JP5729574B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像に文字列を重ねて印刷する画像形成装置に関する。
中国においては居民身分証が16歳以上の国民に交付されており、最も一般的な証明書として、銀行口座の開設やホテルの宿泊など、生活のいろいろな場面で提示が求められる。その際、申請者は居民身分証のコピー印刷物を作成し、原本と共に窓口に提出する。窓口では担当者が原本とコピー印刷物の一致性を確認した上で、問題がなければコピー印刷物のみを受け取り原本は返却される。これにより申請が受理される事になる。
しかし、本来受理した側で厳重に管理されるべきコピー印刷物が、悪意をもった担当者により持ち出され、不正に転用されるという問題が発生している。そこで、そのような不正な転用を自己防衛する為に、申請者はコピー印刷物に利用目的を追記した上で申請時に提出する事が一般的となっている。そして、コピー印刷物を提出する度に、手書きで利用目的を追記するのは手間がかかるので(たとえば複数枚を用意する場合等)、コピー印刷物が生成される際に、利用目的が自動的に印字されることが望まれる。
画像に文字列を自動的に印字する方法としては、たとえば、イメージデータの余白部分を自動的に検出し、当該余白部分に文字列等を印刷することで、操作者が余白部分を探す手間を省くことのできる方法がある(特許文献1参照)。
特開2000−99751号公報 特開平11−75050号公報 特開2007−166217号公報
特許文献1に記載の方法で身分証をコピーした場合、図18に示すコピー印刷物100Eのように、余白部分、つまり身分証の内容を示す部分以外の部分(表面用画像101と裏面用画像102を除いた部分)に、利用目的を示す文字列110Eが印刷される。
しかし、利用目的を示す文字列110Eが、身分証の内容を示す部分(表面用画像101と裏面用画像102の部分)と重なっていない場合、当該利用目的を示す文字列110Eとそれ以外の部分を容易に分離されてしまう為、不正な転用を防止することができない。
本発明は、上記の問題を解決しようとするものであり、身分証明書の画像と利用目的の文字列とを分離できないように合成した印刷物を作成することのできる画像形成装置を提供する事を目的とする。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
[1]身分証明書の画像を取得する画像取得部と、
印刷部と、
前記画像取得部が取得した第1画像が身分証明書の画像か否かを判定する判定部と、
前記判定部が前記第1画像は身分証明書の画像であると判定した場合に、前記印刷部によって印刷される印刷物の利用目的について、予め定められた複数の利用目的を表示し、その表示された前記複数の利用目的のうちからの選択を受け付ける利用目的入力部と、
前記利用目的入力部が受け付けた利用目的を示す文字列を、前記身分証明書の画像に重ねて、前記印刷部に印刷を行わせる制御部と、
を有する
ことを特徴とする画像形成装置。
上記発明では、身分証明書の画像を取得し、印刷する場合、その印刷物の利用目的の入力を受け付け、受け付けた利用目的を示す文字列を、その取得した画像に重ねて印刷する。身分証明書の画像に利用目的を示す文字列を重ねて印刷することで、容易に分離できなくなり、印字した利用目的以外の目的に印刷物が転用されることを防止することができる。身分証明書の画像は、スキャナで原稿を読み取る方法や、外部の装置から受信する方法等で取得する。
[2]前記複数の利用目的は、銀行口座の開設、ホテルの宿泊、乗車券の購入のいずれかを含む
ことを特徴とする[1]に記載の画像形成装置。
[3]身分証明書は複数の面を備え、
前記制御部は、前記文字列を当該複数の面の画像に跨るように重ねて、前記印刷部に印刷を行わせる
ことを特徴とする[1]または[2]に記載の画像形成装置。
]前記制御部は、前記文字列を余白部分と前記身分証明書の画像に跨るように重ねて、前記印刷部に印刷を行わせる
ことを特徴とする[1]乃至[3]のいずれか1つに記載の画像形成装置。
上記発明では、記録紙の余白部分と身分証明書の画像を跨ぐようにして、利用目的を示す文字列が重ねられる。余白を使うことで、利用目的を示す文字列の合成によって身分証明書の画像が見えにくくなることが軽減される。
]前記制御部は、前記身分証明書の画像内の所定の構成要素を避けて前記身分証明書の画像に前記文字列を重ねる
ことを特徴とする[1]乃至[]のいずれか1つに記載の画像形成装置。
上記発明では、身分証明書の画像内の所定の構成要素を避けて、利用目的を示す文字列を重ねる。これにより、所定の構成要素の視認性が確保される。所定の構成要素とは、たとえば写真部分や特定の文字列である。所定の構成要素を避ける方法としては、身分証明書の画像に画像解析を行い、所定の構成要素として認識した部分を避けるようにする方法がある。
[6]前記判定部は、前記第1画像を解析して、もしくは前記利用目的入力部が、第1画像が身分証明書の画像である指定を受け付けることで、前記第1画像が身分証明書の画像であるか否かを判定する
ことを特徴とする[1]乃至[5]のいずれか1つに記載の画像形成装置。
上記発明では、画像取得部が取得した第1画像を解析することによって、もしくは利用目的入力部から第1画像が身分証明書の画像である指定を受け付けることで、第1画像が身分証明書の画像であると判定する。解析では、たとえば、特定のマークや文字列を検出し、第1画像が身分証明書の画像であると判定する。
