JP2004051235A - 咥え折装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】オフセットによる紙面の汚れ発生を抑制、防止し、紙表面の損傷を防止する。
【解決手段】輪転機の咥え折装置において、咥え胴F3の外周面に設けた少なくとも1つの開口部30と、開口部の咥え胴の中心線と平行な内壁面より突出し、紙幅方向に紙幅の両側を超えて設けた固定咥え部材33と、固定咥え部材と対向するように紙幅方向に紙幅の両側を超えて形成され、固定咥え部材に対して遠近移動可能に咥え胴内に設けた可動咥え部材32と、を有するとともに、前記差し刃は、差し込み作用部23a、23a′が紙幅方向に紙幅の両側を超えて設けられるとともに、紙の印刷領域と対応しないか、固定咥え部材と可動咥え部材との対向域に対応しないかの少なくともいずれか一方を満足する部分に差し込み作用部としての強度を維持できる厚さにした強度維持部23bが形成され、この強度維持部を除く部分を強度維持部より薄くした。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、輪転機の折装置に関し、詳細には、咥え汚れを防止した咥え折装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
輪転機の折装置は、走行方向の上流側から案内されてくる連続紙を折胴の外周面に巻き付けつつ、適宜の長さに切断し、切断されて折胴の外周面に沿って案内される紙を、折胴に設けられた差し刃により折胴に近接して配置される咥え胴に設けられた咥え折装置内に差し込み、これを咥え胴にて咥えることによって、前記切断した紙を折胴の中心線と平行に折畳むようになっている。
【0003】
ところで、この種の咥え折装置では、差し刃によって折畳み位置を固定咥え部材と可動咥え部材の間に差し入れられた紙を、固定咥え部材と可動咥え部材で差し刃もろともに咥え、次いで、差し刃が両回転胴の回転によって固定咥え部材と可動咥え部材との間をこじ開けるように作用しつつ固定咥え部材と可動咥え部材との間から抜かれる構造になっている上、咥える紙の重ね合わせられた枚数などで厚さが相違する場合が多い。
【0004】
したがって、咥える紙の厚さの相違に対応し、また差し刃が引き抜かれた際の差し刃の厚さ分の弛みを解消するために、咥え装置は、通常の場合、可動咥え部材の支持部などに、ばねなどの反発部材を介在させ、紙が抜け落ちないように固定咥え部材と可動咥え部材とで強く咥える構造になっている。
【0005】
しかしながら、折機の咥え装置では、紙を強く咥えた状態で、前記のように差し刃が固定咥え部材と可動咥え部材との間をこじ開けるように作用すると、差し刃と固定咥え部材との間に挟まれた紙が強く圧迫されつつ擦られ、接触している紙面間で互いの印刷画像が転写しあい、印刷品質を落し、商品価値を落している。
【0006】
そこで、差し刃が固定咥え部材と可動咥え部材との間をこじ開けるように作用しても、接触している紙面間で互いの印刷画像が転写しあうことがないようにした、例えば、実開昭60−193365号の全文明細書に示されるような咥え折装置が公知である。
【0007】
実開昭60−193365号の全文明細書には、折胴の差し刃と近接対向する位置にある咥え胴の外周面上の開口部で、回転方向の下流側先端に設けられた固定咥え部材と、前記開口部内で固定咥え部材と対向して、前記差し刃で差し込まれた紙を固定咥え部材との間に咥えるために、紙を咥える位置と、そうでない位置とに移動可能にした平板よりなる可動咥え部材と、可動咥え部材を貫通して固定咥え部材に対応して設けられ、差し刃で差し込まれた紙を固定咥え部材側へ押し付けるピンと、このピンに押付け力を伝達する板ばねと、ピンと対向する固定咥え部材面に設けられ、差し込まれた紙をピンとともに咥えるウレタン材とで構成する咥え手段及びピンに対向する位置が切り欠かれた差し刃が示されている。
【0008】
この公知技術では、折胴の外周面に案内された連続紙は、その先行側が折胴に設けられた保持機構で保持され、折胴の回転によって折胴の外周面に巻き付けられながら折胴の外周面に沿って案内され、次に、切断機構により予め定められた長さに切断される。
【0009】
更に被切断紙は、折胴の外周面に沿って案内され、適宜位置にて先行側が保持機構から解放されながら折胴に設けられた差し刃で咥え胴内に差し込まれる。この咥え胴内に差し込まれた差し刃及び紙は、差し刃と対向する咥え胴の開口部内で固定咥え部材及び可動咥え部材により咥えられる。
【0010】
