JPS5920587B2 - 輪転印刷機における折機 - Google Patents

輪転印刷機における折機

Info

Publication number
JPS5920587B2
JPS5920587B2 JP16379A JP16379A JPS5920587B2 JP S5920587 B2 JPS5920587 B2 JP S5920587B2 JP 16379 A JP16379 A JP 16379A JP 16379 A JP16379 A JP 16379A JP S5920587 B2 JPS5920587 B2 JP S5920587B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder
paper
folding
stacked
effective diameter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP16379A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5593771A (en
Inventor
敏雄 星
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Komori Corp
Original Assignee
Komori Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Komori Corp filed Critical Komori Corp
Priority to JP16379A priority Critical patent/JPS5920587B2/ja
Publication of JPS5593771A publication Critical patent/JPS5593771A/ja
Publication of JPS5920587B2 publication Critical patent/JPS5920587B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は簡単な切替作業により同一機械で各種の折丁
の折紙を可能にした輪転印刷機における折機に関するも
のである。
輪転印刷機による印刷作業は、巻紙状の印刷紙を給紙装
置によつて印刷ユニットに供給してこれに印刷を施した
のち乾燥させて折機に送り込み、所定寸法に折つて排出
するものである。
第1図は従来のA横半裁型輪転印刷機における折機の一
例を示すもので、印刷ユニットで印刷された帯状の印刷
紙1は、トラックローラ2、リードローラ3、ニツピン
グ泊一ラ4を経て折胴5に送り込まれる。そしてこの折
胴5に対接する断裁胴6との間で所定寸法毎に断裁され
た後、おなじく折胴5に対接する咥え胴7との間で中央
部より折られて1/2の寸法となつて排紙ベルト8上を
移送され、羽根車9によつて排紙コンベア10−ヒに排
出されて機外へ集積される。さらにこの寸法の1/2の
ものを必要とするときには、胴折りされた折丁を排紙ベ
ルト8の途中に設けたチヨツパ11によつて中央部から
折つて図示しない羽根車によつて固定式の排紙コンベア
12上に排出するが、この場合には、排紙コンベア10
を図に鎖線で示す位置まで下げてこれを排紙コンベア1
2に連結して移送する。このようにして排紙される折丁
13は、第2図に示すごとく、チヨツパ11を使用しな
い場合にはaに示すA3×4頁のものとなり、またチヨ
ツパ11を使用する場合はこれを二つ折にしたbに示す
A4×8頁のものとなる。ところで近年A3×2頁とか
、A4×4頁とかいつた小頁物の印刷物が増加している
が、前記の折機を使用する場合、例えば第2図cで示す
ようなA3×2頁×2部の印刷物を得るためには、前記
aで示すA3×4頁の折丁の袋部13aを断裁しなけれ
ばならない。また第2図dで示すようなA4×4頁×2
部の折丁を得るためには、前記bで示すA4×8頁の折
丁の袋部13bを断裁した上、さらに一部ごとに抜取ら
なければならない。したがつて、工程が複雑になつて低
能率であつたし、また別の断裁設備を必要とするために
、設備費が高価でコスト高になつていた。このため、別
にこのA3×2頁、A4X4頁の折丁のとれる折機が開
発されたが、これはこの種折丁のための専用機であるか
ら、その他の折丁には使用できず、各種の折丁を満足さ
せるためには、それぞれ異なつた機種のものを設置しな
ければならなかつた。本発明は以上のような点に鑑みな
されたもので、折胴径を印刷胴径のほマ2倍に形成して
この折胴の下流片側に咥え胴、他の側に重ね胴および針
胴を配設し、これらの胴径と、胴上の断裁装置、咥え装
置の配置とを巧みに設定して咥え胴側では平行折りを行
なわせ、重ね胴側では二枚重ねを行なわせるとともに、
平行折りにおいては印刷紙の咥え動作をその断裁後に行
