JP2004238174A - アジロとじ用切れ目付け装置 - Google Patents

アジロとじ用切れ目付け装置 Download PDF

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Abstract

【課題】折帳を複数重ね合わせて糊付けしてアジロとじしたときに、アジロとじ部の厚さを一様にできる。
【解決手段】折畳装置の折畳胴群の下流側で、かつチョッパー折り手段の上流側に、等ピッチかつ等長の断続的な切り刃を外周に備えたアジロ刃とその切り刃を受け入れる切り刃受け部とからなり、折帳搬送手段で搬送される折帳にアジロとじ用切れ目を形成可能に設けた、アジロとじ用切れ目付け装置1において、アジロ刃20、20A、20Bが、折畳胴群CSの最下流の胴の回転に対し、当該胴が折帳SGを解放するための最小回転変位をしたときに整数の回転数にならない回転比率で駆動回転可能に設けられるとともに、折畳胴群の最下流の胴が折帳SGを解放するための最小回転変位をしたときのアジロ刃の回転数に切り刃20aの数を乗じた積が、整数とならないアジロ刃とした。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、アジロとじを行うための折帳を作成する際に、輪転機の折畳装置で折帳の背となる部分に断続切れ目を付ける、アジロとじ用切れ目付け装置に関し、詳細には、チョッパー折り前の折帳に断続切れ目を付ける、アジロとじ用切れ目付け装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
前記のようなアジロとじ用切れ目付け装置は、例えば特許文献1に記載されたものが公知である。
【0003】
この装置は、輪転機の折畳装置の折畳胴群の下流側で、かつチョッパー折り手段の上流側に、折帳の折畳胴群からの排出間隔と同期して駆動回転されるように設けられた、断続する複数の切り刃を外周に備えたミシン刃(アジロ刃)と、このミシン刃と折帳搬送手段を挟んで対向するミシン刃受け部を備えたミシン刃受を有し、折帳搬送手段にて搬送される折帳と略同速の周速で回転するミシン刃が、当該折帳を切り裂いて、そのチョッパー折り位置にそって、ミシン目状(断続状)のスリットを付けるもので、折帳の折畳胴群からの排出間隔との同期回転によって、各折帳の走行方向の同位置にミシン目状(断続状)のスリットが付けられるようになっている。
【0004】
そして、アジロとじでは、製本の際に、ミシン目状(断続状)のスリットに糊を付け、折帳の重なり合った各紙を当該スリットから入り込む糊で貼り付けて一体にするとともに、各折帳の走行方向の同位置に付けられたミシン目状(断続状)にそって折り畳んだ、複数の折帳を重ね合わせたときに重なり方向に、それぞれの折帳のスリットが一線に揃うことにより、当該スリットに付けた糊が連続し、重ね合わせた複数の折帳を繋ぎ合わせて一体にしている。
【0005】
【特許文献1】
実公昭53−27047号公報(第1、2頁第1図、第2図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、ミシン目状(断続状)のスリットにそってチョッパー折りした折り目は、スリット部分を除いた部分にヘアピン状の折れ曲がり部分が生じてふくらむのに対して、スリット部分はヘアピン状の折れ曲がり部分が生じないため、この部分でのふくらみがほとんどない。
【0007】
そのため、前記した従来のアジロとじ用切れ目付け装置によってミシン目状(断続状)のスリットを付けた折帳を前記したように複数重ね合わせると、重なり方向にスリットが揃った部分が他の部分より薄くなり、折帳を構成する紙によってはその厚薄の差が大きくなって、表紙付けなどの、複数の折帳を繋ぎ合わせて一体にした折帳群の後加工で不都合が生じる場合があった。
【0008】
図9はその様子を模式的に示すもので、従来のアジロとじ用切れ目付け装置にてミシン目状(断続状)のスリットを設けてチョッパー折りした折帳SGを複数組(3組)重ねた場合の、折れ曲がり部の切れ目側端を示す。図中aはスリット部、bはヘアピン状の折れ曲がり部であり、スリット部aが各折帳SGで、これの折り目方向に揃っていることにより、各折帳の折れ曲がり部bも折り目方向に重なってしまい、この部分がスリット部aが厚さ方向に重なる部分Lより厚薄の差Tだけ厚くなってしまう。
【0009】