このとき、実開昭60−193365号の全文明細書に示されるものでは、固定咥え部材と可動咥え部材とで差し刃及び差し刃の両側の紙を咥え、更に板ばねのたわみによる反発力により固定咥え部材側のウレタン材と可動咥え部材との間の紙だけをウレタン材とピンとで咥える。次に、差し刃が抜き出されるときに、差し刃で差し込まれた差し刃の両側に位置する紙の間に差し刃の厚さ分の空間ができるが、この空間は、可動咥え部材側に設けた反発部材の作用により閉じられ、完全に咥え胴の固定咥え部材と可動咥え部材に咥えられるとともに、板ばねの反発力で紙を押し付けているピンは、そのままウレタン材に紙を押し付けながら、被切断紙は、折胴の中心線と平行に折り畳まれる。
【0011】
他方、例えば特公平7−55761号公報に記載されるように、咥え折装置の咥え手段では、咥える紙の総厚さに対応して、咥え動作完了時の固定咥え部材と可動咥え部材との間隔を決定して設定し、固定咥え部材と可動咥え部材とが開いているときに両者の間に咥え折すべき紙の折り目となる位置を差し刃で突き入れ、咥え動作完了によって前記設定された固定咥え部材と可動咥え部材との間に、咥え折される紙と差し刃とを併せて咥え(挟み込み)、次いで、差し刃を引き抜き、前記設定された固定咥え部材と可動咥え部材との間隔でもって咥えるべき紙を咥えた状態で、咥え胴の回転によって咥えた紙を移動させる構成になっている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
前記した公知技術には、幾つかの解決すべき課題があった。すなわち、従来の技術の前者(実開昭60−193365号の全文明細書)に示されるものは、ピンと対向する固定咥え部材面に設けられたウレタン材の摩擦抵抗によりこの間に差し込まれる紙はしごかれ、また、こすられる。そのため、差し込まれる紙の表面が汚れるとともに、重なりあった紙が押し付けられることにより、それぞれ向かい合せの印刷面が写る、セットオフが生じ、紙面が汚れてしまう。
【0013】
また、前記従来の技術の前者及び後者(特公平7−55761号公報)の双方に示されたものは、固定咥え部材と可動咥え部材とは、紙を咥える際に、落とさないように紙だけを咥えるべく設定した間隔で対向する固定咥え部材と可動咥え部材との間に、差し込まれた紙とともに必ず差し刃を咥える。そのため、咥えられた紙に余分の咥え圧力が作用し、前記セットオフによる紙面の汚れを一層助長していた。
【0014】
更に、従来の技術の前者にあっては、ピンは板ばねにより押付け力が伝達されているので、紙を咥えていないときは、常に可動咥え部材の咥え側の面よりピンが突き出た状態にあるため、差し刃が突き出されて被切断紙を咥え胴の固定咥え部材と可動咥え部材との間に差し込むときに、紙が突き出たピンに接触し、紙表面に傷が生じたり破れたりする場合があった。また、ピンで被切断紙を咥える際に、押付け面積の狭いピンで咥えるので、このことによっても、紙表面に傷が生じる場合があった。
【0015】
この発明は、前記公知技術の有していたセットオフによる紙面の汚れ発生を抑制、防止するとともに、紙表面の損傷を生じることがない咥え折装置を提供することを目的とするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、この発明に係る咥え折装置は、鋸胴と折胴と咥え胴を平行に設け、鋸胴と折胴の間に連続紙を案内し、その先行端を折胴に設けた保持機構で保持して折胴の回転によって折胴の外周面に巻き付けつつ折胴の外周面に沿って案内し、鋸胴と折胴とに設けられた切断機構の共同作用によって予め定められた長さの被切断紙に切断し、更にこの被切断紙を折胴の外周面に沿って適宜位置まで案内し、被切断紙の先行側を保持機構から解放するとともに、この被切断紙の中間部を、折胴に設けた差し刃で咥え胴内に差し込み、この差し込まれた紙を、咥え胴内に設けた咥え手段で咥えることによって、前記被切断紙を折胴の中心線と平行に折畳む、輪転機の咥え折装置において、回転によって折胴の差し刃と近接対向する咥え胴の外周面に咥え胴の中心線と平行に設けた少なくとも1つの開口部と、開口部の咥え胴の中心線と平行な内壁の一方側にそってこの内壁面より突出し、紙幅方向に紙幅の両側を超えて設けた固定咥え部材と、咥え胴の中心線と平行に固定咥え部材と対向するように紙幅方向に紙幅の両側を超えて形成され、固定咥え部材に対して遠近移動可能に咥え胴内に設けた可動咥え部材と、を有するとともに、前記折胴に設けた差し刃は、折胴の中心線と平行かつ差し込み作用部が紙幅方向に紙幅の両側を超えて設けられるとともに、差し込み作用部は、紙の印刷領域と対応しないか、固定咥え部材と可動咥え部材との対向域に対応しないかの少なくともいずれか一方を満足する部分に差し込み作用部としての強度を維持できる厚さにした強度維持部が形成され、この強度維持部を除く部分を強度維持部より薄くした構成になっている。
【0017】
そしてこの咥折装置において、固定咥え部材が、または可動咥え部材が紙幅方向に断続状に設けられ、さらに、固定咥え部材が紙幅方向に断続状に設けられるとともに、可動咥え部材が紙幅方向に断続状に設けられ、そしてさらに、前記差し刃の差し込み作用部が、紙幅方向に断続状に設けられている。
