JP2000095291A - 半導体チップキャリア - Google Patents

半導体チップキャリア

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JP2000095291A
JP2000095291A JP10268156A JP26815698A JP2000095291A JP 2000095291 A JP2000095291 A JP 2000095291A JP 10268156 A JP10268156 A JP 10268156A JP 26815698 A JP26815698 A JP 26815698A JP 2000095291 A JP2000095291 A JP 2000095291A
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Japan
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semiconductor chip
tape
carrier
semiconductor
chip carrier
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JP10268156A
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English (en)
Inventor
Iwao Suzuki
巌 鈴木
Hirotaka Nishizawa
裕孝 西沢
Masayuki Kikuchi
真之 菊池
Hiroki Kanda
広樹 神田
Kazuhiro Terada
和弘 寺田
Yoshiyuki Abe
由之 阿部
Fumihiko Ikeda
文彦 池田
Takeshi Wada
武史 和田
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Hitachi Ltd
Renesas Semiconductor Package and Test Solutions Co Ltd
Hitachi Solutions Technology Ltd
Original Assignee
Hitachi Hokkai Semiconductor Ltd
Hitachi Ltd
Hitachi ULSI Systems Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体チップの移動を防止し、サイズの変更
に簡単に対処する。 【解決手段】 キャリア10のフレーム11には粘着力
が加熱により変更可能な熱剥離テープ14が張られ、熱
剥離テープ14の上面には複数個の半導体チップ20が
マトリックス状に並べられた状態で貼付される。キャリ
ア10の熱剥離テープ14のコーナ部にはキャリア10
の識別番号を表示したバーコードラベル19が貼付され
る。コンピュータはバーコードラベル19の識別番号毎
に各位置の半導体チップ20の機種名やロット番号、ウ
エハ番号を記憶して管理する。 【効果】 テープに半導体チップが粘着されるため、キ
ャリアが搬送される時等に半導体チップが遊動するのを
防止でき、半導体チップの損傷や混入を防止できる。半
導体チップのサイズ変更の都度、キャリアを設定し直さ
ずに済む。チップをキャリアに貼り付けた状態で洗浄や
エアブローして異物を低減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体チップキャ
リア、特に、複数個の半導体チップ(半導体素子を含む
集積回路が作り込まれたチップ)を移送したり保管する
ものに関し、例えば、KGD(known good die)と呼ば
れている品質保証された半導体チップ(以下、KGDと
いう。)の移送や保管に利用して有効なものに関する。
【0002】
【従来の技術】半導体製造分野の技術革新に伴って、テ
スティングによって品質保証されたKGDをパッケージ
ングせずに裸のままで出荷したり、他の製造工場に輸送
したりするKGD製造技術が開発されている。
【0003】KGDを出荷したり輸送したりする際に
は、パッケージングされた半導体集積回路装置(以下、
ICという。)を出荷したり輸送したりするのに使用さ
れるトレイを利用することが一般的に考えられる。すな
わち、トレイに形成されたポケット毎にKGDを一個ず
つ収容することにより、KGD同士が衝突するのを防止
して搬送する方法である。
【0004】なお、ICを収容するためのトレイを述べ
てある例としては、特開平7−141238号公報があ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
たトレイによってKGDを搬送する場合には、次のよう
な問題点があることが本発明者によって明らかにされ
た。トレイの移動時にKGDがトレイと衝突するため、
KGDのコーナ部分が欠ける場合がある。KGDの製造
工程において付着した異物を除去することが困難であ
る。トレイにKGDを置くだけであるため、持ち運びの
際にKGDがトレイ内で移動する場合があり、KGDの
