JP2008079560A - 農作物収穫機 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来の引上げ搬送装置のベルトは、定位置で回転するローラで案内され、茎葉の挟持力を弾性的に調節できず、一度に多量の茎葉が供給されると、詰まったり、装置側が破損する等の課題があった。
【解決手段】引上げ搬送装置2を構成する左右一方の搬送体2Rを、左右他方の機体左右方向に移動自在な搬送体2Lに隣接させた状態と搬送体2Lから離間させた状態とに切換自在に設けると共に、左右他側の機体左右方向に移動自在な搬送体2Lを機体外側から押圧する押圧力調節自在な弾性部材26を設ける構成とした農作物収穫機である。
【選択図】 図1

Description

この発明は、圃場に植生している生姜等の農作物を引上げて茎葉部分を切断して処理する農作物収穫機に関する。
この種の農作物の収穫機は、歩行操縦用のハンドルを走行車体の後部に設け、駆動回転する車輪によって前進走行する前記走行車体上に、圃場に植生している作物の茎葉部分を左右から挟持して搬送する過程で上方に引上げる引上げ搬送装置が設けられ、該引上げ搬送装置の下方位置に挟持搬送中の茎葉部分を切断する第一切断装置が設けられ、前記引上げ搬送装置で搬送されてきた茎葉部の葉先側部分を受け継いで走行車体の側方へ搬送する排出搬送装置が設けられ、該排出搬送装置で挟持搬送されてきた葉先部分を、搬送の終端位置で再度切断する第二切断装置が設けられており、該第二切断装置は、前記第一切断装置より車体の一側に片寄せて装置した構成の農作物収穫機が出願前公知の技術として特開2006−109783号公開特許公報(特許文献1参照)に開示されている。
そして、上記公開特許公報には、生姜等の農作物の収穫作業の省力化と作業能率の向上を図ると共に、前方視界を良くして操縦性の容易な収穫機を提供することができたと記載されている。
特開2006−109783号公報
特許文献1に開示されている公知の農作物収穫機は、引上げ搬送装置を構成している左右の搬送ベルトを内側から支持する複数のローラが支持部材に軸装されて定位置で回転する構成となっている。そして、該引上げ搬送装置は、左右一対の搬送ベルトに対して内側から弾性的に張圧力を働かせながら茎葉の挟持力を柔軟に自動調整する機構がないために、一度に多量の作物が供給されると弾力的に柔軟な対応ができず、茎葉が詰まったり、装置側が破損したりする等の課題があった。
また、従来型の引上げ搬送装置は一対の搬送ベルトの間、又は周辺のローラやプーリ等に搬送途中の茎葉が絡み付き、詰まった状態で停止すると、左右の搬送ベルトの挟持状態を開放する機構がないために、装置全体を分解しなければ障害物を取り除けないことがあり、メンテナンス性が悪いという課題もあった。
そして、従来型の挟持搬送ベルトは、搬送中の茎葉がプーリ等に巻き込まれるなどしてベルトが外れて下方に脱落し、第一切断装置に接触して切断されてしまうという課題があった。
さらに、第一切断装置は、円盤カッターが引上げ搬送装置の搬送ベルトと下方のフレームとの間に軸架されており、特段の分解手段も設けられていないから、取り外しが困難でメンテナンスが悪いという課題があった。
本発明は、上記の課題を解決するために次の技術的手段を講じた。
