JPH0761705A - 輪転印刷機用ピンレス折機 - Google Patents

輪転印刷機用ピンレス折機

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JPH0761705A
JPH0761705A JP21173693A JP21173693A JPH0761705A JP H0761705 A JPH0761705 A JP H0761705A JP 21173693 A JP21173693 A JP 21173693A JP 21173693 A JP21173693 A JP 21173693A JP H0761705 A JPH0761705 A JP H0761705A
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cutter
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web
cut
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Mikio Motooka
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 端折れ、折精度不良等の障害を著しく減少で
きる。またウェブの両側端に生じていた端折れを防止で
きる。またウェブ上の印刷された絵柄にベルト傷等の印
刷障害を生じさせない上に、排出コンベア上に排出され
る紙の姿勢を容易に矯正できる。また可動率を向上でき
る。さらにウェブの張力変動による断裁位置のずれを解
消できる。 【構成】 ウェブaを第1カッタ胴21と折胴23との
間へ送って第1カッタ胴21の鋸刃30と折胴23のカ
ッタ受34’とにより紙幅方向に断続的に切断し、それ
から折胴23と胴廻り搬送ベルト24とにより挟んで第
2カッタ胴26と折胴23と間へ送って第2カッタ胴2
6の鋸刃31と折胴23のカッタ受34’とにより残り
の部分を紙幅方向に切断し、全幅を切断したウェブaの
先端を先端用押え込み胴27の押え込みブレード28に
より折胴23のつまみ機構32、33へ押し込んで、同
つまみ機構32、33により把持、搬送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、輪転印刷機用ピンレス
折機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の輪転印刷機用ピンレス折機を図
9、図10により説明すると、図9の1が三角板で、同
三角板1により2つに折られたウェブa(帯状の走行
紙)(または折られないウェブb)(以下ウェブaと称
する)を、ウェブaの走行速度と同じ周速度で回転して
いる一対の第1ニッピングローラ2の間と一対の第2ニ
ッピングローラ3の間とを経てカッタ胴4とカッタ受け
胴5とよりなる断裁装置へ送って、切断する。
【0003】この切断されたウェブaを、一対のガイド
ローラ15、15’により案内している一対の増速搬送
ベルト6、6’により急速に増速して、先行紙の紙尻と
後続紙の先端との間を開き、互いの間に隙間Sを形成し
て(図10参照)、後記のように後続紙の先端を先行紙
の紙尻で干渉させることなく、折胴7の爪8により咬え
る。
【0004】そして咬えた後続紙の中央部分を、増速搬
送ベルト6、6’と同周速に増速している折胴7の折込
みブレード9により咬え胴10の咬え装置11の咬え板
と咬え座との間へ押し込んで、2つ折りにした後、搬送
ベルト12→排紙羽根車13→排紙コンベア14を経て
折機外へ搬出する。また紙尻側が断裁される前に、ウェ
ブaの先端をカッタ胴4とカッタ受け胴5とよりなる断
裁装置により繰り出して、一対の増速搬送ベルト6、
6’の間へ入れるので、ウェブaの先端は、ウェブaの
尻側が切断されるまでは、一対の増速搬送ベルト6、
6’の間で滑っている。
【0005】またウェブaの尻側が切断されると、ウェ
ブaを一対の増速搬送ベルト6、6’により急速に増速
