JP6447222B2 - 取引システム、情報処理端末、及びプログラム - Google Patents

取引システム、情報処理端末、及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6447222B2
JP6447222B2 JP2015031298A JP2015031298A JP6447222B2 JP 6447222 B2 JP6447222 B2 JP 6447222B2 JP 2015031298 A JP2015031298 A JP 2015031298A JP 2015031298 A JP2015031298 A JP 2015031298A JP 6447222 B2 JP6447222 B2 JP 6447222B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transaction
input
unit
area
customer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015031298A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016153936A (ja
Inventor
博之 ▲吉▼岡
博之 ▲吉▼岡
直樹 梶谷
直樹 梶谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP2015031298A priority Critical patent/JP6447222B2/ja
Publication of JP2016153936A publication Critical patent/JP2016153936A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6447222B2 publication Critical patent/JP6447222B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)

Description

本発明は、取引システム、情報処理端末、及びプログラムに関する。
従来、金融機関では、例えば伝票などの帳票の記載欄に記載された内容に基づいて、当該帳票に関する取引が行われている。
また、処理対象の情報を含むバーコードを帳票に印刷しておき、そして、処理時にバーコードを読み取ることにより、帳票の処理を容易にする技術が各種提案されている(例えば、特許文献1〜特許文献3参照)。
また、特許文献4には、取引金額に応じて、帳票に印字する文言を変化させる技術が記載されている。
また、取引金額を指定する際の利便性を向上させるための技術も各種提案されている。例えば、特許文献5および特許文献6には、取引金額を顧客が直接入力するか、または口座残高の全額とするかを顧客が選択可能な技術が記載されている。また、特許文献7には、顧客により入力された取引金額と、自動取引装置に実際に投入された金額とが異なる場合に、いずれの金額を取引金額に決定するかを顧客に選択させる技術が記載されている。
特開平9−73501号公報 特開平11−301126号公報 特開2000−89900号公報 特開平8−55157号公報 特開平5−182046号公報 特開平8−16890号公報 特開平7−244770号公報
ところで、取引に用いられる既存の帳票の中には、帳票の表面および裏面に異なる記載欄が印刷されている場合がある。しかしながら、このような帳票では、帳票の記載欄をユーザが確認し辛い。例えば、帳票の表面の記載欄および裏面の記載欄をユーザが同時に確認する際には、ユーザは帳票を裏返して確認しなければならない。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、両面に記載欄が印刷された他の帳票と記載欄のレイアウトが同じであり、かつ、記載欄をユーザがより確認しやすい帳票を生成することが可能な、新規かつ改良された取引システム、情報処理端末、及びプログラムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、顧客により入力された取引情報を含む二次元コードと、第1の帳票の表面と同じレイアウトの第1の記載欄と、前記第1の帳票の表面に含まれる認証印字欄と同じレイアウトの認証印字欄とを含む第1の領域、および前記第1の帳票の裏面と同じレイアウトの第2の記載欄を含む第2の領域を含む第2の帳票を印刷する印刷部と、前記第2の帳票の二次元コードを読み取る二次元コード読取部と、前記二次元コードの読み取り結果に基づいて、取引を実行する取引実行部と、前記第2の帳票の前記認証印字欄の内部において、前記第1の帳票の上端から認証印字がなされる位置までの距離と等しい距離だけ前記第2の帳票の上端から離れた位置に前記取引の実行結果を示す認証印字を行う印字部と、を備え、前記第2の帳票は、前記第1の帳票の2倍以上の大きさであり、前記第1の領域は、前記第2の帳票の上半分に配置され、前記第2の領域は、前記第2の帳票の下半分に配置される、取引システムが提供される。
前記第1の領域は、前記第1の帳票の表面に含まれる認証印字欄と同じレイアウトの認証印字欄をさらに含み、前記印字部は、前記認証印字欄の内部に前記認証印字を行ってもよい。
前記第1の領域において、前記二次元コードは、前記認証印字欄の左の位置に配置されてもよい。
前記第1の領域は、顧客が記載する必要のある項目を示す記載項目名をさらに含み、前記印刷部は、前記取引情報に含まれる取引金額が所定の金額以上である場合には、前記取引金額が前記所定の金額未満である場合の記載項目名よりも多くの種類の記載項目名を前記第1の領域に印刷してもよい。
前記取引システムは、前記取引情報を入力するための取引情報入力画面を表示する表示部をさらに備え、前記取引情報入力画面は、取引金額を指定しないことを選択するための選択ボタンを含んでもよい。
前記取引システムは、前記第1の帳票を読み取る読取部をさらに備え、前記取引実行部は、さらに、前記第1の帳票の読み取り結果に基づいて、取引を実行してもよい。
前記第1の記載欄は、顧客が記載するための記載欄であり、前記第2の記載欄は、金融機関の担当者が記載するための記載欄であってもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、顧客による取引情報の入力を受け付ける入力部と、入力された取引情報を含む二次元コードと、第1の帳票の表面と同じレイアウトの第1の記載欄と、前記第1の帳票の表面に含まれる認証印字欄と同じレイアウトの認証印字欄とを含む第1の領域、および前記第1の帳票の裏面と同じレイアウトの第2の記載欄を含む第2の領域を含む第2の帳票を印刷する印刷部と、を備え、前記第2の帳票は、前記第1の帳票の2倍以上の大きさであり、前記第1の領域は、前記第2の帳票の上半分に配置され、前記第2の領域は、前記第2の帳票の下半分に配置される、情報処理端末が提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、コンピュータを、顧客による取引情報の入力を受け付ける入力部と、入力された取引情報を含む二次元コードと、第1の帳票の表面と同じレイアウトの第1の記載欄と、前記第1の帳票の表面に含まれる認証印字欄と同じレイアウトの認証印字欄とを含む第1の領域、および前記第1の帳票の裏面と同じレイアウトの第2の記載欄を含む第2の領域を含む第2の帳票を印刷する印刷部、として機能させるための、プログラムであって、前記第2の帳票は、前記第1の帳票の2倍以上の大きさであり、前記第1の領域は、前記第2の帳票の上半分に配置され、前記第2の領域は、前記第2の帳票の下半分に配置される、プログラムが提供される。