整列の乱れが起こり易い。KGDのサイズが変更される
度に、サイズの異なるトレイを作り直す必要がある。
【0006】本発明の目的は、半導体チップの移動を防
止することができ、サイズの変更に簡単に対処すること
ができる半導体チップキャリアを提供することにある。
【0007】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を説明すれば、次の通り
である。
【0009】すなわち、半導体チップキャリアは粘着力
が変更可能なテープを備えており、このテープに複数個
の半導体チップが粘着されることを特徴とする。
【0010】前記した手段によれば、各半導体チップは
テープにそれぞれ粘着されるため、キャリアが搬送され
る時等において移動することはなく、洗浄やエアブロー
等によって異物の低減も可能になる。また、各半導体チ
ップはテープの適当な位置に自由に粘着することができ
るため、キャリアの形状やサイズは半導体チップのサイ
ズに規制されることはない。したがって、半導体チップ
のサイズ変更の都度、キャリアを作り直す必要はない。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施形態である
半導体チップキャリアを示しており、(a)は平面図、
(b)は(a)のb−b線に沿う拡大断面図である。図
2はその製造方法および使用方法を示すフローチャート
である。図3以降はその使用方法を示す各説明図であ
る。
【0012】図1に示されている半導体チップキャリア
(以下、キャリアという。)10は、アルミニウムやス
テンレス鋼等の金属が使用されて長方形の枠形状に形成
されたフレーム11を備えている。フレーム11の外径
はICを収容するのに使用されるトレイの外径に対応す
るように設定されている。フレーム11の短辺の中央部
には第一位置決め部12および第二位置決め部13がそ
れぞれ開設されており、第一位置決め部12は円形の孔
形状に形成され、第二位置決め部13は半円形の切欠き
形状に形成されている。また、フレームの方向を分かり
易くするため、四角のうち一つにはインデックス11a
が形成されている。
【0013】フレーム11の一主面(以下、下面とす
る。)には、粘着力が加熱により変更可能なテープ(以
下、熱剥離テープという。)14が粘着されて張られて
いる。熱剥離テープ14は塩化ビニールやPAT等の樹
脂が使用されて製造された基材15を備えており、基材
15はテープ形状のものがフレーム11の外形に合わせ
て長方形のシート形状に切断されている。基材15の上
面には粘着材膜16が形成されており、粘着材膜16は
粘着剤17にマイクロバルーン18が混入されて構成さ
れている。マイクロバルーン18は約150℃の加熱に
よって膨張するように設定されており、粘着材膜16の
粘着力はこのマイクロバルーン18の熱膨張によって低
下するようになっている。
【0014】図1に示されているように、キャリア10
のフレーム11内における熱剥離テープ14の上面に
は、複数個の半導体チップ20がマトリックス状に並べ
られた状態で貼付される。半導体チップ20は半導体素
子を含む集積回路(図示せず)が作り込まれたサブスト
レート21を備えており、サブストレート21のアクテ
ィブ・エリア側主面に形成された保護膜22には、図1
(b)に示されているように複数個の電極パッド23が
形成されている。半導体チップ20は電極パッド23と
反対側の主面において、粘着材膜16に粘着されてい
る。
【0015】キャリア10の熱剥離テープ14の上面に
おける半導体チップ20群の無い余白の指定された位置
である一コーナ部には、キャリア10を特定する標識と
してのバーコードラベル19が貼付されている。バーコ
ードラベル19のバーコードは貼付されたキャリア10
の識別番号を表示している。
【0016】図2に示されているように、半導体チップ
のキャリア貼付工程において、半導体チップ20はキャ
リア10に貼付される。すなわち、半導体装置の製造工
場における所謂前工程ではウエハの形態にて各チップ毎
に半導体素子の集積回路が作り込まれ、そのダイシング
工程においてウエハが各半導体チップ20にダイシング
される。ダイシングされた各半導体チップ20はキャリ
ア10の熱剥離テープ14の上面に順次貼付されて、マ
トリックスに並べられる。
【0017】マトリックスに並べられた各半導体チップ
20の位置はキャリア10の座標によって表現され、生
産を管理するコンピュータ(図示せず)のメモリーに記
憶される。コンピュータはキャリア10に貼付されたバ
ーコードラベル19の識別番号毎に各半導体チップ20
の位置を記憶し、かつ、各位置の半導体チップ20につ
いての機種名やロット番号およびウエハ番号を記憶して
管理する。
【0018】以上のようにして半導体チップ20群が搭
載されたキャリア10は、図2に示されているようにK
GD工程に送られ、続いて、半導体チップのキャリア貼
付工程において再びキャリア10に搭載される。
【0019】KGD工程において、半導体チップ20は
キャリア10から順次剥離されてピックアップされる。