して、折胴7へ送る。図10に示すように折胴7の爪8
は、爪座18との間で後続紙を咬えるが、先行紙と後続
紙との間に、折胴7の円周面から突出する爪8の背部8
aよりも広い隙間Sがないと、爪8の背部8aが先行紙
の紙尻に干渉する。この干渉を上記隙間Sを形成するこ
とにより、防止している。また爪8及び爪座18の紙咬
え面は、折胴7の円周面に沿って形成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記図9、図10に示
す従来の輪転印刷機用ピンレス折機には、次の問題があ
った。即ち、 (1)ウェブaを断裁した後、ウェブaをウェブaの走
行速度よりも急速に増速させる(15〜40%程度増速
させる)ので、紙端折れ、特に増速搬送ベルト6、6’
よりはみ出している紙の両端部に紙端折れが生じ易い。
また紙が傾斜し易くて、折精度不良等の障害が発生し易
い。 (2)増速搬送ベルト6、6’により挟んで走行させな
がら滑らせているウェブaを、尻側断裁後、急に繰り出
す(増速する)ので、ウェブaの先端位置がばらつき、
ウェブaの先端が爪8の決まった咬え位置に入り難く
て、この点からも折精度が低い。 (3)ウェブaの尻側断裁前、増速搬送ベルト6、6’
間でウェブaを滑らせるので、ウェブa上の印刷された
絵柄にベルト傷がつき易い。 (4)増速搬送ベルト6、6’間でウェブaを滑らせな
がら切断し、切断後、増速搬送ベルト6、6’により挟
んで搬送するので、厳密なベルト圧調整が必要であり、
これに多くの時間と熟練度とが必要で、折機の可動率が
低下する。 (5)増速搬送ベルト6、6’間でウェブaを滑らせな
がらウェブaを切断するので、静電気が起こり易くて、
静電気による抵抗がウェブaの幅方向で不均一な場合に
は、ウェブaが捩じれて、折りが紙端に対して斜めに入
る上に、排紙コンベア14へ排出された折帖の姿勢や並
びの矯正が困難になる。 (6)増速搬送ベルト6、6’により導かれて折胴7に
向かうウェブaが増速搬送ベルト6、6’間で詰まった
場合(増速搬送ベルト6、6’間では紙詰まりが時々起
こる)、このウェブaを取り出すのに多くの時間を必要
として、この点からも折機の可動率が低下する。 (7)増速したウェブaの先端をその速度に増速した折
胴7の紙幅方向に一列に配置した複数個の爪8により咬
えるので、両端部の爪8からはみだしたウェブaの両端
部に端折れが起こり易い上に、爪8と爪8との間の紙幅
方向の両端のふくれによる破れが起こり易くい。また折
胴2及び咬え胴10を増速した状態で断裁紙の中央部を
折るので、折精度がこの間からも低い。
【0007】以上(1)〜(7)の現象は、折機が高速
化するにつれて益々著しくなる。本発明は前記の問題点
に鑑み提案するものであり、その目的とする処は、端折
れ、折精度不良等の障害を著しく減少できる。またウェ
ブの両側端に生じていた端折れを防止できる。またウェ
ブ上の印刷された絵柄にベルト傷等の印刷障害を生じさ
せない上に、排出コンベア上に排出される紙の姿勢を容
易に矯正できる。また可動率を向上できる。さらにウェ
ブの張力変動による断裁位置のずれを解消できる輪転印
刷機用ピンレス折機を提供しようとする点にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の輪転印刷機用ピンレス折機は、第1カッ
タ胴と、第2カッタ胴と、カッタ受及びつまみ機構を内
蔵した折胴と、前記つまみ機構に対応する先端用押え込
み胴と、複数の平行な細幅ベルトよりなり前記折胴の下
部外周面に接触しながら循環移動する胴廻り搬送ベルト
とを具え、ウェブを前記第1カッタ胴と前記折胴との間
へ送って第1カッタ胴の鋸刃と折胴のカッタ受とにより
紙幅方向に断続的に切断し、それから前記折胴と前記胴
廻り搬送ベルトとにより挟んで前記第2カッタ胴と前記
折胴と間へ送って第2カッタ胴の鋸刃と折胴のカッタ受
とにより残りの部分を紙幅方向に切断し、全幅を切断し
たウェブの先端を前記先端用押え込み胴の押え込みブレ
ードにより前記折胴のつまみ機構へ押し込んで同つまみ