以上説明したように本発明によれば、両面に記載欄が印刷された他の帳票と記載欄のレイアウトが同じであり、かつ、記載欄をユーザがより確認しやすい帳票を生成することができる。
本実施形態による取引システムの構成例を示した説明図である。 同実施形態による電子記帳台4の外観を示した説明図である。 従来の伝票の構成例を示した説明図である。 従来の伝票における氏名記載欄への記載例を示した説明図である。 本実施形態によるタブレット端末10の構成を示した機能ブロック図である。 タブレット端末10による帳票イメージの生成例を示した説明図である。 帳票イメージにおける記載指示文言の追加例を示した説明図である。 同実施形態による営業店端末30の構成を示した機能ブロック図である。 営業店端末30による帳票に対する印字例を示した説明図である。 同実施形態の入力画面例1によるメニュー画面の表示例を示した説明図である。 入力画面例1による預金科目選択画面の表示例を示した説明図である。 入力画面例1による口座番号入力画面の表示例を示した説明図である。 入力画面例1による引出金額入力画面の表示例を示した説明図である。 入力画面例1による金種別枚数・金額入力画面の表示例を示した説明図である。 金種別枚数・金額入力画面における差額チェックエラー表示の表示例を示した説明図である。 入力画面例1による入力内容確認画面の表示例を示した説明図である。 入力画面例1による印刷完了画面の表示例を示した説明図である。 同実施形態の入力画面例2による預金科目選択画面の表示例を示した説明図である。 入力画面例2による口座番号入力画面の表示例を示した説明図である。 入力画面例2による預入金額入力画面の表示例を示した説明図である。 入力画面例2による入力内容確認画面の表示例を示した説明図である。 入力画面例2による印刷完了画面の表示例を示した説明図である。 同実施形態による、電子記帳台4における動作例を示したシーケンス図である。 同実施形態による、窓口6における動作例を示したシーケンス図である。 同実施形態によるタブレット端末10のハードウェア構成を示した説明図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素を、同一の符号の後に異なるアルファベットを付して区別する場合もある。例えば、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成を、必要に応じて電子記帳台4aおよび電子記帳台4bのように区別する。ただし、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素の各々を特に区別する必要がない場合、同一符号のみを付する。例えば、電子記帳台4aおよび電子記帳台4bを特に区別する必要が無い場合には、単に電子記帳台4と称する。
また、以下に示す項目順序に従って当該「発明を実施するための形態」を説明する。
1.取引システムの基本構成
2.実施形態の詳細な説明
2−1.構成
2−2.入力画面例
2−3.動作
2−4.効果
3.ハードウェア構成
4.変形例
<<1.取引システムの基本構成>>
<1−1.基本構成>
本発明は、一例として「2.実施形態の詳細な説明」において詳細に説明するように、多様な形態で実施され得る。最初に、本実施形態による取引システムの基本構成について、図1を参照して説明する。
図1に示したように、本実施形態による取引システムは、電子記帳台4、営業店端末30、ホスト32、および専用網34を含む。
[1−1−1.電子記帳台4]
電子記帳台4は、顧客が取引情報を入力し、そして、入力された取引情報を含む帳票を印刷するための台である。この電子記帳台4は、営業店2内に例えば複数台設置されている。図2は、電子記帳台4の外観を示した説明図である。図2に示したように、電子記帳台4には、タブレット端末10、およびプリンタ20が設置されている。
(1−1−1−1.タブレット端末10)
タブレット端末10は、タッチパネルを備えたディスプレイを有する携帯型のコンピュータである。このタブレット端末10は、顧客が取引情報を入力するための入力画面を表示する。また、タブレット端末10は、例えば無線通信により、プリンタ20との間で情報の送受信を行うことが可能である。
(1−1−1−2.プリンタ20)
プリンタ20は、例えばインクやトナーなどを用いて、文字や画像を紙媒体に対して印刷する装置である。例えば、プリンタ20は、タブレット端末10から画像データを受信した場合に、受信した画像データを紙媒体に印刷する。
[1−1−2.営業店端末30]
営業店端末30は、営業店2の窓口6に設置されている端末である。この営業店端末30は、例えば来店した顧客により依頼される各種の手続を処理するために、窓口のテラーにより利用される。例えば、テラーは、営業店端末30を操作して、顧客が記入した各種の申込書をスキャンしたり、申込書に記載された内容のデータ入力などを行う。
また、営業店端末30は、例えば専用網34などを介して、ホスト32との間で情報の送受信を行うことが可能である。例えば、営業店端末30は、入力された取引情報に基づいた取引の実行要求をホスト32へ送信する。
[1−1−3.ホスト32]
ホスト32は、入出金や振込などの各種の金銭取引(勘定の取引処理)を処理するための装置である。また、ホスト32は、例えば口座情報などの顧客情報を管理する。
[1−1−4.専用網34]
専用網34は、金融機関内の情報の送受信に利用されるネットワークである。専用網34は、例えばIP−VPN(Internet Protocol−Virtual Private Network)などの専用回線網により構成される。
<1−2.課題の整理>
[1−2−1.課題1]
以上、本実施形態による取引システムの構成について説明した。ところで、従来、営業店2の窓口6では、例えば入金伝票や出金伝票などの各種の伝票が取り扱われている。通常、これらの伝票にはA5サイズの用紙が用いられており、かつ、両面に記載欄が印刷されている。図3は、従来の伝票(以下、旧伝票とも称する)の構成例(旧伝票40)を示した説明図である。なお、旧伝票は、本発明における第1の帳票の一例である。
図3の左図に示したように、旧伝票の表面40aは、例えば口座番号記載欄402aや取引金額記載欄402bなど、取引のために必要な項目の内容を顧客が記載するための複数の顧客用記載欄402を含む。なお、複数の顧客用記載欄402は、本発明における第1の記載欄の一例である。
また、旧伝票の表面40aは、認証印字欄400を含む。この認証印字欄400は、旧伝票に基づいた取引がホスト32により実行された後に、取引の実行結果を示す認証印字が営業店端末30により印字される欄である。なお、認証印字欄400に印字された認証印字の内容は、後に、金融機関の担当者により、複数の顧客用記載欄402に記載された内容と照合され、項目ごとに両者の内容が一致しているか否かが確認される。
また、図3の右図に示したように、旧伝票の裏面40bは、例えば、金融機関の担当者が、取引時に確認が必要な項目の確認結果を記載するための担当者用記載欄を含む。なお、担当者用記載欄は、本発明における第2の記載欄の一例である。
上述したように、旧伝票40は、一枚の用紙の表面および裏面に異なる記載欄が印刷される。このため、テラーは、旧伝票40の表面の記載欄および裏面の記載欄を同時に確認する際には、旧伝票40を裏返して内容を確認する必要があり、不便である。
また、旧伝票40では、両面印刷が必要となるので、通常、専用の印刷装置により専用の用紙に対して印刷が行われる。このため、金融機関にとって、伝票の印刷のコストが高い。また、営業店2内で伝票不足が発生することを防止するために、伝票を随時補充しておく手間も必要となる。