なわせるごとく構成することにより、断裁機等の別工程
および専用折機を用いることなく単一機械によつて高能
率でかつきわめて安定した各種折丁の折紙を可能にする
とともに、胴群への給紙部にフオーマとスリツタならび
に給紙間隔を付与するためのターンバを設けることによ
り、これらと前記排紙装置との組合せによりさらに折丁
の種類を倍加させかつ印刷紙の給紙ならびに移送を円滑
にした輪転印刷機における折機を提供するものである。
以下その構成等を図に示す実施例により詳細に説明する
。本実施例は本発明をA横半裁型輪転印刷機に実施した
例を示し、第3図は折機の斜視図、第4図はおなじく側
面図、第5図は第4図における胴群への給紙部の側面図
および平面図、第6図は胴群およびその5駆動部等の展
開横断面図、第7図ないし第9図は第4図の胴群による
3種類の排紙装置をそれぞれ示す側面図である。
これらの図において、全体を符号21で示す折機のフレ
ーム22は、後述する折胴等の胴群を軸支する折紙フレ
ーム23と、その上部に垂設された給紙フレーム24と
によつて一体的に形成されていて、印刷紙25は、第3
図および第4図において折機21の向つて左側にある図
示しない印刷ユニツトから給紙フレーム24へ導かれる
。この給紙フレーム24の入口側には、3個のガイドロ
ーラ26と、揺動アームによつて昇降調節自在に形成さ
れたコンペンセータローラ27、およびガイドローラ2
6の下流側にあつて駆動プーリ28とベルト連結されて
回転する5駆動ローラ29が軸架されている。そして、
この駆動ローラ29の中央部上方には、揺動アームに支
持された薄肉円板状のスリツタ30が設けられており、
これを下降させて駆動ローラ29の環状溝に係入させる
ことにより、印刷紙25を軸方向中央部において断裁す
るようになされている。また、このスリツタ30は折丁
の種類によつて選択的に使用されるもので、使用しない
ときには上昇位置で固定される。そして、印刷紙25の
給紙径路としては、第4図に示すごとく駆動ローラ29
からそれぞれ矢印AおよびB方向に向う2径路が設けら
れていて、折丁の種類によつてそのいずれかを選択して
紙通しを行なうようになされている。
すなわち、A径路においては、給紙フレーム24に対し
て駆動ローラ29の反対側に印刷紙25を逆方向へ折返
させるガイドローラ31が駆動ローラ29に平行して軸
架されており、また駆動ローラ29とガイドローラ31
との間には、機台に対して45゜傾斜して設けることに
よりガイドローラ31から折返した印刷紙25を直角方
向へ変向させるターンバ32が、その下端をガイドロー
ラ31の上端と同一水平面上に位置させて軸架されてい
る。さらに給紙フレーム24の側端部には、上下2段の
カードローラ33,34が1駆動ローラ29と直交して
軸架されており、また下段のガイドローラ34の近傍に
は、これと平行する駆動ローラ35が軸架されている。
そしてこの,駆動ローラ35の下方には、三角形板状に
形成されて印刷紙25を幅方向に半折するフオーマ36
が設けられており、その下端に近接して一対のリードロ
ーラ37が軸架されている。さらにリードローラ37の
下方には、1駆動プーリ28によつて駆動されるニツピ
ングローラ38が軸架され、またその下方には一対のニ
ツピングローラ39が軸架されている。このようなA径
路においては、印刷紙25はフオーマ36によつて半折
されてニツピングローラ39へ導かれる。次に、B径路
には1駆動ローラ29上でスリツタ30によつて半裁さ
れた2例の印刷紙をそれぞれ前記ニツピングローラ39
へ導くための2つの径路が設けられており、このうち片
方の列の印刷紙25aは、1駆動ローラ29下方のガイ
ドローラ40を経てニツピングローラ39へ導かれる。
また他方の列の印刷紙25bは、ガイドローラ40下方
に設けられた一対のガイドローラ41とコンペンセタロ
ーラ42とを経てニツピングローラ39へ導かれるが、
1駆動ローラ29とガイドローラ41との間には上下方
向に調節自在に形成された一対のターンバ43が設けら
れており、これらをともに傾斜させかつ互に平行させて
設けることにより印刷紙25bを幅方向に移動させてこ
れがニツピングローラ39に達したときに第5図aに符
号tで示すごとく、他方の印刷紙25aとの間に所定の
給紙間隔が付与されるようになされている。このように
構成された給紙部下方の折機フレーム23には、先ず図
示しない印刷ユニツトにおける印刷版胴の2倍の有効径
、換言すればA2判長手方向寸法の2倍の長さと等しい
有効周長を有して図に矢印Cで示す方向に回転する折胴
44が軸架されている。
そしてこの折胴44を円周方向に概ね4等分して互に平
行する4個の軸方向周縁のうちの相対向する2周縁上に
は、全体を符号45で示す数個の断裁装置が胴周面に設
けられた切欠部内に並設されている。第10図はこの断
裁装置45の拡大断面図であつて、折胴44の切欠部に
