JP2550776Y2 - 輪転印刷機の折機 - Google Patents

輪転印刷機の折機

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JP2550776Y2
JP2550776Y2 JP2045992U JP2045992U JP2550776Y2 JP 2550776 Y2 JP2550776 Y2 JP 2550776Y2 JP 2045992 U JP2045992 U JP 2045992U JP 2045992 U JP2045992 U JP 2045992U JP 2550776 Y2 JP2550776 Y2 JP 2550776Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は輪転印刷機に付設され印
刷後のウェブを所定の長さごとに断裁して折紙する折機
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ウェブ輪転印刷機には、印刷後に乾燥冷
却されたウェブを所定の長さごとに断裁したり、断裁さ
れたウェブを幅方向または長さ方向に折紙したりする折
機を備えている。この折機による折り方には、断裁前の
ウェブをフォーマで幅方向に半折するフォーマ折りや、
断裁後の折丁を折紙胴で長さ方向に半折する平行1回折
り、断裁後の折丁を折紙胴で長さ方向に4つ折する平行
2回折り、平行折りされた折丁をチョッパで平行折りと
直交方向へ半折するチョッパ折り等があり、これらの折
り方は、折丁の仕様にしたがい選択されて単独で用いら
れたり、このうちのいくつかが組合わされて用いられた
りする。
【0003】これら各種の折紙装置のうちの平行1回折
り装置は、互いに周面をほゞ対接させた断裁胴と折胴お
よびくわえ胴とを備えており、断裁胴の断裁刃で所定長
ごとに断裁されたウェブを、折胴の差込みナイフとくわ
え胴のくわえ板とで半折してチョッパ装置または排紙用
の羽根車へ送り込むように構成されている。また、チョ
ッパ折り装置は、上記くわえ胴から搬送ベルトで搬送さ
れてきた折丁を紙当てに当てて停止させ、停止した折丁
の中央部へ向って垂直姿勢で下降してくる板状のチョッ
パブレードで折丁を中央から折りながら下方のローラ間
へ押込むことにより半折するものである。
【0004】このチョッパ折りに際しては、折丁の搬送
速度が速いと、紙当てに当たったときに折丁が跳ね返る
ことがあって良好な折り精度が確保できなかったり、折
丁が傷付いて印刷物の品質を低下させたりするので、あ
る速度以上の高速化が不可能であり、上限速度が制約さ
れる。そこで従来、チョッパ装置を用いる場合には、止
むを得ず印刷装置および排紙装置を含めた印刷機全体の
速度を下げなければならず、これによって生産性がいち
じるしく低下するという問題がある。
【0005】そこで従来、平行折り装置の最終胴である
上記くわえ胴と、チョッパ装置への搬送径路との間に、
くわえ胴よりも周速の遅い減速胴を設けてくわえ胴のく
わえ板から減速胴の爪にくわえ替えられたのち排出され
る折丁の排出速度を遅くするとともに、この減速胴以降
の折丁搬送径路を2系列設けてくわえ胴から減速胴へく
わえ替えられる折丁を、減速胴とこれに対接する上下の
各渡し胴との間のくわえ替えを経て前記2系列の各折丁
搬送径路へ交互に送り込み、各折丁搬送径路内にそれぞ
れ設けたチョッパ装置で折丁を折って排出することによ
り良好な生産性を確保することが行われている。
【0006】ところがこの場合、くわえ胴と減速胴との
間に周速差があるからくわえ胴のくわえ板から減速胴の
爪へのくわえ替えができないので、従来、これを解決す
るためにくわえ胴と減速胴との回転食い込み部周面に近
接してくわえ胴の周面に対接する紙送りころを設け、ま
た、くわえ胴と減速胴との回転吐出部周面に近接して機
台側に支持された折丁ガイドと当てとを設けることが提
案されている。
【0007】こうすることにより、くわえ胴のくわえ板
が折丁をくわえから解放したのち、前記当てに当接して
減速胴の爪が折丁をくわえるまでの間に折丁ガイドに沿
って移動する折丁が無保持になるタイミングができるの
で、このタイミングの間に、前記紙送りころをくわえ胴
の周面に圧接させることにより、折丁は、紙送りころと
くわえ胴の周面との間で尻側を挟持されて送られ、くわ
