JP6436720B2 - Iii族窒化物半導体装置とその製造方法 - Google Patents

Iii族窒化物半導体装置とその製造方法 Download PDF

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Description

本明細書の技術分野は、電子移動度の高いIII 族窒化物半導体装置とその製造方法に関する。
GaNに代表されるIII 族窒化物半導体では、絶縁破壊電界の強度が高く、かつ融点が高い。そのため、III 族窒化物半導体は、GaAs系半導体に代わる、高出力、高周波、高温用の半導体デバイスの材料として期待されている。そのため、HEMT素子などが研究開発されている。
例えば、電子走行層としてGaNを用い、電子供給層としてn−AlGaNを用いるHEMT素子が開発されている(特許文献1の段落[0002]および図2等参照)。
ところで、GaNの電子移動度の理論値は3000cm2 /Vs程度である。そのため、GaNの電子移動度は、Siの電子移動度よりも速いが、Geの電子移動度と同等である。さらには、GaNの電子移動度は、InP、InAs、InSbの電子移動度よりも遅い。また、実験で得られるGaNの電子移動度は2000cm2 /Vsにとどまっている。
特開2003−179082号公報
一方、InNの電子移動度の理論値が14000cm2 /Vsであるとする最近の研究結果がある。これは、In濃度の高いIII 族窒化物半導体層が、高速高周波デバイスのチャネル層として有望であることを示唆している。
しかし、通常のGaN結晶を成長させる高温下では、Inは、III 族窒化物半導体層から離脱しやすい。つまり、In濃度が高く結晶性に優れたIII 族窒化物半導体を成長させることは、非常に困難である。
また、InNは、表面アキュミュレーションを起こすと考えられており、半導体装置のチャネル層として、現状では想定されていない。
本明細書の技術は、前述した従来の技術が有する問題点を解決するためになされたものである。その課題とは、量産に適しているとともにIn濃度の高いIII 族窒化物半導体層を有するIII 族窒化物半導体装置とその製造方法を提供することである。
第1の態様におけるIII 族窒化物半導体装置の製造方法では、製造装置を用いる。この製造方法は、成長基板の主面にIII 族窒化物半導体から成る半導体層を形成する半導体層形成工程を有する。半導体層形成工程は、第1のIII 族窒化物半導体層を形成する第1の半導体層形成工程を有する。製造装置は、第1の電極と、成長基板を支持する基板支持部と、III 族金属を含む有機金属ガスを基板支持部に供給する第1のガス供給管と、窒素ガスと水素ガスとを含む混合ガスを基板支持部に供給する第2のガス供給管と、接地された炉本体と、を有する。第1のガス供給管は、少なくとも1以上の第1のガス噴出口を有する。第1の電極は、基板支持部からみて第1のガス供給管の第1のガス噴出口よりも遠い位置に配置されている。第1の半導体層形成工程では、炉本体と第1の電極との間に放電を生じさせてプラズマ発生領域にプラズマを発生させる。プラズマ発生領域は、第1の電極と第1のガス供給管との間の領域のうち第1の電極の直下であって第1のガス供給管から離れた位置に位置している。また、第1の半導体層形成工程では、第2のガス供給管から混合ガスをプラズマ発生領域に供給してプラズマ化し、プラズマ化した混合ガスを成長基板に供給するとともに、有機金属ガスをプラズマ化しないで第1のガス供給管から成長基板に供給して第1のIII 族窒化物半導体層としてAlY InX Ga(1-X-Y) N層を形成する。第1のIII 族窒化物半導体層のIn濃度Xは、0.3≦X≦1.0である。第1のIII 族窒化物半導体層のAl濃度Yは、0≦Y≦0.05である。
この製造方法により製造されたIII 族窒化物半導体装置では、チャネル層のIn濃度が高い。そのため、このIII 族窒化物半導体装置のチャネル層の電子電導度は高い。したがって、このIII 族窒化物半導体装置は、高速高周波用のデバイスに好適である。
の態様におけるIII 族窒化物半導体装置の製造方法では、第1のIII 族窒化物半導体層は、InX Ga(1-X) N層である。
第3の態様におけるIII 族窒化物半導体装置の製造方法では、第1のIII 族窒化物半導体層は、InN層である。
の態様におけるIII 族窒化物半導体装置の製造方法は、第1のIII 族窒化物半導体層の上に第2のIII 族窒化物半導体層を形成する第2の半導体層形成工程を有する。第2の半導体層形成工程では、第1のIII 族窒化物半導体層の格子定数に対する第2のIII 族窒化物半導体層の格子定数の比を、0.95以上1.05以下の範囲内として第2のIII 族窒化物半導体層を形成する。
