下部ワイヤガイド(21b)、中間高さワイヤガイド(21c)を設け、
    (b)吊り上げ用ワイヤーロープ(22)の両端の第1の係合部(22a)を、前記各ポールにおいて、前記下部ワイヤガイド(21b)及び上部ワイヤガイド(21a)を順次介して折り返して、更に前記中間高さワイヤガイド(21c)を介して、前記中間高さワイヤガイド(21c)の前記所定高さ(H´)の半分高さ(H´/2)に相当する前記ネットの所定半分高さ位置(H´/2)の両横幅端部に設けた第2の係合部(3a)に係合させ、
    (c)前記吊り上げ用ワイヤーロープ(22)の略中央部を持ち上げることにより、前記ネットの第2の係合部(3a)を、前記下部ワイヤガイド(21b)、上部ワイヤガイド(21a)、及び中間高さワイヤガイド(21c)を介して移動する該ワイヤーロープ(22)を介して、前記中間高さワイヤガイド(21c)の高さまで持ち上げ、
    (d)前記ネット(8)の前記所定高さ(H´)の半分高さ(H´/2)相当部分を前記1対のポール(1)に止着し、
    (e)前記吊り上げ用ワイヤーロープ(22)の両端の第1の係合部(22a)の前記第2の係合部(3a)に対する係合を解除して、前記ネットの端部位置に相当する最高高さ(H´)位置の両横幅端部に設けた第2の係合部(3a)に係合させ、
    (f)前記吊り上げ用ワイヤーロープ(22)の略中央部を更に持ち上げることにより、前記ネットの第3の係合部(3a)を前記上部ワイヤガイド(21a)位置まで持ち上げ、
    (g)前記ネット(8)の前記所定高さ(H´)の半分高さ(H´/2)から前記所定高さ(H´)までの間の高さ相当部分を前記1対のポール(1)に止着することにより、前記ネット(8)の全所定高さ(H´)が1対のポール(1)間に張られる、
    ことを特徴とするポール間にネットを張る方法。
  3. 請求項1又は2に記載の方法において、
    前記ワイヤガイド(21a、21b、21c)は、前記吊り上げ用ワイヤーロープ(22)を案内する滑車であることを特徴とするポール間にネットを張る方法。
  4. 請求項1又は2に記載の方法において、
    前記吊り上げ用ワイヤーロープ(22)の両端の第1の係合部(22a)はシャックル(22a)であり且つ前記ネットの第2の係合部(3a)はループ状端部(3a)であることを特徴とするポール間にネットを張る方法。
  5. 請求項1又は2に記載の方法において、
    前記吊り上げ用ワイヤーロープ(22)の略中央部を持ち上げる作業は、クレーン車(23)により行われることを特徴とするポール間にネットを張る方法。
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