JP2003188104A - 窒化物半導体の製造装置、窒化物半導体の製造方法、及びリモートプラズマ装置 - Google Patents

窒化物半導体の製造装置、窒化物半導体の製造方法、及びリモートプラズマ装置

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JP2003188104A
JP2003188104A JP2001381639A JP2001381639A JP2003188104A JP 2003188104 A JP2003188104 A JP 2003188104A JP 2001381639 A JP2001381639 A JP 2001381639A JP 2001381639 A JP2001381639 A JP 2001381639A JP 2003188104 A JP2003188104 A JP 2003188104A
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JP
Japan
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electrode
nitride semiconductor
gas
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JP2001381639A
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English (en)
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Shigeru Yagi
茂 八木
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Fujifilm Business Innovation Corp
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Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高品質で高機能の窒化物半導体を大面積で短
時間に生産することができ、高い生産性を有する窒化物
半導体の製造装置、窒化物半導体の製造方法を提供する
ことができる。 【解決手段】 互いに略平行に対向させて配置された、
平板状の第1電極12及び平板状で且つプラズマ活性種
を透過する領域を有する第2電極14を有し、当該一対
の電極間にプラズマを発生させて気体原料をプラズマ活
性種に活性化させるプラズマ活性化手段と、Va族元素
気体原料を導入するVa族気体原料導入手段(第1電極
12)と、導入されたVa族元素気体原料が第1電極1
2及び第2電極14間でプラズマ活性種に活性化される
下流側から、IIIa族元素気体原料を導入するIII
a族気体原料導入手段(第2電極14)と、を備えるこ
とを特徴とする窒化物半導体の製造装置、窒化物半導体
の製造方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、本発明は窒化物半
導体の製造装置、窒化物半導体の製造方法、リモートプ
ラズマ装置に関し、詳しくはIIIa[IUPAC(国
際純粋及び応用化学連合)の1989年無機化学命名法
改訂版による族番号は13]−Va(IUPACの19
89年無機化学命名法改訂版による族番号は15)族半
導体化合物の製造装置、IIIa−Va半導体化合物の
製造方法、及びリモートプラズマ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、AlN、GaN、AlGaN、G
aInN、InN等のように広いバンドギャップを有す
る半導体化合物が青色LED、青色LD及び可視の発光
素子への適用材料として注目されている。これらの窒化
物系IIIa[IUPAC(国際純粋及び応用化学連
合)の1989年無機化学命名法改訂版による族番号は
13]−Va(IUPACの1989年無機化学命名法
改訂版による族番号は15)族半導体化合物の製造で
は、Va族元素源(原料)としてNH3やN2が用いられ
るが、NH3やN2は他のIIIa−Va族化合物半導体
の製造で用いられるVa族元素源(原料)、例えば、A
sH3やPH3に比べると安定で不活性である。このため
有機金属化学気相成長法(MOCVD)によって基板上
に窒化物系IIIa−Va族半導体化合物の成膜を形成
する場合、基板温度は900〜1200℃に調整され
る。
【0003】一方、良質のGaNが成長する900℃〜
1200℃という高温の基板温度ではInは結晶中にほ
とんど取り込まれないため、Inを含む混晶を作製する
場合には、基板温度を下げている。しかしながら、この
方法では、膜質を犠牲にすることになり、10%以上の
Inを含む良質の混晶を得ることは難しい。また、基板
温度を変える方法では、高温で膜を形成する際に、この
膜の下に配置された、低温で形成された膜の元素拡散等
が起こるおそれがあるため、多層膜や超格子等の素子の
作製は実用上困難である。
【0004】このため成長温度の低温化の方法として、
高周波放電(J.M.Van Horeら、J.Cry
st.Growth 150(1995)908)、マ
イクロ波放電又はエレクトロンサイクロトロン共鳴によ
って、Va族元素源としてのN2やNH3をプラズマ状態
にし、このリモートプラズマ中にIIIa族の元素を含
む有機金属化合物を導入することによって成膜を行う方
法がある(A.Yoshida, New Funct
ionality materials,Vol.C.
