JP6434876B2 - 車体後部構造 - Google Patents
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Description
また、折り曲げられたリヤフレームによるガソリンタンクやIPUなどへの接触を防ぐため、リヤフレームの変形量を確保する妨げになる虞がある。
これにより、左右のリヤフレーム間に設けられたガソリンタンクやIPUなどにリヤフレームが接触することを抑え、ガソリンタンクやIPUなどを保護できる。
これにより、リヤフレームの下半部と上半部との板厚寸法を異ならせることが可能になり、リヤフレームの軽量化を図ることができる。
これにより、リヤフレームに車体後方から衝撃荷重が入力した場合、第2ソフトゾーンの上部材を起点にして第2ソフトゾーンを下方向へ谷折り状態に安定して折り曲げることができる。
これにより、左右のリヤフレーム間に設けられたガソリンタンクやIPUなどにリヤフレームが接触することを抑え、ガソリンタンクやIPUなどを保護できる。
これにより、リヤフレームの下部材と上部材との板厚寸法を異ならせることが可能になり、リヤフレームの軽量化を図ることができる。
これにより、第3ソフトゾーンの折曲がりを誘発し、かつ、第3ソフトゾーンから第2ソフトゾーン、第1ソフトゾーンへ順に上下方向に折ることができる。
そこで、請求項5において、外上稜線の第2ソフトゾーンに上凹部を設けるようにした。よって、バンパビームに車体後方から衝撃荷重が入力した場合、上凹部に応力を集中させて、外上稜線の折れ曲がりを上凹部から誘発させることができる。これにより、第2ソフトゾーンの外上稜線を内上稜線と同様に好適に折り曲げることができ、第2ソフトゾーンを安定的に折り曲げることができる。
これにより、バンパビームに車体後方から衝撃荷重が入力した場合、隣接するソフトゾーン間の折れ曲がりを防止し、第1ソフトゾーン、第2ソフトゾーン、第3ソフトゾーンでリヤフレームを確実に折り曲げることができる。
そこで、バンパビームの上ビーム部の板厚寸法を下ビーム部より大きくした。これにより、低速衝突によりバンパビームの全面に入力した衝撃荷重をバンパビームで支えることができ、リヤフレームなどの車体骨格部材の変形を防ぐことができる。
図1に示すように、車体後部構造10は、車体後部11の左右側に設けられる左リヤフレーム13および右リヤフレーム13と、左リヤフレーム13の後端部13aに設けられる左連結部14と、右リヤフレーム13の後端部13aに設けられる右連結部14と、左右の連結部14に車体後方から取り付けられるバンパビーム15と、バンパビーム15を車体後方から覆うバンパ16とを備える。
さらに、物品収納パネル17の下方にはガソリンタンク20が設けられている。
また、左リヤフレーム13および右リヤフレーム13にそれぞれサイドパネル21が設けられる。
なお、車体後部構造10は左右略対称の構造である。よって、車体後部構造10の左側部材および右側部材に同じ符号を付して左側部材について詳説し、右側部材の説明を省略する。
下部材22および上部材23は、例えば、ホットスタンプ成形で形成される。ホットスタンプ成形は、WO2015/001114号公報に開示されているように一般的に知られた技術である。
第1ソフトゾーン24が車体前方側に形成され、第3ソフトゾーン26が車体後方側に形成される。さらに、第1ソフトゾーン24および第3ソフトゾーン26間に第2ソフトゾーン25が形成される。
第1ソフトゾーン24、第2ソフトゾーン25および第3ソフトゾーン26は、引張強度500〜1000MPaに抑えられ、超高強度部31より強度の低い高強度部である。
第1ソフト移行ゾーン27、第2ソフト移行ゾーン28および第3ソフト移行ゾーン29は、引張強度(1400MPa)と引張強度(500〜1000MPa)との間で強度が緩やかに移行する強度移行部である。
底部33は、水平に配置された状態で車体前後方向へ延出され、後端部33aの近傍に底傾斜部38(図9も参照)を有する。底傾斜部38は、底部33の後端部33aから第3ソフトゾーン26にかけて上り勾配に形成される。
下内フランジ36は、下内壁34の上辺から車幅方向内側へ略水平に張り出される。下外フランジ37は、下外壁35の上辺から車幅方向外側へ略水平に張り出される。