なお、図9における各折帳GSは、チョッパー折り工程により8つ折りされていて8枚重ねになっており、スリット部aでは8枚の紙の端面が見えることになる。そしてこのスリット部aが重なる部分Lにて糊が浸透される。
【0010】
この発明は上記課題を解決するためになされたもので、アジロとじ用切れ目付け装置において、切れ目を付けられてからチョッパー折りされた各折帳の切れ目位置を折り目にそって千鳥状に位置を変えることができ、複数の折帳をアジロとじしたときに、これの折り目にそった端部の厚さを一様にすることができるようにし、また、切れ目(スリット)を従来と同じように各折帳の同位置に付ける切れ目付けと、この切れ目(スリット)を各折帳で同位置とならないように付ける切れ目付けとの双方を、簡単な操作で交換できるようにして、この切れ目付けを、折帳を構成する紙の厚薄に応じて選択的に用いることにより、厚い紙の場合でも、折帳の折り曲がり部の折れ線方向に厚薄の差が大きくなるのを回避でき、表紙付けなどの折帳群の後加工で不都合が生じる不具合を一掃できるアジロとじ用切れ目付け装置を提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係るアジロとじ用切れ目付け装置は、輪転機の折畳装置の折畳胴群の下流側で、かつチョッパー折り手段の上流側に、折畳胴群の最下流の胴が回転しつつ解放する折帳を前記最下流の胴の周面速度と同じ速度で搬送する折帳搬送手段を挟んで、等ピッチで、かつ等長の断続的な切り刃を外周に備えたアジロ刃とその切り刃を受け入れる切り刃受け部とからなり、折帳搬送手段で搬送される折帳にアジロとじ用切れ目を形成可能にした、アジロとじ用切れ目付け装置において、前記アジロ刃が、折畳胴群の最下流の胴の回転に対し、当該胴が折帳を解放するための最小回転変位をしたときに整数の回転数にならない回転比率で駆動回転可能に設けられるとともに、前記折畳胴群の最下流の胴が折帳を解放するための最小回転変位をしたときのアジロ刃の回転数に切り刃の数を乗じた積が、整数とならないアジロ刃とした構成になっている。
【0012】
また、前記アジロ刃が、折畳胴群の最下流の胴の回転に対し、当該胴が折帳を解放するための最小回転変位をしたときに整数の回転数にならない回転比率で駆動回転可能に設けられるとともに、前記折畳胴群の最下流の胴が折帳を解放するための最小回転変位をしたときのアジロ刃の回転数に切り刃の数を乗じた積が、整数となるアジロ刃と整数とならないアジロ刃とを選択的に交換可能に設けられた構成になっている。
【0013】
そして前記アジロとじ用切れ目付け装置において、前記積が整数とならないアジロ刃の切り刃の長さを、隣り合う2つの切り刃間の切り欠き長さより大きくした。
【0014】
【作 用】
前記構成によれば、輪転機の作動とともに折畳装置が作動し、折畳胴群の最下流の胴は、一回転するたびに所定のピッチで折帳搬送手段に折帳を解放する。折帳搬送手段は、そこに放出された折帳を、折帳搬送手段の搬送速度で搬送してアジロ刃とアジロ刃の切り刃を受け入れる切り刃受け部とが折帳搬送手段を挟んで対向して設置された位置に至らせる。アジロ刃の切り刃は、折帳搬送手段によって当該位置に至らせられ通過させられる折帳を、アジロ刃の回転にしたがって順次切り裂いて切り刃受け部に至り、折帳の所定位置、すなわち下流部でチョッパー折りされるときに折り目となる位置に、断続的なアジロとじ用切れ目を形成する。
【0015】
このアジロとじ用切れ目を形成する際、折畳胴群の最下流の胴が折帳を解放するための最小回転変位をしたときの自らの回転数に自らの切り刃の数を乗じた「積」が整数とならないアジロ刃は、搬送される折帳に対する自らの回転位相が折帳ごとに相違するとともに、先行の折帳と後続の折帳に対し最初の切れ目を形成する切り刃の位置が一定にならない。つまり、当該アジロ刃は、各折帳に対し、相違した位置関係で最初の切れ目及びこれに続く切れ目を形成する。
【0016】
また、折畳胴群の最下流の胴が折帳を解放するための最小回転変位をしたときの自らの回転数に自らの切り刃の数を乗じた「積」が整数となるアジロ刃は、搬送される折帳に対する自らの回転位相が折帳ごとに相違するものの、先行の折帳に最初の切れ目を形成した切り刃から数えて前記「積」の数値番目の切り刃の隣りの切り刃が、後続の折帳における先行の折帳の最初の切れ目位置と同じ位置に、後続の折帳の最初の切れ目を形成する。つまり、当該アジロ刃は、各折帳に対し、同一の位置関係で、最初の切れ目及びこれに続く切れ目を形成する。
【0017】