[1−2−2.課題2]
また、別の課題として、以下の内容が挙げられる。金融機関によっては、例えば取引金額などの条件によって、金融機関のリスクが異なる等の理由により、顧客が伝票に記載する必要がある項目が異なるように定められている場合がある。
ここで、図4を参照して、上記の内容についてより詳細に説明する。図4は、取引金額が「100万円」以上であるか否かによって、旧伝票40の氏名記載欄402cに顧客が記載する必要がある項目の数が異なる例を示した説明図である。図4の左図に示したように、取引金額が「100万円」未満である場合には、顧客は「氏名」のみを氏名記載欄402cに記載することが定められている。一方、図4の右図に示したように、取引金額が「100万円」以上である場合には、顧客は、「住所」、「電話番号」、および「氏名」を氏名記載欄402cに記載することが定められている。
しかしながら、旧伝票では、上記のように定められている場合であっても、取引の内容によらずに、同じ内容が印刷される。例えば、図4に示した例では、取引金額が「100万円」以上である場合であっても、例えば「住所」および「電話番号」の記載を指示する文言が、旧伝票40に印刷されない。このため、「住所」および「電話番号」の記入漏れなど、記入ミスが発生する恐れがある。
そこで、上記事情を一着眼点にして、本実施形態によるタブレット端末10、および営業店端末30を創作するに至った。タブレット端末10は、顧客により入力された取引情報、旧伝票の表面と同じレイアウトの記載欄、および、旧伝票の裏面と同じレイアウトの記載欄を片面に含む新伝票をプリンタ20に印刷させることが可能である。また、営業店端末30は、印刷された新伝票に基づいて、顧客により入力された取引情報に応じた取引を実行させることが可能である。なお、新伝票は、本発明における第2の帳票の一例である。
<<2.実施形態の詳細な説明>>
<2−1.構成>
[2−1−1.タブレット端末10]
次に、本実施形態による構成について詳細に説明する。図5は、本実施形態によるタブレット端末10の構成を示した機能ブロック図である。図5に示したように、タブレット端末10は、制御部100、通信部120、および、操作表示部122を有する。
(2−1−1−1.制御部100)
制御部100は、タブレット端末10に内蔵される、後述するCPU(Central Processing Unit)150、RAM(Random Access Memory)154などのハードウェアを用いて、タブレット端末10の動作を全般的に制御する。また、図5に示したように、制御部100は、表示制御部102、取引情報取得部104、帳票生成部106、および、送信制御部108を有する。
(2−1−1−2.表示制御部102)
表示制御部102は、取引情報を入力するための各種の入力画面を操作表示部122に表示させる。なお、入力画面の具体的な内容については後述する。
(2−1−1−3.取引情報取得部104)
取引情報取得部104は、操作表示部122に表示された各種の入力画面に対して顧客により入力された取引情報を取得する。ここで、取引情報は、例えば取引種別、口座番号、および、取引金額などを含む。
(2−1−1−4.帳票生成部106)
‐生成例1‐
帳票生成部106は、取引情報取得部104により取得された取引情報に基づいて、新伝票のイメージを生成する。より具体的には、帳票生成部106は、まず、取引情報取得部104により取得された取引情報を含む二次元コードを生成する。そして、帳票生成部106は、生成した二次元コードを含む、旧伝票の2倍の大きさの新伝票イメージを生成する。より具体的には、帳票生成部106は、生成した二次元コードと、旧伝票の表面と同じレイアウトの記載欄とを新伝票イメージの上半分(以下、上半分領域とも称する)に配置し、かつ、旧伝票の裏面と同じレイアウトの記載欄を新伝票イメージの下半分(以下、下半分領域とも称する)に配置する。また、帳票生成部106は、新伝票イメージを例えばA4サイズで生成する。
ここで、図6を参照して、上記の内容についてより詳細に説明する。図6は、帳票生成部106により生成された新伝票イメージの例(新伝票イメージ42)を示した説明図である。なお、図6では、取引種別が預け入れ取引である場合の新伝票イメージの例を示している。
図6に示したように、新伝票イメージ42の上半分の領域420には、例えば、認証印字欄426、口座番号記載欄428a、取引金額記載欄428b、および氏名記載欄430など、それぞれ図3に示した旧伝票の表面40aと同じレイアウトの欄が配置される。さらに、上半分の領域420には、帳票生成部106により生成された二次元コード424が認証印字欄426の左の位置に配置される。さらに、図6に示したように、口座番号記載欄428aおよび取引金額記載欄428bには、取引情報取得部104により取得された取引情報に含まれる口座番号、または取引金額を示す文字列がそれぞれ配置される。
また、図6に示したように、新伝票イメージ42の下半分の領域422には、図3に示した旧伝票の裏面40bと同じレイアウトの記載欄が配置される。
この生成例によれば、旧伝票の表面と同じレイアウトの記載欄および旧伝票の裏面と同じレイアウトの記載欄を片面に含むA4サイズの伝票イメージを生成することが可能である。このため、旧伝票の表面の記載欄および裏面の記載欄を含む伝票をプリンタ20により例えば汎用紙に印刷することができる。
また、二次元コード424が上半分領域の左の位置に配置されるので、後述する営業店端末30により二次元コード424をスキャンしやすい。また、窓口のテラーが新伝票を見た際に二次元コード424が視野に入りやすいので、テラーが二次元コード424の存在を見逃すことを防止できる。
‐生成例2‐
また、帳票生成部106は、取引情報取得部104により取得された取引情報に含まれる取引種別が引き出し取引であり、かつ、取引金額が所定の金額以上である場合には、さらに、所定の文言を新伝票イメージの上半分領域に配置することも可能である。例えば、帳票生成部106は、上記の場合には、所定の項目の記載を指示する文言を新伝票イメージ内の特定の記載欄に配置する。
ここで、図7を参照して、上記の機能についてより詳細に説明する。図7は、取引種別が引き出し取引である場合における帳票生成部106により生成された新伝票イメージのうちの一部の領域(具体的には、氏名記載欄430を含む領域)を拡大した図を示している。なお、図7の左図は、取引金額が「100万円」未満である場合に生成された新伝票イメージの例であり、また、図7の右図は、取引金額が「100万円」以上である場合に生成された新伝票イメージの例である。
図7の右図に示したように、例えば取引金額が「100万円」以上である場合には、帳票生成部106は、「住所」、「電話番号」、および「氏名」の記載指示文言432を氏名記載欄430に配置する。また、図7の左図に示したように、取引金額が「100万円」未満である場合には、帳票生成部106は、記載指示文言432を氏名記載欄430に配置しない。
この生成例によれば、取引金額が「100万円」以上である場合には、「氏名」だけでなく、「住所」および「電話番号」の記載が必要であることを顧客に明示することができる。このため、新伝票では、「電話番号」および「氏名」の記入漏れの発生を大きく抑制することが可能となる。
(2−1−1−5.送信制御部108)
送信制御部108は、帳票生成部106により生成された新伝票イメージをプリンタ20へ通信部120に送信させる。
(2−1−1−6.通信部120)