機構により把持、搬送するように構成している。
【0009】また本発明の輪転印刷機用ピンレス折機
は、第1カッタ胴と、切断後に移動する鋸刃をもつ第2
タッタ胴と、カッタ受及びつまみ機構を内蔵した折胴
と、複数の平行な細幅ベルトよりなり前記折胴の下部外
周面に接触しながら循環移動する胴廻り搬送ベルトとを
具え、ウェブを前記第1カッタと前記折胴のカッタ受と
の間へ送って第1カッタ胴の鋸刃と折胴のカッタ受とに
より紙幅方向に断続的に切断し、それから前記折胴と前
記胴廻り搬送ベルトとにより挟んで前記第2カッタ胴と
前記折胴のカッタ受との間へ送って第2カッタ胴の鋸刃
と折胴のカッタ受とにより残りの部分を紙幅方向に切断
し、全幅を切断したウェブの先端を前記第2カッタ胴の
鋸刃により前記折胴のつまみ機構へ押し込んで同つまみ
機構により把持、搬送するように構成している。
【0010】
【作用】本発明の輪転印刷機用ピンレス折機は前記のよ
うに構成されており、(1)ウェブを第1カッタ胴と折
胴との間へ送って第1カッタ胴の鋸刃と折胴のカッタ受
とにより紙幅方向に断続的に切断し、それから折胴と胴
廻り搬送ベルトとにより挟んで第2カッタ胴と折胴と間
へ送って第2カッタ胴の鋸刃と折胴のカッタ受とにより
残りの部分を紙幅方向に切断し、全幅を切断したウェブ
の先端を先端用押え込み胴の押え込みブレードにより前
記折胴のつまみ機構へ押し込んで同つまみ機構により把
持、搬送する。(2)ウェブを第1カッタと折胴のカッ
タ受との間へ送って第1カッタ胴の鋸刃と折胴のカッタ
受とにより紙幅方向に断続的に切断し、それから折胴と
胴廻り搬送ベルトとにより挟んで第2カッタ胴と折胴の
カッタ受との間へ送って第2カッタ胴の鋸刃と折胴のカ
ッタ受とにより残りの部分を紙幅方向に切断し、全幅を
切断したウェブの先端を第2カッタ胴の鋸刃により折胴
のつまみ機構へ押し込んで同つまみ機構により把持、搬
送する。
【0011】
【実施例】
(第1実施例)次に本発明の輪転印刷機用ピンレス折機
を図1〜図3に示す第1実施例により説明すると、図1
の1が三角板、2が一対の第1ニッピングローラ、3が
一対の第2ニッピングローラ、10が咬え胴、11が咬
え胴10の咬え装置、12が搬送ベルト、13が排紙羽
根車、14が排紙コンベアである。
【0012】21が第1カッタ胴、26が第2カッタ
胴、23が折胴、24が胴廻り搬送ベルトで、同胴廻り
搬送ベルト24は、複数の平行な細幅ベルトよりなり
(図4参照)、折胴23の下部外周面に接触しながら循
環移動するようになっている。図1、図2の27が先端
用押え込み胴、28が先端用押え込み胴27の押え込み
ブレードで、同押え込みブレード28は、胴廻り搬送ベ
ルト24に干渉させないように先端部が紙幅方向に切り
欠かれている。29が折胴23の折ブレード、30が第
1カッタ胴21に軸方向に間隔を置いて配設した複数の
鋸刃、31が第2カッタ胴26に軸方向に間隔を置いて
配設した複数の鋸刃で、これらの鋸刃31は、上記胴廻
り搬送ベルト24の各細幅ベルト間に位置している。
【0013】図1〜図3の32が折胴23の爪、33が
折胴23の爪座、34’が折胴23のカッタ受け、35
(図3参照)がウェブaの先端、35’がウェブaの先
端折曲げ部である。なお鋸刃30及び31は、剪断によ
る切断の場合には、金属製のものを使用し、鋸刃30及
び31をカッタ受34’に押し当てて切断する場合に
は、ゴムまたは合成樹脂製のものを使用する。また上記
各胴10、21、23、26、27と胴廻り搬送ベルト
24と搬送ベルト12とは、ウェブaの走行速度と同じ
速度で回転している。
【0014】次に前記図1〜図3に示す輪転印刷機用ピ
ンレス折機の作用を具体的に説明する。三角板1により
2つに折られたウェブa(帯状の走行紙)(または折ら
れないウェブb)を、ウェブaの走行速度と同じ周速度
で回転している一対の第1ニッピングローラ2の間と一
対の第2ニッピングローラ3の間とを経て第1カッタ胴
21と折胴23との間へ送り、折胴23のカッタ受け3
4’と第1カッタ胴21の各鋸刃30とよりなる断裁装