切り刃の長さを、隣り合う2つの切り刃間の切り欠き長さより大きくしたアジロ刃は、2つの切れ目の間の部分より長さの大きなアジロとじ用切れ目を形成する。2つの切れ目の間の部分より長さの大きなアジロとじ用切れ目は、折り目方向の異なる位置にアジロとじ用切れ目を形成された複数の折帳を重ねたときに、隣接する折帳ではアジロとじ用切れ目位置の一部が必ず重なり合う部分を有することになり、当該部分に付された糊が連続することで、重ね合わせた複数の折帳を確実に繋ぎ合わせて一体にする。
【0018】
【発明の実施の形態】
次にこの発明の1つの実施の形態について、図面を参照して説明する。
【0019】
図1は、本発明に係るアジロとじ用切れ目付け装置1を備えた輪転機の折畳装置の概略構成を示す構成図、図2は、図1のA−A矢視図でアジロとじ用切れ目付け装置の主要部を示す断面図、図3は、本発明に係るアジロとじ切れ目付け装置の駆動機構の動力伝達系統図、図4、図5は、選択的に交換して使用する本願発明に係るアジロ刃の実施の形態の概略的形状を示す正面図、図6は、アジロとじ用切れ目付け装置の主要部の一部を分解して示す斜視図、図7、図8は、切り刃数の相違するアジロ刃による、折帳に対するアジロとじ用切れ目の形成状態を示す説明図、図9は、折帳の折り目方向の同位置にアジロとじ用切れ目が形成された折帳を複数重ね合わせた切れ目側端面を示す図、図10は、折帳の折り目方向の異なる位置にアジロとじ用切れ目が形成された折帳を複数重ね合わせた切れ目側端面を示す図である。
【0020】
図1に示す輪転機の折畳装置Fは、連続紙Wを長手方向にそって2つ折りに折り畳むフォーマーFM、フォーミングローラー対FR及びニッピングローラー対NRを備えるとともに、長手方向にそって折り畳んだ連続紙Wを予め定めた所定長さの被切断紙Sに切断するための鋸刃CBを有する鋸胴CC、被切断紙Sの先端部を自らの軸線と平行に設けられた保持針群NDで保持し、かつ保持した被切断紙Sをその中央で4つ折りに折り畳むべく差し刃FBで被切断紙Sの中央を外周面から突き出す折胴FC及び折胴FCの外周面から突き出された被切断紙Sの中央を自らの軸線と平行に折り畳むべく咥え機構FJで咥える咥胴JCからなる、互いの軸線が平行で、かつフォーマーFMで折り畳まれた連続紙Wの面に平行であるとともに、この連続紙Wの走行方向に直角な折畳胴群CSを備えている。
【0021】
そして更に、この折畳胴群CSの下流側に、咥胴JCの咥え機構FJから4つ折り状になって解放される被切断紙S、つまり4枚重ね状になった折帳SGを搬送する折帳搬送手段であるコンベヤーCNを備え、このコンベヤーCNの途中に、コンベヤーCNで搬送される折帳SGを搬送方向と平行に8つ折りに折り畳むためのチョッパー折り機構CH及び、このチョッパー折り機構CHの上流側にこの発明に係るアジロとじ用切れ目付け装置(以下、切れ目付け装置とする)1が設けられている。
【0022】
切れ目付け装置1は、前記コンベヤーCNの上側エンドレスベルトCN1と下側エンドレスベルトCN2が対向して接近させられて形成される折帳SGの搬送域TEを挟んで設けられる。
【0023】
すなわち、搬送域TEを挟んで上下の略対称の位置に、咥胴JCの軸線と平行な回転軸11、12が設けられている。そして、上側の回転軸11には図2に示すように、段状に大径になっている周面部を幅方向の略中央に備えたアジロ刃取付部材21が回転軸11と一体で回転可能に、かつ軸方向の取り付け位置を調整して固定可能に取り付けられている。このアジロ刃取付部材21の前記周面部の幅方向の略中央には、アジロ刃20がアジロ刃取付部材21と一体で回転可能に、かつアジロ刃取付部材21に対して取り外し可能に取り付けられている。
【0024】
下側の回転軸12には、同様に図2に示すように、アジロ刃取付部材21の周面部と対向する略同じ幅の段状に大径になっている周面部を幅方向の略中央に備えた切り刃受け部材22が回転軸12と一体で回転可能に、かつ軸方向の取り付け位置を調整して固定可能に取り付けられている。
【0025】
アジロ刃20は、後述するように、例えば図4、図5に示すように、外周に一定ピッチで断続的に形成された切り刃20aを備えており、アジロ刃取付部材21の周面部から少なくとも切り刃20aが突出した状態で取り付けられるようになっている。そして図2に示すように、切り刃受け部材22の周面部の幅方向の略中央、つまり、アジロ刃20と対応する位置には、アジロ刃取付部材21に取り付けられたアジロ刃20の切り刃20aが入り込み可能であるような溝23が設けられている。