また、底部33および下内壁34の交差により内下稜線41が車体前後方向に延びるように形成される。同様に、底部33および下外壁35の交差により外下稜線42が車体前後方向に延びるように形成される。
上内フランジ54は、上内壁52の下辺から車幅方向内側に略水平に張り出される。上外フランジ55は、上外壁53の下辺から車幅方向外側に略水平に張り出される。
また、頂部51および上内壁52の交差により内上稜線57が車体前後方向に延びるように形成される。同様に、頂部51および上外壁53の交差により外上稜線58が車体前後方向に延びるように形成される。
また、上外フランジ55および下外フランジ37が、上下の外フランジ55,37間にサイドパネル の内辺17aが介在された状態においてスポット溶接などで接合される。
左リヤフレーム13に、第1ソフトゾーン24(図3参照)、第2ソフトゾーン25および第3ソフトゾーン26が設けられる。
第1ソフトゾーン24に隣接する第1ソフト移行ゾーン27も、第1ソフトゾーン24と同様に、下部材22のみに設けられることにより断面略ハット状に形成される。
これにより、左リヤフレーム13の後端部13a(図2参照)に車体後方から衝撃荷重が入力した場合、左リヤフレーム13が第1ソフトゾーン24を起点にして上方向へ山折り状態に折り曲げられる。
第2ソフトゾーン25に隣接する第2ソフト移行ゾーン28も、第2ソフトゾーン25と同様に、左リヤフレーム13の全周に設けられることによりリング状に形成される。
これにより、左リヤフレーム13の後端部13a(図2参照)に車体後方から衝撃荷重が入力した場合、左リヤフレーム13が第2ソフトゾーン25の上部材23を起点にして下方向へ谷折り状態に折り曲げられる。
また、第2ソフトゾーン25がリング状に形成されることにより、下部材22の剛性が低く抑えられている。よって、第2ソフトゾーン25の上部材23を起点にして左リヤフレーム13が下方向へ谷折り状態に安定的に折り曲げられる。
第3ソフトゾーン26に隣接する第3ソフト移行ゾーン29も、第3ソフトゾーン26と同様に、下部材22のみに設けられることにより断面略ハット状に形成される。
これにより、左リヤフレーム13の後端部13a(図2参照)に車体後方から衝撃荷重が入力した場合、左リヤフレーム13が第3ソフトゾーン26を起点にして上方向へ山折り状態に折り曲げられる。
これにより、左リヤフレーム13が第1ソフトゾーン24、第2ソフトゾーン25および第3ソフトゾーン26で上下方向へ確実に折り曲げることができる。
これにより、左リヤフレーム13の下部材22と上部材23との板厚寸法を異ならせることが可能になり、左リヤフレーム13の軽量化を図ることができる。
このように、第3ソフトゾーン26の折曲がりを良好に誘発することにより、第3ソフトゾーン26から第2ソフトゾーン25、第1ソフトゾーン24へ順に上下方向へ好適に折り曲げることができる。
すなわち、左連結部14は後壁14aが車幅方向内側に向かうにつれて車体後方に傾斜されている。後壁14aが傾斜されることにより、左連結部14の内壁14bが外壁14cより車体後方に突出されている。さらに、内壁14bが内上稜線57の延長線上に配置され、外壁14cが外上稜線58の延長線上に配置される。
なお、左連結部14の後壁14aが車幅方向に平行に配置された構成においても、バンパビーム15の車幅方向中央15aに車体後方から衝撃荷重F1が入力した場合に、内上稜線57の荷重F2に比べて外上稜線58の荷重F3が小さくなる。
そこで、外上稜線58の第2ソフトゾーン25に上凹部65を設けるようにした。よって、外上稜線58に荷重F3が入力した場合、上凹部65に応力を集中させて、外上稜線58の折れ曲がりを上凹部65から誘発させることができる。
これにより、第2ソフトゾーン25の外上稜線58を内上稜線57と同様に好適に折り曲げることができ、第2ソフトゾーン25を安定的に折り曲げることができる。
外フランジ凸部67は、内フランジ凸部66と左右対称の部位である。すなわち、外フランジ凸部67は、下外フランジ稜線45の第2ソフトゾーン25において、左リヤフレーム13の外部75へ向けて突出するように形成される。
