JP6451267B2 - 両面粘着テープ、両面粘着テープの製造方法、接着方法及び分離方法 - Google Patents

両面粘着テープ、両面粘着テープの製造方法、接着方法及び分離方法 Download PDF

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Description

本発明は、被着体への貼付け、物品間の固定を行った後、一定期間経過後に当該貼付けや固定を容易に解体できる易解体性の両面粘着テープ、当該両面粘着テープの製造方法、当該両面粘着テープによる接着方法、及び当該両面粘着テープにより貼り合わされた被着体同士の分離方法に関する。
粘着テープは、作業性に優れる接着信頼性の高い接合手段として、OA機器、IT・家電製品、自動車等の各産業分野での部品固定用途や、部品の仮固定用途、製品情報を表示するラベル用途等に使用されている。近年、地球環境保護の観点から、これら家電や自動車等の各種の産業分野において、使用済み製品のリサイクル、リユースの要請が高まっている。各種製品をリサイクル、リユースする際には、部品の固定やラベルに使用されている粘着テープを剥離する作業が必要となるが、当該粘着テープは製品中の各所に設けられているため、簡易な除去工程による作業コストの低減が要望されている。
被着体同士を分離させるため、例えば、電磁誘導加熱によって短時間で速やかに溶解するホットメルト粘着剤組成物が開示されている(特許文献1参照)。また、被着体同士を分離させる方法として、電磁誘導加熱装置により金属製の下地材を加熱し、この下地材と内装材との間の接着剤を加熱発泡させて剥離し、内装材を金属製の下地材から剥がす、建築物の解体方法が開示されている(特許文献2参照)
特開2002−188068号公報 特開2006−200279号公報
しかしながら、特許文献1及び特許文献2に開示されているような電磁誘導により粘着剤又は接着剤を加熱する方法では、粘着剤又は接着剤を加熱しようとすると、磁場の影響により、粘着剤又は接着剤部分以外の場所でも発熱が生じてしまい、意図せず被着体等を劣化させてしまうおそれがある。
また、電磁誘導以外にも、赤外線により粘着剤又は接着剤を加熱して被着体同士を分離させる方法も知られているが、加熱対象とする粘着剤又は接着剤が被着体等により遮られている場合には、効率よく粘着剤又は接着剤を加熱することができない。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、被着体への貼付けや部品間の固定が可能であり、解体時には、両面粘着テープだけを直接加熱することを容易とし、簡易に解体可能な両面粘着テープ、当該両面粘着テープの製造方法、当該両面粘着テープによる接着方法、及び当該両面粘着テープにより貼り合わされた被着体同士の分離方法の提供を課題とする。
本発明は以下の態様を含む。
(1)熱伝導性層と、該熱伝導性層の一方側に第1の粘着剤層と、該熱伝導性層の他方側に第2の粘着剤層とを有し、前記熱伝導性層は、少なくとも前記第1の粘着剤層から露出している露出面を有することを特徴とする両面粘着テープ。
(2)前記露出面は、少なくとも前記第1の粘着剤層の端部からはみ出している前記(1)に記載の両面粘着テープ。
(3)前記第1の粘着剤層が前記熱伝導性層と面接触している前記(1)又は(2)に記載の両面粘着テープ。
(4)前記第2の粘着剤層が前記熱伝導性層と面接触している前記(1)〜(3)のいずれかに記載の両面粘着テープ。
(5)前記熱伝導性層の材質の熱伝導率が100W/m・K以上である前記(1)〜(4)のいずれかに記載の両面粘着テープ。
(6)前記熱伝導性層が金属箔である前記(1)〜(5)のいずれかに記載の両面粘着テープ。
(7)前記第1の粘着剤層が、スチレン系、オレフィン系、塩化ビニル系、ウレタン系、エステル系又はアミド系の熱可塑性エラストマーである前記(1)〜(6)のいずれかに記載の両面粘着テープ。
(8)前記第2の粘着剤層が、スチレン系、オレフィン系、塩化ビニル系、ウレタン系、エステル系又はアミド系の熱可塑性エラストマーである前記(1)〜(7)のいずれかに記載の両面粘着テープ。
(9)前記熱伝導性層の一方側に前記第1の粘着剤層を貼り合わせ、その後、該熱伝導性層の他方側に前記第2の粘着剤層を貼り合わせることを特徴とする、前記(1)〜(8)のいずれかに記載の両面粘着テープの製造方法。
(10)前記熱伝導性層の一方側に前記第2の粘着剤層を貼り合わせ、その後、該熱伝導性層の他方側に前記第1の粘着剤層を貼り合わせることを特徴とする、前記(1)〜(8)のいずれかに記載の両面粘着テープの製造方法。
(11)被着体同士を前記(1)〜(8)のいずれかに記載の両面粘着テープにより貼り合わせることを特徴とする接着方法。
(12)前記露出面に熱発生源を接触させ、前記熱伝導性層を加熱することを特徴とする、前記(11)に記載の接着方法により貼り合わされた前記被着体同士の分離方法。
本発明の両面粘着テープは、被着体への貼付が可能で、被着体同士を貼り合わせることができ、被着体同士の貼り合わせを解消して解体しようとする際には、両面粘着テープだけを直接加熱することを容易とし、加熱により被着体同士の貼り合わせを簡易に分離することができる。
本発明の両面粘着テープの製造方法によれば、本発明の両面粘着テープを製造することができる。
本発明の接着方法によれば、被着体同士を貼り合わせることができる。
本発明の分離方法によれば、両面粘着テープだけを直接加熱することが容易であり、被着体同士の貼り合わせを簡易に分離することができる。
本発明に係る両面粘着テープの実施形態の一例を示す(a)断面図及び(b)平面図である。 本発明に係る両面粘着テープの実施形態の一例を示す(a)断面図及び(b)平面図である。 本発明に係る両面粘着テープの実施形態の一例を示す(a)断面図及び(b)平面図である。 本発明に係る両面粘着テープの実施形態の一例を示す(a)断面図及び(b)平面図である。 本発明に係る両面粘着テープの実施形態の一例を示す断面図である。 本発明に係る両面粘着テープの製造方法の実施形態の一例を説明する図である。 本発明に係る接着方法の実施形態の一例を説明する図である。 本発明に係る分離方法の実施形態の一例を説明する図である。 本発明に係る分離方法の実施形態の一例を示す断面図である。 実施例における接着性試験の方法を説明する図である。 実施例における解体性試験の方法を説明する図である。