の態様におけるIII 族窒化物半導体装置の製造方法は、第1のIII 族窒化物半導体層を形成する前に第1のIII 族窒化物半導体層の下地となる下地層を形成する工程を有する。第1の半導体層形成工程では、下地層の格子定数に対する第1のIII 族窒化物半導体層の格子定数の比を、0.95以上1.05以下の範囲内として第1のIII 族窒化物半導体層を形成する。
の態様におけるIII 族窒化物半導体装置の製造方法は、第1のIII 族窒化物半導体層を形成する前に第1のIII 族窒化物半導体層の下地となる下地層を形成する工程と、第1のIII 族窒化物半導体層の上に第2のIII 族窒化物半導体層を形成する第2の半導体層形成工程と、を有する。第2の半導体層形成工程では、下地層の格子定数に対する第2のIII 族窒化物半導体層の格子定数の比を、0.95以上1.05以下の範囲内として第2のIII 族窒化物半導体層を形成する。
本明細書では、量産に適しているとともにIn濃度の高いIII 族窒化物半導体層を有するIII 族窒化物半導体装置とその製造方法が提供されている。
第1の実施形態に係るHEMT素子の概略構成を示す図である。 実施形態に係る製造装置の概略構成を示す図である。 第1の実施形態の変形例に係るHEMT素子の概略構成を示す図である。 第2の実施形態に係るHEMT素子の概略構成を示す図(その1)である。 第2の実施形態に係るHEMT素子の概略構成を示す図(その2)である。 第2の実施形態に係るHEMT素子の概略構成を示す図(その3)である。
以下、具体的な実施形態について、量産に適しているとともにIn濃度の高いIII 族窒化物半導体層を有するIII 族窒化物半導体装置とその製造方法を例に挙げて図を参照しつつ説明する。
(第1の実施形態)
第1の実施形態について説明する。本実施形態の半導体装置は、III 族窒化物半導体層を有する。
1.III 族窒化物半導体装置
図1に、本実施形態のHEMT100を示す。HEMT100は、高電子移動度トランジスタである。図1に示すように、HEMT100は、基板110と、バッファ層120と、チャネル層130と、バリア層140と、ソース電極S1と、ゲート電極G1と、ドレイン電極D1と、を有している。ソース電極S1およびドレイン電極D1は、バリア層140の上に形成されている。このように、チャネル層130は、基板110とバリア層140との間の位置に配置されている。バリア層140からみてチャネル層130の反対側の位置に、ゲート電極G1と、ソース電極S1と、ドレイン電極D1と、が配置されている。
ここで、チャネル層130は、単一層であっても複数層であってもよい。バリア層140は、単一層であっても複数層であってもよい。バリア層140のバンドギャップは、チャネル層130のバンドギャップに比べて大きい。
バッファ層120は、GaNから成るGaN層である。チャネル層130は、InGaNから成るInGaN層である。バリア層140は、AlGaNから成るAlGaN層である。または、AlInN層であってもよい。チャネル層130のInGaNにおけるIn濃度は高い。また、チャネル層130の結晶性はよい。チャネル層130におけるInX Ga(1-X) N層のIn濃度Xは、0.3以上1.0以下の範囲内である。また、In濃度Xは、0.5以上1.0以下の範囲内であってもよい。In濃度Xは、0.8以上1.0以下の範囲内であるとなおよい。さらには、In濃度Xを1.0とすることもできる。この場合、チャネル層130は、InNである。
このように、本実施形態のHEMT100は、In濃度Xの高いチャネル層130を有している。In濃度Xが高いほど、その半導体層の電子電導度は高い。そのため、このチャネル層130の電子電導度は、従来のHEMTの電子電導度に比べて十分に高い。したがって、高速高周波のデバイスに好適である。
2.III 族窒化物半導体装置の製造装置
2−1.製造装置の構成
図2は、本実施形態におけるIII 族窒化物半導体装置の製造装置1000の概略構成図である。製造装置1000は、窒素ガスと水素ガスとを含む混合ガスをプラズマ化して、そのプラズマ化したプラズマ生成物を成長基板に供給するとともに、III 族金属を含む有機金属ガスをプラズマ化しないで成長基板に供給する装置である。