183〜188(1993)、S.Zembutsu
ら、App.Phys.Left.48,870)。そ
して、この方法を実施するための装置として、反応器に
連続した一つのプラズマ発生手段と、このプラズマ発生
手段に反応器側とは反対側からN2ガスのようなVa族
元素源を供給する第1の供給手段と、プラズマ発生手段
の反応器側にIIIa族元素を含む有機金属化合物を供
給する第2の供給手段と、を備えた半導体製造装置が従
来より知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】これらのリモートプラ
ズマ半導体製造装置を用いて作製する場合には、プラズ
マ発生源がプラズマ流であることが条件となり、プラズ
マ発生源は筒状で形成される。この筒状のプラズマ発生
源の下流側に有機金属ガスを導入する。したがって、基
板上での膜成長はプラズマ流と有機金属ガスの広がりに
依存することになリ、結晶成長可能範囲は限られるため
大面積に均一な結晶を成長させることは難しいという問
題があった。
【0006】従って、本発明は、前記従来における諸問
題を解決し、以下の目的を達成することを課題とする。
即ち、本発明の目的は、高品質で高機能の窒化物半導体
を大面積で短時間に生産することができ、高い生産性を
有する窒化物半導体の製造装置、窒化物半導体の製造方
法を提供することである。また、高品質で高機能な所望
とする膜を、大面積で短時間に生産することができるリ
モートプラズマ装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題は、以下の手段
により解決される。即ち、本発明は、<1>気体原料を
導入し、基板上に窒化物半導体を成膜する窒化物半導体
の製造装置であって、互いに略平行に対向させて配置さ
れた、第1電極及びプラズマ活性種を透過する領域を有
する第2電極を有し、当該一対の電極間にプラズマを発
生させて気体原料をプラズマ活性種に活性化させるプラ
ズマ活性化手段と、前記第1電極及び前記第2電極間を
通過し且つ前記第2電極方向に向かって、Va族元素を
含む化合物の気体原料を導入するVa族気体原料導入手
段と導入された前記Va族元素を含む化合物の気体原料
が前記第1電極及び前記第2電極間でプラズマ活性種に
活性化される下流側から、IIIa族元素を含む有機金
属化合物の気体原料を導入するIIIa族気体原料導入
手段と、を備えることを特徴とする窒化物半導体の製造
装置である。
【0008】即ち、<1>に記載の発明では、まず、第
1電極と第2電極間を通過し且つ前記第2電極方向に向
うように、Va族気体原料導入手段によりVa族元素を
含む化合物の気体原料を導入する。この導入されたVa
族元素を含む化合物の気体原料は、当該一対の電極間に
発生させるプラズマによりプラズマ活性種に活性化され
る。この際、第1電極及び第2電極は平面的に構成され
て且つ平行に配置されているので、当該気体原料が電極
面全体に渡る領域で活性化される。活性化されたプラズ
マ活性種(プラズマ状態のVa族元素を含む化合物の気
体原料[活性化された励起分子や元素])は、第2電極
がプラズマ活性種を透過する領域を有するので、この第
2電極を透過する。このプラズマ活性種が第2電極を透
過する直前或いは透過後、即ちプラズマ活性種に活性化
される下流側から、IIIa族気体原料導入手段により
IIIa族元素を含む有機金属化合物の気体原料を導入
する。これにより、第1電極及び第2電極面全体に渡っ
て活性化されたプラズマ活性種(プラズマ状態のVa族
元素を含む化合物の気体原料)は、IIIa族元素を含
む有機金属化合物と反応し、基板上に窒化物半導体が成
膜される。このように、第1電極及び第2電極面全体に
渡って活性化されたプラズマ活性種(Va族元素を含む
化合物の気体原料)が、IIIa族元素を含む有機金属
化合物と反応(IIIa族元素を含む有機金属化合物が
分解活性化)して、基板上に窒化物半導体が成膜される
ので、高品質で高機能の窒化物半導体を大面積で短時間
に生産することができる。
【0009】<2>に記載の発明は、前記第1電極近傍
に或いは当接して、前記Va族気体原料導入手段が配置
されてなることを特徴とする前記<1>に記載の窒化物
半導体の製造装置である。
【0010】即ち、<2>に記載の発明では、前記第1
電極近傍に或いは当接して、前記Va族気体原料導入手
段が配置させると、Va族元素を含む化合物の気体原料
を、効率良く第1電極と第2電極間を通過させ且つ前記
第2電極方向に向うように導入して当該気体原料が活性
化され易くすることができる。
【0011】<3>に記載の発明は、前記第1電極と前
記Va族気体原料導入手段とが実質的に一体構造を有
し、前記第1電極が前記Va族気体原料導入手段を兼ね
ることを特徴とする<1>に記載の窒化物半導体の製造
装置である。
【0012】即ち、<3>に記載の発明では、前記第1
電極と前記Va族気体原料導入手段とが実質的に一体構
造を有し、第1電極が前記Va族気体原料導入手段を兼
ねることで、簡易な構成で、Va族元素を含む化合物の
気体原料を、効率良く第1電極と第2電極間を通過し且
つ前記第2電極方向に向うように導入させ、当該気体原
料が活性化され易くすることができる。
【0013】<4> 前記第1電極が、気体原料導入口
として複数の孔を設けた中空部材からなることを特徴と
する前記<3>に記載の窒化物半導体の製造装置であ
る。
【0014】即ち、<4>に記載の発明では、前記第1
電極が、気体原料導入口として複数の孔を設けた中空部
材からなることで、当該中空部材における複数の孔から
Va族気体原料を導入することができ、好適にVa族気
体原料導入手段を兼ねることができる。
【0015】<5>に記載の発明は、前記Va族気体原
料導入手段における気体原料導入方向が、前記基板面に