[7]前記画像取得部は、スキャナ部を含み、身分証明書を光学的に読み取ることによって前記身分証明書の画像を取得する
ことを特徴とする[1]乃至[6]のいずれか1つに記載の画像形成装置。
[8]前記画像取得部は、外部の装置と通信を行う通信部を含み、外部の装置から前記通信によって前記身分証明書の画像を取得する
ことを特徴とする[1]乃至[7]のいずれか1つに記載の画像形成装置。
[9]前記制御部は、前記身分証明書の画像を解析することで、前記所定の構成要素を避けて前記身分証明書の画像に前記文字列を重ねる
ことを特徴とする[]に記載の画像形成装置。
上記発明では、身分証明書の画像内の各構成要素の配置を解析し、所定の構成要素を避けて前記身分証明書の画像に前記文字列を重ねる。
[10]前記身分証明書の種類ごとに、前記身分証明書の画像内の各構成要素の配置パターンが予め登録された記憶部を更に備え、
前記判定部は、前記身分証明書の種類を判別し、
前記制御部は、前記判定部が判別した種類に対応する前記配置パターンに基づいて、前記所定の構成要素を避けて前記身分証明書の画像に前記文字列を重ねる
ことを特徴とする[]に記載の画像形成装置。
上記発明では、身分証明書の種類に応じて各構成要素の配置パターンが記憶されている。身分証明書の種類を判別したら、その種類に対応する配置パターンを参照し、所定の構成要素を避けて身分証明書の画像に利用目的を示す文字列を重ねる。
[11]前記身分証明書の種類は、運転免許証、パスポート、健康保険証、住民基本台帳カード、居民身分証等、各種申請時に本人確認に使用することが可能なものである
ことを特徴とする[1]乃至[10]のいずれか1つに記載の画像形成装置。
本発明に係る画像形成装置によれば、利用目的を手書きで追記する手間を省きつつ、身分証明書の画像と利用目的を示す文字列を分離できないように合成した印刷物を作成することができる。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置がネットワークを介してサーバと接続されている様子を示す説明図である。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置の概略構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置が印刷したコピー印刷物の一例を示す図である。 図3とは異なる一例を示す図である。 図3、図4とは異なる一例を示す図である。 図3、図4、図5とは異なる一例を示す図である。 利用目的を選択する際の画面の一例を示す図である。 図7とは異なる一例を示す図である。 図7、図8とは異なる一例を示す図である。 利用目的の選択肢ごとに、印刷される際の文字列が登録されている印刷文字列参照テーブルを示す図である。 利用目的を入力する際の画面の一例を示す図である。 身分証明書の種類を選択する画面の一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置が、コピー印刷物を印刷する際の処理の概要を示す流れ図である。 読み取った画像が、いずれの種類の身分証明書の画像なのかを判定する処理を示す流れ図である。 利用目的の選択もしくは入力を受け付け、印刷する利用目的を表す文字列を決定する処理を示す流れ図である。 身分証明書の画像に合わせて、利用目的の文字列を印刷する位置を決定する処理を示す流れ図である。 身分証明書の種類ごとに画像領域と写真領域の座標情報が登録されている証明書管理テーブルを示す図である。 利用目的の文字列と、身分証明書の画像が離れた位置に印刷された場合の一例を示す図である。
以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置10とサーバ40を示す。画像形成装置10とサーバ40は、LAN(Local Area Network)3を介して接続されている。
画像形成装置10は、原稿を光学的に読み取ってその複製画像を記録紙に印刷する(原稿のコピー印刷物を作成する)コピージョブ、読み取った原稿の画像データをファイルにして保存したり外部装置へ送信したりするスキャンジョブ、PCから送出されたデータに係る画像を記録紙に印刷して出力するプリントジョブなどのジョブを実行する機能を備えた、所謂、複合機である。
サーバ40には、複数種類の身分証明書ごとに、その身分証明書内での写真部分や、文字列等の各構成要素の配置情報(配置パターン)が定型フォームとして登録されている。
画像形成装置10は、コピージョブにてコピー印刷物を出力する場合に、読み取った原稿が身分証明書であれば、そのコピー印刷物の利用目的の入力をユーザから受け付け、受け付けた利用目的を示す文字列を原稿の複製画像に重ねて印刷を行う。身分証明書の画像(複製画像)と利用目的を示す文字列とを容易に分離できないように合成したコピー印刷物が作成されるので、印字された利用目的以外の目的でのコピー印刷物の転用を防止することができる。
また、画像形成装置10は、サーバ40に登録されている定型フォームを参照して身分証明書内の写真部分の位置(領域)を認識し、該写真部分を避けて、身分証明書の複製画像に利用目的を示す文字列を重ねる。これにより、身分証明書のコピー印刷物において、写真部分の視認性が確保される。
次に、画像形成装置10の構成について説明する。