通信部120は、例えば無線通信により、他の装置との間で情報の送受信を行う。例えば、通信部120は、送信制御部108の制御により、生成された新伝票イメージをプリンタ20へ送信する。
(2−1−1−7.操作表示部122)
操作表示部122は、本発明における入力部の一例である。操作表示部122は、表示制御部102の制御に従って、各種の入力画面などを表示する。
また、操作表示部122は、表示画面に対する顧客による入力操作を受け付ける。例えば、操作表示部122は、表示された各種の入力画面に対する、顧客による取引情報の入力を受け付ける。
[2−1−2.営業店端末30]
また、図8は、本実施形態による営業店端末30の構成を示した機能ブロック図である。図8に示したように、営業店端末30は、制御部300、通信部320、表示部322、入力部324、スキャン部326、および、印字部328を有する。
(2−1−2−1.制御部300)
制御部300は、営業店端末30に内蔵される、例えばCPU、RAMなどのハードウェアを用いて、営業店端末30の動作を全般的に制御する。また、図8に示したように、制御部300は、画像解析部302、取引情報取得部304、取引実行部306、および、印字制御部308を有する。
(2−1−2−2.画像解析部302)
画像解析部302は、本発明における二次元コード読取部の一例である。画像解析部302は、後述するスキャン部326によりスキャンされた伝票の画像を解析する。例えば、画像解析部302は、新伝票に含まれる二次元コードがスキャンされた画像を解析する。または、画像解析部302は、スキャンされた旧伝票の画像に対して例えばOCR(Optical Character Recognition)を行うことにより、旧伝票の記載欄に記載されている例えば口座番号や取引金額などの文字列を認識する。
(2−1−2−3.取引情報取得部304)
取引情報取得部304は、画像解析部302による解析結果に基づいて、伝票に含まれる取引情報を取得する。例えば、取引情報取得部304は、画像解析部302により(新伝票の)二次元コードから解析された取引情報を取得する。または、取引情報取得部304は、画像解析部302により旧伝票から文字認識された取引情報を取得する。
また、取引情報取得部304は、後述する入力部324に対してテラーにより取引情報の一部が入力された場合には、入力された取引情報を取得することも可能である。
(2−1−2−4.取引実行部306)
取引実行部306は、取引情報取得部304により取得された取引情報に基づいた取引の実行要求をホスト32へ通信部320に送信させる。
(2−1−2−5.印字制御部308)
印字制御部308は、取引の実行結果がホスト32から受信された場合に、取引対象の伝票に対して、受信された取引の実行結果を示す認証印字を印字部328に印字させる。例えば、印字制御部308は、取引対象の伝票が旧伝票または新伝票のいずれであるかによらずに、上端を基準した同じ位置に認証印字を印字部328に印字させる。より具体的には、印字制御部308は、該当の伝票が新伝票である場合には、旧伝票の上端から認証印字がなされる位置までの距離と等しい距離だけ該当の新伝票の上端から離れた位置に認証印字を印字させる。
また、印字制御部308は、取引対象の伝票が新伝票であり、かつ、取引の実行結果がホスト32から受信された場合には、該当の新伝票に含まれる二次元コードの上に、二次元コードを読取不能にする文字をさらに印字部328に印字させる。
ここで、図9を参照して、上記の機能についてより詳細に説明する。図9は、ホスト32により取引が実行された後に、印字部328により印字がなされた新伝票の例(印字後新伝票44)を示した説明図である。図9に示したように、印字後新伝票44では、認証印字欄426の内部に認証印字440が印字される。なお、図9に示したように、認証印字440は、例えば、実行された取引に関する各項目名および各項目の値が列記された印字である。
また、図9に示したように、印字後新伝票44では、二次元コード424の上に、二次元コードを読取不能にする文字442が印字される。なお、読取不能にする文字442は、例えば、二次元コード424に含まれる所定の位置検出パターンを塗りつぶす1以上の文字であってもよい。
この印字例によれば、旧伝票と新伝票とで同じ位置に認証印字がなされる。このため、金融機関の担当者は、認証印字の内容の確認を行う際に、仮に複数の旧伝票と複数の新伝票とが混在した状態であっても、個々の伝票における認証印字の位置を一目で特定することができ、作業負荷が少ない。
また、取引が実行された新伝票には、二次元コードを読取不能にする文字が印字されるので、例えばテラーが、取引の実行後に、誤って二次元コードを再度読み取ってしまうことを防止することができる。そして、取引の正確性を確保することができる。
(2−1−2−6.通信部320)
通信部320は、例えば専用網34を介して、他の装置との間で情報の送受信を行う。例えば、通信部320は、取引実行部306の制御により、取引の実行要求をホスト32へ送信する。また、通信部320は、取引の実行結果をホスト32から受信する。
(2−1−2−7.表示部322)
表示部322は、制御部300の制御に従って、各種の表示画面を表示する。
(2−1−2−8.入力部324)
入力部324は、テラーによる文字の入力などの各種の入力操作を受け付ける。
(2−1−2−9.スキャン部326)
スキャン部326は、本発明における読取部の一例である。スキャン部326は、紙媒体を光学的に読み取り、デジタル静止画像として記録する。例えば、スキャン部326は、スキャン部326に配置された紙媒体に光を当て、その反射光を撮像素子で電気信号に変換することにより、紙媒体をデジタル画像として記録する。なお、スキャン部326は、新伝票に含まれる二次元コードなどの一部の領域だけをスキャンすることも可能である。
また、スキャン部326は、例えば固定式スキャナ、ハンディスキャナ、またはダイレクトスキャナであってもよい。
(2−1−2−10.印字部328)
印字部328は、例えばインクやトナーなどを用いて、文字データを紙媒体に対して印字する。
なお、営業店端末30の構成は、上述した構成に限定されない。例えば、スキャン部326または印字部328は、営業店端末30と一体的に構成される代わりに、営業店端末30と通信可能な独立した装置として構成されてもよい。
<2−2.入力画面例>
以上、本実施形態による構成について説明した。続いて、タブレット端末10に表示される、取引情報の入力画面の例について、「2−2−1.入力画面例1」〜「2−2−2.入力画面例2」において説明する。なお、入力画面例1は、顧客が引き出し取引を選択する場合に表示される一連の入力画面の例である。また、入力画面例2は、顧客が預け入れ取引を選択する場合に表示される一連の入力画面の例である。
[2−2−1.入力画面例1]
まず、図10〜図17を参照して、入力画面例1について説明する。タブレット端末10の表示制御部102は、初期状態では、例えば図10に示したような、取引種別を選択するためのメニュー画面50を操作表示部122に表示させる。このメニュー画面50は、例えば引き出し取引選択ボタン500aや、預け入れ取引選択ボタン500bなどの、複数の取引種別選択ボタン500を含む。
顧客が引き出し取引を希望する場合には、メニュー画面50において引き出し取引選択ボタン500aを選択する。そして、引き出し取引選択ボタン500aが選択されると、表示制御部102は、例えば図11に示したような、取引対象の預金科目を選択するための預金科目選択画面52を操作表示部122に表示させる。この預金科目選択画面52は、例えば、普通預金選択ボタン520aや、納税準備預金選択ボタン520bなどの複数の預金科目選択ボタン520、および手続取消ボタン522を含む。