機体前部に圃場に植生する作物の茎葉を誘導案内する誘導案内装置(1)を設け、該誘導案内装置(1)から茎葉を受け継いで機体後部へと挟持搬送する引上げ搬送装置(2)を側面視で後上り傾斜姿勢に設け、該引上げ搬送装置(2)の下部に搬送中の作物の茎葉部分を切断する第一切断装置(3)を設け、該第一切断装置(3)で切断された茎葉を前記引上げ搬送装置(2)の終端部から引き継いで車体(4)の側方に排出する排葉搬送装置(5)を設け、該排葉搬送装置(5)の搬送終端部分には茎葉を切断する第二切断装置(6)を設けた農作物収穫機において、前記引上げ搬送装置(2)を構成する左右一方の搬送体(2R)を、左右他方の機体左右方向に移動自在な搬送体(2L)に隣接させた状態と搬送体(2L)から離間させた状態とに切換自在に設けると共に、左右他側の機体左右方向に移動自在な搬送体(2L)を機体外側から押圧する押圧力調節自在な弾性部材(26)を設けたことを特徴とする農作物収穫機とした。
従って、引上げ搬送装置(2)を構成する左右一方の搬送体(2R)を左右他方の搬送体(2L)に隣接させた状態と離間させた状態とに切換自在に設けたことによって、茎葉が挟持搬送中に引上げ搬送装置(2)に詰まっても、左右一方の搬送体(2R)を左右他方の搬送体(2L)から離間させることで詰まった茎葉を取り除くことができる。
また、左右他方の機体左右方向に移動自在な搬送体(2L)が押圧力調節自在な弾性部材(26)に機体外側から押圧されていることによって、引上げ搬送装置(2)に多くの茎葉が引き込まれるなどして大きな過重がかかると、弾性部材(26)により搬送体(2L)を機体外側方向に退避させることができる。
請求項2記載の発明は、前記左右一方の搬送体(2R)と、前記左右他方の搬送体(2L)とは、後部の支持部位を回動支点(P)として、機体外側方向に各々回動自在に構成したことを特徴とする請求項1記載の農作物収穫機とした。
従って、引上げ搬送装置(2)を構成する左右搬送体(2L,2R)を、後部の指示部位を回動支点(P)として機体外側方向に各々回動自在に設けたことによって、左右搬送体(2L,2R)同士を前端部ほど離間させることができる。
請求項3に記載した発明は、前記引上げ搬送装置(2)を構成する左右一対の無端帯(2a,2b)と前記第一切断装置(3)との間に規制板(10)を配置して構成した請求項1記載の農作物収穫機とした。
従って、プーリ等に搬送中の茎葉が巻き込まれるなどして無端帯(2a,2b)が下方に脱落しても規制板(10)に受け止められるので、下側の第一切断装置(3)に達することはなく、無端帯(2a,2b)の切断等による破損を防止することができる。
請求項4に記載した発明は、前記第一切断装置(3)は、引上げ搬送装置(2)と機枠(4a)との間に装備し、複数の分割刃(3a,3b)を着脱自在に組み合わせて円盤切刃に構成したことを特徴とする請求項1記載の農作物収穫機とした。
従って、第一切断装置(3)は分割刃(3a,3b)を取り外し自由に円盤状に組み合わせて構成するものであるから、引上げ搬送装置(3)と機枠(4a)との僅かな隙間からでも簡単に取り付けたり取り外したりすることができる。
請求項1記載の発明によれば、引上げ搬送装置(2)を構成する左右一方の搬送体(2R)を左右他方の搬送体(2L)に隣接させた状態と離間させた状態とに切換自在に設けたことによって、茎葉が挟持搬送中に引上げ搬送装置(2)に詰まっても、左右一方の搬送体(2R)を左右他方の搬送体(2L)から離間させることで詰まった茎葉を取り除くことができるので、メンテナンス性が向上する。
また、左右他方の機体左右方向に移動自在な搬送体(2L)が押圧力調節自在な弾性部材(26)に機体外側から押圧されていることによって、引上げ搬送装置(2)に多くの茎葉が引き込まれるなどして大きな過重がかかっても、弾性部材(26)が機体外側に向けて収縮して搬送体(2L)を機体外側方向に退避させることができるので、過重により引上げ搬送装置(2)が変形・破損してしまうことが防止される。