≪両面粘着テープ≫
本発明の両面粘着テープは、熱伝導性層と、該熱伝導性層の一方側に第1の粘着剤層と、該熱伝導性層の他方側に第2の粘着剤層とを有し、前記熱伝導性層は、少なくとも前記第1の粘着剤層から露出している露出面を有する。
以下、本発明の両面粘着テープの実施形態の一例を説明する。
<第1の実施形態>
図1は、本発明に係る両面粘着テープの実施形態の一例である。両面粘着テープ1は、熱伝導性層10と、熱伝導性層10の一方側に第1の粘着剤層20と、熱伝導性層10の他方側に第2の粘着剤層21とを有する。熱伝導性層は、少なくとも第1の粘着剤層20から露出している露出面10a,10bを有する。第1の粘着剤層20と第2の粘着剤層21上には、夫々剥離シート30,31が積層されている。
本明細書中において前記「露出面」とは、熱伝導性層の表面又は裏面の一部が、少なくとも前記第1の粘着剤層から露出しているものであり、例えば、図1中の熱伝導性層10の端面10dのみが前記第1の粘着剤層から露出している場合には、該端面10dを露出面とはいわない。
本実施形態の両面粘着テープが有する一対の粘着剤層である第1の粘着剤層20及び第2の粘着剤層21は、それぞれ同一の構成であってもよく、それぞれ異なる構成であってもよい。
本実施形態の両面粘着テープ1の前記露出面10a,10bは、少なくとも前記第1の粘着剤層20の端部20aからはみ出している。
本実施形態の両面粘着テープ1は、両面粘着テープの一辺において、第1の粘着剤層20の端部20a及び第2の粘着剤層21の端部21aからはみ出すように、熱伝導性層10が両面粘着テープ1の面方向に延出されて形成された延出部Eを有する。熱伝導性層10は、第1の粘着剤層20及び第2の粘着剤層21から露出している露出面10a,10bを有する。
両面粘着テープが露出面10a,10bを有することにより、露出面に対して容易に熱発生源を接触させることが可能となり、露出面から直接熱伝導性層を加熱することができる。その結果、熱伝導性層の熱が粘着剤層を加熱して両面粘着テープの易解体性が高まる。
本実施形態の両面粘着テープ1は、第1の粘着剤層20及び第2の粘着剤層21が、熱伝導性層10と面接触している。そのため、熱伝導性層に伝えられた熱が粘着剤層を加熱する効率が高められ、両面粘着テープの易解体性がさらに高められている。
次に、本実施形態の両面粘着テープ1の変形例を示す。前記両面粘着テープ1と共通する点について説明を省略する。
(変形例1)
上記実施形態の両面粘着テープ1では、両面粘着テープの一辺において、両面粘着テープ1を構成する第1の粘着剤層20及び第2の粘着剤層21の各層の端部からはみ出すように、熱伝導性層10が両面粘着テープ1の面方向に延出されていた。
一方、図2に示される両面粘着テープ2では、両面粘着テープ2の少なくとも一辺の一部分において、第1の粘着剤層20の端部20a及び第2の粘着剤層21の端部21aからはみ出すように熱伝導性層10が両面粘着テープ1の面方向に延出されて形成された延出部Eを有する。熱伝導性層10は、第1の粘着剤層20及び第2の粘着剤層21から露出している露出面10a,10bを有する。
また、両面粘着テープ2では、延出部Eが形成された部分とは別の部分に、第1の粘着剤層20の端部20a及び第2の粘着剤層21の端部21aからはみ出すように、熱伝導性層10が両面粘着テープ2の面方向に延出されて形成された延出部Fを有する。熱伝導性層10は、露出面10a,10bの他に露出面10e,10fを有する。
このように、両面粘着テープの辺の一部分のみから熱伝導性層10がはみ出して露出面10a,10b,10c,10dを有する場合にも、露出面から直接熱伝導性層を加熱することができるので、熱伝導性層の熱が粘着剤層を加熱して両面粘着テープの易解体性が高まる。
更には、延出部E,Fの幅が両面粘着テープの幅(延出部の延出方向と直交する方向の幅)よりも小さくされているので、貼り合わせ後の両面粘着テープの空間占有率を抑えられるだけでなく、露出部の位置を使用者に認識させやすくすることができる。
(変形例2)
上記実施形態の両面粘着テープ1では、両面粘着テープの一辺において、両面粘着テープ1を構成する第1の粘着剤層20及び第2の粘着剤層21の端部からはみ出すように、熱伝導性層10が両面粘着テープ1の面方向に延出されていた。
一方、図3に示される両面粘着テープ3では、両面粘着テープの一辺において、両面粘着テープ1を構成する第1の粘着剤層20の端部20aからはみ出すように、熱伝導性層10が両面粘着テープ3の面方向に延出されて形成された延出部Eを有する。熱伝導性層10は、第1の粘着剤層20から露出している露出面10aを有する。
このように、両面粘着テープ3では、露出面10aを有しており、露出面から直接熱伝導性層を加熱することができるので、熱伝導性層の熱が粘着剤層を加熱して両面粘着テープの易解体性が高まる。
(変形例3)
上記実施形態の両面粘着テープ1では、両面粘着テープの一辺において、両面粘着テープ1を構成する第1の粘着剤層20及び第2の粘着剤層21の各層の端部からはみ出すように、熱伝導性層10が両面粘着テープ1の面方向に延出されていた。
一方、図4に示される両面粘着テープ4では、少なくとも前記第1の粘着剤層20から露出している露出面10aを有する。
このように、両面粘着テープ4では、少なくとも第1の粘着剤層20から露出している露出面10aを有しているので、露出面から直接熱伝導性層を加熱することができるので、熱伝導性層の熱が粘着剤層を加熱して両面粘着テープの易解体性が高まる。
[延出部]
上記に例示した実施形態の両面粘着テープ1〜両面粘着テープ4のなかでは、露出面に対してより容易に熱発生源を接触させることが可能であるとの観点から、少なくとも前記第1の粘着剤層の端部から熱伝導性層がはみ出して形成された延出部を有する両面粘着テープ1〜3がより好ましく、前記第1の粘着剤層の端部及び前記第2の粘着剤層の端部から熱伝導性層がはみ出して形成された延出部を有する両面粘着テープ1〜2がさらに好ましい。
延出部の長さは、熱発生源との接触を容易とするとの観点から、両面粘着テープを構成する層の端部から、1〜20mm延出していることが好ましく、2〜10mm延出していることがより好ましい。