胴の全長にわたつて支架されたのこ刃受46には、圧縮
コイルばね47によつて胴の放射方向に付勢された押え
板48が装着されており、この押え板48とのこ刃受4
6との間には、胴の全長にわたる長さを有するのこ刃4
9が設けられている。また、切欠部にのこ刃受46と平
行して軸架されたレバー軸50には、数個のレバー51
が軸着されており、後述するカムによつてレバー軸50
が回動することにより、レバー51の先端に装着された
針52がのこ刃受46の透孔から胴周面に対して進退す
るようになされている。そしてこの針52は第6図に示
すごとく胴軸方向に数個設けられている。また、折胴4
4の断裁装置45に対する直角位置の軸方向周縁上には
、胴の全長にわたる長溝が設けられており、この長溝内
には、折胴44の周面上かまたは周面かられずかに弓込
んでいる差込みナイフ53が胴全長にわたつて装着され
ている。さらに折胴44の周面を回転方向に対して差込
みナイフ53よりも位相をほぼ30゜遅らせて4等分す
る箇所には長溝が設けられており、この長溝内には、胴
全長にわたるのこ刃54が装着されている。このように
構成された折胴44の下流側には、印刷版胴の1.5倍
すなわち折胴44の3/4の有効径、さらに換言すれば
A2判長手方向寸法の1,5倍すなわちA3判幅方向寸
法の3倍の有効周長を有し、図に矢印Dで示すごとく折
胴44と反対方向に回転する重ね胴55が、折胴44と
周面を対接させて軸架されている。
そして、この重ね胴55を円周方向に3等分して互に平
行する3個の軸方向周縁上には、それぞれ断裁装置56
が設けられており、この断裁装置56は、第10図に拡
大図、第11図に斜視図で示すように、重ね胴55の切
欠部に胴全長にわたつて支架されたゴム等の弾性体から
なるのこ刃受57と、切欠部に軸架されたレバー軸58
上のレバー59に螺着された針60とによつて形成され
ている。そしてこの針60は後述するカム機構によつて
レバー軸58が回転することにより、のこ刃受57の透
孔から胴周面に対して進退するようになされており、ま
たこの針60は第6図に示すごとく胴軸方向に数個並設
されている。さらに、隣接する断裁装置56間を2分す
る箇所には、それぞれ重ね胴55の全長にわたる長溝6
1が折胴44ののこ刃54と出合う位置に設けられてお
り、また折胴44ののこ刃54と重ね胴55の断裁装置
56とを対応させたときに、折胴44の断裁装置45と
に出合う重ね胴55周面箇所には、重ね胴55の全長に
わたる長溝61aが設けられている。そして、前記折胴
44に対する重ね胴55と反対の下流側には、印刷版胴
の2倍すなわち折胴44と同径の有効径を有し、図に矢
印Eで示すごとく折胴44と反対方向に回転する咥え胴
62が折胴44と周面を対接させて設けられている。
この咥え胴62を円周方向に概ね4等分して互に平行す
る4個の軸方向周縁のうち相対向する2周縁上には、胴
全長にわたる長溝63が、前記折胴44の断裁装置45
と出合う位置に設けられている。また、他の相対向する
2周縁上の長溝内には咥え胴62全長にわたる咥え板6
4が装着されており、この咥え板64は後述するカム機
構により咥え胴62の周面に対して進退して折胴44上
の前記差込みナイフ53とともに咥え装置を構成してい
る。さらに前記長溝63と咥え板64との間にあつて咥
え胴62の回転方向に対して咥え板64に遅れる側の箇
所には、前記折胴44上の差込みナイフ53と全く同様
の差込みナイフ65が相対向して咥え胴62に対して着
脱自在に設けられている。また、咥え胴62の円周を4
等分しかつ折胴44ののこ刃54と出合う位置には、胴
全長にわたる4個の長溝66が設けられている。さらに
、前記重ね胴55に対する折胴44の反対側には、印刷
版胴と同径の有効径を有して図に矢印Fで示すぐとく重
ね胴55と反対方向に回転する針胴67が重ね胴55に
周面を対接させて設けられている。そしてこの針胴67
の任意の軸方向周縁上には咥え装置の一例として示す数
個の固定針68が並設されている。また、前記咥え胴6
2に対する折胴44の反対側には、印刷版胴と同径の有
効径を有して図に矢印Gで示すごとく咥え胴62と反対
方向に回転する排紙胴69が咥え胴62に対接して設け
られている。そしてその任意の軸方向周縁上には、前記
咥え胴62上の咥え板64と全く同様の咥え板70が設
けられている。以上のごとく構成された各胴の回転駆動
ならびに前記各カム機構について説明すると、先ず針胴
67には図示しない駆動装置によつて回転する歯車71
が軸着されており、また重ね胴55には、この歯車71
と噛合する歯車72が軸着されている。さらにこの歯車
72には、歯車73がボルト73aによつて締めつけら
れて一体となつており、この歯車73から順に歯車74
,75,76と噛合することによつて折胴44.咥え胴
62、排紙胴69がそれぞれ回転するようになされてい