これにより、第2ソフトゾーン25を内フランジ凸部66および外フランジ凸部67で一層安定的に折り曲げることができる。
よって、底部33において、第1ソフトゾーン24および第2ソフトゾーン25間が前ビード68で補強される。
よって、底部33において、第2ソフトゾーン25および第3ソフトゾーン26間が後ビード69で補強される。
これにより、第1ソフトゾーン24、第2ソフトゾーン25、第3ソフトゾーン26で左リヤフレーム13を確実に折り曲げることができる。
外底凹部72は、内底凹部71と左右対称の部位である。すなわち、外底凹部72は、外下稜線42の第1ソフトゾーン24において、左リヤフレーム13の内部74へ向けて凹むように形成される。
これにより、第1ソフトゾーン24を内底凹部71および外底凹部72で安定的に折り曲げることができる。
この状態において、バンパビーム15は、車幅方向に延出され、車体後方に向けて膨出するように略湾曲状に形成される。具体的には、バンパビーム15は、ビーム前壁81、ビーム後壁82、ビーム上部83、ビーム下部84およびビーム仕切部85を有する。
ビーム前壁81は、ビーム仕切部85の上方を形成する上前壁81aと、ビーム仕切部85の下方を形成する下前壁81bとを有する。上前壁81aの板厚寸法T3が3.5mm、下前壁81bの板厚寸法T4が3.0mmである。
ビーム上部83は、ビーム前壁81の上辺およびビーム後壁82の上辺に設けられる。ビーム上部83の板厚寸法T7が4.0mmである。
前下部84aが略水平に形成され、後下部84bが傾斜状に形成される。これにより、ビーム下部84が略V字状に形成される。ビーム下部84の板厚寸法T8が2.0mmである。
ビーム仕切部85は、ビーム上部83およびビーム下部84間に配置され、ビーム前壁81およびビーム後壁82の各中央に設けられる。ビーム仕切部85の板厚寸法T9が3.0mmである。
また、ビーム前壁81の上前壁81a、ビーム後壁82の上後壁82a、ビーム上部83およびビーム仕切部85で上ビーム部87が形成される。
上ビーム部87は、上前壁81aの板厚寸法T3が3.5mm、上後壁82aの板厚寸法T5が3.5mm、ビーム上部83の板厚寸法T7が4.0mm、およびビーム仕切部85の板厚寸法T9が3.0mmである。
下ビーム部88は、下前壁81bの板厚寸法T4が3.0mm、下後壁82bの板厚寸法T6が2.0mm、およびビーム下部84の板厚寸法T8が2.0mmである。
このように、下後壁82bおよびビーム下部84の板厚寸法が2.0mmに抑えられることにより、下ビーム部88の板厚寸法が上ビーム部87より小さく形成される。
これにより、下ビーム部88から左リヤフレーム13に伝えられる荷重を下ビーム部88で調整でき、左リヤフレーム13の変形モードを調整(コントロール)できる。
そこで、バンパビーム15の上ビーム部87の板厚寸法を下ビーム部88より大きくした。これにより、低速衝突によりバンパビーム15の全面に入力した衝撃荷重F5をバンパビーム15で支えることができ、左リヤフレーム13などの車体骨格部材の変形を防ぐことができる。
これにより、バンパビーム15をSUVの高速衝突や低速衝突の両方に対応させることができる。すなわち、バンパビーム15に高速衝突性能と軽衝突性能との両性能を持たせることができる。
図11(a)に示すように、バンパ16の車幅方向中央15aに車体後方から高速衝突による比較的大きな衝撃荷重F6が入力する。バンパ16が衝撃荷重F6で潰れ、衝撃荷重F6がバンパビーム15(具体的には、下ビーム部88)に入力する。
下後壁82bやビーム下部84が変形することにより、衝撃荷重F6の一部が下ビーム部88で吸収される。一部が吸収された衝撃荷重F6が下ビーム部88および左連結部14を経て左リヤフレーム13の後端部13aに入力する。
また、第2ソフトゾーン25が左リヤフレーム13の全周にリング状に形成されている。
よって、左リヤフレーム13を上下方向に折れ曲げるように変形させることにより、ガソリンタンク20、IPU18や高電圧バッテリ19などに左リヤフレーム13が接触することを抑えることができる。これにより、ガソリンタンク20、IPU18や高電圧バッテリ19などを保護できる。
これにより、左リヤフレーム13に車体後方から入力した衝撃荷重F6(図14参照)を左リヤフレーム13の変形により良好に吸収できる。