【0018】
また、前記可動咥え部材は、咥え胴の中心線と平行に少なくとも部分的に固定咥え部材と対向するように紙幅方向に断続状に紙幅の両側を超えて配されており、また、前記折胴に設けた差し刃は、折胴の中心線と平行かつ差し込み作用部が紙幅方向に断続状に紙幅の両側を超えて設けられるとともに、少なくとも紙の印刷領域と対応する部分のみに配された各差し込み作用部が、固定咥え部材又は可動咥え部材のうちの少なくともいずれか一方の少なくとも一側を超えて設けられ、更に、両側の差し込み作用部を含む各差し込み作用部は、紙の印刷領域と対応しないか固定咥え部材と可動咥え部材との対向域に対応しないかの少なくともいずれか一方を満足する部分に差し込み作用部としての強度を維持できる厚さにした強度維持部が形成され、この強度維持部を除く部分を強度維持部より薄く形成されている。そして、この差し刃の差し込み作用部の強度維持部を除く部分の厚さが、0.1乃至0.3ミリメートルである。
【0019】
【作 用】
以上記載の構成によれば、輪転機の稼動にともなって、折部では、外周面を近接させて平行に設けられた鋸胴、折胴、咥え胴が、互いに対向する周面が同一の向きで一斉に回転する。そして、鋸胴と折胴の間に案内された連続紙の先行端を折胴に設けた保持機構で保持して折胴の回転によって折胴の外周面に巻き付けつつ折胴の外周面に沿って案内するとともに、鋸胴と折胴とに設けられた切断機構の共同作用にて予め定められた長さの被切断紙に切断する。更に、この被切断紙を折胴の回転によって折胴の外周面に沿って案内し、予め定められた適宜な回転位相となったとき、すなわち、折胴の差し刃が設けられた位置と咥え胴の外周面に設けられた溝の位置とが、両胴外周面の近接対向位置で対向する回転位相になったときに、被切断紙の先行側を保持機構から解放するとともに、この被切断紙の中間部を、折胴に設けた差し刃が咥え胴に向けて突き出し、咥え胴外周面の溝からこれの差し込み作用部を咥え胴内に差し込む。
【0020】
差し刃の差し込み作用部によって突き出され、差し込まれた被切断紙は、差し込み作用部の先端が接触した位置を折り目位置にして差し込み作用部を挟んで折り重ねられ、溝内に設けられた咥え手段、すなわち、咥えられる紙の総厚さに応じて予め定められた固定咥え部材と可動咥え部材との間に咥えられ(挟まれ)、折胴の中心線と平行に折畳まれる。
【0021】
この咥えに際し、被切断紙とともに固定咥え部材と可動咥え部材との予め定められた間に咥えられ(挟まれ)る差し刃の差し込み作用部は、少なくとも印刷領域に対応する部分では、強度維持部を除いたこの強度維持部より薄く形成された部分のみであり、咥えられた際に咥えられた紙に作用する押し圧力の増加を最小限に抑え得る。
【0022】
したがって、固定咥え部材と可動咥え部材との間に挟まれた被切断紙は、接触している紙面間で互いの印刷画像が転写しあうほど強く圧迫されることがない。そして、差し刃の差し込み作用部が固定咥え部材と可動咥え部材との間から抜き去られた後、被切断紙の咥えが著しくゆるむことがなく、したがって、この被切断紙が咥え手段から抜け落ちることがない。また、差し刃の差込み作用部に形成された強度維持部は、被切断紙の中間部を咥え胴内に差し込むときに、差し込み作用部に折れ、曲がり、座屈などの変形や損傷が生じるのを防止する。
【0023】
また、段差のない作用面を有する固定咥え部材及び可動咥え部材による咥え作用によって、折り目位置に形成される折線が真直ぐに形成され、折畳み姿が整然と形成される。
【0024】
固定咥え部材と可動咥え部材とに咥えられた被切断紙は、咥え胴の回転によって、中間部より先行側が折胴の回転する向きと逆に引き戻され、咥え胴の外周面上で、中間部より後行側の外側に重ね合わせられ、中間部で折り畳まれた状態で、咥え胴の回転に従って移動させられ、適宜の搬出手段に引渡され搬出される。
【0025】
【発明の実施の形態】
次に、この発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
図1は、この発明に係る咥え折装置の要部である可動咥え部材と固定咥え部材と差し刃の関係を、この咥え折装置で処理される被切断紙との位置関係とともに示した説明図、図2は、差し刃の概略形状を示す図1におけるA−A矢視図、図3は、咥え間隔をLと設定したときの可動咥え部材と固定咥え部材との関係を示す図6におけるB−B矢視断面図、図4は、図3に示す咥え間隔においてこの発明に係る差し刃によって被切断紙が差し込まれたときに、両者をともに咥えたときの可動咥え部材と固定咥え部材との関係を示す図6におけるB−B矢視断面図、図5は、図3に示す咥え間隔において差し刃の作用部がすべて強度維持部と同じ厚さに形成された差し刃によって被切断紙が差し込まれたときに、両者をともに咥えたときの可動咥え部材と固定咥え部材との関係を示す図6におけるB−B矢視断面図、図6は、この発明に係る咥え装置の一部断面展開図、図7は、図6におけるC矢視一部断面図、図8は、この発明に係る咥え装置が設けられる輪転機の折部の概略構成を示す説明図である。