この際、まず、図3に示されている加熱ステージ30に
おいて、熱剥離テープ14は各半導体チップ20毎に局
所的に加熱されることにより、粘着材膜16の粘着力が
局所的に低下される。
【0020】すなわち、加熱ステージ30には複数個の
ヒートブロック32がマトリックスに配置されたホット
プレート31が設置されており、キャリア10はホット
プレート31の上に第一位置決め部12および第二位置
決め部13によって位置決めされた状態で載せられる。
この状態で、ピックアップすべき座標に位置するヒート
ブロック32が予め設定された約150℃に加熱される
と、熱剥離テープ14における当該位置の粘着材膜16
のマイクロバルーン18が膨張するため、当該位置の粘
着材膜16の粘着力が低下した状態になる。
【0021】粘着材膜16の粘着力が局所的に低下され
たキャリア10はピックアップステージ40に送られ、
熱剥離テープ14から半導体チップ20を図4に示され
ているようにピックアップされる。
【0022】まず、ピックアップステージ40に供給さ
れたキャリア10はテーブル41に保持されてアライメ
ントされる。その後、支持筒42がステッピングモータ
の駆動によるカム(図示せず)の回転によって全体的に
上昇されることにより、ヘッド43の上面の押さえ面4
4が熱剥離テープ14を押し上げる。押さえ面44は凸
状球面に形成されているため、熱剥離テープ14は凸状
球面に沿って上方に弯曲した状態になる。
【0023】続いて、図4に示されているように、支持
筒42内で突き上げ台45が上昇される。突き上げ台4
5の上昇によってヘッド43に対して4本のニードル4
6が均等に上昇され、各ニードル46の上端部が押さえ
面44から上方に均等に突出される。このニードル46
の先端部の突出により、熱剥離テープ14のニードル4
6により突かれた部分はニードル46により突き破ら
れ、この突き破られた熱剥離テープ14の上面に粘着さ
れている半導体チップ20は4本のニードル46によっ
て水平に持ち上げられて熱剥離テープ14から剥離され
る。
【0024】この際、4本のニードル46は半導体チッ
プ20を傾けることなく水平に持ち上げて剥離させる。
押さえ面44が凸状球面に形成されていることにより、
ニードル46に突き上げられる半導体チップ20は最も
上に位置するため、周りの半導体チップ20群が連れ上
がりすることがない。
【0025】また、熱剥離テープ14の粘着力が強い
と、ニードル46が半導体チップ20を強く突く状態に
なるため、半導体チップ20やニードル46が損傷され
る危険性がある。しかし、本実施形態においては、熱剥
離テープ14の粘着力が予め局所的に低下されているた
め、半導体チップ20を熱剥離テープ14からニードル
46によって剥離させる際に、半導体チップ20やニー
ドル46が損傷されるのを防止することができる。
【0026】他方、キャリア10が半導体チップ20を
上側にした状態でテーブル41に保持されてアライメン
トされると、XYテーブルによってコレット47が所定
の半導体チップ20の真上に位置され、コレット47が
キャリア10に接近される。この時、ニードル46によ
って半導体チップ20が水平に持ち上げられて来ると、
コレット47は半導体チップ20を真空吸着保持する。
【0027】半導体チップ20を受け渡されたコレット
47はXYテーブルの移動によってニードル46の真上
位置からテスティングステージ(図示せず)に移送さ
れ、そこで、半導体チップ20をテスタに受け渡す。半
導体チップ20を受け渡したコレット47はニードル4
6の真上位置に戻され、次回のピックアップ作動に待機
する。
【0028】一方、ニードル46が半導体チップ20を
コレット47に受け渡すと、突き上げ台45が支持筒4
2内で下降される。突き上げ台45の下降によってニー
ドル46が下降されて支持筒42内に引き込められ、か
つ、支持筒42が全体的に下降されると、テーブル41
がXYZ方向に適宜移動され、次回のピックアップ作動
に待機する。
【0029】以降、前記局所加熱およびピックアップ作
動が繰り返されることによって、キャリア10の熱剥離
テープ14から半導体チップ20が1個宛、ピックアッ
プされてKGD工程に供給される。
【0030】テスティングされた半導体チップ20は、
図2に示されているように半導体チップのキャリア貼付
工程においてキャリア10に再び貼付されるが、前回の
キャリア10の熱剥離テープ14はマイクロバルーン1
8が熱膨張されているため、別のキャリア10に貼付さ
れることになる。
【0031】すなわち、テスティングされた各半導体チ
ップ20はキャリア10の熱剥離テープ14の上面に順
次貼付されて、マトリックスに並べられる。マトリック
スに並べられた各半導体チップ20の位置はキャリア1
0の座標によって表示され、生産を管理するコンピュー
タ(図示せず)のメモリーに記憶される。コンピュータ
はキャリア10に貼付されたバーコードラベル19の識
別番号毎に各半導体チップ20の位置を記憶し、かつ、
各位置の半導体チップ20の機種名やロット番号および
ウエハ番号、さらには、テスティングによって得られた