対して略垂直な方向であることを特徴とする前記<1>
〜<4>のいずれかに記載の窒化物半導体の製造装置で
ある。
【0016】即ち、<5>に記載の発明では、前記Va
族気体原料導入手段における気体原料導入方向を、前記
基板面に対して略垂直な方向とすることで、導入される
気体原料が基板面に対して垂直に導入することができる
ので、効率良く、大面積の高品質で高機能の窒化物半導
体を短時間に生産することができる。
【0017】<6>に記載の発明は、前記第2電極と前
記IIIa族気体原料導入手段とが実質的に一体構造を
有し、前記第2電極が前記IIIa族気体原料導入手段
を兼ねることを特徴とする前記<1>〜5のいずれかに
記載の窒化物半導体の製造装置である。
【0018】即ち、<6>に記載の発明は、前記第2電
極と前記IIIa族気体原料導入手段とが実質的に一体
構造を有し、第2電極が前記IIIa族気体原料導入手
段を兼ねることで、簡易な構成で、効率良く、第1電極
及び第2電極面全体に渡って活性化されたプラズマ活性
種(Va族元素を含む化合物の気体原料)と、IIIa
族元素を含む有機金属化合物と反応させることができ
る。
【0019】<7>に記載の発明は、前記第2電極が、
気体原料導入口として複数の孔を設けた中空部材からな
り、当該中空部材を連結及び/又は屈曲させた構造を有
することを特徴とする前記<6>に記載の窒化物半導体
の製造装置である。
【0020】即ち、<7>に記載の発明では、前記第2
電極を、気体原料導入口として複数の孔を設けた中空部
材から構成し、且つ当該中空部材を連結及び/又は屈曲
させた構造とすると、連結及び/又は屈曲させた中空部
材間の間隙がプラズマ活性種を透過する領域となり、一
方で中空部材部分が電極として機能し、さらに中空部材
における複数の孔によりIIIa族元素を含む有機金属
化合物の気体原料を電極面全体から導入することができ
るので、好適にIIIa族気体原料導入手段を兼ねるこ
とができる。
【0021】<8>に記載の発明は、前記第2電極が、
気体原料導入口として複数の孔を設けた中空部材からな
る網目構造或いはストライプ構造を有することを特徴と
する前記<6>に記載の窒化物半導体の製造装置であ
る。
【0022】即ち、<8>に記載の発明では、前記第2
電極を、気体原料導入口として複数の孔を設けた中空部
材を連結或いは屈曲させて。網目構造或いはストライプ
構造とすると、網目構造或いはストライプ構造の中空部
材間の間隙がプラズマ活性種を透過する領域となり、一
方で中空部材部分が電極として機能し、さらに中空状部
材における複数の孔によりIIIa族元素を含む有機金
属化合物の気体原料を電極面全体から導入することがで
きるので、より好適にIIIa族気体原料導入手段を兼
ねることができる。
【0023】<9>に記載の発明は、前記第2電極が、
電極部材を連結及び/又は屈曲させた構造を有すること
を特徴とする前記<1>〜<5>のいずれかに記載の窒
化物半導体の製造装置である。
【0024】即ち、<9>に記載の発明では、前記第2
電極を、電極部材を連結及び/又は屈曲させた構造とす
ると、連結及び/又は屈曲させた電極部材間の間隙がプ
ラズマ活性種を透過する領域となり、一方で、電極部材
部分が電極としての機能を発揮することができるので、
第2電極として好適な構成である。
【0025】<10>前記第2電極が、電極部材からな
る網目構造或いはストライプ構造を有することを特徴と
する前記<1>〜<5>のいずれかに記載の窒化物半導
体の製造装置である。
【0026】即ち、<10>に記載の発明では、前記第
2電極を、電極部材を連結或いは屈曲させて網目構造或
いはストライプ構造とすることで、網目構造或いはスト
ライプ構造の電極部材間の間隙がプラズマ活性種を透過
する領域となり、一方で、電極部材部分が電極としての
機能を発揮することができるので、第2電極としてより
好適な構成である。
【0027】<11>に記載の発明は、前記IIIa族
気体原料導入手段における気体原料導入方向が、前記基
板面に対して略平行又は略垂直な方向であることを特徴
とする前記<1>〜<10>のいずれかに記載の窒化物
半導体の製造装置である。
【0028】即ち、<11>に記載の発明では、前記I
IIa族気体原料導入手段における気体原料導入方向
を、前記基板面に対して略平行又は略垂直な方向とする
ことで、導入される気体原料(IIIa族気体原料)
が、効率良く分解し、均一に基板面に対して拡散される
ので、効率良く、大面積の高品質で高機能の窒化物半導
体を短時間に生産することができる。
【0029】<12>に記載の発明は、前記基板が、前
記第2電極を介して前記第1電極と略平行に対向させて
配置されてなることを特徴とする前記<1>〜<11>
のいずれかに記載の窒化物半導体の製造装置である。
【0030】即ち、<12>に記載の発明では、前記基
板を、前記第2電極を介して前記第1電極と略平行に対
向させて配置させると、簡易、且つコンパクトな構成
で、導入される気体原料が基板面に対して垂直に導入す
ることができるので、効率良く、大面積の高品質で高機
能の窒化物半導体を短時間に生産することができる。
【0031】<13>に記載の発明は、前記プラズマ活
性化手段が、高周波放電及び/又はマイクロ波放電によ
り、前記第1電極と前記第2電極との間にプラズマを発
生させる手段であることを特徴とする前記<1>〜<1
2>のいずれかに記載の窒化物半導体の製造装置であ
る。
【0032】即ち、<13>に記載の発明では、高周波
放電及び/又はマイクロ波放電を用いることで、効率良
くVa族元素を含む化合物の気体原料をプラズマにより
プラズマ活性種に活性化させることができる。
【0033】<14>に記載の発明は、前記<1>〜<
13>のいずれかに記載の窒化物半導体の製造装置を用
いて窒化物半導体を製造することを特徴とする窒化物半