よって、左リヤフレーム13の後端部13aに入力した衝撃荷重F6で、第3ソフトゾーン26に応力が集中する。これにより、第3ソフトゾーン26の折曲がりを誘発させて、左リヤフレーム13を第3ソフトゾーン26で山折り状態に矢印Aの如く安定的に折り曲げることができる。
これにより、前述したように、第2ソフトゾーン25の外上稜線58を内上稜線57と同様に好適に折り曲げ、第2ソフトゾーン25を安定的に折り曲げることができる。
これにより、下内フランジ稜線44および下外フランジ稜線45の折れ曲がりを各フランジ凸部66,67から誘発させて、第2ソフトゾーン25を内フランジ凸部66および外フランジ凸部67で安定的に折り曲げることができる。
これにより、第3ソフトゾーン26、第2ソフトゾーン25を折り曲げた後、第1ソフトゾーン24を安定的に折り曲げることができる。
これにより、内下稜線41および外下稜線42の折れ曲がりを各底凹部71,72から誘発させて、第1ソフトゾーン24を内底凹部71および外底凹部72で安定的に折り曲げることができる。
これにより、第1ソフトゾーン24、第2ソフトゾーン25、第3ソフトゾーン26で左リヤフレーム13を安定的に折り曲げることができる。
このように、左リヤフレーム13を上下方向に確実に変形させることにより、左リヤフレーム13の後端部13aに車体後方から入力した衝撃荷重F6を一層良好に吸収できる。
図15(a)に示すように、バンパビーム15は車両後方からバンパ16で覆われている。よって、SUVを後進低速走行で車庫入れ中にバンパ16が壁部91などに低速衝突した場合、バンパ16に比較的微小な衝撃荷重F7が入力する。
衝撃荷重F7でバンパ16の全体が潰れ、衝撃荷重F7がバンパ16を経てバンパビーム15(特に、上ビーム部87)の全面に入力する。
これにより、左リヤフレーム13などの車体骨格部材の変形を防ぐことができる。
図16(a)、図16(b)に示すように、左リヤフレーム100は、実施例1の左リヤフレーム13を一体形の部材に代えたもので、その他の構成は実施例1の左リヤフレーム13と略同様である。
内壁101、外壁102、頂部103および底部104で左リヤフレーム100が略矩形状の閉断面に形成される。
左リヤフレーム100は、実施例1の下部材22および上部材23と同様に、ホットスタンプ成形で形成される。
さらに、第1ソフトゾーン106の前側および後側に隣接して第1ソフト移行ゾーン111が設けられる。第2ソフトゾーン107の前側および後側に隣接して第2ソフト移行ゾーン112が設けられる。第3ソフトゾーン108の前側および後側に隣接して第3ソフト移行ゾーン113が設けられる。
第1ソフトゾーン106、第2ソフトゾーン107および第3ソフトゾーン108は、引張強度500〜1000MPaに抑えられ、超高強度部115より強度の低い高強度部である。
第1ソフト移行ゾーン111、第2ソフト移行ゾーン112および第3ソフト移行ゾーン113は、引張強度(1400MPa)および引張強度(500〜1000MPa)間で強度が緩やかに移行する強度移行部である。
外壁102は、外壁102の上半部を形成して板厚寸法T10の上外壁102aと、外壁102の下半部を形成して板厚寸法T11の下外壁102bとを有する。
頂部103は、上内壁101aおよび上外壁102aと同様に、板厚寸法T10に形成される。
これにより、左リヤフレーム100の後端部100aから第3ソフトゾーン108にかけて左リヤフレーム100の閉断面の断面積が連続的に小さく形成される。
下半部122は、上半部121の表面に対して左リヤフレーム100の外側に膨出されている。すなわち、下半部122の板厚寸法T11が上半部121の板厚寸法T10より大きい。
また、下半部122の後端部寄りに第3ソフトゾーン108および第3ソフト移行ゾーン113が断面略U字状に形成される。
さらに、左リヤフレーム100(すなわち、下半部122および上半部121)の中央で、かつ左リヤフレーム100の全周に、第2ソフトゾーン107および第2ソフト移行ゾーン112がリング状に形成される。
さらに、内壁101および底部104の交差により内下稜線127が車体前後方向に延びるように形成される。同様に、外壁102および底部104の交差により外下稜線128が車体前後方向に延びるように形成される。