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明に加え、引上げ搬送装置(2)を構成する左右搬送体(2L,2R)を、後部の指示部位を回動支点(P)として機体外側方向に各々回動自在に設けたことによって、左右搬送体(2L,2R)同士を前端部ほど離間させることができるので、過重によって引上げ搬送装置(2)が変形・破損するのを防止できると共に、引上げ搬送装置(2)に茎葉が詰まっても茎葉を容易に排出することができ、メンテナンス性が向上する。
請求項3記載の発明によれば、請求項1記載の発明に加え、収穫作業中に引上げ搬送装置(2)のプーリ等に搬送中の茎葉が巻き込まれ、左右無端帯(2a,2b)がプーリから外れて下方に脱落することがあっても、左右無端帯(2a,2b)は下側に配置している規制板(10)に受け止められるので、第一切断装置(3)に接触して切断されるのを防止することができ、左右無端帯(2a,2b)の交換に要する作業者の労力が軽減されると共に、無端帯(2a,2b)の節約になる。
請求項4記載の発明によれば、請求項1記載の発明に加え、第一切断装置(3)は分割刃(3a,3b)をねじ締めによって取り外し自由に円盤状に組み合わせて構成するものであるから、引上げ搬送装置(2)と車体フレーム(4)との僅かな隙間からでも簡単に取り付けたり取り外したりすることができるので、引上げ搬送装置(2)を取り外さなくても第一切断装置(3)の刃の交換を行うことができるので、メンテナンス性が向上する。
以下、この発明の実施例を図面に基づいて具体的に説明する。
まず車体4は、図1乃至図3に示すように、前後方向に配置された左右両側の車体フレーム4a,4aからなり、左右一対の前輪13,13と後輪14,14とが軸架して設けられており、実施例の場合、前輪13,13を遊動輪とし、後輪14,14を駆動輪として構成している。実施例では、エンジン15が、後部ハンドル16,16の間で下側に支持台を設けて搭載され、該エンジン15から前側に配置したミッション装置17に入力して、更に、前記した左右の後輪14,14に走行動力を分配伝動する構成としている。
この場合、左右の後輪14,14は、ミッション装置17に設けられたサイドクラッチによって旋回等の操向操作ができる構成としている。
次に、引上げ搬送装置2は、図1及び図2に示すように、前記した車体フレーム4a,4a間において、前部に軸架された左右の遊動プーリ18,18と後部に軸架されている左右の駆動プーリ19,19との間に、左右一対の無端帯2a,2bを巻回して構成している。なお、駆動プーリ19,19は、前記ミッション装置17から前側に出力される回転動力によって、図面に示す伝動機構20を介して駆動される構成としている。
そして、誘導案内装置1は、図面に示すように、上記引上げ搬送装置2の前側に接続するが、左右一対の誘導ベルト1a,1aの後部を、前記遊動プーリ18,18と同軸で上側に伸ばして軸架したプーリ21,21に巻き掛け、前部を左右両側に広げて配置し、広幅畝に植生した作物を前記引上げ搬送装置2の搬送始端部に集めながら誘導する構成としている。
そして、引上げ搬送装置2は、前側の誘導案内装置1から受け継いだ圃場に植生する作物を、挟持状態で後方に搬送しながらその過程で上方に引上げ作用ができるように、図2に示す如く、側面視で後部側を高くした傾斜姿勢に配置した構成としている。
そして、前記引上げ搬送装置2の左右一方の搬送体2Rの無端帯2aは、図3に示すように、上側の支持板9に一列状に配列して軸架した複数の定位置案内ローラ7群により内側から押圧状態で案内する構成としている。そして、上記支持板9は、図3の拡大図で解るように、平面視で概略のL型に形成し、そのコーナー部分を、後部の前記駆動プーリ19の軸上に支持部を設けて取り付けた構成としている。そして、L型の支持板9は、上記支持部を回動支点Pとし、車体4の外側に延長した部位を固定腕9aとして車体フレーム4aに装置したロック装置23に係合して解除自在にロックする構成としている。24はロックレバーである。