え替えにより前記2径路へ交互に送り込まれる。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の装置においては、くわえ胴のくわえ板から減
速胴のくわえ板への折丁のくわえ替えに際し、折丁の先
端部が減速胴のくわえ板にくわえられるまで無保持であ
ることにより、紙質によっては前記送りころから当てま
での間で折丁が弛むので、当てに当たらないことがあ
り、また、くわえ胴のくわえ板でくわえられたときの曲
がり癖が伸ばされずに残って折丁がチョッパの当てに当
たらないことがある。この結果、減速胴と渡し胴との間
で行われる折丁の受渡し時やチョッパ折り時における折
丁の位置がばらついてチョッパ折り精度が低下するとい
う問題がある。さらに折丁ガイトを固定して設けたもの
においては、折丁が折丁ガイドに接触しながら搬送され
ることにより紙詰まりや傷が発生して損紙の発生量が増
えたり、印刷物の品質が低下したりするという問題があ
る。
【0009】本考案は以上のような点に鑑みなされたも
ので、くわえ胴とその下流側相手胴との間の折丁の受渡
しを、折丁を弛ませたり傷付けたりすることなく行うこ
とを可能にした輪転印刷機の折機を提供することを目的
としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために本考案では、くわえ部材を有するくわえ胴とこ
のくわえ胴よりも周速度が遅く前記くわえ部材との間で
折丁をくわえ替えるくわえ部材を有しくわえ胴の折丁搬
送下流側に位置してこれとほゞ対接する相手胴とを備え
た輪転印刷機の折機において、くわえ胴と相手胴との回
転吐出側に位置する案内部材を設け、この案内部材とく
わえ胴の周面とに添接する折丁案内ベルトを張架した。
【0011】
【作用】印刷後のウェブは乾燥,冷却されたのち折機に
導かれ、ニッピングローラ等を経て断裁胴と折胴との間
へ導かれる。このウェブは回転している断裁胴と折胴お
よびくわえ胴により断裁されて平行1回折りされ、くわ
え胴のくわえ板にくわえられてくわえ胴の周面に添接さ
れる。この折丁は、くわえ胴のくわえ部材から相手胴の
くわえ部材にくわえ替えられて両胴の間から吐出され、
相手胴に巻付けられたのち、渡し胴を経てチョッパ装置
へ搬送される。くわえ胴と相手胴との間における折丁の
受渡しに際し、くわえから解放された折丁は折丁案内ベ
ルトによって減速胴の周面に圧接されるので、確実に位
置決めされた状態で受渡されて搬送されるとともに、く
わえ板にくわえられていたときの曲がりが伸びて真っ直
ぐになる。
【0012】
【実施例】図1ないし図6は本考案に係る輪転印刷機の
折機の実施例を示し、図1は折機の胴配列図、図2はく
わえ胴と相手胴との概要構成図、図3ないし図6はくわ
え胴と相手胴との間における折丁のくわえ替え動作を説
明するために示す両胴対接部の正面図である。図におい
て、印刷後に乾燥,冷却されて折機の入紙部へ導かれた
ウェブ1の走行径路内には、上下2組のニッピングロー
ラ2,3が配設されており、これらニッピンクローラ
2,3間には、ウェブ1を折り易くするためのミシン目
を入れる横ミシン胴4が設けられている。
【0013】ニッピングローラ3を出たウェブ1の進行
方向には、全体を符号5で示す平行折り装置が配設され
ており、この平行折り装置5には、互いに対接して矢印
方向に回転駆動される断裁胴6と折胴7とが設けられて
いる。断裁胴6の外周部を円周方向に2等分する箇所に
は、ウェブ1を所定の寸法ごとに断裁して折胴7の下側
周面に添接させる断裁刃8が設けられており、また折胴
7の外周部を円周方向に2等分する箇所には、両胴6,
7の回転により断裁刃8と対向する断裁刃受け9と、軸
線方向に並列し図示しないカム機構などで折胴7の周面
から突出したり退去したりするように進退する複数個の
針10とが、互いに隣接して設けられている。こうする
ことにより、断裁刃8と断裁刃受け9とで断裁されたウ
ェブ1は折丁となり、カム機構などで胴周面から突出す
る針10によって断裁位置の近接箇所を保持され、折胴
7の下側周面に巻付けられるように構成されている。
【0014】さらに折胴7の外周部を円周方向に2等分
しかつ両方の針10の間を円周方向に2等分する箇所に
は、軸方向に並列する複数個を1組とする2列の差込ナ
イフ11が設けられている。12は折胴7に対接して矢
印方向に回転駆動されるくわえ胴であって、その外周部