上記延出部は、両面粘着テープの面方向とは別の方向に曲げられてもよい。例えば、被着体同士を貼り合わせた状態にあるときには、延出部を両面粘着テープの面方向と垂直の方向に折り曲げて収納しておき、被着体同士の貼り合わせを解消しようとする際には、延出部を面方向へと再度折り曲げて、延出部を熱発生源と接触させてもよい。
以下、本実施形態の両面粘着テープの各構成について説明する。
[第1の粘着剤層・第2の粘着剤層]
第1の粘着剤層20及び第2の粘着剤層21は、被接着体と接着する層である。また、第1の粘着剤層20及び第2の粘着剤層21は、熱伝導性層10と面接触している層である。
第1の粘着剤層20及び第2の粘着剤層21としては、例えば、ポリウレタン(PU)、熱可塑性ポリウレタン(TPU)等のウレタン系樹脂;ポリカーボネート(PC);ポリ塩化ビニル(PVC)、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂等の塩化ビニル系樹脂;ポリアクリル酸、ポリメタクリル酸、ポリアクリル酸メチル、ポリメタクリル酸メチル(PMMA)、ポリメタクリル酸エチル等のアクリル系樹脂;ポリエチレンテレフタレ−ト(PET)、ポリブチレンテレフタレ−ト、ポリトリメチレンテレフタレ−ト、ポリエチレンナフタレ−ト、ポリブチレンナフタレ−ト等のポリエステル系樹脂;ナイロン(登録商標)等のポリアミド系樹脂;ポリスチレン(PS)、イミド変性ポリスチレン、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン(ABS)樹脂、イミド変性ABS樹脂、スチレン・アクリロニトリル共重合(SAN)樹脂、アクリロニトリル・エチレン−プロピレン−ジエン・スチレン(AES)樹脂等のポリスチレン系樹脂、ポリエチレン(PE)樹脂、ポリプロピレン(PP)樹脂、シクロオレフィン樹脂等のオレフィン系樹脂;ニトロセルロース、酢酸セルロース等のセルロース系樹脂;シリコーン系樹脂;フッ素系樹脂等の熱可塑性樹脂、スチレン系熱可塑性エラストマー、オレフィン系熱可塑性エラストマー、塩化ビニル系熱可塑性エラストマー、ウレタン系熱可塑性エラストマー、エステル系熱可塑性エラストマー、アミド系熱可塑性エラストマー等の熱可塑性エラストマーが挙げられる。
熱可塑性樹脂としては、これらのなかでも、特にスチレン系、オレフィン系、塩化ビニル系、エステル系、ウレタン系、又はアミド系の熱可塑性エラストマーであることが好ましく、スチレン系熱可塑性エラストマーが、特に好ましい。
スチレン系熱可塑性エラストマーとしては、例えば、スチレン−エチレン−ブチレン共重合体(SEB)等のスチレン系AB型ジブロック共重合体;スチレン−ブタジエン−スチレン共重合体(SBS)、SBSの水素添加物(スチレン−エチレン−ブチレン−スチレン共重合体(SEBS))、スチレン−イソプレン−スチレン共重合体(SIS)、SISの水素添加物(スチレン−エチレン−プロピレン−スチレン共重合体(SEPS))、スチレン−イソブチレン−スチレン共重合体(SIBS)等のスチレン系ABA型トリブロック共重合体;スチレン−ブタジエン−スチレン−ブタジエン(SBSB)等のスチレン系ABAB型テトラブロック共重合体;スチレン−ブタジエン−スチレン−ブタジエン−スチレン(SBSBS)等のスチレン系ABABA型ペンタブロック共重合体;これら以上のAB繰り返し単位を有するスチレン系マルチブロック共重合体;スチレン−ブタジエンラバー(SBR)等のスチレン系ランダム共重合体のエチレン性二重結合を水素添加した水素添加物;等が挙げられる。スチレン系熱可塑性エラストマーは市販品を用いてもよい。
通常状態で被着体同士を良好に固定させるとの観点から、第1の粘着剤層20及び第2の粘着剤層21は熱可塑性樹脂により形成されることが好ましく、該熱可塑性樹脂の1Hz及び23℃での動的粘弾性スペクトルで測定される貯蔵弾性率G23が1.0×10〜5.0×10Paであることが好ましく5.0×10〜5.0×10Paであることがより好ましく、5.0×10〜1.0×10Paであることがさらに好ましい。
また、加熱により被着体同士を容易に分離させるとの観点から、第1の粘着剤層20及び第2の粘着剤層21は熱可塑性樹脂により形成されることが好ましく、該熱可塑性樹脂の1Hz及び100℃での動的粘弾性スペクトルで測定される貯蔵弾性率G100が1.0×10〜5.0×10Paであることが好ましく5.0×10〜1.0×10Paであることがより好ましく、5.0×10〜5.0×10Paであることがさらに好ましい。
第1の粘着剤層20及び第2の粘着剤層21は熱可塑性樹脂により形成されている場合、第1の粘着剤層20及び第2の粘着剤層21の熱可塑性樹脂の前記貯蔵弾性率G100は、前記貯蔵弾性率G23よりも小さいことが好ましい。
第1の粘着剤層20及び第2の粘着剤層21は熱可塑性樹脂により形成されている場合、前記貯蔵弾性率G23及びG100は、第1の粘着剤層20又は第2の粘着剤層21を構成する熱可塑性樹脂から形成された試験片に対する測定の結果とする。試験片の厚みは2mmとする。試験片は粘着剤層に含有される熱可塑性樹脂をシート上に塗布する等によって得ることができる。
貯蔵弾性率G23及びG100は、市販の粘弾性試験機を用いて、後述する実施例に記載の方法で測定することができる。
第1の粘着剤層20及び第2の粘着剤層21の厚みは、5〜120μmであることが好ましく、10〜110μmであることがより好ましく、20〜100μmであることがさらに好ましい。第1の粘着剤層20及び第2の粘着剤層21の厚みは、無作為に選出した5か所の厚みを測定して得られた平均値とする。第1の粘着剤層20及び第2の粘着剤層21の厚みが上記範囲であることにより、層形成が容易であり易解体性に優れる粘着剤層とすることができる。
第1の粘着剤層20及び第2の粘着剤層21は、熱可塑性樹脂の他に、必要に応じて粘着付与樹脂等を含有するものを使用することが好ましい。
前記粘着付与樹脂としては、例えばロジン系粘着付与樹脂、重合ロジン系粘着付与樹脂、重合ロジンエステル系粘着付与樹脂、ロジンフェノール系粘着付与樹脂、水添ロジンエステル系粘着付与樹脂、不均化ロジンエステル系粘着付与樹脂、テルペン系粘着付与樹脂、テルペンフェノール系粘着付与樹脂、脂肪族(石油樹脂)系粘着付与樹脂、C5系石油系粘着付与樹脂を使用することができる。
なかでも、前記粘着付与樹脂としては、被着面への濡れ性を向上するうえで、C5系石油系粘着付与樹脂を使用することが好ましい。