置により、紙幅方向に断続的に切断する(図4の第1カ
ッタ胴21の鋸刃30とよるカット面参照)。
【0015】このとき、胴廻り搬送ベルト24が折胴2
3の下部外周面に接触しながら循環移動しており、上記
紙幅方向に断続的に切断したウェブaを折胴23の下部
外周面と胴廻り搬送ベルト24とにより挟んで、第2カ
ッタ胴26と折胴23との間へ送り、折胴23のカッタ
受け34’と第2カッタ胴26の各鋸刃31とによりな
る断裁装置により、残りの部分(胴廻り搬送ベルト24
の各細幅ベルトの間の部分)を紙幅方向に切断する(図
4の第2カッタ胴26の鋸刃31によるカット面参
照)。
【0016】そしてこの全幅を切断したウェブaの先端
35(図3参照)を先端用押え込み胴27の押え込みブ
レード28(胴廻り搬送ベルト24に干渉させないよう
に先端部を紙幅方向に切欠いた押え込みブレード28)
により、第2カッタ胴26に取付けた各鋸刃31と同各
鋸刃31と折胴23取付けた各爪32(図4参照)との
間へ押し込む(図3参照)。
【0017】このとき、折胴23の爪座33の側面近傍
には、干渉するものがないので、ウェブaの先端35を
折胴23の中へ支障なく押し込むことができる。また各
鋸刃31、各爪32、各爪座33のそれぞれは折胴23
に同列に一直線状に配置されており、爪32と爪座33
と間に押し込まれたウェブaの先端35は、ラジアル方
向に折り曲げられた状態(35’参照)で咬えられる。
【0018】そして折胴23により咬えたウェブaを、
折胴23とともにさらに回転、移動させ、ウェブaの後
端(尻側)を第2カッタ胴26により切断して、切り離
し、折胴23の折ブレード29により、この切り離した
紙の中央部をくわえ胴10のくわえ装置11へ挿入する
とき、ウエブaの先端35をくわえていた折胴23の爪
32を開き、紙を切断面に平行に2つ折りにし、その
後、搬送ベルト12→排紙羽根車13→排紙コンベア1
4を経て折機外へ搬出する。
【0019】(第2実施例)次に本発明の輪転印刷機用
ピンレス折機を図5〜図8に示す第2実施例により説明
すると、この第2実施例では、折胴23の周辺のスペー
スを広くして、操作性を向上するために、第1実施例の
先端用押え込み胴27を設置しておらず、ウェブaの先
端35の折曲げ35’を第2カッタ胴26の鋸刃31に
より行っている。即ち、図5の1が三角板、2が一対の
第1ニッピングローラ、3が一対の第2ニッピングロー
ラ、10が咬え胴、11が咬え胴10の咬え装置、12
が搬送ベルト、13が排紙羽根車、14が排紙コンベア
である。
【0020】21が第1カッタ胴、図1、図2の26が
第2カッタ胴、23が折胴、24が胴廻り搬送ベルト
で、同胴廻り搬送ベルト24は、複数の平行な細幅ベル
トよりなり(図4参照)、折胴23の下部外周面に接触
しながら循環移動するようになっている。図5の29が
折胴23の折ブレード、30が第1カッタ胴21に軸方
向に間隔を置いて配設した複数の鋸刃、31が第2カッ
タ胴26に軸方向に間隔を置いて配設した複数の鋸刃
で、これらの鋸刃31は、上記胴廻り搬送ベルト24の
各細幅ベルト間に位置している。
【0021】図8は、上記鋸刃31を有するカッタ装置
41の詳細を示している。同カッタ装置41は、鋸刃ホ
ルダー42と、ホルダー受43と、ばね44と、カッタ
ケース45と、カッタケース45の軸46の一端部に固
定したレバー47と、レバー47の先端部に取付けたカ
ムフォロア48と、カム49とにより構成されており、
カム49とカムフォロア48とにより、レバー47とカ
ッタケース45と鋸刃31とが軸46を中心に待機位置
Lから切断位置Mを経て折り曲げ位置Nへ揺動する。ま
たレバー47とカッタケース45と鋸刃31とが反対方
向に揺動して、待機位置Lに戻るようになっている。
【0022】図5、図6の32が折胴23の爪、33が
折胴23の爪座、34’が折胴23のカッタ受け、35
(図6、図7参照)がウェブaの先端、35’がウェブ
aの先端折曲げ部である。なお鋸刃30及び31は、剪
断による切断の場合には、金属製のものを使用し、鋸刃