上記の構成によって、支持板9は、図3に示す位置では複数の定位置案内ローラ7群を軸受支持した状態で、前記無端帯2aを内側から案内し、前記ロックレバー24を外側に回動操作すると、ロック装置23を外に回して固定腕9aをロック解除して開放し、前記回動支点Pを軸芯にして車体4の外側方向に回動できる構成にしている。
そして、前記引上げ搬送装置2の左右他方の搬送体2Lの無端帯2bは、図3に示すように、機体左右方向に揺動自在な揺動支持板25に軸架されている複数の自動テンションローラ8群によって内側から張圧状態に案内される構成としている。この場合、揺動支持板25は、図3に示すように、左側の車体フレーム4aに設けた取付板27に配置した複数の案内ピン28にそれぞれ調節長孔29を係合して無端帯2bに対して、長孔の範囲内において進退可能に移動できる構成となっている。そして、前記揺動支持板25は、図面に示すように、前部外側から張圧力を調節可能にしたテンションスプリング26を設けて無端帯2b側に張圧する構成としている。
以上説明したように、引上げ搬送装置2は、一方の無端帯2aを内側から案内する定位置案内ローラ7群を支持板9によって外側に開放可能な構成にし、他方の無端帯2bを、揺動支持板25とテンションスプリング26とによって自動テンション機構とした自動テンションローラ8群で、内側から張圧状態に案内できる構成にしている。
そのため、実施例の引上げ搬送装置2の左右一方の搬送体2Rは、仮に挟持搬送中に茎葉が詰まったり、周囲のプーリやローラに絡み付いたときには、ロック装置23を解除して固定腕9aを自由にする。すると、支持板9は、回動支点Pを軸芯にして定位置案内ローラ7群と共に外側に回動して、無端帯2aを挟持状態から開放して詰まった茎葉の取り除きが容易にできるので、メンテナンス性が向上する。
そして、実施例に係る引上げ搬送装置2の左右他方の搬送体2Lは、前部の誘導ベルト1a,1aから受け継いだ生姜等の作物を挟持して搬送するとき、茎葉の量が変動しても、上述した複数の自動テンションローラ8群がテンションスプリング26の作用によって、揺動支持板25と共に弾性作動して無端帯2a,2b間の挟持力を自動調整することができる。したがって、実施例の引上げ搬送装置2は、供給量に順応して、少ない量でも脱落することはなく、多い量でも装置側に無理な力を及ぼさずに、適確に挟持しながら後方へ搬送することができる。
そして、自動テンションローラ8は、予めテンションスプリング26の張圧力をナット等で調節できるから、圃場における作物の出来具合等に応じて、茎葉量が多い場合にはそれなりに調節して作業にかかれば、供給される茎葉量に対して、更に対応範囲を広くしながら収穫作業ができる。
そして、上記引上げ搬送装置2の下方かつ引上げ搬送装置2の後部側に、挟持搬送中の作物の茎葉部分を切断する第一切断装置3を取り付ける。そして、該第一切断装置3を伝動軸31に軸架し、前記伝動機構20を経由して伝動されるスプロケット32で回転させる構成としている。この場合、第一切断装置3は、図2に示すように、そのすぐ下側には前記伝動軸31に装着したスプロケット32が配置され、少し外側下方には車体フレーム4a,4aが位置している。そして、前記第一切断装置3は、図4〜図6に示すように、二つの分割刃3a,3bを回転取付板30にねじで着脱自由に組み合わせて取り付け、円盤切刃に構成している。
このように、分割刃3a,3bを組み合わせた第一切断装置3は、比較的簡単に分解、組み立てが可能であるから、引上げ搬送装置2を取り外さなくても、引上げ搬送装置2と車体フレーム4a,4aとの間でも比較的簡単に取り付け、取り外しができるので、メンテナンス性が向上する。