【0026】
そしてこのアジロ刃取付部材21と切り刃受け部材22とは、双方の周面部が接近、又は接触して設けられており、コンベヤーCNの上側エンドレスベルトCN1と下側エンドレスベルトCN2に挟まれて搬送域TEを搬送される折帳SGを双方の周面部にて挟み、アジロ刃20の切り刃20aが切り刃受け部材22の溝23に入り込んで切り刃20aによる切れ目50を形成しつつ、コンベヤーCNの搬送速度と同じ速度で折帳SGを下流側へ送り出すように構成されている。
【0027】
切れ目付け装置1は、回転軸11、12のうちの少なくともアジロ刃取付部材21を介してアジロ刃20が取り付けられた方の回転軸11が図3に示すように、駆動機構30に連結されていて、アジロ刃取付部材21が、つまりアジロ刃20が前記折畳胴群CSの最下流の胴、図示の実施の形態では咥胴JCが折帳SGを解放(排出)するための最小回転変位したときに整数の回転数にならない回転比率で駆動回転されるように設けられ、かつアジロ刃取付部材21の周面部の周面速度が、咥胴JCの周面速度と略同じ速度であるコンベヤーCNの搬送速度と同じになるように、アジロ刃取付部材21の周面部の径寸法が定められている。なお、切り刃受け部材22を取り付ける回転軸12は、アジロ刃取付部材21を取り付ける回転軸11と歯車連結して、これが同一回転数で逆方向に回転するようにしてもよく、また、歯車連結せずに自由回転するようにしてもよい。
【0028】
この実施の形態での折胴FC及び咥胴JCの直径は鋸胴CCの直径Dの2倍(2D)となっている。従って、咥胴JCには2組の咥え機構FJが円周方向に等間隔に設けられており、この咥胴JCが1回転する間に、長さがπDの折帳SGを2組ずつの解放(排出)が可能になっている。従ってこの実施の形態における前記した咥胴JCが折帳SGを解放(排出)するための最小回転変位は0.5回転である。このことから、この最小回転変位は、咥え機構FJの数分の1に置き替えることができる。
【0029】
アジロ刃取付部材21に取り付けるアジロ刃20には、図4、図5に示すところの少なくとも2つの刃数Hが異なるアジロ刃20A、20Bを選択的に取り付けて使用可能に構成されている。このアジロ刃20A、20Bは外径は同じで、かつそれぞれは2つ割れに形成されている。
【0030】
この2つのアジロ刃20A、20Bの切り刃20aの数Hは、各アジロ刃20A、20Bの咥胴JCの1回転に対する回転数をR、咥胴JCが1回転したときに解放(排出)可能な折帳SGの数をN、整数をIとしたときに、両アジロ刃20A、20Bのうち、一方のアジロ刃20Aでは、(H×R/N=I)を満足し、他方のアジロ刃20Bでは、(H×R/N≠I)を満足するようにしている。
【0031】
すなわち、一方のアジロ刃20Aでは、咥胴JCが折帳SGを解放するための最小回転変位をしたときのアジロ刃20Aの回転数(R/N)に切り刃の数(H)を乗じた「積」が整数となるように、また、他方のアジロ刃20Bでは、咥胴JCが折帳SGを解放するための最小回転変位をしたときのアジロ刃20Bの回転数(R/N)に切り刃の数(H)を乗じた「積」が整数とならないように、それぞれ設定されている。なお、この実施の形態ではNは図1に示したように咥胴JCに2組の咥え機構FJがあることにより、N=2である。
【0032】
図示したこの実施の形態での切れ目付け装置1の回転軸11を回転駆動する駆動機構30は図3において、咥胴JCに固定された歯数Tが94の駆動歯車31と、この駆動歯車31に噛み合う歯数Tが47の第1中間歯車36aと、中間軸35に固定されてこれと同軸に回転する歯数Tが58の第2中間歯車36bと、回転軸11に固定された歯数Tが24の従動歯車32と、第2中間歯車36bとこの従動歯車32とを連結する同一歯数の複数の連結歯車37,38とからなっている。
【0033】
この駆動機構30では、咥胴JCが1回転すると、この駆動機構30の減速比に従って、回転軸11はR=〔((T/T)×T)/T〕回転となる。
【0034】
そして図4、図5に示すように、この実施の形態での一方のアジロ刃20Aの切り刃20aは12枚、他方の切り刃20aは14枚となっている。
【0035】
従って、一方のアジロ刃20Aを回転軸11に取り付けた場合の(H×R/N)は(12×(((94/47)×58)/24)/2)となり、その値は29となって整数となる。
【0036】
