JP5264699B2 - 車体前部構造 - Google Patents
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Description
また、フロントサイドフレームの外側に配置される前輪タイヤについても、急旋回時やバンプ時に転舵状態で前輪タイヤが車幅方向に傾斜したときに、その前輪タイヤがフロントサイドフレームと干渉するのを回避するために、フロントサイドフレームに対して充分に外側に配置しなければならなかった。
請求項1に係る発明は、エンジルームの左右両側に、車体前後方向に延出するフロントサイドフレーム(例えば、実施形態におけるフロントサイドフレーム15)が配置される車体前部構造において、前記左右の各フロントサイドフレームは、上部フレーム部材(例えば、実施形態における上部フレーム部材15A)と、この上部フレーム部材の下方に配置される下部フレーム部材(例えば、実施形態における下部フレーム部材15B)とから成り、前記各フロントサイドフレームの上部フレーム部材は、後端部がダッシュボードロア・クロスメンバ(例えば、実施形態におけるダッシュボードロア・クロスメンバ20)に結合され、前記各フロントサイドフレームの下部フレーム部材は、後端部がダッシュボードロア(例えば、実施形態におけるダッシュボードロア33)に沿って下方に湾曲し、車室の下方に車体前後方向に沿って配置されるフロアフレーム(例えば、実施形態におけるフロアフレーム21)に結合され、前記上部フレーム部材と下部フレーム部材は、少なくとも一つの面に長手方向に沿って延出する補強溝(例えば、実施形態における補強溝32)を有する多角形閉断面に形成され、前記下部フレーム部材は前記上部フレーム部材よりも車幅方向の断面幅が狭く、エンジン及び/またはトランスミッションの一部(例えば、実施形態におけるトランスミッションM)の外側突起部を逃げるように、前記上部フレーム部材に対して幅方向外側にオフセットしていることを特徴とするものである。
最初に、図1〜図4に示す第1の実施形態について説明する。なお、以下で説明する各実施形態においては、同一部分に共通符号を付して重複する説明を省略するものとする。
図1は、この実施形態に係る車両1の骨格部を示す斜視図である。
この実施形態の車両1はセダン型の車両であり、車室2の前後にエンジンルーム3とトランクルーム4が設けられ、車室2内には前席スペースと後席スペースが確保されている。
また、前部ピラー管30Aと後部ピラー管30Bの側壁の少なくとも一面には、強度及び剛性を高めるための長手方向に沿う補強溝31がロールフォーム成形によって形成されている。
なお、図1中、23は、エンジンルーム3の前部上端側において左右のアッパメンバ19を連結する略コ字状のフロントバルクヘッドアッパであり、24は、フロントバルクヘッドアッパ23に結合されてラジエータ収納部を形成するフロントバルクヘッドロアである。また、車両1の前部下方まで延出した左右のアッパメンバ19の前端部は、別体の連結部材25を介してフロントサイドフレーム15の前端部の側面に結合されている。
左右の各フロントサイドフレーム15は、これらの図にも示すように、上部フレーム部材15Aと、上部フレーム部材15Aの下面に接合される下部フレーム部材15Bとから構成されている。これらのフレーム部材15A,15Bは、両者の接合面を除く三面に補強溝32を有する略方形状の閉断面に形成されている。そして、これらのフレーム部材15A,15Bは、スチール、アルミ、マグネシウム等の金属材料を用いてロールフォーム成形によって角筒状の略一定断面に成形された後、特開2007−83304号公報に開示される三次元曲げ成形によって後縁部が所定形状に曲げられている。
この実施形態の車両の基本的な構造は、図1に示す第1の実施形態のものとほぼ同様であるが、左右のフロントサイドフレーム115の構造が異なっている。したがって、以下ではこの相違点についてのみ説明する。
フロントサイドフレーム115は、第1の実施形態と同様に、上部フレーム部材15Aと、それよりも車幅方向の断面幅の狭い下部フレーム部材115Bとからなるが、下部フレーム部材115Bは、その一部のみが上部フレーム部材15Aに対して車幅方向外側にオフセットし、他の領域は上部フレーム部材15Aに対して逆に車幅方向内側にオフセットして配置されている。
なお、この実施形態の場合も、下部フレーム部材115Bは、三次元曲げ成形の際に局部的に焼きなまし処理を行うことにより、衝撃荷重の入力時に屈曲すべき箇所を低強度にすることが望ましい。
そして、この車体前部構造においては、断面幅の狭い下部フレーム部材115Bが前輪タイヤFWの変位領域を避けるように配置されているため、前輪タイヤFWを左右のフロントサイドフレーム115に充分に近接させ、トレッドと車幅を縮小することができる。
また、上記の実施形態においては、上部フレーム部材15Aと下部フレーム部材15B,115Bはフランジの無い断面形状とされているが、接合部を除く面や角部にフランジを設けるようにしても良い。
15…フロントサイドフレーム
15A…上部フレーム部材
15B…下部フレーム部材
20…ダッシュボードロア・クロスメンバ
21…フロアフレーム
32…補強溝
33…ダッシュボードロア
115B…下部フレーム部材
FW…前輪タイヤ
M…トランスミッション
Claims (3)
- エンジルームの左右両側に、車体前後方向に延出するフロントサイドフレームが配置される車体前部構造において、
前記左右の各フロントサイドフレームは、上部フレーム部材と、この上部フレーム部材の下方に配置される下部フレーム部材とから成り、
前記各フロントサイドフレームの上部フレーム部材は、後端部がダッシュボードロア・クロスメンバに結合され、
前記各フロントサイドフレームの下部フレーム部材は、後端部がダッシュボードロアに沿って下方に湾曲し、車室の下方に車体前後方向に沿って配置されるフロアフレームに結合され、
前記上部フレーム部材と下部フレーム部材は、少なくとも一つの面に長手方向に沿って延出する補強溝を有する多角形閉断面に形成され、
前記下部フレーム部材は前記上部フレーム部材よりも車幅方向の断面幅が狭く、エンジン及び/またはトランスミッションを逃げるように、前記上部フレーム部材に対して幅方向外側にオフセットしていることを特徴とする車体前部構造。 - エンジルームの左右両側に、車体前後方向に延出するフロントサイドフレームが配置される車体前部構造において、
前記左右の各フロントサイドフレームは、上部フレーム部材と、この上部フレーム部材の下方に配置される下部フレーム部材とから成り、
前記各フロントサイドフレームの上部フレーム部材は、後端部がダッシュボードロア・クロスメンバに結合され、
前記各フロントサイドフレームの下部フレーム部材は、後端部がダッシュボードロアに沿って下方に湾曲し、車室の下方に車体前後方向に沿って配置されるフロアフレームに結合され、
前記上部フレーム部材と下部フレーム部材は、少なくとも一つの面に長手方向に沿って延出する補強溝を有する多角形閉断面に形成され、
前記下部フレーム部材は前記上部フレーム部材よりも車幅方向の断面幅が狭く、前輪タイヤの変位領域を逃げるように、前記上部フレーム部材に対して少なくとも一部が幅方向内側にオフセットしていることを特徴とする車体前部構造。 - 前記下部フレームは、三次元曲げ成形によって所定形状に形成され、この三次元曲げ成形の際の局部的な焼きなまし処理により、衝撃荷重の入力時に屈曲すべき箇所が低強度にされていることを特徴とする請求項1または2に記載の車体前部構造。
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