導体の製造方法である。
【0034】即ち、<14>に記載の発明では、上述の
ように前記<1>〜<13>のいずれかに記載の窒化物
半導体の製造装置と同様に、高品質で高機能の窒化物半
導体を大面積で短時間に生産することができる。
【0035】<15>に記載の発明は、気体原料を導入
し、基板上に所望とする膜を成膜するリモートプラズマ
装置であって、互いに略平行に対向させて配置された、
第1電極、及びプラズマ活性種を透過する領域を有する
第2電極と、を有し、気体原料をプラズマ活性種に活性
化させるプラズマ活性化手段と、前記第1電極及び前記
第2電極間を通過し且つ前記第2電極方向に向かって、
気体原料を導入する気体原料導入手段と、を備えること
を特徴とするリモートプラズマ装置である。
【0036】即ち、<15>に記載の発明では、まず、
第1電極と第2電極間を通過し且つ前記第2電極方向に
向うように、気体原料導入手段により気体原料を導入す
る。この導入された気体原料は、当該一対の電極間に発
生させるプラズマによりプラズマ活性種に活性化され
る。この際、第1電極及び第2電極は、平面的に構成さ
れて且つ平行に配置されているので、当該気体原料が電
極面全体に渡る領域で活性化される。活性化されたプラ
ズマ活性種(プラズマ状態の気体原料)は、第2電極が
プラズマ活性種を透過する領域を有するので、この第2
電極を透過する。このように、第1電極及び第2電極面
全体に渡って活性化されたプラズマ活性種(プラズマ状
態の気体原料)が、基板上に所望とする膜が成膜される
ので、高品質で高機能な所望とする膜を、大面積で短時
間に生産することができる。
【0037】<16>前記第2電極が、電極部材を連結
及び/又は屈曲させた構造を有することを特徴とする前
記<15>に記載のリモートプラズマ装置である。
【0038】即ち、<17>に記載の発明では、前記第
2電極を、電極部材を連結及び/又は屈曲させた構造と
すると、連結及び/又は屈曲させた電極部材間の間隙が
プラズマ活性種を透過する領域となり、一方で、電極部
材部分が電極としての機能を発揮することができるの
で、第2電極として好適な構成である。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の一例
を図面を参照して説明する。なお、実質的に同様の機能
を有するものには、全図面通して同じ符号を付して説明
し、場合によってはその説明を省略することがある。ま
た、本発明の窒化物半導体の製造装置の説明と共に、本
発明の窒化物半導体の製造方法、本発明のリモートプラ
ズマ装置の説明も行う。
【0040】(第1の実施の形態)第1の実施の形態に
係る本発明の窒化物半導体の製造装置(リモートプラズ
マ装置)を図1に示す。図1に示す窒化物半導体の製造
装置は、真空槽10と、互いに平行に配置された一対の
電極(第1電極12、第2電極14)と、第2電極14
を介して第1電極12と略平行に基板16を配置するこ
とが可能な基板ホルダー18とから構成されている。一
対の電極(第1電極12、第2電極14)は、それぞれ
電力供給手段26と接続され、プラズマ活性化手段を構
成している。基板ホルダー18は内部に基板16を加熱
するためのヒータ20が内蔵され、且つ支持部材22に
より支持されている。真空槽10には、当該真空槽10
内のガスを排気或いは略真空状態とするため、ポンプ等
の真空排気装置(図示せず)に連結されている排気管2
4が備えられている。
【0041】第1電極12は、平板状の中空部材(空洞
構造)からなり、第2電極14と対向する側の面には複
数の孔が設けられてなる。また、第1電極12は、Va
族元素を含む化合物の気体原料を導入するガス導入管2
8と連結しており、簡易な構成で、前記複数の孔から原
料ガスを、第1電極12及び第2電極14間全面に渡っ
て通過させ、且つ第2電極14面(基板16面)に対し
て略垂直に導入することができ、Va族元素を含む化合
物の原料ガスを導入する手段も兼ねる。また、第1電極
12における真空槽10側の面には、放電が真空槽10
との間で起こらないように、アースされた部材を当該面
と間隔(例えば3mm以下)を空けて設けることが好適
である。
【0042】第2電極14は、図2に示すように、複数
の長筒状の中空部材14a(空洞構造)の両端を、それ
ぞれ長筒状の中空部材で連結したストライプ構造を有す
る平板状の部材であり、長筒状の中空部材14a間の間
隙14bを活性化されたVa族元素を含む化合物の気体
原料(プラズマ活性種)を透過する領域とし、当該中空
部材14aが電極として機能させることができる。ま
た、長筒状の中空部材14aには複数の孔14cが基板
16と対向する側に設けられている。そして、第2電極
14は、IIIa族元素を含む有機金属化合物の原料ガ
ス(有機金属化合物)を導入するガス導入管30と連結
しており、前記複数の孔14cから、簡易な構成で、効
率良く、第1電極12及び第2電極14面全体に渡って
活性化されたプラズマ活性種(Va族元素を含む化合物
の原料ガス)と反応するように、且つ原料ガスを基板1
6面に対して略垂直に導入することができ、IIIa族
元素を含む有機金属化合物の原料ガスを導入する手段を
兼ねている。
【0043】基板16としては導電性でも絶縁性でも良
く、結晶又は非晶質でもよい。導電性基板としては、ア
ルミニウム、ステンレススチール、ニッケル、クロム等
の金属及びその合金結晶、Si、GaAs、SiC、サ
ファイア等の半導体や単結晶を挙げることができる。ま
た、絶縁性基板としては、高分子フィルム、ガラス、セ
ラミック等を挙げることができ、絶縁性基板には、上記
の金属又は金、銀、銅等を、蒸着法、スパッター法、イ
オンプレーティング法等により成膜する導電化処理を施
すこともできる。
【0044】さらに、基板16は、光の入出力用として
透明導電性基板を用いることもできる。この透明導電性