図2は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置10の概略構成を示すブロック図である。画像形成装置10は、当該画像形成装置10の動作を統括的に制御するCPU(Central Processing Unit)11を有している。CPU11にはバスを通じてROM(Read Only Memory)12と、RAM(Random Access Memory)13と、不揮発メモリ14と、ハードディスク装置15と、画像処理部16と、スキャナ部17と、プリンタ部18と、ファクシミリ通信部19と、ネットワーク通信部20と、電源部21と、原稿判定部22と、操作パネル30とを備えている。
CPU11は、OS(Operating System)プログラムをベースとし、その上で、ミドルウェアやアプリケーションプログラムなどを実行する。ROM12には、各種のプログラムが格納されており、これらのプログラムに従ってCPU11が各種処理を実行することで画像形成装置10の各機能が実現される。また、ROM12には、画像形成装置10の一連の制御をCPU11が実行するためのプログラムが格納されている。
RAM13は、CPU11がプログラムに基づいて処理を実行する際に各種のデータを一時的に格納するワークメモリや画像データを格納する画像メモリなどとして使用される。
不揮発メモリ14は、電源をオフにしても記憶内容が破壊されないメモリ(フラッシュメモリ)であり、各種設定情報の保存などに使用される。ハードディスク装置15は、大容量の不揮発の記憶装置であり、OSプログラムや各種アプリケーションプログラム、ユーザ情報、印刷データや画像データ、ジョブに係る情報履歴などが保存される。
画像処理部16は、画像の拡大縮小、回転などの処理のほか、印刷データをイメージデータに変換するラスタライズ処理、画像データの圧縮、伸張処理などを行う。
スキャナ部17は、原稿を光学的に読み取って画像データを取得する機能を果たす。スキャナ部17は、例えば、原稿に光を照射する光源と、その反射光を受けて原稿を幅方向に1ライン分読み取るラインイメージセンサと、ライン単位の読み取り位置を原稿の長さ方向に順次移動させる移動ユニットと、原稿からの反射光をラインイメージセンサに導いて結像させるレンズやミラーなどからなる光学経路と、ラインイメージセンサの出力するアナログ画像信号をデジタルの画像データに変換する変換部などを備えて構成される。本実施の形態では、スキャナ部17が読み取りを行う前に、ユーザが原稿(コピー対象物)を、ADF(Auto Document Feeder)、もしくはプラテンガラスにセットする。原稿がADFにセットされた場合は、ADFによって原稿を搬送することにより、原稿を読取位置に対して相対移動させながら読み取って画像データを取得する。原稿がプラテンガラスにセットされた場合は、原稿をプラテンガラス上に載置した状態で読み取り、画像データを取得する。
プリンタ部18は、画像データに応じた画像を記録紙上に画像形成する機能を果たす。ここでは、記録紙の搬送装置と、感光体ドラムと、帯電装置と、レーザーユニットと、現像装置と、転写分離装置と、クリーニング装置と、定着装置とを有し、電子写真プロセスによって画像形成を行う、所謂、レーザープリンタとして構成されている。画像形成は他の方式でもかまわない。
ファクシミリ通信部19は、ファクシミリ機能を備えた外部装置と公衆回線を通じて画像データを送受信する機能を果たす。
ネットワーク通信部20は、LAN3などのネットワークを通じてサーバ40やその他の外部装置との間でデータを通信する機能を果たす。
電源部21は、画像形成装置10に電気を供給する役割を担う。電源とコネクタをつなげる形式で電気が供給される。
原稿判定部22は、スキャナ部17が読み取った画像が、身分証明書の画像か否かを判定する。また、該画像の画像解析を行うことで、画像内の写真部分や文字列等、各構成要素の配置情報を取得する。取得した配置情報をサーバ40から受信した定型フォームと照らし合わせ、配置が一致する定型フォームがある場合は、該画像が、その定型フォームに対応する種類の身分証明書の画像であると判定する。すなわち、この判定では、読み取った原稿が身分証明書であるか否かの判定と、身分証明書である場合にはその種類の特定とが行われる。
操作パネル30は、表示部31と、操作部32とを備えている。このうち操作部32は、スタートボタンなどのスイッチ部33とタッチパネル部34とを備えている。表示部31は、液晶ディスプレイ(LCD…Liquid Crystal Display)などで構成され、各種の操作画面、設定画面などを表示する機能を果たす。操作パネル30が表示する表示内容の制御、操作パネル30による操作の受け付けに関する制御はCPU11が行う。
タッチパネル部34は、表示部31上に設けられている。タッチパネル部34は、タッチペンや指などで押下された表示部31上のタッチ位置(座標位置)や、フリック操作やドラッグ操作等を検出する。また、CPU11は、継続的に検出されるタッチ位置の変化(操作情報)から、ユーザによる手書き入力を認識する。
次に、画像形成装置10が作成する身分証明書のコピー印刷物について詳細に説明する。
図3〜図6は、身分証明書の画像に、利用目的を示す文字列を重ねる場合の配置場所のバリエーションを示す。図3〜図6のコピー印刷物(100A〜100D)は、同じ身分証明書を元にコピーされた印刷物であるが、利用目的を示す文字列(利用目的文字列110A〜110D)の配置が異なっている。