る。そして前記歯車72と73との結合部は、第6図b
に示すごとく歯車73に長孔77を設けることによつて
円周方向に調節自在になされており、この調節可能範囲
は、前記折胴44の断裁装置45とのこ刃54との位相
差角度に相当するように設定されている。さらに、重ね
胴55には、前記断裁装置56の針60をレバー軸58
、レバー59を介して進退させるところのカム78が回
動自在に遊装されている。
第12図はこのカム78の平面図であつてそのカム溝に
は、針60を重ね胴55の周面下に引込ませる凹部78
aが設けられている。そしてこのカム78には、歯車7
9が一体的に形成されており、この歯車79は針胴67
上の歯車80により歯車81,82を介して回転1駆動
され、その歯数比により重ね胴55の1.5倍の回転数
をもつてこれと同一方向に回転するごとく構成されてい
る。また83は折胴44上の針52をレバー軸50、レ
バー51を介して進退させるカムで、折紙フレーム23
に固着されており、前記りム78と同様の凹部を有し、
折胴44の回転に伴つて針52を所定の箇所で折胴44
の周面下に引込ませる。また84は排紙胴69上の咥え
板70を進退させるカムで、折紙フレーム23に固着さ
れており、前記カム78と同様の凹部を有し、排紙胴6
9の回転に伴つて咥え板70を所定の箇所で排紙胴69
の周面下に引込ませる。さらに折機フレーム23の反対
側、咥え胴62の軸端部にはカム85が固着されている
。このカム85は、第13図aに示すごとくそのカム溝
に凸部85aが設けられており、またこの凸部85aに
対向する箇所には、同様の凸片状に形成されたカムピー
ス86が螺着されている。そしてこのカムピース86と
は別に凸部を設けないカムピース87が用意されており
、これを第13図bに示すごとくカム85に装着すると
、カム面の凸部は一箇所となる。このようにカムピース
86,87を選択して用いることにより、咥え胴62上
の咥え板64を咥え胴621回転につき2回または1回
所定の箇所で開放させる。また前記カム78によつて進
退する針60は第11図に示すごとく手動でも進退でき
るごとく構成されている。すなわちこの操作はカムフオ
ロア88用のレバー89のボルト90をゆるめてレバー
軸58を回動させ、針60を進退させた後、ボルト90
を締めることによつて行われるもので、91はレバー軸
58の回動を規制するストツパである。また第6図にお
いて92と93は始動時における重ね胴55の位置を印
刷紙25の印刷位置と合せるマークおよび指針、94と
95はおなじく折胴44のためのマークおよび指針であ
る。そして、前記針胴67の下方には、10枚の円弧状
の羽根を軸方向に4列放射状に突設したところの羽根車
96が設けられており、針胴67の1/10の回転数を
もつて図に矢印Hで示すごとく針胴67と反対方向に回
転している。
また、この羽根車96の下方には、図に矢印Jで示す方
向に走行する排紙テープ97が設けられており、さらに
この排紙テープ97に連続して排紙テープ98が設けら
れている。この排紙テープ98は、終端部のベルト車9
9を中心にして昇降自在に架設されており、上昇したと
きには、中央部のベルト車100によつて排紙胴69に
圧着されている。また前記咥え胴62の外周部に設けら
れた数本の環状溝101には、揺動自在に設けられた紙
ガイド102の先端が係入されており、この紙ガイド1
02は上昇位置および下降位置でそれぞれ係止されるご
とく構成されている。また咥え胴62の上端に添接して
設けられた排紙テープ103は、咥え胴62の回転に伴
つて走行し、その終端部は羽根車104に達している。
そして、この羽根車104は前記羽根車96と全く同様
の構造を有し、図に矢印Kで示す方向に回転して下方の
排紙テープ105に向・つて排紙するが、この排紙各こ
際しては、排紙テープ105中央部のベルト車106を
上昇させて排紙ベルト105を羽恨車104へ近接させ
るようになされている。また排紙テーブ103の走行径
路中には、衆知の構造を有して送紙される折丁を半折す
るところのチヨツパ107が設けられており、さらにそ
の側方にはチヨツパ107によつて折られた折丁を排出
するところの羽根車108が設けられている。109お
よび110は重ね胴55および針胴67に添接して走行
する排紙テープである。
以上のごとく構成された折機の動作を説明する。
先ず排紙径路には3種あり、第7図ないし第9図にその
構成を示し、第14図ないし第16図に動作の概要を示
す。第7図および第14図に示すものは平行一回折りを
行なうものであつて、説明の都合上これをP排紙と称す
る。P排紙においては、重ね胴55の断裁装置56のう
ち針60は使用しないので、第11図に示すボルト90
を緩めてストツパ91に当るまでレバー軸58を回転さ
せたのちボルト90を締め、カム78によつてレバー8
9が揺動しても重ね胴55の周面から針60が出ないよ