基板に用いられる透光性支持体としては、ガラス、石
英、サファイア等の透明な無機材料;弗素樹脂、ポリエ
ステル、ポリカーボネート、ポリエチレン、ポリエチレ
ンテレフタレート、エポキシ樹脂等の透明な有機樹脂の
フィルム又は板状体;オプティカルファイバー、セルフ
ォック光学プレート等が使用できる。また、上記透光性
支持体上に設ける透光性電極としては、ITO、酸化亜
鉛、酸化錫、酸化鉛、酸化インジウム、ヨウ化銅等の透
明導電性材料を用い、蒸着、イオンプレーティング、ス
パッタリング等の方法により形成したもの、又はAl、
Ni、Au等の金属を蒸着やスパッタリングにより半透
明になる程度に薄く形成したものが用いられる。
【0045】基板温度は20℃〜1200℃程度であ
り、100℃〜1000℃であることが好ましく、目的
に応じて適宜基板温度を変えることができる。例えば、
窒化ガリウムを成膜する場合、基板温度が低温(20℃
から200℃)のときは非晶質に、高温(200℃から
1000℃)のときは多結晶や結晶にすることができ
る。
【0046】ガス導入管28(第1電極12)から導入
するVa族元素を含む化合物の原料ガスとしては、
2、NH3、NF3、N24、モノメチルヒドラジン、
ジメチルヒドラジン等の気体又はこれらをキャリアガス
でバブリングした混合ガスを使用することができる。ま
た、Va族元素を含む化合物の原料ガスとしては、PH
3、P(C493、AsH3、AsH2C(CH33を用
いてもよい。さらに、これらのVa族元素を含む化合物
の原料ガスは単独で用いても、組み合わせて用いてもよ
い。なお、キャリアガスとしてはHe、Ar等の希ガ
ス、H2、N2等の単元素ガス、メタンやエタン等の炭化
水素、CF4、C26等のハロゲン化炭素等を用いるこ
とができる。
【0047】ガス導入管30(第2電極14)から導入
するIIIa族元素を含む有機金属化合物の原料ガスと
しては、トリメチルアルミニウム、トリエチルアルミニ
ウム、t−ブチルアルミニウム、トリメチルガリウム、
トリエチルガリウム、t−ブチルガリウム、トリメチル
インジウム、トリエチルインジウム、t−ブチルインジ
ウム等の液体や固体を気化して単独に又は前記キャリア
ガスでバブリングされた混合状態のガスとして使用する
ことができる。
【0048】また、IIIa族元素を含む有機金属化合
物の原料ガスと共に、前記IIIa族元素を含む有機金
属化合物の有機官能基と反応してこの有機官能基を反応
系外にするための補助材料を導入することもできる。こ
の補助材料としては、He、Ne、Ar等の希ガス、H
2、Cl2、F2等のハロゲンガスを単独又は混合してた
ガス用いることができる。また、これらの補助材料をV
a族元素を含む化合物のガスと混合して用いてもよい。
補助材料は、活性種のエネルギー制御や、有機官能基を
不活性分子にすることによって膜欠陥を防止するために
適宜使用することができる。
【0049】さらに、p、n制御のための元素(ドーパ
ント)を、ガス導入管30あるいは別の導入管を設けて
導入し、膜中にドープすることができる。n型用の元素
としては、Ia族(IUPACの1989年無機化学命
名法改訂版による族番号は1)のLi、Ib族(IUP
ACの1989年無機化学命名法改訂版による族番号は
11)のCu、Ag、Au、IIa族(IUPACの1
989年無機化学命名法改訂版による族番号は2)のM
g、IIb族(IUPACの1989年無機化学命名法
改訂版による族番号は12)のZn、IVa族(IUP
ACの1989年無機化学命名法改訂版による族番号は
14)のSi、Ge、Sn、Pb、VIa族(IUPA
Cの1989年無機化学命名法改訂版による族番号は1
6)のS、Se、Teを用いることができる。中でもS
i、Ge、Snが電荷担体の制御性の点から好ましい。
p型用の元素としては、Ia族のLi、Na、Ib族の
Cu、Ag、Au、IIa族のBe、Mg、Ca、S
r、Ba、Ra、IIb族のZn、Cd、Hg、IVb
族のC、Si、Ge、Sn、Pb、VIb族(IUPA
Cの1989年無機化学命名法改訂版による族番号は
6)のCr、VIII族のFe(IUPACの1989
年無機化学命名法改訂版による族番号は8)、Co(I
UPACの1989年無機化学命名法改訂版による族番
号は9)、Ni(IUPACの1989年無機化学命名
法改訂版による族番号は10)等を用いることができ
る。中でもBe、Mg、Ca、Zn、Srが電荷担体の
制御性の点から好ましい。
【0050】これらのp、n制御のための元素(ドーパ
ント)のドーピング方法としてはn型用としてはSiH
4、Si26、GeH4、GeF4、SnH4を、p型用と
してはBeH2、BeCl2、BeCl4、シクロペンタ
ジエニルマグネシウム、ジメチルカルシウム、ジメチル
ストロンチウム、ジメチル亜鉛、ジエチル亜鉛等をガス
状態で使用することができる。また、元素として膜中に
拡散させたりイオンとして膜中に取り込ませることもで
きる。
【0051】電力供給手段26は、高周波電源やマイク
ロ波導波管にマッチング回路を経て接続されている。電
力供給手段26による放電方式としては高周波放電やマ
イクロ波放電が効率的に原料ガスを活性化させる観点か
ら好ましいが、これらに限らず、エレクトロンサイクロ
トロン共鳴方式、ヘリコンプラズマ方式等のいずれであ
ってもよい。なお、高周波放電の場合、容量型が好まし
い。
【0052】上記第1の実施の形態では、第1電極12
における複数の孔から、Va族原料ガスが第2電極14
面(基板16面)に対して略垂直に導入される。この導
入されたVa族原料ガスは、第1電極12及び第2電極
14間に発生するプラズマによりプラズマ活性種に活性
化される(励起分子や元素に活性化される)。この際、
第1電極及び第2電極は平面的に構成されて且つ平行に