【0026】
図8において、輪転機の咥え折装置Fは、対向するフレームFF、FF(一方は図示せず)間に互いに中心線を平行にして、鋸胴F1、折胴F2、咥え胴F3が設けられ、更に、咥え胴F3から放出される折り畳まれた被切断紙FSを受領羽根FAで受領し、搬出コンベヤFCに放出する羽根車F4が設けられる。
【0027】
輪転機の印刷装置(図示せず)で画像を印刷された連続紙Wは、ニッピングローラーFNによって鋸胴F1と折胴F2との間に向けて送り込まれる。輪転機が新聞印刷用であるときは、複数の印刷装置のそれぞれで印刷された複数の連続紙W、W、…が、画像印刷される部位(印刷領域)を積み重ね方向で略一致するように重ね合わせられた状態で、鋸胴F1と折胴F2との間に向けて送り込まれる。
【0028】
鋸胴F1と折胴F2との間に送り込まれた連続紙Wは、まず、折胴F2の軸方向にそって複数設けられた針21でその先行側の画像印刷されない部位FSN(図1参照)が保持されるとともに、両胴の外周面近接位置で、鋸胴F1の鋸刃11が折胴F2の鋸刃受け22へくい込むことによって前記針21による保持位置より若干先行する位置を切断されることが繰り返され、針21によって折胴F2の外周面に保持された被切断紙FSとされ、折胴F2の回転に従って移動させられる。
【0029】
そして、この被切断紙FSの中間部が折胴F2と咥え胴F3の外周面近傍位置に至り、折胴F2の差し刃23と咥え胴F3の咥え手段34とが前記折胴F2と咥え胴F3の外周面近接位置で相対すると、針21が折胴F2の外周面から折胴F2内に沈降して、被切断紙FSを放すとともに、差し刃23が被切断紙FSの中間部を咥え手段に向けて突き出す。差し刃23に突き出された被切断紙FSの中間部は、咥え胴F3の外周面近傍に咥え胴F3の中心線と平行に設けられた溝31内に、溝31の開口部30から差し入れられ、溝31内に設けられた、咥え手段34を構成する可動咥え部材32と固定咥え部材33とによって咥えられる。
【0030】
可動咥え部材32と固定咥え部材33とによって咥えられた被切断紙FSは、咥え胴F3の回転によって、中間部より先行側が折胴F2の回転する向きと逆に引き戻され、咥え胴F3の外周面上で、中間部より後行側の外側に重ね合わせられ、中間部で折り畳まれた状態で、咥え胴F3の回転に従って移動させられる。咥え胴F3の回転に従って移動させられた被切断紙FSは、その咥えられた中間部が羽根車F4の受領羽根FAと相対する位置の近傍で解放され、受領羽根FA間の受領スペースで受領され、羽根車F4の回転によって搬出コンベヤFC上に放出される。
【0031】
以上記載の輪転機の咥え折装置Fにおける咥え胴F3の咥え手段34を構成する固定咥え部材33及び可動咥え部材32並びに折胴F2の差し刃23は、図1乃至図7に示すように構成される。
【0032】
すなわち、咥え胴F3は、両側を形成する2組の側部材35a、35b及び36a、36bと、これら側部材35a、35b及び36a、36bのいずれかの組に両端を固定されて咥え胴F3の外周面を形成する、幾つかの外周面部材を有し、側部材35a、35b及び36a、36bの各組は、それぞれに固定された外周面部材(図示の実施の形態では外周面部材37、38のみを示す)とともに、同一の角変位中心周りに、互いに個別に角変位可能に設けられている。
【0033】
図6に示す側部材36a、36bにその両端側を取り付けられた外周面部材37は、咥え胴F3の中心線と平行な一側端が、溝31の開口部30の咥え胴F3の中心線と平行な一側部を形成しており、当該一側部にそって、固定咥え部材33が取り付けられている。
【0034】
溝31の内部には、内装されたトーションバー49によって、図7上で常時時計回りに角変位する向きの力を付与された角変位軸48が、前記側部材35a、35bに角変位可能に支持されており、角変位軸48の側部材35a、35b間には、後に説明するように、支持部材44を介して複数の可動咥え部材32が、前記固定咥え部材33と互いに対応するように設けられている。
【0035】
したがって、前記側部材35a、35b及び36a、36bの各組が同一角変位中心周りに角変位させられ適宜に固定されることによって、固定咥え部材33と可動咥え部材23との間隔を適宜に変更し、例えば図3に示すように、設定間隔Lに設定することが可能である。
【0036】