そして、規制板10は、図7〜図9に示すように、左右一対からなり、前記引上げ搬送装置2の左右の無端帯2a,2bを案内している各ローラ(定位置案内ローラ7と自動テンションローラ8)の下側に着脱自由に支持して設けている。そして、規制板10は、図9に示すように、茎葉の通路を挟んで両側に配置し、無端帯2a,2bの下側で終端部分を、図7、及び図8で解るように、上記第一切断装置3の刃縁に沿うようにして、すぐ上側に配置して構成している。更に、左右の規制板10は、搬送始端部で茎葉の通路側に臨む部分を斜めにカットして搬送する茎葉のひっかかりを未然に防止する形状にし、左右の間隔と前後位置とを調節可能に構成している。
したがって、規制板10は、前記引上げ搬送装置2に挟持されて搬送されていた茎葉が、プーリに巻き込まれて、無端帯2a,2bがプーリから外れて下方に脱落することがあっても、下側の規制板10の一方、又は双方で受け止め、その下側で回っている第一切断装置3に接触することを防止できる。このようにして、規制板10は上側の無端帯2a,2bを下側の切断装置3から保護することができ、左右無端帯(2a,2b)の交換に要する作業者の労力が軽減されると共に、無端帯(2a,2b)の節約になる。
次に、排葉搬送装置5は、図1、及び図2に示すように、前記引上げ搬送装置2より高い位置において、搬送始端部をその引上げ搬送装置2の終端部に臨ませ、後部側方に延長して搬送終端部を車体4の側方位置まで延長した一対の挟持ベルト5a,5aから構成している。そして、排葉搬送装置5は、図面から解るように、前記第一切断装置3で切断されて引上げ搬送装置2の終端部に達した茎葉の先端部分を引き継いで側方に搬送して排出する構成としている。そして、第二切断装置6は、図1に示すように、前記排葉搬送装置5を構成する挟持ベルト5a,5aの終端部分に左右の円盤カッター6a,6aを設けて搬送されてきた茎葉の先端部分を再度切断して車外に排出する構成としている。
このように、排葉搬送装置5は、図2に示すように、引上げ搬送装置2の終端部から受け継ぐ葉の先端部を高い位置で挟持して搬送し、終端部に達すると、円盤カッター6a,6aによって再度短く切断して圃場面に排出する構成となっている。
そして、排葉搬送装置5は、図10に示す実施例のように、排出位置を左後輪14の外側に位置させて設ければ、後輪14に排葉が降り掛かることが少なくなり走行が安定することになる。更に、排葉搬送装置5は、図面に仮想線で示すように、左後輪14の内側に収納できるように構成していることによって、排葉搬送装置5を収納すると機体をコンパクトにすることができるので、機体の軽トラック等への積み込み作業が容易になる。
また、排葉搬送装置5は、引上げ搬送装置2の終端部から切断後の茎葉先端部分を受け継ぐときに停滞したり、落下して円滑に受け継ぎができない不具合が発生することがある。そこで、排葉搬送装置5は、図11に示す実施例の場合には、高さ位置を上下方向に調節可能に構成して、前部下方に位置する引上げ搬送装置2との受継間隔を調節できる構成にしている。
又は図12に示す実施例を場合は、補助排葉搬送装置35を、排葉搬送装置5と下側で、引上げ搬送装置2との間に設けて上下2箇所で受け継ぎ搬送する構成としている。この実施例の補助排葉搬送装置35は、図12に示すように、ベルト35aと裏側からスプリングで張圧したガイド杆35bとからなり、葉先部分を両者で挟持して排出する構成としている。
このように、排葉搬送装置5は、上記した2つの実施例の一方を利用すれば、引上げ搬送装置2の終端部から茎葉の葉先部を長短に対応しながら円滑に受け継いで車体4の外側まで搬送することができる。
次に、追い刈作業を行う場合に有効となる実施例を説明する。