預金科目選択画面52においていずれかの預金科目が顧客により選択されると、表示制御部102は、例えば図12に示したような、取引対象の口座番号を入力するための口座番号入力画面54を操作表示部122に表示させる。この口座番号入力画面54は、例えば、口座番号表示欄540、口座番号入力キー542、確認ボタン544、前画面遷移ボタン546、および手続取消ボタン548を含む。ここで、口座番号表示欄540は、入力された口座番号を表示する表示欄である。また、確認ボタン544は、入力された口座番号を確定するためのボタンである。
口座番号入力画面54において口座番号が入力され、かつ、確認ボタン544が顧客により選択されると、表示制御部102は、例えば図13に示したような、引出金額を入力するための引出金額入力画面56を操作表示部122に表示させる。この引出金額入力画面56は、例えば、引出金額表示欄560、金額入力キー562、金種指定ボタン564、確認ボタン566、および手続取消ボタン568を含む。ここで、引出金額表示欄560は、入力された引出金額を表示する表示欄である。また、金種指定ボタン564は、入力された引出金額に関して金種別の枚数または金額を指定するための画面(金種別枚数・金額入力画面58)を表示させる選択ボタンである。また、確認ボタン566は、入力された引出金額を、金種を指定せずに確定するためのボタンである。
引出金額入力画面56において引出金額が入力され、かつ、金種指定ボタン564が顧客により選択されると、表示制御部102は、例えば図14に示したような、金種別の枚数または金額を入力するための金種別枚数・金額入力画面58を操作表示部122に表示させる。この金種別枚数・金額入力画面58は、例えば一万円札枚数・金額入力欄580aや、五千円札枚数・金額入力欄580bなどの金種枚数・金額入力欄580、数字入力キー582、確認ボタン584、前画面遷移ボタン586、および手続取消ボタン588を含む。ここで、いずれかの金種枚数・金額入力欄580における枚数欄または金額欄が顧客によりタッチされ、その後、数字入力キー582内のキーが顧客により選択されると、選択されたキーに対応する数字が該当の枚数欄または該当の金額欄に入力される。
金種別枚数・金額入力画面58において顧客により金種別の枚数または金額が指定され、かつ、確認ボタン584が選択されると、制御部100は、顧客により指定された金種別の金額の合計と、引出金額入力画面56において入力された引出金額との間で差額があるか否かをチェックする。
そして、例えば、入力された引出金額の方が、指定された金種別の金額の合計よりも大きい場合には、表示制御部102は、例えば図15に示したような差額チェックエラー表示590を金種別枚数・金額入力画面58に重畳して表示させる。この差額チェックエラー表示590は、差額を最少枚数の通貨で顧客に渡す旨のメッセージを含む。また、入力された引出金額の方が、指定された金種別の金額の合計よりも小さい場合には、例えば、表示制御部102は、指定された金種別の金額が超過している旨のエラーメッセージを金種別枚数・金額入力画面58に重畳表示させ、そして、指定された金種別の枚数または金額を顧客に修正させる。
図13に示した引出金額入力画面56において確認ボタン566が選択された場合、もしくは差額チェックエラー表示590において確認ボタン592が選択された場合には、表示制御部102は、例えば図16に示したような、入力済みの取引情報の内容を顧客に確認させるための入力内容確認画面60を操作表示部122に表示させる。この入力内容確認画面60は、例えば預金科目入力内容表示欄600aなどの各項目入力内容表示欄600、各項目入力内容修正ボタン602、金種(再)指定ボタン604、および、印刷ボタン606を含む。
入力内容確認画面60において印刷ボタン606が顧客により選択されると、帳票生成部106は、入力内容確認画面60において確定された取引情報に基づいて、新伝票イメージを生成する。そして、通信部120は、送信制御部108の制御に従って、生成された新伝票イメージをプリンタ20へ送信する。
その後、表示制御部102は、例えば図17に示したような印刷完了画面62を操作表示部122に表示させる。この印刷完了画面62は、プリンタ20により印刷された新伝票に「氏名」(引出金額が「100万円」以上である場合には、さらに「住所」および「電話番号」)を記入し、捺印した後に、新伝票を窓口へ持参することを顧客に促すメッセージを含む。
[2−2−2.入力画面例2]
次に、図18〜図22を参照して、入力画面例2について説明する。なお、初期状態では、入力画面例1と同様に、図10に示したメニュー画面50が操作表示部122に表示されていることを前提とする。
顧客が預け入れ取引を希望する場合には、メニュー画面50において預け入れ取引選択ボタン500bを選択する。そして、預け入れ取引選択ボタン500bが選択されると、表示制御部102は、例えば図18に示したような、取引対象の預金科目を選択するための預金科目選択画面70を操作表示部122に表示させる。なお、預金科目選択画面70の構成は、図11に示した預金科目選択画面52と概略同様である。
預金科目選択画面70においていずれかの預金科目が顧客により選択されると、表示制御部102は、例えば図19に示したような、取引対象の口座番号を入力するための口座番号入力画面72を操作表示部122に表示させる。なお、口座番号入力画面72の構成は、図12に示した口座番号入力画面54と概略同様である。
口座番号入力画面72において口座番号が入力され、かつ、確認ボタン724が顧客により選択されると、表示制御部102は、例えば図20に示したような、預入金額を入力するための預入金額入力画面74を操作表示部122に表示させる。この預入金額入力画面74は、例えば、預入金額表示欄740、金額入力キー742、円ボタン744、金額不明ボタン746、確認ボタン748、および手続取消ボタン750を含む。ここで、預入金額表示欄740は、入力された預入金額を表示する表示欄である。また、円ボタン744、および確認ボタン748は、入力された預入金額を確定するためのボタンである。また、金額不明ボタン746は、預入金額を指定しないことを顧客が選択するためのボタンである。この金額不明ボタン746は、例えば、持参している現金を全額預け入れることを顧客が希望する場合などに選択される。なお、金額不明ボタン746が選択された場合には、新伝票に含まれる取引金額の記載欄には数字が印刷されず、かつ、二次元コードに含まれる項目「取引金額」にも値が設定されない。
預入金額入力画面74において預入金額が入力され、かつ、円ボタン744もしくは確認ボタン748が選択された場合、もしくは、金額不明ボタン746が選択された場合には、表示制御部102は、例えば図21に示したような、入力済みの取引情報の内容を顧客に確認させるための入力内容確認画面76を操作表示部122に表示させる。この入力内容確認画面76の構成は、図16に示した入力内容確認画面60と比較して、金種(再)指定ボタン604を含まない点以外は、概略同様である。
入力内容確認画面76において印刷ボタン764が顧客により選択されると、帳票生成部106は、入力内容確認画面76において確定された取引情報に基づいて、新伝票イメージを生成する。そして、通信部120は、送信制御部108の制御に従って、生成された新伝票イメージをプリンタ20へ送信する。
その後、表示制御部102は、例えば図22に示したような印刷完了画面78を操作表示部122に表示させる。この印刷完了画面78は、プリンタ20により印刷された新伝票に「氏名」を記入した後に、新伝票を窓口へ持参することを顧客に促すメッセージを含む。