前記角変位軸48の側部材35aを貫通した軸端側には、図示しないカムに従って所定の変位が許容されるカムフォロアー43がアーム41、ピン42を介して取り付けられている。したがって、カムフォロアー43は、角変位軸48、アーム41、ピン42を介して作用するトーションバー49の回復力によって、カム面に押し付けられており、後に説明するように角変位軸48に取り付けられている可動咥え部材32は、角変位軸48を介して作用するトーションバー49の回復力によって、カムによって許容される範囲で、前記固定咥え部材33から遠ざけられている。
【0037】
角変位軸48には、前記側部材35a、35b間に、角変位軸48が貫通した状態で支持部材44が適宜の間隔で複数の軸受48aを介して角変位可能に取り付けられている。また、角変位軸48の外周面には、ばね受け部材45が固定されていて、このばね受け部材45と支持部材44との間で、かつ角変位軸48の中心線に対して固定咥え部材33から遠い位置に、支持部材44に対し、この支持部材44に固定した可動咥え部材32が固定咥え部材33側へ角変位する方向に力を付与する圧縮ばね46が装着されている。47はこの圧縮ばね46による支持部材44の角変位位相を制限するストッパーである。なお、角変位軸48に対する支持部材44の支持部は、ばね受け部材45を軸方向によけた部分に設けられている。したがって、図示しないカムに従ってカムフォロアー43の移動によって、角変位軸48がトーションバー49の回復力に抗して変位すると、可動咥え部材32の先端側(咥え作用部)は、固定咥え部材33の先端側(咥え作用部)に対して、予め定められたカムによる変位量だけ接近させられ、固定咥え部材33の先端側(咥え作用部)との間隔を、前記側部材35a、35b及び36a、36bの各組を角変位して設定した間隔に至らせる。
【0038】
そして、咥えられる被切断紙FSの厚さがこの接近させられたときの間隔より大きいときは、その大きい分に相当するだけ支持部材44が圧縮ばね46の反発力に抗して角変位し、被切断紙FSは、可動咥え部材42の咥え作用部と固定咥え部材43の咥え作用部とによって、圧縮ばね46の圧縮量に比例する反発力で咥えられる機構になっている。
【0039】
他方、折胴F2の差し刃23は、折胴F2の外周面から突出して被切断紙FSを咥え胴F3の溝31に差し込む、差し刃23の先端側である差し込み作用部23aが、図1、図2に示すように、被切断紙FSの紙幅WL方向の両側を超える範囲にわたって設けられ、かつ、折胴F2の外周面開口部(図示せず)を折胴F2の軸方向にそって断続的に覆うブリッジ部材(図示せず)を避けるべく、切り欠かれて断続状に形成されている。
【0040】
また、差し刃23は、前記断続状の差し込み作用部23aの、少なくとも紙の印刷領域FSPに対応する領域FSPaのみに設けられるものは、咥え手段34の固定咥え部材33と可動咥え部材32との対向域34aから外れた位置に配された部分を有しており、当該部分には、差し込み作用の際に折れ、曲がり、座屈などの変形や損傷が生じて不都合を生じないように、他部と比較して厚く(例えば0.5乃至2ミリメートル)形成した部分を、強度維持部23bとして備えている。
【0041】
また、紙の印刷領域FSPに対応する領域FSPaから部分的に外れた位置に配された部分を有する差し込み作用部23a′では、当該紙の印刷領域FSPに対応する領域FSPaから外れた位置に配された部分及び咥え手段34の固定咥え部材33と可動咥え部材32との対向域34aから外れた位置に配された部分の少なくとも一方に、前記同様に他部と比較して厚く形成した部分を、強度維持部23bとして備えている。そして、これら強度維持部23bを除く差し込み作用部23a、23a′は、薄板部23cとして薄く(例えば、前記強度維持部23bの厚さの1/5乃至3/20の0.1乃至0.3ミリメートル)形成されている。そしてこの差し刃23は、チタン合金等強度の高い金属板にて構成する。
【0042】
以上記載した咥え折装置Fの動作は次のとおりである。
【0043】
まず、輪転機の稼動に先立って、可動咥え部材32の咥え作用部と固定咥え部材33の咥え作用部の間隔を、設定間隔Lとして設定する。この際、設定間隔Lは、この間に咥え被切断紙FSが稼動中に脱落しないように、当該稼動の際に咥え折装置Fの咥え手段34が咥えて処理する被切断紙FSの厚さ(紙の厚さ×重なり枚数)に基づいて最小限に設定する。
【0044】
引き続いて行われる輪転機の稼動にともなって、咥え折装置Fでは、先に詳細に説明したように、外周面を近接させて平行に設けられた鋸胴F1、折胴F2、咥え胴F3が互いに対向する周面を同一の向きで変位させるよう一斉に回転し、それらの間に案内される連続紙Wを鋸胴F1の鋸刃11と折胴F2の鋸刃受け22の共同作用によって予め定められた長さの被切断紙FSに切断し、この被切断紙FSの中間部を、折胴F2の差し刃23が、近接位置で回転する咥え胴F3の外周面の溝31に設けられた咥え手段34の可動咥え部材32と固定咥え部材33の間に差し入れる。咥え手段34に差し入れられた被切断紙FSは、中間部を差し刃23の差し込み作用部23a、23a′とあわせて可動咥え部材32と固定咥え部材33に咥えられ、そこで折り曲げられる。