また他方のアジロ刃20Bを回転軸11に取り付けた場合の(H×R/N)は(14×(((94/47)×58)/24)/2)となり、その値は33.833…となって非整数となる。
【0037】
各アジロ刃20A、20Bは図4、図5に示すように、分割刃20A1、20A2、20B1、20B2に直径方向にそれぞれ2分割されていて、前記したようにアジロ刃取付部材21を介して回転軸11に取り外し可能に取り付けられるようになっており、その構成の一例を図6に基づいて説明する。
【0038】
アジロ刃取付部材21はこれの周面部の軸方向中間で軸方向に第1の分割部材21aと第2の分割部材21bに2分割されており、第1の分割部材21aは回転軸11に軸方向に移動可能に嵌め合っており、かつ止めねじ41にて任意の位置に固定可能になっている。また、第2の分割部材21bはさらに直径方向に第1・第2の小片部材21c、21dに分割されていて、それぞれの軸方向端面に前記したアジロ刃20A、20Bの各分割刃20A1、20A2、20B1、20B2のそれぞれがボルト42にて取り外し可能に取り付けられるようになっている。そしてこの第2の分割部材21bの両小片部材21c、21dは回転軸11を挟んだ状態で一方の小片部材21dに軸直角方向に貫通し、他方の小片部材21cにねじ込まれる2本のボルト43a、43bにて回転軸11に固定することにより組み立てられるようになっている。このとき、図2に示すように、第1・第2の分割部材21a、21bはアジロ刃20A、20Bを密に挟んだ状態でそれぞれ回転軸11に固定されるが、これの軸方向の位置は、回転軸11に移動可能に、かつ止めねじ44にて回転軸11に固定可能にした位置決め部材25aにて決められるようになっている。
【0039】
切れ目付け装置1の切り刃受け部材22も、溝23の部分で軸方向に2分割されていて、一方の分割部材22aは軸方向に移動可能に、かつ止めねじにて回転軸12に固定されるようになっている。なおこれの軸方向の位置決めは位置決め部材25bにて行われるようになっている。そして他方の分割部材22bも軸方向に移動可能にして回転軸12に固定されるようになっているが、この他方の分割部材22bは前記したアジロ刃取付部材21の第2の分割部材21bと同様に軸直角方向に分割してもよいが、一体であってもよい。また、切り刃受け部材22全体が一体であってもよい。
【0040】
前記したアジロ刃取付部材21の第1の分割部材21aの対向端面には、第2の分割部材21bの端面にアジロ刃20A、20Bを取り付けるボルト42の頭部を逃げるために、各ボルト42に対応する位置にボルトの頭部が入る穴を設けるか、このボルトの頭部に対応する位置に環状の溝を設ける。
【0041】
次に、以上の構成による動作、作用を説明する。
輪転機の動作開始とともに折畳装置Fが動作開始する。すると、連続紙Wが走行させられ、フォーマーFMを経てフォーミングローラー対FR及びニッピングローラー対NRを通過する際に幅方向中央で走行方向にそって2つ折りに折られ、ニッピングローラー対NRによって、折畳胴群CSの鋸胴CCと折胴FCの間に送り込まれる。鋸胴CCと折胴FCの間に送り込まれた連続紙Wは、鋸胴CCと折胴FCの対向位置で、折胴FCに中心角180度の等分位置に設けられた保持針群NDの一方に保持されるとともに、その保持位置の直下流部分を鋸胴CCの外周面に設けられた鋸刃CBで切断される。
【0042】
さらに、前記切断端を先頭に折胴FCの回転にしたがって折胴FCの外周面にそって引き出され、折胴FCが略180度(0.5)回転すると、折胴FCに設けられた他の保持針群NDが鋸胴CCと折胴FCの対向位置で連続紙Wに突き刺さって連続紙Wが保持され、かつ鋸胴CCが1回転して、連続紙Wが、前記他の保持針群NDによって保持された位置の直下流部分を鋸胴CCの外周面に設けられた鋸刃CBで切断され、一方の保持針群NDに保持された連続紙Wの先行側が、鋸刃CBの設置ピッチ寸法と等しい長さ、図示の実施の形態では長さπDの被切断紙Sとされる。また、前記連続紙Wの他の保持針群NDによって保持された位置の直下流部分の切断されるのと略同期して、折胴FCに設けられた差し刃FBが折胴FCの外周面から突出し、被切断紙Sの長さ方向中央部が、咥胴JCに設けられた咥え機構FJに向けて突き出されるとともに、この被切断紙Sの先行側がそこを保持していた保持針群NDから解放される。
【0043】