を円周方向に2等分する箇所には、両胴7,12の回転
により差込ナイフ11と対向する複数個のくわえ部材と
してのくわえ板13が軸線方向に並列して配設されてお
り、針10に保持されて折胴7の周面に巻付けられた折
丁は、その長さ方向の中央部が両胴7,12の対接部に
きたときに差込みナイフ11でこの中央部をくわえ板1
3に押込んでくわえさせることにより半折されてくわえ
胴12の上側周面に巻付けられるように構成されてい
る。
【0015】くわえ胴12には、そのほゞ1.5倍の径
を有する相手胴としての減速胴14が互いの周面との間
にわずかなすき間を設けてほゞ対接されており、この減
速胴14の外周部を円周方向に2等分する箇所には、減
速胴14の軸線方向に並列するくわえ部材としての複数
個のくわえ板15が両胴12,14の回転によりくわえ
板13と対向する位置に配設されている。こうすること
により半折された折丁がくわえ板13からくわえ板15
にくわえ替えられるように構成されている。
【0016】そこで、このくわえ替え部の構成を、図
2,図3を用いてさらに詳しく説明する。減速胴14は
その周速度がくわえ胴12の周速度よりも遅くなるよう
に回転駆動されており、また、この減速胴14とくわえ
胴12との回転食い込み部周面近傍には、くわえ胴12
の周面に圧接される大径部と、くわえ胴12の周面に接
触しない小径部とからなる紙送りころ16が設けられて
いる。そして、紙送りころ16は図示しない駆動装置に
より所定のタイミングで回転駆動されるように構成され
ている。
【0017】また図3において、くわえ胴12に設けら
れた前記くわえ板13は、胴周切欠き12a内のくわえ
板軸17上に並列して固定された複数個のくわえ板本体
18と、切欠き12aの壁面外端部に固定されたくわえ
台19とで形成されており、図示しないカム機構等でく
わえ板軸17を回動させることにより、くわえ板本体1
8が開閉してくわえ台19との間で折丁20をくわえた
り、くわえから解放したりするように構成されている。
【0018】また前記くわえ板15は、胴周切欠き14
a内のくわえ板軸21上に並列して固定された複数個の
くわえ板本体22と、切欠き14aの壁面外端部に固定
されたくわえ台23と、このくわえ台23に固定されて
外方へ突出する当て24とで形成されており、図示しな
いカム機構等でくわえ板軸21を回動させることによ
り、くわえ板本体22が開閉してくわえ台23との間で
折丁20をくわえたり、くわえから解放したりするよう
に構成されている。
【0019】さらに、くわえ胴12と減速胴14との回
転吐出側であるくわえ胴12下方には、くわえ胴12と
平行状態の軸芯を備えた案内部材としての複数個のベル
トローラ25,26,27が、左右のフレーム側に両端
部を回転自在に軸支されて架設されており、これらのベ
ルトローラ25,26,27とくわえ胴12との間に
は、くわえ胴12の上側周面に添接する複数条の折丁案
内ベルト28が、くわえ胴12の軸方向に並列して張架
されている。こうすることにより、両胴12,14から
吐出される折丁20が、折丁案内ベルト28に添接して
吐出されるように構成されている。
【0020】29は減速胴14に対接してその上方に配
設された上部渡し胴であって、その外周部を円周方向に
2等分する位置には、爪と爪台とからなり軸線方向に並
列する複数個のくわえ爪30が両胴14,29の回転に
より前記くわえ板15と対向するように配設されてい
る。また、31は減速胴14に対接してその斜め下方に
配設された下部渡し胴であって、その外周部を円周方向
に2等分する位置には、爪と爪台とを備え軸線方向に並
列する複数個のくわえ爪32が配設されており、このく
わえ爪32は、両胴14,31の回転により、前記くわ
え板15と円周方向へ90°位相を違えて設けたくわえ
板本体とくわえ台とからなるくわえ板33と対向するよ
うに配設されている。
【0021】さらに上下の渡し胴29,31には、複数
条の搬送ベルト34,38がくわえ爪30,32と軸線
方向へ位相を違えてそれぞれ張架されていて、各搬送ベ
ルト34,38の走行径路内には、チョッパ37,41
を備えたチョッパ装置35,39が配設されており、く
わえ板15,33とくわえ爪30,32との開閉タイミ
ングを制御することにより、折丁20が上下のチョッパ
装置35,39へ交互に供給されるように構成されてい
る。