30及び31をカッタ受34’に押し当てて切断する場
合には、ゴムまたは合成樹脂製のものを使用する。
【0023】また上記各胴10、21、23、26と胴
廻り搬送ベルト24と搬送ベルト12とは、ウェブaの
走行速度と同じ速度で回転乃至移動している。また図6
に示すように折胴23の爪32の揺動回転中心点Pを折
胴23の中心と第2カッタ胴26の中心とを結ぶ中心線
に対して回転方向と逆方向(矢印X方向)に位置させ
て、爪32を鋸刃31に干渉させないようにしている。
【0024】次に前記図5〜図8の輪転印刷機用ピンレ
ス折機の作用を具体的に説明する。三角板1により2つ
に折られたウェブa(帯状の走行紙)(または折られな
いウェブb)を、ウェブaの走行速度と同じ周速度で回
転している一対の第1ニッピングローラ2の間と一対の
第2ニッピングローラ3の間とを経て第1カッタ胴21
と折胴23との間へ送り、折胴23のカッタ受け34’
と第1カッタ胴21の各鋸刃30とよりなる断裁装置に
より、紙幅方向に断続的に切断する(図4の第1カッタ
胴21の鋸刃30とよるカット面参照)。
【0025】このとき、胴廻り搬送ベルト24が折胴2
3の下部外周面に接触しながら循環移動しており、上記
紙幅方向に断続的に切断したウェブaを折胴23の下部
外周面と胴廻り搬送ベルト24とにより挟んで、第2カ
ッタ胴26と折胴23との間へ送り、折胴23のカッタ
受け34’と第2カッタ胴26の各鋸刃31とによりな
る断裁装置により、残りの部分(胴廻り搬送ベルト24
の各細幅ベルトの間の部分)を紙幅方向に切断する(図
4の第2カッタ胴26の鋸刃31によるカット面参
照)。
【0026】そしてこの全幅を切断したウェブaの先端
35(図6、図7参照)を第2カッタ胴26の各鋸刃3
1により、折曲げて(図6、図7の35’参照)、折胴
23に取付けた各爪32との間へ押し込む(図6参
照)。このとき、折胴23の爪座32の側面近傍には、
干渉するものがないので、ウェブaの先端35を折胴2
3の中へ支障なく押し込むことができる。また各鋸刃3
1、各爪32、各爪座33のそれぞれは折胴23に同列
に一直線状に配置されており、爪32と爪座33と間に
押し込まれたウェブaの先端35は、ラジアル方向に折
り曲げられた状態(35’参照)で咬えられる。
【0027】そして折胴23により咬えたウェブaを、
折胴23とともにさらに回転、移動させ、ウェブaの後
端(尻側)を第2カッタ胴26により切断して、切り離
し、折胴23の折ブレード29により、この切り離した
紙の中央部をくわえ胴10のくわえ装置11へ挿入する
とき、ウエブaの先端35をくわえていた折胴23の爪
32を開き、紙を切断面に平行に2つ折りにし、その
後、搬送ベルト12→排紙羽根車13→排紙コンベア1
4を経て折機外へ搬出する。
【0028】この第2実施例では、ウェブaの先端35
の折曲げ35’を第2カッタ胴26の鋸刃31により行
っており、先端用押え込み胴27を不要にでき、折胴2
3の周辺のスペースを広くできて、操作性を向上できる
利点がある。
【0029】
【発明の効果】本発明の輪転印刷機用ピンレス折機は前
記のように構成されており、次の効果を達成できる。即
ち、 (1)折胴23内に内蔵したカッタ受34’及びつまみ
機構32、33により、折曲げたウェブaの先端35’
を掴んで搬送するので、つまみ機構32、33の爪32
の背部が折胴23の円周面から外部へ突出せず、ウェブ
aを増速する必要がなくて、ウェブaを等速で走行さ
せ、平行折を施して、排出することが可能であり、端折
れ、折精度不良等の障害を著しく減少できる。 (2)断続カット及び全面カットを行う前に、ウェブa
を折胴23に巻付けて、胴廻り搬送ベルト24と折胴2
3との間でウェブaを拘束しながら断裁するので、断裁
位置がばらつかないし、従来のように一対の増速された
搬送ベルト間に紙を挟んで搬送するときに無拘束になる
ウェブaの両側端に生じていた端折れを防止できる。 (3)従来のようにウェブaを増速搬送ベルト間で滑ら
す必要がないので、ウェブa上の印刷された絵柄にベル