コピー印刷物100A〜100Dに共通する点について説明する。まず、コピー印刷物100A〜100Dには、身分証明書の画像として、用紙の上部に表面用画像101が、用紙の下部に裏面用画像102が、それぞれその周囲の上下左右方向に用紙の余白部分を残すような配置で印刷されている。
表面用画像101には、身分証明に係るパーソナルな情報(個人情報/氏名、性別、生年月日、住所、登録番号)が表示され、裏面用画像102には身分証明書の種類等を示す情報が表示されている。また、表面用画像101の右上部には、写真部分103がある。この写真部分103には、当該身分証明書が身分を証明する人物の人物像が写っている。
コピー印刷物100A〜100Dにおいて、利用目的を示す文字列(利用目的文字列110A〜110D)が重ねられている場所は、それぞれ異なるが、いずれも写真部分103に重ならないような配置で重ねられている。また、利用目的文字列110A〜110Dは全て、余白部分と身分証明書の画像(表面用画像101、裏面用画像102)に跨って重ねられている。
図3〜図6のコピー印刷物100A〜100Dにおける、利用目的文字列110A〜110Dの配置場所のバリエーション(配置パターン)について説明する。
<配置パターン1>
図3のコピー印刷物100Aでは、利用目的文字列110Aは表面用画像101の上部に該表面用画像101の外側の余白部分と跨るように重ねられている。身分証明書の画像は、画像の端の方には文字がないことが通例なので、利用目的文字列110Aを画像内の文字と重ならないように合成することができる。
<配置パターン2>
図4のコピー印刷物100Bでは、利用目的文字列110Bは表面用画像101の下部と、裏面用画像102の上部の双方に重なるように、重ねられている。この例では、表面用画像101と裏面用画像102の間には余白部分があるので、利用目的文字列110Bは表面用画像101の下部と、裏面用画像102の上部と、表面用画像101の下部と裏面用画像102の上部との間の余白部分とに跨るように重ねられている。
<配置パターン3>
図5のコピー印刷物100Cでは、利用目的文字列110Cは表面用画像101の左部と、裏面用画像102の左部の双方に重なるように、重ねられている。図4と同じく表面用画像101と裏面用画像102の間には余白部分があるので、利用目的文字列110Cは表面用画像101の左部と、裏面用画像102の左部と、表面用画像101の左下部と裏面用画像102の左上部との間の余白部分とに跨るように重ねられている。この例では、画像内の文字と、利用目的文字列110Cとが重なっているが、利用目的文字列110Cは低濃度であるので、双方の視認性が確保されている。利用目的を示す文字列と、画像内の文字とを重ねても双方の識別が可能なので、利用目的を示す文字列を大きく印刷することができる。また、画像内の文字に重ねることで、利用目的を示す文字列をより切り離しにくくくすることができる。
<配置パターン4>
図6のコピー印刷物100Dでは、同じ内容の利用目的文字列110Dが、表面用画像101の左上部と、裏面用画像102の左上部の2か所に重ねられている(合成されている)。2つの利用目的文字列110Dは、それぞれ、重ねられている画像(表面用画像101、裏面用画像102)の左側のコピー印刷物100Dの余白部分に跨っている。
次に、利用目的の内容や、入力方法について説明する。コピー印刷物の利用目的には、たとえば、銀行口座の開設、ホテルの宿泊、乗車券の購入等が挙げられる。
利用目的の入力方法は、予め決まっているものから選択する方法と、キーボードや手書きによって任意の目的を入力する方法がある。ユーザはいずれの方法で利用目的を入力するのか決定することができる。
図7〜図9は、操作パネル30上に表示された利用目的を示す選択肢の1つをユーザが選択する方法(予め決まっているものから選択する方法)で、利用目的の入力を行う場合に操作パネル30に表示される選択画面(60、70、80)のバリエーションを示す。
<簡略内容の選択肢>
図7の選択画面60では、利用目的を示す選択肢ボタン61〜63が表示されている。選択肢ボタン61上には銀行口座開設用の文字列が、選択肢ボタン62上にはホテル宿泊用の文字列が、選択肢ボタン63上には乗車券購入用の文字列が表示されている。選択肢ボタン61〜63上に表示されている内容は、実際に身分証明書の複製画像に重ねて印刷される文字列の内容を簡略的に示したものである。ユーザが選択肢ボタン61〜63のいずれかを押下し(選択し)、その後、スタートボタン50を押下すると、画像形成装置10は、押下された選択肢ボタン(61〜63)に対応する利用目的を示す文字列を身分証明書の複製画像に重ねたコピー印刷物の印刷を開始する。
<実際に印字される文字列の選択肢>
図8の選択画面70では、利用目的を示す選択肢ボタン71〜73が表示されている。選択肢ボタン71上には「このコピーは銀行口座開設用です」、選択肢ボタン72上には「このコピーはホテル宿泊用です」、選択肢ボタン73上には「このコピーは乗車券購入用です」と表示されている。選択肢ボタン71〜73上に表示されている内容は、実際に身分証明書の複製画像に重ねて印刷される文字列そのものの内容である。図6と同じく、ユーザが選択肢ボタン71〜73のいずれかを押下し(選択し)、その後、スタートボタン50を押下すると、画像形成装置10は、押下された選択肢ボタン(71〜73)に対応する利用目的を示す文字列を身分証明書の複製画像に重ねたコピー印刷物の印刷を開始する。
<アイコンで表示された選択肢>