【0022】以上のように構成された輪転印刷機の折機
の動作を説明する。印刷後に乾燥,冷却されたウェブ1
は折機の入紙部へ向って走行し、フォーマで紙幅方向へ
半折されるか、あるいは折られずに通過してニッピング
ローラ2へ導かれたのち、横ミシン胴4とニッピングロ
ーラ3を経て平行折り装置5の断裁胴6と折胴7との間
へ導かれる。このウェブ1は、断裁刃8と断裁刃受け9
とで所定の長さごとに断裁されると同時に、断裁された
折丁20は、カム機構等で胴周面から突出する針10で
断裁部隣接箇所を保持されて折胴7の下側周面に巻付け
られる。
【0023】折丁20を保持した針10は、折胴7とく
わえ胴12との回転により、これら両胴7,12の対接
点を通り越し、折丁20の長さ方向中央部が両胴7,1
2の対接点に達したときに差込みナイフ11とくわえ板
13とが対向して差込みナイフ11が半径方向に前進す
るので、折丁20の中央部がくわえ板13に押込まれて
半折される。くわえ胴12が回転すると、半折された折
丁20は、カム機構等により折胴7の周面から胴芯方向
へ退去する針10の保持から解放されたのち引っ張られ
てくわえ胴12の上側周面に巻付けられる。このとき、
紙送りころ16は小径部をくわえ胴12の周面に対向さ
せているので、折丁20の搬送を妨げない。
【0024】さらに両胴12,14が回転して図3に示
すように、折丁20をくわえ板本体18とくわえ台19
とでくわえるくわえ板13が、両胴12,14の中心を
結ぶ線Lの手前に達したのち、図4に示す状態以降にお
いては、くわえ板13のくわえ板本体18がくわえ台1
9に対して開き、折丁20をくわえから解放する。また
図4において、折丁20は折丁案内ベルト28に接触し
始め、図4に示す状態から図5に示す状態になる過程に
おいて折丁20の先端がくわえ胴12の胴周切欠き12
a内から押し出されるとともに、くわえ板13にくわえ
られていたときの曲がりが伸びて真っ直ぐになる。
【0025】この状態からさらに両胴12,14が回転
すると、減速胴14の周速がくわえ胴12の周速よりも
遅いことにより、くわえ板13がくわえ板15に追い付
くとともに、くわえ板本体18がくわえ台19に対して
開く。また、図5に示すように折丁20は折丁案内ベル
ト28によって減速胴14の周面に圧接され、これによ
ってくわえ板13にくわえられていたときの折丁20の
曲がりがさらに伸ばされて真っ直ぐになる。このよう
に、折丁20は、折丁案内ベルト28によって案内され
るが、このとき紙送りころ16が回動してその大径部が
折丁20の後半部を折丁案内ベルト28のくわえ胴12
への添接部に圧接させて送るので、折丁20は、くわえ
板本体22とくわえ台23との間に突っ込まれてその先
端が当て24に当接し、このあとくわえ板15のくわえ
板本体22がくわえ台23に対して閉じるので、折丁2
0はこの閉じたくわえ面にくわえられ、減速胴14の周
面に巻付けられて搬送される。
【0026】次いで図6に示すように、折丁20をくわ
えたくわえ板15が減速胴14の回転により折丁搬送ベ
ルト28から離れて行き、折丁20は、その後半部を折
丁搬送ベルト28により減速胴14に圧接されて案内さ
れる。そしてこの折丁20はくわえ爪30が真上へきた
ときに開くことによりくわえから解放されて搬送ベルト
34で搬送され、上部チョッパ装置35の当て36に当
接することにより停止したのち、チョッパ37の下降に
よりチョッパ折りされる。
【0027】次の折丁20はくわえ胴12のくわえ板1
3から減速胴14のくわえ板33にくわえ替えられたの
ち、下部渡し胴31のくわえ爪32にくわえ替えられ、
この折丁20は、くわえ爪32が真上へきたときに開く
ことによりくわえから解放されて搬送ベルト38で搬送
され、下部チョッパ装置39の当て40に当接すること
により停止したのち、チョッパ41の下降によりチョッ
パ折りされる。
【0028】このあと、折丁20は上部のチョッパ装置
35と下部のチョッパ装置39とへ交互に搬送されてチ
ョッパ折りされる。この場合、チョッパ装置35,39
への供給速度は減速胴14によって減速されており、ま
た折丁20の供給間隔は、上下のチョッパ装置35,3
9へ交互に供給されることにより拡がっているので、印
刷速度が高速であってもチョッパ装置35,39におい
て当て36,40への高速衝突により折丁20に傷が発
生したり折丁20が詰まったりするというようなことが