<2−3.動作>
以上、本実施形態による入力画面例について説明した。続いて、本実施形態による動作について、「2−3−1.電子記帳台4における動作」および「2−3−2.窓口6における動作」において説明する。
[2−3−1.電子記帳台4における動作]
まず、図23を参照して、「電子記帳台4における動作」について説明する。なお、この動作は、電子記帳台4に設置されているタブレット端末10に対して顧客が取引情報を入力し、新伝票を印刷する場面の動作例である。
図23に示したように、タブレット端末10の表示制御部102は、初期状態として、メニュー画面を操作表示部122に表示させる(S101)。
その後、電子記帳台4の前に到着した顧客は、タブレット端末10に表示されているメニュー画面において、例えば預け入れ取引や、引き出し取引などの取引種別(または伝票種類)を選択する(S103)。
その後、タブレット端末10の表示制御部102は、取引情報を入力するための入力画面を操作表示部122に表示させる。そして、顧客は、表示された入力画面において、例えば預金科目、口座番号、および取引金額などの取引情報を入力する(S105)。
その後、取引情報取得部104は、S105で入力された取引情報を取得する。そして、帳票生成部106は、取得された取引情報を含む二次元コードを生成する(S107)。
続いて、帳票生成部106は、S107で生成された二次元コードと、旧伝票の表面と同じレイアウトの記載欄とを上半分領域に配置し、かつ、旧伝票の裏面と同じレイアウトの記載欄を下半分領域に配置した新伝票イメージを生成する(S109)。
続いて、通信部120は、送信制御部108の制御により、S109で生成された新伝票イメージをプリンタ20へ送信する(S111)。
その後、プリンタ20は、S111で受信された新伝票イメージをA4サイズの用紙に印刷する。そして、顧客は、印刷された新伝票に対して、例えば氏名など、記載が必要な内容を手書きする(S113)。
[2−3−2.窓口6における動作]
次に、図24を参照して、「窓口6における動作」について説明する。なお、この動作は、S113の後に顧客が新伝票を窓口6へ持参し、そして、窓口6のテラーが当該新伝票に基づいて取引を行う場面の動作例である。
まず、テラーは、顧客が持参した新伝票を受け取る(S201)。
その後、テラーは、S201で受け取った新伝票に含まれる二次元コードを営業店端末30のスキャン部326にスキャンさせる。そして、画像解析部302は、スキャン部326によりスキャンされた二次元コードの画像を解析する。そして、取引情報取得部304は、二次元コードの画像から解析された取引情報を取得する(S203)。
続いて、取引実行部306は、S203で取得された取引情報に基づいた取引の実行要求をホスト32へ通信部320に送信させる(S205)。
その後、ホスト32は、S205で受信された実行要求に基づいて、取引を実行する(S207)。そして、ホスト32は、S207における取引の実行結果を営業店端末30へ送信する(S209)。
その後、営業店端末30の印字部328は、印字制御部308の制御に従って、S209で受信された実行結果を示す認証印字を、S201で受け取った新伝票の認証印字欄の内部に印字する(S211)。
さらに、印字部328は、印字制御部308の制御に従って、S201で受け取った新伝票に含まれる二次元コードの上に、二次元コードを読取不能にする文字を印字する(S213)。
<2−4.効果>
[2−4−1.効果1]
以上、例えば図5、図8、図23、および図24などを参照して説明したように、本実施形態によるタブレット端末10は、顧客により入力された取引情報、旧伝票の表面と同じレイアウトの記載欄、および、旧伝票の裏面と同じレイアウトの記載欄を片面に含む新伝票のイメージを生成し、そして、プリンタ20に印刷させる。
このため、タブレット端末10は、旧伝票の表面および裏面の記載欄とレイアウトが同じであり、かつ、記載欄をユーザが確認しやすい新伝票を印刷させることができる。例えば、金融機関の担当者は、新伝票において、旧伝票の表面と同じレイアウトの記載欄と旧伝票の裏面と同じレイアウトの記載欄とを同時に確認する際に、新伝票を裏返す必要がない。
また、タブレット端末10は、例えば、新伝票イメージをA4サイズで生成する。このため、新伝票イメージは、プリンタ20のような標準的なプリンタで例えば汎用紙に印刷可能である。そして、専用の印刷装置が不要であるので、金融機関にとって、伝票の印刷コストを減少させることができる。また、専用の用紙を用いる必要がないので、営業店2内で伝票不足が発生する恐れが少ない。さらに、印刷可能な場所が例えば営業店2内などの特定の場所に制約されない。例えば、顧客の自宅や会社に設置されているプリンタにより新伝票を印刷することが可能である。
また、タブレット端末10は、新伝票イメージにおいて、二次元コードを認証印字欄の左の位置に配置する。このため、新伝票に基づいた取引の実行後に、営業店端末30が新伝票に認証印字を行う際に、営業店端末30は、認証印字と、二次元コードを読み取り不能にする文字とを一度に(同時に)印字することが可能となる。このため、営業店端末30の印字効率が高くなるという利点もある。
[2−4−2.効果2]
また、タブレット端末10は、入力された取引情報の内容に応じて、新伝票イメージ内に所定の文言をさらに配置する。例えば、タブレット端末10は、入力された取引種別が引き出し取引であり、かつ、取引金額が所定の金額以上である場合には、所定の項目の記載を指示する文言を新伝票イメージ内に配置する。
上述したように、一部の金融機関では、例えば取引金額などの条件によって、顧客が伝票に記載する内容が異なるように定められている。このような場合において、新伝票は、入力された取引情報に応じて、記載が必要な項目を顧客に明示することができる。その結果、顧客が新伝票に手書きをする際に、記入漏れなどの記入ミスの発生を大きく抑制することができる。
[2−4−3.効果3]
また、タブレット端末10は、図20に示したような預入金額入力画面74において、預入金額を指定しないことを選択するための金額不明ボタン746を表示させる。そして、金額不明ボタン746が顧客により選択された場合には、新伝票の取引金額記載欄には数字が印刷されず、かつ、二次元コードに含まれる項目「取引金額」にも値が設定されない。このため、例えば、持参している現金を全額預け入れることを顧客が希望する場合において、顧客はタブレット端末10において具体的な金額を指定する作業を省略することができるので、利便性が高い。
[2−4−4.効果4]
また、営業店端末30は、取引の実行結果がホスト32から受信された場合に、取引対象の伝票において、該当の伝票が旧伝票または新伝票のいずれであるかによらずに同じ位置に認証印字を印字する。このため、金融機関の担当者は、認証印字の内容の確認作業を行う場合において、仮に旧伝票と新伝票とが混在した状態であっても、個々の伝票における認証印字の位置を一目で特定することができ、作業負荷が少ない。
<<3.ハードウェア構成>>
次に、本実施形態によるタブレット端末10のハードウェア構成について、図25を参照して説明する。図25に示したように、タブレット端末10は、CPU150、ROM(Read Only Memory)152、RAM154、内部バス156、入出力インターフェース158、入力装置160、表示装置162、HDD(Hard Disk Drive)164、およびネットワークインターフェース166を備える。
<3−1.CPU150>