また、粘着付与樹脂としては、前記したもののほかに、室温で液状の粘着付与樹脂を使用することもできる。前記液状の粘着付与樹脂としては、例えばプロセスオイル、ポリエステル系粘着付与樹脂、ポリブテン等の低分子量の液状ゴムが挙げられる。
また、第1の粘着剤層20及び第2の粘着剤層21は、前記したものの他に、必要に応じて赤外線吸収剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、充填剤、ガラスやプラスチック製の繊維、バルーン、ビーズ、金属粉末等の充填剤、顔料、増粘剤等を含有するものを使用することができる。
また、第1の粘着剤層20及び第2の粘着剤層21は、酸触媒や酸発生剤を含有することで、光や熱の外部刺激による解体性を付与することもできる。酸触媒としては、p−トルエンスルホン酸やベンゼンスルホン酸等の芳香族スルホン酸、脂肪族スルホン酸などの有機酸や、塩酸や硫酸等の無機酸等を例示できる。また、酸発生剤としては、各種の熱酸発生剤や光酸発生剤を使用できる。熱酸発生剤としては、熱酸発生剤としては、例えば、スルホニウム塩、ベンゾチアゾニウム塩、アンモニウム塩、ホスホニウム塩を使用することができ、光酸発生剤としては、例えば4−アセトキシフェニルジメチルスルホニウム ヘキサフルオロアルセネート、ベンジル−4−ヒドロキシフェニルメチルスルホニウム ヘキサフルオロアンチモネート、4−アセトキシフェニルベンジルメチルスルホニウム ヘキサフルオロアンチモネート、ジベンジル−4−ヒドロキシフェニルスルホニウム ヘキサフルオロアンチモネート、4−アセトキシフェニルベンジルスルホニウム ヘキサフルオロアンチモネート、及び3−ベンジルベンゾチアゾリウム ヘキサフルオロアンチモネート等から適宜選択して使用することができる。例えばN−ヒドロキシナフタルイミドトリフルオロメタンスルホン酸エステル、N−ヒドロキシナフタルイミドメタンスルホン酸エステル、N−ヒドロキシナフタルイミドベンゼンスルホン酸エステル、N−ヒドロキシナフタルイミドトリフラート、ビス(シクロヘキシルスルホニル)ジアゾメタン、ビス(tert−ブチルスルホニル)ジアゾメタン、ビス(p−トルエンスルホニル)ジアゾメタン、トリフェニルスルホニウムトリフルオロメタンスルホネート、ジフェニル−4−メチルフェニルスルホニウムトリフルオロメタンスルホネート、ジフェニル−2,4,6−トリメチルフェニルスルホニウム−p−トルエンスルホネート、ビス(ドデシルフェニル)ヨードニウム ヘキサフルオロアンチモネート、ビス(tert−ブチルフェニル)ヨードニウム ヘキサフルオロホスフェート、ビス(tert−ブチルフェニル)ヨードニウム トリフルオロメタンスルホネート、トリフェニルスルホニウム トリフルオロメタンスルホネート、ビフェニルヨードニウム トリフルオロメタンスルホネート、フェニル−(3−ヒドロキシ−ペンタデシルフェニル)ヨードニウム ヘキサフルオロアンチモネート、及びフェニル−(3−ヒドロキシペンタデシルフェニル)ヨードニウム ヘキサフルオロアンチモネート等から適宜選択して使用することができる。
なかでも、光酸発生剤は、光と熱の二種の外部刺激により粘着剤層を好適に解体できる一方で、粘着剤組成物として保管する際や、両面粘着テープとして物品を固定した際には容易に分解や解体が生じにくく、安定した保存性や粘着特性を保持できるため、特に好ましく使用できる。特に、N−ヒドロキシナフタルイミドトリフルオロメタンスルホン酸エステルやビス(シクロヘキシルスルホニル)ジアゾメタン等の酸発生剤単独での熱分解温度が概ね150℃以上のものは安定性が良く、ビス(シクロヘキシルスルホニル)ジアゾメタン等の加熱により気体を発生する光酸発生剤は、特に高い解体性を実現しやすく、N−ヒドロキシナフタルイミドトリフルオロメタンスルホン酸エステル等の100℃程度の加熱よっても気体を発生しにくい光酸発生剤は、熱安定性の高い粘着剤層を得やすく、また、骨格中にベンゼン環やナフタレン環構造等の光吸収性の構造を有する光酸発生剤は、少ない光照射時間や少ない含有量で好適な解体性を実現できることから、それぞれ好ましく使用できる。
[熱伝導性層]
熱伝導性層10は、露出面に熱発生源が接触されて発生した熱を、両面粘着テープの第1の粘着剤層又は第2の粘着剤層に効率よく伝える層である。熱伝導性層10の材質の熱伝導率は、100W/m・K以上であることが好ましく、150W/m・K以上であることがより好ましく、190W/m・K以上であることがさらに好ましい。材質の好ましい熱伝導率について上限値は特にないが、一例として、熱伝導率の上限値は6000W/m・K以下であることが好ましく、4000W/m・K以下であることがさらに好ましい。前記熱伝導率はJIS規格R1611に記載の「フラッシュ法」により測定された値とすることができる。
熱伝導性層10としては、例えば、アルミ、鉄、銅等の金属、グラファイト等が挙げられ、シート状の金属箔であることが好ましい。
或いは、熱伝導性層10としては、金属製のフィラーを含有する層も例示できる。この場合、フィラーの形状、含有割合などを、上記に挙げた材料の好ましい熱伝導率を目安として、熱伝導性層が熱伝導性を有するよう適宜調節すればよい。このように熱伝導性層が異なる熱伝導率を有する複数の材料により層形成されている場合には、温度傾斜法(定常法)により、熱伝導性層の厚み方向と直交する方向の熱伝導率を測定し、熱伝導性層の熱伝導率を測定することができる。
熱伝導性層10の厚みは、5〜200μmであることが好ましく、10〜150μmであることがより好ましく、12〜100μmであることがさらに好ましい。熱伝導性層10の厚みは、無作為に選出した5か所の厚みを測定して得られた平均値とする。熱伝導性層10の厚みが上記範囲であることにより、層形成が容易であり熱伝導性に優れる熱伝導性層とすることができる。
[剥離シート]
剥離シート30,31としては、例えば、グラシン紙、クラフト紙、クレーコート紙、ポリエチレン等のフィルムをラミネートした紙、ポリビニルアルコールやアクリル酸エステル共重合体等の樹脂を塗布した紙、ポリエステルやポリプロピレン等の合成樹脂フィルム等に、剥離剤であるフッ素樹脂やシリコーン樹脂等を塗布したもの等が挙げられる。
<第2の実施形態>