図9の選択画面80では、利用目的を示す選択肢ボタン81〜83が表示されている。選択肢ボタン81〜83は、それぞれ、利用目的の内容を示すアイコンになっている。選択肢ボタン81は銀行のイラストのアイコンになっており、利用目的が銀行口座開設であることを示す。選択肢ボタン82はホテルのイラストのアイコンになっており、利用目的がホテル宿泊であることを示す。選択肢ボタン83は電車のイラストのアイコンになっており、利用目的が乗車券購入であることを示す。図6と同じく、ユーザが選択肢ボタン81〜83のいずれかを押下し(選択し)、その後、スタートボタン50を押下すると、画像形成装置10は、押下された選択肢ボタン(81〜83)に対応する利用目的を示す文字列を身分証明書の複製画像に重ねたコピー印刷物の印刷を開始する。
図10は、図7〜9の選択画面(60、70、80)に表示されていた選択肢ボタン(61〜63、71〜73、81〜83)と、各選択肢ボタン(61〜63、71〜73、81〜83)が選択されている状態で、実際に身分証明書の複製画像に重ねて印字される利用目的を示す文字列が登録されている印字文字列参照テーブル160を示す。
印字文字列参照テーブル160は、簡略内容選択肢欄161と、アイコン選択肢欄162と、同内容選択肢欄163と、印字文字列欄164で構成される。
簡略内容選択肢欄161には選択画面60に表示される選択肢ボタン61〜63が、アイコン選択肢欄162には選択画面80に表示される選択肢ボタン81〜83が、同内容選択肢欄163には選択画面70に表示される選択肢ボタン71〜73が登録されている。印字文字列欄164には、各選択肢ボタン(61〜63、71〜73、81〜83)が選択された場合に実際にコピー印刷物に印字される利用目的を示す文字列が登録されている。
選択肢ボタン61、選択肢ボタン81、選択肢ボタン71のいずれか1つが選択されて印刷が行われる場合は、「このコピーは銀行口座開設用です」の文字列が利用目的を示す文字列としてコピー印刷物に印字される。
選択肢ボタン62、選択肢ボタン82、選択肢ボタン72のいずれか1つ選択されて印刷が行われる場合は、「このコピーはホテル宿泊用です」の文字列が利用目的を示す文字列としてコピー印刷物に印字される。
選択肢ボタン63、選択肢ボタン83、選択肢ボタン73のいずれか1つ選択されて印刷が行われる場合は、「このコピーは乗車券購入用です」の文字列が利用目的を示す文字列としてコピー印刷物に印字される。
図11は、利用目的を、キーボード入力による方法、操作パネル30への手書き入力による方法のいずれかで入力する場合に操作パネル30に表示される入力画面90を示す。
入力画面90内の入力中文章欄94には、キーボードから文字列を入力するキーボード入力、もしくは手書き入力によって入力された内容が表示される。画像形成装置10は、キーボード入力画面遷移ボタン91が押下されたら、キーボード入力を行うための専用画面に画面を遷移させる。ユーザはその遷移後の画面にてキーボード入力を行い、利用目的を示す文字列を入力する。キーボード入力は、操作パネル30上に表示した画面上のキーボードからの入力であってもよいし、外部のキーボードで入力した内容を画像形成装置10に送信してもよい。入力が完了したら、自動的に入力画面90に戻る。
画像形成装置10は、手書き入力画面遷移ボタン92が押下されたら、手書き入力を行うための専用画面に画面を遷移させる。ユーザはその遷移後の画面にて手書き入力を行い、利用目的を示す文字列を入力する。手書き入力は、操作パネル30上に対して行ってもよいし、外部の装置(ペンタブレット等)で入力した内容を画像形成装置10に送信するものでもよい。入力が完了したら、自動的に入力画面90に戻る。
入力中文章欄94に、キーボード入力か手書き入力のいずれか一方の方法で入力された入力内容が表示されている時に、他方の方法で新たに利用目的を入力した場合、それまで入力中文章欄94に表示されていた内容はリセットされ、その新たに入力された内容が表示される。
なお、登録ボタン93が押下されたら、入力中文章欄94に表示されている文字列を記憶する。記憶された文字列は、次回に利用目的を入力する際に読み出して使用することができる。
画像形成装置10は、スタートボタン50が押下されたら、入力中文章欄94に表示されている内容(利用目的を示す文字列)を、身分証明書の複製画像に重ねて、コピー印刷物の印刷を開始する。
次に、画像形成装置10がコピージョブを実行する場合に、複製元の原稿(コピー対象物)が身分証明書であるか否かを、原稿判定部22が判定する方法について説明する。判定方法は2通りある。第1の方法は、ユーザから複製元の原稿(コピー対象物)が身分証明書である指定を受け付けて判定する方法(ユーザ選択)である。第2の方法は、読み取った画像に画像解析を行って、その画像内での写真部分や文字列等、各構成要素の配置情報を取得し、サーバ40から受信した定型フォームと比較する方法(自動判定)である。
図12は、コピージョブの開始指示を受け付ける直前に(コピー対象物がADF、もしくはプラテンガラスにセットされている状態で)、操作パネル30に表示されるコピー対象物指定画面120を示す。コピー対象物指定画面120内の対象物指定ボタン121〜123のいずれか1つが選択されている状態で、コピージョブの開始指示を受け付けた場合(スタートボタン50が押下された場合)は、コピー対象物が、その選択されている対象物指定ボタン(121〜123)に対応する種類の身分証明書であると判定する。