咥胴JCに設けられた咥え機構FJに向けて突き出された被切断紙Sは、咥え機構FJに咥えられて長さ方向中央部で4つ折りに折り畳まれ、πDの2分の1の長さの折帳SGとされる。折帳SGは、咥え機構FJに咥えられた状態で咥胴JCの回転に従って略180度回転変位させられる。咥胴JCは折帳SGを咥え機構FJに咥えた状態で略180度回転変位し、当該位相で咥え機構FJを開く。咥え機構FJが開くことによって、折帳SGは、折帳搬送手段を形成するコンベヤーCNの下側エンドレスベルトCN2の、咥胴JC外周面にそって延長して設けられた部分の上面に解放される。
【0044】
すなわち、咥胴JCは、一回転するたびに所定長さの2つの折帳SGを等ピッチで下側エンドレスベルトCN2上に解放する。図示の実施の形態では、πDの2分の1の長さの折帳SGがπDのピッチで下側エンドレスベルトCN2上に解放されることが繰り返される。そして、折帳SGは上側エンドレスベルトCN1と下側エンドレスCN2に挟まれて、上側エンドレスベルトCN1と下側エンドレスベルトCN2の間の折帳搬送域TEを搬送移動される。
【0045】
コンベヤーCNの上側エンドレスベルトCN1と下側エンドレスベルトCN2に挟まれて搬送される折帳SGは、切れ目付け装置1が設けられた位置に至らされると、折帳搬送域TEを挟んで設けられたアジロ刃取付部材21の周面部と切り刃受け部材22の周面部とに、所定位置、すなわちチョッパー折りの際に折り目となる位置の両側が挟まれて、周面部の周面速度がコンベヤーCNの搬送速度と同じ速度になるよう駆動回転されるアジロ刃取付部材21の周面部によってコンベヤーCNの搬送速度と同じ速度で下流側に送り出されるとともに、アジロ刃取付部材21の周面部から突出した状態の切り刃21aが切り刃受け部材22の周面部に設けられた溝23に入り込むことによって、前記チョッパー折りの際に折り目となる位置にそって断続的に切り裂かれ、断続状の切れ目であるアジロとじ用切れ目50が形成される。
【0046】
この切れ目50が形成される際、前記したように、アジロ刃取付部材21はその周面部の周面速度がコンベヤーCNの搬送速度と同じ速度になるように駆動回転される一方、アジロ刃20は、咥胴JCが折帳SGを1つ解放する回転変位に対して整数回の回転とならないように駆動回転されている。
【0047】
そのため、折畳胴群CSの最下流の胴である咥胴JCが折帳SGを解放するための最小回転変位をしたときの自らの回転数に自らの切り刃20aの数を乗じた「積」が整数とならないアジロ刃20Bは、搬送される折帳SGに対する自らの回転位相が折帳SGごとに相違するとともに、先行の折帳SGと後続の折帳SGに対し最初の切れ目50aを形成する切り刃20aの位置が一定にならない。つまり、アジロ刃20Bは、各折帳SGに対し、相違した位置関係で、最初の切れ目50a及びこれに続く切れ目50を形成する。図7はその様子を示すもので、πDの間隔で排出されてくる各折帳SGのそれぞれの最初の切れ目50aの位置が異なり、従って各折帳SGの切れ目50の位置が折帳SGの走行方向にランダムにずれている。
【0048】
一方、折畳胴群CSの最下流の胴である咥胴JCが折帳SGを解放するための最小回転変位をしたときの自らの回転数に自らの切り刃20aの数を乗じた「積」が整数となるアジロ刃20Aは、搬送される折帳SGに対する自らの回転位相が折帳SGごとに相違するものの、先行の折帳SGに最初の切れ目50aを形成した切り刃20aから数えて前記「積」の数値番目の切り刃20aの隣の切り刃20aが、後続の折帳SGにおける先行の折帳SGの最初の切れ目位置と同じ位置に、後続の折帳SGの最初の切れ目50aを形成する。つまり、アジロ刃20Aは、各折帳SGに対し、同一の位置関係で、最初の切れ目50a及びこれに続く切れ目50を形成する。図8はその様子を示すもので、πDの間隔で排出されてくる各折帳SGのそれぞれの最初の切れ目50aは同じ位置で、同じ長さとなり、従って各折帳SGの切れ目50は折帳SGの走行方向に同一となる。
【0049】
このように、アジロ刃取付部材21に、咥胴JCが折帳SGを解放するための最小回転変位をしたときの自らの切り刃20aの数を乗じた「積」が整数とならないアジロ刃20Bを取り付けることにより、各折帳SGの折り目にそって設けられる切れ目50は各折帳SGごとに変えられる。
【0050】
また、上記切り刃20aの数を乗じた「積」が整数となるアジロ刃20Aと整数とならないアジロ刃20Bを、例えば折帳SGの紙の物性や厚さに合わせて適宜に選択して交換することによって、各折帳SGのチョッパー折りの折り目にそった同じ位置にアジロとじ用切れ目50を付ける切れ目付けと、折り目にそった同位置にならない位置にアジロとじ用切れ目50を付ける切れ目付けとの双方を、極めて容易に選択的に行うことができる。
