JP6447952B2 - 作物収穫機 - Google Patents
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Description
さらに、茎葉部を引き上げる反力により、搬送ベルトが下方に引っ張られ、搬送ベルトが脱落して作業が中断される問題がある。
これらの問題を防止すべく、先行特許文献1では、引抜搬送装置の搬送ベルトを内側から押圧するテンションローラを設け、引抜搬送装置の挟持力が不足しないようにしつつ、挟持力が強くなり過ぎることを防止している。
また、挟持力を強くし過ぎないために、搬送ベルトを僅かに弛ませているので、茎葉部を扱き上げる反力で搬送ベルトが脱落しやすい。
しかしながら、搬送ベルトを張り詰めていることにより、搬送ベルトが回転すると搬送ベルト同士の摩擦力がかかりやすく、また、非使用時にも常時搬送ベルトに負荷がかかり続けるので、搬送ベルトの耐久性が低下しやすくなる問題がある。
また、茎葉部が太い、または茎葉部の量が多いといっそう詰まりやすくなっているので、詰まりによる作業の中断が頻繁に発生し、作業能率が低下する問題がある。
また、扱き回転体(23)を、上部側と下部側とで異なる径寸法としたことにより、茎葉部の引き上げ作用を低下させることなく、茎葉部の詰まりを防止することができるので、茎葉部の詰まりを解除する作業に余分な時間を費やすことが無く、作業能率が向上する。
また、支持回転体(23c)が引抜搬送無端帯(22)を下方から受けることにより、下方に脱落しようとする引抜搬送無端帯(22)をより確実に押し上げることができるので、作物の収穫作業が中断されることが防止され、作業能率が向上すると共に、脱落による引抜搬送無端帯(22)を装着し直す作業が不要となるので、作業者の労力の軽減が図られる。
また、高い負荷が掛った場合はトルク伝達規制部材により支持回転体(23c)が独立して回転することにより、引抜搬送無端帯(22)が支持回転体(23c)を乗り越えて脱落することを防止できると共に、支持回転体(23c)が引抜搬送装置(13)の駆動抵抗になることが防止される。
また、扱き回転体(23)の上部側が引抜搬送無端帯(22)に常時接触しない小径構成となることにより、太い、または量の多い茎葉部は引抜搬送無端帯(22)が扱き回転体(23)の上部側に接触するまで移動することができるので、茎葉部が詰まって作業が中断されることが防止され、作業能率が向上する。
また、左右一側の掻上ラグ(31a)の先端(31b)を他側より細幅に形成したことにより、茎葉部を掻上げる際に過大な重量がかかると掻上ラグ(31a)の先端が変形することから、作物を土中から引き上げてしまうことが防止され、作物の抜き残しが防止される。
また、左右の張力調節機構の一側に自動張り支持機構(32b)を設けることにより、掻上ラグ(31a)が圃場面と接触するなどして過負荷がかかった際に、張力を変更して負荷を逃がすことができるので、掻上装置(12)の破損や、適切な茎葉部の掻上げ高さの調節が可能となる。
詳細には、引抜搬送装置13は、平面図を展開付記した引抜搬送装置周りの側面図を図3に示すように、後上がりに左右対向配置した引抜搬送用の周回ベルト機構13a,13aによって作物の茎葉部を挟持引上げ可能に構成し、また、その下側から後方に分岐するように、位置揃え装置14を左右対向配置した位置揃え用の周回ベルト機構14a,14aによって作物の根部の肩位置を揃えて後送可能に構成する。
次に、掻上装置について説明する。
掻上装置12は、平面図を展開付記した掻上装置周りの側面図を図5に示すように、後傾姿勢の左右の周回ラグ機構12a,12aによって構成される。左右の周回ラグ機構12a,12aは、それぞれ複数の掻上ラグ31a…を備える掻上無端帯31を周回端の掻上回転体である前端と後端の掻上プーリ32,32によって周回動作可能に設ける。
また、自動張力調節機構を設けることにより、掻上ラグ31a…が圃場面と接触するなどして過負荷がかかった際に、張力を変更して負荷を逃がすことができるので、掻上装置12の破損や、適切な茎葉部の掻上げ高さの調節が可能となる。