ト傷等の印刷障害を生じさせない。また静電気の発生も
少なく、折精度を向上できて、排紙コンベア14上に排
出される紙の姿勢を容易に矯正できる。 (4)従来のようにウェブaを増速搬送ベルトにより増
速させる必要がないので、ベルト圧の調整を行う必要が
なく、紙詰まりを殆ど解消できて、可動率を向上でき
る。 (5)第1カッタ胴21及び第2カッタ胴26を折胴2
3の周りに配設したので、ウェブaの張力変動による断
裁位置のずれを解消できる。またウェブaを折胴26に
巻付けて、第1カッタ胴21及び第2カッタ胴26のタ
ッタ30、31により断裁するので、ウェブaがめくれ
ることがなくて、端折れ等の障害をこの点からも防止で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の輪転印刷機用ピンレス折機の第1実施
例を示す側面図である。
【図2】同輪転印刷機用ピンレス折機の作用説明図であ
る。
【図3】同輪転印刷機用ピンレス折機の作用説明図であ
る。
【図4】同輪転印刷機用ピンレス折機の作用説明図であ
る。
【図5】本発明の輪転印刷機用ピンレス折機の第2実施
例を示す側面図である。
【図6】同輪転印刷機用ピンレス折機の作用説明図であ
る。
【図7】同輪転印刷機用ピンレス折機の作用説明図であ
る。
【図8】同輪転印刷機用ピンレス折機のカッタ装置を示
す側面図である。
【図9】従来の輪転印刷機用ピンレス折機を示す側面図
である。
【図10】同輪転印刷機用ピンレス折機の作用説明図で
ある。
【符号の説明】
a ウェブ 21 第1カッタ胴 23 折胴 24 胴廻り搬送ベルト 26 第2カッタ胴 27 先端用押え込み胴 28 先端用押え込み胴27の押え込みブレー
ド 30 第1カッタ胴21の鋸刃 31 第2カッタ胴26の鋸刃 32、33 つまみ機構 34’ 折胴23のカッタ受 35 ウェブaの先端 35’ ウェブ先端35の折曲げ部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1カッタ胴と、第2カッタ胴と、カッ
    タ受及びつまみ機構を内蔵した折胴と、前記つまみ機構
    に対応する先端用押え込み胴と、複数の平行な細幅ベル
    トよりなり前記折胴の下部外周面に接触しながら循環移
    動する胴廻り搬送ベルトとを具え、ウェブを前記第1カ
    ッタ胴と前記折胴との間へ送って第1カッタ胴の鋸刃と
    折胴のカッタ受とにより紙幅方向に断続的に切断し、そ
    れから前記折胴と前記胴廻り搬送ベルトとにより挟んで
    前記第2カッタ胴と前記折胴と間へ送って第2カッタ胴
    の鋸刃と折胴のカッタ受とにより残りの部分を紙幅方向
    に切断し、全幅を切断したウェブの先端を前記先端用押
    え込み胴の押え込みブレードにより前記折胴のつまみ機
    構へ押し込んで同つまみ機構により把持、搬送するよう
    に構成したことを特徴とする輪転印刷機用ピンレス折
    機。
  2. 【請求項2】 第1カッタ胴と、切断後に移動する鋸刃
    をもつ第2カッタ胴と、カッタ受及びつまみ機構を内蔵
    した折胴と、複数の平行な細幅ベルトよりなり前記折胴
    の下部外周面に接触しながら循環移動する胴廻り搬送ベ
    ルトとを具え、ウェブを前記第1カッタと前記折胴のカ
    ッタ受との間へ送って第1カッタ胴の鋸刃と折胴のカッ
    タ受とにより紙幅方向に断続的に切断し、それから前記
    折胴と前記胴廻り搬送ベルトとにより挟んで前記第2カ
    ッタ胴と前記折胴のカッタ受との間へ送って第2カッタ
    胴の鋸刃と折胴のカッタ受とにより残りの部分を紙幅方
    向に切断し、全幅を切断したウェブの先端を前記第2カ
    ッタ胴の鋸刃により前記折胴のつまみ機構へ押し込んで
    同つまみ機構により把持、搬送するように構成したこと
    を特徴とする輪転印刷機用ピンレス折機。
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