通常、圃場に植生した状態の、例えば、生姜等の丈の比較的長い作物を刈取る場合、向かい刈りと、追い刈りの方法がある。既に、周知の追い刈りは、倒伏している作物を後方側から刈り進むから、本案の第一切断装置3によって切断した後(切断時の茎葉は、挟持部位より上部が車体4の前方側に倒れた状態で搬送されている。)、排葉搬送装置5が高い位置にあり、受け継ぐ前に引上げ搬送装置2の終端から離れており、受継タイミングが課題となる。
以下、実施例を説明する。
まず、上部搬送装置36は、図13、図14に示すように、左右一対の搬送ベルト36a,36aを前記引上げ搬送装置2の上方において、前後方向に配置し、始端部を前部の前記誘導ベルト1a,1aのプーリ21,21の軸に連結した支持杆37で支持し、終端部を車体4の後左側部、前記排葉搬送装置5の終端部の位置まで延長して構成している。実施例は、左右一対の搬送ベルト36a,36aを、始端部分において、誘導案内装置1の後部上方で左右両側から内側に案内できる配置にして引上げ搬送装置2の上方では左右両側から緩く搬送案内ができる程度に設け、後部では排葉搬送装置5に代えて挟持搬送機能を持たせて構成し、切断後の茎葉を引上げ搬送装置2の終端部から適確に受け継ぎ中吊状態に挟持して搬送ができるものとしている。
このように構成すると、上部搬送装置36は、車体4の進行方向に対して前方側に倒伏している生姜の茎葉を左右の搬送ベルト36a,36aで適確に中央の搬送通路側に案内して下側を引上げ搬送装置2に供給することができる。そして、上部搬送装置36は、そのまま搬送するが、下側の引上げ搬送装置2が茎葉を挟持して上側に引上げ作用をするが、これを邪魔することなく緩い接触状態で案内搬送することができる。
なお、上部搬送装置36は、図15に示すように、搬送距離の短い構成にしても、第一切断装置3が切断する直前から誘導状態にして保持し、前倒れ状態の茎葉を切断後に挟持して後方の排葉搬送装置5に適確に受け継ぎ搬送を行うことができる。
図15に示す短い上部搬送装置36の伝動構成38は、下側の伝動装置32から動力取出軸38aを、予め装備して上部に着脱部を設けておくと、上部搬送装置36をアタッチメントとして着脱自由に装備することができる。
次に、前輪13,13、及び後輪14,14に関連する実施例を説明する。
まず、前輪13,13は、図16、及び図17に示すように、基部を車体フレーム4a,4aの中間部位の外側に幅方向のトレッド調節を可能に支持した左右の支持アーム40,40の先端部に上下調節自由に挿し通した支持軸41の下部に軸装した構成としている。
したがって、前輪13,13は、車体4前部の支持構成を廃して、第一切断装置3に近い位置にコンパクトな構成で支持しており、トレッド調節や高さ調節が容易にできる特徴がある。
そして、後輪14,14は、図18に示すように、ミッション装置17からサイドクラッチを経由して取り出される走行動力を、左右のホイルシャフト43,43からチエンケース44,44を経由して伝動する構成としている。そして、左右のチエンケース44,44は、落下してくる切断排葉を避けるために、一対の後輪14,14の内側に配置して伝動する構成とするが、図18に示す実施例では、チエンケース44の機体外側もしくは機体内側のいずれか一方に車輪14を取り付けられる構成としている。
この構成によって、左右の後輪14,14は、図18に示すように、左右輪共に畝上を走行することができ、機体の水平を保つことができるので、安定した走行ができる。
また、茎葉が後輪14に落下しにくいため、後輪14に絡み付いた茎葉を取り除く作業が省略されるので、メンテナンス性が向上する。
そして、ホイルキャップ45は、図19、及び図20に示すように、排葉搬送装置5の排葉側の後輪14に装着するが、実施例では、車輪14との隙間が無いように配慮して内側に着脱自由に取り付ける構成としている。