CPU150は、演算処理装置および制御装置として機能し、各種プログラムに従ってタブレット端末10内の動作全般を制御する。また、CPU150は、制御部100の機能を実現する。なお、CPU150は、マイクロプロセッサなどのプロセッサにより構成される。
<3−2.ROM152>
ROM152は、CPU150が使用するプログラムや演算パラメータなどを記憶する。
<3−3.RAM154>
RAM154は、CPU150の実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータなどを一時記憶する。
<3−4.内部バス156>
内部バス156は、CPUバスなどから構成される。この内部バス156は、CPU150、ROM152、およびRAM154を相互に接続する。
<3−5.入出力インターフェース158>
入出力インターフェース158は、入力装置160、表示装置162、HDD164、およびネットワークインターフェース166を、内部バス156と接続する。例えばHDD164は、この入出力インターフェース158および内部バス156を介して、RAM154などとの間でデータをやり取りする。
<3−6.入力装置160>
入力装置160は、例えばタッチパネル、ボタン、マイクロフォン、およびスイッチなどユーザが情報を入力するための入力手段と、ユーザによる入力に基づいて入力信号を生成し、CPU150に出力する入力制御回路などから構成されている。この入力装置160は、操作表示部122として機能する。
<3−7.表示装置162>
表示装置162は、例えば、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)装置、OLED(Organic Light Emitting Diode)装置およびランプなどを含む。この表示装置162は、操作表示部122として機能する。
<3−8.HDD164>
HDD164は、データ格納用の装置である。このHDD164は、例えば、記憶媒体、記憶媒体にデータを記録する記録装置、記憶媒体からデータを読み出す読出し装置、および記憶媒体に記録されたデータを削除する削除装置などを含む。また、HDD164は、CPU150が実行するプログラムや各種データを格納する。
<3−9.ネットワークインターフェース166>
ネットワークインターフェース166は、例えば専用網34に接続するための通信デバイスなどで構成された通信インターフェースである。このネットワークインターフェース166は、通信部120として機能する。なお、ネットワークインターフェース166は、無線LAN対応通信装置、LTE(Long Term Evolution)対応通信装置、または有線による通信を行うワイヤー通信装置であってもよい。
<<4.変形例>>
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上述した実施形態では、タブレット端末10、および営業店端末30が、金融機関の営業店2における取引システムに適用される例について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。タブレット端末10、および営業店端末30は、二次元コードが印刷された帳票を用いて業務を行うシステム全般に適用可能である。
また、2−2節では、取引種別が引き出し取引、または預け入れ取引である例について説明したが、かかる例に限定されない。例えば、図10に示したように、振り込み取引や税公金取引など様々な取引種別に本発明は適用可能である。
また、本実施形態によれば、CPU150、ROM152、およびRAM154などのハードウェアを、本実施形態によるタブレット端末10の各構成と同等の機能を発揮させるためのコンピュータプログラムも提供可能である。また、該コンピュータプログラムが記録された記録媒体も提供される。
4 電子記帳台
10 タブレット端末
20 プリンタ
30 営業店端末
32 ホスト
34 専用網
100 制御部
102 表示制御部
104 取引情報取得部
106 帳票生成部
108 送信制御部
120 通信部
122 操作表示部
300 制御部
302 画像解析部
304 取引情報取得部
306 取引実行部
308 印字制御部
320 通信部
322 表示部
324 入力部
326 スキャン部
328 印字部

Claims (8)

  1. 顧客により入力された取引情報を含む二次元コードと、第1の帳票の表面と同じレイアウトの第1の記載欄と、前記第1の帳票の表面に含まれる認証印字欄と同じレイアウトの認証印字欄とを含む第1の領域、および前記第1の帳票の裏面と同じレイアウトの第2の記載欄を含む第2の領域を含む第2の帳票を印刷する印刷部と、
    前記第2の帳票の二次元コードを読み取る二次元コード読取部と、
    前記二次元コードの読み取り結果に基づいて、取引を実行する取引実行部と、
    前記第2の帳票の前記認証印字欄の内部において、前記第1の帳票の上端から認証印字がなされる位置までの距離と等しい距離だけ前記第2の帳票の上端から離れた位置に前記取引の実行結果を示す認証印字を行う印字部と、
    を備え、
    前記第2の帳票は、前記第1の帳票の2倍以上の大きさであり、
    前記第1の領域は、前記第2の帳票の上半分に配置され、
    前記第2の領域は、前記第2の帳票の下半分に配置される、取引システム。
  2. 前記第1の領域において、前記二次元コードは、前記認証印字欄の左の位置に配置される、請求項1に記載の取引システム。
  3. 前記第1の領域は、顧客が記載する必要のある項目を示す記載項目名をさらに含み、
    前記印刷部は、前記取引情報に含まれる取引金額が所定の金額以上である場合には、前記取引金額が前記所定の金額未満である場合の記載項目名よりも多くの種類の記載項目名を前記第1の領域に印刷する、請求項1または2に記載の取引システム。
  4. 前記取引システムは、前記取引情報を入力するための取引情報入力画面を表示する表示部をさらに備え、
    前記取引情報入力画面は、取引金額を指定しないことを選択するための選択ボタンを含む、請求項1〜3のいずれか一項に記載の取引システム。
  5. 前記取引システムは、前記第1の帳票を読み取る読取部をさらに備え、
    前記取引実行部は、さらに、前記第1の帳票の読み取り結果に基づいて、取引を実行する、請求項1〜4のいずれか一項に記載の取引システム。
  6. 前記第1の記載欄は、顧客が記載するための記載欄であり、
    前記第2の記載欄は、金融機関の担当者が記載するための記載欄である、請求項1〜5のいずれか一項に記載の取引システム。
  7. 顧客による取引情報の入力を受け付ける入力部と、
    入力された取引情報を含む二次元コードと、第1の帳票の表面と同じレイアウトの第1の記載欄と、前記第1の帳票の表面に含まれる認証印字欄と同じレイアウトの認証印字欄とを含む第1の領域、および前記第1の帳票の裏面と同じレイアウトの第2の記載欄を含む第2の領域を含む第2の帳票を印刷する印刷部と、
    を備え、
    前記第2の帳票は、前記第1の帳票の2倍以上の大きさであり、
    前記第1の領域は、前記第2の帳票の上半分に配置され、
    前記第2の領域は、前記第2の帳票の下半分に配置される、情報処理端末。
  8. コンピュータを、
    顧客による取引情報の入力を受け付ける入力部と、
    入力された取引情報を含む二次元コードと、第1の帳票の表面と同じレイアウトの第1の記載欄と、前記第1の帳票の表面に含まれる認証印字欄と同じレイアウトの認証印字欄とを含む第1の領域、および前記第1の帳票の裏面と同じレイアウトの第2の記載欄を含む第2の領域を含む第2の帳票を印刷する印刷部、
    として機能させるための、プログラムであって、