【0045】
すなわち、回転によって折胴F2の差し刃23と咥え胴F3の咥え手段34とが近接対向すると、折胴F2の差し刃23の差し込み作用部23a、23a′が、折胴F2の外周面の一部を軸方向に断続的に形成する前記図示しないブリッジ部材の間から突き出され、被切断紙FSの中間部を咥え胴F3の外周面の開口部30から溝31内の咥え手段34の可動咥え部材32と固定咥え部材33の間に差し入れる。このタイミングに合わせて、咥え手段34では、図6、図7に示すアーム41が、このアーム41にピン42を介して取り付けられたカムフォロアー43の、図示しないカムの形状にそった変位によって、図7において反時計回りに角変位させられ、この角変位によって角変位軸48がトーションバー49の回復力に抗して反時計回りに角変位させられる。すると、支持部材44に取り付けられた可動咥え部材32が、支持部材44、ばね受け部材45及び圧縮ばね46の共同作用によって角変位軸48とともに角変位させられて、図4に示すように、差し入れられた被切断紙FSの中間部を差し刃23の差し込み作用部23a、23a′とあわせて、固定咥え部材33の咥え作用部と自らの咥え作用部と間に挟む。このとき、挟まれるものの厚さが、予め設定された可動咥え部材32の咥え作用部と固定咥え部材33の咥え作用部との設定間隔Lより大きい分は、可動咥え部材32、支持部材44を介して圧縮ばね46を反発力に抗して圧縮して受け入れる。図5は、差し刃23の差し込み作用部が厚い場合で、この場合はこの差し刃23の厚さが大きい分だけ被切断紙FSに大きな圧縮力が作用してしまう。
【0046】
引き続いて、咥え折装置Fの稼動にしたがって折胴F2と咥え胴F3が回転し、折胴F2の差し刃23と咥え胴F3の咥え手段34とが、折胴F2と咥え胴F3の近接対向位置から互いに遠ざかるとともに、差し刃23が咥え胴F3の咥え手段34から引き抜かれ、咥え手段34の可動咥え部材32の咥え作用部と固定咥え部材33の咥え作用部とによって、被切断紙FSは、中央部がヘアピン状に曲った状態で咥えられる。なお、可動咥え部材32の咥え作用部と固定咥え部材33の咥え作用部との間の、差し刃23の差し込み作用部23aが引き抜かれて生じる間隙は、圧縮ばね46の反発力によって解消される。
【0047】
以上の動作説明で明らかなように、可動咥え部材32の咥え作用部と固定咥え部材33の咥え作用部とによって差し刃23の差し込み作用部23a、23a′とあわせて咥えられた被切断紙FSには、圧縮ばね46の、圧縮量に比例する反発力が作用する。したがって、咥えられる被切断紙FSには、差し刃23の差し込み作用部23a、23a′の厚さが厚い程大きな咥え力が作用する。
【0048】
しかし、ここで、図示のこの発明における実施の形態では、前記説明から明らかなように、被切断紙FSの印刷領域FSPに対応する印刷領域FSPaに配され、しかも固定咥え部材33と可動咥え部材32との対向域34aに配される部分を、すべて、差し込み作用をなすには強度維持部23bより薄い薄板部23cとし、差し込み作用時強度維持を、当該部分を除く部分に厚さを厚くして設けた強度維持部23bにゆだねた差し刃23の構成として、この薄板部23cを極めて薄くしたので、この部分では、咥え力に対する差し刃の影響をほとんど受けず大きな咥え力が作用しない。そして、咥えられる被切断紙FSは、被切断紙FSの画像印刷される部位である印刷領域FSPにおいては、差し刃23の差し込み作用部23a、23a′とあわせて咥え手段34に咥えられたときも、差し刃23のこの部分の厚さが小さいことにより、被切断紙FSが稼動中に咥え手段34から脱落しないための、必要最小限の咥え力を僅かに上回るだけの咥え力で咥えられるだけにすぎない。したがって、被切断紙FSの印刷領域FSPにおいては、接触している紙面間で互いの印刷画像が転写しあうほど強く圧迫されることがない。
【0049】
この実施の形態では、図1、図2に示すように、かつ前記説明したように、差し刃23の、紙の印刷領域FSPに対応する領域FSPaに対向する位置に設けられる差し込み作用部23a、及び前記印刷領域FSPに対応する領域FSPaから部分的に外れた位置に設けられる差し込み作用部23a′のそれぞれは、咥え手段34の固定咥え部材33と可動咥え部材32との対向域34aから外れた部分及び領域FSPaから外れた部分を、各差し込み作用部23a、23a′としての強度を維持するのに必要な厚さにした強度維持部23bとしたことにより、各差し込み作用部23a、23a′の他の部分、すなわち、印刷領域FSPに対応する領域FSPaに対向する部分にて固定咥え部材33と可動咥え部材32との対向域34aに配される部分である薄板部23cを極めて薄くすることができる。
【0050】