【0051】
そして、切り刃20aの数を乗じた「積」が整数となるアジロ刃20Aを用いて切れ目50を付けた折帳を重ねたときの各折り目における切れ目は前述した従来技術の場合と同様に図9に示すように、折り目方向に同一になり、また、前記「積」が整数とならないアジロ刃20Bを用いて切れ目50を付けた折帳を重ねたときの各折り目における切れ目は図10に示すように折り目方向に千鳥状になる。
【0052】
さらに、アジロ刃20Bにおいて、切り刃20aの長さを、隣り合う2つの切り刃間の切り欠き長さより大きくすることによって、切れ目50を隣り合う2つの切れ目50,50の間の部分より長い切れ目として形成することができる。したがって、アジロ刃20Bでチョッパー折りの折り目にそった同位置にならない位置に切れ目50が設けられた場合でも、図10にLで示すように、チョッパー折りの折り目にそった同位置にならない位置に切れ目50が設けられた折帳SGを重ねたときに、隣接する折帳SGでは切れ目50の一部で必ず重なりあうことになる。すなわち、当該部分に糊を付して糊部分を厚さ方向に連続することで、重ね合わせた複数の折帳を確実に繋ぎ合わせて一体にすることができる。
【0053】
切れ目付け装置1でアジロとじ用切れ目50を付けられた各折帳SGは、コンベヤーCNの上側エンドレスベルトCN1と下側エンドレスベルトCN2に挟まれて更に下流に搬送され、チョッパー折り機構CHの設置位置に至ると、アジロとじ用切れ目50を付けられた位置でチョッパー折りされ、コンベヤーCNの下方に設けられた搬出手段Kで、折畳装置から搬出される。
【0054】
この発明において、前述した実施の形態では、折畳胴群CSの最下流の胴である咥胴JSが折帳SGを解放するための最小回転変位をしたときの自らの回転数に自らの切り刃20aの数を乗じた「積」が整数となるアジロ刃20Aと、整数とならないアジロ刃20Bを選択的に用いる例を示したが、前記「積」が整数とならないアジロ刃20Bのみを用いて、全ての連続紙Wにおいて、切れ目50を設けて折り畳んで重ねた折帳SGの切れ目50が折れ線方向に千鳥状にならぶようにしてもよい。この場合、アジロとじされる各折帳SGごとのアジロとじ用の切れ目50は、折帳SGの折り目方向において千鳥状になり、従ってこのように複数の折帳SGを重ね合わせたときの厚さは図10に示すように折り目方向に一様となる。
【0055】
【発明の効果】
本発明は以上記載のとおりであり、アジロとじ用の切れ目を付けて折り畳んだ折帳の切れ目を千鳥状にならべることができることにより、この折帳を複数重ね合わせて糊付けしてアジロとじしたときに、このアジロとじ部の厚さを折り目方向で一様にすることができる。
【0056】
また、請求項2の発明では、切り刃の数が相違するアジロ刃を、例えば折帳の紙の物性や厚さに合わせて適宜に選択して交換することによって、各折帳のチョッパー折りの折り目にそった同じ位置にアジロとじ用切れ目を付ける切れ目付けと、折り目にそった同位置にならない位置にアジロとじ用切れ目を付ける切れ目付けとの双方を、極めて容易に選択的に行うことができるようになった。
【0057】
そしてその結果、折帳を前記したように複数重ね合わせたときに、折帳を構成する紙によって生じる大きな厚薄の差を回避することが可能になり、表紙付けなどの後加工で生じていた、折帳を重ね合わせた折帳群の厚薄の大きな差によって生じていた不都合を一掃することが可能になった。
【0058】
また、請求項3の発明では、チョッパー折りの折り目にそった同位置にならない位置にアジロとじ用切れ目を付けることが可能なアジロ刃で、隣り合う2つの切れ目の間の部分より長い切れ目を形成することができるので、チョッパー折りの折り目にそった同位置にならない位置に切れ目が設けられた折帳を重ねたときに、隣接する折帳では切れ目の一部で必ず重なり合うことになり、当該部分に糊を付して糊部分を厚さ方向に連続することができ、重ね合わせた複数の折帳を確実に繋ぎ合わせて一体にすることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係るアジロとじ用切れ目付け装置を備えた輪転機の折畳装置の概略構成を示す概略構成図である。
【図2】図1のA−A矢視図でアジロとじ用切れ目付け装置の主要部を示す断面図である。