図5は、本発明に係る両面粘着テープの実施形態の一例である。本実施形態の両面粘着テープ5は、熱伝導性層10と、熱伝導性層10の一方側に第1の粘着剤層20及び第3の粘着剤層50と、熱伝導性層10の他方側に第2の粘着剤層21及び第4の粘着剤層51とを有し、第1の粘着剤層20及び第2の粘着剤層21は熱伝導性層10と面接触している。熱伝導性層は、少なくとも第1の粘着剤層20から露出している露出面10a,10bを有する。第1の粘着剤層20と第3の粘着剤層50との間には基材フィルム40が積層され、第2の粘着剤層21と第3の粘着剤層51との間には基材フィルム41が積層されている。第3の粘着剤層50及び第4の粘着剤層51上には、夫々剥離シート30,31が積層されている。
つまり、第2の実施形態の両面粘着テープ5は、前記<第1の実施形態>の両面粘着テープ1が、前記第1の粘着剤層20と剥離シート30との間に、さらに基材フィルム40及び第3の粘着剤層50を有し、前記第2の粘着剤層21と剥離シート31との間に、さらに基材フィルム41及び第4の粘着剤層51を有するものである。
本実施形態の両面粘着テープが有する一対の粘着剤層である第1の粘着剤層20及び第2の粘着剤層21は、それぞれ同一の構成であってもよく、それぞれ異なる構成であってもよい。同様に、本実施形態の両面粘着テープが有する一対の粘着剤層である第3の粘着剤層50及び第4の粘着剤層51は、それぞれ同一の構成であってもよく、それぞれ異なる構成であってもよい。
本実施形態の両面粘着テープ5は、両面粘着テープの一辺において、第1の粘着剤層20の端部20a、第2の粘着剤層21の端部21a、基材フィルム40の端部40a、基材フィルム41の端部41a、第3の粘着剤層50の端部50a、及び第4の粘着剤層51の端部51aからはみ出すように、熱伝導性層10が両面粘着テープ1の面方向に延出されて形成された延出部Eを有する。熱伝導性層10は、第1の粘着剤層20及び第2の粘着剤層21から露出している露出面10a,10bを有する。
両面粘着テープが露出面10a,10bを有することにより、露出面に対して容易に熱発生源を接触させることが可能となり、露出面から直接熱伝導性層を加熱することができる。その結果、熱伝導性層の熱が粘着剤層を加熱して両面粘着テープの易解体性が高まる。
本実施形態の両面粘着テープ5は、第1の粘着剤層20及び第2の粘着剤層21が、熱伝導性層10と面接触している。そのため、熱伝導性層に伝えられた熱が粘着剤層を加熱する効率が高められ、両面粘着テープの易解体性がさらに高められている。
解体された両面粘着テープは、両面粘着テープの残渣が被着体上に残ってしまう場合がある。しかし、本実施形態の両面粘着テープ5は、さらに、易解体層と粘着剤層との間に基材フィルムを有するので、基材フィルム部分を捉えて引っ張るなどすることにより、解体された両面テープの残渣全体を、容易に被着体から剥がすことができる。
以下、本実施形態の両面粘着テープの各構成について説明する。なお、前記<第1の実施形態>と共通する点については、説明を省略する。
[第3の粘着剤層・第4の粘着剤層]
第3の粘着剤層50及び第4の粘着剤層51は、被接着体と接着する層である。
第3の粘着剤層50及び第4の粘着剤層51の構成材料は、上記[第1の粘着剤層・第2の粘着剤層]において例示したものと同様であってもよい。
両面粘着テープの易解体性及び被着体からの取り除きやすさの両立を考慮して、第1の粘着剤層、第2の粘着剤層、第3の粘着剤層及び第4の粘着剤層が熱伝導性層を介して加熱されたとき、第3の粘着剤層及び第4の粘着剤層を構成する粘着剤の前記貯蔵弾性率が、第1の粘着剤層及び第2の粘着剤層を構成する粘着剤の前記貯蔵弾性率よりも低い値をとり得ることが好ましい。
第3の粘着剤層50及び第4の粘着剤層51を構成する粘着剤としては、例えば、ポリマーの種類として、天然ゴム系、合成ゴム系、アクリル系、シリコーン系、ウレタン系、ビニルエーテル系等が挙げられる。また、粘着剤の形態としては、溶剤系、エマルジョン型粘着剤、水溶性粘着剤等の水系、ホットメルト型粘着剤、UV硬化型粘着剤、EB硬化型粘着剤等の無溶剤系等が挙げられる。
なかでも第3の粘着剤層50及び第4の粘着剤層51はアクリル系共重合体を含有することが好ましい。アクリル系共重合体は、親水性を付与する(メタ)アクリル酸と、それと共重合可能なその他のモノマーとの共重合体であり、(メタ)アクリル酸とビニルエーテルとを反応させて得られる(メタ)アクリレート等が挙げられる。
第3の粘着剤層50及び第4の粘着剤層51の厚みは、5〜100μmであることが好ましく、10〜80μmであることがより好ましく、30〜70μmであることがさらに好ましい。粘着剤層の厚みが上記範囲であると、層形成が容易であり且つ被着体同士の接着性にも優れるため好ましい。
第3の粘着剤層50及び第4の粘着剤層51は、必要に応じて粘着付与樹脂や架橋剤、その他の添加剤等を含有していてもよい。
(粘着付与樹脂)
第3の粘着剤層50及び第4の粘着剤層51においては、得られる粘着剤層の強接着性を調整するために粘着付与樹脂を使用しても良い。本発明に使用する粘着付与樹脂としては、例えば、ロジン系、重合ロジン系、重合ロジンエステル系、ロジンフェノール系、安定化ロジンエステル系、不均化ロジンエステル系、テルペン系、テルペンフェノール系、石油樹脂系等が例示できる。
(溶媒)
第3の粘着剤層50及び第4の粘着剤層51においては、粘着剤組成物に通常使用される溶媒を使用でき、例えば、トルエン、キシレン、酢酸エチル、酢酸ブチル、アセトン、メチルエチルケトン、ヘキサン等を使用できる。また、水系粘着剤組成物とする場合には、水又は、水を主体とする水性溶媒を使用できる。
(架橋剤)
第3の粘着剤層50及び第4の粘着剤層51においては、得られる粘着剤層の凝集力を向上させる目的で、架橋剤を使用することも好ましい。架橋剤としては、公知のイソシアネート系架橋剤、エポキシ系架橋剤、アジリジン系架橋剤、多価金属塩系架橋剤、金属キレート系架橋剤、ケト・ヒドラジド系架橋剤、オキサゾリン系架橋剤、カルボジイミド系架橋剤、シラン系架橋剤、グリシジル(アルコキシ)エポキシシラン系架橋剤等が使用できる。
(添加剤)
第3の粘着剤層50及び第4の粘着剤層51においては、酸触媒や酸発生剤を含有することで、光や熱の外部刺激による解体性を付与することもできる。酸触媒や酸発生剤としては、上述の易解体層と同様のものを使用することができる。