製造装置1000は、炉本体1001と、シャワーヘッド電極1100と、サセプター1200と、加熱器1210と、第1のガス供給管1300と、ガス導入室1410と、第2のガス供給管1420と、金属メッシュ1500と、RF電源1600と、マッチングボックス1610と、第1のガス供給部1710と、第2のガス供給部1810と、ガス容器1910、1920、1930と、恒温槽1911、1921、1931と、マスフローコントローラー1720、1820、1830、1840と、を有している。また、製造装置1000は、排気口(図示せず)を有している。
シャワーヘッド電極1100は、周期的な電位を付与される第1の電極である。シャワーヘッド電極1100は、例えば、ステンレス製である。もちろん、これ以外の金属であってもよい。シャワーヘッド電極1100は、平板形状の電極である。そして、シャワーヘッド電極1100には、表面から裏面に貫通する複数の貫通孔(図示せず)が設けられている。そして、これらの複数の貫通孔は、ガス導入室1410および第2のガス供給管1420と連通している。このため、ガス導入室1410から炉本体1001の内部に供給される第2のガスは、好適にプラズマ化される。RF電源1600は、シャワーヘッド電極1100に高周波電位を付与する電位付与部である。
サセプター1200は、基板Sa1を支持するための基板支持部である。サセプター1200の材質は、例えば、グラファイトである。また、これ以外の導電体であってもよい。ここで、基板Sa1は、III 族窒化物半導体を成長させるための成長基板である。
第1のガス供給管1300は、サセプター1200に第1のガスを供給するためのものである。実際には、サセプター1200に支持された基板Sa1に第1のガスを供給することとなる。ここで、第1のガスとは、III 族金属を含む有機金属ガスである。また、その他のキャリアガスを含んでいてもよい。第1のガス供給管1300は、リング状のリング部1310を有している。そして、第1のガス供給管1300のリング部1310には、12個の貫通孔(図示せず)がリング部1310の内側に設けられている。これらの貫通孔は、第1のガスが噴出する噴出口である。そのため、第1のガスは、リング部1310の内側に向けて、噴出することとなる。第1のガス供給管1300は、後述するように、プラズマ発生領域から離れた位置に位置している。
第2のガス供給管1420は、サセプター1200に第2のガスを供給するためのものである。実際には、第2のガスをガス導入室1410および炉本体1001の内部に導入するとともに、サセプター1200に支持された基板Sa1に第2のガスを供給することとなる。そして、第2のガス供給管1420は、第2のガスを炉本体1001の内部に供給する。ここで、第2のガス供給管1420が供給する第2のガスは、少なくとも窒素ガスを含むガスである。第2のガス供給管1420は、窒素ガスと水素ガスとの混合ガスを第2のガスとして供給するとよい。ガス導入室1410は、窒素ガスと水素ガスとの混合ガスを一旦収容するとともに、シャワーヘッド電極1100の貫通孔にこの混合ガスを供給するためのものである。
金属メッシュ1500は、荷電粒子を捕獲するためのものである。金属メッシュ1500は、例えば、ステンレス製である。もちろん、これ以外の金属であってもよい。金属メッシュ1500は、シャワーヘッド電極1100とサセプター1200との間の位置に配置されている。そのため、後述するようにプラズマ発生領域で発生した荷電粒子が、サセプター1200に支持されている成長基板Sa1に向かうのを抑制することができる。また、金属メッシュ1500は、シャワーヘッド電極と第1のガス供給管1300のリング部1310との間の位置に配置されている。そのため、荷電粒子が、第1のガス供給管1300から噴出されるIII 族金属を含む有機金属分子に衝突するのを抑制することができる。
炉本体1001は、少なくとも、シャワーヘッド電極1100と、サセプター1200と、第1のガス供給管1300のリング部1310と、金属メッシュ1500と、を内部に収容している。炉本体1001は、例えば、ステンレス製である。炉本体1001は、上記以外の導電体であってもよい。
炉本体1001と、金属メッシュ1500と、第1のガス供給管1300とは、導電性の部材であり、いずれも接地されている。そのため、シャワーヘッド電極1100に電位が付与されると、シャワーヘッド電極1100と、炉本体1001および金属メッシュ1500および第1のガス供給管1300と、の間に電圧が印加されることとなる。そして、炉本体1001および金属メッシュ1500および第1のガス供給管1300の少なくとも1つ以上と、シャワーヘッド電極1100と、の間に放電が生じると考えられる。シャワーヘッド電極1100の直下では、高周波かつ高強度の電界が形成される。そのため、シャワーヘッド電極1100の直下の位置は、プラズマ発生領域である。