【図3】本発明に係るアジロとじ切れ目付け装置の駆動機構の動力伝達系統図である。
【図4】選択的に交換して使用する本発明に係るアジロ刃の概略形状を示す正面図である。
【図5】選択的に交換して使用する本発明に係るアジロ刃の概略形状を示す正面図である。
【図6】アジロとじ用切れ目付け装置の主要部の一部を分解して示す斜視図である。
【図7】切り刃数の相違するアジロ刃による、折帳に対するアジロとじ用切れ目の形成状態を示す説明図である。
【図8】切り刃数の相違するアジロ刃による、折帳に対するアジロとじ用切れ目の形成状態を示す説明図である。
【図9】折帳の折り目方向の同位置にアジロとじ用切れ目が形成された折帳を複数重ね合わせた切れ目側端面を示す図である。
【図10】折帳の折り目方向の異なる位置にアジロとじ用切れ目が形成された折帳を複数重ね合わせた切れ目側端面を示す図である。
【符号の説明】
1…アジロとじ用切れ目付け装置(切れ目付け装置)、11…回転軸、
12…回転軸、
20、20A、20B…アジロ刃、20A1、20A2、20B1、20B2…分割刃、20a…切り刃、21…アジロ刃取付部材、21a、21b…分割部材、21c、21d…小片部材、
22…切り刃受け部材、22a…溝、25a、25b…位置決め部材、
30…駆動機構、31…駆動歯車、32…従動歯車、
36a、36b…中間歯車、37、38…連結歯車、
42、43a、43b…ボルト、44、44…止めねじ、
50…切れ目(アジロとじ用切れ目)、50a…最初の切れ目、
CB…鋸刃、CC…鋸胴、CH…チョッパー折り機構、CN…コンベヤー、
CN1…上側エンドレスベルト、CN2…下側エンドレスベルト、
CS…折畳胴群、F…折畳装置、FB…差し刃、FC…折胴、
FJ…咥え機構、FM…フォーマー、FR…フォーミングローラー対、
JC…咥胴、K…搬出手段、L…折帳を複数重ね合わせたときに切れ目が重なりあった部分、
ND…保持針群、NR…ニッピングローラー対、S…被切断紙、SG…折帳、
T…折帳を複数重ね合わせたときの厚薄の差、TE…折帳の搬送域、W…連続紙、
H…切り刃の数、I…整数、N…咥胴が1回転して解放可能な折帳の最大数、
R…折畳胴群の最下流の胴(咥胴)の1回転に対するアジロ刃の回転数、
a…スリット部、b…折れ曲がり部。

Claims (3)

  1. 輪転機の折畳装置の折畳胴群の下流側で、かつチョッパー折り手段の上流側に、折畳胴群の最下流の胴が回転しつつ解放する折帳を前記最下流の胴の周面速度と同じ速度で搬送する折帳搬送手段を挟んで、等ピッチで、かつ等長の断続的な切り刃を外周に備えたアジロ刃とその切り刃を受け入れる切り刃受け部とからなり、折帳搬送手段で搬送される折帳にアジロとじ用切れ目を形成可能にした、アジロとじ用切れ目付け装置において、
    前記アジロ刃が、
    折畳胴群の最下流の胴の回転に対し、当該胴が折帳を解放するための最小回転変位をしたときに整数の回転数にならない回転比率で駆動回転可能に設けられるとともに、
    前記折畳胴群の最下流の胴が折帳を解放するための最小回転変位をしたときのアジロ刃の回転数に切り刃の数を乗じた積が、整数とならないアジロ刃とした
    ことを特徴とするアジロとじ用切れ目付け装置。
  2. 輪転機の折畳装置の折畳胴群の下流側で、かつチョッパー折り手段の上流側に、折畳胴群の最下流の胴が回転しつつ解放する折帳を前記最下流の胴の周面速度と同じ速度で搬送する折帳搬送手段を挟んで、等ピッチで、かつ等長の断続的な切り刃を外周に備えたアジロ刃とその切り刃を受け入れる切り刃受け部とからなり、折帳搬送手段で搬送される折帳にアジロとじ用切れ目を形成可能にした、アジロとじ用切れ目付け装置において、
    前記アジロ刃が、
    折畳胴群の最下流の胴の回転に対し、当該胴が折帳を解放するための最小回転変位をしたときに整数の回転数にならない回転比率で駆動回転可能に設けられるとともに、
    前記折畳胴群の最下流の胴が折帳を解放するための最小回転変位をしたときのアジロ刃の回転数に切り刃の数を乗じた積が、整数となるアジロ刃と整数とならないアジロ刃とを選択的に交換可能に設けられた
    ことを特徴とするアジロとじ用切れ目付け装置。
  3. 積が整数とならないアジロ刃の切り刃の長さを、隣り合う2つの切り刃間の切り欠き長さより大きくしたことを特徴とする、請求項1又は請求項2記載のアジロとじ用切れ目付け装置。
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