また、内下稜線127において、第1ソフトゾーン106に内底凹部133が形成される。同様に、外下稜線128において、第1ソフトゾーン106に外底凹部134が形成される。内底凹部133および外底凹部134は、実施例1の内底凹部71および外底凹部72と同様の役割を果たす部位である。
さらに、左リヤフレーム100の底部104に前ビード136および後ビード137が形成される。前ビード136および後ビード137は、実施例1の前ビード68および後ビード69と同様の役割を果たす部位である。
このように、左リヤフレーム100を上下方向に変形させることにより、左リヤフレーム100の後端部100aに入力した衝撃荷重F8を左リヤフレーム100で良好に吸収できる。
これにより、左リヤフレーム100を、実施例1と同様に、上下方向に確実に折り曲げて変形させることができる。
図17に示すように、左リヤフレーム140は、実施例2の左リヤフレーム100(具体的には、下半部122)を内側に膨出させたもので、その他の構成は実施例2の左リヤフレーム100と略同様である。
左リヤフレーム140は、下半部142が上半部121の内面に対して左リヤフレーム140の内側に膨出されている。よって、下半部142の板厚寸法T13が上半部121の板厚寸法T12より大きくなる。
加えて、下半部142を上半部121の内面から左リヤフレーム140の内側に膨出させることにより、左リヤフレーム140の内壁144および外壁145の表面を平坦にできる。これにより、左リヤフレーム140の外観性を高めることができる。
例えば、前記実施例1〜前記実施例3では、車体後部構造10をSUVに適用した例について説明したが、これに限らないで、車体後部構造10を通常の自動車に適用させることも可能である。
13,100,140 左右のリヤフレーム(リヤフレーム)
13a 左リヤフレームの後端部(リヤフレームの後端部)
15 バンパビーム
22 下部材
23 上部材
24,106 第1ソフトゾーン
25,107 第2ソフトゾーン
26,108 第3ソフトゾーン
31,115 超高強度部(リヤフレームの他の部位)
33,104 底部
34 下内壁
35 下外壁
36 下内フランジ
37 下外フランジ
38,117 底傾斜部
41,127 内下稜線
42,128 外下稜線
44 下内フランジ稜線(内フランジ稜線)
45 下外フランジ稜線(外フランジ稜線)
51 頂部
52 上内壁
53 上外壁
54 上内フランジ
55 上外フランジ
57,124 内上稜線
58,125 外上稜線
65,131 上凹部
66 内フランジ凸部(フランジ凸部)
67 外フランジ凸部(フランジ凸部)
68,136 前ビード(ビード)
69,137 後ビード(ビード)
71,133 内底凹部(底凹部)
72,134 外底凹部(底凹部)
74 左リヤフレームの内部
81 ビーム前壁
81a ビーム前壁の上前壁
81b ビーム前壁の下前壁
82 ビーム後壁
82a ビーム後壁の上後壁
82b ビーム後壁の下後壁
83 ビーム上部
84 ビーム下部
85 ビーム仕切部
87 上ビーム部
88 下ビーム部
121 上半部
122,142 下半部
T1 下部材の板厚寸法
T2 上部材の板厚寸法
T10,T12 上半部の板厚寸法
T11,T13 下半部の板厚寸法
W1,W4 第1ソフトゾーンの幅寸法
W2 第2ソフトゾーンの幅寸法
W3 第3ソフトゾーンの幅寸法
Claims (9)
- 車体後部の左右側に配置されて車体前後方向に延び、閉断面に形成されるリヤフレームと、
前記リヤフレームのそれぞれの後端部に架け渡されることにより車幅方向に延びるバンパビームと、を備える車体後部構造において、
前記リヤフレームは、
該リヤフレームの下半部が上半部より大きな板厚寸法に形成され、
前記リヤフレームに車体前方から車体後方へ順に離間するように設けられ、かつ、前記リヤフレームの他の部位より強度の低い第1ソフトゾーン、第2ソフトゾーンおよび第3ソフトゾーンを有し、
前記第1ソフトゾーンおよび第3ソフトゾーン間に第2ソフトゾーンが配置され、
第2ソフトゾーンは、前記リヤフレームの全周にリング状に設けられ、