ここで、第2のガス、すなわち、窒素ガスと水素ガスとの混合ガスは、このプラズマ発生領域においてプラズマ化されることとなる。そして、プラズマ発生領域でプラズマ生成物が発生する。この場合におけるプラズマ生成物とは、窒素ラジカルと、水素ラジカルと、窒化水素系の化合物と、電子と、その他のイオン等である。ここで、窒化水素系の化合物とは、NHと、NH2 と、NH3 と、これらの励起状態と、その他のものとを含む。
また、シャワーヘッド電極1100と、サセプター1200とは、十分に離れている。シャワーヘッド電極1100と、サセプター1200との間の距離は、40mm以上200mm以下である。より好ましくは、40mm以上150mm以下である。シャワーヘッド電極1100とサセプター1200との間の距離が短いと、プラズマ発生領域がサセプター1200の箇所にまで広がるおそれがある。シャワーヘッド電極1100とサセプター1200との間の距離が40mm以上であれば、プラズマ発生領域がサセプター1200の箇所にまで広がるおそれがほとんどない。そのため、荷電粒子が基板Sa1に到達することを抑制できる。また、シャワーヘッド電極1100とサセプター1200との間の距離が大きいと、窒素ラジカルや、窒化水素系の化合物等が、サセプター1200の保持する基板Sa1に到達しにくくなるからである。なお、これらの距離は、プラズマ発生領域の大きさと、その他のプラズマ条件にも依存する。
シャワーヘッド電極1100は、サセプター1200からみて第1のガス供給管1300のリング部1310の貫通孔よりも遠い位置に配置されている。シャワーヘッド電極1100と、第1のガス供給管1300のリング部1310の貫通孔との間の距離は、30mm以上190mm以下である。より好ましくは、30mm以上140mm以下である。荷電粒子が、第1のガスに混入することを抑制するとともに、窒素ラジカルや、窒化水素系の化合物等が、第1のガスに混入しやすくするためである。このため、プラズマ化された第2のガスと、プラズマ化されない第1のガスとにより、基板Sa1に半導体層が積層されることとなる。なお、これらの距離は、プラズマ発生領域の大きさと、その他のプラズマ条件にも依存する。
加熱器1210は、サセプター1200を介して、サセプター1200に支持される基板Sa1を加熱するためのものである。
マスフローコントローラー1720、1820、1830、1840は、各々のガスの流量を制御するためのものである。恒温槽1911、1921、1931には、不凍液1912、1922、1932が満たされている。また、ガス容器1910、1920、1930は、III 族金属を含む有機金属ガスを収容するための容器である。ガス容器1910、1920、1930には、それぞれ、トリメチルガリウムと、トリメチルインジウムと、トリメチルアルミニウムとが、収容されている。もちろん、トリエチルガリウム等、その他のIII 族金属を含む有機金属ガスであってもよい。
2−2.製造装置の製造条件
製造装置1000における製造条件を表1に示す。表1で挙げた数値範囲は、あくまで目安であり、必ずしもこの数値範囲である必要はない。RFパワーは、100W以上1000W以下の範囲内である。RF電源1600がシャワーヘッド電極1100に付与する周期的な電位の周波数は、30MHz以上300MHz以下の範囲内である。基板温度は、室温以上900℃以下の範囲内である。製造装置1000の内圧は、1Pa以上10000Pa以下の範囲内である。
[表1]
RFパワー 100W以上 1000W以下
周波数 30MHz以上 300MHz以下
基板温度 室温以上 900℃以下
内圧 1Pa以上 10000Pa以下
2−3.製造装置の効果
この製造装置1000は、In組成比Xが0.3以上というIn濃度の高いIII 族窒化物層を比較的速い成長速度で成長させることができる。つまり、In濃度の高いIII 族窒化物層を有する半導体素子を量産することができる。また、窒素ガスおよび水素ガスをプラズマ化するため、従来のMOCVD法に比べて、低い温度で半導体層を成長させることができる。例えば、基板温度を100℃〜200℃程度として成膜することができる。また、MOCVD炉のように大量のアンモニアを用いる必要がない。そのため、大規模な除害装置を設ける必要がない。そして、この製造装置1000の製造コストおよびランニングコストは、従来の装置よりも低い。
3.III 族窒化物半導体装置の製造方法