粘着剤層においては、添加剤として、必要に応じて本発明の所望の効果を阻害しない範囲で、pHを調整するための塩基(アンモニア水など)や酸、発泡剤、可塑剤、軟化剤、酸化防止剤、ガラスやプラスチック製の繊維・バルーン・ビーズ・金属粉末等の充填剤、顔料・染料等の着色剤、pH調整剤、皮膜形成補助剤、レベリング剤、増粘剤、撥水剤、消泡剤等の公知のものを粘着剤組成物に任意で添加することができる。また、酸触媒、酸発生剤を添加してもよい。
[基材フィルム]
基材フィルム40,41としては、例えば、ポリオレフィン(例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン)、ポリエステル(例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート)、ポリスチレン、ABS、ポリカーボネート、ポリイミドフィルム、ポリ塩化ビニル、ナイロン、ポリビニルアルコール等からなるプラスチック系フィルム、パルプ、レーヨン、マニラ麻、アクリロニトリル、ナイロン、ポリエステル等からなる不織布、紙、布、又は金属箔等があげられる。基材フィルムは、両面粘着テープにより貼り合わせられた被着体同士が解体された後、両面粘着テープを被着体から剥離する際に、支持体としての役目を果たし得る。したがって基材フィルムと両面粘着テープの他の層との接着性(本実施形態においては、基材フィルム40,41と第3の粘着剤層50及び第4の粘着剤層51との接着性)及び支持体としての強度を両立しやすいことから、プラスチック系フィルムが好ましく、ポリエステルフィルムがより好ましい。
基材フィルム40,41の厚みは、強度等を考慮して6〜50μm程度とすることができる。
また、基材と粘着剤層との密着性を向上させることを目的に、基材の片面または両面に、コロナ処理、プラズマ処理、アンカーコート処理等を施してもよい。
なお、本実施形態においては、熱伝導性層10、第1の粘着剤層20、第2の粘着剤層21、基材フィルム40,41、第3の粘着剤層50、第4の粘着剤層51、剥離シート30,31からなる両面粘着テープを例示したが、上記の層構造に加え、さらに任意の層構造を有していてもよい。
例えば、上記基材フィルム40と第3の粘着剤層50との間に、発泡体(フォーム剤)層が設けられていてもよい。発泡体層はクッションの役割を果たし、発泡体層を有する両面粘着テープにクッション性を付与することができる。
<被着体>
本発明の両面粘着テープの被着体は特に制限されないが、剛体と剛体の接着、剛体と剛体同士の分離に好適に用いることができる。剛体の被着体としては、例えば、金属板、金属筐体、金属カバー、ガラス板、プラスチック板等を挙げることができる。本発明の両面粘着テープによって接着される被着体同士は、同種類の被着体であっても、異なる種類の被着体同士であってもよい。また、本発明の両面粘着テープによって接着及び分離される被着体同士は、同種類の被着体であっても、異なる種類の被着体同士であってもよい。
本発明の両面粘着テープは、リユースやリサイクル時の部材間の分離に際して、加熱により容易に解体できる。このため、剥離を必要とする場面での再剥離用途に使用可能である。例えば、自動車、建材、OA、家電業界などの工業用途における各種製品の部品間固定を行う両面粘着テープとして好適に使用できる。リユースやリサイクル時の多量の部品の分離や、多量のラベル剥離等を行う際にも作業効率が良好である。
本発明の両面粘着テープは、熱伝導性層の露出面を有しているので、露出面に熱発生源を接触させて、両面粘着テープを加熱することに適しており、被着体に熱の影響を与えにくい方法で解体を実現することが可能である。このため、本発明の両面粘着テープは、ポリスチレン板、ABS樹脂板(アクリル/ブタジレン/スチレンのポリマーアロイ)、ポリプロピレン板、アクリル樹脂板、PC/ABS樹脂板(ポリカーボネート/ABSのポリマーアロイ)、ポリカーボネート板等の、比較的熱に弱いプラスチック製の被着体の固定を行う両面粘着テープとして好適に使用できる。
また、本発明の両面粘着テープは、電磁誘導による加熱方法ではこれまで困難であった金属製の被着体に対しても適用することができ、前記被着体が高温となる可能性を低減せることができる。また、本発明の両面粘着テープは、周辺部材が金属製である場合など、前記被着体の周辺部に金属製の部品等があるため従来の電磁誘導を用いた加熱方法を適用することができない場合であっても、好適に使用できる。そのため、特に、熱により部品の劣化が懸念され、且つ金属製の部品が使用される携帯電話、映像機器、コンピュータなどの電気製品の部品間固定を行う両面粘着テープとして好適に使用できる。
≪両面粘着テープの製造方法≫
両面粘着テープが、基材を有する場合には、前記粘着剤組成物をロールコーターやダイコーター等を用い、直接基材に塗布した後、乾燥工程を経て、剥離シートを貼り合わせる直塗り法や、剥離シート上にいったん粘着剤組成物をコーティングし、乾燥工程を経た後、基材に転写する転写法により製造できる。基材を有さない場合には、剥離シート上に粘着剤組成物をコーティングし、他の剥離シートを貼り合わせる方法により製造できる。
本発明の両面粘着テープの製造方法は、熱伝導性層を用意し、前記熱伝導性層の一方側に前記第1の粘着剤層を貼り合わせ、その後、該熱伝導性層の他方側に前記第2の粘着剤層を貼り合わせるもの、又は、前記熱伝導性層の一方側に前記第2の粘着剤層を貼り合わせ、その後、該熱伝導性層の他方側に前記第1の粘着剤層を貼り合わせるものである。
図6は、本発明に係る両面粘着テープの製造方法の実施形態の一例である。まず、粘着剤層を構成する粘着剤、熱伝導性層を構成する金属箔を用意する。次に、図6に示すように、アプリケーターを用いて、剥離シート32,33上に粘着剤を塗布して第1の粘着剤層20及び第2の粘着剤層21を形成する。次いで、熱伝導性層10の一方の面に第1の粘着剤層20を貼り合わせた後、熱伝導性層10の他方の面に第2の粘着剤層21を貼り合わせ、本発明に係る両面粘着テープを得る。
本実施形態の両面粘着テープの製造方法では、製造する両面粘着テープの2つの粘着剤層である第1の粘着剤層20と第2の粘着剤層21が同一の構成であるので、粘着剤層の成形の工程は一度でよく、熱伝導性層に粘着剤層を貼り合わせることで、効率良く両面粘着テープを製造することができる。