情報を記憶して管理する。テスティングによって得られ
た情報としては、例えば、各半導体チップの等級等があ
る。
【0032】半導体チップ20が搭載されたキャリア1
0は洗浄工程に送られる。洗浄工程において、キャリア
10はウエット洗浄され、続いて、乾燥される。この洗
浄および乾燥により、キャリア10および半導体チップ
20に付着した異物は除去される。
【0033】洗浄されたキャリア10は、図2に示され
ているように出荷工程に送られる。出荷工程において
は、複数枚のキャリア10が出荷先毎に纏められてコン
テナに梱包される。
【0034】出荷先で使用されるに際しては、半導体チ
ップ20は図3および図4に示されているように局所加
熱およびピックアップ作動によってキャリア10から剥
離される。この際、各キャリア10毎にコンピュータに
記憶された情報が利用されて、所望の半導体チップ20
がキャリア10から順次剥離される。なお、半導体チッ
プ20が剥離された熱剥離テープ14の粘着力は低下し
ているため、再使用が不可能であるが、キャリア10の
フレーム11は再使用される。
【0035】ちなみに、コンピュータに記憶されたキャ
リア10毎の情報は、通信回線を通じて自由に取り出し
可能に設定しておくことが望ましい。通信回線によって
取り出し可能に設定することができない場合には、コン
ピュータの情報は磁気記録媒体やプリンタ出力させてキ
ャリア10に添付されることになる。
【0036】前記実施形態によれば、次の効果が得られ
る。
【0037】1) 熱剥離テープが長方形枠形状のフレー
ムに張られたキャリアの熱剥離テープに複数個の半導体
チップを粘着することにより、キャリアが搬送される時
等において半導体チップが遊動するのを防止することが
できるため、遊動による半導体チップの損傷や整列の乱
れ等を防止することができる。
【0038】2) 半導体チップは熱剥離テープの適当な
位置に自由に貼付することができるため、テープの形状
やサイズは半導体チップのサイズに規制されることはな
い。したがって、半導体チップのサイズ変更の都度、キ
ャリアを作り直さずに済む。
【0039】3) 熱剥離テープを使用することにより、
熱剥離テープを局所的に加熱することで所望の半導体チ
ップだけを熱剥離テープから剥離することができる。
【0040】4) 熱剥離テープにキャリアを特定する識
別番号を付与し、かつ、そのキャリアにおける各半導体
チップの座標位置を特定しておくことにより、その識別
番号を介してキャリアに搭載された各半導体チップに関
するデータをコンピュータ等によって統括管理すること
ができる。
【0041】5) 識別番号の媒体としてバーコードを利
用することにより、汎用のバーコードによる物流管理シ
ステムを使用することができるため、半導体チップに関
するデータの統括管理システムを安価にて構築すること
ができる。
【0042】6) 熱剥離テープを剛性を有するフレーム
に張ってキャリアを構成することにより、従来のチップ
トレイの外形規格に対応することができるため、互換性
を維持することができ、また、フレームは再使用するこ
とができるため、材料費用を低減することができる。
【0043】7) 半導体チップ群が搭載されたキャリア
をウエット洗浄やエアブロー等によってクリーニングす
ることにより、キャリアや半導体チップに付着した異物
を効果的に除去することができるため、裸の半導体チッ
プの品質や信頼性を高めることができる。
【0044】図5は本発明の実施形態2である半導体チ
ップキャリアを示しており、(a)は一部省略正面断面
図、(b)は局所加熱を示す一部省略正面断面図であ
る。
【0045】本実施形態が前記実施形態と異なる点は、
熱剥離テープ14の基材として異方性熱伝導テープ15
Aが使用されている点である。
【0046】本実施形態によれば、局所加熱工程におい
て、ヒートブロック32によって局所的に加熱された際
に、ヒートブロック32の熱は図5(b)に示されてい
るように異方性熱伝導テープ15Aのヒートブロック3
2に接触した部位だけを伝わるため、粘着材膜16を確
実に局所的に加熱することができる。したがって、指定
された半導体チップ20に対する粘着力だけを確実に低
下させることができるため、指定された半導体チップ2
0を正確にピックアップすることができる。
【0047】なお、異方性熱伝導テープ15Aは熱剥離
テープ14の基材に置き換えるに限らず、異方性熱伝導
テープ15Aの上に熱剥離テープ14を粘着しても同様
の作用効果を得ることができる。
【0048】図6は本発明の実施形態3である半導体チ
ップキャリアを示しており、(a)は一部省略平面図、
(b)は(a)のb−b線に沿う断面図である。
【0049】本実施形態が前記実施形態と異なる点は、
熱剥離テープ14に打抜孔14aが開設されている点で
ある。
【0050】本実施形態によれば、打抜孔14aの分だ
け粘着面積が減少するため、初期粘着力を低下させるこ
とができる。
【0051】図7は本発明の実施形態4である半導体チ
ップキャリアを示している平面図である。
【0052】本実施形態が前記実施形態と異なる点は、
異なる種類の半導体チップ20A、20B、20C、2