配置されているので、当該原料ガスが電極面全体に渡る
領域で活性化される。活性化されたプラズマ活性種(プ
ラズマ状態のVa族元素を含む化合物の原料ガス[活性
化された励起分子や元素])は、第2電極14がプラズ
マ活性種を透過する領域(中空部材の間隙)を有するの
で、この第2電極14を透過する。第2電極14におけ
る中空部材の孔から、即ちVa族元素を含む化合物の原
料ガスが導入される下流側からは、IIIa族元素を含
む有機金属化合物の原料ガスが基板16面に対して略垂
直に導入されている。これにより、第1電極12及び第
2電極14面全体に渡って活性化されたプラズマ活性種
(プラズマ状態のVa族元素を含む化合物の原料ガス)
は、IIIa族元素を含む有機金属化合物の原料ガスと
反応(分解活性化)し、基板16上に窒化物半導体が成
膜される(成長する)。
【0053】このように、第1電極12及び第2電極1
4面全体に渡って活性化されたプラズマ活性種(Va族
元素を含む化合物の原料ガス)が、IIIa族元素を含
む有機金属化合物の原料ガスと反応(IIIa族元素を
含む有機金属化合物が分解活性化)して、基板上に窒化
物半導体が成膜されるので、高品質で高機能の窒化物半
導体を大面積で短時間に生産することができる。また、
第1電極12が原料ガス導入手段を兼ねるため、簡易な
構成で、Va族元素を含む化合物の気体原料を、効率良
く第1電極12と第2電極14間を通過し且つ前記第2
電極14方向に向うように導入させ、また、第2電極1
4も原料ガス導入手段を兼ねるため、第1電極12及び
第2電極14面全体に渡って活性化されたプラズマ活性
種(Va族元素を含む化合物の原料ガス)と、IIIa
族元素を含む有機金属化合物の原料ガスを反応させるこ
とができる。
【0054】上記第1の実施の形態では、基板16が、
第2電極14を介して第1電極12と略平行に対向させ
て配置されてなり、各原料ガスを基板16面に対し略垂
直に構成されてなるので、簡易、且つコンパクトな構成
で、導入される気体原料が基板面に対して略垂直に導入
することができるので、効率良く、大面積の高品質で高
機能の窒化物半導体を短時間に生産することができる。
特に、IIIa族元素を含む有機化合物の原料ガスは、
基板16面或いはVa族元素を含む化合物の原料ガス導
入方向に対して略垂直に導入されるので、気体原料(I
IIa族気体原料)が、効率良く分解し、均一に基板面
に対して拡散され、より効率良く、大面積の高品質で高
機能の窒化物半導体を短時間に生産することができる。
なお、本発明においては、基板と電極とのなす角度、各
原料を基板に導入する角度は、これに限定されず如何な
る角度でも、大面積の高品質で高機能の窒化物半導体を
短時間に生産することができる。
【0055】上記第1の実施の形態では、第1電極12
が、原料ガス導入手段を兼ねる形態を示したが、第1電
極12と、原料ガス導入手段(Va族元素気体原料導入
手段)とは、別々の構成でもよく、この場合、原料ガス
導入手段は、第1電極12近傍に或いは当接して配置さ
せることが、Va族元素を含む化合物の気体原料を、効
率良く第1電極12と第2電極14間を通過し且つ第2
電極14方向に向うように導入して当該気体原料が活性
化され易くすることができる観点から、好適である。ま
た、この場合、第1電極12の第2電極14側とは反対
側から原料ガス導入手段(Va族元素気体原料導入手
段)を設けて、Va族元素を含む化合物の原料ガスを導
入するこもできるが、このときは、第1電極12はVa
族元素を含む化合物の原料ガスを領域を有することが必
要であり、具体的には第2電極14と同様な形態が挙げ
られる。
【0056】上記第1の実施の形態では、第1電極12
として、平板状の中空部材(空洞構造)からなり、第2
電極14と対向する側の面には複数の孔が設けられてな
るものを用いた例を示したが、内面に複数の孔が設けら
れてなる筒状やリング状の中空部材を用いることもで
き、Va族元素を含む化合物の原料ガスを当該中空部材
の内側に向けて(第2電極14面(基板16面)と略平
行に)導入するすることもできる(この場合、中空部材
が筒状やリング状なので、対向して内側に導入される原
料ガス同士がぶつかり、第2電極14側へと原料ガスが
導入される。)。なお、第1電極12と原料ガス導入手
段とを別々の構成とする場合も、原料ガス導入手段とし
てこれらと同様の形態を採用することができる。
【0057】上記第1の実施の形態では、第2電極14
が、原料ガス導入手段を兼ねる形態を示したが、第2電
極14と、原料ガス導入手段(IIIa族元素気体原料
導入手段)とは、別々の構成でもよく、この場合、原料
ガス導入手段は、第2電極14近傍に或いは当接して配
置させることが、第1電極12及び第2電極14面全体
に渡って活性化されたプラズマ活性種(Va族元素を含
む化合物の気体原料)と、IIIa族元素を含む有機金
属化合物の原料ガスと反応させることができる観点から
好適である。また、この場合の原料ガス導入手段(II
Ia族元素気体原料導入手段)の配置位置として、具体
的には例えば、図3に示すように、ガス導入管30’
(図中は複数の孔が設けられたT字型のパイプ)を、第
2電極14’縁周部における基板16と対向する側に配
置し、IIIa族元素を含む有機金属化合物の原料ガス
を、基板面と略平行に導入する形態が挙げられる。この
形態のように、基板16面或いはVa族元素を含む化合
物の原料ガス導入方向に対して略平行に導入されても、
気体原料(IIIa族気体原料)が、効率良く分解し、
均一に基板面に対して拡散され、より効率良く、大面積
の高品質で高機能の窒化物半導体を短時間に生産するこ
とができる。
【0058】上記第1の実施の形態では、第2電極14
として、ストライプ構造を有する部材を用いた例を示し
たが、これは中空部材間の間隙がプラズマ活性種を透過