また、他の実施の形態として、折胴F2にブリッジ部材がなく、従って差し刃23が軸方向に連続的に形成される場合には、強度的に問題ない状態で、これの両側端部分を除く、印刷領域FSPに対応する領域FSPaに対向する全域において薄板状にしてもよい。
【0051】
また、可動咥え部材32の咥え作用部と固定咥え部材33の咥え作用部を、いずれもそれぞれ咥え胴F3の中心線と平行な一面上に設けたので、当該各咥え作用部に対応する極めて薄い薄板部23cである差し込み作用部23a、23a′の形状と相俟って、咥え手段34による咥えによって形成される折り目を真直ぐにきちんと形成することができる。
【0052】
図示の実施の形態では、折胴F2と咥え胴F3の間で、これらの胴が3分の1回転するたびに、以上記載の差し刃23の動作と咥え手段34の前記動作が繰り返され、中央部が咥え手段34に咥えられてその前後が咥え胴F3の外周面で重ね合わせられた被切断紙FSが、咥え胴F3の回転にしたがって移動する。
【0053】
そして、被切断紙FSを咥えた咥え手段34では、咥え胴F3が折胴F2と咥え胴F3の近接対向位置から略3分の2回転分だけ変位すると、ピン42を介して自らに取り付けられたカムフォロアー43とともに、アーム41が、角変位軸48を介したトーションバー49の回復力の作用によって、図示しないカムの形状にしたがって図7において時計回りに角変位し、可動咥え部材32の咥え作用部が固定咥え部材33の咥え作用部から遠ざかる。この動作によって、咥え手段34に咥えられていた被切断紙FSが解放される。解放された被切断紙FSは、中央部で折り曲げられた状態で、中央部側から羽根車F4の受領羽根FA間の受領スペースに落下し、そこに受け止められ、更に、羽根車F4の回転にしたがって搬出コンベヤFC上に達し、受領羽根FA間から図示しない適宜の手段で搬出コンベヤFCの搬送面に放出され、搬出コンベヤFCによって折機Fから搬出される。
【0054】
【発明の効果】
以上記載のとおりなので、この発明の実施により、折胴と咥え胴を有する折機において、咥えた被切断紙が稼働中に脱落しないように、咥えて処理する被切断紙の厚さに基づいて最小限に設定した間隔で被切断紙とあわせて咥え手段に咥えられる差し刃の差し込み作用部を、印刷領域に対向し、かつ固定咥え部材33と可動咥え部材32との対向域において極めて薄くすることができ、これにより、被切断紙の印刷領域において、接触している紙面間で生じていた互いの印刷画像の接触面への転写がなくなり、咥え折装置が折り出す折帳製品の印刷品質を良好に維持し、商品価値を良好に維持することが可能になった。
【0055】
また、それぞれ咥え胴の中心線と平行な一面上に咥え作用部を設けた可動咥え部材と固定咥え部材によって被切断紙を咥える構成なので、折帳製品の表面にしわや傷が生じるおそれが無く、更に、前記構成と差し刃の極めて薄い差し込み作用部の形状とが相俟って、咥えによって形成される折り目を真直ぐにきちんと形成することができ、折り姿の良好な品質の良い折帳製品の生産が可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る咥え折装置の要部である可動咥え部材と固定咥え部材と差し刃の関係を、この咥え折装置で処理される被切断紙との位置関係とともに示した説明図である。
【図2】差し刃の概略形状を示す図1におけるA−A矢視図である。
【図3】咥え間隔をLと設定したときの可動咥え部材と固定咥え部材との関係を示す図6におけるB−B矢視断面図である。
【図4】図3に示す咥え間隔においてこの発明に係る差し刃によって被切断紙が差し込まれたときに、両者をともに咥えたときの可動咥え部材と固定咥え部材との関係を示す図6におけるB−B矢視断面図である。
【図5】図3に示す咥え間隔において差し刃の作用部がすべて強度維持部と同じ厚さに形成された差し刃によって被切断紙が差し込まれたときに、両者をともに咥えたときの可動咥え部材と固定咥え部材との関係を示す図6におけるB−B矢視断面図である。
【図6】この発明に係る咥え装置の一部断面展開図である。
【図7】図6におけるC矢視一部断面図である。
【図8】この発明に係る咥え装置が設けられる輪転機の折部の概略構成を示す説明図である。
【符号の説明】
11…鋸刃、21…針、22…鋸刃受け、23…差し刃、
23a、23a′…差し込み作用部、23b…強度維持部、23c…薄板部、30…開口部、
31…溝、32…可動咥え部材、33…固定咥え部材、34…咥え手段、
34a…固定咥え部材と可動咥え部材との対向域、
35a、35b…側部材、36a、36b…側部材、37…外周面部材、
38…外周面部材、41…アーム、42…ピン、43…カムフォロアー、
44…支持部材、45…ばね受け部材、46…圧縮ばね、47…ストッパー、
48…角変位軸、49…トーションバー、
F…咥え折装置、F1…鋸胴、F2…折胴、F3…咥え胴、F4…羽根車、