ここで、本実施形態の製造装置1000を用いたHEMT100の製造方法について説明する。発明者らは、製造装置1000を用いた半導体装置の製造方法について、Radical Enhanced Metal Organic Chemical Vapor Deposition(REMOCVD法)と名付けた。
3−1.基板のクリーニング
まず、基板Sa1を準備する。基板Sa1として、例えば、c面サファイア基板を用いることができる。また、その他の基板を用いてもよい。基板Sa1を、製造装置1000の内部に配置し、水素ガスを供給しながら基板温度を400℃程度まで上昇させる。これにより、基板Sa1の表面を還元するとともに、基板Sa1の表面をクリーニングする。基板温度については、より高い温度にしてもよい。
3−2.半導体層形成工程
次に、RF電源1610をONにする。そして、第2のガス供給管1420から、窒素ガスと水素ガスとの混合ガスを供給する。そして、シャワーヘッド電極1100の貫通孔から炉本体1001の内部に供給された混合ガスは、シャワーヘッド電極1100の直下でプラズマ化する。そのため、シャワーヘッド電極1100の直下にプラズマ発生領域が生成される。この際に、窒素ラジカルと水素ラジカルとが生成される。そして、窒素ラジカルと水素ラジカルとが反応して、窒化水素系の化合物が生成されると考えられる。また、電子やその他の荷電粒子も生成される。
そして、これらの窒素ラジカルと水素ラジカルと窒化水素系の化合物と電子とその他の荷電粒子を含んだラジカル混合気体は、基板Sa1に向けて送出される。このラジカル混合ガスの発生箇所は、シャワーヘッド電極1100の直下である。シャワーヘッド電極1100から基板Sa1までの距離は十分に広いため、ラジカル混合気体のうち、電子やイオン等の荷電粒子は、基板Sa1まで到達しにくい。また、荷電粒子は、金属メッシュ1500に捕獲されやすい。そのため、基板Sa1に向けて供給されるのは、窒素ラジカルと水素ラジカルの他、窒化水素系の化合物であると考えられる。これらの窒素ラジカルや窒化水素系の化合物は、通常のアンモニアに比べて、反応性が高い。そのため、従来に比べて低い温度で半導体層をエピタキシャル成長させることができる。
一方、第1のガス供給管1300のリング部1310から、III 族金属の有機金属ガスを供給する。例えば、トリメチルガリウムと、トリメチルインジウムと、トリメチルアルミニウムとが、挙げられる。本実施形態では、In濃度の高い半導体層を形成するため、インジウム元素を含む有機金属ガスの供給量は、従来に比べて多い。これらのガスは、基板Sa1に向かうラジカル混合気体に巻き込まれて、基板Sa1に供給されることとなる。III 族金属の有機金属ガスは、プラズマ化されないで、基板Sa1に供給される。
このように、本実施形態のHEMT100の製造方法では、窒素ガスと水素ガスとを含む混合ガスをプラズマ化して、そのプラズマ化したプラズマ生成物を成長基板に供給するとともに、III 族金属を含む有機金属ガスをプラズマ化しないで成長基板に供給する。
このようにして、基板Sa1の上に、バッファ層120と、チャネル層130と、バリア層140と、を形成する。上記の各半導体層を形成するために、適宜原料ガスを切り替えればよい。
なお、製造装置1000の内部の圧力は、例えば、10Pa以上1000Pa以下の範囲内である。RFパワーは、例えば、100W以上1000W以下の範囲内である。III 族金属の有機金属ガスについては、例えば、0.025sccm以上2.0sccmである。基板温度は、例えば、500℃以上850℃以下の範囲内である。これらの数値範囲は例示であり、これ以外の数値を用いてもよい。
3−3.電極形成工程
次に、バリア層140の上にソース電極S1およびドレイン電極D1を形成する。また、バリア層140の上にゲート電極G1を形成する。以上により、HEMT100が製造される。
3−4.素子分離工程
次に、ウエハ状の基板Sa1を分割して、複数のHEMT100に切り出す。もしくは、基板Sa1から余剰な部分を除去する。そのためには、レーザー装置や、ブレーキング装置等を用いればよい。
3−5.その他工程
また、上記の他に、熱処理工程と、保護膜形成工程と、その他の工程と、を実施してもよい。
4.従来のHEMTとの違い
本実施形態のHEMT100は、従来のHEMTと比較して、In濃度の高いチャネル層130を有する。チャネル層130のIn濃度が高いため、電子移動度が、従来のGaN系のHEMTに比べて高い。つまり、高速高周波の半導体デバイスとして、優れている。
5.変形例
5−1.AlInGaN層
本実施形態では、チャネル層130をInGaN層として形成した。しかし、少量のAl元素を含有していてもよい。その場合、チャネル層130は、AlY InX Ga(1-X-Y) N層である。この場合において、チャネル層130のIn濃度Xは、0.3≦X≦1.0であり、チャネル層130のAl濃度Yは、0≦Y≦0.05である。