0D、20Eがキャリア10に混載されている点であ
る。
【0053】例えば、半導体チップ20Aはロジックが
作り込まれたものであり、半導体チップ20BはDRA
M、半導体チップ20CはSRAM、半導体チップ20
DはCCD、半導体チップ20Eはロジックが作り込ま
れたものである。このように、キャリア10に各種の半
導体チップ20A、20B、20C、20D、20Eが
混載された場合には、一つのキャリア10から半導体チ
ップをピックアップすることにより、システムLSIを
構築することができる。また、良品、半良品をキャリア
に混載して一つのキャリアからチップをピックアップす
ることによりモジュールを作製することができる。
【0054】図8は本発明の実施形態5である半導体チ
ップキャリアを示しており、(a)は斜視図、(b)は
部分断面図である。
【0055】本実施形態が前記実施形態と異なる点は、
熱剥離テープ14がフレーム11に張られる代わりに、
リール11Aに巻かれる点である。また、半導体チップ
20が搭載された熱剥離テープ14がそのまま巻かれる
と、内側の半導体チップ20が押し潰される状態になる
ため、熱剥離テープ14にカバー11Bが半導体チップ
20を被覆するように被せ付けられている。
【0056】本実施形態によれば、多数個の半導体チッ
プ20を保管し搬送することができる。
【0057】以上本発明者によってなされた発明を実施
形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施形
態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範
囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0058】例えば、粘着力が変更可能なテープとして
は、熱剥離テープを使用するに限らず、粘着力が紫外線
照射により変更される紫外線テープを使用してもよい。
この場合には、粘着力は紫外線の照射によって変更され
ることになる。
【0059】識別番号の表示媒体としてはバーコードを
使用するに限らず、数字や英文字等を使用してもよい。
【0060】フレームは長方形の枠形状に形成するに限
らず、円形リング形状や多角形の枠形状に形成してもよ
い。
【0061】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野であるKGD
として出荷される場合について説明したが、それに限定
されるものではなく、工程間を搬送する半導体チップキ
ャリア等に適用することができる。
【0062】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、次
の通りである。
【0063】粘着力が変更可能なテープに複数個の半導
体チップを粘着することにより、キャリアが搬送される
時等において半導体チップが遊動するのを防止すること
ができるため、半導体チップの損傷や混入を防止するこ
とができる。また、各半導体チップはテープの適当な位
置に自由に粘着し得ることにより、キャリアの形状やサ
イズが半導体チップのサイズに規制されることはないた
め、半導体チップのサイズ変更の都度、キャリアを新た
に設定し直さずに済み、全体としての生産性を高めるこ
とができる。さらに、半導体チップ群が搭載されたキャ
リアをウエット洗浄やエアブロー等によってクリーニン
グすることにより、キャリアや半導体チップに付着した
異物を効果的に除去することができるため、裸の半導体
チップの品質や信頼性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である半導体チップキャリ
アを示しており、(a)は平面図、(b)は(a)のb
−b線に沿う拡大断面図である。
【図2】その製造方法および使用方法を示すフローチャ
ートである。
【図3】加熱工程を示しており、(a)は一部省略平面
図、(b)は(a)のb−b線に沿う断面図である。
【図4】ピックアップ工程を示しており、(a)は正面
断面図、(b)は(a)のb−b線に沿う断面図であ
る。
【図5】本発明の実施形態2である半導体チップキャリ
アを示しており、(a)は一部省略正面断面図、(b)
は局所加熱を示す一部省略正面断面図である。
【図6】本発明の実施形態3である半導体チップキャリ
アを示しており、(a)は一部省略平面図、(b)は
(a)のb−b線に沿う断面図である。
【図7】本発明の実施形態4である半導体チップキャリ
アを示す平面図である。
【図8】本発明の実施形態5である半導体チップキャリ
アを示しており、(a)は斜視図、(b)は部分断面図
である。
【符号の説明】
10…半導体チップキャリア、11…フレーム、11A
…リール、11B…カバー、11a…インデックス、1
2…第一位置決め部、13…第二位置決め部、14…熱
剥離テープ(粘着力が変更可能なテープ)、14a…打
抜孔、15…基材、15A…異方性熱伝導テープ、16
…粘着材膜、17…粘着剤、18…マイクロバルーン、
19…バーコードラベル(標識)、20、20A、20
B、20C、20D、20E…半導体チップ、21…サ