FA…受領羽根、FC…搬出コンベヤ、FF…フレーム、
FN…ニッピングローラー、FS…被切断紙、FSF…画像印刷されない部位、
FSP…画像印刷される部位(印刷領域)、
FSPa…紙の印刷領域に対応する領域、
L…固定咥え部材と可動咥え部材との設定間隔、W…連続紙、
WL…被切断紙の紙幅

Claims (7)

  1. 鋸胴と折胴と咥え胴を平行に設け、鋸胴と折胴の間に連続紙を案内し、その先行端を折胴に設けた保持機構で保持して折胴の回転によって折胴の外周面に巻き付けつつ折胴の外周面に沿って案内し、鋸胴と折胴とに設けられた切断機構の共同作用によって予め定められた長さの被切断紙に切断し、更にこの被切断紙を折胴の外周面に沿って適宜位置まで案内し、被切断紙の先行側を保持機構から解放するとともに、この被切断紙の中間部を、折胴に設けた差し刃で咥え胴内に差し込み、この差し込まれた紙を、咥え胴内に設けた咥え手段で咥えることによって、前記被切断紙を折胴の中心線と平行に折畳む、輪転機の咥え折装置において、
    回転によって折胴の差し刃と近接対向する咥え胴の外周面に咥え胴の中心線と平行に設けた少なくとも1つの開口部と、
    開口部の咥え胴の中心線と平行な内壁の一方側にそってこの内壁面より突出し、紙幅方向に紙幅の両側を超えて設けた固定咥え部材と、
    咥え胴の中心線と平行に固定咥え部材と対向するように紙幅方向に紙幅の両側を超えて形成され、固定咥え部材に対して遠近移動可能に咥え胴内に設けた可動咥え部材と、
    を有するとともに、
    前記折胴に設けた差し刃は、折胴の中心線と平行かつ差し込み作用部が紙幅方向に紙幅の両側を超えて設けられるとともに、差し込み作用部は、紙の印刷領域と対応しないか、固定咥え部材と可動咥え部材との対向域に対応しないかの少なくともいずれか一方を満足する部分に差し込み作用部としての強度を維持できる厚さにした強度維持部が形成され、この強度維持部を除く部分を強度維持部より薄くした
    ことを特徴とする輪転機の咥え折装置。
  2. 固定咥え部材が紙幅方向に断続状に設けられた、請求項1に記載の輪転機の咥え折装置。
  3. 可動咥え部材が紙幅方向に断続状に設けられた、請求項1に記載の輪転機の咥え折装置。
  4. 固定咥え部材が紙幅方向に断続状に設けられるとともに、可動咥え部材が紙幅方向に断続状に設けられた、請求項1に記載の輪転機の咥え折装置。
  5. 差し刃の差し込み作用部が、紙幅方向に断続状に設けられた、請求項1に記載の輪転機の咥え折装置。
  6. 鋸胴と折胴と咥え胴を平行に設け、鋸胴と折胴の間に連続紙を案内し、その先行端を折胴に設けた保持機構で保持して折胴の回転によって折胴の外周面に巻き付けつつ折胴の外周面に沿って案内し、鋸胴と折胴とに設けられた切断機構の共同作用によって予め定められた長さの被切断紙に切断し、更にこの被切断紙を折胴の外周面に沿って適宜位置まで案内し、被切断紙の先行側を保持機構から解放するとともに、この被切断紙の中間部を、折胴に設けた差し刃で咥え胴内に差し込み、この差し込まれた紙を、咥え胴内に設けた咥え手段で咥えることによって、前記被切断紙を折胴の中心線と平行に折畳む、輪転機の咥え折装置において、
    回転によって折胴の差し刃と近接対向する咥え胴の外周面に咥え胴の中心線と平行に設けた少なくとも1つの開口部と、
    開口部の咥え胴の中心線と平行な内壁の一方側にそってこの内壁面より突出し、紙幅方向に断続状にかつ紙幅の両側を超えて設けた固定咥え部材と、
    咥え胴の中心線と平行に少なくとも部分的に固定咥え部材と対向するように紙幅方向に断続状に紙幅の両側を超えて配され、固定咥え部材に対して遠近移動可能に咥え胴内に設けられた可動咥え部材と、
    を有するとともに、
    前記折胴に設けた差し刃は、折胴の中心線と平行かつ差し込み作用部が紙幅方向に断続状に紙幅の両側を超えて設けられるとともに、少なくとも紙の印刷領域と対応する部分のみに配された各差し込み作用部が、固定咥え部材又は可動咥え部材のうちの少なくともいずれか一方の少なくとも一側を超えて設けられ、更に、両側の差し込み作用部を含む各差し込み作用部は、紙の印刷領域と対応しないか固定咥え部材と可動咥え部材との対向域に対応しないかの少なくともいずれか一方を満足する部分に差し込み作用部としての強度を維持できる厚さにした強度維持部が形成され、この強度維持部を除く部分を強度維持部より薄くした
    ことを特徴とする輪転機の咥え折装置。
  7. 差し刃の差し込み作用部の強度維持部を除く部分の厚さが、0.1乃至0.3ミリメートルである、請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の輪転機の咥え折装置。
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