5−2.絶縁ゲート型HEMT
図3に示すように、絶縁ゲート型のHEMT200に対しても、適用することができる。HEMT200は、基板110と、バッファ層120と、チャネル層130と、バリア層240と、絶縁膜250と、ソース電極S2と、ゲート電極G2と、ドレイン電極D2と、を有している。ゲート電極G2は、溝241の位置に、絶縁膜250をはさんでバリア層240と対面する位置に形成されている。また、図1や図3に示した半導体構造に限らない。チャネル層230として、In濃度の高いIII 族窒化物半導体を適用すれば、その他の半導体層の構成は、自由に選んでよい。
5−3.積層構造
本実施形態では、ソース電極S1と、ゲート電極G1と、ドレイン電極D1とを、バリア層140の上に形成した。しかし、バリア層140の上に他の半導体層を形成し、その半導体層の上にこれらの電極を形成してもよい。もちろん、その場合であっても、絶縁ゲート型の半導体装置であってもよい。また、チャネル層130と基板110との間に、バッファ層120以外の下地層を有していてもよい。
5−4.合金散乱防止層
チャネル層130とバリア層140との間に、バリア層140よりもバンドギャップの大きい合金散乱防止層を形成してもよい。
5−5.組み合わせ
上記の変形例について、自由に組み合わせてもよい。
6.本実施形態のまとめ
本実施形態のHEMT100は、In濃度の高いチャネル層130を有している。そのため、チャネル層130における電子移動度は、従来のGaN系HEMTに比べて高い。したがって、高速高周波用の電子デバイスに好適である。また、本実施形態のHEMT100の製造方法は、量産可能である。
(第2の実施形態)
第2の実施形態について説明する。前述したように、第1の実施形態では、In濃度の高いIII 族窒化物半導体を適用することができる。第2の実施形態のIII 族窒化物半導体装置は、In濃度の高いIII 族窒化物半導体を用いるとともに、格子整合を好適化したものである。
1.III 族窒化物半導体装置
1−1.チャネル層とバリア層との間の格子整合
本実施形態の第1の場合におけるHEMT300は、図4に示すように、チャネル層330として、InGaNを用いるとともに、バリア層340としてAlInNを用いる。本実施形態では、チャネル層330の格子定数と、バリア層340の格子定数と、を同じ値とする。これにより、チャネル層330とバリア層340との間の境界面で、格子定数の差異に起因する応力は発生しない。そして、この場合において、InGaNのIn濃度とAlInNのIn濃度とは、ともに高い値とすることができる。
1−2.バッファ層とチャネル層との間の格子整合
本実施形態の第2の場合におけるHEMT400は、図5に示すように、バッファ層420としてGaN層もしくはInGaN層を用い、チャネル層430としてInGaN層もしくはAlInGaN層を用いる。この場合、バッファ層420の格子定数とチャネル層430の格子定数とを等しくするように、InGaN層もしくはAlInGaN層のIn濃度を選択することができる。もちろん、Al濃度についても好適な濃度を選択すればよい。
1−3.バッファ層とバリア層との間の格子整合
本実施形態の第3の場合におけるHEMT500は、図6に示すように、バッファ層520としてGaNを用い、バリア層540としてAlInNを用い、チャネル層530としてInNを用いる。ここで、バリア層540の格子定数とバッファ層520の格子定数とを同じにするように、バリア層540のAlInN層のIn濃度を調整する。
例えば、バッファ層520としてGaN層を形成するに際して、炭素濃度が5×1016cm-3、残留ドナー濃度が2×1016cm-3、残留アクセプター濃度が5×1015cm-3、となるようにする。GaN層の膜厚は、例えば、2.0μmである。InN層の膜厚は、例えば、5nmである。また、バリア層540として、例えば、Al0.8 In0.2 N層を形成する。AlInN層の膜厚は、例えば、20nmである。
チャネル層530の格子定数とバッファ層520の格子定数とは、異なっている。また、チャネル層530の格子定数とバリア層540の格子定数とは、異なっている。このように、チャネル層530の格子定数と、チャネル層530に隣接するバッファ層520およびバリア層540の格子定数とは異なっている。しかし、チャネル層530に接するとともにチャネル層530を挟むバッファ層520とバリア層540とでは、格子定数は等しい。