    前記第2の帳票は、前記第1の帳票の2倍以上の大きさであり、
    前記第1の領域は、前記第2の帳票の上半分に配置され、
    前記第2の領域は、前記第2の帳票の下半分に配置される、プログラム。
JP2015031298A 2015-02-20 2015-02-20 取引システム、情報処理端末、及びプログラム Active JP6447222B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015031298A JP6447222B2 (ja) 2015-02-20 2015-02-20 取引システム、情報処理端末、及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015031298A JP6447222B2 (ja) 2015-02-20 2015-02-20 取引システム、情報処理端末、及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016153936A JP2016153936A (ja) 2016-08-25
JP6447222B2 true JP6447222B2 (ja) 2019-01-09

Family

ID=56761149

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015031298A Active JP6447222B2 (ja) 2015-02-20 2015-02-20 取引システム、情報処理端末、及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6447222B2 (ja)

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09270048A (ja) * 1996-03-30 1997-10-14 Toppan Moore Co Ltd 振込み帳票を用いた振込み処理方法
JP2002312576A (ja) * 2001-04-16 2002-10-25 Kouchi Shinyou Kinko 金融端末業務における現金処理システム
JP2003067846A (ja) * 2001-06-26 2003-03-07 Motoi Shokai:Kk クリーニング業務情報ネットワークシステム
JP2003223557A (ja) * 2002-01-31 2003-08-08 Glory Ltd 出金伝票処理方法及び出金伝票処理システム
JP3491636B2 (ja) * 2003-03-05 2004-01-26 株式会社日立製作所 帳票処理方法およびシステム
JP2005173752A (ja) * 2003-12-09 2005-06-30 Hitachi Ltd 本人確認記録管理装置
JP2005352652A (ja) * 2004-06-09 2005-12-22 Oki Electric Ind Co Ltd 帳票情報入力端末
JP2007249630A (ja) * 2006-03-16 2007-09-27 Oki Electric Ind Co Ltd 金融取引システム
US20090108080A1 (en) * 2007-10-31 2009-04-30 Payscan America, Inc. Bar coded monetary transaction system and method
JP2010072769A (ja) * 2008-09-17 2010-04-02 Oki Electric Ind Co Ltd 伝票処理システム、伝票処理装置及び伝票処理方法
JP2012150597A (ja) * 2011-01-18 2012-08-09 Oki Electric Ind Co Ltd 窓口端末、窓口端末による役席者の認証方法、及びプログラム
JP2012194739A (ja) * 2011-03-16 2012-10-11 Seiko Epson Corp 申請書発行受付システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016153936A (ja) 2016-08-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5729574B2 (ja) 画像形成装置
JP2012108796A (ja) 自動取引システム、自動取引方法、および自動取引装置
JP2019082654A (ja) 画像形成装置および画像形成システム
JP6184310B2 (ja) 連携入力方法、連携入力システム、情報処理装置および連携入力プログラム
JP2019086851A (ja) 情報処理装置および情報処理システム
CN103136874B (zh) 一种基于自助终端的票据处理方法
CA2983873C (en) Devices and methods for enhanced image capture of documents
JP6672593B2 (ja) 情報処理装置、及びプログラム
JP6447222B2 (ja) 取引システム、情報処理端末、及びプログラム
JP2020021458A (ja) 情報処理装置、情報処理方法および情報処理システム
JP6442892B2 (ja) 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、及びプログラム
TWM585377U (zh) 證件識別系統
CN202472747U (zh) 一种基于物联网的房产自助申报和查询装置
JP5200822B2 (ja) 窓口取引処理システム
JP2019082976A (ja) マルチメディア端末、情報処理システム、制御プログラムおよび制御方法
RU161477U1 (ru) Терминал самообслуживания
JP2010117755A (ja) 取引処理装置および取引処理システム
JP6111924B2 (ja) 取引装置及び取引方法
JP5894064B2 (ja) 帳票表示システム、帳票表示装置、及び帳票表示方法
JP6565732B2 (ja) 入力装置および該入力装置を備える自動取引装置
US11381697B2 (en) Information processing apparatus, information processing system and control method
JP6154214B2 (ja) 顧客誘導システム、電子記帳機及び顧客誘導方法
JP6974264B2 (ja) 取引処理システム及び取引処理方法
JP6191180B2 (ja) プログラム、エラー判定方法及びエラー判定装置
JP2014106749A (ja) 取引処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171120

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20181017

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181106

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181119

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6447222

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150