うにする。またこの場合、第10図に示す断裁装置58
ののこ刃受57を使用する。このようにしたのち給紙さ
れた印刷紙25は、折胴44に入つて送紙され、折胴4
4上の断裁装置45と重ね胴55上の断裁装置56とが
対向したところで断裁装置45ののこ刃49によつて断
裁され、紙端カム83の作用によつて突出している針5
2によつて保持されたま\第14図a−bのごとく折胴
44に巻付けられる。ほゾ全周に巻付けられたbの位置
において折り胴44上の差込みナイフ53と咥え胴62
上の咥え板64が対向して印刷紙25の中央部を咥える
。このときカム83の作用により針52が引込むので紙
端が開放され、半折された印刷紙すなわち折丁13は咥
え胴62によつて送られる。そして咥え板64が咥え胴
62の上端に達すると、カム85のカムピース86の作
用により咥え板64が開き折丁13は開放されて紙ガイ
ド102と排紙テープ103に挾まれて移送される。次
に第8図および第15図に示すものは二枚重ねを行なう
ものであつて、説明の都合上これをQ排紙と称するQ排
終においては、重ね胴55側を使用するので、先ずボル
ト73aを緩めて歯車72と73との連結を解いたのち
、手動によつて歯車73を正転方向に回動させると、歯
車73,74,75,76の噛合によつて折胴44から
排紙胴69までが回動する。
そして折胴44における断裁装置45とのこ刃54との
位相差角度、すなわち歯車73の長孔7ヨ黷いまで堰さ
せた■連結するとともに、重ね胴55のレバー89のボ
ルト90を緩めてレバー軸58を回動させ、針60を重
ね胴55の周面から突出させる。
そして機台を運転すると給紙された印刷紙25は重ね胴
55に送り込まれ、重ね胴55の最初の断裁装置56(
Lで示す)が折胴44ののこ刃54と対向した位置で断
裁され、紙端は断裁装置56の針60によつて保持され
たま\重ね胴55に巻付けられる。そして次の断裁装置
56(Mで示す)がのこ刃54と対向した位置で巻き付
けられた印刷紙25の紙端が断裁されるとともに次の印
刷紙25が既に巻付けられている印刷紙25の上に重ね
られてその紙端を針60に保持される。また断裁装置5
6Lに保持された印刷紙25はそのま\重ね胴55とと
もに一周してgの位置すなわちaと同じ位置にくる。そ
してLに保持されたものから数えて4番目の印刷紙25
の紙端と重なつて保持され、2枚重ねられたま\重ね胴
55に巻付けられる。そしてこの2枚重ねの紙端を保持
する断裁装置56が針胴67の固定針68に対向すると
、第15図にそれぞれ対応させて示したところのカム7
8の作用によつて針60が引込み、紙端は固定針68に
受渡される。この場合、前述したごとく重ね胴55の外
径は針胴67の外径の1.5倍であり、カム78の回転
数が重ね胴55の回転数の1.5倍である関係により印
刷紙25は2枚重ねのときのみ針胴67に受渡される。
針胴67に受渡された印刷紙25すなわち折丁13は針
胴67上で排紙テープ109と110との間に挟まれて
いるので、ミの下端において開放され、羽根車96の羽
根の間に送り込まれ排紙テープ97上に排紙される。そ
して排紙テープ98を経てP排紙の場合と同様に排紙テ
ープ105上を移送される。次に第9図および第16図
に示すものは平行二回折りを行なうものであつて、説明
の都合上これをR排紙と称する。R排紙の場合は、重ね
胴55側は使用しないので、P排紙の場合と同様に重ね
胴55の針60を引込め、折胴44の針52を突出させ
る。また、排紙テープ98は上昇位置とし、カム85の
カムピースは87を用いる。さらに紙ガイド102を上
昇させて咥え胴62から離間させる。このように調整さ
れたのち給紙された印刷紙25はP排紙のときと同様に
折胴44の全周に巻き付けられた後、その中央部を咥え
板64によつて咥えられて咥え胴62に巻付けられる。
この場合カム85は開放されず、紙ガイド102は開放
されているので、印刷紙25は咥えられたま\dの位置
に送られる。この位置で咥え胴62上の差込みナイフ6
5と排紙胴69上の咥え板70とが対向して半折された
印刷紙25の中央部を咥える。この場合カム85の凸部
85aの作用により咥え板64が引込むので、紙端が開
放される。そして平行に二回折された印刷紙25すなわ
ち折丁13は、排紙胴69によつて排紙テープ98上に
排出され、続いて排紙テープ105によつて移送される
。以上説明した排紙装置のうち、平行折りを行なうPお
よびR排紙装置においては、折胴44の有効径を印刷版
胴径の2倍に設定し、この折胴44と咥え胴62との間
に断裁装置45,56を2組設けて折胴44の半回転毎
に印刷紙25を断裁するようにしたので、折胴44に対
しては断裁されて紙端を開放された印刷紙25と給紙装
置へ続く印刷紙25とが互に離間して半周面毎に巻付け
られることになり、さらに咥え装置53,64による咥
え動作はこのように印刷紙25が折胴44に巻付けられ