スタートボタン50が押下された際に、対象物指定ボタン121が選択されていた場合は、コピー対象物は運転免許証であると認識する。スタートボタン50が押下された際に、対象物指定ボタン122が選択されていた場合は、コピー対象物はパスポートであると認識する。スタートボタン50が押下された際に、対象物指定ボタン123が選択されていた場合は、コピー対象物は健康保険証であると認識する。
対象物指定ボタン121〜123のいずれも選択されていない状態でスタートボタン50が押下された場合は、第2の方法(自動判定)にて、コピー対象物が身分証明書であるか否かを判定する。なお、コピー対象物が身分証明書である場合はその種類も判別する。
第2の方法による判定が開始されたら、まず、画像形成装置10は、サーバ40にアクセスし、複数の定型フォームの情報を取得する。次に、スキャナ部17が読み取って得た画像に対して画像解析を行い、文字列や写真部分等の各構成要素の配置情報を取得し、当該配置情報と一致する配置情報(配置パターン)を持つ定型フォームを抽出する。
配置情報が一致する定型フォームが無い場合は、コピー対象物が身分証明書ではないと判定する。配置情報が一致する定型フォームがある場合は(配置情報が一致する定型フォームが抽出されたら)、コピー対象物がその定型フォームに対応する種類の身分証明書であると判定する。これにより、コピー対象物が身分証明書であるか否かを判定するとともに、身分証明書である場合はその種類も判定(判別)される。
次に、画像形成装置10が行う各種の処理の流れについて説明する。図13は、画像形成装置10がコピージョブを実行する場合に行う処理の流れの概要を示す。
コピージョブが開始されたら、スキャナ部17が原稿を読み取り、画像を取得する(ステップS101)。読み取り対象となる原稿の面は、片面、両面、見開きの3つのタイプがあり、スキャナ部17はそれぞれのタイプに合わせて読み取りを行う。次に、その原稿(コピー対象物)が、身分証明書であるか否かを判定する原稿種類判定処理を行う(ステップS102)。
ステップS102にて、ステップS101で読み取った原稿(コピー対象物)が、身分証明書でないと判定された場合は(ステップS103;No)、ステップS107にて、原稿の複製画像がそのまま印刷される。つまり、この場合は通常の原稿として通常のコピージョブが実行される。
ステップS102にて、ステップS101で読み取った原稿(コピー対象物)が、身分証明書であると判定された場合は(ステップS103;Yes)、利用目的入力受け付け処理によって(ステップS104)、利用目的の入力を受け付ける。
次に、ステップS104にて受け付けた利用目的を示す文字列を、重ねる場所(複製画像上の)を決定する合成領域決定処理を行う(ステップS105)。
そして、ステップS105で決定した場所に利用目的を示す文字列を重ねた重畳画像を生成し(ステップS106)、当該重畳画像を印刷したら(ステップS107)、処理を終了する。
図14は、図13のステップS102で行う原稿種類判定処理を示す。図14では、ユーザによる選択ではなく(図12参照)、画像形成装置10が自動で、原稿(コピー対象物)の種類を判断する場合の処理を示している。
まず、サーバ40から、運転免許証とパスポートの定型フォームを取得し、図13のステップS101で取得した画像に対して画像解析を行って各構成要素の配置情報を取得し、運転免許証の定型フォームと比較する(ステップS201)。
運転免許証の定型フォームの示す配置情報と、画像解析によって得た配置情報が一致した場合は(ステップS202;Yes)、原稿が運転免許証であると判定し(ステップS205)、処理を終了する。
一致しなかった場合は(ステップS202;No)、画像解析によって得た配置情報と、パスポートの定型フォームを比較する(ステップS203)。
パスポートの定型フォームの示す配置情報と、画像解析によって得た配置情報が一致した場合は(ステップS204;Yes)、原稿がパスポートであると判定し(ステップS207)、処理を終了する。
一致しなかった場合は(ステップS204;No)、原稿が身分証明書ではない一般原稿であると判定し(ステップS206)、処理を終了する。
図15は、図13のステップS104で行う利用目的入力受け付け処理を示す。画像形成装置10は、ユーザから受け付ける操作を監視し、実際に印字される文字列の簡略内容の選択肢による選択を受け付けたら(ステップS301;Yes)、ステップS307に進む。
アイコンの選択肢による選択を受け付けたら(ステップS301;No、ステップS302;Yes)、ステップS307に進む。
実際に印字される文字列の選択肢による選択を受け付けたら((ステップS302;No、ステップS303;Yes)、ステップS307に進む。
ステップS307では、図10に示す印字文字列参照テーブル160を参照し、選択された選択肢に対応する文字列(実際に印字される文字列)を取得し、処理を終了する。
キーボード入力を行うことが選択されたら、つまりキーボード入力画面遷移ボタン91(図11参照)が押下されたら(ステップS303;No、ステップS304;Yes)、遷移後の画面にてキーボード入力による利用目的(利用目的を示す文字列)の入力を受け付け(ステップS306)、処理を終了する。
手書き入力を行うことが選択されたら、つまり手書き入力画面遷移ボタン92(図11参照)が押下されたら(ステップS304;No、ステップS305;Yes)、遷移後の画面にて手書き入力による入力を受け付け、その受け付けたイメージを利用目的を示す文字列として取得し(ステップS308)、処理を終了する。