前記第1ソフトゾーンおよび第3ソフトゾーンは、前記リヤフレームの下半部に設けられることを特徴とする車体後部構造。 - 前記リヤフレームは、
前記下半部が下部材で形成され、前記上半部が上部材で形成されることにより、
前記下部材および前記上部材に2分割され、
該上部材が前記下部材に上方から設けられることにより、前記下部材および前記上部材で前記閉断面が形成される請求項1記載の車体後部構造。 - 前記リヤフレームは、
前記リヤフレームの後端部から前記第3ソフトゾーンにかけて前記閉断面の断面積を連続的に小さくする請求項1または請求項2記載の車体後部構造。 - 前記第1ソフトゾーンは、
前記第2ソフトゾーンおよび前記第3ソフトゾーンより車体前後方向の幅寸法が大きい請求項1〜3のいずれか1項記載の車体後部構造。 - 前記上部材は、
車体前後方向に延びる頂部と、
該頂部の内辺から下方向へ張り出される上内壁と、
前記頂部の外辺から下方向へ張り出される上外壁と、
前記上内壁の下辺から車幅方向内側に張り出される上内フランジと、
前記上外壁の下辺から車幅方向外側に張り出される上外フランジと、を有し、
前記頂部、前記上内壁、前記上外壁、前記上内フランジおよび前記上外フランジで前記上部材が上方向へ膨出する断面略ハット状に形成され、
前記頂部および前記上内壁の交差により車体前後方向に延びる内上稜線が形成され、
前記頂部および前記上外壁の交差により車体前後方向に延びる外上稜線が形成され、
該外上稜線の前記第2ソフトゾーンに、前記リヤフレームの内部へ向けて凹む上凹部が設けられる請求項2記載の車体後部構造。 - 前記下部材は、
車体前後方向に延びる底部と、
該底部の内辺から上方向へ張り出される下内壁と、
前記底部の外辺から上方向へ張り出される下外壁と、
前記下内壁の上辺から車幅方向内側に張り出される下内フランジと、
前記下外壁の上辺から車幅方向外側に張り出される下外フランジと、を有し、
前記底部、前記下内壁、前記下外壁、前記下内フランジおよび前記下外フランジで前記下部材が下方向へ膨出する断面略ハット状に形成され、
前記下内壁および前記下内フランジの交差により車体前後方向に延びる内フランジ稜線が形成され、
前記下外壁および前記下外フランジの交差により車体前後方向に延びる外フランジ稜線が形成され、
前記内フランジ稜線、前記外フランジ稜線は、
前記第2ソフトゾーンに、前記リヤフレームの外部へ向けて突出するフランジ凸部が設けられる請求項2または請求項5記載の車体後部構造。 - 前記下部材は、
該下部材の底部において、前記第1ソフトゾーン、前記第2ソフトゾーン、前記第3ソフトゾーンのうち、隣接するソフトゾーン間に車体前後方向へ延びるビードが設けられる請求項2、請求項5または請求項6記載の車体後部構造。 - 前記下部材は、
前記底部および前記下内壁の交差により車体前後方向に延びる内下稜線が形成され、
前記底部および前記下外壁の交差により車体前後方向に延びる外下稜線が形成され、
前記内下稜線、前記外下稜線は、
前記第1ソフトゾーンに、前記リヤフレームの内部へ向けて凹む底凹部が設けられる請求項6記載の車体後部構造。 - 前記バンパビームは、
車体前方に設けられるビーム前壁と、
該ビーム前壁の車体後方に設けられるビーム後壁と、
前記ビーム前壁および前記ビーム後壁の各上辺に設けられたビーム上部と、
前記ビーム前壁および前記ビーム後壁の各下辺に設けられたビーム下部と、
前記ビーム上部および前記ビーム下部間に配置され、前記ビーム前壁および前記ビーム後壁の各中央に設けられるビーム仕切部と、を有し、
前記ビーム前壁、前記ビーム後壁、前記ビーム上部、前記ビーム下部および前記ビーム仕切部で前記バンパビームが断面略8の字状に形成され、
前記ビーム前壁のうち前記ビーム仕切部の上方の上前壁、前記ビーム後壁のうち前記ビーム仕切部の上方の上後壁、前記ビーム上部および前記ビーム仕切部で上ビーム部が形成され、
前記ビーム前壁のうち前記ビーム仕切部の下方の下前壁、前記ビーム後壁のうち前記ビーム仕切部の下方の下後壁および前記ビーム下部で下ビーム部が形成され、
前記下ビーム部の板厚寸法が前記上ビーム部より小さい請求項1〜8のいずれか1項記載の車体後部構造。
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