た状態で行なわれる。
したがつて咥え動作によるテンシヨンの変動は紙端を開
放された印刷紙25に対して作用するだけで、これが紙
端を保持された後続印刷紙25に伝達されることがない
ので、送紙および折紙がきわめて安定した状態で行なわ
れる。本発明においては以上説明した3種の排紙装置の
他に給紙装置を切換えることによつてさらに多種の折丁
が得られる。
すなわち前述した径路Bから給紙すれ:よ印刷ユニツト
より送紙されたま\の状態で給紙されるが、径路Aから
給紙すればフオーマ36によつて半折されて給紙される
。さらに径路Bから給紙した場合でもスリツタ30を使
用した場合には1/2の幅に断裁されて給紙される。そ
してまた、前記P排紙の場合にはチヨツパ107を用い
ればさらに折丁の種類が増加する。そこで給紙装置、排
紙装置、チヨツパを種々組合して得られる各種折丁の仕
様および各装置の使用区分を表にすると次の通りとなる
。またこの表に対応する折丁の斜視図を第17図に符号
を対応させて図示する。なお本実施例においては、排紙
装置としてP,Q,Rの3種を設けたが、R排紙装置は
必らずしも設ける必要がない。
この場合、この装置に関連する部材ならびに排紙切換の
ため必要な調節機構を除外することができる。なお本発
明の他の実施例として、折胴44、重ね胴55、針胴6
7を用いて排紙するところの第8図および第15図に示
すQ排紙装置の場合に、折胴44の差込みナイフ53を
着脱自在に形成してこれを別に用意したのこ刃54と交
換するようにすれば、第8図におけるのこ刃54、なら
びにこれと対応する重ね胴55上の長溝61,61aお
よび咥え胴62上の長溝66が不要となるとともに、前
記歯車72と73とによる位相調整をする必要がなくな
つて、これらを一体に形成することができる。
ただし差込みナイフ53と交換したのこ刃54が折胴4
4の周面から突出して咥え胴62の咥え板64と衝突す
るために、咥え板64を取外した上、咥え胴62の位相
をわずかに回転させるいわゆるラツプ調整を行なう必要
があるとともに、咥え胴62周面の咥え板64位置と直
交する2箇所に長溝を追加しなければならない。さらに
他の実施例として、折胴44の差込ナイフ53を回転軸
に取付けるとともに、この回転軸を回転させるカムを設
けて差込みナイフ53が重ね胴55と出合う位置でこれ
をカムによつて折胴44の周面から弓込めるようにして
もよい。以上の説明により明らかなように、本発明によ
れば、輪転印刷機の折機において、折胴径を印刷版胴径
のほマ2倍に形成してこの折胴の下流側に印刷版胴の2
倍径の咥え胴と1.5倍径の重ね胴とをそれぞれ対接さ
せて設け、さらに重ね胴の下流側に印刷版胴と同径の針
胴を対接させて設けるとともに、これら各胴に断裁装置
と咥え装置とを巧みに配設して簡単な切換作業によつて
咥え胴側では一回平行折りおよび必要に応じて二回平行
折りを行なわせ、また重ね胴側では二枚重ねを行なわせ
るごとく構成することにより、断裁設備等の別工程を必
要とせず、また専用折機を用いることなくして単一機械
で各種折丁の折紙をきわめて高能率かつ高精度で行なう
ことができるので、工程の簡素化、設備費の軽減等その
実用的効果がきわめて大きい。しかも、折胴径を印刷版
胴径の2倍に設定してこれに折胴半回転毎に動作する断
裁装置と咥え装置とを設けることにより、印刷紙の平行
折りをその断裁後に行なうことができるので、折機によ
つて後続する印刷紙のテンシヨンが変動することがなく
折精度が安定して機台の高速化を計ることができる。さ
らに、給紙装置にフオーマとスリツタとを並設すること
により、これらと上記平行折りと2枚重ね排紙装置とを
組合せることにより、さらに多種の折丁の折紙が可能と
なり単一機械によつてあらゆる要望に応えられて前記の
効果が倍加するとともに、給紙装置内に傾斜した一対の
ターンバを設けることにより、2列出しの場合、隣接印
刷紙間に給紙間隔が付与されるので、印刷紙の移送なら
びに折紙がきわめて円滑に行なわれる。また、上記いず
れの給紙径路、排紙径路を用いる場合でも同一箇所に排
紙することができるので、きわめて能率的である,、
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は従来の輪転印刷機における折機を
示し、第1図はその概要を示す側面図、第2図は折丁の
斜視図、第3図ないし第17図は本発明に係る輪転印刷
機における折機を示し、第3図はその斜視図、第4図は
おなじく側面図、第5図は第4図における胴群への給紙
部の側面図および平面図、第6図は胴群およびその駆動
部等の展開横断面図および歯車連結部の側面図、第7図
はP排紙装置要部の側面図、第8図はQ排紙装置要部の
側面図、第9図はR排紙要部の側面図、第10図は折胴
および重ね胴における断裁装置の断面図、第11図は重
ね胴における断裁装置の斜視図、第12図は重ね胴の断