する領域となり、一方で中空部材部分が電極として機能
し、さらに中空部材における複数の孔によりIIIa族
元素を含む有機金属化合物の原料ガスを電極面全体から
導入することができるので、好適な形態であり、同様な
観点から、網目構造も好適に用いられる。また、同様な
観点から、筒状、リング状、くし状等の構造も好適に用
いられる。なお、これらに限らず、平面的に構成された
ものであれば、平板の中空部材に貫通孔を設ける形態で
もよいし、長筒状の中空部材を屈曲させて、渦巻き状構
造にする形態等、適宜、中空部材を連結及び/又は屈曲
させて任意の構造を採用することができる。また、第2
電極14として、内面に複数の孔が設けられてなる筒状
やリング状の中空部材を用いることもでき、IIIa族
元素を含む化合物の原料ガスを当該中空部材の内側に向
けて(第1電極12面(基板16面)と略平行に)導入
するすることもできる。なお、第1電極12に、第2電
極14と同様な形態を採用することもできる。さらに、
第2電極14と、原料ガス導入手段(IIIa族元素気
体原料導入手段)とは、別々の構成とする場合、第2電
極14は、図2に示す構造と同様なストライプ構造や、
網目構造、筒状、リング状、くし状等が好適に挙げら
れ、その他、平面的に構成されたものであれば、平板状
の電極部材に貫通孔を設ける形態でもよいし、棒状の電
極部材を屈曲させて、渦巻き状構造にする形態等、適
宜、電極部材を連結及び/又は屈曲させて任意の構造を
採用することができる。この場合、第2電極14を構成
する電極部材は、中空構造(空洞構造)をとる必要な
い。なお、Va族元素気体原料導入手段に、IIIa族
元素気体原料導入手段と同様な形態を採用することもで
きる。
【0059】
【0060】上記第1の実施の形態において、第1電極
12及び第2電極14の形状は、平面的(平板状)に構
成されたものであれば(第2電極の場合、プラズマ活性
種を透過する領域(穴或いは間隙)を有する)、特に制
限なく、円盤状でも、四角い盤状でも、いずれの形態を
とることができる。
【0061】上記実施の形態では、放電電力、Va族元
素原料ガスの流量、IIIa族元素の有機金属化合物ガ
ス流量等の活性化条件を変えることができ、また、複数
のIIIa族元素を含む膜を積層する場合には複数の気
体原料を混合して供給することもできる。また、ゲート
バルブ等を介して隣接する空間に基板ホルダー18及び
ヒータ20を配置することで、加熱時間を短縮し生産性
を増加させることができる。基板ホルダー18は、膜質
や膜厚を均一化するために回転機構を設けて基板16を
回転させてもよい。
【0062】また、上記実施の形態に係る本発明の窒化
物半導体の製造装置は、窒化物半導体の成膜のみなら
ず、適宜、他の種の化合物膜を成膜する装置(リモート
プラズマ装置)としても利用することができる。
【0063】なお、上記実施の形態に係る本発明の窒化
物半導体の製造装置(窒化物半導体の製造方法、リモー
トプラズマ装置)においても、限定的に解釈されるもの
ではなく、本発明の要件を満足する範囲内で実現可能で
あることは、言うまでもない。
【0064】
【実施例】以下、本発明の実施例に基づいて本発明を詳
細に説明する。 (実施例1)図1の窒化物半導体の製造装置(リモート
プラズマ装置)を用い、洗浄したサファイア基板、Si
基板(大きさ:直径8インチ[20.32cm])を基
板ホルダー18に載せ、真空排気後400℃に加熱し
た。N2ガスをガス導入管28より厚さ1mmのステン
レススティールでできた内部に空洞のある厚さ5mm直
径100mmの円盤状電極(第1電極12)に導入し
た。第1電極12には直径1mmの細孔が5mm間隔で
設けられているており、この孔からN2ガスを3000
sccm導入した。この状態で圧力は66.65Pa
(0.5Torr)であった。13.56MHzの高周
波を出力300Wにセットしチューナでマッチングを取
り、放電を行った。放電は第1電極12と第2電極14
間で起こった。第2電極14は複数の直径4mmのパイ
プ(長筒状の中空部材)の両端を、それぞれ直径4mm
のパイプに10mm間隔で連結したストライプ構造を有
し、パイプには12mm間隔で直径1mmの孔が基板1
6と対向する側に設けられているものを用いた。ガス導
入管30より0℃に保持されたトリメチルガリウム(T
MGa)に窒素でバブリングしマスフローコントローラ
ーを通して、第2電極14に導入した。そして、第2電
極14の孔から5sccm導入した。
【0065】その後、2時間成膜を行い、2つの基板共
に透明な水素化窒化ガリウムの結晶が成長できた。複数
設置したSiウエハ(基板)の干渉色は直径100mm
の範囲で同色であり、大面積な均一な膜が短時時間で成
長可能であり、高品質で高機能の半導体膜が得られるこ
とを確認した。
【0066】
【発明の効果】以上、本発明によれば、高品質で高機能
の窒化物半導体を大面積で短時間に生産することがで
き、高い生産性を有する窒化物半導体の製造装置、窒化
物半導体の製造方法を提供することができる。また、高
品質で高機能な所望とする膜を、大面積で短時間に生産
することができるリモートプラズマ装置を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施の形態に係る本発明の窒化物半導
体の製造装置(リモートプラズマ装置)の概略構成図で
ある。
【図2】 第1の実施の形態に係る本発明の窒化物半導
体の製造装置(リモートプラズマ装置)で用いた第2電
極の構成を示す概略構成図である。
【図3】 他の実施の形態に係る本発明の窒化物半導体
の製造装置(リモートプラズマ装置)の概略構成図であ
る。
【符号の説明】
10 真空槽 12 第1電極(第1電極及びVa族元素気体原料導入
手段) 14 第2電極(第1電極及びIIIa族元素気体原料