前記熱伝導性層の一方側に前記第2の粘着剤層を貼り合わせ、その後、該熱伝導性層の他方側に前記第1の粘着剤層を貼り合わせる場合には、上記実施形態の両面粘着テープの製造方法において、熱伝導性層10への第1の粘着剤層20と第2の粘着剤層21の貼り合わせの順序を逆にすればよい。
≪接着方法・分離方法≫
本発明の接着方法は、被着体同士を本発明の両面粘着テープにより貼り合わせるものである。
また、本発明の分離方法は、前記露出面に熱発生源を接触させ、前記熱伝導性層を加熱することにより、本発明の接着方法により貼り合わされた前記被着体同士を分離させるものである。
図7は、本発明に係る接着方法の実施形態の一例である。図7に示すように、両面粘着テープの両面の第3の粘着剤層50と第4の粘着剤層51に、それぞれ被着体60,61を接触させ、被着体同士を貼り合わせ、接着させる。
図8は、本発明に係る分離方法の実施形態の一例である。
まず、熱発生源として、ホットプレート270を、ステンレス板271を介して両面粘着テープの露出面10bに接触させ、前記熱伝導性層を加熱する。すると、第1の粘着剤層20及び第2の粘着剤層21が熱により軟化する。このとき被着体60,61同士を分離させる方向に両面粘着テープに力をかけることで、両面粘着テープに剥離応力がかけられる。本発明の両面粘着テープは熱伝導性層の露出面を有するので、熱伝導性層を狙って熱伝導性層を加熱することができ、被着体への熱の影響が少なく、被着体同士を容易に分離させることができる。
熱発生源としては、電熱線、セラミックヒーター、ホットプレート等が例示できるが露出面に接触して、熱伝導性層に熱を与える又は発生させて熱伝導性層を加熱することができるものであればよく、それらに制限されない。熱伝導性層に熱を発生させる方法としては、露出面に端子等を接触させて熱伝導性層に電流を流し、熱伝導性層自体を発熱させることを行ってもよい。この場合、熱伝導性層に電流を流すために露出面と接触させるものについても、熱発生源として扱う。
熱解体を行う際の加熱の条件は、良好な解体性を実現できる温度にて行われればよいが、60〜300℃であることが好ましく、80〜250℃であることがより好ましく、80〜200℃であることがさらに好ましい。
図9は、本発明に係る分離方法の実施形態の一例である。まず、上記の図8で示したような分離方法を行う。なお、図8に示す分離方法では、熱発生源としてホットプレート270及びステンレス板271を用いるものであったが、図9に示す分離方法では、熱発生源として、熱伝導性層に電流を流す電力源280と熱伝導性層に電流を流すために露出面と接触させる端子281,282を熱発生源として用いている。
被着体60,61同士を分離させる方向に両面粘着テープに力をかけることで、両面粘着テープに剥離応力がかけられる。このとき被着体60,61上には、解体された両面粘着テープの残渣が残っている。次いで、両面粘着テープを冷却する。その後基材フィルム41部分を引っ張ることで、基材フィルムと両面粘着テープの他の層とが一体となった状態で、両面粘着テープの残渣全体を被着体から剥がすことができる。
冷却は、加熱によって軟化された両面粘着テープの残渣中の接着剤層の軟化の程度が低下し、両面粘着テープの残渣を取り除き扱いやすい状態となる温度にまで適宜冷却すればよく、35℃以下であることが好ましく、25℃以下であることがさらに好ましい。
本発明の両面粘着テープは、熱伝導性層の露出面を有しているので、露出面に熱発生源を接触させて、両面粘着テープを加熱することに適しており、被着体に熱の影響を与えにくい方法で解体を実現することが可能である。このため、本発明の分離方法は、ポリスチレン板、ABS樹脂板(アクリル/ブタジレン/スチレンのポリマーアロイ)、ポリプロピレン板、アクリル樹脂板、PC/ABS樹脂板(ポリカーボネート/ABSのポリマーアロイ)、ポリカーボネート板等の、比較的熱に弱いプラスチック製の被着体の分離を行う方法として好適である。
また、本発明の分離方法は、電磁誘導による加熱方法ではこれまで困難であった金属製の被着体に対しても適用することができ、前記被着体が高温となる可能性を低減せることができる。また、本発明の分離方法は、周辺部材が金属製である場合など、前記被着体の周辺部に金属製の部品等があるため従来の電磁誘導を用いた加熱方法を適用することができない場合であっても、好適に実施することができる。そのため、特に、熱により部品の劣化が懸念され、且つ金属製の部品が使用される携帯電話、映像機器、コンピュータなどの電気製品の部品間の分離方法として好適に実施することができる。
(実施例1)
重量平均分子量20万のスチレン−イソプレンブロック共重合体S(トリブロック共重合体とジブロック共重合体との混合物。前記混合物の全量に対する前記ジブロック共重合体の占める割合は52質量%。前記スチレン−イソプレンブロック共重合体の全体に占めるポリスチレン単位の質量割合は15質量%、ポリイソプレン単位の質量割合は85質量%)を100質量部、C5石油系粘着付与樹脂(軟化点100℃、数平均分子量885)を40質量部、重合ロジンエステル系粘着付与樹脂(軟化点125℃、数平均分子量880)を30質量部、液状粘着付与樹脂としてHV−100(JX日鉱日石株式会社製、低分子量ポリブテン)を5質量部の配合比で混合したものを、トルエンに溶解することによって合成ゴム系粘着剤を得た。
前記合成ゴム系粘着剤を、アプリケーターを用いて乾燥後の厚さが50μmとなるように、剥離シートの表面に塗布し、85℃で5分間乾燥させることによって粘着剤層を形成した。
厚さ50μmのアルミ箔(熱伝導率200W/m・K)の両面に、アルミ箔の端部が5mm残るように、粘着剤層をそれぞれ貼り合わせた後、4kgf/cmで加圧しラミネートすることによって、実施例1の両面粘着テープを作製した。
(比較例1)
上記アルミ箔に代えて、厚さ50μmのポリエチレンテレフタレートフィルム(熱伝導率0.3W/m・K)を用いたこと以外は上記実施例1と同様にして、比較例1の両面粘着テープを作製した。
(比較例2)
上記アルミ箔に代えて、厚さ38μmの不織布[五十川製紙(株)製](熱伝導率0.01W/m・K)を用いたこと以外は上記実施例1と同様にして、比較例2の両面粘着テープを作製した。
Figure 0006451267
上記実施例及び比較例にて得られた両面粘着テープについて、以下の評価を行った。得られた結果を表1に示した。
<常温時の接着性試験>