そのため、チャネル層530の両側の境界面での応力の発生を抑制するとともに、電子電導度の高いInNをチャネル層530にもつ半導体装置が実現される。そして、チャネル層530を適切な厚みで形成するとなおよい。
2.III 族窒化物半導体装置の製造方法
本実施形態の半導体装置の製造方法は、バッファ層を形成する工程と、チャネル層を形成する工程と、バリア層を形成する工程と、を有する。これらの各工程は、第1の実施形態で説明した半導体形成工程とほぼ同じである。また、製造装置1000を用いるため、本実施形態における基板温度は、従来のMOCVD法における基板温度に比べて十分に低い。
そのため、In濃度の高いIII 族窒化物半導体を成長させることができる。これにより、In濃度が高く、チャネル層に加わる応力が緩和されているIII 族窒化物半導体装置が実現されている。
3.予想される性能
第1の実施形態および第2の実施形態のHEMT素子は、次に示す性能を備えていることが予想される。電子移動度は、8000cm2 /Vsである。電流密度は1500mA/mmである。閾値電圧は−1.5Vである。ゲート長は2μmとした場合の室温下でのトランスコンダクタンスは200mS/mmである。ピンチオフ特性であるgmコンブレッションとして、0.3−0.6が挙げられる。これらの数値は、理論計算により予想される値である。
4.変形例
4−1.チャネル層とバリア層との間の格子整合
本実施形態では、チャネル層330の格子定数とバリア層340の格子定数とを同じ値とした。しかし、チャネル層330の格子定数に対するバリア層340の格子定数の比Z1が、0.95以上1.05以下の範囲内であってもよい。また、この比Z1が、0.98以上1.02以下の範囲内であるとなおよい。このような場合であっても、格子定数の差に起因する応力を抑制することができるからである。これにより、HEMTの電気的特性は向上すると考えられる。
4−2.バッファ層とチャネル層との間の格子整合
また、バッファ層420の格子定数に対するチャネル層430の格子定数の比Z2が、0.95以上1.05以下の範囲内であってもよい。また、この比Z2が、0.98以上1.02以下の範囲内であるとなおよい。その場合には、チャネル層430としてInGaN層もしくはAlInGaN層の代わりに、InN層を用いることができる。
4−3.バッファ層とバリア層との間の格子整合
また、バッファ層520の格子定数に対するバリア層540の格子定数の比Z3が、0.95以上1.05以下の範囲内であってもよい。また、この比Z3が、0.98以上1.02以下の範囲内であるとなおよい。この場合には、バッファ層520もしくはチャネル層530の下地層としてInGaN層を用いてもよい。また、バリア層540として、AlInGaN層を用いてもよい。
4−4.積層構造
なお、ここでは、チャネル層330、430、530の下の下地層をバッファ層320、420、520であるとして説明した。しかし、バッファ層320、420、520以外のその他のIII 族窒化物半導体層を下地層として設けることとしてもよい。その場合であっても、格子定数に関しては、上記の関係にあればよい。また、バリア層340と電極との間にその他の半導体層を形成してもよい。
4−5.半導体装置の種類
本実施形態では、図1のHEMT100を用いた。しかし、図3に示す絶縁ゲート型の半導体装置や、これ以外のその他の高速高周波用の半導体装置にも適用することができる。
4−6.組み合わせ
上記の変形例について、自由に組み合わせてもよい。例えば、バッファ層とチャネル層とバリア層とで、格子定数を同じ値にしてもよい。その場合には、チャネル層としてInNを用いることはできない。
5.その他
なお、結晶性に優れたIn濃度の高い窒化物半導体を成長させることは、一般に困難である。本実施例では、InNを成長させることができる。そのため、In濃度の高いInGaN層を形成することは、当然可能である。
このように、結晶性に優れたAlY InX Ga(1-X-Y) N層(0.3≦X≦1.0、0≦Y≦0.05)を形成することができる。もちろん、InN層を形成することもできる。
100、200、300、400、500…HEMT
110…基板
120、320、420、520…バッファ層
130、330、430、530…チャネル層
140、240、340、440、540…バリア層
G1、G2…ゲート電極
S1、S2…ソース電極
D1、D2…ドレイン電極
1000…製造装置
1001…炉本体
1100…シャワーヘッド電極
1200…サセプター
1300…第1のガス供給管
1420…第2のガス供給管
1600…RF電源