裁装置を作動させるカムの平面図、第13図は咥え胴の
咥え装置を作動させるカムの正面図、第14図はP排紙
装置の動作説明図、第15図はQ排紙装置の動作説明図
、第16図はR排紙装置の動作説明図、第17図は本発
明によつて得られる折丁の斜視図である。 21・・・・・・折機、30・・・・・・スリツタ、3
6・・・・・・フオーマ、43・・・・・・ターンバ、
44・・・・・・折胴、45,56・・・・・・断裁装
置、55・・・・・・重ね胴、62・・・・・・針胴、
64・・・・・・咥え板、68・・・・・・固定針。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 印刷版胴のほゞ2倍の有効径を有する折胴と、この
    折胴の送紙下流側にそれぞれ対接し前記印刷胴のほゞ1
    .5倍の有効径を有する重ね胴ならびに同じくほゞ2倍
    の有効径を有する咥え胴と、前記重ね胴に対接し前記印
    刷版胴とほゞ等しい有効径を有する針胴と、前記折胴の
    半回転毎に対応する折胴と重ね胴との外周部にあつて印
    刷紙を断裁してその紙端を保持する断裁装置と、前記折
    胴と咥え胴との外周部対応箇所にあつて前記断裁装置に
    よつて断裁された印刷紙の中央部を咥えて両胴間で授受
    する咥え装置と、前記重ね胴と針胴との外周部対応箇所
    にあつて印刷紙を両胴間で授受する咥え装置と、前記重
    ね胴と折胴との間で両胴の位相を円周方向へ変更させる
    位相調節手段と、前記重ね胴に設けた針を作動、非作動
    状態に切替える切替手段とを設けたことを特徴とする輪
    転印刷機における折機。 2 印刷版胴のほゞ2倍の有効径を有する折胴と、この
    折胴の送紙下流側にそれぞれ対接し前記印刷版胴のほゞ
    1.5倍の有効径を有する重ね胴ならびに同じくほゞ2
    倍の有効径を有する咥え胴と、前記印刷版胴とほゞ等し
    い有効径を有する針胴と、前記折胴の半回転毎に対応す
    る折胴と重ね胴との外周部にあつて印刷紙を断裁してそ
    の紙端を保持する断裁装置と、咥え胴との外周部対応箇
    所にあつて前記断裁装置によつて断裁された印刷紙の中
    央部を咥えて両胴間で授受する咥え装置と、前記重ね胴
    と針胴との外周部対応箇所にあつて印刷紙を両胴間で授
    受する咥え装置と、前記重ね胴と折胴との間で両胴の位
    相を円周方向へ変更させる位相調節部手段と、前記重ね
    胴に設けた針を作動、非作動状態に切替える切替手段と
    を設けるとともに、これらの胴群に対する給紙径路を2
    径路とし、一方の径路内には印刷紙を幅方向に折曲する
    フォーマを設け、他方の径路内には印刷紙を幅方向に断
    裁するスリッタと水平方向に対して軸架され断裁された
    印刷紙間に給紙間隔を付与するターンバとを設けたこと
    を特徴とする輪転印刷機における折機。
JP16379A 1979-01-08 1979-01-08 輪転印刷機における折機 Expired JPS5920587B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16379A JPS5920587B2 (ja) 1979-01-08 1979-01-08 輪転印刷機における折機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16379A JPS5920587B2 (ja) 1979-01-08 1979-01-08 輪転印刷機における折機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5593771A JPS5593771A (en) 1980-07-16
JPS5920587B2 true JPS5920587B2 (ja) 1984-05-14

Family

ID=11466361

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16379A Expired JPS5920587B2 (ja) 1979-01-08 1979-01-08 輪転印刷機における折機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5920587B2 (ja)

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IT1145581B (it) * 1981-11-04 1986-11-05 Cerutti Spa Off Mec Piegatrice perfezionata per macchine da stampa rotative