ブストレート、22…保護膜、23…電極パッド、30
…加熱ステージ、31…ホットプレート、32…ヒート
ブロック、40…ピックアップステージ、41…テーブ
ル、42…支持筒、43…ヘッド、44…押さえ面、4
5…突き上げ台、46…ニードル、47…コレット。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 巌 東京都小平市上水本町五丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体事業本部内 (72)発明者 西沢 裕孝 東京都小平市上水本町五丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体事業本部内 (72)発明者 菊池 真之 東京都小平市上水本町5丁目22番1号 株 式会社日立超エル・エス・アイ・システム ズ内 (72)発明者 神田 広樹 北海道亀田郡七飯町字中島145番地 日立 北海セミコンダクタ株式会社内 (72)発明者 寺田 和弘 東京都小平市上水本町五丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体事業本部内 (72)発明者 阿部 由之 東京都小平市上水本町五丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体事業本部内 (72)発明者 池田 文彦 東京都小平市上水本町五丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体事業本部内 (72)発明者 和田 武史 東京都小平市上水本町五丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体事業本部内 Fターム(参考) 3E067 AA11 AB41 AB47 AC03 AC12 BA10A BA24A EA05 EA12 EE04 EE06 EE19 EE59 GD08 GD10 3E096 AA09 BA09 CA06 CA15 CA30 DA13 DA14 DA18 DC02 FA03 FA09 FA15 FA27 GA14 5F031 CA13 DA15 DA20 MA40 PA16

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粘着力が変更可能なテープを備えてお
    り、このテープに複数個の半導体チップが粘着されるこ
    とを特徴とする半導体チップキャリア。
  2. 【請求項2】 前記テープの粘着力が加熱により変更さ
    れるように構成されていることを特徴とする請求項1に
    記載の半導体チップキャリア。
  3. 【請求項3】 前記テープの粘着材膜は局所的に加熱し
    得るように構成されていることを特徴とする請求項2に
    記載の半導体チップキャリア。
  4. 【請求項4】 前記テープの粘着力が紫外線照射により
    変更されるように構成されていることを特徴とする請求
    項1に記載の半導体チップキャリア。
  5. 【請求項5】 前記テープにキャリアを特定する識別番
    号が付与されていることを特徴とする請求項1、2、3
    または4に記載の半導体チップキャリア。
  6. 【請求項6】 前記識別番号がバーコードにより表示さ
    れていることを特徴とする請求項5に記載の半導体チッ
    プキャリア。
  7. 【請求項7】 前記複数個の半導体チップの各配置が特
    定されて認識されていることを特徴とする請求項1、
    2、3、4、5または6に記載の半導体チップキャリ
    ア。
  8. 【請求項8】 前記複数個の半導体チップが異なる種類
    を含むことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6
    または7に記載の半導体チップキャリア。
  9. 【請求項9】 前記テープがフレームに張られいてるこ
    とを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7また
    は8に記載の半導体チップキャリア。
  10. 【請求項10】 前記テープがリールに巻かれているこ
    とを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8
    または9に記載の半導体チップキャリア。
  11. 【請求項11】 前記テープに透孔が開設されているこ
    とを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、
    8、9または10に記載の半導体チップキャリア。
  12. 【請求項12】 前記半導体チップがウエット洗浄によ
    って異物を除去されることを特徴とする請求項1、2、
    3、4、5、6、7、8、9、10または11に記載の
    半導体チップキャリア。
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