ステップS301からステップS305は、選択肢の選択による入力、キーボード入力、手書き入力のうち、いずれの入力方法で利用目的を力するかについての選択操作の受け付けを待っている状態でループする処理である。
図16は、図13のステップS105で行う合成領域決定処理を示す。この処理によって、図13のステップS101で取得した画像に対して図15の利用目的入力受け付け処理にて取得した文字列を、どの場所に重ねる(合成する)のかを決定する。
まず、図15の利用目的入力受け付け処理にて取得した文字列を重ねる際のサイズ(範囲)を算出する(ステップS401)。たとえば、文字列の文字数と行数等から、サイズを算出する。実施の形態では、手書き入力の場合は、予め決められたサイズとなる。
画像形成装置10は、サーバ40から取得した定型フォームに基づいて、用紙上おける身分証明書の画像等の配置場所(レイアウト)を調べ、利用目的を示す文字列を重ねる位置を決定する。
図17は、各種の身分証明書を印刷する場合のレイアウトを示す領域管理テーブル150の一例を示す。領域管理テーブル150は、原稿種類欄151、用紙サイズ欄152、印刷面欄153、画像領域欄154、写真画像欄155、写真領域欄156で構成されている。
原稿種類欄151には、身分証明書の種類が登録されている。用紙サイズ欄152には、印刷に使用される各種の用紙サイズが登録されている(本実施の形態では1種類の用紙サイズのみが登録されているが、他の用紙サイズが登録されていてもよい)。印刷面欄153には、原稿のコピーされる面が片面、両面(表面/裏面)、見開きの内のいずれであるのかが登録されている。
画像領域欄154には、用紙サイズ欄152の示す用紙サイズの用紙上において、身分証明書の画像が印刷される領域(座標情報による)を示す。写真画像欄155には、原稿種類欄151に登録されている身分証明書に写真部分があるか否かが登録されている。写真領域欄156には、写真部分がある場合に、用紙サイズ欄152の示す用紙サイズの用紙上において、写真部分が印刷される領域(座標情報による)を示す。
図16に戻って説明を続ける。次に、領域管理テーブル150内の、図13の原稿種類判定処理で判定された身分証明書の情報を参照する(ステップS402)。
印刷を行う用紙サイズの情報(用紙の領域情報)を取得する(ステップS403)。身分証明書の画像が印刷される領域情報を取得する(ステップS404)。そして、写真部分がある場合は、写真部分が印刷される領域情報を取得する(ステップS405)。
その後、ステップS401で算出した文字列のサイズが収まる位置であって、写真部分とは重ならない位置を、合成する位置として決定し(ステップS406)、処理を終了する。
なお、身分証明書の種類ごとに、各配置パターン(図3〜6参照)での重ねる位置(合成する場所)と、そのサイズ(範囲)を予め定めておき、その範囲に収まるように文字のサイズ(手書きの場合はイメージのサイズ)を調整するようにしてもよい。
本発明では、コピージョブを実行する際に、コピー対象物が身分証明書か否かを判定する。身分証明書であれば、コピー印刷物の利用目的の入力を受け付け、受け付けた利用目的を示す文字列を、身分証明書の複製画像に重ねて印刷を行う。身分証明書をコピーする場合は、身分証明書の画像(複製画像)と利用目的を示す文字列を分離できないように印刷するので、印字された利用目的以外の目的でのコピー印刷物の転用を防止することができる。
また、利用目的を示す文字列を複製画像に重ねる際には、身分証明書の画像内の写真部分を避けて重ねる。これにより、身分証明書のコピー印刷物において、写真部分の視認性が確保される。なお、写真部分以外の構成要素(身分証明書の登録番号や特定の文字列等)を避けるようにしてもよい。
以上、本発明の実施の形態を図面によって説明してきたが、具体的な構成は実施の形態に示したものに限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
本発明の実施の形態では、スキャナ部17が読みとって得た画像を印刷していたが、画像の取得方法はこれに限らない。たとえば、サーバ40等の外部の装置から身分証明書の画像を受信するようにしてもよい。この場合、原稿判定部22は、この受信した画像が身分証明書の画像か否かを判定する。
本実施の形態では、スキャナ部17が読み取った画像に画像解析をかけた場合、その画像内の構成要素の配置情報を定型フォームと照らし合わせることで、その画像が身分証明書の画像であるか否かを判定していたが、画像解析によって、該画像内の特定のマークや文字列等を検出した場合に、その画像が身分証明書の画像であると判定するようにしてもよい。身分証明書の種類を判別する場合も同様に、該画像内の特定のマークや文字列等を検出して種類の判別を行ってもよい。
本発明の実施の形態では、定型フォームをサーバ40から受信していたが、定型フォームは画像形成装置10が記憶していてもよい。
本発明の実施の形態では、身分証明書は、運転免許証やパスポート、健康保険証であったが、これに限らない。他にも住民基本台帳カード、居民身分証等、各種申請時に本人確認に使用することが可能であればよい。
本発明の実施の形態では、いずれの配置パターン(図3〜6、配置パターン1〜4参照)でも、利用目的文字列110が用紙の余白部分を跨ぐように配置されていたが、余白部分を跨がなくともよい。すなわち、画像部分にのみ重なるようにしてもよい。また写真部分103上に重なるように利用目的文字列110を配置してもよい。利用目的文字列110が身分証明書の画像に重なっていればよい。