JPS5881197A (ja) * 1981-11-11 1983-05-16 大日本印刷株式会社 ペ−ジレイアウト指示カ−ド作成装置
DE3716451C1 (de) * 1987-05-16 1988-11-03 Roland Man Druckmasch Falzapparat mit einer Einrichtung zum Heften von Druckexemplaren
DE8809285U1 (ja) * 1988-07-20 1988-09-01 Heidelberger Druckmaschinen Ag, 6900 Heidelberg, De
JP2535158Y2 (ja) * 1989-03-08 1997-05-07 株式会社小森コーポレーション 巻紙輪転印刷機の折機
JP2815675B2 (ja) * 1989-05-31 1998-10-27 東芝機械株式会社 複合型折機
DE3925398C1 (ja) * 1989-08-01 1991-01-03 Man Roland Druckmaschinen Ag, 6050 Offenbach, De
FR2655909B1 (fr) * 1989-12-18 1992-04-17 Marinoni Harris Sa Cylindre d'accumulation pour plieuse d'imprimerie.
US10726982B2 (en) 2018-01-30 2020-07-28 Hamilton Sundstrand Corporation Solenoid including axially aligned guides
CN110963354B (zh) * 2019-12-23 2021-01-05 高斯图文印刷系统(中国)有限公司 一种32开折页到24开折页的切换方法
CN110963356B (zh) * 2019-12-23 2021-01-05 高斯图文印刷系统(中国)有限公司 一种8开折页到16开折页之间的切换方法
CN110963357B (zh) * 2019-12-23 2021-01-05 高斯图文印刷系统(中国)有限公司 一种8开折页与24开折页之间的切换方法
CN110963355B (zh) * 2019-12-23 2021-01-05 高斯图文印刷系统(中国)有限公司 一种8开折页与32开单联折页之间的切换方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5593771A (en) 1980-07-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3784187A (en) Folding apparatus
US4490132A (en) Paper folding machines for use in rotary presses
US4368879A (en) Cutting and folding apparatus in rotary press
JPS5920587B2 (ja) 輪転印刷機における折機
GB2073716A (en) Method and apparatus for forming individual stacks from an endless web
JP2011157168A (ja) 新聞製作装置
JPS63232994A (ja) 連続的に流れる印刷物を断裁し、かつ分配するための装置
CA1227507A (en) Sheet diverting system
CN100402284C (zh) 轮转印刷机内的折页装置
JP4943620B2 (ja) 印刷機のためのロータリおよびジョー複合紙折り機
JPH0323473B2 (ja)
JP2503368B2 (ja) ウェブ輪転印刷機用の折り装置
JP2012101918A (ja) 印刷物作成方法及び印刷物作成装置
US2663564A (en) Paper ruling, assembling, and stapling machine
GB2078684A (en) Cutting and Folding Apparatus in Rotary Press
US6126586A (en) Device for improving folding accuracy in a folder
JP3652879B2 (ja) 輪転機の折機
JP3817697B2 (ja) アジロとじ用切れ目付け装置
JPH066460B2 (ja) 折り丁を重ねて選択的に排紙し得る紙折機
JPS60223767A (ja) 折機の折紙用部材切替装置
JPH0637263B2 (ja) 巻紙輪転印刷機の折機
GB2144723A (en) Folding apparatus
JPH0761705A (ja) 輪転印刷機用ピンレス折機
JPH0751417B2 (ja) 輪転印刷機の折機
JPS6121491Y2 (ja)