Claims (6)

  1. 製造装置を用いるIII 族窒化物半導体装置の製造方法において、
    成長基板の主面にIII 族窒化物半導体から成る半導体層を形成する半導体層形成工程を有し、
    前記半導体層形成工程は、
    第1のIII 族窒化物半導体層を形成する第1の半導体層形成工程を有し、
    前記製造装置は、
    第1の電極と、
    前記成長基板を支持する基板支持部と、
    III 族金属を含む有機金属ガスを前記基板支持部に供給する第1のガス供給管と、
    窒素ガスと水素ガスとを含む混合ガスを前記基板支持部に供給する第2のガス供給管と、
    接地された炉本体と、
    を有し、
    前記第1のガス供給管は、
    少なくとも1以上の第1のガス噴出口を有し、
    前記第1の電極は、
    前記基板支持部からみて前記第1のガス供給管の前記第1のガス噴出口よりも遠い位置に配置されており、
    前記第1の半導体層形成工程では、
    前記炉本体と前記第1の電極との間に放電を生じさせてプラズマ発生領域にプラズマを発生させ、
    前記プラズマ発生領域は、前記第1の電極と前記第1のガス供給管との間の領域のうち前記第1の電極の直下であって前記第1のガス供給管から離れた位置に位置しており、
    前記第2のガス供給管から前記混合ガスを前記プラズマ発生領域に供給してプラズマ化し、プラズマ化した前記混合ガスを前記成長基板に供給するとともに、
    前記有機金属ガスをプラズマ化しないで前記第1のガス供給管から前記成長基板に供給して
    前記第1のIII 族窒化物半導体層としてAlY InX Ga(1-X-Y) N層を形成し、
    前記第1のIII 族窒化物半導体層のIn濃度Xは、
    0.3≦X≦1.0
    であり、
    前記第1のIII 族窒化物半導体層のAl濃度Yは、
    0≦Y≦0.05
    であること
    を特徴とするIII 族窒化物半導体装置の製造方法。
  2. 請求項に記載のIII 族窒化物半導体装置の製造方法において、
    前記第1のIII 族窒化物半導体層は、
    InX Ga(1-X) N層であること
    を特徴とするIII 族窒化物半導体装置の製造方法。
  3. 請求項に記載のIII 族窒化物半導体装置の製造方法において、
    前記第1のIII 族窒化物半導体層は、
    InN層であること
    を特徴とするIII 族窒化物半導体装置の製造方法。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のIII 族窒化物半導体装置の製造方法において、
    前記第1のIII 族窒化物半導体層の上に第2のIII 族窒化物半導体層を形成する第2の半導体層形成工程を有し、
    前記第2の半導体層形成工程では、
    前記第1のIII 族窒化物半導体層の格子定数に対する前記第2のIII 族窒化物半導体層の格子定数の比を、0.95以上1.05以下の範囲内として前記第2のIII 族窒化物半導体層を形成すること
    を特徴とするIII 族窒化物半導体装置の製造方法。
  5. 請求項から請求項までのいずれか1項に記載のIII 族窒化物半導体装置の製造方法において、
    前記第1のIII 族窒化物半導体層を形成する前に前記第1のIII 族窒化物半導体層の下地となる下地層を形成する工程を有し、
    前記第1の半導体層形成工程では、
    前記下地層の格子定数に対する前記第1のIII 族窒化物半導体層の格子定数の比を、0.95以上1.05以下の範囲内として前記第1のIII 族窒化物半導体層を形成すること
    を特徴とするIII 族窒化物半導体装置の製造方法。
  6. 請求項から請求項までのいずれか1項に記載のIII 族窒化物半導体装置の製造方法において、
    前記第1のIII 族窒化物半導体層を形成する前に前記第1のIII 族窒化物半導体層の下地となる下地層を形成する工程と、
    前記第1のIII 族窒化物半導体層の上に第2のIII 族窒化物半導体層を形成する第2の半導体層形成工程と、
    を有し、
    前記第2の半導体層形成工程では、
    前記下地層の格子定数に対する前記第2のIII 族窒化物半導体層の格子定数の比を、0.95以上1.05以下の範囲内として前記第2のIII 族窒化物半導体層を形成すること
    を特徴とするIII 族窒化物半導体装置の製造方法。
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