したがって、後輪14は、第二切断装置6によって再度切断されて落下する茎葉の先端部が降り掛かってきても上記ホイルキャップ45によって絡みつくことが防止できるので、後輪14に絡み付いた茎葉を取り除く作業が省略されるので、メンテナンス性が向上する。
そして、車体4には、図21に示すように、右側のチエンケース44の後部中間部位にステップ46を取り付けて、旋回時に作業者が足で踏みながら旋回することができる構成としている。ステップ46は、右側に配置したから圃場面や溝に切断排葉が落下せず、邪魔にならない。そして、車体4は、旋回時には、サイドクラッチと上記ステップ46とを併用して、すなわち、右側のサイドクラッチレバー47を切り操作してサイドクラッチを切り、ステップ46(右側にある)を踏んで停止させて右側を旋回内側にして旋回することによって、旋回作業にかかる作業者の労力が軽減される。
農作物収穫機の平面図 農作物収穫機の側面図 要部拡大平面図 第一切断装置の組み合わせ時の側面図 分割刃を合わせた状態の平面図 分離した分割刃の平面図 規制板の平面図 規制板の側面図 規制板の正断面図 排葉搬送装置の作用平面図 排葉搬送装置の別実施例の側面図 排葉搬送装置の別実施例の側面図 上部搬送装置の実施例を備えた農作物収穫機の平面図 上部搬送装置の実施例を備えた農作物収穫機の側面図 上部搬送装置の別実施例の側面図 前輪支持の別実施例の平面図 前輪支持の別実施例の側面図 後輪支持構成の実施例の切断背面図 別実施例のホイルキャップの切断平面図 上記図19の側面図 別実施例の農作物収穫機の側面図
符号の説明
1 誘導案内装置
2 引上げ搬送装置
2a,2b 左右無端帯
2L,2R 左右搬送体
3 第一切断装置
3a,3b 分割刃
4 車体
4a 車体フレーム
5 排葉搬送装置
6 第二切断装置
10 規制板
26 弾性部材

Claims (4)

  1. 機体前部に圃場に植生する作物の茎葉を誘導案内する誘導案内装置(1)を設け、該誘導案内装置(1)から茎葉を受け継いで機体後部へと挟持搬送する引上げ搬送装置(2)を側面視で後上り傾斜姿勢に設け、該引上げ搬送装置(2)の下部に搬送中の作物の茎葉部分を切断する第一切断装置(3)を設け、該第一切断装置(3)で切断された茎葉を前記引上げ搬送装置(2)の終端部から引き継いで車体(4)の側方に排出する排葉搬送装置(5)を設け、該排葉搬送装置(5)の搬送終端部分には茎葉を切断する第二切断装置(6)を設けた農作物収穫機において、前記引上げ搬送装置(2)を構成する左右一方の搬送体(2R)を、左右他方の機体左右方向に移動自在な搬送体(2L)に隣接させた状態と搬送体(2L)から離間させた状態とに切換自在に設けると共に、左右他側の機体左右方向に移動自在な搬送体(2L)を機体外側から押圧する押圧力調節自在な弾性部材(26)を設けたことを特徴とする農作物収穫機。
  2. 前記左右一方の搬送体(2R)と、前記左右他方の搬送体(2L)とは、後部の支持部位を回動支点(P)として、機体外側方向に各々回動自在に構成したことを特徴とする請求項1記載の農作物収穫機。
  3. 前記引上げ搬送装置(2)を構成する左右一対の無端帯(2a,2b)と前記第一切断装置(3)との間に規制板(10)を配置して構成したことを特徴とする請求項1記載の農作物収穫機。
  4. 前記第一切断装置(3)は、引上げ搬送装置(2)と機枠(4a)との間に装備し、複数の分割刃(3a,3b)を着脱自在に組み合わせて円盤切刃に構成したことを特徴とする請求項1記載の農作物収穫機。
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