図10は、接着性試験の方法を説明する図である。23℃の環境下、実施例及び比較例で得た両面粘着テープを、粘着剤層が、1辺(外形)の長さが14mmの正方形で、幅2mmの額縁状となるように裁断した。前記裁断した両面粘着テープ102を、長さ15mm、幅15mm及び厚さ2mmの直方体であるアクリル板101に貼付した。その際、前記裁断した両面粘着テープ102の1辺が、前記アクリル板101の1辺15mmに対応するように貼付したものを試験片101とした。次に、中心部に直径10mmの穴を有する縦20mm、横50mm及び厚さ1mmのSUS板103と、前記試験片101の粘着テープ側の面とを、それらの中心が一致するように貼付し、プレス機を用いて80N/cmで10秒加圧した後、前記加圧した状態を解き、23℃の環境下で1時間静置することによって試験片102を作製した。次に、直径8mmのステンレス製のプローブ104を備えた引張試験機(エイアンドディ社製テンシロンRTA−100、圧縮モード)を用意した。前記プローブ104が、前記試験片102を構成するSUS板103の穴をとおして、前記試験片102を構成する試験片101に力を加えた際に、前記試験片101がSUS板103からはがれた時の強度(N/cm)を測定した。なお、前記プローブ104が試験片101を押す速度は10mm/分に設定した。
<加熱時の解体性試験>
図11は、解体性試験の方法を説明する図である。実施例及び比較例で得た粘着テープについて、粘着剤層と貼り合わせられていない中芯基材部分(露出面部分)210aも含め、長さ55mm、幅20mmに裁断した。前記裁断した粘着テープ201を、長さ50mm、幅50mm及び厚さ1mmのアクリル板260に貼付した。その次に、アクリル板260を前記粘着テープ201のアクリル板260が貼付された面と反対側の面に貼付し、5kg荷重ローラーで1往復加圧したものを試験片とした。作成した試験片の中芯基材端部の露出面210aにホットプレート270によって150℃に加熱されたステンレス板271を接触させ10分間放置した直後、アクリル板260,261を手で掴み、それらの引き剥がし易さを評価した。
評価結果を表1に示す。
尚、評価基準は下記とした。
○:アクリル板同士を分離させることができる
×:アクリル板同士を分離させることができない
<粘着剤層の動的粘弾性(貯蔵弾性率)測定>
粘着テープの製造に使用した樹脂スチレン−イソプレンブロック共重合体Sを、アプリケーターを用いて乾燥後の厚さが100μmとなるように、離型ライナーの表面に塗布し、85℃で5分間乾燥させることによって、厚さ100μmの熱可塑性樹脂層を、複数枚形成した。
次に、同一の粘着剤を用いて得た熱可塑性樹脂層を重ねあわせることによって、厚さ2mmの熱可塑性樹脂層からなる試験片を作成した。
ティ・エイ・インスツルメントジャパン社製の粘弾性試験機(アレス2kSTD)に、直径7.9mmのパラレルプレートを装着した。前記試験片を、前記パラレルプレートで圧縮荷重50gで挟み込み、周波数1Hz、温度領域−60〜150℃、及び、昇温速度2℃/minの条件で、23℃下での貯蔵弾性率(G23)及び100℃下での貯蔵弾性率(G100)を測定した。
1,2,3,4,5…両面粘着テープ
10…熱伝導性層
10a,10b,10e,10f…露出面
10d…端面
E,F…延出部
20…第1の粘着剤層
21…第2の粘着剤層
30,31,32,33…剥離シート
40,41…基材フィルム
50…第3の粘着剤層
51…第4の粘着剤層
60,61…被着体
20a,21a,40a,41a,50a,51a…端部
101…アクリル板
102…両面粘着テープ
103…SUS板
104…プローブ
201…両面粘着テープ
210…中芯基材
220…第1の粘着剤層
221…第2の粘着剤層
210a,210b,210e,210f…露出面
260,261…アクリル板
270…ホットプレート
271…ステンレス板
280…電力源
281,282…端子

Claims (12)

  1. 熱伝導性層と、該熱伝導性層の一方側に第1の粘着剤層と、該熱伝導性層の他方側に第2の粘着剤層とを有し、前記熱伝導性層は、少なくとも前記第1の粘着剤層から露出している露出面を有することを特徴とする両面粘着テープ。
  2. 前記露出面は、少なくとも前記第1の粘着剤層の端部からはみ出している請求項1に記載の両面粘着テープ。
  3. 前記熱伝導性層の材質の熱伝導率が100W/m・K以上である請求項1又は2に記載の両面粘着テープ。
  4. 前記熱伝導性層が金属箔である請求項1〜のいずれかに記載の両面粘着テープ。
  5. 前記第1の粘着剤層が、スチレン系、オレフィン系、塩化ビニル系、ウレタン系、エステル系又はアミド系の熱可塑性エラストマーである請求項1〜のいずれかに記載の両面粘着テープ。
  6. 前記第2の粘着剤層が、スチレン系、オレフィン系、塩化ビニル系、ウレタン系、エステル系又はアミド系の熱可塑性エラストマーである請求項1〜のいずれかに記載の両面粘着テープ。
  7. 前記第1の粘着剤層及び前記第2の粘着剤層は熱可塑性樹脂から形成されており、
    前記熱可塑性樹脂の1Hz及び23℃での動的粘弾性スペクトルで測定される貯蔵弾性率G 23 が5.0×10 〜1.0×10 Paの範囲であり、1Hz及び100℃での動的粘弾性スペクトルで測定される貯蔵弾性率G 100 が5.0×10 〜5.0×10 Paの範囲である請求項1〜6のいずれかに記載の両面粘着テープ。
  8. 前記熱伝導性層の一方側に前記第1の粘着剤層を貼り合わせ、その後、該熱伝導性層の他方側に前記第2の粘着剤層を貼り合わせることを特徴とする、請求項1〜のいずれかに記載の両面粘着テープの製造方法。
  9. 前記熱伝導性層の一方側に前記第2の粘着剤層を貼り合わせ、その後、該熱伝導性層の他方側に前記第1の粘着剤層を貼り合わせることを特徴とする、請求項1〜のいずれかに記載の両面粘着テープの製造方法。
  10. 被着体同士を請求項1〜のいずれかに記載の両面粘着テープにより貼り合わせることを特徴とする接着方法。
  11. 前記露出面に熱発生源を接触させ、前記熱伝導性層を加熱することを特徴とする、請求項10に記載の接着方法により貼り合わされた前記被着体同士の分離方法。
  12. 前記熱伝導性層を60〜200℃で加熱することを特徴とする、請求項11に記載の分離方法。
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