3…LAN
10…画像形成装置
11…CPU
12…ROM
13…RAM
14…不揮発メモリ
15…ハードディスク装置
16…画像処理部
17…スキャナ部
18…プリンタ部
19…ファクシミリ通信部
20…ネットワーク通信部
21…電源部
22…原稿判定部
30…操作パネル
31…表示部
32…操作部
33…スイッチ部
34…タッチパネル部
40…サーバ
50…スタートボタン
60…選択画面
61…選択肢ボタン
62…選択肢ボタン
63…選択肢ボタン
70…選択画面
71…選択肢ボタン
72…選択肢ボタン
73…選択肢ボタン
80…選択画面
81…選択肢ボタン
82…選択肢ボタン
83…選択肢ボタン
90…入力画面
91…キーボード入力画面遷移ボタン
92…手書き入力画面遷移ボタン
93…登録ボタン
94…入力中文章欄
100(A〜E)…コピー印刷物
101…表面用画像
102…裏面用画像
103…写真部分
110(A〜E)…利用目的文字列
120…コピー対象物指定画面
121…対象物指定ボタン
122…対象物指定ボタン
123…対象物指定ボタン
150…領域管理テーブル
151…原稿種類欄
152…用紙サイズ欄
153…印刷面欄
154…画像領域欄
155…写真画像欄
156…写真領域欄
160…印字文字列参照テーブル
161…簡略内容選択肢欄
162…アイコン選択肢欄
163…同内容選択肢欄
164…印字文字列欄

Claims (11)

  1. 身分証明書の画像を取得する画像取得部と、
    印刷部と、
    前記画像取得部が取得した第1画像が身分証明書の画像か否かを判定する判定部と、
    前記判定部が前記第1画像は身分証明書の画像であると判定した場合に、前記印刷部によって印刷される印刷物の利用目的について、予め定められた複数の利用目的を表示し、その表示された前記複数の利用目的のうちからの選択を受け付ける利用目的入力部と、
    前記利用目的入力部が受け付けた利用目的を示す文字列を、前記身分証明書の画像に重ねて、前記印刷部に印刷を行わせる制御部と、
    を有する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記複数の利用目的は、銀行口座の開設、ホテルの宿泊、乗車券の購入のいずれかを含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 身分証明書は複数の面を備え、
    前記制御部は、前記文字列を当該複数の面の画像に跨るように重ねて、前記印刷部に印刷を行わせる
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御部は、前記文字列を余白部分と前記身分証明書の画像に跨るように重ねて、前記印刷部に印刷を行わせる
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載の画像形成装置。
  5. 前記制御部は、前記身分証明書の画像内の所定の構成要素を避けて前記身分証明書の画像に前記文字列を重ねる
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1つに記載の画像形成装置。
  6. 前記判定部は、前記第1画像を解析して、もしくは前記利用目的入力部が、第1画像が身分証明書の画像である指定を受け付けることで、前記第1画像が身分証明書の画像であるか否かを判定する
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1つに記載の画像形成装置。
  7. 前記画像取得部は、スキャナ部を含み、身分証明書を光学的に読み取ることによって前記身分証明書の画像を取得する
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1つに記載の画像形成装置。
  8. 前記画像取得部は、外部の装置と通信を行う通信部を含み、外部の装置から前記通信によって前記身分証明書の画像を取得する
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1つに記載の画像形成装置。
  9. 前記制御部は、前記身分証明書の画像を解析することで、前記所定の構成要素を避けて前記身分証明書の画像に前記文字列を重ねる
    ことを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  10. 前記身分証明書の種類ごとに、前記身分証明書の画像内の各構成要素の配置パターンが予め登録された記憶部を更に備え、
    前記判定部は、前記身分証明書の種類を判別し、
    前記制御部は、前記判定部が判別した種類に対応する前記配置パターンに基づいて、前記所定の構成要素を避けて前記身分証明書の画像に前記文字列を重ねる
    ことを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  11. 前記身分証明書の種類は、運転免許証、パスポート、健康保険証、住民基本台帳カード、居民身分証等、各種申請時に本人確認に使用することが可能なものである
    ことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1つに記載の画像形成装置。
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