次に、排葉部について説明すると、その要部斜視図を図9に示すように、排葉シュータ41を、引抜搬送装置13の搬送終端部から排出される茎葉部を機体左右一方の挟持ベルト22と共に挟持して機体左右一方に排出させるパッカ42の下部から、チェーンケース2aの上部まで連続して形成する。排葉シュータ41の機体外側端側は、チェーンケース2a上面と一部固定で、駆動輪2内側にパッカ42から直接排出し、チェーンケース2aの前方に最終排出する構成とする。
12 掻上装置
12a 周回ラグ機構
13 引抜搬送装置
14 位置揃え装置
15 茎葉切断装置
22 引抜搬送無端帯(挟持ベルト)
23 扱き調節回転体(扱きローラ)
23a 上半部
23b 下半部
23c 支持回転体(大径部)
24 支持部材(支持プレート)
24c 位置調節機構(押しボルト)
31 掻上無端帯
31a 掻上ラグ
31b 先端
32 掻上回転体(掻上プーリ)
32a 固定張り支持機構
32b 自動張り支持機構
33 周回径可変機構(割プーリ)
33a 径調節機構
33b 追従調節機構
Claims (7)
- 作物の茎葉部を圃場から引起こす引起装置(11)と、引起こされた茎葉部を掻上げる掻上装置(12)と、掻上げられた茎葉部を挟持して後方に上昇搬送する引抜搬送装置(13)と、上昇搬送中の作物の保持高さを揃える位置揃え装置(14)と、位置揃えされた作物の茎葉部を切断する茎葉切断装置(15)とを備える作物収穫機において、
前記引抜搬送装置(13)は、前記位置揃え装置(14)の上方に作物の茎葉部を扱いて引き上げる複数の扱き回転体(23)を備え、これら扱き回転体(23)の上半部(23a)と下半部(23b)を異なる径寸法に形成するとともに、周回駆動可能に対向配置した2つの引抜搬送無端帯(22)によって構成し、さらに、
前記引抜搬送無端帯(22)を下方から支持する支持回転体(23c)を前記扱き回転体(23)の下部に所定のトルク伝達規制部材を介して軸支したことを特徴とする作物収穫機。 - 複数の前記扱き回転体(23)を、上部が下部より小径になるよう形成した上で、 2つの前記引抜搬送無端帯(22)の対向部分に双方向から弾接させて、作物の茎葉部を挟持しながら搬送方向に案内可能としたことを特徴とする請求項1に記載の作物収穫機。
- 前記扱き回転体(23)を回転自在に支持する支持部材(24)を2つの前記引抜搬送無端帯(22)の下方位置に近接して設けたことを特徴とする請求項2に記載の作物収穫機。
- 複数の前記扱き回転体(23)を搬送方向に間隔を開けて配置し、前記支持部材(24)上で前記引抜搬送無端帯(22)に臨む空間部を形成することを特徴とする請求項3に記載の作物収穫機。
- 複数の前記扱き回転体(23)を左右の前記支持部材(24)に千鳥状に配置するとともに、左右の前記支持部材(24)の前後に位置調節機構(24c)を設けて前記引抜搬送無端帯(22)に対する付勢位置をそれぞれ調節可能に支持したことを特徴とする請求項3または4に記載の作物収穫機。
- 前記掻上装置(12)は、左右の周回ラグ機構(12a)のそれぞれに、複数の掻上ラグ(31a)を備える掻上無端帯(31)を周回動作可能に備えるとともに、左右一側の前記掻上ラグ(31a)の先端(31b)を他側より細幅に形成し、かつ、一方の掻上線を側方に傾斜して掻上げ上端側の周回域を前記引抜搬送装置(13)の搬送始端位置で重ねて配置したことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の作物収穫機。
- 前記掻上装置(12)は、左右の前記掻上無端帯(31)をそれぞれ支持するよう周回両端に設けられた掻上回転体(32)と、前記掻上無端帯(31)の張力を調節する張力調節機構とを備え、
前記張力調節機構は、前端側に設けられた前記掻上回転体(32)をそれぞれ前後に進退可能に構成し、かつ、
前端側に設けられた前記掻上回転体(32)の一方を設定位置に固定可能とする固定張り支持機構(32a)を設けるとともに、
他方の前記掻上回転体(32)を前方へ付勢しながら支持する自動張り支持機構(32b)を設けて構成されたことを特徴とする請求項6に記載の作物収穫機。
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