導入手段) 16 基板 18 基板ホルダー 20 ヒータ 22 支持部材 24 排気管 26 電力供給手段 28 ガス導入管 30 ガス導入管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4K030 BA38 BA55 BA56 EA06 FA01 FA03 KA14 KA15 LA14 5F045 AA04 AB09 AC07 AC08 AC09 AC12 AC15 AC16 AC17 AC19 AD05 AD06 AD07 AD08 AD09 AD10 AD11 AD12 AD13 AD14 AD15 AD16 DP03 DQ10 EF03 EF08 EH01 EH05

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 気体原料を導入し、基板上に窒化物半導
    体を成膜する窒化物半導体の製造装置であって、 互いに略平行に対向させて配置された、第1電極及びプ
    ラズマ活性種を透過する領域を有する第2電極を有し、
    当該一対の電極間にプラズマを発生させて気体原料をプ
    ラズマ活性種に活性化させるプラズマ活性化手段と、 前記第1電極及び前記第2電極間を通過し且つ前記第2
    電極方向に向かって、Va族元素を含む化合物の気体原
    料を導入するVa族気体原料導入手段と 導入された前記Va族元素を含む化合物の気体原料が前
    記第1電極及び前記第2電極間でプラズマ活性種に活性
    化される下流側から、IIIa族元素を含む有機金属化
    合物の気体原料を導入するIIIa族気体原料導入手段
    と、 を備えることを特徴とする窒化物半導体の製造装置。
  2. 【請求項2】 前記第1電極近傍に或いは当接して、前
    記Va族気体原料導入手段が配置されてなることを特徴
    とする請求項1に記載の窒化物半導体の製造装置。
  3. 【請求項3】 前記第1電極と前記Va族気体原料導入
    手段とが実質的に一体構造を有し、前記第1電極が前記
    Va族気体原料導入手段を兼ねることを特徴とする請求
    項1に記載の窒化物半導体の製造装置。
  4. 【請求項4】 前記第1電極が、気体原料導入口として
    複数の孔を設けた中空部材からなることを特徴とする請
    求項3に記載の窒化物半導体の製造装置。
  5. 【請求項5】 前記Va族気体原料導入手段における気
    体原料導入方向が、前記基板面に対して略垂直な方向で
    あることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の
    窒化物半導体の製造装置。
  6. 【請求項6】 前記第2電極と前記IIIa族気体原料
    導入手段とが実質的に一体構造を有し、前記第2電極が
    前記IIIa族気体原料導入手段を兼ねることを特徴と
    する請求項1〜5に記載の窒化物半導体の製造装置。
  7. 【請求項7】 前記第2電極が、気体原料導入口として
    複数の孔を設けた中空部材を連結及び/又は屈曲させた
    構造を有することを特徴とする請求項6に記載の窒化物
    半導体の製造装置。
  8. 【請求項8】 前記第2電極が、気体原料導入口として
    複数の孔を設けた中空部材からなる網目構造或いはスト
    ライプ構造を有することを特徴とする請求項6に記載の
    窒化物半導体の製造装置。
  9. 【請求項9】 前記第2電極が、電極部材を連結及び/
    又は屈曲させた構造を有することを特徴とする請求項1
    〜5のいずれかに記載の窒化物半導体の製造装置。
  10. 【請求項10】 前記第2電極が、電極部材からなる網
    目構造或いはストライプ構造を有することを特徴とする
    請求項1〜5のいずれかに記載の窒化物半導体の製造装
    置。
  11. 【請求項11】 前記IIIa族気体原料導入手段にお
    ける気体原料導入方向が、前記基板面に対して略平行又
    は略垂直な方向であることを特徴とする請求項1〜10
    のいずれかに記載の窒化物半導体の製造装置。
  12. 【請求項12】 前記基板が、前記第2電極を介して前
    記第1電極と略平行に対向させて配置されてなることを
    特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載の窒化物半
    導体の製造装置。
  13. 【請求項13】 プラズマ活性化手段が、高周波放電及
    び/又はマイクロ波放電により、前記第1電極と前記第
    2電極との間にプラズマを発生させる手段であることを
    特徴とする請求項1〜12のいずれかに記載の窒化物半
    導体の製造装置。
  14. 【請求項14】 請求項1〜13のいずれかに記載の窒
    化物半導体の製造装置を用いて窒化物半導体を製造する
    ことを特徴とする窒化物半導体の製造方法。
  15. 【請求項15】 気体原料を導入し、基板上に所望とす
    る膜を成膜するリモートプラズマ装置であって、 互いに略平行に対向させて配置された、第1電極及びプ
    ラズマ活性種を透過する領域を有する第2電極と、を有
    し、気体原料をプラズマ活性種に活性化させるプラズマ
    活性化手段と、 前記第1電極及び前記第2電極間を通過し且つ前記第2
    電極方向に向かって、気体原料を導入する気体原料導入
    手段と、 を備えることを特徴とするリモートプラズマ装置。
  16. 【請求項16】 前記第2電極が、電極部材を連結及び
    /又は屈曲させた構造を有することを特徴とする請求項
    15に記載のリモートプラズマ装置。
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