ない。
【0029】なお、折丁搬送ベルト28が添接されたベ
ルトローラ25を図3の上下方向や左右方向に移動調節
可能にすれば、ウェブ1の材質や厚さに適切に対応する
ことができ、さらに効果的である。また、本実施例では
ベルトローラを符号25,26,27で示すように3個
設けた例を示したが、その数を限定するものでなく、減
速胴14側のベルトローラ25の位置が適切であれば、
ベルトローラの数は何個でもよい。さらに、本実施例で
は折丁搬送ベルト28を添接させる案内部材としてベル
トローラ25を例示したが、軸上に複数個のプーリを並
設したものでもよく、また、ステー上に複数個のアーム
を並設して各アームの遊端部にプーリを枢着したものな
どでもよい。
【0030】
【考案の効果】以上の説明により明らかなように本考案
によれば、くわえ部材を有するくわえ胴とこのくわえ胴
よりも周速度が遅く前記くわえ部材との間で折丁をくわ
え替えるくわえ部材を有しくわえ胴の折丁搬送下流側に
位置してこれとほゞ対接する相手胴とを備えた輪転印刷
機の折機において、くわえ胴と相手胴との回転吐出側に
位置する案内部材を設け、この案内部材とくわえ胴の周
面とに添接する折丁案内ベルトを張架したことにより、
くわえ胴のくわえ部材から相手胴のくわえ部材にくわえ
替えられて相手胴の周面に巻付けられる折丁は、折丁案
内ベルトによってくわえによる先端の曲がりを伸ばされ
ながら弛むことなく相手胴に導かれて位置決めされ、く
わえ胴と相手胴との間の折丁の受渡しが、紙質に左右さ
れることなく確実に行われるので、チョッパ折り工程で
の折り精度が向上し、印刷物の品質が向上するととも
に、受渡し時における折丁の詰まりやこすれ傷の発生が
なくなり、印刷物の品質がさらに向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】折機の胴配列図である。
【図2】くわえ胴と相手胴との概要構成図である。
【図3】くわえ胴と相手胴との間における折丁のくわえ
替え動作を説明するために示す両胴対接部の正面図であ
る。
【図4】くわえ胴と相手胴との間における折丁のくわえ
替え動作を説明するために示す両胴対接部の正面図であ
る。
【図5】くわえ胴と相手胴との間における折丁のくわえ
替え動作を説明するために示す両胴対接部の正面図であ
る。
【図6】くわえ胴と相手胴との間における折丁のくわえ
替え動作を説明するために示す両胴対接部の正面図であ
る。
【符号の説明】
13 くわえ板 14 減速胴 15 くわえ板 18 くわえ板本体 19 くわえ台 20 折丁 22 くわえ板本体 23 くわえ台 24 当て 25 ベルトローラ 26 ベルトローラ 27 ベルトローラ 28 折丁搬送ベルト

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 くわえ部材を有するくわえ胴とこのくわ
    え胴よりも周速度が遅く前記くわえ部材との間で折丁を
    くわえ替えるくわえ部材を有し前記くわえ胴の折丁搬送
    下流側に位置してこれとほゞ対接する相手胴とを備えた
    輪転印刷機の折機において、前記くわえ胴と相手胴との
    回転吐出側に位置する案内部材を設けてこの案内部材と
    前記くわえ胴の周面とに添接する折丁案内ベルトを張架
    したことを特徴とする輪転印刷機の折機。
JP2045992U 1992-03-05 1992-03-05 輪転印刷機の折機 Expired - Lifetime JP2550776Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1491479A1 (en) 2003-06-27 2004-12-29 Komori Corporation Parallel folding apparatus of folding machine

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EP1491479A1 (en) 2003-06-27 2004-12-29 Komori Corporation Parallel folding apparatus of folding machine

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